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【就活】面接で魅力的な自己紹介をするには?ポイント・例文を紹介
最終更新日:2022年01月19日
面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)
面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)
面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)
面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)
面接の練習(練習方法・ポイント)
面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載)
インターン・本選考含め、面接では様々な質問が課されますが、一番最初に聞かれる質問と言えば"自己紹介"でしょう。
しかし、「この質問にはどのように答えればよいだろう?どんな逆質問をするべきなのか?」ばかり考えてしまい、この自己紹介を軽視している就活生が一定数いるのも事実です。
そこで本記事では、「面接における自己紹介のあれこれ」を解説していきます。
自己紹介と自己PRの違い、例文・ポイントなど、この記事一つで「面接における自己紹介」を網羅することができる内容となっていますので、順番に読み進めていただければと思います。
- 本記事の構成
- 面接における自己紹介とは
- 面接で自己紹介を聞く企業側の意図・目的
- 面接における自己紹介と自己PRの違い
- 面接の自己紹介で話すべき内容とは
- 面接では、どんな回答が求められているのかを理解した上で自己紹介をする
- 時間別の自己紹介例文とポイント
Ⅼ面接の自己紹介を30秒でまとめる方法:例文とポイント
Ⅼ面接の自己紹介を1分でまとめる方法:例文とポイント
Ⅼ面接の自己紹介を3分でまとめる方法:ポイント - まとめ
面接における自己紹介とは
就活における自己紹介は、「面接の一番最初に話す内容」であることが多いです。
具体的な内容としては、"大学名・氏名・大学時代に取り組んできたこと"などが一般的です。
もちろん企業によって多少の違いはありますが、上記のように認識していただければと思います。
面接で自己紹介を聞く企業側の意図・目的
続いては「なぜ企業側は面接で自己紹介を聞くのか?」という疑問にお答えしようと思います。
就活生の方の中には、「エントリーシート(ES)や履歴書を見ればその人のことはだいたい分かるのに、なぜ面接で改めて自己紹介をさせるの?」など疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、企業側が面接で改めて自己紹介を聞くことには意図・目的があり、それは以下の2点に大別されます。
- 本人確認をするため
- アイスブレイクをするため
- 直接的に自己紹介を聞くことで、就活生の人柄をより詳細に把握するため
本人確認をするため
当たり前の内容ではありますが、本人確認をすることも自己紹介の目的の一つとなります。
「面接官が見ていたESが、面接に来た就活生のものではなかった!」などというミスを引き起こさないために、面接の最初で自己紹介をしてもらうという目的があります。
アイスブレイクをするため
全ての面接がそうである訳ではありませんが、面接における自己紹介は「アイスブレイク」の意味で用いられることがあります。
選考の場であるといえど、「面接は面接官と就活生とのコミュニケーションの場」でもあります。また、円滑にコミュニケーションを取ることは、「就活生の人柄・スペック」を適切に把握することにも繋がります。
その状況を作り出すためにも、企業側はアイスブレイクの意味で自己紹介の場を設け、その後の質問・逆質問に繋げたいという狙いがあるという訳です。
直接的に自己紹介を聞くことで、就活生の人柄をより詳細に把握するため
就活生が面接の場で話す自己紹介の内容は、ESや履歴書に記載した内容と類似する場合も往々にしてあります。
しかし、ESや履歴書などの文面上での自己紹介と、面接の場で直接伝えられる自己紹介では、受け取り手(面接官)の印象は変わる場合があります。
もちろん、面接の場にて直接伝えられた方が適切に就活生の人柄を把握できますので、企業側は面接の場で改めて自己紹介を聞くという訳です。
人柄の具体例を挙げるのであれば、「ハキハキと元気に話せているか?・笑顔で面接に臨んでいるか?」といった印象面をかなり見られています。
自己紹介は面接の一番最初で課されることが多く、自己紹介での受け答えで与える印象がその後の面接にも大きな影響を与えますので、そういった意味でも人柄は見られていると言えるでしょう。
面接における自己紹介と自己PRの違い
自己紹介と混同されやすいものに「自己PR」があります。
実際に、自己紹介と自己PRの違いについて「なんとなくはわかるけどはっきりとはわからない」というような就活生もいるのではないでしょうか。
自己紹介と自己PRは全くの別物となるため、企業はそれぞれに別の内容を求めています。
面接官から良い評価を得るためにもそれぞれの違いについて理解しておく必要があるため、以下で詳しく解説していきます。
自己紹介
自己紹介の目的は自分という人間に興味を持ってもらうことです。
つまり、自己PRのように自分を売り込むのではなく、「自分のことを知ってもらう」というスタンスになるため、自分の基本的な情報を答えるようにしましょう。
ここで言う基本的な情報とは「氏名、学校名・学部・学科・学年、学生時代取り組んできたこと」などのことを指します。
自己紹介をする際は、初対面の人との最初のコミュニケーションになるため、笑顔でハキハキ話すよう心がけましょう。
自己PR
自己PRの目的は企業に自分をアピールすることです。
ただ長所をアピールするのではなく、企業の求める人材像に沿った長所をアピールすることが大切です。
自己PRについては以下の記事で詳しく解説しています。
【新卒】自己PRとは?意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違いを解説
→自己PRは面接で必ず聞かれます。企業が聞く意図はもちろんのこと、自己PRする際の論理的な構成や例文を解説しています。
面接の自己紹介で話すべき内容とは
ここからは「より実践的な内容」を紹介していきます。
まずは、「そもそも自己紹介ではどんなことを話せばよいのか?」という疑問に回答します。
全ての面接で同様の項目を話せばよいという訳ではありませんが、基本的には以下の4点の内容を話すべきであると言われています。
- 個人情報(氏名/大学/学部/学科/学年)
- 学生時代(大学生時代)に取り組んできた活動
- (最後の)挨拶
- その他
個人情報(氏名/大学/学部/学科/学年)
自己紹介ではまず最初に基本情報を伝えます。
この項目では特段ポイントなどはありませんが、「声の大きさ・表情」などの印象面はしっかりと意識しておくべきでしょう。
自己紹介は面接の最初に話すべき内容、その自己紹介の中で最初に話す内容が「氏名・大学/学部/学科/学年」になりますので、第一印象で良い印象を持ってもらえることを心掛けましょう。
学生時代(大学生時代)に取り組んできた活動
エントリーシート(ES)に記載した内容を丸々話す必要はありませんが、自己紹介では「学生時代(大学生時代)に取り組んできた活動」が一般的です。
いわゆる「ガクチカ」を伝えることが多く、学業(ゼミ/研究)・サークル・アルバイト・部活動など、学生時代(大学生時代)に取り組んできた活動を端的に伝えましょう。
ただ、上述したとおり、自己紹介の際に「取り組んできた活動」を長々と話す必要はありません。
ガクチカは別途の質問で聞かれる可能性が高いですし、自己紹介の内容を深堀りされることはめったにありませんので、基本的には"軽く紹介する"程度に留めておきましょう。
(最後の)挨拶
こちらも当たり前の内容にはなりますが、自己紹介を締める際は挨拶で締めるようにしましょう。
特別なことを言う必要はありませんので、「本日はよろしくお願い致します。」としっかりと伝えましょう。
いずれにせよ、面接官は自己紹介の段階から就活生のことを見ていますので、最後の最後まで気を抜かないよう取り組んでいただければと思います。
その他
マストではないですが、自己紹介で話すべき内容としては以下のようなものもあります。
●人柄・性格
●自己PR・長所
●趣味・特技
●(学生時代に取り組んできた活動で学業以外の話をした場合、)学業面で取り組んだこと
自己紹介の時間に余裕があれば、上記の内容を話してもみるのも良いでしょう。
ただ、「どれだけ多くのテーマを話すことができるか」を意識しすぎるばかり、「結局、自分がどういう人物であるかを思うように伝えることができなかった」となってしまっては本末転倒です。
「話すテーマの量」ではなく「自分という人間をより理解してもらうには、どんなことを話せばいいか?」という観点を念頭においた上で自己紹介に臨むのが良いでしょう。
面接では、どんな回答が求められているのかを理解した上で自己紹介をする
上記で「自己紹介で話すべき内容」を紹介しましたが、全ての業界・企業共通でその内容を話せば良いというものではありません。
当たり前ですが、「面接官から回答条件を指定された際は、それに沿って適当な回答をする」ことが大前提となります。
具体例を挙げるのであれば、「名前・大学名・学部・その学部で何を学んだのかを教えてください」と面接官に言われたにも関わらず、「サークルで副会長を務め、~。3年間●●部で活動し、全国大会出場を目指して~。」などと話してしまうとマイナス評価を受ける可能性があるということです。
限られた時間の中で自分自身を最大限アピールしたい気持ちは分かりますが、「回答条件を満たした上で」という大前提があった上でのものということを理解していただければと思います。
また、再三お伝えしている内容にはなりますが自己紹介では「印象面」をかなり見られています。
回答内容の質ももちろん重要ですが、「ハキハキと元気に話す・笑顔で面接に臨む」などの基礎的な部分は最低限意識するように心掛けましょう。
【これから面接を受ける人必見!】面接における自己紹介の重要性
→就活生による実際の体験談をもとに、自己紹介の重要性を紹介した記事です。良い意味で印象に残った自己紹介・悪い意味で印象に残った自己紹介も掲載しています。
時間別の自己紹介例文とポイント
自己紹介の時間に関しては、「30秒・1分・3分」のいずれかの指定時間で課される場合がほとんどと言われています。
そこでここからは、各時間の中でどのように自己紹介をまとめればよいかを解説していきます。
具体的な文字数や話すべき要素などと共に例文とポイントを紹介しているので、自身の自己紹介の参考にしてみて下さい。
面接の自己紹介を30秒でまとめる方法:例文とポイント
まずは「30秒の自己紹介の例文」から紹介していきます。
30秒の自己紹介の例文
私は現在、経営学を学ぶゼミに所属しています。これまでには、地元企業と提携した産学連携の取り組み、ビジネスプランコンテストへの参加といった活動に取り組んできました。また、先月行われたビジネスプランコンテストでは、参加50チーム中3位という成績を挙げることができました。
本日はよろしくお願い致します。
30秒の自己紹介のポイント
30秒の自己紹介では、「150~200文字」程度の文量が目安と言われています。
そのため、ダラダラと冗長に話すのではなく、簡潔に「最低限話すべき内容」だけを話すようにしましょう。
内容に関しても、「基本情報(名前・大学名など)・学生時代の主な取り組み・最後の挨拶」だけで問題ないでしょう。
面接の自己紹介を1分でまとめる方法:例文とポイント
続いては「1分の自己紹介」の例文とポイントを紹介していきます。
1分の自己紹介の例文
私は現在、経営学を学ぶゼミに所属しています。これまでには、地元企業と提携した産学連携の取り組み、ビジネスプランコンテストへの参加といった活動に取り組んできました。
地元企業と提携した産学連携の取り組みでは、◯◯会社という地元の特産品を扱う会社と提携し、大学近辺の商店街の活性化に向けた取り組みを行いました。
また、先月はビジネスプランコンテストに参加し、約500名の聴衆の前で発表をしました。持ち前の明るさと入念な準備の成果もあり、参加50チーム中3位という成績を挙げることができました。
本日はよろしくお願い致します。
1分の自己紹介のポイント
1分の自己紹介では、「300文字」程度の文量が目安と言われています。
30秒に比べ、時間・文量ともにかなり余裕がありますが、「時間に余裕があるから、できるだけ多くの話題を話そう!」などと思う必要はありません。
30秒の自己紹介と同様、「基本情報(名前・大学名など)・学生時代の主な取り組み・最後の挨拶」の3要素だけでも問題ありません。
話題を増やすにしても一つ(学生時代の主な取り組み+長所・性格など)に留めておくのが望ましいでしょう。
面接の自己紹介を3分でまとめる方法:ポイント
3分の自己紹介の場合は、30秒・1分の場合と少し異なります。
まず大前提、3分といった比較的長時間の自己紹介を指定された場合は、面接官から「この内容とこの内容を話してください」といった条件が課されることが多いです。
そのため、まずは面接官から与えられた条件に沿って話すことが基本となります。
ただもちろん、条件が与えられない場合もあります。条件指定がない場合は、面接官に「自己紹介で話すべきテーマ」を質問しても問題ありません。
というのも、3分といった長時間の自己紹介で見当違い(面接官が求めていなかった内容)の回答をしてしまうと、面接官・就活生双方にとって無意味な時間を発生させてしまうためです。
「質問することはNG!」などと考えている就活生の方もいるかもしれませんが、質問すること自体は全く問題ありません。迷った際は、「どんなことを話せばいいですか?学生時代頑張ったことを話してもいいですか?」などと質問してみましょう。
3分の自己紹介では、「1,000文字」程度の文量が目安と言われています。
1,000文字程度と余裕はありますが、多くの話題を出す必要はなく、あくまでも"面接官に興味を持ってもらい、のちの質問に繋げる"ことを意識しましょう。
まとめ
本記事では、"面接における自己紹介"を解説しました。
自己紹介を軽視している就活生は意外と多く、おまけ程度に捉えている方もいるかもしれませんが、適切な自己紹介の仕方を理解しておくことは非常に重要となります。
自己紹介は面接で一番最初に話す内容でもあり、「印象面」に大きな影響を与える場になりますので、正しく理解・準備していただければと思います。
面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)
面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)
面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)
面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)
面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)
面接の練習(練習方法・ポイント)
面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)
面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載)
また、こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく紹介していますので、併せてご覧ください。
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