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充実した大学生活を送るための高校生へのアドバイス【かんぽ生命GD過去問】

充実した大学生活を送るための高校生へのアドバイス【かんぽ生命GD過去問】

最終更新日:2022年03月29日

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大手メーカー内定のNです。
今回はかんぽ生命のグループディスカッション(以下GD)で出題された、「充実した大学生活を送るために、今のあなたが高校生にアドバイスをするなら?」というお題について説明したいと思います。

1.はじめに

お題についてもう少し詳しく説明すると、就活生すなわち大学4年生のあなたが高校生にアドバイスを求められています。
高校生:「大学生活を充実させたいんです。そのために、高校生のうちにやっておくべきことはありますか?」
あなた:「それはね、〇〇だよ。なぜなら〇〇だからね。」
今回はこの〇〇に答えるというお題です。
お題が与えられたあとは、個人ワーク&各自発表→グループでの議論→代表者一名の発表という流れで進みました。さて、次の章では私がどのようにGDに臨み、そして通過したかについて、実体験に基づいて説明します。

2.個人ワーク&各自プレゼン(考える時間5分、発表一人1分)

このお題を提示されて最初に感じたのは、自由に考えられるテーマだからこそ、6人で話し合って一つの結論を出すのは困難だろうということでした。実際、限られた時間の中で結論を出すのは大変でした。
さて、個人ワーク。私はGDの時、問いを定義づけることから始めます。なぜなら、問いに対する解釈が曖昧だと、議論、そして結論に一貫性がなくなってしまうからです。まずは土台をしっかりさせましょう。
まず、私は「充実した大学生活とは何か?」という定義づけから始めました。そこで出たのが、「充実した大学生活=成長できること」でした。これは何でもいいです。人によって答えが違うのは当たり前です。
次に、「成長するためにはどんな力が必要か」を考えました。そこで、成長するためには、「自ら学んでいく力」が必要と結論づけました。次に「自ら学ぶ力を育むためには、高校時代に何をすればいいのか?」と具体化していきました。
私はそこで高校生活を二つの場面に分けました。それが「勉強」と「勉強以外」です。この場面に分けるやり方はよく使うので覚えておいてください。
【勉強】
大学の勉強は自習が主体です。なので高校生のうちに自習のクセをつけておくこと。具体的には読書、そして受験勉強を頑張ることが必要だとしました。
受験勉強は長丁場ですし、合格という目標に向けて計画を立て、教科ごとの配分や時間の使い方を自分で考えながら進みます。なので、自ら学ぶ力を身につけるには受験勉強、そして最初に挙げた読書が必要だと結論づけました。
【勉強以外】
大学では学校以外で過ごす時間が多いです。部活、サークル、バイトや学生団体など。その時に自ら学んで成長できるように、高校生の時に部活やバイトを頑張る事。ただ頑張るだけでなくPDCAサイクルを回しながらやることが必要だと結論づけました。
その後の各自の発表では、充実した大学生活=成長できること。そのために自ら学ぶ力が必要。
そして高校時代には、
【勉強】:読書と受験勉強
【勉強以外】:部活やバイトをPDCAに意識しながら取り組むこと
これが高校生へのアドバイスである!と説明しました。もちろん正解はありませんし、人によって結論は違います。そのため、後のGDでは苦労することになるのですが、、、詳しくは次節で。

3.グループディスカッション(40分)

波乱の幕開けです。GDの最初は、議論の進め方を決めていかなくてはなりません。皆が自分のやり方で議論を進めようとしたり、逆になかなか議論の進め方が決まらずに時間を浪費したりします。

私は、「お題に対する定義付け⇒定義の共有⇒議論の深堀⇒結論」という流れで議論を進めようとしました。だが、見事に自分が提示した流れは却下されました笑
そこでめげていてはGDに受かることはできません。即座に気持ちを切り替え、議論の流れをつかむことにしました。
そこでは、大学生活を充実させるために必要な力は?という話になっていました。必要な力ならさっき自分で考えたということで、そこで攻めてみようと作戦を立てました。
何が必要な力か?に関してまずは全員が意見を出し合い、その後まとめていく流れになりました。6人いるのでたくさんの意見が出ます。私は、それをまとめる時にバリューを出そう!と虎視眈々と狙っていました。
意見が出ている時に、既にそれらを複数のパターンに分け始めました。意見が出揃った時に、すかさず私は自分がまとめた仮説を発表しました。ここはうまくいきました。私のまとめに従って、皆で修正し、最終的には以下の三つの力に集約されました。
大学生活を充実させるために必要な力とは?
①学力
②コミュニケーション能力
③行動力
そして次はなぜその三つの力が必要なのかという理由をまとめ、最後にその力をつけるために高校時代にやるべきことをそれぞれ挙げました。
大学生活を充実させるために必要な力を三つ挙げ、その理由を述べる。さらにそれぞれの力を身につけるために高校時代にすべきことを説明する。内容はともかく、結論の出し方としては悪くないと思います。
このような形で40分はあっという間に過ぎ去りました。もちろん、時間配分を最初にやること、時間を常に意識して共有することは忘れずに。

4.発表(3分)

発表です。代表者が一人発表するということでしたので、今回は私が手を上げて発表しました。
GDを経験した人ならわかると思いますが、発表者は議論の結論を一番わかっていそうな人になることが多いです。私も積極的に発表するタイプではありませんでしたが、今回はうまく喋れそうだったので立候補しました。
発表の際に気をつけることとして。
・結論ファースト→これは面接でも同じです。簡潔にわかりやすく伝えるには、最初に結論、そして理由を上げていくのがいいでしょう。
・使えるモノは使う→大事なのは伝えることです。紙やホワイトボードがあったら、図を書いて説明するのもいいでしょう。何か発表に使えるものがないか探してみてください。この時は紙に図をかいて発表しました。
・発表者以外が大事→これは以外と忘れられがちですが、議論の時間が終わり、発表者が自分以外になったらそれでGDは終わりですか?そんなことはありません。グループでの結論を伝えることが目標のはず。なので、発表者のプレゼンを傾聴し、抜けたところやわかりにくい所は積極的に補足しましょう。それも立派な発表です。

5.GDの反省と分析

さて、GDの流れを追ってきましたが、ここでは私が個人的に評価されたなと思う部分。すなわち通過した要因について分析してみたいと思います。
評価された(であろう)部分
・個人ワークの議論が一貫性を持っていること。
・提示した議論の進め方が却下されたが、気持ちを切り替えて議論の流れにうまくのったこと
・ハキハキと聞きとりやすい声で話したこと(意外と大事です!)
・自分も意見を出しながら、皆の意見をまとめていたこと
・議論が行き詰った時に、紙に図式化して皆の意見を整理したこと
・発表したこと(必ずしもプラスになるわけではない)
以上が通過した要因だと思います。他のGDで落ちたことがあるのですが、上の6つが一つもできていませんでした。
こちらの動画ではGDの全体像についてわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。

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