モルガン・スタンレーのインターン選考対策(ES・Webテスト・GD・面接)

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最終更新日:2023年09月28日

モルガン・スタンレーのインターンエントリーシート(ES)一覧はこちら

誠実さと卓越性、そしてお客様を大切にする姿勢を何よりも重視し、アドバイザリーや資金調達サービスは証券業界でトップクラスであると評価を得ているモルガン・スタンレー。

本記事ではモルガン・スタンレーのインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。

外資系投資銀行業界とは

外資系投資銀行とは

外資系投資銀行とは法人向けに証券業務を行う銀行のことを指し、日本で言う"証券会社”に当たります。顧客は一般企業や金融機関、そして機関投資家まで多岐に渡ります。

主な業務内容に関しては、企業や機関を顧客として資金調達やM&Aのアドバイスを行ったり、機関投資家向けの金融商品の売買などがあります。また、自社のための売買も行っています。

続いて、部門ごとの業務内容を紹介します。外資系投資銀行は、部門・部署によって業務内容が大きく異なります。そしてその部門や部署は大きく分類すると、以下の4つに分けることができます。

  • 投資銀行部門(IBD)
  • マーケット部門
  • リサーチ部門
  • アセットマネジメント部門

投資銀行部門の略称であるIBDとは"Investment Banking Division”のことを言い、投資銀行の花形部門と言われています。主に資金調達の提案や企業のM&Aなどを行うため、顧客である大手企業などの財務コンサルタントなどを担う部門になります。

マーケット部門は"株式や債券などの金融商品の営業・売買をする"部門になり、部門内でもさらに「トレーディング、セールス、ストラクチャー(マーケティング)」に分かれています。トレーディングは市場での金融商品の売買や取引、セールスは顧客に対する案件取引、ストラクチャーは金融商品の設計などを行います。

リサーチ部門は"金融関係の調査や分析を行う"部門であり、金融商品から経済動向まで幅広い調査を行います。そのため財務分析のスキルだけでなく、各業界についての知識や理解が求められる部門になります。また、このリサーチを行う人を「アナリスト」とも呼びます。

アセット・マネジメント部門は、"顧客である企業、個人の資産運用を行う"部門です。この部門では他の部門よりも金融についての深い知識が求められ、基本的には顧客の資産を扱って資産運用を行います。部門という名称がついていますが、投資銀行と分かれ、完全な別会社になる場合も多くあります。

また、一般的な企業と比較して外資系投資銀行の特徴としては、以下の3つのキーワードで表すことができます。

外資系投資銀行の特徴

●実力主義
●激務
●高収入

外資系投資銀行は仕事の成果が市場環境に影響されやすく、成果を出せなければ異動や解雇になるリスクも高いと言われています。しかしその一方で、若手のうちから主要な業務を任されることも多く、自主的に動くことができる人ならば成長しやすい環境であるとも言えるため、"実力主義の風潮”はかなりあります。

労働環境に関しては、「激務」であることに間違いありません。時代の変遷にあわせて徐々に労働環境は改善しているそうですが、毎月の残業時間が100時間を超えることも稀ではないようです。"過酷な労働環境と引き換えに、圧倒的に高い給与を貰っている”という風に捉えて良いでしょう。

外資系投資銀行の給与は、基本的に基本給+年1回のボーナスで支払われます。企業ごとに差はありますが、新卒1年目の給与は基本給+ボーナスで600~700万円ほど、さらに3年ほどで昇給すると1500~2000万円ほどにもなると言われています。

モルガン・スタンレーとは

モルガン・スタンレーとは

モルガン・スタンレーはグラス・スティーガル法の施行により、モルガン商会より債券引受け部門が独立し、モルガン・スタンレー・アンド・カンパニーという名で設立され、その後2001年にモルガン・スタンレーに商号変更されました。

1935年の創業以来、「一流のビジネスを、一流のやり方で」を理念としており、それを実証するのが次の4つの企業指針です。

  • 顧客を第一に
  • 正しいことをする
  • 卓越したアイディアで主導
  • 還元する

モルガン・スタンレーの事業内容は大きく分けると以下の4つに分類されます。

●セールス&トレーディング
●リサーチ業務
●資本市場業務
●投資銀行業務

以下で詳しく説明します。

セールス&トレーディング

国内外の株式、債券・クレジット商品から、外国為替、デリバティブ商品、オルタナティブ投資にいたる幅広い商品の提供や取引において証券業界を牽引する執行力を有しています。また、日々変化するグローバル市場においてリスク管理を重視し、多様な商品の取引や組成、革新的な案件の執行に携わっています。

リサーチ業務

主要産業セクター、各国経済に関するタイムリーかつ仔細にわたるリサーチおよび分析情報を発信します。

資本市場業務

傑出した株式・債券の引受能力を生かし、国際資本市場とお客様をつなぐ重要なパイプ役を果たしています。

投資銀行業務

モルガン・スタンレーにおける投資銀行業務は世界の金融市場を牽引しており、企業の合併・買収(M&A)に関するアドバイザリー業務や資金調達業務などを中心に、幅広い企業金融サービスを提供しています。カバレッジ、M&Aアドバイザリー、不動産投資銀行の3つのグループが緊密に連携し、顧客の多様なニーズにお応えしています。

モルガン・スタンレーのインターン内容

モルガン・スタンレーのインターン内容

モルガン・スタンレーのインターンは5つのコースで行われます。以下のコースは22卒対象の内容です。

投資銀行/資本市場コース
9月2日(水)~4日(金)

●投資銀行及び資本市場業務の概要と実務の紹介

●グループワーク(課題の検討と発表)を通じて、投資銀行業務を体験

●幅広い層の社員との交流を通じて、モルガン・スタンレーの企業文化に対する理解の深化

●モルガン・スタンレーの代表的な案件や、社員の日常業務の紹介

●業務内容および企業文化の理解を通じたキャリア・プラニングのサポート

債権:セールス&トレーディングコース
9月8日(火)~9日(水)

●債券部の実務紹介

●デスク・ローテーション(セールスやトレーディングデスクに座り、マーケットのダイナミズムを体感)

●トレーディング・ゲーム等、実務の擬似体験

●若手/シニア社員との交流

●企業文化やキャリア・プランニングへの理解

株式:セールス&トレーディングコース
8月17日(月)~21日(金)

●株式業務の紹介

●デスク・ローテーション(クライアント・トレーディング、ディストリビューション、トレーディング)

●課題の検討とプレゼンテーション

●幅広い層の社員との交流を通じて、職場の雰囲気や実務についての理解を深める

バンク・リソース・マネジメントコース
9月10日(木)~11日(金)

●バンク・リソース・マネジメント 業務の紹介

●課題の検討とプレゼンテーション

●若手/シニア社員との交流

●企業文化の理解とキャリア・プランニング

情報技術(テクノロジー)コース
8月25日(火)、9月2日(水)

●情報技術業務の概要と実務紹介

●社内のシステムやテクノロジーの紹介

●職場の雰囲気を感じてもらい、キャリア・プラニングのきっかけを提供

●幅広い層の社員との交流を通して実務や文化などについて理解を深める

モルガン・スタンレーの求める人材像 

モルガン・スタンレーの求める人物像

採用HP内に以下のような内容が書かれていました。(一部抜粋)

私が入社して一番驚いたことは、モルガン・スタンレーは「正当に評価する会社」だということです。入社して間もない頃に自分なりにマーケットを分析した結果をチームメンバーに見せたことがあったのですが、その際、私の分析をもとにチームでミーティングの機会を持ち、様々な意見やアイディアを交換することができました。このように、年齢やタイトルに縛られず、物事に対して正当に評価をし、チームワークやコミュニケーションを図ることができるのはモルガン・スタンレーの大きな魅力のひとつだと思います。
【引用】モルガン・スタンレー採用HP

上記の内容をES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?個人として努力し、成果をあげることが出来る」という素養が求められると考えられます。 

なぜなら上記の社員の言葉で「モルガン・スタンレーは年齢やタイトルに縛られず」と述べていることから、上司に言われたことをただただこなすという日系大手企業で見られるような働き方ではなく、自ら考えて新たな付加価値を提供できるような人材が好まれると考えられます。

またモルガン・スタンレーは日々の業務でチームで意見を出し合ったり、コミュニケーションを大切にしている会社です。そのため、個人の努力だけではなく、周囲のメンバーと協力し合うことが求められています。

以上の理由により、先ほどの5つの強みのうち「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」素質を持った人材も同時に求められていると言えるでしょう。

上記をまとめると、「個人として努力し、成果をあげることが出来る」「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」の2つの素養が求められることがわかります。

モルガン・スタンレーのインターン選考フロー

モルガン・スタンレーのインターン選考フロー

22卒向け夏インターンの選考フローは以下の通りです。

  • オンラインで初期登録、エントリーシート提出
    2020年6月22日(月)正午締切
  • Webテストの受検
    2020年6月24日(水)~2020年6月28日(日)
    ※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、テストセンターでのテスト受検からWEBテスト受検に切り替えました
  • 書類選考後、次のプロセスに進んでいただく方にのみ、別途ご連絡いたします。

コースによってその後の選考フローは異なりますが、例年Webテスト通過者には、グループディスカッションや面接が課されます。

モルガン・スタンレーのインターン選考エントリーシート(ES)対策

モルガン・スタンレーのエントリーシート(ES)対策

続いてはモルガン・スタンレーのエントリーシート(ES)対策を紹介します。

ここでは22卒向けサマーインターンのエントリーシート設問2問の内容とその対策を紹介します。

現時点であなたが就職先を決めるにあたって重視することは何ですか。(日本語全角300文字以内でお答えください)
あなたはどんな事に夢中になる人ですか。(日本語全角400文字以内でお答えください)
※第一志望が株式:セールス&トレーディングの方は英語でお答えください。 (900字以内)

今年度の設問では企業選びの軸を聞かれています。軸を考える際は以下のフレームワークを意識して考えてみてください。

また、企業選びの軸は「過去にこんなことをしてきて、こんなことに喜びや楽しみを感じる自分だからこそ、これを大事にしたい」といったアプローチで伝えた方が採用側に共感されやすいと思います。

上記を踏まえた実際のインターン内定者のエントリーシート(ES)が以下になります。

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企業選びの軸やエントリーシートの書き方全般に関しては、以下の記事も参考にしてみて下さい。

また、unistyleではモルガン・スタンレーのインターン合格者のエントリーシート(ES)を多数掲載していますので参考にしてみてください。

モルガン・スタンレーのインターンエントリーシート(ES)はこちら

モルガン・スタンレーのインターン選考Webテスト対策

モルガン・スタンレーWEBテスト

モルガン・スタンレーでは例年TG-WEBによってWebテストが行われています。

今年のWebテストの内容に関しては、6月23日に一斉に案内メールが送信される予定のため、現時点(2020年6月11日時点)では把握できません。

ここでは、例年通りTG-WEB形式のWebテストが行われると考えてその対策を紹介します。

モルガン・スタンレーのWebテストのボーダーは非常に高いと言われています。TG-WEBに慣れていない人は問題集を買って一通り問題に慣れておく必要があるでしょう。

TG-WEBとは

「TG-WEB」とは、SPIや玉手箱と並ぶWebテスト(適性検査)の一種です。ヒューマネージ社の作成する自宅受験型の適性検査で、他の適性検査と問題形式が異なり「従来型」と「新型」があることから、問題の傾向が異なるのでそれぞれに対する対策が必要になります。

「従来型」

「従来型」では他の適性検査とは異なる、馴染みのない比較的難しい問題が課されます。

言語では、長文読解や空欄補充、並べ替えなどが出題されます。特に長文では専門的な内容や抽象的な内容が多いことが特徴とされています。計数では、暗号や展開図などSPIでは見ないような問題が課されます。また、推論の問題も出題されますが、他社のテストよりも難しいことが特徴です。

科目

【言語】
■問題数と時間
12問/12分

■内容
空欄補充(熟語・接続詞)/空欄補充(二語補充)/文字の並べ替え/長文読解・趣旨把握)

■ポイント
文章読解の問題が出題されます。1問あたりに1分で解かなければ完答できないので、あまり読み込み過ぎず手際よく解いていくことがポイントになります。

【計数】
■問題数と時間
9問/18分

■内容
積木問題/立体の切り口/積木の切断個数/経路問題/一筆書き/折り紙/タイル敷詰め/サイコロ/サイクロイド/暗号/場合の数/平行四辺形・立体・直方体の数/多面体の辺・頂点の数/数列(郡順列・表型)/論理・待遇と三段論法/推論(順位付け・嘘つき・じゃんけん・表で整理)/集合(SPIレベル・3つの質問・集合)

■ポイント

・基本的に9問のうち4問が図形・パズル形式、5問が推論形式の問題となっています。


推論形式の問題については、文章から推測して解くタイプの問題であり、SPIの非言語分野で出題される推論の問題と似ています。

 

図形・パズル形式の問題は複雑な図形の展開図を問う問題など、比較的難しい問題が出題されます。SPIなどで出題されない問題であるため注意が必要です。

【英語】
■問題数と時間
10問/15分

 

■ポイント

全体で2つの長文が用意され、1つの長文につき5つの設問が課されます。それぞれの設問では、空所補充、語句の言い換え、内容一致などの問題がランダムに出題されます。

 

大学受験などで課されるような一般的な長文読解の問題としてイメージして良いと思います。

 

また、Webテストであるため辞書を引くことも可能ですが、制限時間を考えるとそう何度も辞書を引く余裕は無いと思います。辞書を使わないのがベストですが、もし使うとしても回答する上で重要となる単語だけにした方が良いでしょう。

「新型」

一方新型では、比較的難しくない問題を短時間で数多く課されます。

言語では、従来型では出題されない同義語や対義語と言った単発的な問題が出題されます。計数では、SPIで課されるような方程式を使う問題や四則演算、図表を使った問題が課されるようです。

科目

【言語】

■問題数と時間
34問/7分

■内容
空欄補充(熟語・接続詞)/空欄補充(二語補充)/文字の並べ替え/長文読解・趣旨把握)

■ポイント

文章読解の問題が数問と、単語の同義語・対義語・意味などを問う語彙問題が課されます。割合としては語彙問題の方が多く、従来型の問題よりもスピードを意識して解くことが重要です。

 

語彙問題のレベルとしてはそこまで難しくはありません。難問というよりは、社会人として必要となるレベルの問題だと言えるでしょう。ただ、語彙問題においては予め知識が必要です。

 

【計数】
■問題数と時間
36問/8分
 

■内容
積木問題/立体の切り口/積木の切断個数/経路問題/一筆書き/折り紙/タイル敷詰め/サイコロ/サイクロイド/暗号/場合の数/平行四辺形・立体・直方体の数/多面体の辺・頂点の数/数列(郡順列・表型)/論理・待遇と三段論法/推論(順位付け・嘘つき・じゃんけん・表で整理)/集合(SPIレベル・3つの質問・集合)
 

■ポイント

基本的に36問のうち6問が図表の読み取り問題、30問が四則逆算の問題という構成となっています。

 

問題自体の難易度はそこまで高くありませんが、8分という短時間で解く必要があるという点で正確に素早く解くことが求められます。

 

【英語】

■問題数と時間

10問/15分

 

■ポイント

英語は「従来型」同様、全体で2つの長文が用意され、1つの長文につき5つの設問が課されます。それぞれの設問では、空所補充、語句の言い換え、内容一致などの問題がランダムに出題されます

大学受験などで課されるような一般的な長文読解の問題としてイメージして良いと思います。

また、Webテストであるため辞書を引くことも可能ですが、制限時間を考えるとそう何度も辞書を引く余裕は無いと思います。辞書を使わないのがベストですが、もし使うとしても回答する上で重要となる単語だけにした方が良いでしょう。

「従来型」「新型」で問題形式が大きく異なります。例えば、一度ある企業でTG-WEBを受験していた場合、次に受ける企業で「TG-WEB」を受けても「従来型」「新型」で異なる場合もあります。

一度受験した形式が他の企業でも同じ形式であるという保証はないので注意が必要です。それぞれの問題形式についてもしっかりと把握しておきましょう。

下記で出題される科目のごとの問題数と所要時間をまとめているので参考にしてみてください。

モルガン・スタンレーのインターン選考グループディスカッション対策

モルガン・スタンレーのグループディスカッション対策

求める人物像などでも記載があるように、モルガン・スタンレーはチームワークを重視しています。そのため、協調性を意識し、チームメンバーと積極的にコミュニケーションを図り、短時間で最大の成果を出せるよう意識して取り組んでください。

銀行業界のグループディスカッションでは、「リーダーに必要なものは何か」などと言った抽象型(抽象的なテーマに対する解決策を考える)テーマが出される確率が高いです。このタイプのお題は「論理的思考力」だけでなく、「議論を進める主体性」と「周囲の意見を尊重する協調性」を持ち合わせた人物が評価されやすいと思っています。

また、課題解決型(与えられた課題に対する解決策を考える)テーマを出題されることもあります。企業によっては選考を受けている業界・企業に対する理解度が問われることがもあるので注意してください。

以下でそれぞれのテーマごとに解説します。

抽象型のグループディスカッションでは(1)前提確認・目的の明確化(2)意見出しと評価の流れで基本的に話を進めます。

課題解決型のグループディスカッションでは(1)前提確認・目的の明確化(2)現状分析、(3)ボトルネックの特定・解決策の立案(4)課題解決策の評価・優先順位づけの流れで進めます。

これらの流れを実践出来れば、答えはおのずと見えてくるはずです。

以下に「グループディスカッション」に役立つ記事・動画を載せておきますので、こちらも伏せてご覧ください。

モルガン・スタンレーのインターン選考面接対策

モルガン・スタンレー面接対策

最後に、モルガン・スタンレーのインターン選考面接対策を紹介します。

インターンレポートを元に、課された質問の特徴ごとにまとめてみました。

  • 手短に自己紹介をしてください
  • あなたの強みを教えてください
  • チームワークを発揮した経験

この質問は自己PRについて聞かれています。また自己PRに関しては「利益に貢献できる人材かどうか」が問われています。上記でも述べているモルガン・スタンレーの求めている人材像に沿ってアピールするようにしましょう。

  • なぜ金融なのか
  • なぜ証券管理部を志望するのか
  • 将来のキャリアについて
  • モルガン・スタンレーの志望動機を教えてください

上記の設問は志望理由について聞かれています。

企業が志望動機を聞く理由としては、「自社への志望度を知りたい」「モチベーションを知りたい」の2つがあります。

ですので、上記2つの理由を網羅する論理的な志望動機を伝え、選考官に「だからこの人は弊社の選考を希望しているのか」と思ってもらう必要があります。

以下のフレームワークを参考に考えてみてください。

​​

  • 高性能のAIがあったら何に使いたいか

上記の質問は普段の生活の中からビジネスに繋がるヒントを見つけ出せるかどうかを問われています。広い視野・世の中への関心・柔軟な発想・企業理解といった4つを日常的に考えるように心がけてみてください。

  • 自分の課題とそれに対しての対策
  • 最近意識して自分の短所を補うために心がけていること

上記の質問は短所について聞かれています。企業が短所を聞く意図は以下の4つです。

(1)職種や社風との適正を判断する(マッチング)

(2)短所を客観的に把握できているか(自己理解)

(3)周囲からどのような人物と思われているか(他者評価)

(4)その短所をどう改善しようとしているか(改善意欲)

企業側は学生が面接用の短所を用意してきていることなど想定済みです。企業が行う「あなたの短所は何ですか?」という質問は、ただ学生の短所を知りたいからするのではなく、その質問を皮切りにその学生がどのような考えを持ち行動をしているのかを知るためということを意識して短所を考えるようにしましょう。

  • 学生時代力を入れたこと

この質問はガクチカについて聞かれています。考え方は先程紹介したフレームワーク同様で構いませんが、面接ではエントリーシート(ES)と異なり、面接官とのコミュニケーションが重要になるため、面接官の質問の意図に沿って回答することを意識してください。

再度フレームワークを載せておくので参考にしてください。

  • 嫌いな人がいたらどうするか

この質問は先ほども述べましたが、価値観や人となりを見極めようとしています。上述したモルガン・スタンレーの求める人材像の中でも、「チームワークを大切にできる人材」であるかどうかを採用基準としていると考えられます。

つまり自分と異なる立場や考えの人でも、協力し結果を追うことができ、チームワークを大切に出来る人材であるということをアピールすると良いでしょう。

  • 逆質問

企業が逆質問をする意図としては、企業に対して本当に興味があるのか、いわば志望度が高いのかを見ようとしています。

また、面接の場では基本的に面接官から学生に対して質問する時間が多く、一方的なコミュニケーションになりがちです。そのため、逆質問という面接官と学生の双方向のやりとりを通して、学生のコミュニケーション力を見ています。

逆質問の場における「コミュニケーション力」とは「場の流れを読み、短時間で相手の意図を汲み取る力」であると考えています。

つまり、逆質問では場の雰囲気や面接官の役職等から、今ここで何を質問するのが適切なのかを見極められるか否かを見られていると考えられます。逆質問の意図をしっかりと把握し、適切な質問をするようにしましょう。

  • オーダーが入った後にオペレーションが行う業務を想像して教えてください
    ┗フロー、手続き、必要な情報
  • 株式分割について知っていることを教えてください
  • どんな法律を使うか、知っている限りで教えてください

上記の質問に関しては、しっかりと業界研究・企業研究がされているかを見られています。業界や企業について聞かれても全て答えられるように対策を行いましょう。

その際は以下の記事を参考にしてみてください。

こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく紹介しています。

最後に

モルガン・スタンレー最後に

ネームバリューのある企業の代表格と言われる業界である外資系投資銀行。その中でも今回はアドバイザリーや資金調達サービスは証券業界でトップを誇っているモルガン・スタンレーを紹介しました。

外資系投資銀行はその圧倒的な高年収から、志望する学生も例年多数います。しかしその分インターン選考に臨む学生には優秀な方が多く、熾烈な競争を勝ち抜かなければ「インターン参加」は勝ち取ることができません。

この記事を通して「モルガン・スタンレーの企業理解・各選考フローの特徴」を理解していただき、"選考突破"を目指していただければと思います。

最後に「外資系投資銀行」に関するunistyleの関連記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。

外資系投資銀行の「企業研究」に役立つ記事

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