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【ガクチカとは】自己PRとの違い・評価基準・質問される理由を解説
最終更新日:2022年05月18日
就活用語として定番であり、多くの企業の選考で用いられる"ガクチカ"
ガクチカという言葉は知っていても、「ガクチカはどのようにすれば高い評価を得ることができるの?」、「自己PRとの違いは何?」など、疑問を持っている就活生も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、「ガクチカに関する基本的な情報」をまとめて紹介します。
"「ガクチカとは」という基礎の部分から「ES・面接でガクチカを聞く理由・評価基準」、「自己PRとの違い」"まで、幅広く解説していますので、本記事を通して「ガクチカの基本的な部分」を理解していただければと思います。
ガクチカとは
ガクチカとは"学生時代頑張ったこと・学生時代力を入れたこと"の略称です。
ガクチカは「志望動機・自己PR」と並び、ES(エントリーシート)・面接で頻出の質問となっています。
実際の選考では、「学生時代に最も打ち込んだことは何ですか?」、「大学生時代に最も熱中して取り組んだことは何ですか?」など、質問の仕方は違えどほとんどの企業の選考で聞かれるものです。
ガクチカの意味を理解したところで、続いては「選考でガクチカを聞かれる理由」を解説します。
ES・面接でガクチカを聞く理由
「ガクチカ」という就活用語が作られるほど、「学生時代頑張ったこと・学生時代力を入れたこと」は頻出質問になりますが、"なぜES・面接では必ずといっていいほどガクチカを聞かれるのか?"と疑問を抱く就活生も多いのではないでしょうか。
当然ですがその背景には明確な理由が存在し、その理由は以下の2つに大別されます。
- 経験自体のレベル・スペックを把握するため
- 自社に合う・マッチする人材かどうか知るため
経験自体のレベル・スペックを把握するため
ガクチカを聞く理由の1つ目は、簡単に言えば「どれだけすごい経験をしているか」、すなわち"経験そのもののレベルの高さを知りたい"ということです。
学生時代から「並の学生では取り組めないような経験・輝かしい実績を残している」のであれば、当然その経験自体が評価の対象となります。
例えば、「所属している部活動で全国大会優勝・海外の学会に参加し表彰された」などの経験が該当するでしょう。
実際に、レベルの高い経験をしている就活生からは「その背景にある努力・挑戦しようとした気概」などを感じ取ることができます。
学生時代に何か大きな目標に向かって取り組み、その上で素晴らしい実績を残しているということは、その時点で「この就活生は優秀だな」と企業から評価されるのは当然と言えるでしょう。
自社に合う・マッチする人材かどうか知るため
ガクチカの判断基準には優秀さ・スキルの高さ以外で"自社にマッチしている人材か・一緒に働きたいと思う人材か"というものもあります。
1つ目の「経験自体のレベル・スペックを把握する」という理由が、基本的に「優秀さ・スキルの高さ」があるかどうかという判断基準に基づいているのに対し、こちらは「自社との相性」を見極めたいという意図があります。
ガクチカでの内容をもとに、「この場面でこのように行動したのであれば、うちではこのように活躍してくれるだろうな」といったことを読み取ろうと企業側は考えています。
例えば、論理的思考力が求められると言われているコンサルティングファームであれば、「この場面でこのように思考し、行動したのか。それならば、コンサルタントの職種においてもこのように思考し、クライアントの課題解決に努めることができるだろう。」という印象を与えることができます。
特に「年功序列・終身雇用」が根強い日系大手では、こちらの判断基準が重視される傾向にあるため、意識して選考に臨んでいただければと思います。
ガクチカの評価基準
ここでは、先ほどの「ES・面接でガクチカを聞く理由」をもとに「ガクチカの評価基準」を解説していきます。
ガクチカでは「どのような経験を積んできたか」に焦点を置きがちですが、企業側はそれ以外でも様々な評価基準を持ち、包括的に「就活生のガクチカ」を評価しています。
その評価基準は、以下の3つに大別されると考えています。
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ガクチカと自己PRの違い
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ガクチカは複数用意しておくべき
ガクチカに関するESの設問は、ほとんどの企業では「一つのエピソードについて書く形式」になっています。
しかし、基本的に"ガクチカのエピソードは複数用意しておくべき"だと考えています。
その理由として以下の2点が挙げられます。
- ウケるエピソードは「業界・企業・採用担当」によって異なるため
- ガクチカの精度を「量・質」ともに高めることができる
ウケるエピソードは「業界・企業・採用担当」によって異なるため
先ほども述べた通り、ガクチカは多くの企業の面接で聞かれる質問になります。
面接では企業の採用担当・現場社員に向けてガクチカを伝えることになりますが、いくら志望企業の社員のだといっても、言ってしまえば「一人の人間」です。
企業側で共通の評価基準を設定し、面接官同士で共有していたとしても、どのエピソードが評価されるかはその人の感じ方次第だと考えています。
つまり、自分の中ではサブエピソード程度に考えていた経験が、"メインエピソードとして用意していたものよりもうまく話せた・面接官の反応が良かった”ということも往々にして起こりえます。
例えば、「ゼミのエピソードを用いて論理的思考力をアピールしたガクチカが、証券会社では反応が芳しくなかったがコンサルティングファームでは好反応だった」という場合があります。
ウケるエピソードには正解というものがなく、それは志望企業や採用担当によっても異なるため、ガクチカは複数用意しておくことが望ましいというわけです。
ガクチカの精度を「量・質」ともに高めることができる
日系大手企業のESで多く見られるのですが、ガクチカの設問では「複数のエピソード」を求められる場合があります。また、「学業以外で」といったように経験のテーマ自体を指定する企業も一定数存在します。
このことから「語れるエピソードの数は多いに越したことがない」、つまり「量が重要」というのは理解できると思います。
「質」に関しては、記事の冒頭で述べた「ガクチカは、自身の能力を100%引き出すやる気(モチベーション)があるかどうかを判断したいという意図がある」という内容に起因します。
企業側は、ガクチカ内で述べられている「その活動に取り組んだ動機・活動における目標と困難」などから「やる気(モチベーション)の有無」を判断しています。
そのため、それを判断する材料が多い、つまりガクチカとして述べることのできるエピソードが多いほど判断材料が増えるということです。
複数のガクチカを通して一貫性を示すことができれば、企業側から高い評価を貰える可能性も高まりますし、このことから「質を高めることができる」というのは理解できるでしょう。
まとめ
本記事では、「企業がガクチカを聞く理由・ガクチカの評価基準」など、"ガクチカの基本的な情報"を全て紹介しました。
ガクチカは、ほぼ全ての企業の選考で聞かれる質問であり、避けては通ることができないものです。
本記事の内容を参考にし、「ガクチカの基本的な部分」を完璧に理解し、その後のES・面接対策に繋げていただければと思います。
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
→ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには
→ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには
→ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには
→ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選
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