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無内定に陥らず、自分に合った業界に就職するための7ステップ

無内定に陥らず、自分に合った業界に就職するための7ステップ

最終更新日:2022年03月29日

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12月に入り、就職活動が本格化してきましたが、毎年、内定がもらえない学生や、企業の採用基準がわからないと疑心暗鬼になって、自己PR・志望動機に何を書いたらいいのかわからないという学生が大量に発生していると感じています。今回は、内定がもらえないという最悪の事態を避けながらも、自分に合った・納得のいく業界に就職するために最低限やってほしい7個のステップについてご紹介します。

 

【目次】

1.就職活動の前提

 ①企業の採用活動の仕組みを理解する

 ②ゴールを設定する

2.業界選び

 ③企業選びの軸の洗い出し

 ④当てはまる業界の洗い出し

3.自己PR・志望動機

 ⑤志望業界が求めている人材の「能力」・「志」を知る

 ⑥過去の内定者が何を語り、評価されたのかデータを集める

 ⑦自分の経験に当てはめて、ESを書いてみる

 

1.就職活動の前提

①企業の採用活動の仕組みを理解する
ルールを知った上で、必要な対策を講じるというのは就職活動に限らず、ビジネスや試験などにおいて成果をあげるために有効な方法です。にも関わらず就職活動においては、学生も、社会人も就職活動の仕組みをよく理解していないままに、行動し、社会人もアドバイスしてしまうため、就職活動生の迷走が深まるというのが日本の就職活動の現状だと思っています。
 
企業にとって採用とは、「企業が事業展開するのに必要な人材を採用する」ものに過ぎず、批判の多い学歴フィルタやES・面接などの採用プロセスもこのゴールを達成するための手段であり、現在のところ有効に機能しているため各社採用しているに過ぎません。全ての企業が慣習的に行っている思考停止の極みのような採用方法であるという批判もありますが、経団連に属さない外資系企業やベンチャー企業においても、学歴フィルタやES・面接といったプロセスを採用していることについても考慮が必要でしょう。企業は自社が必要な人材を定義し、定義に合致する人材にアプローチし、その中から選考を行うという形で採用活動を行っているというシンプルな仕組みを理解することが就職活動の第一歩と言えます。
 
さて企業の採用活動が上記の通り、「企業が事業展開するのに必要な人材を採用する」ものであると理解できれば、やるべきことは明確です。つまり、企業が求めている人材を深く知った上で、自分が企業が必要な人材に合致しているということを伝えれば採用されるというだけのことです。多くの学生はこの「企業が求めている人材を深く知る」というプロセスが十分でないために、的外れな自己PRや志望動機を時間をかけて一生懸命作ってしまうものと思われます。
 
 
②ゴールを設定する
ゴールについては下記の参考記事に書いているので、読んでいただければと思いますが、個人的におススメするゴール設定は、「自分に合うと思える業界・企業から内定をできるだけもらい、複数の選択肢から選択する」ということです。就職活動生にありがちな「第一志望の企業・業界に出会い内定をもらう」ということをゴールとして設定してしまうと、第一志望の企業・業界に落ちた場合の対応ができなくなってしまいます。ちなみに第一志望業界や企業から内定をもらえるのは就職活動生の中でもほんの一握りであると言えます。最悪に備えながら最善を目指すという意味でも第一志望だけでなく、自分に合っている、少しでも入りたいと思える企業についてはできるだけ内定をもらえるように行動するというのが内定が無い状態に陥らないために必要なことであると言えます。
 

 

2、業界選び

③企業選びの軸の洗い出し
企業の採用の仕組みを理解し、ゴールも設定できたら、後は無数にある選択肢の中から自分に合った業界を選ぶ段階に入るのですが、何のあたりもつけずに闇雲に業界研究や企業研究をしていたら時間はいくらあっても足りません。そのため、自分がやりがいを持てそう、高いモチベーションで仕事ができそうだと思える基準=企業選びの軸を複数設定して、各業界をざっくりと分けて考えてみるとすっきりと整理ができるでしょう。
 
企業選びの軸については他のエントリーで解説していますが、下記の様なものだと考えて下さい。生い立ちや経験など自分自身から企業選びの軸を語ることを忘れないで下さい。
 
★中高の野球部の経験から「役割の異なる個人が集まり一つの目標に向かうチームで働く仕事」に興味がある
★ゼミでの研究経験から「データを分析し、次に起こすべき行動を考え、実行していく仕事」に興味がある
★成果報酬型のアルバイトの経験から「個人に成績が紐づく、競争環境の整った仕事」に興味がある
★海外留学経験から「多様な価値観の人がまとまり、一つの成果を求める仕事」に興味がある
 
上記のような企業選びの軸をできるだけたくさん書き出し、自分の中で優先順位をつけておくと、志望業界を考える際にやりやすくなるでしょう。自分で考えてもなかなか思いつかないという人は、OB訪問や内定者訪問、内定者のESを見てどのような企業選びの軸を設定しているのか参考にしてみましょう。
 
一方で、給与や福利厚生など「企業が事業展開するのに必要な人材を採用する」という採用活動の仕組みから考えて今イチな企業選びの軸もありますので、その点については、「自分が経営者だとして、給与や福利厚生が目的で受けにきた応募者に対してどのような印象を抱くのか」を含めて考えて見て下さい。いくら忙しくて大変でも給与が高ければそれでいいというのを是とする業界や企業もあるので、そこを見極めることが必要になるということです。
 
 
④当てはまる業界の洗い出し
自分の経験から企業選びの軸をピックアップしたら、それぞれの企業選びの軸に合致する業界を考えてみて下さい。例えば、「個人に成績が紐づく、競争環境の整った仕事」として当てはまる業界は、銀行や証券の営業、リクルート営業、楽天などのネット系ベンチャー企業の営業、製薬会社のMRなどの業界が当てはまります。どのような業界が自分の企業選びの軸に当てはまるかについても、OB訪問や内定者訪問、内定者の企業選びの軸を知ることが重要になります。
 
それぞれの企業選びの軸について、当てはまる業界をピックアップしていき、優先順位の高い企業選びの軸と合致する業界や複数の企業選びの軸に合致する業界は、あなたにあっている業界であると言えますので、業界トップ企業から中堅企業までエントリーをしていきましょう。
 

 

3.自己PR・志望動機

⑤志望業界が求めている人材の「能力」「志」を知る
自己PRや志望動機、学生時代頑張ったことを、闇雲に書き始めてしまう人がいますが、上記①で説明した通り、企業は「企業が事業展開するのに必要な人材を採用する」ということをしています。そのためにはその企業・業界がどのような人材を必要としているのか深く知る必要があります。
 
企業が必要としている人材を知るためには、ビジネスモデルを理解し、そのビジネスモデルの元で社員はどのように働くのか理解する必要があります。「リーダーシップ」や「チャレンジ精神」といったふわふわした定義の言葉を頼りに自己PRを書くのも危険ですので、ビジネスに基づき理解することを意識して下さい。より具体的な解説を下記の記事でしていますのでイメージできないなという人は参考にしてみて下さい。
 
 
⑥過去の内定者が何を語り、評価されたのかデータを集める
上記⑤を理解した上で今度は、過去の内定者が何をどのように語り、評価されて内定したのかを知りましょう。よくありがちな失敗例としては、ほんの少ないサンプルでその企業や業界のことを理解したり、見限ってしまうということです。総合商社は「学歴も高くて、帰国子女と体育会しか内定しない」というのがよくありがちなミスの代表例と言えます。過去にどんな人が内定しているのか大量に触れながら自分と、内定者・業界との接点を考えれば、自ずと自分が自己PR・志望動機で語るべきことが見えてくるのではないでしょう。大量のデータから⑤の志望業界が求めている「能力」や「志」が見えて来ることもありますので、是非、両方の作業をしていただければ幸いです。理想としては下記の記事のように、その業界に内定する人の自己PRと志望動機のパターンをカテゴリー分けできるとよいでしょう。
 
 
⑦自分の経験に当てはめて、ESを書いてみる
仕組みを理解し、企業が求めている人材を理解したら、どんどんESを書いて添削を受けましょう。自分では完璧だと思っていても受け取り手が、意図したように受け取ってくれないことは多々あります。面接において、自分が意図した通りに受け取ってもらえるように何度も添削を受けてコミュニケーションの齟齬を減らしていくことが、どのような業界でも自分の良さを伝える上で最も重要なことです。
 
 

まとめ

多くの学生は、企業の採用活動の仕組みを理解しないまま、周りに流されるように説明会にいき、ESを書いているため、中々成果が上がらないものだと思っています。仕組みを理解した上で、成果をあげるための行動を重ねることで、内定を得られないリスクを限りなく排除した上で、自分に合った業界に就職することが可能だと信じてunistyleは情報提供を続けています。記事を理解するだけで、行動に移さないのでは、何の意味もありません。是非、記事の内容を自分なりに解釈した上で、自分がベストだと思う行動を積み重ねていただければ幸いです。

 

taken by zeevveez

 

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