不動産2トップ、三井不動産と三菱地所の牙城を崩したのはあの企業。その背景には綿密な経営戦略が!?

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最終更新日:2023年10月17日

不動産2トップ、三井不動産と三菱地所の牙城を崩したのはあの企業。その背景には綿密な経営戦略が!?

1月の今日この頃、就活生は業界研究・企業研究に勤しんでいるかと思います。

そこで、今回は就活生からの人気の高い不動産業界の大手企業6社を、各社が発表した2020年3月期第二四半期決算を基に分析してみました。

IR情報・第二四半期決算などと聞くと、「IR情報で企業研究って難しそう」と思う就活生も多いかと思います。

本記事では、IR情報の基本知識と各社のセグメント別の営業成績を、IR情報に馴染みのない就活生にもわかりやすく分析・解説しているので、業界研究・企業研究・他社比較に役立てていただけると幸いです。

◆「IR情報」とは
IR情報とは、英語でInvestor Relations、日本語では「投資家向け広報」と呼ばれるもので、企業が投資家向けに経営状況や財務状況、業績動向に関して発信している情報のことを指します。

就活生がIR情報を分析するメリットとしては、定量的な数字で企業研究をすることができ、今後の注力する事業領域などを垣間見ることができます。

◆年度の数え方
IR情報での年度表記は、その年度の通期決算をする時期で表記します。例えば、「2020年3月期」という期間は2019年4月1日から2020年3月31日を指します。

◆「第二四半期」とは
一年間(12か月)を4つに分割した3か月の期間を四半期と呼びます。その年度の4月から6月末までが第一四半期、7月から9月末までが第二四半期、10月から12月末までが第三四半期、1月から3月末までが第四四半期となります。

そのため、「2020年3月期第二四半期」という期間は2019年4月1日から2019年9月30日までを指します。

第二四半期決算では、その年度の第二四半期(4月から9月末)までの決算報告となるため、上半期の経営状況の指標として用いられます。

また、Quater(四半期)の頭文字「Q」を使って、2020年3月期第二四半期を2020/3-2Qと表記する場合もあります。

◆「営業利益」とは
売上高から、原価と営業活動に要した費用(販売原価や人件費)を差し引いた利益のことを指します。

◆「営業利益率」とは
売上高に占める営業利益額の割合です。営業利益率が高いほど効率的な営業活動をしていると言えます。

過去4年間の営業利益の推移

昨年度(2019年3月期通期決算)も含めた過去4年間分の営業利益の推移を示すグラフは以下の通りです。

【期間の見方】
2016年3月期:2015年4月1日~2016年3月31日
2017年3月期:2016年4月1日~2017年3月31日
2018年3月期:2017年4月1日~2018年3月31日
2019年3月期:2018年4月1日~2019年3月31日

上記グラフを見ると、三井不動産・三菱地所・住友不動産の営業利益が過去4年間で順調に推移していることがわかります。

不動産業界のトップランナーは変わらず三井不動産。2017年3月期通期決算から三菱地所が次いで二番手。その2社を追いかけるのが住友不動産という構図です。

昨年度の不動産業界4位は、過去4年間を通して毎年度微増している東急不動産でした。

それに対し、野村不動産・森ビルの営業利益は過去4年間でほぼ横ばいの状況です。

【2020年3月期第二四半期決算】不動産6社の営業利益比較

【2020年3月期第二四半期決算】は以下の通りです。また、過去4年間分を合わせたグラフを作成しています。

【期間の見方】
2017年3月期第二四半期:2016年4月1日~2016年9月30日
2018年3月期第二四半期:2017年4月1日~2017年9月30日
2019年3月期第二四半期:2018年4月1日~2018年9月30日
2020年3月期第二四半期:2019年4月1日~2019年9月30日

【2020年3月期第二四半期決算】を、前年同期比で対比させてみると以下のようになります。

  • 住友不動産:1,375億7300万円(前年同期比9.8%の増益)
  • 三井不動産:1,186億400万円(前年同期比5.8%の増益)
  • 三菱地所:922億7600万円(前年同期比13.7%の減益)
  • 東急不動産:316億8200万円(前年同期比1.5%の減益)
  • 森ビル:305億円(前年同期比15.0%の減益)
  • 野村不動産:216億8400万円(前年同期比16.7%の減益)

このグラフから読み取れることとして、最も大きなポイントが、住友不動産が【2018年3月期第ニ四半期決算】から3年連続で首位に立っていることです。

住友不動産・三井不動産が前年度同期比で増益、東急不動産が微増、三菱地所・野村不動産・森ビルが減益という結果になりました。

また、不動産業界全体に影響を及ぼすようなトレンドは以下のようなものが挙げられます。

  • 「2019年上半期、首都圏の新築マンション供給戸数減少も、平均価格は上昇」

    首都圏における2019年上半期の新築マンションの新規供給戸数は、前年同期(2018年上半期)の1万5,504戸から2,068戸(13.3%)減少の1万3,436戸で、上期としては3年ぶりの減少となり、「1992年(1万959戸)以来の低水準」となった。2019年下半期の供給戸数は2万3,500戸を見込んでおり、2018年下半期と比べ8.7%増加すると見ている。

    2019年上半期の1戸当たりの平均価格は6,137万円(同2.9%上昇)で、上半期としては2013年以降7年連続で上昇した。㎡単価は平均90.7万円(同3.7%上昇)で、平均価格と同様、7年連続で上昇した。

    【引用】「首都圏マンション市場動向」(不動産経済研究所)
     
  • 「2020年 東京オリンピック後の不動産マーケットはどうなる?」

    2020年の東京オリンピック開催が決定したのが、2013(平成26年)年9月ですが、確かに、その位の時期から不動産マーケットは上昇傾向となりました。その時期から地価公示価格の地価変動率推移が一都三県を中心として上昇に転じています。
    (中略)
    東京オリンピック後に、リーマンショック級の世界的な経済危機といった不可抗力な事態の発生を除けば、不動産マーケット全体が暴落に転ずることは考えにくく、緩やかな後退をするエリア・分野や、極地的な上昇をするエリア・分野、底堅く平行線をたどるエリア・分野など、かつてないほど多極化した不動産マーケットの状況を迎えるかもしれません。

    【引用】2020年 東京オリンピック後の不動産マーケットはどうなる?(三井不動産リアルティ)

ここからは、各社ごとの営業利益の増減要因や今年度の通期予想などについて、【2020年3月期第2四半期決算】を基に分析していきます。

【住友不動産】マンション供給の「量」×「質」で、第二四半期決算3年連続首位!

住友不動産:2020年度第二四半期決算分析

住友不動産の2020年3月期第二四半期決算は1376億円の営業利益となり、前年同期の1252億円から9.8%の増益となりました。この結果、第二四半期での営業利益額は三井不動産・三菱地所を抑え"3年連続首位"に立ちました。

今期決算分析

前年同期比9.8%増益、第二四半期決算では不動産業界首位に立った住友不動産

その要因として考えられるのは、"販売事業の上半期集中"と"賃貸事業の好調"です。

住友不動産の過去4年間の第二四半期決算を見てみると、販売事業の通期予想に対する第二四半期までの進捗率に変化があることがわかります。

【販売事業の対通期予想進捗率】
2016年3月期第二四半期:49%
2017年3月期第二四半期:67%
2018年3月期第二四半期:77%
2019年3月期第二四半期:95%
2020年3月期第二四半期:99%

このように、2017年度3月期第二四半期から通期予想に対する進捗が上半期に集中していることが分かります。

これは、後述する中期経営計画の「量を追わず利益重視で販売ペースをコントロールしていく」「競争激化の用地取得環境が続く中、『好球必打』で着実に確保する方針は継続する」という方針が関わっていると思われます。

不動産業界全体として賃貸・販売の需要が集中しやすい第四四半期を待たずに「好球必打」で確実な利益を確保する戦略のため、通期予想の進捗が上半期集中になっているものと思われます。その結果、マンション供給戸数では不動産業界5年連続首位に立っています。

また、供給戸数という「量」で首位であることに加え、今後は量よりも利益重視の方針により甘い値付けや値引きをしないで「質」を追い求めていくようです。

そのため、三井不動産(分譲事業:347億円)、三菱地所(住宅事業:47億円)に対して、住友不動産の販売事業は464億円の営業利益を第二四半期で記録し、業界首位に立っています。

※分譲住宅マンションの販売を行っている事業が、三井不動産では分譲事業、三菱地所では住宅事業、住友不動産では販売事業にあたります。

マンション販売事業が住友不動産の一つの強みではありますが、セグメント別営業利益を見てもわかる通り、住友不動産の主力事業はやはり賃貸事業です。

住友不動産は、三井不動産や三菱地所などのように所有物件の売却を繰り返し数百億円の利益を得るようなビジネスをせず、物件を所有し続け賃貸事業や販売事業に回しています。

第七次中期経営計画(2017年3月期~2019年3月期)での東京都心への賃貸ビル投資という方針で開発した既存ビルが、昨今の東京都心でのオフィスビルの需要・空室率の低下・賃料の上昇という好調な市場環境の下で功を奏したことが好調の要因です。

そのために、賃貸事業では既存物件の賃貸収益だけで、前年同期比61億円の増益、新規物件を合わせて賃貸事業では前年同期比65億円の増益の837億円の営業利益39%という高い営業利益率を叩き出しています。

住友不動産は、第二四半期決算発表後の通期予想営業利益を2,340億円と見込んでおり、これは三菱地所の通期予想の2,300億円を追い抜き、2,800億円を見込んでいる三井不動産に次ぐ業界二位に躍り出る可能性があります。

下半期の住友不動産と三菱地所の動向により、不動産業界の情勢に変化が起こる年になりそうです。

経営計画

住友不動産は2019年5月に第八期中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)を発表し、今年度はその初年度にあたります。

経営計画の概要は以下の通りです。

第八次中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)

✔業績目標
→中計最高営業成績連続更新、営業利益三か年累計7,400億円の達成(第七次中計+1,268億円、+21%)
 

✔賃貸設備投資計画
→収益基盤強化のため、東京都心における賃貸ビル投資を継続推進
 

✔部門別業績目標
東京のオフィスビル賃貸を成長の柱に

<事業戦略>
①不動産賃貸
→好調な市場環境に支えられた七次を上回る利益成長を目指す

②不動産販売
→七次で実現した高水準の利益規模を維持する

③完成工事
→リフォーム(新築そっくりさん)は、六次までの停滞から脱した七次の成長路線を継続する

④不動産流通
→グループの連携を一層強化し、九次以降の成長基盤を構築する

住友不動産は、第八次中期経営計画において賃貸事業継続的に成長させ、三か年累計の目標営業利益は第七次比+1,145億円の5,300億円としています。

第七次中期経営計画(2017年3月期~2019年3月期)で投資した東京都心のビルが2020年3月期第二四半期では既存ビルとして大きな収益源となったことを踏襲し、継続的に東京都心の賃貸ビルへの投資を行うことでさらに収益力を強化させることで実現させる計画です。

また、販売事業においては用地取得が激化している環境を踏まえ、量を追わず利益重視で販売ペースをコントロールし、「好球必打」で着実に確保する方針は継続することで、七次の利益規模を維持する方針です。

【三井不動産】賃貸・分譲・マネジメントとバランスよく増益。海外事業のさらなる拡大を目指す。

三井不動産:2020年度第二四半期決算分析

三井不動産の2020年3月期第二四半期決算は1186億円の営業利益となり、前年同期の1121億円から5.8%の増益となりました。

全社消去とは
→各セグメントのどこにも分類できない営業利益・営業経費を加算したもの。

今期決算分析

前年同期比5.8%の増益の要因としては、賃貸事業・マネジメント事業の好調が挙げられます。

賃貸事業では、日本橋・八重洲を中心としたオフィスビルLaLaportやMITSUI OUTLET PARKなどの商業施設といった事業が、賃料改定と空室率の低下により、増益しました。(当期:782億円・前年同期比9.2%の増益/前年同期:716億円)

三井のリパークやマンション管理などを手掛けるマネジメント事業も好調で、受託物件の増加により安定した収益に成長しました。(当期:288億円・全同期比19.5%の増益/前年同期:236億円)

三井不動産は第二四半期決算発表後に、2020年3月期通期決算での営業利益予想を当初の予想よりも130億円上乗せの2800億円に上方修正しました。

機関投資家向けの収益不動産の開発・売却を行う投資家向け分譲事業の営業状況が順調で、通期での分譲事業での営業利益を1240億円と見込んでいることが、通期予想の上方修正の要因となっています。

住友不動産は第二四半期決算発表後に通期予想2340億円と見込んでいるのに対し、三井不動産は2800億円を見込んでいることから、三井不動産は通期での首位奪還を見込んでいます。

経営計画

三井不動産が2018年5月に策定した中期経営計画「VISION2025」では以下の3点を重視して取り組んでいくと明言しています。

主要な取り組み方針

✔街づくりの一層の進化
✔リアルエステートテック活用によるビジネスモデルの革新
海外事業の飛躍的成長

リアルエステートテック(不動産テック)とは
→IoT機器やAIなどのテクノロジーを、不動産販売・賃貸・管理の仕組みに取り組むこと。

上記の3点の取り組みの中から、三井不動産の強みである海外事業について取り上げます。

2019年3月期通期決算での海外事業営業利益は554億円で他社と比較しても高く(三菱地所海外事業:269億円/2019年3月期)、三井不動産の2019年度連結営業利益のうち19.8%を占めています。

2019年3月期における、ハドソンヤード(ニューヨーク)・テレビジョンセンター(ロンドン)の賃貸事業(オフィスビル)や、三井アウトレットパーク台中港(台湾台中市)などの賃貸事業(商業施設)などの竣工が海外事業の成長の一因と考えられます。

三井不動産はVISION2025の中で、2025年までに連結営業利益に占める海外事業の営業利益を30%程度まで成長させる目標を打ち立てていることから、賃貸を中心とした海外事業がますます展開されていくと思われます。

【三菱地所】キャピタルゲインの計上時期が下半期にずれ込むも、通期予想では順調。依然丸の内ビル事業が牽引。

三菱地所:2020年度第二四半期決算分析

三菱地所の2020年3月期第二四半期決算は923億円の営業利益となり、前年同期の1069億円から13.7%の減益となりました。

今期決算分析

前年同期比13.7%の減益の要因は、キャピタルゲインの計上時期・国内分譲マンションの引渡時期の差異が考えられています。

【キャピタルゲインとは】
保有している資産を売却することで得られる売買差益のこと。キャピタルゲインに対し、資産を保有することで得られる収益(利息や配当)をインカムゲインといいます。

三菱地所が保有していた不動産を売却したにも関わらず、その収益を第二四半期決算に計上できなかったために、前年同期よりも減益したと考えられています。キャピタルゲインを下半期に計上した際の取引状況は順調のようです。また国内分譲マンションの営業利益計上も下半期に偏重していることも減益の要因となっています。

キャピタルゲインの上半期計上額は前年同期から90億円減益の120億円にとどまりましたが、下半期での計上にずれ込んだことで、下半期は前年同期から120億円増益の390億円、通期では前年度から30億円増益の510億円を予想しています。

第二四半期決算だけを見ると三菱地所は不調かと思うかもしれませんが、しっかりと通期予想と併せてIR情報を分析しなければいけないことがわかります。

セグメント別に見ていくと、三菱地所の主力事業はビル事業であることは一目瞭然です。連結営業利益の65.9%をビル事業が担っています。

昨今の強いオフィス需要による追い風により、丸の内を中心としたビル事業では昨年度から53億円増益1530億円の営業利益という通期予想になっています。

その要因の一つである既存ビルの賃料の改定により、賃料収益の増益が2020年3月期第二四半期で22億円、通期予想で38億円に到達する見込みで、過去5年間で200億円超の増益を実現しました。

丸の内のみならず、2019年8月には新宿駅直結ビルリンクスクエア新宿が竣工し、竣工時満室にて稼働しており、ビル事業は順調なようです。

また、主力のビル事業のみならず生活産業不動産事業では、御殿場など6サイトのアウトレットで上半期収益で過去最高を更新し、前年同期から24億円の増益となりました。

海外事業も好調で、アメリカのビルをリニューアルし2019年12月に全体竣工、リーシング内定率は95%となっています。イギリスでも保有物件を売却し、新規物件の建築工事にも着手しています。

【リーシングとは】
商業用不動産の賃貸を支援する業務のことで、物件に対するテナント付けや物件の収益性を高めるための一連の業務も含まれます。

海外事業においても賃貸収益・キャピタルゲインの増加に伴い、前年同期より100億円増益の370億円という通期予想となっています。

前述した通り、アウトレットを手掛ける生活産業不動産事業や海外事業が成長していることは間違いありませんが、連結営業利益の65.9%を占めるビル事業が依然として三菱地所の屋台骨を支えています。

三菱地所は第二四半期決算発表後に通期予想2,300億円の営業利益を見込んでいます。

これは、通期予想2,800億円を見込んでいる三井不動産、2,340億円を見込んでいる住友不動産に次ぐ三番手となっています。今年度の三菱地所は昨年度の2位から一つ後退し、住友不動産に抜かれる可能性があります。

経営計画

2020年3月期は三菱地所の中期経営計画の最終年度に該当し、第二四半期決算発表ではその目標に対する予想営業利益も提示しています。

今回の中期経営計画は以下の通りです。

三菱地所グループ中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)

丸の内エリアを中心とする大型プロジェクトの竣工・稼働寄与
→開発・運営ノウハウ、ブランド力を最大限に発揮し、確実な収益を獲得
 

✔ 海外事業の拡大・進化
→三菱地所グループの競争力を発揮できる事業スタイルに注力し、利益成長を実現
 

✔「回転型投資」のバリューチェーン活性化
→優良物件の供給を通じ、売却益を獲得するとともに、多様なフィービジネスを展開

三菱地所の中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期の3年間)に対して、各指標が無事に着地する見通しであると決算発表会で述べています。

生活産業不動産事業で目標比-20億円、投資マネジメント事業で目標比-40億円と当初の目標に到達しないと予想しています。

しかし、中期経営計画において注力すると明言していたビル事業では目標比+150億円、海外事業では+80億円、キャピタルゲインは目標比+130億円と予想しています。

そのため、連結営業利益では目標比+100億円の2,300億円に到達すると予想しており、今回の中期経営計画は無事目標に到達する見込みです。

【東急不動産】投資家向け不動産販売が不調も、住宅事業は好調。広域渋谷圏構想による渋谷再開発も順調に進行中。

東急不動産:2020年度第二四半期決算分析

東急不動産の2020年3月期第二四半期決算は316億円の営業利益となり、前年同期の322億円から1.5%の減益となりました。

今期決算分析

前年同期比1.5%の減益となりました。この要因の一つとされているのが、前年同期比-24億円となってしまった都市事業の不調です。投資家向けビル等売却収益が減益したため、都市事業の減益に影響したようです。

この都市事業では、東急電鉄沿線エリア、特に渋谷を中心に都市開発を進めてきました。今期は渋谷ソラスタ渋谷フクラスが竣工、渋谷駅桜丘口地区再開発も10月に着工し、開発ペースは順調の様子です、

減益した都市事業とは違い、住宅事業では前年同期比+24億円と好調で、さらに分譲マンションの引渡時期や物件売却が第四四半期に集中する傾向にあるため、第二四半期時点では通期の計画に対して順調に進捗しているそうです。

第二四半期決算発表後の通期予想は、当初の予想よりも100億円上乗せの820億円を見込んでいます。通期予想800億円を見込む野村不動産や、620億円を見込む森ビルなどと比べると、東急不動産が一歩抜きんでるかもしれません

経営計画

今年度は東急不動産の中期経営計画「Value Frontier」(2017年3月期~2020年3月期)の最終年度に当たり、近年の東急不動産の経営計画がどのように決算に影響していたか考察していきます。

Value Frontier

✔関与アセット拡大

✔新たな需要創出

 

3つの成長戦略

(1)ライフスタイル提案型の街づくり
【広域渋谷圏構想】
 

(2)循環型投資事業の領域拡大

→インフラ・インダストリー・ホテル・リゾート・学生レジデンス
 

(3)ストックの活用強化

東急不動産が強みとしている渋谷において【広域渋谷圏構想】を打ち出し、東急グループ全体での渋谷再開発を進め、個別プロジェクトの開発からエリアマネジメントや管理・運営までを含めたグループの独自性を打ち出す街づくりを進め、関与アセットの価値を高めます。

また、太陽光発電事業、風力発電事業などの再生可能エネルギーへの投資も積極的に行っています。

この中期経営計画では、2021年度3月期通期決算までに950億円の連結営業利益を目標としていますが、今期の通期予想が820億円に留まっているため、目標達成に向けてさらなる追い上げが必要になりそうです。

【森ビル】投資家向け不動産販売を抑えたことで、分譲事業が前年同期比-82億円と大きく減益。虎ノ門・麻布台プロジェクトに着工。

森ビル:2020年度第二四半期決算分析

森ビルの2020年3月期第二四半期決算は305億円の営業利益となり、前年同期の359億円から15%の減益となりました。

今期決算分析

今期決算全体では、前年同期比-54億円・15.0%減益の305億円となりました。この大きな要因が分譲事業での前年同期比-82億円の大きな減益が挙げられます。

その中でも特に、投資家向け不動産販売事業が前年同期比-181億円の減益となっています。森ビルは通期予想でも分譲事業で前年度比-66億円と見込んでいます。

森ビルは2019年8月に虎ノ門・麻布台プロジェクトに着工しました。他にもグローバルビジネスセンターの形成を予定しています。

ここから、森ビルが所有している物件を新規プロジェクトに回すために、投資家向け不動産販売事業を抑えたことが要因かと推測できます。

他の不動産が用地を取得してから再開発するのに対して、森ビルは六本木ヒルズや虎ノ門、麻布など高稼働・高単価の物件を港区に多数所有しており、その土地を再開発しているために用地取得コストがかからず事業効率が良くなっています。

実際に、主力事業の賃貸事業では高単価の賃料99%のオフィス稼働率(2019年3月期)があいまって、前年同期比+12億円の194億円の営業利益を出しています。この賃貸事業での営業利益利益率は25.2%と高いです。

主要プロジェクト:「虎ノ門・麻布台プロジェクト」

「ヒルズの未来形」「総事業費は六本木ヒルズの2倍の5800億円」

メインタワー付近には、約700人の生徒が学べるインターナショナルスクールを誘致した。「ヒト・モノ・カネを呼び込むには、外国人が働き、住み、学べることが重要だ」(森ビルの辻慎吾社長)。虎ノ門や六本木エリアには外資系企業が集積し、今回のヒルズのオフィステナントも半数が外資系企業になる予定だという。働くだけでなく、子どもも育てられる機能を付加することで、海外の企業や外国人が集まる拠点にしていきたい構えだ。

【引用】森ビル、虎ノ門「第2ヒルズ」に勝算はあるか(東洋経済ONLINE)

森ビルが構想から30年を経て着手した虎ノ門・麻布台プロジェクト。その総事業費用は六本木ヒルズの2倍である5,800億円を投じる計画です。

東京をさらなるグローバルな都市にするために、虎ノ門を「ヒト・モノ・カネ」が集まる街とすることが目的のようです。

オフィス面積・居住可能人数ともに六本木ヒルズよりも規模の大きい開発を予定しているため、竣工予定の2023年以降にさらなる賃貸事業・分譲事業で増益が見込めますが、このプロジェクトの成否によって大きく左右されると思われます。

【野村不動産】住宅事業の第四四半期ずれ込みにより大幅減益も、主力の都市開発事業は順調に推移。

野村不動産:2020年度第二四半期決算分析

野村不動産の2020年3月期第二四半期決算は217億円の営業利益となり、前年同期の260億円から16.7%の減益となりました。

CREとは
→Corporate Real Estate の略で、日本語では「企業不動産」という。企業が事業のために保有している事務所、店舗、工場、福利厚生施設などのすべての不動産を指す。

今期決算分析

前年同期比16.7%の減益となり、今回取り上げている6社の中で最も大きい減益率となりました。その大きな要因となっているのが、野村プラウドなどのブランドが有名な住宅事業での減益です。

マンションと一戸建てを併せた今年度の予定計上戸数が5,100戸であるのに対して第二四半期までには997戸で、一見すると低調な進捗に思われます。

しかし、今年度計上予定物件の多くが第四四半期に完成予定であり、通期の計上予定物件に対する第二四半期までの契約進捗率は81.8%と順調です。つまり、契約は取れているが、その物件の引き渡し時期が第四四半期に集中するため、第二四半期では大きく減益してしまったと読み取ることができます。

野村不動産の主力事業は、オフィスビル賃貸や商業施設賃貸を行う都市開発事業です。2020年3月期の通期予想での連結営業利益に対する都市開発事業の営業利益は48.1%と野村不動産の利益の約半分を担っています。

その都市開発事業の今期の営業利益は188億円・前年同期比+11.4%と好調に推移しました。これは、主に物件売却収入の増加が要因になっています。

しかし、都市開発事業のオフィスビルや商業施設での第二四半期空室率は4.3%(前年同期比+0.4%)となっています。空室率の上昇は、オフィスビルや商業施設で空きテナントの割合が増加してしまい、その分の賃料収益が減少することを意味しています。

ちなみに、三井不動産賃貸事業のオフィスビルや商業施設での第二四半期空室率は2.0%ですので、野村不動産のほうが2倍高いことが分かります。野村不動産は空室率の改善が今後の課題となりそうです。

経営計画

野村不動産は2020年3月期~2028年3月期までの9年間にわたる中長期経営改革「New Value,Real Value」を策定し、今年度はその初年度にあたります。

経営計画の概要は以下の通りです。

New Value,Real Value

✔連結営業利益:850億円(2022年3月期)

(都市開発事業:330億円/住宅事業:330億円)
 

✔分譲・売却事業
国内・海外を問わず、分譲住宅事業及び収益不動産開発事業を積極的に展開し、開発利益の拡大を実現。

 

✔保有・賃貸事業
優良な賃貸資産の開発と戦略的な物件入替により、競争力の高い賃貸資産ポートフォリオを構築し、安定した賃貸利益を実現。

 

✔海外事業
国内で培ったノウハウを活かして事業を展開し、フェーズ3(2026年3月期~20228年3月期)における海外事業の利益比率を15~20%まで拡大。

第二四半期で収益用不動産の売却収入が好調だったことで、都市開発事業での営業利益が全同期比+19億円の188億円となっています。

今後も国内外を問わずに収益用不動産開発事業を拡大させることで、営業利益を330億円までに成長させる計画です。

また、中長期経営計画では、海外事業の展開を示唆しています。

すでに進出しているタイ・ベトナム・フィリピンなどの東南アジアでさらに事業を拡大させていくだけでなく、新たな国にも拡大し、2028年3月期までに連結営業利益に占める海外事業の割合を15~20%までに成長させていく姿勢です。

デベロッパー業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介

unistyleでは業界別のLINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。

実際にデベロッパー業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。

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まとめ

今回は、不動産6社のIR情報を第二四半期決算を基にまとめました。

第二四半期では、過去3年間住友不動産が首位となっていますが、その理由を紐解いていくと、住友不動産の中期経営計画に基づく賃貸事業での営業方針が要因の一つとして考えられます。

このように各社の経営状況をIR情報を基に分析してみることで、企業ごとの経営方針や各事業部での好不調が見えてきます。

さらに中期経営計画と併せて分析してみると、各社が今後注力していきたい事業領域も明白になってきます。

第二四半期決算は短期的な実績に過ぎないため、あくまで現時点での各社の経営状況ということに留意した上で、企業研究・業界研究・他社比較に本記事を役立ててもらえればと思います。

決算・IR情報に関する記事はこちら

不動産6社に関する記事はこちら

下記の動画では不動産業界の全体像を紹介していますので、参考にしてみてください。

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インターンで内定も恋人もゲット!?人見知りの私がインターンで『リクラブ』ることができた理由 インターンで内定も恋人もゲット!?人見知りの私がインターンで『リクラブ』ることができた理由 「リクラブ」とは…「リクルートラブ」の略。会社説明会への参加や就職試験などの就職活動を通して男女が知り合い、恋愛に至ること。参考:goo国語辞書「リクラブ」とは皆さんこんにちは、絶賛就活中の19卒国公立大生です。突然ですが、皆さんは「リクラブ」という言葉をご存知でしょうか。前述した通り、リクラブとは“就職活動を通して生まれる恋愛”のことをいいます。大学生であれば、誰もが一度は耳にしたことがあるリクラブ。しかし、本当にそんなものがあるのでしょうか?私自身もそんなのあるわけないと思っていました。そう、当事者になるまでは、、何を隠そう、私はリクルートラブいわゆる「リクラブ」の経験者です。今回は本当に存在していた「リクラブ」の生態について迫りたいと思います。皆さんも謎に包まれた「リクラブ」の生態を解き明かす探検にどうぞ最後までお付き合い下さい。【本記事のアウトライン】・私が経験したリクラブ・リクラブ発生のメカニズム・リクラブを起こすためには・リクラブのメリット・デメリットはじめに私が本格的に就職活動を始めたのは、大学3年の夏からです。夏休みは、ほぼ毎日どこかの企業のインターンに参加していました。そもそも、私が夏インターンに参加したのは、漠然とした就職活動に対する焦りと色々な業界をみてみたいという思いからです。とにかく、早くから動き出さなければと思い、夏のインターンに参加することにしました。参加した業界は、ITや金融、シンクタンクにコンサルと多岐に渡ります。夏休みは授業もないため、基本的に5日間程度の長めのインターンに参加するようにしていました。一言ことわっておくと、夏のインターンに応募した際は、「リクラブ」のことなど全く頭にありませんでした。そう、全く。。。実際に存在した『リクラブ』では、早速皆さんも気になっているであろう「リクラブ」について私の実体験を踏まえつつ書かせて頂こうと思います。今回、私が経験したリクラブは夏のインターン参加の際の出来事です。あれは、暑い夏の日のことだった。電車の遅延で、集合時間に遅れそうになった僕はM社のインターン会場へと急いでいた。汗に濡れた頬をハンドタオルで拭い、シャツの裾を捲り上げながら、人の波を掻き分け一心に会場へと歩みを進めた。あと少しで会場に着くというとき、急ぐあまり僕は一人の女性にぶつかった。グレーのパンツスーツを着た彼女は、慌てて謝る僕に、笑顔で微笑み返した。そうそれが、彼女との出会いだった。。なんていうロマンチックな出会いでは残念ながらありません。私の場合は、グループワーク型のインターンで同じグループになった中の一人と仲良くなり、最終的にはその人と付き合うことになりました。もう少し詳しく書くと、私の参加したインターンは5日間10:00〜18:00で開催されました。5日間毎日顔を合わせる上に一緒に昼食も食べるため、当然グループ内の仲は深まります。また、最終日には打ち上げとして飲み会も行いました。そうした中で、私は彼女と仲良くなりました。ここで、インターンの内情について詳しく知らない方に向けて簡単に説明させて頂きます。インターンはほとんどの場合、グループワーク形式で行われるため、期間が長くなればなるほどチームの仲も深まります。また、数日に渡って開催される場合、連絡先を交換したり飲み会を行ったりすることが大半で、よりチームメンバーと親しくなりやすいといえます。恋愛に発展せずとも、引き続きプライベートでも交流を持ち、就活情報の交換を行ったり飲み会を開いたりする人も少なくありません。このように、インターンはコミュニティを広げる一つのツールであるともいえ、これまで関わってこなかった人とも関係を持つチャンスといえます。就活においては、情報が命です。インターンで出会った目線の高い仲間の存在は情報戦ともいえる就活においてとても重要です。インターン後も連絡をとり、関係を保っておくことは間違いなく就活においてプラスに働くことでしょう。なぜ『リクラブ』が起きるのか続いて、なぜリクラブが起きるのかについて検討してみたいと思います。実際にリクラブがどのくらい起きているのかデータがあればそちらを参照しようと思いましたが、当然ながらそんなデータはありませんでした。そこで、自身の経験と身の回りのリクラブ経験者の話から、なぜリクラブが起きるのかについて検討していきたいと思います。検討した結果、リクラブが起きる理由として3つ挙げられます。①現状のコミュニティへの不満基本的にインターンに参加する大学3年次の夏や就活が本格化する大学4年次には、既存のコミュニティ以外の人間関係が広げにくい状況にあるといえます。サークルやバイトの人間関係が固定化した中で、新しい出会いを求めている人も少なくないと考えられます。そのような思いを抱えた人にとって、インターンはコミュニティを広げる絶好の場といえます。②辛い体験の共有インターンでは、初対面の人たちとワークをし、最終的には結果を出すことが求められます。意見が衝突したり反対に活溌に意見が出なかったり議論が進まないことも当然あります。そのような負荷の中で、チームで一つの目的に向かって取り組むことができれば、よりチームの仲が深まることは間違いないでしょう。また、インターンには「吊り橋効果」と類似の効果がありそうです。「不安や恐怖を強く感じている時に出会った人に対し、恋愛感情を持ちやすくなる効果のこと。」参考:コトバンク「吊り橋効果」とはなぜ吊り橋効果と類似しているかを説明します。皆さんも初めてインターンに参加した際は少なからず緊張したことと思います。これからどのようなワークを行うかもわからない緊張状態の中で、ワークを引っ張ってくれる存在や皆に議論を振ってくる存在は頼もしく見えるものです。このような状況が「吊り橋効果」と同様の効果を生み出しているといえます。また、多くのインターンは最終発表を行います。発表準備は時間に追われることがほとんどであるため、そのような状況の中で一体感が生まれ、恋も芽生えるのかもしれません。③価値観、考え方の類似選考のあるインターンは特に、近い学歴層の学生が参加するため考え方や価値観が近い学生が集まりやすい傾向にあるといえます。また、インターンでは議論をする機会が多いため、その人の考え方の傾向やクセも感じ取りやすいでしょう。そのため、自分と似た考え方・価値観を持つ人や自分と合った性格の人が見つかりやすいといえそうです。リクラブが起きる理由としては、以上の3つが考えられます。このようにインターンには、恋愛が起きやすい環境が揃っています。私のようにリクラブを目的としていなくても、自然と恋愛が始まってしまうことについて、皆さんにも納得していただけるかと思います。上記を踏まえて、リクラブを起こしたい人に向けて少しアドバイスをさせて頂くと、長期間(5日以上)、長時間(朝から晩まで)、選考有(ESだけでなくGDや面接)のインターンはリクラブが起きやすい傾向にあるといえます。リクラブを起こしたいのであれば、積極的にワークに取り組むだけでなく、連絡先を交換したりインターン後に飲みに行ったり、チームの仲を深めるために努力するべきでしょう。もちろん、当記事は“決して”“決して”「リクラブ」を推奨するものではありません。あくまで客観的にリクラブが起きやすい状況を分析したに過ぎません。「リクラブ」のメリット・デメリット今まで、リクラブが起きやすい状況についてまとめていきましたが、続いてはリクラブにおけるメリット・デメリットについて検討していきましょう。まず、メリットからまとめると以下の3つが考えられます。・効率よく出会うことができる(合コン、街コン、相席屋等よりコスパが良い)・企業がワークを設定してくれるため合コンのように話題に困ることがない(コミュニケーションが苦手でも問題ない)・価値観や考え方が似た人と出会いやすい(同じ学歴層が集まりやすいため)次に、デメリットとして以下の4つが挙げられます。・恋愛の継続性が乏しい(ワンナイトラブで終わってしまう可能性が高い)・同じ会社に入社した際の社内恋愛の煩わしさ(特に冬インターン、本選考は志望業界が似通う可能性がある)・片方が受かって片方が落ちるリスク(上記同様志望業界が同じ可能性があるため)・選考の案内や連絡スピードに差が出るなど企業の裏側の部分、知らないでもいいことを知ってしまう(※メリットにもなり得る)以上挙げたデメリットの下3つに関しては同じ大学、同じサークル、同じ学年で志望業界が同じでも同様のことがいえるため、インターンに限ったデメリットとはいえなさそうです。むしろ違う大学の人で志望業界が違うとデメリットにはなり得ないかもしれません。したがって、リクラブについてはデメリットよりメリットの方が大きいといえます。私の主観ではありますが、圧倒的にメリットの方が大きいです。もちろん、当記事は“決して”“決して”「リクラブ」を推奨するものではありません。最後に皆さん、最後までお付き合い頂きありがとうございます。これまで、「リクラブ」がなぜ起きるのか、そのメリット・デメリットについて見てきました。リクラブについてご存知なかった方にも、そのメカニズムについて少しはご理解頂けたのではないでしょうか。当記事が「リクラブ」を推奨するものではないことは、何度も述べてきました。「就職活動中に恋愛なんぞ不謹慎だ」というリクラブに関して否定的な意見があることも当然承知しております。もちろん、リクラブ目的でインターンに参加することは好ましいとはいえません。しかし、私のようにリクラブ目的でなくても恋愛に発展することも当然ながらあります。自分を正当化するわけではありませんが、「恋はするものじゃなくて落ちるもの」と誰かが言ったように、恋愛自体は不可抗力です。そのため、私自身はリクラブが起きてしまうことについては仕方ないと考えています。また、インターンなど早期に就職に向けて動き出すと、それだけ多くの人との出会いがあることも事実です。そして、その中から恋愛が生まれることも事実です。つまり、早期に就職活動を行うデメリットは何一つとしてありません。説明会やインターンには、新たな出会いがたくさんあります。上記でも述べたように、目線の高い仲間を作っておくことは、就活をする上で間違いなくプラスです。就職に不安がある人や現在のコミュニティに不満がある人は是非早くから動いてみてはどうでしょうか。この記事が、皆さんの就職活動へのモチベーションに少しでも良い影響を与えることができれば幸いです。今後もunistyleを是非ご活用ください。photobyPeterPham 20,407 views
ベンチャー役員を目指すなら、最適解はリクルートだ ベンチャー役員を目指すなら、最適解はリクルートだ これまで全5回にわたって連載している、unistyle転職シリーズ。前回より「ある企業群への流入経路」をテーマに、新卒就活のタイミングで将来的な転職を見据えるためのヒントを提供しています。【unistyle転職コラム】〈#5〉PEファンドへの転職を狙え―転職実績から流入経路を探る―今回のテーマはベンチャー企業の役員ポスト。ここ最近、ベンチャービジネスに対する学生の皆さんの価値観もポジティブに移り変わっており、最優秀層の学生がベンチャー企業を選択するケースも珍しくありません。参考:三井物産からの内定を辞退してベンチャー企業へ、京大卒20代取締役が考えるキャリア観一方で、ファーストキャリアにベンチャー企業を選ぶことにリスクを感じる学生が多いのもまた事実で、とりわけ「転職の不可逆性(大手企業からベンチャーへの転職は一般的だが、その逆は簡単ではないこと)」は重要なポイントとして議論されます。本記事ではベンチャー企業、なかでも一定の裁量を握る「執行役員以上のポスト」に焦点を当て、将来的な選択肢として「ベンチャー役員」を検討するためのヒントを提供します。まずは「ベンチャー役員」というキャリアの魅力を整理したうえで、実際の転職者の経歴から「将来的にベンチャー企業の役員ポストを狙うなら、それ迄にどんなキャリアを踏んでおくべきか」という論点に答えを出しましょう。転職データのリサーチunistyleでは「人気企業に新卒入社したあとに転職して辿り着くエリートキャリア」を考えるため、・PEファンド(プライベート・エクイティ・ファンド)・VC(ベンチャーキャピタル)・戦略コンサル・ベンチャー企業の創業者、役員以上4つの集団の現職者に対象を限定し、これに該当するビジネスエリート計1302名のキャリアをリサーチすることで「一流転職市場のリアル」に迫りました。(なお、全ての情報は各社有価証券報告書ないし企業HPから収集したものです)ベンチャー役員を2つに切り分けるベンチャー役員というキャリアを考えるうえで、まずその特質について理解しましょう。「創業メンバー」と「非創業メンバー」の2つに大別して考えることができます。前者は所謂「起業家」であり、スタートアップ創業者としてリスクを取りながらゼロベースで事業を創出する立場です。弊社代表・樋口の伊藤忠商事退職、Unistyle創業から全株式売却に至るまでのストーリーからイメージを掴んでください。参考:総合商社を辞めて起業したUnistyleを売却しました一方、起業家の立ち上げた事業が一定の軌道に乗ったあとに参画し、事業を更に高いレベルへ引き上げる「事業家」が後者の「非創業メンバー」に当たります。既に最低限の収益は上がっている状態から入社するため、前者に比べて背負うリスクは小さくなります。とりわけ一定規模のベンチャーの役員ポストであれば、大企業での給与水準を維持しながら大きな裁量権を握ることが期待できます。また、それまでのキャリアで特定の専門領域を形成していた場合、CFOやCMO等、所謂「CxOポスト」も視野に入るはずです。参考:30歳までにベンチャー役員になれるキャリアを歩めば会社にしがみつく必要はない漠然とベンチャーの上流ポストを志している方は、自分が「起業家」「事業家」のどちらに魅力を感じているのかをクリアにしておくべきでしょう。以上を踏まえたうえで、以下では【新卒入社した企業からベンチャー役員へ転職したビジネスパーソン】の実際の経歴について、「業界ベース」「企業ベース」の各観点から見ていきましょう。ベンチャー役員の出身業界今回はunistyleがピックアップした優良ベンチャー181社に焦点を当て、各社で執行役員以上のポストにある転職経験者742名のキャリアをもとに考察を深めます。なお、母集団の内訳は以下の通りです。まず、ベンチャー役員への転職者のファーストキャリアを業界ベースで分析します。ベンチャー企業の役員ポストへ転身される方々は、それ以前にはどのような業界に身を置いていたのでしょうか。上記のチャートに示した転職経験者を、出身業界ごとに分類・整理すると以下のようになります。「人材・IT」、「総合・ITコンサル」の多さが際立ちます。これらの業界は雇用の流動性も非常に高く、また業務内容も(現在のベンチャー企業の多くが展開する)ITビジネスに親和性が高いため、上記の数字にも納得がいきます。一方で「戦略コンサル」も、これらの業界の企業数および従業員数の少なさを加味すれば、相当に大きい数字であると言えるでしょう。コンサルタントとして企業経営に触れるなかで、自分の手で経営の舵取りを担いたいと考えるようになる、乃至は起業のヒントに出会うことがあるのかもしれません。参考:外資系戦略コンサルの「転職」を斬る!ーやっぱり最強、McKinseyーベンチャー役員の出身企業大まかな出身業界の傾向が掴めたところで、次はベンチャー役員のキャリアを出身企業ベースで分析し、より細かい粒度の示唆を探りましょう。*合併前・社名変更前の在籍者も含む楽天やグリー、ヤフー、DeNA、サイバーエージェント等の有名IT企業が多くのベンチャー役員を輩出していることは、学生の皆さんにとっても比較的イメージしやすいでしょう。また、マッキンゼー・アンド・カンパニーやゴールドマン・サックス等から、裁量の大きい経営ポストを求めて相当数のエリート人材が流入していることも、これまでの考察通りです。一方、アクセンチュア出身者がここまで多いことはやや意外かもしれません。この要因としては、①同社社員の絶対数が多いこと、②IT分野に強みを持ち、ベンチャービジネスとの親和性が高いビジネスモデルであること、③独立しやすい社内カルチャーが根付いていることの3点が挙げられると思います。とりわけ、アクセンチュアでは「同僚同士で共同起業する」ケース、つまり社内で起業のパートナーに出会うケースが多いようです。企業/事業者向けの業務改善サービスを展開するチェンジ社、メディアシーク社、シンクロ・フード社等は、いずれもアクセンチュアの前身・旧アンダーセンコンサルティングの同僚メンバー複数名で共同創業し、東証マザーズ上場を果たした企業です。これらの企業は事業内容もアクセンチュアに近しく、同社でのITコンサルティング経験がその後の起業に大きく寄与していると推測できます。とはいえ、やはり最も目を引くのはリクルート出身者の多さでしょう。以下では同社がベンチャー経営陣を多数輩出している点にフォーカスし、洞察を深めます。ベンチャー役員輩出企業としてのリクルートを探る「ベンチャー役員ポストには、なぜこれほどリクルート出身者が多いのか?」という問いに対して、ここでは大きく2つ、①制度的要因、②文化的要因の観点から答えます。【制度的要因】リクルートは新規事業の立ち上げを促進する社内制度を有しています。最も代表的なものが「NEWRING」と呼ばれる新規事業公募制度でしょう。新規事業に関するレポートを社内募集して審査し、評価された案件には賞金200万円と事業化機会が与えられるものです。事業立案するチーム構成に関しても、カンパニーや部署による制約がないばかりか、社外メンバーの参画までも認められていることは驚くべきポイントです。なお、『ゼクシィ』『TOWNWORK』『HOTPEPPER』等、同社を代表する事業もここに端を発しています。社内起業が制度として奨励されていることは、人材輩出起業としての価値の源泉のひとつであると言えそうです。参考:リクルートグループHP「新規事業を生み出す人・仕組み」【文化的要因】当然、社内の文化的な要因も無視できません。同社は企業文化として「『起業家精神』を持った個人に、若いうちから大きな仕事の機会が与えられ、より速く成長する」ことを標榜していますが、同社出身者の活躍ぶりを見ると、抽象的ながらこの点にも相当の説得力があると感じます。参考:リクルートHD「リクルートの企業文化とビジネスモデル」また、「リクルート社員も一様ではなく、志向性のパターンによって2つに大別できる」という指摘は、以前もunistyleでお伝えした通りです。数年前に『受験サプリ』をリリースしたような新規案件の部隊では、本記事の最初に挙げた分類における「0→1を担う起業家」に該当するような、事業創出志向の強い企画タイプが活躍していると考えられます。その一方で、立ち上がった案件をスケールさせる営業部隊においては「1→100を担う」営業タイプが育ちやすい、という仮説も立つでしょう。参考:営業タイプor企画タイプ!?リクルートの採用方針に見る、企業が求める人材の変遷参考:未来の起業家集団?!リクルート内定者が内定者懇親会に行って感じたことこのことを踏まえると、「ベンチャー役員にはリクルート出身者が多い」という事実にもより深みが出てくるかと思います。すなわち、一口にリクルート出身のベンチャー役員と言っても、①リクルート社内で「事業創出志向の強いタイプ」に分類される人材が、創業時の中核メンバーとして「0→1」フェーズを担う②一方で「営業能力の高いタイプ」に分類される人材は、走り出した事業をスケールさせていく「1→100」フェーズを担う以上の2パターンが考えられる、ということです。また、実際のリクルート出身起業家/事業家をリストアップした以下の記事も、実際の具体例として参考になるでしょう。上記の洞察も踏まえたうえで彼らの経歴を眺めると、より深まった示唆を得られるはずです。参考:上場企業社長は当たり前?!人材輩出企業「リクルート」出身起業家・経営者まとめ本記事のサマリー①ベンチャー役員を目指すなら、最適解は「リクルート」だ今回のunistyle調査にて、最も多くのベンチャー役員を輩出している企業はリクルートだと分かった。②リクルートの人材輩出力は、制度的要因・文化的要因の両面から説明できる同社の人材輩出力の源泉は、主に社内の制度とカルチャーに見出される。③リクルート出身者にも2パターンあり、それぞれ得意領域は異なる同社の社員は事業創出志向の強い「企画タイプ」、シェアを拡大させる「営業タイプ」の2つに大別でき、ベンチャー起業においても前者は「0→1」、後者は「1→100」のフェーズをそれぞれ担うと予想できる。最後に現在も高い就職人気を誇るリクルートグループ。2012年の分社化によって事業領域ごとの切り分けがよりクリアになり、就活生にとっても入社後のイメージがつかみやすくなったと思います。上記で示した通り、あなたが将来的にベンチャービジネスの経営層を狙うならば、リクルートが重要な選択肢のひとつになることは間違いありません。そのうえで、同社の人材輩出力や社内カルチャーへの憧れだけでなく、あなた自身が入社後にどんなスタイルで業務にコミットしたいのか明確にし、納得のいくファーストキャリアを選択しましょう。【unistyle企業研究】参考:リクルートHD参考:リクルートキャリア参考:リクルートマーケティングパートナーズphotobygabrielciccariello 18,872 views
【23卒向け】大手企業約60社のサマーインターンエントリー締切情報|7月ver 【23卒向け】大手企業約60社のサマーインターンエントリー締切情報|7月ver 徐々に各社のサマーインターン選考が本格化してきました。就活の早期化が叫ばれている昨今、サマーインターンシップやサマージョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なポイントとなっています。しかし、サマーインターンシップに参加する重要性は理解している一方で、下記のような悩みを抱いている就活生もいるのではないでしょうか?「興味のある企業はリストアップしているものの、各社のエントリー締切日を把握することができていない…。」「締切日順に各社のサマーインターンシップ情報を一覧で見たい!」そこで本記事では、サマーインターンシップへのエントリーを検討している23卒就活生に向け、"7月にサマーインターンシップのエントリー締切を迎える企業"を締切順に紹介していきます。本記事からそのままエントリーページに遷移することも可能となっていますので、今後のスケジュール管理にお役立ていただければと思います。注意点情報の精度には最大限注意していますが、本記事の掲載情報には誤りがある可能性があります。新型コロナウイルス等の影響で選考内容に変更があるかもしれないため、本記事の掲載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。7月にインターンのエントリー締切を迎える企業※締切日順に掲載7/1(木)毎日新聞社東日本電信電話(NTT東日本)PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社東海旅客鉄道(JR東海)7/2(金)A.T.カーニー東京建物7/4(日)東海旅客鉄道(JR東海)野村證券キヤノン(Canon)川崎重工業7/5(月)野村證券富士フイルム日本生命東日本電信電話(NTT東日本)村田製作所東急不動産三菱UFJリサーチ&コンサルティング電源開発(J-POWER)みずほ証券7/7(水)三菱UFJモルガン・スタンレー証券富士通(FUJITSU)ニトリホールディングス7/8(木)SMBC信託銀行デロイトトーマツコンサルティング(DTC)東映日立製作所7/9(金)野村證券UBSグループ三菱UFJモルガン・スタンレー証券7/11(日)東海旅客鉄道(JR東海)三菱電機楽天農林中央金庫ベネッセコーポレーション(Benesse)7/12(月)野村證券SMBC信託銀行みずほ証券ローランド・ベルガーフジテレビジョンNTTドコモNTTコムウェア横浜銀行7/13(火)国際協力機構(JICA)みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)ジェーシービー(JCB)7/14(水)ポーラ(POLA)島津製作所7/15(木)毎日新聞社三菱UFJリサーチ&コンサルティング東急(旧:東急電鉄)日本政策金融公庫(日本公庫)7/16(金)共同通信社PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社7/18(日)日立製作所日産自動車7/19(月)三菱UFJモルガン・スタンレー証券ADKホールディングス(ADK)三菱地所日清食品グループ大日本印刷(DNP)7/20(火)朝日新聞社7/21(水)信越化学工業キヤノン(Canon)7/23(金)日本製鉄7/26(月)有限責任監査法人トーマツ住友電気工業(住友電工)7/27(火)イオングループ7/28(水)東日本電信電話(NTT東日本)7/29(木)アクセンチュア博報堂・博報堂DYメディアパートナーズコスモエネルギーグループ7/30(金)SMBC日興証券日本郵政グループ7月にエントリー締切を迎える企業一覧本記事のポイント以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日・募集職種に加え、"本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移"が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用して下さい。毎日新聞社チャレンジ!最前線‼実践「新聞記者入門」◆エントリー締切2021年7月1日(木)正午インターンシップへのエントリーはこちら魅力発見1dayprogram「新聞社のビジネス入門」◆エントリー締切2021年7月15日(木)正午インターンシップへのエントリーはこちら毎日新聞社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東日本電信電話(NTT東日本)技術系【システムエンジニアリング5days】【ネットワークプランニング5days】◆エントリー締切2021年7月1日(木)正午インターンシップへのエントリーはこちらインターンシップ(募集分野2)◆エントリー締切2021年7月1日(木)インターンシップへのエントリーはこちらインターンシップ(募集分野1/募集分野3)◆エントリー締切2021年7月1日(木)インターンシップへのエントリーはこちらSummerInternship2021【通信のチカラで「地域の課題」を解決する5days】◆エントリー締切2021年7月5日(月)正午インターンシップへのエントリーはこちら技術系【DSDXセキュリティ5days】◆エントリー締切2021年7月28日(水)正午インターンシップへのエントリーはこちら東日本電信電話(NTT東日本)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社【ITソリューションコンサルタント職】サマーインターン◆エントリー締切※エントリーシート提出期限2021年7月1日(木)23:59まで※締切日は変更になる可能性があるため、お早めにご応募ください。インターンシップへのエントリーはこちら【テクノロジーコンサルタント職】PwC'sCybersecurityWorkshop(8月)◆エントリー締切2021年7月16日(金)23:59インターンシップへのエントリーはこちら【テクノロジーコンサルタント職】PwC'sAnalyticsHackathon(7月)◆エントリー締切2021年7月16日(金)23:59インターンシップへのエントリーはこちらPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東海旅客鉄道(JR東海)電気・システム系統SummerInternship(8月開催)◆エントリー締切2021年7月1日(木)インターンシップへのエントリーはこちら施設系統SummerInternship◆エントリー締切2021年7月1日(木)インターンシップへのエントリーはこちら事務系統SummerInternship◆エントリー締切2021年7月4日(日)インターンシップへのエントリーはこちら運輸系統SummerInternship◆エントリー締切2021年7月11日(日)インターンシップへのエントリーはこちら東海旅客鉄道(JR東海)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらA.T.カーニーサマーインターンシップ◆エントリー締切7/2(金)10:00amインターンシップへのエントリーはこちらA.T.カーニーの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東京建物夏インターンシップ(一次締切)◆エントリー締切一次締切7/2(金)二次締切8/20(金)インターンシップへのエントリーはこちら東京建物の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら野村證券インベストメント・バンキングインターンシップ◆エントリー締切2021年7月4日(日)午前9時インターンシップへのエントリーはこちらリサーチインターンシップアナリストコース◆エントリー締切2021年7月5日(月)午前9時インターンシップへのエントリーはこちら営業部門夏インターンシップ◆エントリー締切2021年7月9日(金)午前11時※エントリーシート提出、適性検査受検の双方を上記期限までに完了してください。インターンシップへのエントリーはこちらリサーチインターンシップクオンツコース◆エントリー締切2021年7月12日(月)午前9時※エントリーシートを上記期限までにご提出ください。インターンシップへのエントリーはこちら野村證券の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらキヤノン(Canon)法務知財インターンシップ◆応募期間(予定)2021年6月1日(火)~7月4日(日)インターンシップへのエントリーはこちら特許技術職[技術系]インターンシップ◆応募期間(予定)2021年7月21日(水)インターンシップへのエントリーはこちらキヤノン(Canon)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら川崎重工業【事務系・技術系対象】インターンシップ◆エントリー締切7月4日(日)23:59インターンシップへのエントリーはこちら川崎重工業の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら富士フイルムFUJIFILMOneMonthInternship◆エントリー締切7月5日(月)12:00(正午)インターンシップへのエントリーはこちら富士フイルムの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日本生命『専門領域別グループワーク型インターンシップ』◆エントリー締切7月5日(月)12:00(正午)インターンシップへのエントリーはこちら日本生命の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらみずほ証券リサーチ部門【エクイティアナリストコース】【エコノミスト・債券アナリストコース】◆エントリー締切※最終締切2021年7月5日(月)正午インターンシップへのエントリーはこちらSummer2daysInternship【業界理解編】◆エントリー締切7月12日(月)正午インターンシップへのエントリーはこちらみずほ証券の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら村田製作所夏季MurataInternship"羅針盤"◆エントリー締切7月5日(月)23:59インターンシップへのエントリーはこちら村田製作所の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東急不動産Internship2021『価値創造』体感プログラム◆エントリー締切7月5日(月)23:59インターンシップへのエントリーはこちら東急不動産の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら三菱UFJリサーチ&コンサルティング経営コンサルティングコース3days※第1回開催◆エントリー締切第1回開催日程:2021年8月11日(水)~13日(金)正式エントリー締切:2021年7月5日(月)第2回開催日程:2021年8月25日(水)~27日(金)正式エントリー締切:2021年7月15日(木)第3回開催日程:2021年9月1日(水)~3日(金)正式エントリー締切:2021年7月15日(木)インターンシップへのエントリーはこちら三菱UFJリサーチ&コンサルティングの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら電源開発(J-POWER)夏期インターンシップ◆エントリー締切7月5日(月)までインターンシップへのエントリーはこちら電源開発(J-POWER)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら三菱UFJモルガン・スタンレー証券営業部門インターンシップ◆エントリー締切2021年7月7日(水)10:00までインターンシップへのエントリーはこちらリサーチ部門夏季3Daysインターシップ◆エントリー締切~2021年7月9日(金)15:00までインターンシップへのエントリーはこちら投資銀行部門インターンシップ◆エントリー締切2021年6月14日(月)~2021年7月19日(月)AM10:00までインターンシップへのエントリーはこちら三菱UFJモルガン・スタンレー証券の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら富士通(FUJITSU)オンラインインターンシップ◆エントリー締切2021年6月23日(水)~7月7日(水)正午12:00までインターンシップへのエントリーはこちら富士通(FUJITSU)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらニトリホールディングスINNOVATIVEコース◆エントリー締切7月7日(水)23:59インターンシップへのエントリーはこちらニトリホールディングスの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらSMBC信託銀行SMBC信託銀行InternshipPassport◆エントリー締切2021年7月8日(木)午前11時インターンシップへのエントリーはこちらSMBCNIKKOInternshipInvestmentBankingCourse◆エントリー締切エントリーシート提出:2021年7月12日(月)正午Webテスト受検:2021年7月12日(月)午後1時インターンシップへのエントリーはこちらSMBC信託銀行の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらデロイトトーマツコンサルティング(DTC)3dayオンラインインターンシップ(東京)◆エントリー締切:9月15日(水)~9月17日(金)開催7月8日(木)12:00インターンシップへのエントリーはこちら3dayオンラインインターンシップ(福岡)◆エントリー締切:9月13日(月)~9月14日(火)開催7月8日(木)12:00インターンシップへのエントリーはこちらデロイトトーマツコンサルティング(DTC)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東映「1day映画宣伝部仕事体験」◆エントリー締切7月8日(木)16:00インターンシップへのエントリーはこちら東映の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日立製作所夏季キャリア教育デザイン・ビジネスデザインコース(2次募集)※6/30~受付◆エントリー締切[1次]~2021年6月13日(日)23:59受付終了[2次]2021年6月30日(水)10:00~2021年7月8日(木)23:59※[1次]で満席となったテーマは、[2次]では募集しない場合があります。インターンシップへのエントリーはこちら夏季キャリア教育事務系コース(第2次開催)※受付開始:7/1(木)10時~◆エントリー締切[2次]7月1日(木)10:00~7月18日(日)23:59対象開催日程:9月3日(金)・6日(月)・11日(土)・13日(月)インターンシップへのエントリーはこちら日立製作所の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらUBSグループGroupSummerJob(Online)2021◆エントリー締切2021年7月9日(金)正午12:00インターンシップへのエントリーはこちらUBSグループの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら三菱電機会社理解型インターンシップ(2days)◆エントリー締切2021年6月1日(火)~7月11日(日)インターンシップへのエントリーはこちら三菱電機の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら楽天夏季短期インターンシップ二子玉川夏の陣(アプリケーションエンジニア)◆エントリー締切7/11(日)23:59インターンシップへのエントリーはこちら楽天の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら農林中央金庫夏季インターン◆エントリー締切【第2回締切】2021年7月11日(日)23:59迄インターンシップへのエントリーはこちら農林中央金庫の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらベネッセコーポレーション(Benesse)業界1位の新デジタル商品企画「つくる、」教育×DIGITAL◆エントリー締切7月11日(日)インターンシップへのエントリーはこちら経営戦略・マーケティングを学べるBenesseBusinessSchool2021◆エントリー締切7月11日(日)インターンシップへのエントリーはこちらベネッセコーポレーション(Benesse)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらローランド・ベルガー国内採用:オータムジョブ・プログラム◆エントリー締切2021年7月12日(月)正午12:00迄インターンシップへのエントリーはこちらローランド・ベルガーの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらフジテレビジョンFUJITELEVISIONINTERNSHIP2021【ドラマ部門】【バラエティ部門】【報道・情報部門】◆エントリー締切2021年7月12日(月)正午12:00インターンシップへのエントリーはこちらフジテレビジョンの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらNTTドコモサマーインターンシップ(ドコモハッカソン)◆エントリー締切2021/7/12(月)13:00迄インターンシップへのエントリーはこちらNTTドコモの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらNTTコムウェア2daysICTビジネス体感コース(オンライン)◆エントリー締切・第一次応募締切:7/12(月)15時・第二次応募締切:8/16(月)15時インターンシップへのエントリーはこちらNTTコムウェアの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら横浜銀行夏季オープンカンパニー◆エントリー締切2021年7月12日(月)17:00までインターンシップへのエントリーはこちら横浜銀行の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら国際協力機構(JICA)JICA体験1dayプログラム◆エントリー締切2021年7月13日(火)正午12時までインターンシップへのエントリーはこちら国際協力機構(JICA)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらみずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)QuantsDigitalTechnologyInternship◆エントリー締切2021年7月13日(火曜日)13:00インターンシップへのエントリーはこちらインターンシップStoryofBanker(第2回締切)◆エントリー締切2021年7月13日(火)13:00インターンシップへのエントリーはこちらインターンシップExperience不動産ソリューション編(第2回締切)◆エントリー締切2021年7月13日(火)13:00インターンシップへのエントリーはこちらインターンシップExperience年金アクチュアリー編(第2回締切)◆エントリー締切2021年7月13日(火)13:00インターンシップへのエントリーはこちらみずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらジェーシービー(JCB)1dayワークショップ「StartDashWEBセミナー」※インターン選考必須◆エントリー締切2021年7月13日(火)23:59までインターンシップへのエントリーはこちらジェーシービー(JCB)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらポーラ(POLA)総合コースサマーインターンシップ◆エントリー締切7月14日(水)15:00までインターンシップへのエントリーはこちらポーラ(POLA)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら島津製作所インターンシップ「Regista」(事務系向け)◆エントリー締切7月14日(水)23:59までインターンシップへのエントリーはこちら島津製作所の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東急(旧:東急電鉄)ビジネス体感セミナー(1DAY)◆エントリー締切7/15(木)12:00インターンシップへのエントリーはこちら東急(旧:東急電鉄)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日本政策金融公庫(日本公庫)1DAYSUMMERWORKSHOP2021◆エントリー締切7月15日(木)午後5時までインターンシップへのエントリーはこちら日本政策金融公庫(日本公庫)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら共同通信社夏季インターンシップ◆エントリー締切7月16日(金)インターンシップへのエントリーはこちら共同通信社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日産自動車2023グローバルリーダー養成塾◆エントリー締切7/18(日)17:00インターンシップへのエントリーはこちら日産自動車の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらADKホールディングス(ADK)ADKBreakthroughCamp(2次募集)◆エントリー締切7/19(月)10:00インターンシップへのエントリーはこちらADKホールディングス(ADK)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら三菱地所三菱地所~AutumnInternship~(一次受付)◆エントリー締切7月19日17時インターンシップへのエントリーはこちら三菱地所の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日清食品グループNissinInternshipWorkasaCreator!マーケティング編◆エントリー締切2021年7月19日(月)インターンシップへのエントリーはこちら日清食品グループの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら大日本印刷(DNP)令和時代の文明開化ゼミナール◆エントリー締切2021年7月19日(月)23:59インターンシップへのエントリーはこちら大日本印刷(DNP)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら朝日新聞社ビジネスコース(4days)◆エントリー締切7月20日(火)正午インターンシップへのエントリーはこちら朝日新聞社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら信越化学工業1day仕事体験◆エントリー締切7月21日(水)インターンシップへのエントリーはこちら信越化学工業の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日本製鉄文系学生対象【鉄鋼ビジネスのリアルに触れる】◆エントリー締切7月23日(金)インターンシップへのエントリーはこちら日本製鉄の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら有限責任監査法人トーマツDeloitteAnalytics3daysInternship(第1回)◆エントリー締切7/26(月)10:00インターンシップへのエントリーはこちら有限責任監査法人トーマツの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら住友電気工業(住友電工)事務系1Day仕事体験◆エントリー締切【8月開催分】ES提出:7月26日(月)23:59適性検査:7月28日(水)23:59【9月開催分】ES提出:8月20日(金)23:59適性検査:8月23日(月)23:59インターンシップへのエントリーはこちら住友電気工業(住友電工)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらイオングループイオン大学◆エントリー締切2021年7月27日(火)23:59までインターンシップへのエントリーはこちらイオングループの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらアクセンチュア秋インターンシップ和魂偉才塾コンサルティング塾◆エントリー締切2021/7/29(木)午前10:00インターンシップへのエントリーはこちらアクセンチュアの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズHAKUHODOBRAINCIRCUIT◆エントリー締切2021年7月29日(木)正午12:00インターンシップへのエントリーはこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらSMBC日興証券SMBCNIKKOOpenJob◆エントリー締切2021年7月30日(金)正午インターンシップへのエントリーはこちらSMBC日興証券の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日本郵政グループ日本郵政インターンシップ(総合職)autumn◆エントリー締切2021年7月30日(金)正午インターンシップへのエントリーはこちら日本郵政グループの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら最後に本記事では、"7月にサマーインターンシップのエントリー締切を迎える企業"を締切日順に紹介してきました。記事の冒頭でもお伝えしましたが、サマーインターンシップやサマージョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なポイントとなっています。→内定直結&選考優遇に繋がるサマーインターンシップを38社紹介しています。優遇内容の詳細も掲載していますので、企業選びの参考にしてみてください。本記事を参考に各社のインターン締切日を管理し、「効率的なエントリー・就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。→unistyleオリジナルの「インターンエントリー企業管理シート」になります。スプレッドシートをダウンロードするだけで使用できますので、ぜひご活用ください。また、unistyleでは23卒就活生向けにLINEオープンチャットグループを運営しています。匿名で様々な就活生と情報交換をすることができるという便利な機能になりますので、"最新の選考状況や選考結果連絡の有無等をリアルタイムで確認したい"という方は、ぜひご活用ください。→unistyleでは23卒就活生向けに就活用グループを運営しており、今後も業界別にグループを拡充させていく予定です。上記記事に各グループの参加用URLを掲載していますので、興味のある方は記事からご参加ください。さらにunistyleでは、今後も23卒就活生向けに「インターンシップのエントリー締切情報」を公開していく予定です。まだ会員登録を済ませていないという方は、以下から早めに会員登録をしていただき、本サイトを有効的に役立ててもらえればと思います。 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外資系戦略コンサルファーム筆記通過者が書くテストセンター攻略法 外資系戦略コンサルファーム筆記通過者が書くテストセンター攻略法 16卒就活生です。3月から就活を始めたという人もそろそろ本選考に挑む頃なのではないでしょうか。今日はエントリーシートを提出したらほとんどの企業で課される筆記試験の特にテストセンターにスポットを当てて執筆したいと思います。ちなみに筆者はテストセンターの基準点が最難関と言われる外資系コンサルファームを通過しましたのでみなさんのお力になれればと思います。本記事の構成テストセンターってなんだろう?どうやって対策するの?どこがテストセンターを使っているの?最後にテストセンターってなんだろう?テストセンターは会場に赴いて試験を行うタイプの筆記試験です。現在の新卒採用における65%を占めています。(SPIノートの会調べ)ちなみに新卒採用に使われる試験は・SPI3・玉手箱・GAB/CAB・TG-WEBこれら四つに分類されます。SPI3にはテストセンターとWebテストがありますが、今回は会場にて行うテストセンターに議題を絞ります。テストセンターには能力検査(言語、非言語)、英語検査、構造把握力検査、性格検査があります。性格検査に関してのみ自宅にて受ける事ができます。企業によって課される検査が異なるので志望企業がどの検査を用いているのかは事前にリサーチしましょう。テストセンターの特徴は以下の二つです。①使い回しが可能一度受けてしまえばその結果を他の企業にも提出する事ができます。のちに説明しますが、基準点の高い企業を通過した場合、自分の中で自信があった場合には使い回しができます。そうなったらテストセンターはもう引退です。面接の準備に時間を割く事ができますね。②正誤率に応じて問題の難易度が変わるこれはテストセンターが他のテストセンターと違う大きな特徴です。正答を続ければステージが変わり、問題の難易度が上がります。まるでスーパーマリオですね。ちなみに「おっ今日のテストセンター、随分と簡単な問題ばかりだったな」と思ったら実は誤答を連発していたなんてことはざらにあります。どうやって対策するの?①対策本購入世の中には非常にたくさんの対策本が出回っています。昨今ではwebテスト解答集という名前でexcelのファイルが出回っていたりもしますね。ただテストセンターに関してはパソコンとのタイマン勝負なのでそのような解答集を使用することはできません。必ず自分で対策を行って下さい。きちんと準備すれば志望企業の基準点には達するはずです。さて対策本ですが、解くのは一冊で良いです。自分が気に入ったものを何周も解くのが一番良いです。なぜなら何冊も解いたところで掲載されている問題は大して変わらないので時間とお金のムダになるだけです。ちなみにまだ対策本を購入していない人にはナツメ社もしくは成美堂出版のものをオススメします。理由としては問題数が豊富で一周解くだけでもかなり実力がつくからです。ちなみに筆者はナツメ社の対策本で対策を行いました。一周目は全ての問題を解き、間違えた問題に関しては印を付けました。二周目は印を付けた問題のみを解きました。そうした結果、自分がどういった問題を間違えやすいかの傾向が見えてきます。2016最新版史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集②テスト終了後5分の勝負「テスト5分後の行動が今後の命運を分ける」。聞いたことがあるでしょうか。筆者はテスト終了後にそのままカフェへ直行していました。テストで出題された問題を書き出す作業を行うのです。ただし、この時に書き出すのは間違えた問題のみで構いません。間違えた問題のリストを作って、次は必ず間違えないという意気込みを固めましょう。ちなみにテストセンターの問題はレパートリーが少ないので友達とLINEのグループなどで難問を共有するのも一つの手でしょう。③構造把握力検査の対策これが厄介です。取り入れている企業は少ないものの総合商社はじめ難関企業は意外と用いています。こちらに関しては前述のSPI対策本とは別の対策本を購入しましょう。どんなに対策を行ってもなんだか不安になるタイプの問題ですが、ほとんどの人が対策を行わないので大きく差を付けることができます。以下構造把握力検査の例題です。【例題】次のア~オを、指示に従ってP(2つ)とQ(3つ)に分けるとき、Pに分類されるものはどれか。アこの提案を受け入れてくれたら、ぼくと君は必ずウィンウィンの関係になるよ。イもし彼女が男だったら、横綱白鳳と対峙できたに違いない。ウあと10年経てば、このブログは世界中に広まっていくに違いない。エ明治維新がなかったとしたら、ちょんまげのままだっただろう。オ約束の時刻に遅れたら、彼女はきっとぼくを刺すに違いない。いかがですか。この問題の場合はイとエが非現実的な仮定をしているので、イとエがPグループになります。SPI3「構造的把握力検査」攻略ハンドブック2016年版どこがテストセンターを使っているの?リクルート系(ホールディングス、住まいカンパニー、キャリア、ジョブズetc...)三井不動産Yahoo!三井住友海上清水建設東京メトロ野村総合研究所この他にもたくさんありますし、年度によっても変わります。もともとテストセンターはリクルートキャリアが作ったものなのでリクルートグループが行うテストは必然的にテストセンターになります。こちらのような企業別ボーダーラインを予想しているサイトもありましたので参考にして下さい。最後にテストセンターは採用試験の本番である面接に向かう為の最初の壁にすぎません。テストセンターで足を切られようものなら志望企業のオフィスに足を踏み入れることすらできません。早めに志望企業の基準点を悠々と越えて、面接への準備に励みましょう。この記事がこれからテストセンターを受ける就活生の役に立てばなによりです。下記記事も参考にして下さい。参考:企業の採用テストとは何かを知る参考:P&G2016卒夏採用Webテストレビュー参考:モルガン・スタンレー2016卒本選考WebテストレビューphotobyAlbertoG. 60,325 views

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