キリンホールディングス(KIRIN)関連のテクニック
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- キリンのES対策と解説付き内定者ES 38,603 views 午後の紅茶をはじめとする清涼飲料事業、一番搾りに代表されるビール事業やその他にもワイン事業を抱えるキリン。就職活動生の中での人気も高いです。今回はキリンのESと採用HPから、キリンが求める人材を探っていきましょう。本記事のコンテンツ・採用HPから見るキリンでの働き方・キリンES設問└設問①└説問②└設問③・まとめ採用HPから見るキリンでの働き方高い志を持ち、どんな環境でも前向きに取り組み、お客様に新しい価値を提供するためにリーダーシップを発揮できる人材引用:採用情報求める人物像この採用メッセージから、unistyleの記事で紹介した「」と照らしあわせると特に「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」・「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」ことが求められると言えそうです。街角でおなじみの自販機は、キリンにとって大切な販路であり、ファンづくりの場でもあります。そんな自販機の設置やメンテナンス、飲みものの補充を手がけているのは、自社グループ販社のほか、「オペレーター」と呼ばれる外部企業。私たち自動販売機営業部は、お得意先であるオペレーターと協力しながら、もっとさまざまな場所で、さまざまなキリン商品をお客様に楽しんでいただくための取り組みを行っています。ただし、先方はキリン専属の販社ではありません。競合他社の自販機や商品も扱っており、どのメーカーの自販機を置くか、商品を入れるかは先方次第。そのため、まずはお得意先にキリンのファンになっていただかなくては始まらないのです。商品ラインナップの積極的な提案やPOPなどの販促策によって「キリンの商品は売れる」という実感をつくり、信頼関係を築いていく。そんな努力の積み重ねが、キリンファン拡大にダイレクトにつながり、それが私にとって一番のやりがいです。引用:採用情報社員インタビューOB訪問を実施した学生や社員の方の話では、事務系では多くの新卒社員が工場での実地勤務を経て特定地域の営業を担当するようです。上記の働き方からわかるように、新入社員に求められる人材像は「いかにして顧客を獲得するか・既存顧客との関係性を強化するか」と言えます。社員メッセージより、「」の「1.個人として努力し、成果をあげることができる」や「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」ことが重要であると考えられます。これらからキリンが求める人材を考えると、以下のようになると言えるでしょう。①担当となる飲食店の経営者や量販店の担当者と信頼関係を構築し、自社のビールを一番に扱ってもらえる人材②取引先の課題やニーズを引き出し、解決策を提案し、それらの解決に結びつけることのできる人材③経営者や担当者、他部署の人間など価値観や考え方の異なる人と協力して共通の目標実現のため協働できる人材求める人材については「」と似通っていると言えます。それでは次はESの設問から、キリンに必要とされる人材像を考えていきます。キリンES設問設問①:あなたが、これまでの人生の中で、周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。※必ずしも役職としての「リーダー」経験を問うものではありません。設問②:これまでの人生の中で最もチャレンジした経験を自由に表現してください。(表現方法は自由です。枠内を自由にご活用ください。ただし、別資料の同封・立体加工はご遠慮ください。)設問③:①②の質問を踏まえ、これまで培った経験や能力をいかしてキリングループで「何を」「どのように」達成したいですか。設問①あなたが、これまでの人生の中で、周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。※必ずしも役職としての「リーダー」経験を問うものではありません。リーダーシップに関する設問です。「リーダーシップ」というと、何らかの役職とセットで想起する方も見ると思いますが、もう少し広くこの言葉の及ぶ範囲を捉えてみることができるかもしれません。ここで、googleの採用に関する話を下記に引用します。従来のリーダーシップとは異なる、新しい形のリーダーシップです。従来のリーダーシップを問う際には、よくこんな質問がされていました。チェスクラブの部長でしたか?営業部の副部長でしたか?その地位を得るのに、どれだけ時間がかかりましたか?そういった質問は重要ではありません。重要なのは、チーム内で問題が生じたときに、適切なタイミングで、率先してチームを引っ張ったかどうか、という点です。逆に言えば、そういった状況において一歩引き下がっていたか、ただ他の人が問題を対処してくれるのを待っていたか、という点も問います。こうした状況下で、もっとも価値の高いリーダーシップを発揮するには、権力を進んで放棄することが求められるからです。参考:Googleが採用で重視すること、しないこと|「lifehacker」リーダーシップとは、全て役職から生じるものではなく、様々な人が集まる組織の中で、方向性を示して、組織として成果をあげるために行動をとれる人かどうかという点がこの言葉の及ぶ範囲だと、上記のことよりもうかがえるのではないでしょうか。事実、この設問においても、「※必ずしも役職としての「リーダー」経験を問うものではありません。」という一文が末尾にあります。問われているのは、役職という「実績」ではなく、集団をある一面に退いて率先して牽引しようとする「精神」だと考えます。ですので、ここではまずリーダシップを発揮した経験を選び出し、その中で自分は集団のどこに問題点を見出し、改善に向けて自分以外の人も主体的に巻き込んで取り組みをしたのか、こういった順序で考えていくとすっきりと書けるのではないでしょうか。設問でも、「周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験」という指定があるので、まずはこの条件に合致する経験を探してみて下さい。例えば、学業においてはゼミや卒論の共同研究で研究の方向性を示し、他の人に役割を振ったり、部活動ではチームの現状を分析して練習メニューや練習外でのコミュニケーション方法の改善に取り組んだ経験、アルバイトでは、売り上げやホスピタリティの向上に向けてパート・アルバイトを巻き込んで取り組んだ経験、といったものがあると思います。探してみればあるものですが、仮にあっても話の規模や成果のインパクトに自信の無い方がいるかもしれません。もちろんあるに越したことはありませんが、ここで問われているのは成功体験のインパクトではなく、問題に対して適切な行動を集団に対して率先し取ろうとする人材かどうか、そしてそれがキリンの求める人物像ともマッチするものなのかということです。なので、あえてインパクトの無い話を選ぶ意味もありませんが、インパクトが無いからと言ってそこでおしまいということでもありません。ESでも、またその後の面接においても、自分にとって一番上記に合うようなリーダーシップを発揮した経験を書くほうが、変に着飾るよりもずっと表現しやすいと思います。また、書く際には「」で紹介されているフレームワークを活用すると、書くべきポイントがはっきりして書きやすくなると思います。「学生時代頑張ったこと」に関するフレームワークではありますが、「リーダーシップを発揮した学生時代頑張ったこと」と考えれば、このフレームワークもこの設問に対して転用できると思います。加えて、以下にリーダーシップに関する記事をご紹介いたしますので、こちらも是非ご参考ください。参考:→リーダーシップに関する設問に対する取り組み方と、総合商社や大手企業内定者の回答と解説を掲載しています。併せてご参考ください。【参考】キリン内定者の回答説問①「あなたが、これまでの人生の中で、周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。※必ずしも役職としての「リーダー」経験を問うものではありません。」レストランのアルバイトでの外国人スタッフの接客レベルの向上において、リーダーシップを発揮しました。私の勤務するレストランではほとんどのスタッフが外国籍の方で、オープン直後から、日本での就労経験のないスタッフの接客態度や勤務中の私語などが問題となっていました。そこで以前カフェでのアルバイト経験があった私は、ホールスタッフの接客レベルを改善し、お客様のレストランに対する満足度を高めたいと考えました。まず基本的なレストランでの接客フレーズ(挨拶やお会計の流れなど)を紙にまとめ配布し、毎日の朝礼で15分間練習しました。またメニューの説明も簡単にでも日本語で対応できるようにするため、一つ一つの料理の英語の名前・写真・説明を箇条書きでまとめ、自宅で覚えてくるように促しました。キッチンスタッフである私は毎回の料理提供の際に、ホールスタッフがメニューの名前を言えるかを確認し、商品名の把握の進捗を確かめました。結果として、ホールスタッフは自信を持ってお客様に料理を提供できるようになったため、自然と笑顔が増えました。最近では「ホールのスタッフの接客に元気をもらった。また来たい。」とおっしゃって頂けるまでに接客のレベルも向上しました。自分がリーダーとなり引っ張った経験ではありませんが、チーム全体を見渡す力を生かし、一つの組織を活性化させることができたと思います。こちらの回答では、飲食店でのアルバイトにおいて他のスタッフの技能向上を目指した話が書かれています。「」のフレームワークを基にこの回答を分析すると、①結論:接客レベルの向上②動機:スタッフの勤務態度③目標と困難:接客レベルの向上④取り組みと結果:スタッフの自信を持った接客⑤人柄:全体を見渡す力⑥学び:全体を見渡し改善に取り組むことで、組織の活性化に繋がるこのように捉えることができます。6項目全てに文字数が割かれているため、全体として非常に納得感のある回答になっていると思います。また、「」にある強みと照らし合わせると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」をアピール出来ておりキリンの求める素養を持つ人材であるとアピール出来ているでしょう。より良いものにすることを考えると、No.1への強いこだわりがキリンにはあるので、もしあったのなら、「お客様からのアンケートで、スタッフの接客満足度がエリアで1位だった」というようなものがあると、よりキリンが求める人材に合致した回答になったと思います。設問②これまでの人生の中で最も挑戦した経験を教えてください。(表現方法は自由です。枠内を自由にご活用ください。ただし、別資料の同封・立体加工はご遠慮ください)続いては「挑戦」に関する問いです。挑戦とありますが、こちらも「学生時代頑張ったこと」の変化と考えて差し支えないでしょう。違いは時間軸が学生時代から人生に変化したことと、「最大」という指定が入っていることです。注意が必要なのは、説問1ではエピソードのインパクトを気にし過ぎなくても良いという話でしたが、今回は「最大」とあるため、あまりインパクトに欠けるエピソードを披露してしまうと、採用側に「え、この程度の経験しかしてないの?」と思われてしまいます。ですので、本設問ではエピソードのインパクトも重要になっていきます。【参考】キリン内定者の回答説問②「これまでの人生の中で最も挑戦した経験を教えてください。(表現方法は自由です。枠内を自由にご活用ください。ただし、別資料の同封・立体加工はご遠慮ください)」私は高校時代、アメリカ・I州の現地校に10ヶ月留学していました。日本で中高一貫校に通い、毎日が同じことの繰り返しに感じ、刺激が欲しい、内気な自分を変えたいと思い、留学を決意しました。しかし現地の学校の留学生は私を含め3人しかおらず、アメリカ人の輪の中に飛び込むことは、人見知りで英語も不得意だった自分には難しく、部活に入ることもできませんでした。しかし、このままでは10ヶ月の留学生活が無駄になってしまうと感じ、「内気な自分を変えるための挑戦」という留学の目的を見つめ直し、これからは能動的に行動し、他の留学生に負けない語学力・行動力を身に付けると覚悟を決めました。その後は、まず日本では未経験のサッカーを始め、チームメイトと四六時中共に過ごすことで会話量を増加させました。アメリカ人と親しく関わる中で、アメリカでの日本の認知度の低さに驚き、もっと日本をアピールしたいという気持ちが芽生え、あらゆる方法で日本を知ってもらう努力をしました。具体的には、・近所の大学の国際交流イベントでの、500人の前で「剣道の形」の実演・通っていた教会での月1回の「JapaneseKitchen」の開催・各学年の集会での日本紹介のプレゼンテーションの実施を行いました。これらの結果、勉強面では現地高校の成績優秀者に選ばれ、英語力においても、留学前からTOEFLの点を50点以上向上させました。このアメリカの留学では、「挑戦を恐れない姿勢」を身につけることができただけでなく、「自分の弱さの克服」を達成することができました。同時にこれからも、日本を世界にさらに発信していきたいという思いが強くなりました。貴社においても苦手なことから逃げず、常に挑戦する気持ちを持ち、諦めずに最後までやり抜くことを大切にしたいです。高校時代の留学経験について述べられた回答です。留学というと大学生の時の経験を挙げる方が多いですが、この方の場合は高校生の頃の話ということで、インパクトのあるものになっていると思います。説問1でも使用したフレームワークに沿って考えると、①結論:高校生のときのアメリカへの留学②動機:自分を変えたい③目標と困難:(目標)内気な自分を変えたい(困難)人見知りと語学力④取り組みと結果:会話量を増やす(取り組み)語学力の向上と意識改革(結果)⑥学び:挑戦を恐れない姿勢このように上記回答を分析することができます。それを踏まえると、こちらの回答でもフレームワークに沿ったものが述べられていると思います。説問1では集団での努力経験が書かれていたため、説問2で個人として努力できる点をアピールするのも、バランスが取れた回答になっていると思います。また、キリンが求める人材とマッチしているのか、という点に関してはアメリカの人たちに対して日本文化を知ってもらおうと努力する点が、新しい価値の創造を重視している点に合致したエピソードであるといえ、こちらも含め回答全体として非常に完成度の高いものと考えます。こちらの内定者の方は文字主体で回答されたようですが、自由な表現方法ということで、写真なども回答方法として候補に挙がります。いずれにしても、自己PRが十分に出来る方法で回答していきましょう。参考:設問③①②の質問を踏まえ、これまで培った経験や能力をいかしてキリングループで「何を」「どのように」達成したいですか。自己PRと志望動機を示すことができる設問です。自己PRでは、「」、「」も参考にして頂きたいと思います。自己PRですので、説問①②でまだアピールしていないことに触れても良いですが、①②を踏まえて念押しのような形の方が良いかと思います。可能であるならば、キリンでは新しい価値の創造のできる人材を求めていることが読み取れるので、「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」強みをアピールしたいところです。新しい飲料文化は価値観や考え方の異なる人と協力しなければ作り得ないという立場にたてば、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」強みをアピールすることもできるでしょう。志望動機を考える上では、同業他社であるサントリーやアサヒビールの働き方や他の食品業界での働き方も理解した上で、なぜキリンでなければならないのか語れると良いと思います。以下の記事も参考にしてください。参考:→その企業でないといけない理由の提示の仕方を3つのアプローチ法から解説します。また、将来的にはマーケティングを担当したいというキャリアプランを持つ志望者の方もいると思います。上記に書いた営業の適正を示した上で、「」の「①成し遂げたいこと」でその旨を書けばモチベーションの高さを示すことができるでしょう。【参考】キリン内定者の回答設問3:①②の質問を踏まえ、これまで培った経験や能力をいかしてキリングループで「何を」「どのように」達成したいですか。世界中に貴社の商品を通じて「おいしさのワクワク」をより多くの人々に届けたいと思います。具体的には、チューハイや梅酒などの日本ならでは酒類を世界に発信し、さらにはお酒が強い人・弱い人が一緒に楽しめる「場」の提供をしたいと思っています。なぜならフィンランドへの留学中、日本と比較するとアルコール度数が低く、口当たりのいいRTDの種類が少なかったこと、梅酒を飲んでもらうと非常に評判が良かった(果実のお酒は甘くて飲み易いと、お酒が苦手な人からも好評だった)ことなどを通じて、日本の多種多様な酒類文化が世界でも受け入れられると感じたからです。初めは国内の営業・マーケティングに携わり、お客様のニーズを捉えられるように成長し、将来的には自分の「新しいことに果敢にチャレンジできる力」を生かし、世界中の人々に対し、新しい「おいしさ」の提供をしたいと考えます。参考:エントリーシート留学経験を源泉に、世界中の人たちへ新しいおいしさを提供したいということが書かれています。新しい価値の創造を目指すキリンにとって、上記のような思いは志望動機として十分なものだと考えます。加えて、そこでの経験がキリンのビジネスモデルとも合致しており、何故飲料業界を志望し、その中で何故キリンを選んだのかが十分に伝わる内容であり、志望動機として説得力のあるものとなっています。一方、「①②を踏まえて」という部分に関しては、説問②での「挑戦を恐れない姿勢」を踏まえた回答であるといえますが、説問①での経験や学びに触れられていない点は残念に感じます。「全体を見渡すことで集団の価値を向上させる」という学びですので、「新しい『おいしさ』の提供」の前に「様々な同僚、先輩、後輩と共に」といった言葉あるだけでも、変わると思います。特に、新しい価値を提供しようと考える際に、それを自分ひとりで行うことは恐らく相当に難しいものだと思いますので、より多くの人を文章中に登場させることで、働くイメージがより現実に沿ったものである人材なことがアピールできると思います。まとめいかがでしょうか。キリンはサントリーやアサヒに負けないようにM&Aなどによって、海外での事業展開を行っています。グローバルに働きたい方だけでなく、これからの飲料メーカーを支えていきたい人にぜひ挑戦してもらいたいと思います。企業の求める人材を理解しESを書き進めるためにも、この記事以外のunistyleに掲載中の企業別選考対策も参考にして頂けると幸いです。参考:キリンの企業研究→unistyle上にあるキリン関連のコンテンツをまとめたページです。選考突破に向けた記事や、内定者の実際のESや選考レポートが掲載されています。photobyume-y
- 【キリンの面接過去問27選】就職活動での頻出質問と選考意図とは 28,512 views 「午後の紅茶」や「一番搾り」などの大ヒット商品で知られるキリンは、清涼飲料からビール、ワイン事業などを幅広く展開し、上位校の学生からも抜群の人気を誇っています。そんな同社の選考は、グループディスカッションと3回の面接で行われており、基本的にはオーソドックスな質問が投げかけられているようです。本記事では、採用人数の少なさゆえに狭き門として知られるキリンの選考において、過去にされた質問内容をまとめ、同社の面接対策を考えていきます。参考:キリンのエントリーシート・選考情報→キリンの本選考ES・レポート、インターンES・レポートを掲載しています。学生時代の経験に関する質問学生時代頑張ったことを教えてください。その部活に入部した理由を教えてください。その中での自分の役割は何ですか。困難はありましたか。それをどう乗り越えましたか。どんな工夫をしましたか。なぜ乗り越えようと思ったのですか。サッカー以外で頑張ったことを教えてください。学生時代に学んだことを仕事で生かすとしたらどうしますか。こちらは「」を参照して対策を練るといいでしょう。どの企業でも質問される鉄板の内容ですので、じっくりと時間をかけることをお勧めします。「なぜ入部したのか」や「どうして頑張ったのか」という質問は、就活生のモチベーションの源泉を探るためのものです。そのため自己分析をする際は、「過去の経験の中で、どんな価値観の基で、熱意を持って物事に取り組んできたのか」を把握できるまで掘り下げるように意識しましょう。参考:→学生時代頑張ったことの「動機」部分について詳しく説明したいと思います。また、「学生時代に学んだことを仕事で生かすとしたらどうしますか。」という、いわゆる「方法論」に関する回答も求められています。この質問を通じて企業側は、「学生がどのような学び・価値観の基、仕事に取り組んでくれるのか」を見極めようとしていますので、自己分析をする際は、「Aという経験から何を学び、どう仕事に応用できるのか」を話すことができるようになるまで、徹底して自己分析をしましょう。参考:→企業がもとめる「リーダーシップ」の語り方を説明します。さらに、キリンの選考を受けた学生には、「学生時代頑張ったことを複数質問された」という方が数多くいるため、同社の選考を受ける際には自分が注力してきた経験を、ゼミやアルバイト、留学や部活・サークルなどの中から幅広く2〜3個は洗い出しておくとよいでしょう。あなた自身に関する質問あなたはリーダーですか、フォロワーですか。社会人になり大事にしたいことを教えてください。なぜ勉強を頑張っていたのですか。今までの就活の変遷を教えてください。高校時代の友達からどう思われていますか。周囲からの印象に関する問いかけがなされていますが、これは「自分が認識している自分」と「他人があなたに対して抱いている印象」にズレがないかを確認するための質問です。OB・OG訪問の最後に、社員の方に自身の印象を尋ねてみることで、「客観的に見た自分」を認識することができ、面接官に自分がどう見られているかを事前に把握することに役立ちます。またその際に、言葉遣いや仕草などに失礼な点がなかったかどうかも併せて確認することで、本番の面接で意識すべきポイントを事前に認識することができるはずです。参考:→面接で問われる「自己PR」の意図を説明します。社会人でも大事にしたいことは、先述した自身の「方法論」や「モチベーションの源泉」に根差した回答を述べるようにすると、わかりやすく相手に伝えることができるでしょう。志望動機に関する質問就職活動の軸を教えてください。なぜキリンなのか教えてください。キリンの強みと弱みを教えてください。ビールの営業の仕事で何をするかわかっていますか。酒類と清涼飲料水、どちらに携わりたいですか。キリンでどのようなことがしたいですか(営業、開発…など)、その理由も教えてください。内定先含め他社の選考状況を教えてください。キリンから内定が出たら、就活を辞めますか。就職活動の軸やキリンの理由、営業か開発かなどの質問例がありますので、ここでは大きくポイント(1)飲料メーカー業界を志望する理由(2)キリンを志望する理由(3)会社に入ってやりたいことに関して考えていきます。最初に(1)と(2)はそれぞれ「」の中の、「業界比較」並びに「同業比較」に該当します。最初に(1)の業界比較に関して考えてみましょう。多くの就活生は「一番搾りが好きだから」、「好きな商品の販売や開発に携わりたい」といった個人の趣向や憧れで飲料業界やキリンを志望しているのではないでしょうか。ですが実際に内定する就活生の多くは、他業界との比較を通じて、客観的な視点から業界志望度の高さをアピールしています。「」で紹介している通り、「自分がどういった基準で企業選びをしているのか(=軸)」、そして「飲料業界のメリットとデメリットは何か」まで突き詰めることで、憧れだけでなく、確固たる意思を持って就職活動に励んでいる学生であることをアピールすることができるでしょう。次に(2)の同業比較に関しては、「なぜサントリーやサッポロではないのか」を常に考えるようにしましょう。「」でも紹介していますが、「業界内の特別なポジション・強みから語る」、「社風・企業理念から語る」、「企業で働く「人」から語る」、の3つが、この質問に対する有効な対策になるでしょう。その際、キリンの強みだけでなく課題にまで目を向けた企業研究をすることで、「キリンの強みと弱みを教えてください。」といった質問にも鋭い切り返しを見せることができるはずです。最後に(3)の「キャリア」に関する質問についても対策方法を考えてみましょう。社会に出て働いたことのない就活生にとって、この類の質問に回答するのは少々難しいことのように感じられます。ですが考えてわからないものは、先人に知恵を借りることで補完することが可能ですので、以下の記事でも紹介している通り、積極的に社員や内定者の方にお会いし、その働きがいや夢に貪欲に触れてみることをお勧めします。そうすることで、「ビールの営業の仕事で何をするかわかっていますか。」といった質問に対しても鋭い回答ができ、業務内容の理解度の高さを示すことができるでしょう。参考:→綺麗ごとだと思われがちかもしれませんが、モチベーション高く頑張っている社会人の中には、「実現したいこと」を大切にしている人も多くいるものです。またunistyleでは、過去の就活生のESを多数公開しているため、それらに目を通すことで、自身のキャリアを掴むきっかけにしてみるのも良いでしょう。学業に関する質問卒論内容を小学生にもわかるように説明してください。なぜその内容を選んだのですか。休学理由を教えてください。この質問では、「どれだけわかりやすく研究テーマを伝えられるか」が重視されています。自分ではよくわかっていても、他人からしたら専門性が高くてよくわからない、といった事態は多々起こり得ます。簡潔にわかりやすく説明することで、地頭のよさをアピールすることにも繋がりますので、実際の面接に臨む前に社員の方や家族に研究テーマを話し、他者の理解に困る点がないか、をしっかりと確認するようにしましょう。参考:→学業への取り組みへの内定者回答集を提示します。また休学や留年をしている場合は答えるのが億劫になるかもしれませんが、くれぐれも嘘はつかないようにしましょう。むしろ「その期間を通じてこんな経験をして、こんな学びを得た」と述べることで、ポジティブなアピールに変えることも十分に可能です。その他に関する質問なぜグループディスカッション(GD)に通過したと思いますか。(アルバイトが接客や小売だった学生に対し)店舗経営に必要なものや問題点を教えてください。伝え忘れたことで、どうしても伝えたいことがあれば教えてください。キリンでは、「なぜGDに通過したと思いますか。」という少しイレギュラーな質問がされることもあるようです。そのため同社の選考に限らず、各選考の良かった点や反省点をその都度ノートにまとめるよう、習慣づけるといいのではないでしょうか。最後にキリンの面接ではオーソドックスな質問が多いようですが、GDに通過した理由や店舗経営に必要な要素など、変化球的な質問に遭遇することも少なからずあるようです。そうした質問を通じて企業側は、学生がどれだけしっかりと自分の意見を述べる力があるのかを見極めようとしているように感じられます。自己分析やOB・OG訪問はもちろんのこと、実際に企業の面接を受けたり、過去の選考体験記を見たりすることも、重要な選考対策になることでしょう。【関連記事】
- キリンのインターンES・面接対策|インターン徹底攻略 26,547 views キリンのインターンES一覧はこちら1907年にビール事業から出発したキリンは、ビールだけでなく清涼飲料水など、消費者に身近な商品を多数提供しています。また、国内最軽量のアルミ缶を開発するなど、技術の高さを多方面に活かした経営を行っています。今回はキリンのインターン選考を突破するための攻略法についてご紹介します。参考:キリンの企業研究→unistyleに会員登録することでES、インターン選考情報を含むキリンの情報をご覧いただけます。キリンのコンテンツは下記リンクをご覧ください。キリン(マーケティング職)のインターン内容についてキリンのマーケティングの仕事を体感する3DAYSワークショップは、2017年2月14日(火)~16日(木)、または2月21日(火)~23日(木)に東京の中野本社にて行われます。清涼飲料や酒類などのカテゴリーから一つ選び、こんな商品がほしいというものを開発・提案する課題をグループでこなすようです。また、全く新しいものではなく既存ブランドとの組み合わせでもよいということでした。それぞれの市場についての資料や、ペン・のり・ハサミなどを使い、形式面では比較的自由にプレゼンをするようです。メンターの社員との距離が近く、商品に対する熱い想いや、商品提案段階でのストーリー性を持ってマーケティングに取り組む姿勢など、インターンだからこそ学べる貴重な機会となっているようです。参考:キリンインターン情報(プロダクトマーケティング)→unistyleでは実際にインターンに参加した学生のインターン選考・実際のインターン内容や雰囲気・インターン後の優遇内容などといった生の報告をまとめています。キリンのインターンについてより深くイメージしたい方は以下の記事を参考にしてください。キリンのインターン選考内容過去のマーケティング職のインターンについては、ES+SPI→面接という流れになっていたようです。エントリーシート提出・Webテスト→個人面接と適性検査引用:キリンインターン情報(プロダクトマーケティング)ESは郵送で送ることになっており、手書きで記入することが求められます。内容を吟味すると同時に、丁寧な字で書くように心がけましょう。キリンのエントリーシート対策エントリーシートの設問では、リーダーシップ経験と世の中に驚きと感動を与えるために何をするか、の2つの設問となっています。【エントリーシート設問】・あなたが、これまでの人生の中で、周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。・KIRINは事業を通じて世の中に対し、『まだない、驚きと感動を』届けています。あなたなら何をしますか。A4、1枚を使って自由に表現してください。※内容は、「飲みもの」に限らなくても結構です。自由な発想でご記入ください。※表現方法は自由です。※注意※別資料の同封や立体的な加工はご遠慮ください。設問1、2ともに制限字数はなく、応募者の裁量に任されています。なお、昨年は設問1と同様の設問があり、字数が500字となっていたことから、ある程度の分量で書くことが求められていると思われます。この設問では、リーダーシップを発揮したことと、「リーダーになる際に心がけていること」などに言及することでアピールしましょう。このように「方法論」にまで踏み込んだアピールをすることで、再現性のある強みとして評価できるため、学生がインターンシップ中、あるいは入社後もリーダーシップを取ってくれる人材だと印象づけることができます。インターンシップでは、初対面の学生同士でチームワークを行うため、この設問である程度チームで価値が発揮できる人材かどうか見極められると思われます。参考:→以上で述べたように説得力のある自己PRをするためには「方法論」を語ることで再現性を持たせていくことが大切です。この「方法論」については以下の記事で詳しく説明していますので、ES作成前に一読してください。三井住友海上でも同様の設問があります。学生の回答を見てみましょう。服飾店でのアルバイトリーダー経験。リーダーを任された当初、売上は全27店舗中16位であり、バイトスタッフのモチベーションも高くなかった。そこで、まず客単価で全店舗1位という目標を明確化し、また、飲み会など全員が意見を出せる場を作り、全スタッフが目標や意識を共有できるようにした。当初は、経験、年齢共に上の方もいて苦労もあったが、自分のシフト以外の日も顔を出し商品知識を身につける、カラーコーディネーターの資格を取るなど、全員から信頼されるよう率先して行動を起こした。結果、チーム全体の士気も高まり、売上は現在5位まで伸びた。自身の主体的な行動が、周囲の信頼、チームでの大きな成果に繋がることを学んだ。引用:三井住友海上エントリーシート19このESでは、目標を明確し全スタッフに共有することでリーダーとしての役割を果たした経験について述べられています。年齢など異なる背景を持つ仲間から信頼を得るために、人一倍努力して信頼を獲得したことがわかります。ただ、個人での努力面が強いため、他者との関わりの中でどのようにリーダーシップを発揮したか、まで踏み込めるとより具体的にインターンでの働き方を面接官にイメージさせることが出来るのではないでしょうか。設問2は、マーケティング職独自の設問となっております。設問内容や表現方法が自由な点が、インターンシップで取り組む課題に近い内容となっています。過去のインターン参加者は、マーケティングは自分たちの商品を世の中に広げるためではなく、お客様が楽しんでもらうために行うものだというメッセージを残しており、マーケティングと消費者心理が密接だからこそこうした設問を設けたのだと思われます。実際に人の感情に訴え、行動を起こすシーンを想い描いた上で取り組むと良いのではないでしょうか。キリンの面接対策エントリー課題を通過すると次は面接となります。過去の選考では人事1:学生1の面接で、20分ほど学生時代頑張った事の深堀で、5分で逆質問という形式だったようです。面接官の社員は話を良く聞いてくれる姿勢なのでこちらからあまり話し過ぎないようにしましょう。また、キリンが求める人物像の一つとして、学生時代に何か一つ成し遂げられた人があげられており、インターン参加者は一つのことを大学生活の1年生から現在までの頑張り続けている学生が多かったようです。頑張ってきたことの中に、自分自身がどう考えて、乗り越えてきたのかを明確にわかりやすく説明すると良いのではないでしょうか。参考:キリンインターン情報(7)→以上のようなインターン合格者によるインターン選考で評価されたポイントについても以下の記事でまとめていますので選考前に是非一読ください。最後に選考においては、例年倍率が高いことから、ESの段階でかなり選抜されると予測されます。設問内容はインターンでの取り組みと非常に近いことから、実際のインターンシップでの課題や取り組み方を想像するとしっかりとしたESが書けるのではないでしょうか。また、面接では自己分析をした上で、初対面の人の前で話す訓練を積んでおくと、リラックスして本番に臨めるでしょう。キリンの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからまた、下記の動画では面接対策をわかりやすく紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。
- 【キリンホールディングスのインターン】ES選考攻略|合格者ES付 9,255 views キリンのインターンES一覧はこちらキリンは1907年に創業し、現在はビールやワイン、紅茶などさまざまなカテゴリーの「飲みもの」を中心とした事業を展開しています。馴染みのある商品を多く扱っていることもあり、学生の人気が高い企業のひとつです。近年では、医薬やバイオケミカルといった非酒類・飲料分野にも力を入れています。ここでは19卒のインターンシップESを元に回答方針を示していきます。キリンの求める人材については以下の記事をご参照ください。参考:→キリンの本選考のESの回答方法について解説しています。本選考向けの記事ですが、キリンの事業内容・キリンが求める人材像についても説明しているので、参考にしてみてください。キリンインターンシップES設問◆あなたが学生生活の中で最も頑張ったことを教えてください。(500字以内)◆あなたが、これまでの人生の中で、周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。(500字以内)設問1:あなたが学生生活の中で最も頑張ったことを教えてください。設問の意図学生時代頑張ったこと、いわゆる「学チカ」が問われているオーソドックスな設問です。学生時代に頑張ったことを通して、あなたの価値観や考え方を知ろうとしています。意図を踏まえた回答方針学生時代に頑張ったことは、に示した通り、①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学びという論理展開で書いていくと良いでしょう。また、そのエピソードから得た学びや強みが、キリンの求める人材に一致していることをアピールすることが重要です。そこで、キリンの採用ページから、キリンが求める人材を考える必要があります。キリンは求める人材像に「高い志を持ち、どんな環境でも前向きに取り組み、お客様に新しい価値を提供するためにリーダーシップを発揮できる人材」を掲げており、求める行動姿勢としては「オーナーシップ」を掲げています。このことから、キリンではオーナーシップ、言い換えると「当事者意識」が求められており、その他にも「向上心」や「対応力」、「統率力」、「変革力」等を持った人物が求められているといえそうです。設問2でリーダーシップについて聞かれているので、この設問では高い志を持って取り組んだ経験などを書くとよいのではないでしょうか。参考:2019年度キリン採用ホームページまた、以下の動画では、ガクチカの書き方のポイントを解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。合格者の回答私はベンチャー企業での長期インターンシップで部署の目標達成に貢献した。半年間WEBプロモーションを策定する業務に携わった中で、担当する案件に関して必ず目標を達成するという意識を持ち続け、クライアントが最も注力していたWEBサービスのユーザーを1カ月で3倍強の100万人にするという案件をやり遂げることができた。私は案件全体の担当者として3つのことに取り組んだ。タスクが膨大であるにも関わらず、広告デザインを作成する外注先の対応が遅れがちだった。そこで1.通常の2倍の2日に1回の頻度での関係各所との進捗の確認、2.自分からの依頼の際は意思疎通の場において、相手に感謝の言葉を複数回伝えることの徹底、3.テレビCMやアプリとの連動施策に方針転換が生じた際の遅延なく広告を出稿するためのより効率的な方法の提案、の3つに取り組んだ。1人で完結しない仕事を完遂するためには、関係者の認識を密に擦り合わせ現状より良いやり方はないか常に考えること、目標達成に必要なアクションは全て取ることが不可欠であると身をもって学ぶことができた。参考:キリンインターンシップ合格者ES取り組みやそこから得た学びが論理的に述べられています。また、具体的な数字を用いて成果が示されているところも評価されるでしょう。大筋で上記の流れに沿って端的に書かれており、一読して理解出来るものとなっています。①結論⇒ベンチャー企業での長期インターンシップで部署の目標達成に貢献②動機③目標と困難⇒WEBサービスのユーザーを1カ月で3倍強の100万人にする④取組みと結果⇒3つのことに取り組んだ。1.〜〜、2.〜〜、3.〜〜。⑤人柄⑥学び⇒関係者の認識を密に擦り合わせ現状より良いやり方はないか常に考えること、目標達成に必要なアクションは全て取ることが不可欠であると身をもって学ぶことができた。もっとも、動機や人柄が書かれておらず、書き手がどのような人物でどのような考え方をするのかといった点が不明瞭です。採用担当者は、エピソードから書き手がどのような人物であるのかを判断しようとしているため、動機や人柄といった点も記述するよう心掛けましょう。また、文章中に改行がなく若干読みづらい文章となっているため、キリのよいところで改行することをオススメします。設問2:あなたが、これまでの人生の中で、周りを巻き込み、リーダーシップを発揮した経験を教えてください。設問の意図「リーダーシップ」は企業が求める代表的な能力の一つです。「主体性、誠実さ、責任感などから人と信頼関係を構築し、周りの人を巻き込む力」、「自分の考えやビジョンを発信し、周りと共有する力」があるかどうかが問われています。意図を踏まえた回答方針この設問では単にリーダーシップを発揮した経験を述べるだけでなく、それを引き出すための「方法論」についても書けるとよいでしょう。「方法論」を語ることで再現性が伝わり、インターンシップ中にもリーダーシップを取れる人物であるとアピールすることに繋がります。「再現性」はESを書く上では、非常に重要なポイントです。あなた自身の人柄や能力が「学チカ」と全く同じ場面でしか発揮出来ないのであれば、企業は評価しないでしょう。入社後にも、その人柄や能力が活きると判断されてこそ、評価の対象となります。また、全体の構成としては、上記の学チカと同様の流れに沿って、要点を抑えて記述すればよいでしょう。参考→「リーダーシップを発揮した経験は?」という質問に対する、有名企業内定者の回答をまとめた記事です。設問の回答を作成する際の参考としてご活用ください。→自分の強みを伝える際のポイントや構成の作り方について書かれています。過去の内定者のESも多く扱いながら解説しています。合格者の回答大学時代のフットサルにおいて、サテライトチームを創設した経験を述べたい。私は2回生のときに、選手間でフットサルに対する意識に差があることに問題があると感じていた。その原因として、半数以上のメンバーがベンチ入りすらできないという状況になっていることが考えられた。私たちのチームは40人を超えるチームとなったが、フットサルの試合登録人数は14人と少ないものだった。私はこのような状況が続けばチームは弱体化してしまうと考え、サテライトチームを創設するという提案を行った。しかしこの提案によって、個人にかかる経済的な負担は大きくなり、またサテライトに落とされた選手が不満を持ち、モチベーションを保てなくなる可能性もあった。そこで私はメンバーに、チームの長期的な強化を視野に入れた提案であること、フェアに判断しサテライトで実績をあげた選手は必ずトップに昇格させるということを説明し、納得してもらう事ができた。この取り組みにより多くの選手が試合経験を積むことができるだけでなく、普段の練習においても良い緊張感が生じた。その結果、トップチームは京都府の3部から1部へと昇格することができた。参考:キリンインターンシップ合格者ES「サテライトチームの創設」という難易度の高い目標に向かって努力し、それを実現した経験について述べられており、「リーダーシップを発揮した経験」としては申し分ないものと言えるでしょう。さらに、自身で感じた課題感を元に原因追求から施策立案までを行っており、非常に納得感のあるESといえます。また、提案だけでなく、実際にチームメンバーに説得を試みており、行動力、実行力についてもアピールすることが出来ています。要点を抑えつつ、端的に述べられたレベルの高いESといえます。最後にいかがでしたでしょうか。キリンは日本を代表する飲料メーカーであることもあり、インターン選考の倍率はかなり高いと予想できます。そのため、エントリーシートの通過率に関してもそれほど高くないと考えられるので、キリンの求める人材をよく理解した上でしっかりとした回答をすることが不可欠であると言えるでしょう。キリンの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから