日本旅行のインターン内容と求める人物像について詳しく解説

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最終更新日:2022年03月29日

旅行業界の中で「JTB」「H.I.S.」「近畿日本ツーリスト」に次いで売上高4位を誇っている日本旅行。

本記事では日本旅行のインターン内容から求める人材像までを紹介します。

日本旅行とは

日本旅行は1905年に創業され、従業員数は2,680名の規模感となっています。(2018年4月時点)

経営理念として「あふれる感性とみなぎる情熱を持って、魅力ある旅の創造とあたたかいサービスに努め、お客様に愛され、未来を拓くアクティブカンパニーを目指し、豊かな生活と文化の向上に貢献します。」と掲げています。

そんな日本旅行の事業内容は以下になります。

●教育旅行
●MICE
●BTM
●インバウンド
●地方創生
●インターネット販売
●店頭販売
●商品造成
●提携販売

以下で詳しく説明します。

教育旅行

公立・私立の中学校・高校の修学旅行を中心に、林間学校などの移動教室、海外への語学研修、各種部活動の合宿遠征など学校に関わる、すべての旅行のニーズに応えています。

交通や宿泊の手配はもちろん、修学旅行などに関しては旅行プログラムの企画提案から行います。受注になれば添乗業務も行うなど、最初から最後までトータルに関われるのが、教育旅行営業の特徴です。

また生徒向けだけでなく、先生方の職員旅行やPTAの研修旅行などもお手伝いしています。

MICE

お客様となる法人企業や団体、官公庁からは、会議やイベント、アクティビティなどの運営を含めて依頼されることも多く、イベント会社や会議運営の専門業と連携をとって、コーディネーターというポジションで案件を統括しています。

BTM

企業の社員や官公庁の職員が出張を行う際には、所属組織で決められている規定の手続きが発生します。出張申請に始まり、交通機関のチケットやホテルの手配・購入依頼、戻ってきた後の旅費精算などが主です。

また、管理部門では出張の可否を正確に判断し、出張コストを低減することが求められています。

こうした煩雑な業務を一元管理して業務効率の向上と経費削減を実現するのがBTM(ビジネストラベルマネジメント)です。

インバウンド

訪日する外国人を対象とした旅行サービスで、日本旅行においては二つの業務があります。

1つは、世界各国の旅行会社から依頼を受け、来日する外国人客の宿泊や交通の手配などを行う業務です。営業先が世界各国の旅行会社となるため、「海外営業」と呼ばれています。

もう1つは、日本の官公庁や企業などが主催者になって世界から招へいしたお客様をサポートする業務です。営業先が日本にある省庁・外郭団体や法人企業となるため、「国内営業」と呼ばれています。

地方創生

東京一極集中を是正し、日本全体の人口減少を食い止めるため、政府は「地方創生」に向けた多様な支援を実施しています。従来の地域振興の手法は、公共事業や企業誘致が主でしたが、これからは観光産業を地域の基幹産業に位置づけ、農業・商業・NPO、市民を巻き込んだ観光まちづくりを推進しています。

インターネット販売

さまざまな旅行販売チャネルがある中で、取扱高が右肩上がりで伸びているのが、インターネット販売です。日本旅行のポータルサイトは国内・海外のツアー・宿泊プランなどの検索・予約から店舗の案内や団体旅行の相談に至るまで、さまざまな情報・機能を網羅しています。

店頭販売

カウンターに来店されたお客様に対して、日本旅行のパッケージツアー「赤い風船」や「Best」などの旅行商品の対面販売しているのが店頭販売です。お客様の旅行に関する相談に乗ったり、予約の受付を行います。

その他には、店頭での販売施策の企画立案や、店頭パンフレットの掲出など販売指針の構築、店舗ディスプレーやPOP制作といった販売支援策など、幅広い業務も手掛けています。

商品造成

個人旅行向けの企画のことを言います。日本旅行の国内ブランド「赤い風船」や、海外ブランド「Best」「Best Excellent」「MACH」の商品企画業務などを行い、各店舗に掲出されているパンフレットの制作やインターネット販売用の商品造成も担当します。

また既存商品の売り上げ状況などをもとに、他社との比較分析やトレンドに合わせた新しい素材や情報の検討を行い、各エリアの販売方針を決定し、それを受けて各エリアの商品造成担当者が具体的に企画を練り上げていきます。

提携販売

日本旅行の自社ブランドを広く流通させるために、自社の店舗だけでなく、旅行代理店と契約して販売してもらう仕組みを提携販売と言います。また、販売代理店には、旅行商品を予約できる端末やシステムを提供し、スムーズな販売活動もサポートしています。

【参考】日本旅行HP

日本旅行のインターン内容

以下は21卒対象の内容になります。

日時:8月15日
締切:7月15日
開催地:東京・愛知・大阪・福岡
人数:1つの開催地につき24名(予定)
内容:企画提案型営業の旅行企画・プランニング。グループごとに修学旅行を企画し、最後はプレゼンを行います。

日本旅行の求める人材像

日本旅行の求める人材像は以下の3つになります。

●新しい旅行ビジネスを創造したい方
●お客様に感謝される旅を提供したい方
●バイタリティがある方

以下で解説していきます。

近年の旅行業界は、インターネット社会の急速な進展をはじめとするマーケット構造の変化や、不安定な国際情勢、少子高齢化問題など、様々な課題に直面しています。また、訪日外国人の増加や地方創生への各地域の取り組み(日本版DMO)においては、従来の旅行業の範疇を超えた新たな価値の創造を求められており、極めて大きな変革期にあると言えます。
当社は、このような環境のなか、変化を続けるお客様のニーズをしっかりととらえ、確固たる収益基盤を確立することにより、安定した利益を確保するとともに、日本旅行グループ社員の意欲向上を図り、活力ある企業グループを目指して、新・中期経営計画「VALUE UP 2020」を策定し、現在推進をしています。

ビジネスモデルの転換をより具体化、加速化させ、お客様・マーケットから選択いただける企業を目指して社員一丸となって全力を挙げてまいります。常にお客様のことを考え続けた創業者の精神をしっかりと受け継ぎ、当社の新たな企業ビジョンである「感動と満足を創出する、活力ある企業グループ」となることを目指し、日々努力を続けてまいります。


引用:社長ご挨拶

上記にもあるように、近年の旅行業界は様々な課題に直面しており、従来の旅行業の範疇を超えた新たな価値の創造を求められています。それに伴い、お客様のニーズも日々変化しています。

その中で、日本旅行の企業ビジョンである「感動と満足を創造する、活力ある企業グループ」となるためには、既存のものにこだわるのではなく、常に新しいものを創造していかなければなりません。

実際に日本旅行では、インバウンドや地方創生事業、BTM、シニア向け取り組み、その他新規事業(農業等)の展開に向け、他社とのアライアンスの推進をしています。

以上のことから日本旅行は「創造する」ということを非常に重視していると考えられます。

そのため、上述した「新しい旅行ビジネスを創造したい方」「お客様に感謝される旅を提供したい方」という人材が求められるということがわかります。

また「バイタリティがある方」に関しては、日本旅行の新たな企業ビジョンの文中で「活力ある企業グループになることを目指し」と述べられているため、求められている人材であるということが言えます。

日本旅行のインターン選考フロー

21卒向けのインターンのフローについては選考がなく、抽選のようです。

そのため日本旅行や旅行業界に興味がある就活生は積極的に応募してみましょう。

最後に

今回は日本で最初の旅行会社である日本旅行について紹介しました。

日本旅行は業界でも数少ない「総合旅行会社」という強みを持っています。

そんな日本旅行のインターンは実践的なインターン内容となっており、その後のフィードバックもしっかり行ってもらえることから、とても意義深いインターンだと言えます。

少しでも興味のある就活生は受けてみても良いかもしれません。

その際は本記事を参考にしてみてください。

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