フジテレビジョンのインターン選考(動画課題・企画書・ES・面接)対策|合格者ES付き

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最終更新日:2022年04月27日

企業研究

フジテレビジョンのインターンシップES一覧はこちらから

「日本テレビ・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京」と並び、 キー局と言われる放送局の一つであるのが"フジテレビジョン"になります。

「ネット動画や動画配信サービス」が拡大してきた影響で近年不調が続くテレビ業界ですが、その不調を打破するため、フジテレビも様々な事業に挑戦しています。

例えば、2019年6月にクラウドサービスを活用した新「送出マスター」を稼働の開始、2018年末に格闘技大会「RIZIN」の試合映像をソフトバンクと共同でVR配信するなどの取り組みを行っています。

本記事では、フジテレビジョンのインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。

テレビ業界とは 

他業界と比べてもトップクラスに高い給与、そしてその華やかな印象から例年就活生から高い人気を誇るテレビ業界。

その中でも、公共放送のNHKと民間放送のキー局の倍率は100倍を優に超すと言われています。

そのため、中途半端な業界研究や企業研究では選考突破は困難を極めます。そこで、まずは「テレビ業界のビジネスモデル」から紹介していきます。

テレビ業界のビジネスモデル

民間放送のキー局は、以下の流れでビジネスモデルが成り立っています。

各放送局は"番組制作会社"にコンテンツを制作してもらい、それを配信する。
 ▼
配信した番組に視聴者が集まる。
 ▼
その視聴者に対して「宣伝・広告」を打ち出したい企業が、「CMの枠」をテレビ局から購入する。
 ▼
各放送局はこの"広告枠"を販売することで売上を上げる。

上記の流れの他にも、「スポンサー・広告代理店」などが関わることもありますが、簡単に説明すると上記のような流れになります。 

上記のビジネスモデルは民間放送のキー局のものになりますが、公共放送のNHKはビジネスモデルが異なります。

NHKの収入・売上の大半を占めるのは"受信料"です。

NHKは広告を流しませんが、その代わりに「国民から受信料を取る」といったビジネスモデルとなっています。

そのため、テレビ広告費の減少で民放放送のキー局が苦しんでいる中で、NHKは「テレビ広告費の変動の影響」をほとんど受けないということになります。

テレビ業界に属する企業の種類

民間放送のキー局

上記で述べたビジネスモデルにあたるのが、この「民間放送のキー局」になります。「日本テレビ・フジテレビジョン・テレビ朝日・TBSテレビ・テレビ東京」の5社が該当します。

公共放送 

この公共放送を行っているのが上記でも紹介した「NHK」、そして「放送大学」もこの公共放送に該当します。民間放送との一番の違いは「広告の有無」となります。

番組制作会社 

文字通り、「キー局から依頼を受けて番組を制作する企業」を指します。しかしその形態は様々であり、キー局の子会社として番組を制作している企業もあれば、映像編集といった一つの分野に特化した企業もあります。「MBS企画・シオン」といった企業がこれに該当します。

系列局・準キー局 

上記で紹介したキー局5社以外の放送局、つまり「地方のテレビ局」と言えます。基本的には、キー局から番組を買い取り、番組を放映しています。また、準キー局と呼ばれる放送局は「自局で制作した番組を放送している局のことを指します。「関西テレビ(近畿地域)・CBCテレビ(中京地域)」といった企業がこれに該当します。

まとめ

近年、テレビ業界は全体的に不調な状態であると言われています。

その理由としては、「ネット動画・動画配信サービス・海賊版サイト」といった代替サービスの出現、そしてスマホの影響により「視聴者数・視聴時間」ともに減少傾向にあるためです。

この状況を打開するため、各テレビ局は様々な施策に取り組んでいます。

例えば、テレビ朝日がサイバーエージェントと共同で展開しているインターネットテレビ「AbemaTV」、日本テレビが2014年に動画配信サービス「Hulu」の日本事業を買収したといったものが挙げられます。

「テレビ離れ」と言われるなど厳しい状況にあるテレビ業界ですが、ある意味で転換期とも言えることができます。

そのため、テレビ放送といった主力事業だけでなく、新たなサービスや今後の事業展開にも目を向けた上で選考に臨むことが重要となるでしょう。

以下にテレビ業界に関するunistyleの記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

フジテレビジョンとは

フジテレビジョンは1957年に「富士テレビジョン」として設立されました。現在は本社を東京都港区に構え、「湾岸スタジオ」という名称でも有名です。

テレビ放送を開始してから60年以上が経ちますが、これまでに数々の名番組を生み出して来ました。以下、フジテレビジョンを代表する番組になります。(一部抜粋)

アニメ
鉄腕アトム、ちびまる子ちゃん、サザエさん、ONE PIECE

バラエティ
オレたちひょうきん族、笑っていいとも!、あいのり、爆笑レッドカーペット、はねるのトびら

ドラマ
北の国から、ガリレオ、プロポーズ大作戦

映画
踊る大捜査線、コード・ブルー、海猿

情報・ワイドショー
めざましテレビ

スポーツ
ジャンクSPORTS

音楽番組
MUSIC FAIR、FNS歌謡祭

クイズ
クイズ!ヘキサゴン、ネプリーグ

そして、フジテレビジョンは「企業理念・行動宣言」 として以下のように掲げています。

企業理念
挑戦と創造 challenge and creation

行動宣言
①社会的責任 Responsibility
メディアの持つ社会的影響力の大きさを自覚し、公平公正で信頼できる情報を発信します。

②社会貢献 Contribution
「心に響く」コンテンツを創造し、文化・教育・環境など多様な分野に貢献します。

③明るい職場 Happiness
働く人たちの個性と能力、多様性を尊重し、自由闊達な職場をつくります。

【引用】フジテレビジョン企業HP:企業理念

フジテレビジョンは2010年代に入ってから不振の状態に陥っていましたが、ここ最近では復活の兆しが見え始めています。

2018年11月1日に公表した「2018年4~9月期決算」では大幅な改善が見え、放送収入は前年同期比4億円減にとどめ、映画やイベント事業の好調もあり全体としては増収となりました。また、営業利益に関しても45.8億円と黒字転換し、すでに前期の通期営業益44.8億円を上回ったとのことです。

ここに来て不振の状態を脱出する兆しが見え始め、主力事業としては民間放送のキー局としてお茶の間に"娯楽"を提供し続けてきている企業が、今回紹介するフジテレビジョンになります。

フジテレビジョンのインターン内容について

ここでは、フジテレビジョンのインターン内容について具体的に紹介します。

21卒向けサマーインターンは、以下の8部門で開催されます。

アナウンス部門

●会場
フジテレビ本社

●日程
8月6日(火)または8月7日(水)
※両日ともに同じプログラム

●募集人数
2日間で約100名(予定)

●内容
フジテレビ現役アナウンサーが、正しい発声・発音やニュース原稿の読み方などをレクチャーします!
基礎から丁寧に教えますので、初めての方も大歓迎です。
擬似セット・テレビカメラを使い、スタジオ収録体験も行います!

ドラマ部門

●会場
フジテレビ本社・湾岸スタジオなど

●日程
8月中旬~9月中旬の複数日で実施予定

●募集人数
約30名(予定)

●内容
講義や企画プレゼンなどを通して番組制作のノウハウを学ぶ

音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門 

●会場
フジテレビ本社・湾岸スタジオなど

●日程
8月中旬~9月中旬の複数日で実施予定

●募集人数
約30名(予定)

●内容
番組企画など様々な経験を通して番組制作のノウハウを学ぶ

報道・情報部門 

●会場
フジテレビ本社

●日程
8月27日(火)、8月28日(水)、8月29日(木)、8月30日(金)
※4日間参加必須

●募集人数
約20名(予定)

●内容
①記者から得た取材情報を素早く正確に放送する報道番組
②ニュースを多角的にとらえ、柔らかく・分かり易く噛み砕いて伝える情報番組
報道局と情報制作局、2つの現場を体験し、番組制作のノウハウを学ぶ

スポーツ部門 

●会場
フジテレビ本社など

●日程
8月3日(土)、8月4日(日)の2日間で実施予定
※2日間参加必須

●募集人数
約20名(予定)

●内容
中継やスタジオの現場見学、取材や企画会議などを通してフジテレビのスポーツ番組制作のノウハウを学びます!

コンテンツ&メディア戦略部門 

●会場
フジテレビ本社・近隣オフィス

●日程
9月4日(水)、9月5日(木)の2日間で実施予定
※2日間参加必須

●募集人数
約30名(予定)

●内容
FODなどの配信事業や配信コンテンツのプロデュース、メディア戦略、デジタルクリエイティブ(AR・VR・アプリ・プロジェクションマッピングなど)の事例・ノウハウを学び、テレビの枠にとどまらない新しい企画を考える。

技術・IT部門

●会場
フジテレビ本社

●日程
8月21日(水)の単日で実施予定

●募集人数
約60名(予定)

●内容
講習や実習などを通して、テレビ技術(制作技術・放送技術・IT)のノウハウを学ぶ

 美術部門

●会場
フジテレビ本社、近隣施設

●日程
A日程:8月22日(木)、8月23日(金) 2日間の開催
B日程:8月26日(月)、8月27日(火) 2日間の開催
※各日程、2日間参加必須・同じプログラム

●募集人数
各日程約30名(予定)

●内容
デザインの経験などを通してTV美術のノウハウを学ぶ

8部門それぞれで「コンテンツ内容・日程」が異なるため、それぞれの詳細を確認した上で応募するようにしましょう。

フジテレビジョンの求める人物像 

ここでは、フジテレビジョンの求める人物像について紹介します。

フジテレビジョンは自社として「求める人物像」を明記していません。また、21卒向けインターンページ内にも特に明記されていませんでした。

そのため、「テレビ業界・フジテレビジョンの特徴」などから求める人物像を探っていきたいと思います。

①とにかくテレビが好きな人物

テレビ業界を志望している以上、当たり前のことかもしれませんが、「テレビが好きなこと」は必須条件となります。

実際に面接などでも、「好きなテレビ番組は何か・なぜテレビ業界なのか」という質問は必ずといっていいほどされます。

その際に"自身の経験・価値観・目標"などと紐づけた上で質問に答えることができると、高い評価を得ることはできるでしょう。

また、「嫌いな番組や企画、他の局の番組と比較してなぜ好きなのか」という質問への回答も、用意しておくと良いかもしれません。

②創造力があり、既存の枠組みに捉われず新たなことに挑戦することのできる人物

テレビ業界を志望する就活生の多くは、「企画・制作」に携わりたいと考えているのではないでしょうか。

そのような職種において、"創造力を発揮し、他局との差別化を図った番組制作を行う"スキルは必須となります。

また、フジテレビジョン含め近年のテレビ業界は「不調の時期」と言われており、テレビ放映以外にも様々な事業に取り組むことでこの状況の打開を図っています。

そのため、これまでのテレビ業界の常識に捉われず、新たなことに挑戦し続けることのできる"バイタリティ"も重要となるでしょう。

上記2点の求める人物像を意識した上で、選考突破を目指していただければと思います。

フジテレビジョンのインターン選考内容

ここではフジテレビジョンの21卒向けサマーインターンの選考内容を紹介します。

8部門それぞれのインターン選考フローは以下の通りとなっています。

アナウンス部門

応募課題入力・動画課題
※7月22日(月)10:00締切
 ▼
書類選考(以下、ESと明記)
 ▼
インターン参加

ドラマ部門

応募課題入力
※7月16日(火)10:00締切
 ▼
ES選考
 ▼
面接選考
※8月1日(木)または8月9日(金)で実施予定
 ▼
インターン参加

音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門 

応募課題入力・動画課題
※7月16日(火)10:00締切
 ▼
ES選考
 ▼
面接選考
※8月1日(木)または8月9日(金)で実施予定
 ▼
インターン参加

報道・情報部門 

応募課題入力
※7月16日(火)10:00締切
 ▼
ES選考
 ▼
面接選考
※8月9日(金)実施予定
 ▼
インターン参加

スポーツ部門 

応募課題入力
※7月8日(月)10:00締切
 ▼
ES選考
 ▼
面接選考
※7月22日(月)実施予定
 ▼
インターン参加

コンテンツ&メディア戦略部門

応募課題入力・企画書提出
※7月29日(月)10:00締切
 ▼
ES選考
 ▼
インターン参加

技術・IT部門 

応募課題入力
※7月16日(火)10:00締切
 ▼
ES選考
 ▼
インターン参加

美術部門

作品提出
※7月16日(火)10:00締切(必着)
 ▼
ES選考
 ▼
インターン参加

選考フローは各部門によって異なるため、それぞれの選考フローについて確認していきます。

 フジテレビジョンのインターン選考:動画課題・企画書対策

ここでは動画課題・企画書の対策を紹介します。

以下、各部門の詳細と対策になります。

アナウンス部門
●自己PRしてください!(動画再生時間30秒以内)

音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門
●下記の5つの番組の中からひとつを選んで、その番組の『面白い!』と思うところを、あなた自身のシャベリ(動画)でプレゼンしていただきます。(選択肢:ホンマでっか!?TV、坂上どうぶつ王国、超逆境クイズバトル!99人の壁、芸能人が本気で考えた!ドッキリGP、アオハルTV)

コンテンツ&メディア戦略部門
●下記の3つのテーマから一つ選び、企画書をPDFにてアップロードしていただきます。(選択肢:①FODプレミアムの登録者数を増やす販促企画・キャンペーンを立ててください。②地上波と、配信、SNS、外部のプラットフォームなどを連携させた、フジテレビの新しいビジネスやコンテンツを企画してください。③フジテレビのコンテンツとデジタルクリエイティブ(VR・AR・アプリ・プロジェクションマッピングなど)の技術を駆使して、お台場を観光地としてブームアップさせる施策を考えてください。)

自己PRしてください!:アナウンス部門 

この課題において重要なことは"30秒という短い時間の中で、いかに自分自身をアピールできるか"ということです。

時間が短いため、まずは話す内容を簡潔にし、その上で「結論→理由→(具体例)→結論」という流れで論理的に話せるよう心がけましょう。

また、アナウンス部門ということで"口調・姿勢"なども大きな評価ポイントとなることが予想されるため、内容以外の面にも注意しましょう。

下記の5つの番組の中からひとつを選んで、その番組の『面白い!』と思うところを、あなた自身のシャベリ(動画)でプレゼンしていただきます。:音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門

この課題では、"製作者側の意図を読み取ることができているか"という点が大きな評価ポイントとなります。

純粋に「自分が面白いと思った内容」を話すのではなく、「製作者はどのような意図でこの企画を立案したのか」など、製作者視点の内容を盛り込むことができると、他の就活生との差別化を図ることができるでしょう。

また動画選考ということで、「話し方・言葉遣い」などの基本的な面も意識した上で臨みましょう。

下記の3つのテーマから一つ選び、企画書をPDFにてアップロードしていただきます。:コンテンツ&メディア戦略部門

こういった課題は「広告代理店」などでもよく用いられる形式であり、マスコミ業界の社員に必須である"創造力・企画立案力"を問われています。

いずれの課題にも共通する要素になりますが、"オリジナリティのある企画・実現可能性のある施策"という観点が非常に重要となります。

テーマに沿ったうえで、「他の就活生との差別化を図れるような独自の企画立案」を心掛けましょう。

フジテレビジョンのインターン選考:ES対策

ここではESの対策を紹介します。

21卒向けサマーインターンでは、各部門で以下の設問が課されます。

アナウンス部門

●もしアナウンサーになったら、どんな番組でどんな仕事をしたいですか?(150文字以下)
●その理由をお書きください。(150文字以下)

この設問では、いわゆる「志望動機」を問われています。

企業が志望動機を質問する目的としては、"①自社への志望度を知りたい・②入社の際のモチベーションを知りたい"という2つが主に挙げられます。

そのため、上記2つの目的を網羅する論理的な志望動機を伝え、志望している理由を選考官に納得してもらう必要があります。

志望動機の大まかな構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。

また今回のような設問であれば、"自身の背景・経験"を盛り込んだ上で「やりたい番組・仕事とその理由」を書けると、高い評価を得ることができるのではないでしょうか。

以下に「志望動機に関するES作成」に役立つ記事・動画を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

ドラマ部門

●メディアとしてTVは既に古いという雰囲気の中、なぜ、テレビ局なのか、理由を教えて下さい。(250文字以下)
●中でも、ドラマ制作に関わりたいと思う理由を教えて下さい。(250文字以下)

上記の設問も志望動機について問われているため、書き方に関してはアナウンス部門で紹介した形式と同様で構いません。

しかし、ドラマ部門のESでは「テレビ局の志望理由・ドラマ制作の志望理由」が別の設問として課されます。

そのため、「華やかかつ企画をしてみたいからテレビ局・ドラマが好きだからドラマ制作」などといった単純な理由ではなく、具体的に回答するようにしましょう。

●最近視聴した連続ドラマについて教えて下さい。ない場合は「なし」とご入力下さい。
①番組名(25文字以下)
②物語の何に興味を持って見続けたのか、理由を教えて下さい。(100文字以下)
③どう作ったらもっと面白くなると思いましたか?(150文字以下)

● 社会派/サスペンス/ミステリーの企画を書いて下さい。(300文字以下)
●コメディテイストの企画を書いて下さい。(300文字以下)

②の設問に関しては、"価値観や人となり”を見極めようとする意図があります。

今回は連続ドラマに限定されていますが、「物語の着眼点・自分なりの興味を持った理由」を具体的に書くようにしましょう。

また、この設問では同時に、"テレビ業界・番組に興味があるのか"という観点も問われています。そのため、「自分がいかにテレビが好きか」という点もアピールすると良いでしょう。

③の設問と実際に企画を書く設問(2問)では、"クリエイティブ力"を問われています。

なぜなら、設問で問われている内容は、「ドラマ制作など、実際にテレビ業界で仕事をする際に取り組む業務内容」と類似しているためです。

そのため、この設問に取り組む際には、求める人物像にもある"創造力があり、既存の枠組みに捉われず新たなことに挑戦することのできる”という素養をアピールするように意識しましょう。

●あなたが、これまでで一番達成感を得たことは何ですか?(150文字以下)

この質問では、"その人の価値観・背景・人柄"などを確認したいという意図があります。

そのため、「達成感を感じた内容」を書くだけでは高い評価を得ることはできません。

"なぜこの経験を通して達成感を味わったのか自分はこういう場面で達成感を味わいやすい"といったように、「自身の人柄」を表現する内容を盛り込むように心掛けましょう。

音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門 

●自分を四字熟語で表現してください。(200文字以下)
●これまでの人生でイチバンの『自慢話』を教えて下さい。(400文字以下)

これらの設問では「自己PR」を聞かれています。

就活生が企業にPRすべきことは、「自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということ」です。

そのため、正しい自己PRをするためにはその企業のビジネスモデルを理解した上で、「その企業がどのような"強み"を求めているか」を明らかにし、それに沿ってアピールする必要があります。

自己PRの構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。

また、上記の2つの設問では"選考官に対して、いかに自分という人物を印象に残らすことができるか"が評価ポイントとなります。

そのため、"インパクト・ユニークさ・他の就活生と被らないような個性"をアピールできるかが重要です。

ただ単に「ありきたりな四字熟語・自慢話」を書くのではなく、自分自身をできる限りアピールしましょう。

以下に「自己PRに関するES作成」に役立つ記事・動画を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

●自分へのご褒美(食べ物、買い物、行動など)は何ですか?(200文字以下)

この設問では、"価値観や人となり”を見極めようとする意図があります。

どちらかというと「趣味」に近い内容に該当するため、「内容のインパクト」というよりも「純粋に思った内容」を書くのが望ましいでしょう。

200文字と文字数には比較的余裕があるため、できるだけ具体的に書くことは心掛けましょう。

報道・情報部門

●あなたが一番熱中してきたことを中心に、自己紹介を書いてください。(150文字以下)

この設問では、 自己紹介という観点を盛り込みつつ、"熱中してきたこととその理由"を具体的に述べることが重要となります。

文字数が150文字と比較的少ないため、完結に書くことを意識しましょう。

以下、20卒向けサマーインターン選考通過者のESになります。

一番熱中してきたこと中心に自己紹介(150文字)

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●あなたが今まで味わった最大の挫折は何ですか。そこから学んだことは?(100文字以下)

企業側が挫折経験を聞く理由は様々ですが、主に以下の4点が挙げられます。

■高い目標を掲げ、目標に本気で取り組むことのできる意欲的な人材かどうか知りたい

■高い目標に対して強くコミットできる人材かどうか知りたい

■挫折後に、反省し、次につなげることのできる人材かどうか知りたい

■新入社員時に想定される挫折に対する打たれ強さがある人材かどうか知りたい

いずれの理由も「挫折経験から立ち直った人材は企業で活躍する可能性が高い」という仮説のもと、挫折経験を聞いているものです。

つまり"ストレス耐性・学習力・継続力"といった、働く上で必要な素質を見ていると考えられます。

また、挫折経験について答える際は以下の流れに沿って書くと論理的に説明することができます。

①結論
○○という挫折をしました。
 

②挫折の具体的な説明
○○という組織に所属していた際に、○○という挫折を経験しました。
 

③自分にとって挫折である理由
○○という経験をしてきたので、自分にとって○○は挫折でした。


④挫折への取り組み
○○を乗り越えるために、○○という努力をしました。その結果が○○となりました。


⑤挫折で得た学び
○○という挫折を経て、○○という学びを得ました。なので、貴社でも仕事を通して○○の経験を活かすことができると思います。

今回の設問では100文字以下という文字数制限があるため、"① 結論②挫折の具体的な説明⑤挫折で得た学び"の内容は必ず盛り込んだ上で、簡潔に回答するように心掛けましょう。

以下に「挫折経験に関するES作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

以下、20卒向けサマーインターン選考通過者のESになります。

今まで味わった最大の挫折とそこから学んだこと(100文字)

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●自分の人生が残りあと半年だとしたら何をしたいですか。(100文字以下)

この設問では、"価値観や人となり”を見極めようとする意図があります。

そのため、「内容のインパクト」というよりも「純粋に思った内容」を書くのが望ましいでしょう。

100文字と限られた文字数ではありますが、「理由」をしっかりと明記した上で、論理的に回答するように意識しましょう。

●フジテレビでやりたい仕事は何ですか?理由を含めて具体的に書いてください。(200文字以下)

上記の設問も志望動機について問われているため、書き方に関しては上記で紹介した形式と同様で構いません。

以下、20卒向けサマーインターン選考通過者のESになります。

フジテレビでやりたい仕事理由含め具体的に(200文字)

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●今一番取材したい人材は?あなたならその人にどんな取材をしますか?(200文字以下)

この設問では、 "社会や人への関心度、またそれ(その人)に対して自分なりの意見・考えを持てているか"を問われています。

社会の中で現在どのような人が話題になっているか、つまり"社会の流行をしっかりとキャッチアップできているか"が重要になってきます。

ただ単に情報をキャッチアップするだけでなく、その情報に対して自分なりの考えを持ち、さらに世の中の人は、その人に関するどのような情報を求めているのかというニーズを把握し、必要とされる情報を正しく提供しようとしているかという点も必要となります。

企業側の意図をしっかりと汲み取った上で、自分自身の考えを述べるように心掛けましょう。

以下、20卒向けサマーインターン選考通過者のESになります。

今一番取材したい人にどんな取材をするか(300文字)

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スポーツ部門

●あなたの人物やキャラクターを具体的なエピソードを交えて紹介して下さい。(300文字以下)

この設問では、「自己PR」を聞かれています。

就活生が企業にPRすべきことは、「自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということ」です。

そのため、正しい自己PRをするためにはその企業のビジネスモデルを理解した上で、「その企業がどのような"強み"を求めているか」を明らかにする必要があります。

「求める人物像」の紹介の際にも述べましたが、フジテレビジョンであれば、"①とにかくテレビが好きな人物・②創造力があり、既存の枠組みに捉われず新たなことに挑戦することのできる人物"であるという素養を意識して書くことを心掛けましょう。

自己PRの構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。

以下に「自己PRに関するES作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

●あなたの人生の中で、最もスポーツから影響を受けたのはどんな場面、もしくは人物ですか?理由と共に説明してください。(200文字以下)

この質問では、"その人の価値観・背景・人柄"などを確認したいという意図があります。

そのため、「影響を受けた場面・人物の内容と理由」を書くだけでは高い評価を得ることはできません。

"なぜこの場面(人物)から影響を受けたのか・影響を受けた結果どのように変化したのか"といったように、「自身の人柄」を表現する内容を盛り込むように心掛けましょう。

●あなたが一番好きなスポーツ競技の魅力を簡潔に教えてください。(150文字以下)

この設問では、"自分が好きなモノを、他人に的確に伝えることができているか"という点が評価ポイントとなります。

スポーツ部門に関わらず、番組を制作する際は「視聴者に分かりやすく伝える」ということは必要不可欠です。

自身の経験や想いを盛り込みながら、簡潔に回答するように心掛けましょう。 

●あなたがスポーツを題材に番組を作るとしたら、競技、選手、裏方、競技団体、データなど、何のどんなところを見せたいですか?(400文字以下)

この設問では、"クリエイティブ力"を問われています。

なぜなら、設問で問われている内容は、「スポーツ番組の制作など、実際にテレビ業界で仕事をする際に取り組む業務内容」と類似しているためです。

そのため、この設問に取り組む際には、求める人物像にもある"創造力があり、既存の枠組みに捉われず新たなことに挑戦することのできる”という素養をアピールするように意識しましょう。

コンテンツ&メディア戦略部門

●あなたがこれまでの人生の中で、何かを企画し、やりきった経験を教えてください。またその時、直面した困難やその解決策も含めて教えてください。(300文字以下)

上記の設問はガクチカについて問われています。

企業がガクチカを質問する意図としては、"経験自体のレベル・スペックの把握”と"自社に合う・マッチする人材か知るため”という2つが挙げられます。

また、その上で評価基準として以下の3つが主に用いられます。

①実績自体のインパクトがどれだけあるか
②書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか
③企業で活かせる学びを得ているか

 つまり、上記の2つの意図に沿い、その上で3つの評価基準を満たすことが「高く評価されるガクチカ」となります。

一般的にガクチカは、以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。

以下に「ガクチカ」に関するunistyleの記事・動画を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

 ●10年後のコンテンツ・メディア業界はどう変わっていると思いますか?(200文字以下)

 この設問では"テレビ業界への関心や理解・論理的思考力"などを問われています。

フジテレビジョンはテレビ業界に属する企業です。そういった企業を志望するのであれば、自社に限らずとも「テレビ業界への関心や理解」は必須となります。

またこの設問はインターンのESですので、そこまで専門的な意見は必要ありません。それよりも「結論→理由→具体例→結論」といったように、論理的な文章を書くことができるか否かが評価の分かれ目となるでしょう。

過去の変遷や現状を踏まえ、自分なりの考えを述べるよう心掛けましょう。

●メディア・コンテンツ・デジタル関連において、2019年の後半からムーブメントを起こす、トレンドやコンテンツ、サービスを教えてください。(30文字以下)

●またその理由を教えてください。(200文字以下)

この設問に関しても上記の設問(10年後のコンテンツ・メディア業界はどう変わっていると思いますか?)と同様、"業界への関心や理解・論理的思考力"などを問われています。

ただ、この設問では「2019年の後半から~」と比較的近い将来のことを問われています。

そのため、現状のトレンド・コンテンツ・サービスを踏まえた上で、"妥当性のある・現実的な"考えを述べるようにしましょう。

また、この設問に置いても「結論→理由→具体例→結論」という流れは意識して書くように心掛けましょう。

技術&IT部門

●好きな番組は何ですか?(放送局、媒体は問いません)理由も併せて教えて下さい。(200文字以下)

この設問は、ドラマ部門で紹介した「最近視聴した連続ドラマについて教えて下さい。」と類似している設問になっています。

そのため、上記で紹介した解説を参考にしていただければと思います。

基本的には"価値観や人となり”を見極めようとする意図を持った設問になります。

●テレビ局でやってみたい、技術の仕事とその理由を教えて下さい。(200文字以下)

この設問では、「志望動機」を問われています。

志望動機の解説に関しては、「アナウンサー部門、音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門」でも同様の設問を紹介したため、そちらの解説を参考にしていただければと思います。

企業が志望動機を質問する目的としては、"①自社への志望度を知りたい・②入社の際のモチベーションを知りたい"という2つが主に挙げられます。

以下に「志望動機に関するES作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

 フジテレビジョンのインターン選考:面接対策 

最後に面接の対策を紹介します。

21卒向けサマーインターンでは、「ドラマ部門、音楽・クイズ・お笑いバラエティ部門、報道・情報部門、スポーツ部門」の4部門で、面接選考が課されます。

しかし、過去のサマーインターンの面接選考参加者のレポートを確認しても、「どのような形式・どのような質問内容」かは不明でした。「年度・部門」によってもかなり異なるため、山をはらずに満遍なく対策をしておくのが望ましいでしょう。

ただ、面接対策として以下の2点を行っておくと良いと考えられます。

①ESで記載した内容に対する深掘りへの対策
②各部門ごとに特化した質問への対策

フジテレビジョンの面接選考前には、必ずES選考が課されます。

そのため、ESの記載内容を元に面接の質問が課されることは間違いないため、深掘りされても答えることができるように「自己分析」などの対策は行っておきましょう。

また②に関しては、ドラマ部門であれば「今まで最も印象に残っているドラマは?」、スポーツ部門であれば「最近注目しているスポーツ選手は?」 などといったように、"その部門に関する関心や理解"を問う質問が課される可能性があるためです。

こういった質問は「その場で具体的な回答が思いつくような質問」ではないため、事前に調べて考えをまとめておく必要があります。

少し奇抜な質問にも答えることができるよう、入念な事前準備を心掛けましょう。

以下に「面接対策」に役立つ記事・動画を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

最後に 

今回は「民間放送のキー局」の一つである"フジテレビジョン"のインターン内容と選考対策を紹介しました。

近年は「不調の時期」とも囁かれているテレビ業界にはなりますが、キー局の影響力は圧倒的であり、マスコミ業界志望の就活生からも高い人気を誇っています。

そんなフジテレビジョンのサマーインターンは8つのコースに分かれており、それぞれコンテンツ内容も選考内容も異なります。そのため、「各コースのコンテンツ理解・各選考フローに応じた選考対策」は必須となります。

本記事を通してフジテレビジョンのインターン内容についての理解を深めていただき、それぞれの選考フローの対策を入念に行った上で選考に臨んでいただければと思います。

最後にフジテレビジョンの企業研究、テレビ業界の業界研究に役立つunistyleの記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。

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