P&Gのインターン選考(ES・適性検査・GD・面接)対策

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最終更新日:2023年08月17日

外資系メーカー志望者を中心に、毎年就活生から高い人気を誇る「P&G」。言わずとしれた世界トップの生活消費財メーカーであり、P&Gの商品を利用したことのない人はいないのではないでしょうか。本記事では、P&Gのインターン内容と具体的な選考対策を解説していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

P&Gとは

P&Gとは

「プロクター・アンド・ギャンブル」、略してP&G。

1837年にアメリカのオハイオ州で設立されたP&Gは2020年、世界約70カ国に拠点を有し、総従業員数は全世界で約97,000人に上ります。

P&Gが日本で営業を開始したのは1973年であり、日本における本所在地は兵庫県神戸市です。

営業開始から50年近く経過した現在、育児事情を大きく変えた紙おむつ「パンパース」や、新しい生活習慣を生んだ「ファブリーズ」など、人々の暮らしを変える革新的な製品を続々と世に生み出してきました。

P&Gの企業理念は"世界の人々の、よりよい暮らしのために"です。この企業理念は、P&G社員のすべての活動の原点とされています。

企業理念のもと、『社員一人ひとりが誠実であること、すべての個人を尊重すること、そして、常に正しいことを行う』というP&Gの伝統は、175年以上続く長い歴史を通じて脈々と受け継がれてきました。

続いて、P&Gの代表製品を確認していきます。代表製品は以下の通りです。

■エアケア製品
→ファブリーズ
■乳幼児用紙おむつ
→パンパース
■ヘアケア製品
→パンテーン、h&s
■シェーバー
→ジレット

【参考】P&G企業HP:製品一覧

また、P&Gはマーケティング部門に大きな強みを持っています。その中でも特に強みとして挙げられているのが、"徹底した顧客志向""ダイバーシティ(多様性)"の2つです。

「徹底した顧客指向」に関しては、P&Gが長い歴史の中で貫いてきた"Consumer is Boss (消費者こそが私たちのボス)"というビジネス理念でも表現されています。この姿勢を徹底的に追求することで消費者の支持を獲得し、市場を開拓してきました。

「ダイバーシティ(多様性)」に関しては、これまで世界各国でビジネスを展開し、様々な国・地域のデータや事例が集まってきたことに起因しています。国籍や人種を超えたスタッフの集まりによってマーケティングのアイデアが議論され、そこから生まれるシナジーがP&Gの力強いマーケティングへと繋がっています。

実際にこれまでにも「P&Gのマーケティング部門」からは数多くの著名人を輩出しており、Facebook元日本支部社長の長谷川さん、元USJのCMOでUSJ再建の立役者となった森岡毅さんなどがいます。

P&Gの平均年収は「約800万円」、その中でも営業職の年収は「1000万円」を超えるとも言われています。世界トップの生活消費財メーカーだけあって同業他社よりも給与水準は高く、また実力や昇進に比例して給与も上がるようです。

世界トップの生活消費財メーカーであり、特に「マーケティング部門」に大きな強みを持っているのが、今回紹介する「P&G」になります。

【参考】P&G企業HP

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P&Gのインターン内容

P&G22卒

ここでは、P&Gの22卒向けインターン内容について具体的に紹介します。

P&Gのインターンは、各職種に応じて「コンテンツ内容」が異なります。22卒向けの2020年サマーインターンの詳細は以下の通りです。

【マーケティング(MKT)】
期間:10月~11月のうち1週間程度(日程詳細は7月下旬決定予定)
場所:神戸オフィスもしくは東京オフィス
課題:P&G製品ブランドのマーケティング戦略の立案(予定)

【営業統括(Sales)】
期間:9月~10月のうち3日間(日程詳細は7月下旬決定予定)
場所:神戸オフィスもしくは東京オフィス
課題:P&G・カスタマー・ショッパーにWINを導くための、製品販売戦略の立案(予定)

【経営企画(F&A)】
期間:9月下旬から10月の2-3日(日程詳細は7月下旬頃決定予定)
場所:神戸オフィスもしくは東京オフィス
課題:P&G製品の中長期経営戦略立案(予定)

【生産統括(PS)】
期間:9月~10月のうち3週間(日程詳細は7月下旬に決定予定)
場所:神戸オフィス、東京オフィス、高崎工場、滋賀工場、明石工場のいずれか
課題:サプライチェーン最適化のためのプロセス・システムの改善

【IT】
期間:2020年8月下旬から11月中旬の間で3週間以上 (スケジュール、時間、曜日については個別に相談に応じます)
場所:神戸オフィスもしくは東京オフィス
課題:ITを手法として、リアルなビジネス課題を解決させるための分析や企画立案、実行までを社員やビジネスパートナーともに実施。ITでビジネスを変えたい、ITとビジネスの架け橋になりたい、という想いのある方向けの実務実践プログラム。

【研究開発(R&D)】
期間:9月頃(日程詳細は7月頃決定予定)
場所:神戸オフィス
課題:R&Dのプロダクトリサーチ職に関わる課題(予定) 
※各インターンシップ参加にかかる交通費や宿泊費などの必要な費用はP&Gが負担します。その他日当などにについてはインターンシップ規定に従いお支払する場合があります。

【引用】P&Gサマーインターンシップ2020

また、選考フローやスケジュールに関しては以下の通りとなっています。

エントリー締切:6月29日(月)正午 
◆エントリーの際に、参加したい職種を3つまで記入
◆オンラインテストの受検は7月1日(水)正午 締切
◆オンラインテスト受験後、合格者には職種別説明会に参加できる職種が案内される

職種別説明会&ケーススタディ:7月11日(土)~12日(日)
◆インターン参加のためには参加は必須
◆職種別説明会に参加できる人数は限られているため、応募人数が多い場合はオンラインテストの点数が高い方から優先して招待

最終志望順位およびサプリメンタルデータシートの提出締切:7月19日(日)23時
◆インターンポジションは限られているため、今回募集のポジションに適性がある人をこれらの情報から判断し、インターン前の面接試験に参加してもらう

面接試験:8月上旬~
◆開催期間や日数は職種によって異なる

サマーインターン:9月
◆開催期間や日数は職種によって異なる

【参考】P&Gサマーインターンシップ2020

上記のインターンとは別途、22卒向けインターンである"P&G Sales体験ワークショップ Strategic Selling Challenge"も開催されます。

こちらに関しても既に「選考フロー・スケジュールの詳細」が出ておりますので、以下に記載します。

スケジュール
◆エントリー締切:6/10(水) 正午
◆オンラインテスト締切:6/15(月)
◆インターンシップ:P&G東京オフィス:6/20(土)、6/21(日)
※いずれか一日の参加となり、関西での実施はない。

【参考】P&G Sales体験ワークショップ Strategic Selling Challenge

2020年夏に開催される「22卒向けサマーインターン」は、①職種別のインターン②Sales体験ワークショップ Strategic Selling Challengeの2種類のインターンへの併願は可能となっています。

日程も被らないように設定されているため、可能な方は両方のインターンに応募してはいかがでしょうか。

2種類の違いについて、職種別のサマーインターンは”内定直結”となっています。

Sales体験ワークショップ Strategic Selling Challengeは、P&G営業統括部門の特徴・強み・仕事内容を課題に取り組む中で1dayで体感することを目的としており、参加者の中から採用することを約束するものではないようです。

P&GのインターンシップES一覧はこちらから

P&Gの求める人材像 

P&G人物像

ここでは、「P&Gの求める人材像」について紹介します。

P&Gは自社として明確に「求める人材像」を明記していません。しかし、企業としての"共感する価値観(Our Values)"として以下のように掲げています。

P&Gは、社員とその生き方を導く価値観(バリュー)とから成ります。 私たちは、世界中で最も優秀な人材を引きつけ、採用します。 私たちは、組織の構築を内部からの昇進によって行い、個々人の業績のみに基づき社員を昇進させ、報奨します。 私たちは、社員が常に会社にとって最も重要な資産であるという信念に基づき、行動します。

【引用】P&G企業情報サイト:企業理念

また、その「共感する価値観」を構成する要素として"誠実さ・リーダーシップ・オーナーシップ・勝利への情熱・信頼"という5つを挙げています。

そこで「共感する価値観」や「P&Gという企業の特徴」を踏まえ、以下の2点が"P&Gの求める人材像"に合致するのではないかと考えました。

ここでは、ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?に即して考えてみます。

関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる人材

P&Gは「共感する価値観」を構成する要素として"信頼"を掲げており、その信頼は消費者に対してはもちろんですが、「社員や製品自体」に対しても重要であると考えています。

つまり、社内外含め様々な関係者と信頼関係を構築し、「企業のブランド力を高めたり、製品の魅力を発信する」ことのできる人材は必要となります。

そしてP&Gは「生活消費財メーカー」に属されます。生活消費財メーカーは"消費者の生活を向上させる製品"を提供することが「企業としての価値」です。

ただ単に製品を提供するだけでなく、"消費者が求めているものを心の底から理解し、革新的な技術とアイデアによって生活を豊かにしていく"ことで、さらなる「価値提供」を実現できます。

つまり、「消費者や製品」の課題やニーズを的確に把握し、それを"いかに"解決まで持っていくことができるか"というスキルは非常に重要となります。

リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる人材

P&Gは「共感する価値観」を構成する要素として"リーダーシップ"を掲げています。

さらにP&Gは外資系企業でもありますので、外資系企業特有の"実力主義"という風潮はかなりあります。実際に社内での各ブランド・マネジャー相互の競争はきわめて激しいらしく、自ら"リーダーシップ"を発揮し、熾烈な社内競争に勝ち抜いていく素養は必須であると言えます。

また、P&Gでは職種別採用を用いており、「各職種・部門」の役割は明確に分かれています。しかし商品を「開発から販売する過程」においては、各部門が連携しなければ成り立ちません。

つまり自身が担当する業務・部門だけに取り組むのではなく、"社内の様々な部門の社員と連携し、より高い目標を実現していく"力は、P&Gの社員にとって重要な力であるといえるでしょう。

もちろん各職種によって求められる素養やスキルは異なりますが、特にこの2点を意識して選考に臨んでいただければと思います。

以下に「P&Gの求める人材像」の理解に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

P&Gのインターン選考内容

P&G選考内容

ここでは、P&Gのインターンの選考内容をご紹介します。

先ほど「P&Gの22卒向けインターン内容」でも紹介しましたが、選考内容は以下の通りです。

職種別サマーインターン
オンラインテスト(webテスト)
 ▼
ケーススタディ(グループディスカッション)
 ▼
サプリメンタルデータシート(エントリーシート)
 ▼
面接
 ▼
インターンへの参加

 営業統括部門インターンの選考内容は以下の通りです。

営業統括部門インターン
オンラインテスト(webテスト)
 ▼
インターンへの参加

 上記の通り、P&GのインターンではWebテスト対策が必須となります。また、職種別インターンにおいては「Webテスト→グループディスカッション(以下、GDと表記)→エントリーシート(以下、ESと表記)→面接」という4つの選考フローがあります。

これは、P&Gが例年「インターンと本選考で同じ試験基準」を使用しているためです。そのため、"オンラインテストと面接試験で不合格となった場合には今後の22卒選考に参加することができない"というのがP&Gの選考の特徴です。

複数の選考フローの対策を行うことは大変ですが、その後の「本選考」にも大きく影響してくる選考となっているため、入念な対策をしてから選考に臨んでいただければと思います。

P&Gのインターン選考:Webテスト対策

Webテスト対策

P&Gのインターン選考に用いられるWebテストは"企業オリジナルの試験"となっています。21卒向けの試験項目は以下の通りでした。

  • 性格診断
  • 図形問題(GABのような形式)   

上記2科目で構成され、試験時間は30分~1時間程度です。

性格診断については"P&Gの求める人材像"を踏まえて回答する必要があります。P&Gが求める人材像である"リーダーシップ・信頼"という観点を意識してみましょう。

図形問題は企業オリジナルの問題ですが、形式がGABに似ているため、GABの対策をすることを推奨します。

以下はGAB対策に関する記事です。ぜひご参照ください。

P&Gのインターン選考:グループディスカッション(GD)対策 

GD対策

続いては「GD」の対策を紹介します。21卒向けのインターンに関しては以下の通りでした。

形式
●テーマ:売上向上に関するケースワークなど
●流れ:資料の読み込み→ディスカッション→発表
●学生と面接官の人数:1グループ学生5,6名に対し、面接官が1,2名つく
●ディスカッション時間:30~45分

P&Gのグループディスカッション(GD)は例年、課題解決型・売上げアップ型が課されるようです。以下、テーマ別対策記事からの引用です。ご参照ください。

課題解決型テーマのグループディスカッション(GD)の進め方

◆手順①:前提確認・目的の明確化

まずはメンバーのテーマに対する認識の違いによる議論の齟齬をなくすために、議論の前提条件に対する全体の共通認識を形成します。

この段階では、5W2H(Who、When、Where、What、How、Why、How much)を意識することが重要です。

中でも、以下の3つの視点を大切にして欲しいと思います。

  • 曖昧な言葉の定義付け(What)
  • 目標の明確化(Why)
  • 主体の特定(Who)

◆手順②:現状分析

次に行うのは現状の分析です。解決策を提案するためには解くべき課題を明確にする必要があり、その課題を明確化するためには現状を把握することが求められます。

現状分析を行う際には、問題の全体像を網羅的かつ詳細に理解することが必要です。
そのためには、以下の2つのステップを踏む必要があります。

(1)問題の切り分け
問題の構造を把握するために、複数の切り口から問題を切り分けていきます。

ビジネスの場面では3Cや4Pなどのフレームワークが思考を整理する切り口として用いられていますが、他にも「原因と結果」「国内と海外」などフレームワーク化されていない切り口も多く存在します。

ロジカルシンキングの基本であるMECEの考え方に沿って、問題を「モレなくダブリなく」把握することができていれば、どのように問題を切り分けていっても問題ありません。

また、以下の記事で書かれているように特定のフレームワークに固執することは本質的ではありませんが、考える切り口やツールとして持っておくぶんにはよいでしょう。

頻出の切り口

・「メリット」と「デメリット」
・「原因」と「結果」
・「促進要因」と「阻害要因」
・「オンライン」と「オフライン」
・「国内」と「海外」
など他にも多数

(2)ロジックツリー・図表に落とし込む
問題の切り分けが終了したら、ロジックツリーや図表にまとめて原因を1つずつ洗い出します。

ロジックツリーや図表を作成することで問題をわかりやすく網羅的に把握することが可能になり、周囲との共有も容易になります。

ここで最も重要なことは図表を埋めることではなく、思考の整理と共有です。
図表やロジックツリーは作成することそのものを目的とするのではなく、あくまでも補助的なツールとして認識してください。

手順③:ボトルネックの特定・解決策の立案

現状分析が終了したら、洗い出された原因の中から現在の課題解決のために必要な根本的な原因(ボトルネック)を特定し、解決策の立案を行います。

ボトルネックの特定は、解決策の立案と同時並行で進めると行いやすいです。それぞれの原因に対する主要な解決策をイメージしながら、解決策の「効果」と「実現可能性」の2つの側面から原因を絞り込みます。

その上で、絞り込んだ原因に対する解決策を深掘りしていきます。

手順④:解決策の評価・優先順位づけ

最後にそれぞれの解決策を評価し、優先順位づけを行います。解決策を評価する際には以下の4つの評価基準を考慮してください。

  • インパクト:解決策がもたらす効果
  • 実現可能性:解決策のリスク・コストなど
  • オリジナリティ:解決策の独自性
  • タイムスパン:解決策を実現するまでにかかる時間

売上げアップ型テーマのグループディスカッション(GD)の進め方

◆手順①:前提確認・目的の明確化

先述の5W2Hを意識しながら全体で共通認識を形成してください。売上アップ型ディスカッションでは実行主体が曖昧なままにされていること多いので、特に実行主体の定義付け(Who)を行うように注意してください。

手順②:現状分析

先述の課題解決型のテーマと同様に、以下の2つのステップを踏みます。

  • 問題を切り分ける
  • ロジックツリー・図表に書き出す

売上アップ型のテーマで現状分析を行う際には、ビジネス系のフレームワークが役立ちます。

また、ターゲットが決定していない段階で分析を行うと議論の軸がズレてしまうため、現状分析は以下の順番で行ってください。

現状分析の順番

①ターゲット分析(誰に売るか)
   ▼
②マーケティング分析(どうやって売るか)

以下では、一般的に用いられるフレームワークを紹介します。これらに固執するのは本質的ではないですが、知っておいて損はないでしょう。

フレームワーク

3C:customer(自社)・competitor(市場)・company(競合)
企業の経営戦略を考える際の基本フレームです。
上記の3つの視点を活用することで、自社の強み・メインターゲット・競合との差別化要素を把握する際に役立ちます。

 

4P:Product(製品)・Price(価格)・Place(流通)・Promotion(販促)
マーケティングの基本フレームです。
製品を売る「企業」の視点から主要なマーケティング戦略を分析したものです。
また、このフレームワークを製品を購入する「顧客」の視点から再定義した4Cというフレームワークも存在します。

 

AIDMA:Attention(注意)→Attention(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(購買)
顧客が製品の存在を認識してから購買するまでのプロセスを時系列で分解したフレームワークです。
近年では、スマートフォンの普及により誕生した新しい購買プロセスを分解したAISAS(注意→関心→検索→購買→情報共有)というフレームワークが生まれています。

P&GのGDでは、選考終了後に会場でそのまま「選考通過者」が発表されます。過去の選考参加者によると、倍率は"10倍"程度とも言われているため、事前に十分な対策をしておくことをオススメします。

以下に「グループディスカッション(GD)」に役立つ記事・動画を載せておきますので、ぜひご覧ください。

P&Gのインターン選考:エントリーシート(ES)対策 

ES対策

続いてはエントリーシート(ES)の対策をご紹介します。

P&Gのインターン選考のESは、職種別に異なる設問が与えられます。以下は21卒向けインターンのESの設問です。(一部抜粋)

  • 第一志望職種への志望理由(200文字以内)
  • 他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)
  • あなたがプロジェクトの方向を変え、その結果、時間やコストが削減された例を説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)
  • あるグループに参加し、全体を率いて、必要なサポートを獲得し、卓越した結果を実現した実例を説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)
  • あるグループの中で、あなたが下した難しかった決定についてお話ください。その決定に至るまでにどのような手順を踏み、結果はどのようなものでしたか?

上記に質問事項の一部を取り上げましたが、P&Gのインターン選考のESは"志望職種への志望動機+500~700文字の設問(複数)" となっています。

第一志望職種への志望理由(200文字以内)

今回は本選考ではなく「インターン参加への志望動機」であるため、"このインターンで何を学びたいのかこのインターンに参加することによってどのような姿になりたいのか"を書けると、より高い評価を得ることができます。

志望動機の構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。

以下はインターン合格者のES回答です。

◆第一志望職種の志望動機

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その他の設問には複数の種類があり、毎年出題内容が異なります。

以下では、過去に実際に出題された設問と、それらに対するインターン合格者のES回答を紹介します。ご参照ください。

◆ 他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)

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 ◆あなたがプロジェクトの方向を変え、その結果、時間やコストが削減された例を説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)

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◆あるグループに参加し、全体を率いて、必要なサポートを獲得し、卓越した結果を実現した実例を説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)

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◆あるグループの中で、あなたが下した難しかった決定についてお話ください。その決定に至るまでにどのような手順を踏み、結果はどのようなものでしたか?

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いずれの設問においても、論理的で読みやすい文章を心掛けましょう。

文字数は500~700文字で比較的余裕がありますが、冗長にならないよう結論ファーストを意識することや、定量的データを用いた分かり易い文章を心掛けていただけたらと思います。

以下にES対策に関する記事を掲載します。こちらも併せてご覧ください。

P&Gのインターン選考:面接対策

面接対策

最後に「面接」の対策をご紹介します。

以下は20卒のインターン合格者の選考レポートです。ご参照ください。

面接
社員さん:1人
時間:90分
内容:
・ES中心に深堀、動機や、そこに至るまでのプロセスなどについて聞かれた
・状況問題も出された
:実際に仕事をするときにありそうな状況で自分が取りうる行動と、理由に関して聞かれた。(悩んだ時に一人で抱え込まないか、上司に相談することができるか判断されたと思う)
・英語の質問では学生時代に経験したことで何を得たのか中心に聞かれた(伝えようとする姿勢が大事)

P&Gインターン合格者の選考レポート20卒

P&Gの面接では「なぜその行動を取ったのか?どうして別の選択をしようと思わなかったのか?」というように、かなり深いところまで質問をされるようです。

面接に臨む際には、入念な"自己分析"を行い、どんな質問に対してもすぐに答えることができるように準備しておくことが大切です。

また、"定量的データ"に関する質問をされることが多いため、エビデンス・ベースドで説明する練習をすることが重要となります。

面接では逆質問の時間も比較的多く設けられているため、事前に複数の質問を準備しておくと良いのではないでしょうか。

以下に面接対策に関する記事・動画を掲載します。こちらも併せてご覧ください。

最後に 

最後に

上位校生を中心に高い人気を誇る「外資系メーカー」。その外資系メーカーの中でもトップクラスの人気を誇り、「世界トップの生活消費財メーカー」に当たるのが今回紹介した"P&G"です。

P&Gのインターンは毎年就活生に大人気のインターンとなっており、22卒向けのインターン参加にも熾烈な競争が待ち受けていることが予想されます。

また、P&Gは職種別採用を用いているため、インターンにおいても職種ごとに異なるコンテンツが用意されています。

そのため、「webテスト・GD・ES・面接」と各選考フローの対策を行うことはもちろん、"どの職種を選択するか"をしっかりと考えることも非常に重要です。

入念な企業研究を行い、自身の志望する職種のインターンへの参加を目指していただきたいと思います。

最後にP&Gの企業研究に役立つ記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。

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