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【ガクチカ|悪い例】賢者は失敗から学ぶ。評価されないガクチカとは

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    【ガクチカ|悪い例】賢者は失敗から学ぶ。評価されないガクチカとは

    掲載開始日:2018年12月21日
    最終更新日:2019年02月26日

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    今回は、就職活動において最頻出といえる「ガクチカ」の要点について考えていきたいと思います。

    ここではあえて悪い例を参考に、どのような書き方をすると企業から評価されないのかを見ていきます。良い例だけでなく悪い例を知ることで、今まで持ち合わせていなかった視点からもESを見直すことができるでしょう。

    闇雲に内定者のESを真似するのではなく、どのような書き方であれば評価され、反対にどのような書き方は評価されないのかを自身でよく考えることが重要です。

    ガクチカを問う目的と評価基準

     unistyleでは、企業が学生に対してガクチカを問う目的を以下の2点であると考えています。

    ①経験自体のレベル・スペックの把握
    ②自社に合う・マッチする人材か知るため

    多くの学生がガクチカを書く際、どうしても実績自体のインパクトに意識が向きがちです。ここで示したように勿論経験自体のレベルも重要ですが、それと同様にあなたがその企業にマッチする思考力や人柄を有していることを示すことも大事です。

    この目的を踏まえた上で、企業の評価基準を考えると以下の3点が挙げられます。

    ①実績自体のインパクトがどれだけあるか
    ②書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか
    ③企業で活かせる学びを得ているか

    上記で挙げた目的と評価基準を意識した上で、ガクチカを作成しましょう。

    参考:【例文あり】評価される「ガクチカ」の書き方と思考法
    →本記事では、評価される学生時代頑張ったことの書き方はもちろん、面接にどう繋げるか・内定者の回答例・エピソードが浮かばないときの対処法など、学生時代頑張ったことを書くうえでの全体像を提示していきます。ES対策としてだけでなく、面接前の準備としても役立てていただければと思います。

    ガクチカの作成法

    続いて、ガクチカの作成法について示していきたいと思います。以下がガクチカ作成のフレームワークです。

    ①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学びという論理構成で展開していきましょう。

    この中でも、⑥学びの部分についてどのように書けば良いか分からないという方は、下記記事をご参照下さい。

    参考:【例文付き】他の学生と差がつく!ガクチカから学んだことの書き方
    →単純な経験からでも学び、それを実際に次の行動に活かすことは就職活動に限らず求められる能力の一つになります。今回は、就職活動でよく質問される「取組みにおける学び」について評価のポイントと、評価される具体的回答例について話をしたいと思います。

    悪い例から考える「ガクチカ」の要点

    悪い例①:エピソードが自己完結している

    私は、以前まで国外で働きたいという思いが強かったので、昨年に大学を休学して半年間◯◯に語学留学をしました。渡航後1週目は、留学前のTOEICスコアが◯◯点であることに加えて、英会話経験がなかったので、会話が全く成り立ちませんでした。その時の自分の英語力に問題意識を感じて、留学期間の目標設定を行いました。留学後に自分がどうなっていたいのかを考え、日本で友達と会話するときと同様に複数人と自然に思ったことを英語で会話できるようになることを目標にして、そのためのステップとして一日に話しかける人数や週に友人と出かける回数など細かく設定し英語を使う環境をつくりました。また、スピーキング力を鍛えるために一日ごとに自分が話せなかったトピックを書き出して次の会話のためにどう応えるのかを英語でノートにまとめました。その結果、外国人の友達が増え、英語で自然に会話が成り立つようになりました。帰国後には目標設定と日々のPDCAを繰り返したおかげでTOEICの点数が300点以上伸びて◯◯点を取ることができました。この経験から目標設定の大切さとゴールに近づくためのPDCAの大切さを学びました。

    留学を経てTOEICの点数を伸ばした経験について書かれています。エピソードの難易度、インパクトともに内容としては十分なものと言えるでしょう。

    もっとも、このESは自己完結しているために、企業から評価がされにくいESといえます。unistyleでは、以下の5つを企業に伝えるべき強みとして定義しています。

    ①個人として努力し、成果をあげることができる。
    ②関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる。
    ③リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる。
    ④価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる。
    ⑤今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現できる。


    参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?

    これら5つの強みから分かるように、企業に伝えるべき強みのうち5つのうち4つは周囲との関係の中で生まれるものです。もちろん、個人で努力することができるというのも重要な強みとなりますが、企業という集団の中で働く以上、周囲との関係の中でどのような影響を与えられるのかについてもガクチカで伝えるべきでしょう。

    このESでは、①個人として努力し、成果をあげることができるということしかアピールできません。周囲の人々をどう動かし、どのような影響を与えられるかについてもガクチカの中で言及できると良いでしょう。

    今回の場合は、TOEICを中心にエピソードを構築するのではなく、留学経験を中心にエピソードを構築していけば、周囲との関係の中での強みを伝えられることでしょう。

    悪い例②:手段が目的化している

    私は、アルバイト先での雰囲気作りに力を入れました。私が入ったばかりの頃は少しピリピリした雰囲気がありました。これでは仕事も円滑に行うことができないので、私は積極的にスタッフへコミュニケーションをとることを心がけました。飲み会などイベントを開催して交流深める機会を設けたり、年の離れた方へ積極的に仕事の相談をするようにしたところ、徐々に何でも話せる雰囲気ができ、今ではアルバイト先で起こったことは全員で共有し解決に導くことができるようになりました。

    アルバイト先での「雰囲気作り」に力を入れたとありますが、これは手段が目的化した例といえるでしょう。

    では、この学生の本来の目的は何なのでしょうか。文章から読み取ると、この学生が雰囲気作りに力を入れたのは、「仕事を円滑に行う」ことが目的にあったことが分かります。ここから更に考えていくと、人間関係が円滑化することで仕事にも取組みやすくなり、その店舗の売上向上にも繋がるはずです。つまり、この学生の本来の目的は「店舗の売上向上」にあったとも考えられます。

    ここで、本来の目的を特定することは不可能ですが、このように自分がなぜその行動をしたのかをさかのぼっていくと本来の目的が浮かび上がってくることがあります。

    自分が目的として認識しているものが、その取組みにおいて目的といえるものかどうかを吟味する必要があります。

    悪い例③:施策と結果の間の因果関係が弱い

    おもてなしの心を極めようと高級寿司店でアルバイトをした。売上増加が求められたが、当初はうまくいかなかった。自分の言動を省みるとマニュアル通りで無機質な接客になっていた。そこで売り込みという認識を捨て、自分がされてうれしい接客をすることが売り上げにつながると考えた。「札幌でみそラーメンだと○○がおすすめですよ」といった他愛もない話や「タラバガニってカニじゃなくてヤドカリの仲間なんですよ」といった目から鱗の雑学でお客様を楽しませた。また、お年寄りには柔らかな言い回しではっきりと話すといったようにお客様の層にあわせた接客をした。 
    会話という付加価値を生み出し「お兄さんがいたからおいしかったよ。」と言ってもらえるようになった。そして、私の取り組みがバイト仲間の闘争心に火をつけ、サービスの質が日々向上している。結果として前年比1.2倍を売り上げた。この経験から「会話が商品そのものの価値を上げること」を学んだ。

    この学生は、高級寿司店でアルバイトをした経験について記述しています。そこで、売上増加の為にサービスの質を向上させ、結果として前年比1.2倍という売上を達成したことが書かれています。高いモチベーションを持って、アルバイトに臨んでいたことが分かります。

    しかし、このESを読んでいると一つの疑問が浮かび上がります。それは、「サービスの質向上が本当に売上増加に繋がったのか?」ということです。

    なぜなら、この学生のアルバイト先である「高級寿司店」のような高価格帯の店では、一定のレベル以上のサービスが当然求められているといえるからです。また、寿司店という飲食店においては、「サービスの質」よりも「商品の質」そのものがより重視されていると考えられます。

    そのため、この学生の取組みが売上の向上に繋がったのか、多少影響があったとしても売上貢献への寄与は微々たるものではないのかという疑問が生じます。つまり、このESは施策と結果の因果関係が弱いため説得力に欠けるといえます。

    このような点は、ESはともかく面接では間違いなく追及されることとなります。ロジックの甘いESを作成してしまうと、質問をされた際に自分が答えに窮することとなってしまいます。

    今回のESの場合であれば、サービスの質を向上させた→するとリピーター客が増加した→その結果店舗の売上が増加したというように途中過程まで記述する必要があるでしょう。

    施策と結果の因果関係を誰もが認識できるような書き方を意識する必要があります。

    悪い例④:問題解決のための施策として相応しくない

    友人と「やったことのないことに挑戦」するイベントを企画・運営するサークルを立ち上げ、企画部の部長に任命されました。この役割を務める際に、部員の主体性を高めるために尽力しました。なぜなら、参加者や部員が楽しめるイベント作りには、多くの意見が必要だと思ったからです。しかし当初は意見が出ず、私の意見ばかりが採用されていたので、この状況を打破する努力をしました。具体的には、話し合いの場を盛り上げて発言しやすい雰囲気を作り、それでも発言できない子には強要せず、個人的に意見を聞いて会議に反映させました。さらに個々人を観察して、長所に合わせた役割分担をしました。その結果、メンバーの意欲が高まり、活発に意見が飛び交うようになりました。それに伴い、回数を重ねるごとに参加者を増やすこともできました。以上の経験から、周りを見ながら人の立場に立って考えることの大切さを学び、努力は報われることの感動を味わいました。

    このESでは、サークルを立ち上げ、部員の主体性を高めることに尽力した経験が書かれています。話し合いの場を設けたり、役割分担を工夫したりした結果、部員の主体性も向上したようです。

    多くの学生が就活初期にこのようなESを作成しがちですが、企業からは一切評価されません。

    皆さんは集団で何か物事に取り組む際に「話し合い」をしないことがあるでしょうか。そんなことはまずあり得ないと思います。集団で物事を決定したり取り組んだりする際は、必ず議論や話し合いの場が持たれることでしょう。

    つまり、この学生はESにおいて至極当然のことを述べているに過ぎないのです。このESの要点をまとめると、「メンバーの意見を反映するために話し合いの場を設けた結果、メンバーの主体性が高まった」となります。このような当たり前のことを述べただけのESが評価されることはまずありません。

    したがって、「話し合いの場を設ける」ことが根本的な問題解決の施策とはいえません。そこからプラスαでどのような施策を行ったのかがガクチカのアピールポイントとなるのです。

    最後に

    ここまで、ガクチカの悪い例を見てきました。中には自分が書いたガクチカと重なる部分もあったのではないでしょうか。

    もちろん、これを書いたら絶対にESが通らないとは言い切れません。しかし、その後の面接を想定した場合には、必ず面接官から厳しい言及がなされることでしょう。

    ES作成段階から面接の場を想定しておき、エピソードを論理的にまとめておくことが重要です。

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