外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ|レポート付

55,941 views

最終更新日:2024年02月13日

外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ|レポート付
ケース面接・フェルミ推定完全攻略記事一覧
【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説
ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説 
ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】
ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】
ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説
ケース面接対策に読むべき本6冊
外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ|レポート付
 └アクセンチュアのケース面接過去問まとめ  
 └BCG(ボストン コンサルティング グループ)のケース面接過去問まとめ 
 └デロイト トーマツ コンサルティングのケース面接過去問まとめ 
フェルミ推定とは?解き方や対策方法、よくある例題を紹介 
【業界研究】外資コンサルの仕組み・ランキング・企業別選考対策を一挙大公開

unistyle特製企業管理シートをプレゼント!

外資系コンサルティングファームの選考で必須と言われている"ケース面接"

ただ「ケース面接の練習・対策」を行うのは中々難しく、「十分な対策を積むことができずに選考に臨み、うまく対応することができなかった」というパターンに陥ってしまう就活生も少なくありません。

そこで本記事ではそのケース面接対策の一つとして、「外コンの20卒本選考で課されたケース面接の過去問」をまとめました。

21卒本選考で同様の問題が課されるとは限りませんが、問題の傾向など参考になる部分はあると思うので、記事を確認していただき自身の選考対策に役立てていただければと思います。

なお、コンサルティング業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。

アドバイザーから、コンサルティング業界を志望する理由を基に、ほかに受けるべき企業に関するアドバイスなどが受けられます。

少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。選考に不安がある就活生には就職エージェントneoがおすすめ

本選考とインターンの締め切り情報

ケース面接とは

ケース面接とは"お題に対して自ら課題の仮説を立て、それに対する解決策を考える"というものです。

ケース面接では以下のようなお題がよく出題されます。

  • 駅前にあるカフェの売上を2倍にする施策
  • 売上の落ちている水族館の売上を向上させる方法

上記を確認してもらえば分かるように、ビジネスの場面に即した内容が出題される傾向があります。

通常の企業のグループディスカッション(GD)で行うことを個人で行うと考えればわかりやすいでしょう。

また、ケース面接と混同されやすいのがフェルミ推定と呼ばれるものです。フェルミ推定とは、一見出せそうもない数字をいくつかの手がかりを元に導き出していくものです。

有名な問題ですと、「シカゴにいるピアノ調律師の人数・日本にある電柱の数」などを求める問題があります。

コンサルティングファームの面接では、どちらか片方だけが出題されるというよりは、「フェルミ推定の概算をもとにケース面接を行う」といった流れが多いようです。

また、企業によっても出題されやすい傾向にあるケースの種類があるため、自分が志望している企業ではどんな問題が出題されるのかなども視野に入れ練習すると良いでしょう。

※上記のリストは、過去に出題されたものをまとめたものになるため、21卒本選考で出題されるものとは異なる可能性があります。あくまでも参考程度にご覧ください。

「フェルミ推定やケース面接をどのように考えていくべきか」知りたい方は、以下に掲載している記事も参考にしてみてください。

外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ

ここでは、20卒就活生のレポートをもとに、「実際に外コンの本選考で課されたケース面接の問題」をまとめました。

今回は以下の8つの企業の過去問をまとめましたので、自身の志望する企業を選択し、今後の本選考に役立てていただければと思います。

「ボストン コンサルティング グループ(BCG)やアーサー・D・リトル」など、外コンに属される企業は他にもありますが、今回は"20卒本選考で課されたケース面接の過去問"の情報があった企業のみを抜粋し、掲載しています。

また、「アクセンチュア、デロイト トーマツ コンサルティング、PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社」以外の企業の過去問解説を掲載していませんが、これは詳細なレポートがなかったためです。ご了承ください。

 マッキンゼー・アンド・カンパニー

 マッキンゼー・アンド・カンパニーのケース面接過去問は以下になります。

  • 【ビジネスアナリスト職】モビリティに限定したガラス市場のフェルミ推定をしたのち、売り上げの伸びが鈍化している原因を洗い出し、解決するための施策の提案を行う。
  • 【ビジネスアナリスト職】ある国の観光庁の訪日外国人観光客に関するケース面接 (①訪日外国人観光客を増加させるにあたってどのような施策が考えられるか②実際にいくつかの施策のアイデアがあるのでそれに対しての優先順位と評価③簡単な計算問題④施策実施後の方針など)
  • 【ビジネスアナリスト職】近年減益状態にあるレンタカー会社の今後の経営方針についてのケース面接(①減益の原因はどのようなものが考えられるか②簡単な計算問題③推測した減益の原因はどのように解決できるか④解決策に対しての評価)
  • 【ビジネスアナリスト職】建設事業と工作機械の生産事業の2つの事業を行う企業があり、その企業は今後どちらかの事業に注力すべきか(①建設事業、工作機械生産事業の需要はどのようなものに左右されるか②どちらの事業のほうが将来性があるか③簡単な計算問題)
  • 【ビジネスアナリスト職】北米の大規模医療機関に関するケース面接(①当該医療機関の特徴を述べよ②この病院はAという新たな医療処置を事業として行うべきか否か)
  • 【ビジネスアナリスト職】乳飲料を製造するメーカーに関するケース面接(①1人あたり乳飲料消費が最も多い国はどこか②資料中のどの国に対して生産販売に力を入れるべきと考えるか③製造工程をAからBに切り替えると効率は良くなるかどうかを計算し、切り替えるべきかを判断せよ)
  • 【ビジネスアナリスト職】ヨーロッパの中小企業の成長戦略に関するケース問題
  • 【ビジネスアナリスト職】仮想国における医者不足解決に関するケース問題
  • 【ビジネスアナリスト職】おもちゃ会社の買収を検討している投資ファンドを題材にしたケース面接(①投資ファンドがおもちゃ会社の買収を決定する上で、検討するべき項目を構造的に列挙せよ②グラフを見ながら簡単な計算問題③買収予定のおもちゃ会社とその競合他社の売り上げ推移のグラフを見て、そこから立てれる仮説を列挙せよ)
  • 【ビジネスアナリスト職】動画・音楽ストリーミングサービスを運営している企業が売り上げを上げるためには(①打ち手を考えるために、まずどのような情報を集める必要があるか②表からどのようなことが分析できるか③表を見ての計算)

ベイン・アンド・カンパニー

 ベイン・アンド・カンパニーのケース面接過去問は以下になります。

  • 【アソシエイトコンサルタント職】ある業界に属する会社の利益が低下している要因を予想し、それを改善する策を考える

A.T.カーニー

このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は77482枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)

アクセンチュア

このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は77482枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)

デロイト トーマツ コンサルティング

このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は77482枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)

PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社

このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は77482枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)

EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング

このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は77482枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)

KPMGコンサルティング

このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は77482枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)

最後に

本記事では、8つの外資系コンサルティングファームの20卒本選考で課されたケース面接問題、そしてその解説を紹介しました。

【参考記事】
→以下の4つの記事では、「コンサルティングファームの選考において過去に課された問題とその具体的な回答方法」が記載されています。具体的な回答方法を知りたい方は、是非確認してみてください。

【ケース】アイフォンケースの売上はいくらか?【ベイン面接過去問】
【ケース】メキシコからアメリカへの移民数の減少要因【BCG14卒論述試験過去問】
【ケース】地方私立大学の生き残り戦略を立案せよ【アクセンチュア過去問】
【ケース】日本の散髪屋の数を求めよ【野村総研過去問】

もちろん、21卒本選考で同様の問題が課されるとは限りませんが、「問題の傾向・考え方」など参考になる部分も多数あったのではないでしょうか。

ケース面接は一朝一夕で対策できるものではなく、本選考までに入念な準備が必要となります。

本記事を参考にして効率的にケース面接対策を進めていただき、今後の本選考に役立てていただければ幸いです。

最後に、「外資系コンサルティング業界の選考対策・各外資系コンサルティングファームの企業研究」に役立つunistyleの記事を掲載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。

各外資系コンサルティングファームの企業研究ページ
マッキンゼー・アンド・カンパニーの企業研究ページはこちら
ベイン・アンド・カンパニーの企業研究ページはこちら
A.T.カーニーの企業研究ページはこちら
アクセンチュアの企業研究ページはこちら
デロイト トーマツ コンサルティングの企業研究ページはこちら
PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社の企業研究ページはこちら
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングの企業研究ページはこちら
KPMGコンサルティングの企業研究ページはこちら
ケース面接・フェルミ推定完全攻略記事一覧
【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説
ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説 
ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】
ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】
ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説
ケース面接対策に読むべき本6冊
外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ|レポート付
 └アクセンチュアのケース面接過去問まとめ  
 └BCG(ボストン コンサルティング グループ)のケース面接過去問まとめ 
 └デロイト トーマツ コンサルティングのケース面接過去問まとめ 
フェルミ推定とは?解き方や対策方法、よくある例題を紹介 
【業界研究】外資コンサルの仕組み・ランキング・企業別選考対策を一挙大公開

おすすめコラム 4 件

【内定者ES例文付】ガクチカで留学経験をアピールする書き方とは? 【内定者ES例文付】ガクチカで留学経験をアピールする書き方とは? 本記事では、"留学経験に特化したガクチカの書き方・大手企業内定者の例文"を通し、「企業から評価されるガクチカ」を作成するためのヒントを提供します。本記事の構成留学経験のガクチカ例文一覧留学経験のガクチカ例文(1):デロイトトーマツコンサルティング内定者留学経験のガクチカ例文(2):日立製作所内定者留学経験のガクチカ例文(3):ソフトバンク内定者留学経験をガクチカのエピソードとして用いるメリット留学経験をガクチカのエピソードとして用いる際のポイントガクチカの基本的な書き方留学経験をエピソードにしたガクチカの書き方まとめ留学経験のガクチカ例文一覧まずは、「留学経験をエピソードにしたガクチカの例文」を紹介します。今回は、unistyleに寄稿されたESの中から以下の3つを抜粋し、解説していきたいと思います。ガクチカ例文(1):デロイトトーマツコンサルティング内定者ガクチカ例文(2):日立製作所内定者ガクチカ例文(3):ソフトバンク内定者※今回解説している3つの例文はそれぞれ「設問形式・指定文字数」が異なります。そのため、「フレームワークの6つの要素をすべて満たしているES」ではありません。ESの解説に関してはフレームワークに基づいて記載していますが、「フレームワークの6つの要素を全て満たしているESでなければ評価されない・選考は通過しない」というわけではないことを認識していただければと思います。また、ガクチカの書き方や面接時の伝え方のコツをマンツーマンでより実践的に教えてほしい方には就職エージェントneoもオススメします。プロのアドバイザーが就活生1人1人に対してガクチカの添削や深堀をしたり、面接のポイントなどを伝えたりします。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。留学経験のガクチカ例文(1):デロイトトーマツコンサルティング内定者学生時代に頑張ったことを教えてください。(250文字以下)交換留学選考の落選を経てカナダに私費留学し、帰国後にリベンジを果たしたことです。英語で学問を学ぶ事に興味を持っていた私は、3年前期に交換留学に応募したものの英語力不足で落選してしまいました。この悔しさから私費留学をすることを決意し、留学中は昼に語学学校を二校、夜は大学の授業をオンラインで受講して英語漬けの環境を作りました。また言語交換会で積極的に人と会うことで弱点だった会話力を向上させました。その結果語学学校のクラスは一番上に、帰国後は学部留学生として韓国の高麗大学校に留学することができました。【デロイトトーマツコンサルティング内定】本選考エントリーシート(経営コンサルタント職):20卒この就活生は、「2回の留学経験におけるリベンジまでの過程」を書いています。純粋なガクチカに関する設問ですが、「交換留学選考落選という悔しさ・挫折を乗り越え、見事リベンジを果たした」というように"挫折・悔しさを乗り越えたこと"をアピールしたESです。ガクチカのフレームワーク【(1)結論:何に取り組んだのか?】交換留学選考の落選を経て私費留学し、リベンジを果たしたこと【(2)動機:なぜ取り組んだのか?】英語を学ぶことに興味があったから、交換留学選考落選の悔しさから【(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?】目標:交換留学選考落選のリベンジを果たすこと困難:英語力が不足していたこと【(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?】取組み:英語漬けの環境を作った、言語交換会で会話力を向上させた結果:帰国後に学部留学生として留学することができた【(5)人柄:活動の中であなたのどのような人柄が活かされたのか?】特になし【(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?】特になし今回のデロイトトーマツコンサルティングのESは指定文字数が250文字以下と、かなり簡潔に書かなければならないESと言えるでしょう。そのため、上記の内定者は「(5)人柄(6)学び」の要素を盛り込まずに「(3)目標と困難(4)取組みと結果」を重視したという印象を受けました。このESで特に評価できる部分は「目標を達成するまでのプロセス」が非常に詳細に書かれていることだと思います。「交換留学選考落選の悔しさ・リベンジを果たしたいという本気度」を表す情景描写がしっかりと書かれているため、他の就活生との差別化を充分に図れているでしょう。また、こういった比較的指定文字数の少ないESでは、面接時にかなり細かい部分まで深堀りされることが予想されます。今回の内定者であれば、「私費留学時のより詳細な活動内容・最も大変だったこと」といった質問への深堀り対策をしておくことが望ましいでしょう。留学経験のガクチカ例文(2):日立製作所内定者今までに最も力を入れて取り組んだことを教えてください。(200文字)カナダでの研究留学を通して、周りを巻き込む力を身に付けました。カナダで出会った人々は皆自分の夢や目標を話す時に自信に満ちており、存在感を発揮していました。私にはその姿勢が不足していると考え、研究室で自分のやりたいことを熱く共有しました。すると、教授や他の学生が私に以前よりも協力的になってくださり、彼らのおかげで留学の目標を達成出来ました。想いを発信することで周りを巻き込むことが出来ると学びました。【日立製作所内定】本選考エントリーシート(設計開発職):20卒この就活生は、研究留学の経験をもとに「周りを巻き込む力」をアピールしています。200文字以内とかなり文字数が限られているため、抽象的な箇所も多少ありますが、「自身の考え・背景・学び」がしっかりと盛り込まれている点は素晴らしいと言えるでしょう。ガクチカのフレームワーク【(1)結論:何に取り組んだのか?】カナダでの研究留学【(2)動機:なぜ取り組んだのか?】特になし【(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?】目標:特になし困難:夢や目標を話す時の自信の不足【(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?】取組み:自分のやりたいことを熱く共有した結果:教授や他の学生が以前よりも協力的になり、留学の目標を達成できた【(5)人柄:活動の中であなたのどのような人柄が活かされたのか?】特になし【(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?】想いを発信すれば周りを巻き込むことができること今回取り上げた日立製作所のESは指定文字数が200文字以内であり、かなり簡潔に内容を伝える必要があります。そのような条件下で、上記の内定者は単に「活動内容・経験したこと」を書くだけでなく、「周りを巻き込む力を身に着けた」としっかりと自身の長所をアピールできている点が素晴らしいでしょう。ガクチカは別に"学生時代頑張ったことを要約してまとめた文章"ではないですし、この経験から「自身は企業で活躍できる人材です」ということを示す必要があります。そういった点では、上記の内定者はしっかりと自分自身の強み・素養をアピールできていると言えます。ただ指定文字数が200文字と少ないこともあり、やはり抽象的な内容が散見されます。(別にこれが悪いというわけではありません)面接では「研究留学の具体的な活動内容・目標達成に向けた過程」をより詳細に質問されることが予想されますので、そういった質問への対策は必須となるでしょう。留学経験のガクチカ例文(3):ソフトバンク内定者ソフトバンクバリューの5つの項目の中で、あなたの強みと合致する項目を教えてください(複数選択可)。また、その強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください。(字数:200字~)※ソフトバンクバリュー:No.1、挑戦、逆算、スピード、執念私の強みと合致するのは「挑戦と執念」です。この2つを選んだのは私の強みが「主体的な挑戦力と粘り強さ」だからです。△△への留学中に〇〇のボランティア活動に取り組み、各国の料理を作る交流会を企画・実現しました。この交流会の目的は、コミュニケーションの場を提供することで、〇〇の方々と運営側の垣根をなくし、〇〇の方々に施設により足を運んでもらうことでした。しかし、実行する中で資金不足により、定期的に食材を準備することができないという課題に直面しました。そこで、メンバーに協力を仰ぎ、街のベーカリーや市場に手分けして足を運び、廃棄直前の食材を無償提供していただけるように粘り強く交渉をしました。そして、7つのお店から食材を提供していただき、交流会を継続的に行うことができました。その結果、〇〇と運営側は打ち解けることができ、〇〇の方々には今まで以上に施設に足を運んでいただけるようになりました。以上のことから私に合致するものは「挑戦」と「執念」です。【ソフトバンク内定】本選考エントリーシート(総合コース):20卒この就活生は、留学中のボランティア活動の経験をもとに「挑戦力と粘り強さ」をアピールしています。設問内容が純粋にガクチカを問うものではないのですが、強み・エピソードともに非常に具体的に書かれており、且つ根拠を持って述べられているESとなっています。ガクチカのフレームワーク【(1)結論:何に取り組んだのか?】留学中のボランティア活動(各国の料理を作る交流会の企画・実現)【(2)動機:なぜ取り組んだのか?】〇〇の方々と運営側の垣根をなくして施設により足を運んでもらうため【(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?】目標:交流会の実現困難:資金不足で定期的に食材を準備することができないこと【(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?】取組み:廃棄直前の食材を無償提供してもらえるように交渉した結果:食材を提供してもらい交流会を継続的に行うことができた、〇〇の方々に今まで以上に施設に足を運んでもらえるようになった【(5)人柄:活動の中であなたのどのような人柄が活かされたのか?】特になし【(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?】特になし「ソフトバンクバリューの5つの項目に当てはめる」という条件がついているため、難易度の高いガクチカでしょう。そんな条件の中、上記の内定者は「活動内容の具体性・バリューと強みとエピソードの合致度」ともに高いレベルで書かれています。その中でも特に評価できると感じる部分が、「ソフトバンクバリュー(挑戦・執念)→自身の強み(主体的な挑戦力と粘り強さ)」と、要素分解しながら自身のガクチカに落とし込むことができている点です。"ソフトバンクバリューを自身の強みに言い換え、その根拠をガクチカのエピソードで補填する"ことができており、非常に論理的な文章構成になっています。強いて言うのであれば、結果がもう少し定量的に書かれていればなお分かりやすい文章だったのですが、レベルの高いESであることは間違いないでしょう。留学経験をガクチカのエピソードとして用いるメリット続いて、留学経験をガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介します。そのメリットは以下の2点に大別されると考えています。志望動機や企業選びの軸に紐付けやすい、一貫性を持たせることができるコミュニケーション力や行動力をアピールしやすい志望動機や企業選びの軸に紐付けやすい、一貫性を持たせることができる留学経験をガクチカのエピソードとして用いる就活生(留学経験のある就活生)は、総合商社や外資系企業などの「海外で働ける職業・語学力を活かせる職種」を志望する割合が多いと思います。そういった方であれば、ガクチカで留学のエピソードを用いることで、「海外で働きたい・語学力を活かしたい」という志望動機や企業選びの軸に根拠を持たせることができます。具体例を挙げるのであれば、ガクチカの質問で留学のエピソードを述べたあと、志望動機に関する質問で「留学時の●●の経験から海外を拠点として働きたいと考えました。」というように回答することができます。"海外"という観点を重視していきたい就活生であれば、その一つの要素として留学経験を用いることはできるでしょう。コミュニケーション力や行動力をアピールしやすい留学経験をガクチカのエピソードとして用いる際は「コミュニケーション力・行動力」をアピールしやすい傾向にあります。留学は周囲にほとんど知り合いがいない中で、ホストファミリーや現地の学生と関わり続ける必要があります。そのような状況下で、周囲の人と適切にコミュニケーションを取ることで信頼関係を築き、充実した経験を積むことができれば、根拠を持って「コミュニケーション力」をアピールできるでしょう。行動力に関しても、「慣れない土地で目標・目的に向かい、試行錯誤しながら自走した経験」を詳細に伝えることができれば、充分なアピールになるでしょう。ただ、ここでは「留学経験者はこの2つの強みをアピールするべきだ!」ということをお伝えしたいわけではありません。あくまでも「アピールしやすい強み」を紹介しただけですので、ガクチカからどの強みをアピールするかは自分自身で判断していただければと思います。また、双方の強みとも「再現性・汎用性を示すことができているか」という観点が重要になりますので、"アピールした行動力とコミュニケーション力がビジネス上でどのように活かすことができるか"まで意識して作成していただければと思います。留学経験をガクチカのエピソードとして用いる際のポイント留学経験をガクチカのエピソードとして用いるメリットを紹介しましたが、「用いる際のポイント」もあります。基本的に、ポイントは以下の3点に大別されると考えています。留学という経験自体はプラス評価にはならない語学力+αの内容を盛り込むことが望ましい留学における目標・目的をしっかりと伝える留学という経験自体はプラス評価にはならない「どのくらいの期間留学に行けばESのネタにしてもいいですか?どの国に留学に行けば就活で評価されますか?」などという声をたまに耳にしますが、結論留学という経験自体は評価の対象になりません。そのため、ガクチカ作成において「留学期間や留学先」で悩むことは、それ自体がナンセンスと言えるでしょう。ガクチカで留学経験を用いる際には、「なぜ留学をしようと考えたのか?留学先でどのような経験をしたのか?留学を通じて何を学んだのか?」といった内容が非常に重要となります。また、近年は留学をする学生が珍しくなく、それゆえに単なる留学経験だけでは他の就活生と差別化を図ることができません。しっかりと「留学の動機・留学での活動・学んだこと」等を述べ、オリジナリティのあるガクチカ作成を目指しましょう。語学力+αの内容を盛り込むことが望ましい「●ヶ月に渡り▲▲へ留学に行き、留学前後でTOEICの点数を■点から■点まで向上させることができました。」というガクチカを見かけますが、このガクチカでは選考突破は難しいでしょう。というのも、"一定期間留学に行っていたのであれば語学力が向上しているのは当たり前で、その上で「留学期間中にどのような経験をしてどんなことを学んだのか」が重要"と企業側は考えているためです。留学の目的・目標・成果が「語学力の向上」であることがNGというわけではありませんが、語学力を向上させるにあたっても様々な取組みをしているでしょうし、それ以外でも「様々な苦労・挫折・経験」をしているはずです。企業側は「その具体的な苦労・挫折・経験」を知りたいのです。ガクチカのエピソードで留学経験を用いる際は語学力の向上で完結させるのではなく、上記の観点を踏まえ、企業側の印象に残るガクチカを目指していただければと思います。留学における目標・目的をしっかりと伝える「●●に取り組むに際し、留学で▲▲を学びたいと思ったから」や「■■という環境の中で●●の経験を積みたいと思ったから」など、留学における目標・目的を具体的に述べることは非常に重要です。一般的な留学であれば半年~1年間程度の期間を要しますし、4年間の大学生活の中でもかなりのウェイトを占める留学は、その目標・目的も明確なものがあるはずです。しっかりと目標・目的を述べ、「その上でどのような経験を積み、何を学ぶことができたのか」までを伝えるようにしましょう。ただ、「そもそも自分の所属する学部は留学が必須・教授に留学を勧められたから」など、留学の理由が受動的な場合もあると思います。そういった就活生の方は、上記のような前提を踏まえた上で「自分なりの留学の目標・目的」を伝えるように心掛けましょう。ガクチカの基本的な書き方続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。ガクチカは基本的に以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。※下記のフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。上記のフレームワークを見てもらえば分かるように、(1)結論→(2)動機→(3)目標と困難→(4)取組みと結果→(5)人柄→(6)学びといった構成でガクチカを論理展開していくと良いと考えています。この順番に沿うことで、面接官にわかりやすく論理性を保った伝え方ができるほか、面接を想定して自分の頭の中で整理された内容に仕上げることができます。下記の動画でもガクチカの書き方を確認できるので、参考にしてもらえればと思います。例として、フレームワークに沿ってガクチカを整理した内定者のESを見ていきます。それぞれの項目でどのようなことを述べるのか大枠を掴んでいただければと思います。下記は野村総合研究所(NRI)内定者のESです。フレームワークに沿ってかなりレベルの高い内容にまとめ上げられています。(1)結論学生時代、スポーツ科学とトレーニングに関するWebサイトを立ち上げに力を注いできた。⇩(2)動機地方出身の私は信頼性の高いスポーツ科学情報が少ない事に疑問を感じていた。⇩(3)目標・困難そこで「スポーツをする人に正しい知識を知ってもらい、成功体験に繋げてもらいたい」という想いで信頼性の高い情報配信サイトを作る活動を始めた。活動の中での一番の挫折経験は、団体が解散してしまった事だ。設立当初数名で活動していたが、プログラマが抜ける致命傷を受けてしまった。そこから次第に団体のガバナンスが取れなくなり、結果解散するに至った。⇩(4)取組み・工夫とその結果しかし、ここで諦めたら諦め癖がつくと思い、サイト作成に再挑戦する決意をした。プログラミング独学によるサイト構築、周囲と協力しコンテンツ作成する事の二点が難点であったが、持ち前の勤勉さとビジョンに共感してもらう説得力で成し遂げてきた。サイトを公開と同時にSNSを通じて宣伝した結果、月に千人近くの方に利用して頂く所まで辿り着く事が出来た。⇩(5)人柄社交的な人柄が、団体立ち上げの際に活かされた。また基本的に真面目なため、最後までやりきろうとする姿勢が周りにも伝わり、最終的なWebサイトの立ち上げに繋げることができた。⇩(6)学び団体解散という挫折経験から窮地の時こそ冷静に対処する判断力と粘り強さ、そして何より周りを巻き込むには「絶対に成し遂げる」という情熱が大切である事を学ぶ事が出来た。上記の野村総合研究所(NRI)内定者のESは「こちら」からご覧いただけます。フレームワークに当てはめて内容を考えると、上記の内定者の方のようにレベルの高い伝え方をすることができます。フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。【参考】→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。留学経験をエピソードにしたガクチカの書き方先ほどのフレームワークを基に、「留学経験をエピソードにしたガクチカの書き方」を紹介していきます。また、各項目の参考記事ではポイントをより詳細に解説しているため、そちらも参照にしつつ理解を深めていただければと思います。今回は、以下に掲載したガクチカを具体例として解説していきます。留学先の大学にて、留学生間での交流会を実現することに力を注いだ。私は、(1)語学力向上(2)異文化コミュニケーションの促進の2つの目的で1年間の留学に行くことを決意した。そしてこの目的を果たすにあたり、様々な留学生と関わることのできる交流会が最善策だと考えた。交流会を開催するにあたり、50名の参加を目標に定めた。当初は「友人に頼んで交流会の情報を拡散してもらう」という集客のみだったため、案の定参加者はほとんど集まらなかった。そこで集客方法の課題を洗い出し、「ツテだよりの集客では、そもそも交流会の情報を充分にリーチすることすらできてないのでは?」という仮説を立てた。そしてこの仮説をもとに、新たに2つの施策を実施した。それが(1)構内でのチラシ配布(2)講義内での告知である。チラシ配布に関しては、友人にも協力してもらいながら「週2日×2時間」行い、約2,000枚のチラシを配り切った。講義内での告知に関しては、教授に懇願し、留学生の多い講義を中心に計10コマで告知を行った。その結果、約70名の参加者を集い交流会を開催することができた。挫けそうになった時期もあったが、持ち前の不屈の精神で走り続け、交流会を開催できたことは大きな自信になっている。今後も、交流会の開催に向けて奔走した経験、そしてこの経験から学んだ目標達成に向かって努力することの大切さを活かしていきたいと思う。以下では、「上記ESの内容が各項目のいずれに該当するか」も記載してあるため、それぞれ照らし合わせながら確認してみてください。※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。(1)結論:何に取り組んだのか?「学生時代に何に取り組んだのか」を結論ファーストで書き始めましょう。この結論を見ただけで、何について取り組んだか採用側が大枠をイメージできるよう、あまり余計な説明をせず端的に述べる必要があります。以下の記事にあるように、「目標達成能力・リーダーシップ・チャレンジ精神」の3つの側面をそれぞれアピールできるエピソードを選択できると、良い評価を得れる可能性が高まります。(もちろん、3つの側面以外にも評価される項目はありますが、上記で挙げた3つの側面は特にどの業界・企業にも応用することができると考えられます。)【参考】→「ガクチカで重視される4つの評価項目」について解説している記事になります。ガクチカ作成の基本的な部分になりますので、まずはこの記事を確認していただくことをオススメします。また、「経験自体のインパクト」が高いことも高評価に繋がりますので、インパクトのある経験や著しい成果を残した場合は、冒頭の文章からそれが伝わるよう強調しておくといいと思います。上記で掲載したESの中で「結論」に該当する箇所は以下のようになります。留学先の大学にて、留学生間での交流会を実現することに力を注いだ。(2)動機:なぜ取り組んだのか?次に「なぜそれに注力しようと思ったのか」という動機を示しましょう。採用側は、この項目から「就活生がどのようなことに熱意を向けられるのか・モチベーションの源泉」を知りたいと考えています。なぜかというと、学生時代の経験で感じたモチベーションが仕事上のそれに通じるという考えが根底にあるためです。入社してからもモチベーション高く働いてくれる人材だと見極められるために、その業界・企業の仕事に通じる動機を示すことが求められます。下記の参考記事でも述べていますが、動機は"価値観に根ざした動機>主体的な動機>受動的な動機"の順番で評価されるため、そのことを理解して書き進める必要があるでしょう。【参考】→「なぜそれに取り組んだのですか?」という質問を通して面接官は何を評価しているのでしょうか。本記事では、動機の評価ポイントを内定者の回答と合わせて確認していきます。上記で掲載したESの中で「動機」に該当する箇所は以下のようになります。私は、(1)語学力向上(2)異文化コミュニケーションの促進の2つの目的で1年間の留学に行くことを決意した。そしてこの目的を果たすにあたり、様々な留学生と関わることのできる交流会が最善策だと考えた。(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?取組における目標を通じて、「あなたの志の高さ及び何を目指しているのか、そのモチベーションの源泉は何か」を見極めようとしています。この内容が「仕事における目標の高さ・モチベーションの源泉は何か」に繋がります。目標設定に関しては、妥当な目標よりも自ら高い目標を設定する方が評価は高くなります。というのも、あくまでも極端な例にはなりますが「自ら高い目標を設定し、その目標の達成に向かって本気で努力した人」と「他の人と同じような妥当な目標を設定し、そこそこ努力して目標を達成した人」では、確実に前者の方が「採用したい!」と面接官は考えるためです。「なぜその目標を設定しようと思ったのか、その目標の難易度はどの程度のものなのか」を、具体的且つ根拠を示しながら伝えましょう。また、目標達成するうえでの困難、つまり「どの程度のことを困難と感じるのか」という質問を通して、仕事上でも困難を乗り越えられる人材かを見極めようとしています。あなたが感じる困難について面接官が共感できなければ、取組自体がアピールにならない可能性があるため注意が必要です。困難に関する質問では、"困難のレベル(どの程度の物事を困難だと思うのか)・その困難の背景・乗り越えるまでのプロセス・乗り越えた結果"といった項目全てが重要となります。どんな困難なのかという事実だけでなく、「なぜそれを困難だと考えたのか」などを具体的に伝えましょう。下記の記事でも述べていますが、困難は"困難を伴う主体的目標>主体的目標>受動的目標"という順番で評価されると言われているため、こちらも意識していただければと思います。【参考】→面接においては、「物事に取り組む上でどのような目標を設定したのか、その中でどのような課題があったのか」について深く掘り下げられることが多いです。この質問に関する評価ポイントと内定者の回答例について詳しく説明しています。上記で掲載したESの中で「目標と困難」に該当する箇所は以下のようになります。交流会を開催するにあたり、50名の参加を目標に定めた。当初は「友人に頼んで交流会の情報を拡散してもらう」という集客のみだったため、案の定参加者はほとんど集まらなかった。(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?上記で述べた目標・困難に対して、具体的に取り組んだ内容について記述するようにしましょう。この場合、必ずしも目標を達成したエピソードについて述べる必要はありませんが、「どこに問題の本質があったのか・なぜそのアプローチを取ったのか」について考える必要があります。以下の記事にあるように、"状況把握のために行ったこと→困難の根本的な原因→原因の解決のために実行したこと"の順番で行動を記述することで、いわゆる「ファクトベースのガクチカ(活動内容が時系列に沿って書かれているだけのガクチカ)」になるのを避けることができます。【参考】→目標や困難に対する姿勢を見ることで、その就活生の人柄が分かるため、採用担当者は「目標や困難に対してどのように取り組み、またどのような結果が得られましたか?」という趣旨の質問を往々にして繰り出してきます。本記事では「どのように取り組んだのか」という質問における面接官の意図と、評価される回答例について詳しく説明していきます。上記で掲載したESの中で「取組みと結果」に該当する箇所は以下のようになります。そこで集客方法の課題を洗い出し、「ツテだよりの集客では、そもそも交流会の情報を充分にリーチすることすらできてないのでは?」という仮説を立てた。そしてこの仮説をもとに、新たに2つの施策を実施した。それが(1)構内でのチラシ配布(2)講義内での告知である。チラシ配布に関しては、友人にも協力してもらいながら「週2日×2時間」行い、約2,000枚のチラシを配り切った。講義内での告知に関しては、教授に懇願し、留学生の多い講義を中心に計10コマで告知を行った。その結果、約70名の参加者を集い交流会を開催することができた。(5)人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?取組みを説明し、経験自体の記述を完結させたら、「その経験においてどのような人柄が発揮されたのか」について書きましょう。同じ状況に直面しても、それに対しどう行動するかは人によって異なり、人柄がその選択を決定付ける一要素だという考えから問われています。人柄はその人の立ち振舞いといった印象を構成するものであり、面接ではESで述べたキャラクターと乖離がないかどうかを確認されます。取組内容との整合性はもちろん、面接の場での印象との整合性も意識しておくべきでしょう。上手くアピールすることで企業と自身とのマッチングの良さを伝えられたり、「一緒に働いてみたい!」と思ってもらうこともできます。【参考】→面接では、就活生の人柄に関する質問がよくされますが、多くの就活生はそれを想定していません。本記事では多くの就活生が無視しがちな「人柄」に関する質問について、評価項目と具体的回答例について詳しく説明したいと思います。上記で掲載したESの中で「人柄」に該当する箇所は以下のようになります。挫けそうになった時期もあったが、持ち前の不屈の精神で走り続け、交流会を開催できたことは大きな自信になっている。(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?最後に、これまで語ったエピソードから得た学びを述べましょう。単なる気付きや感想ではなく、「社会に出てからも活かすことができる学びであるかどうか」が見られています。評価としては、以下の記事にあるように"組織としての方法論>個人としての方法論>個人の単なる気づき"の順番で評価されます。【参考】→ガクチカから学んだことの書き方について解説している記事になります。例文も掲載していますので、「学びをどのようにアピールするか」という観点を確認してみてください。上記で掲載したESの中で「学び」に該当する箇所は以下のようになります。今後も、交流会の開催に向けて奔走した経験、そしてこの経験から学んだ目標達成に向かって努力することの大切さを活かしていきたいと思う。まとめ本記事では、文系学生を中心にエピソードとして用いられることの多い"留学経験のアピール方法"を解説しました。「留学経験=語学力の向上をアピール」と勘違いしている就活生を稀に見受けられますが、それだけでは他の就活生と差別化を図るのが難しく、それゆえに適切なアピール方法・文章構成を理解しておく必要性があります。本記事の内容を参考にし、自身の留学経験のエピソードを魅力的にアピールしていただければと思います。ガクチカ完全攻略記事一覧1.そもそもガクチカって何?2.ガクチカがない人の対処法3.ガクチカの書き方を徹底解説4.ガクチカの例文を紹介(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには(3)ガクチカで留学経験をアピールするには(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには(5)ガクチカでボランティアをアピールするには(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには(9)ガクチカで趣味をアピールするには(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには→ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには→ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには→ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには→ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選 245,295 views
初回配属からが勝負?メガバンクの「内定後」の実態 初回配属からが勝負?メガバンクの「内定後」の実態 16卒のメガバンク内定者です。4月1日の入社が着々と迫っており、入社前の取得が望ましいとされる証券外務員の勉強に勤しむ毎日です。私の就職活動時の面接では、「もし入社することとなれば、都市部と地方のどちらで働きたいですか?」「入社するとなった場合の入社後10年間のキャリアプランを教えてください」と聞かれたことが何度かあります。内定取得後の人事社員との近況報告会では、「日本全国にあるメガバンクの支店のうち、どの地域で働くことを希望するか?」ということが聞かれ、いよいよ現実味を帯びて配属を考える機会が多くなったように感じます。周囲のメガバンク以外に内定した友人も同様の状況のようで、下記のリンクのように背番号制の総合商社の内定者の中には行きたい部署に配属されるためにアメリカの関係部署の人に会いに行く方もいるようです。今回は特にメガバンクの「内定後」にフォーカスし、都市部と地方での働き方や1カ店目配属後のキャリアについて考えていきたいと思います。17卒以降の方にとっては、この記事が「銀行という業界が自らの社会人人生に適しているかどうか」という判断を下す一助となってほしいと思います。前提として、都市部とは東京や大阪、名古屋といった人口密集地帯、地方とは県に支店が都市部ほど多くない地域とします。参考:「お悩み解決!就活探偵団2016就活は終わらない次は「ハイカツ」」初回配属に対するメガバンク人事部の見解読者の方は「メガバンクに就職した場合、初回配属が地方なら出世コース」という噂を聞いたことがありますか?どこで得たのか私はこのような先入観を持っている就職活動生でした。ところが実際は、内定先の人事部の方曰く「初回配属は内定者の配属先希望や就職活動時に面接官が感じ取った内定者の適性と、支店特有の雰囲気や都市部や地方での働き方をすりあわせて最も活躍できそうな支店に配属する」とのことでした。都市部と地方の支店では何が違うのかではここで、都市部や地方の支店での働き方について考えていきたいと思います。銀行員の方曰く「規模の大きさに由来する裁量や営業の仕方」が違うとのことです。【都市部の支店の場合】都市部は地方の支店と比べると規模が大きい場合が多く、更なる規模拡大のためのライバルはその他のメガバンク2行。そのため、話を聞いた銀行員の方は初回配属後すぐに担当する会社先を先輩銀行員から引き継ぐだけでなく、自らベンチャー企業に営業をかけて担当する会社先との事業でのマッチングを促すということもされていました。1日3件中小企業取引先をスケジュール通りに回り、支店長や支店の先輩に直接指示を仰ぐ、必ず許可を得るといった働き方から、地方でも働いたことのある銀行員の方にとっては「裁量は(地方と比べると)小さい分、銀行独特の文化の中で着実に成長できる仕組みは整っている」とのことでした。規模が大きい分、自分のロールモデルとなる先輩も見つけやすいのではないかとのことです。また、都市部の支店でも、例えば銀座支店に口座を持っているが会社の所在地は新潟県といったケースもあるようです。土地のブランドなどといった要因で、お客様が敢えて特定の支店に口座を開設しているとのことでしたが、このようなお客様に対しても片道5時間ほどかけて営業しに行ったこともあるとおっしゃっていました。【地方の支店の場合】営業におけるライバルは地銀であり、取引顧客数や信頼関係、ATMの数などでメガバンクは後塵を拝している場合が多いようです。担当する会社先を以前担当していた先輩は他の支店に異動している場合もあり、頼りとなるのは引き継ぎ資料のみ。既に地銀との取引を行っているお客様に営業をかけることはある程度の根気が必要で、頼れるのは自分とおっしゃっていました。働き方としては、1日何件のお客様を訪問するか・どの程度の頻度で訪問するかは自分の判断に依る場合が多いようです。自らの裁量が都市部と比べると大きい分、担当するお客様数は少ないようです。話を聞いた銀行員の方の言葉を借りると、「規模が小さい分、支店に勤務する銀行員も多くないので都市部と比べると家族のような雰囲気がある。」とのことでした。この銀行員の方は現在は都市部の支店で働かれているとのことでしたが、初回配属先の支店長が出張で都市部を訪れた際には必ず飲みに誘ってくれるとにこやかに話していました。いかがでしょうか。都市部と地方の働き方に差があることから、実際の内定者懇親会で内定者にどちらで働きたいか聞いて回ったところ、意見が分かれておりました。一方で共通点としては、初回配属先の支店では内定者全員が中小企業取引を担当することや、融資残高といった数値で自らの成績が厳しく評価されること、1年目はキャリアアップのための簿記やFPの取得に忙殺されるということをおっしゃっていました。いつ何時も配属された先での評価が次の配属先を決めるではメガバンクにおける出世競争はいつから始まるのか?これに関しては現場の銀行員の方曰く、1カ店目の成績からとのことでした。つまり、前項の都市部や地方での働き方を意識した上で希望を伝え、最も自分の力を発揮できる支店で働くことがその後のキャリアの良し悪しにつながるといえます。2カ店目以降も、その時々の支店での自らの成果によって次の配属部署や支店が変わり、最終的に役員にまで上り詰めることができるのは同期で5,6名とのことでした。16卒のメガバンクの総合職の内定者数は500人前後ということを考えると、たった1%しか出世競争に勝ち残れないということになります。残りの99%はどうなるかと言えば、出向や転職、離職して競争から脱落していくとのことで、銀行業界の厳しさを垣間見ました。半沢直樹でお馴染みの「片道切符の島流し」や「一度×がつけば銀行員人生終わり」というのはこのような背景があるということを考えれば納得できます。「半沢直樹で誤解して欲しくない!「出向」の現実と総合商社における出向の具体例」にあるように、これらの言葉は銀行員人生の数ある側面の一端であることはご理解ください。最後に「内定後」にフォーカスしてきましたが、どんなに希望を伝えてもそれが叶う確証はありません。初回配属は比較的自らの希望が叶いやすく、その後のスタートダッシュの良し悪しを決める重要なものだと捉えることができます。17卒以降の読者の方は、以上のような働き方の一例を踏まえて面接の場でキャリアプランを語っていただけると幸いです。photobyessygie 76,413 views
総合商社の女性総合職採用比率と他業界の比較 総合商社の女性総合職採用比率と他業界の比較 先日も政府として国家公務員の女性割合を30%以上にする政府目標を発表するなど、女性の社会進出に関する議論が盛んです。日本における女性の社会進出度の低さは以前から指摘されており、世界経済フォーラムが毎年発表している「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」におけるランキングは毎年非常に低い順位で推移しています。就職活動においても、女性の総合職採用は不利なのかという質問をよく受けますので、今回は女性の就職活動に関わるデータを色々と調べてみました。ちなみに総合職に占める男女の割合については、就職四季報2015年度版から引用させていただいています。就職四季報には、男女別だけではなく、文理別の採用数や採用実績こう、3年後離職率などの就活生が知りたいデータがいろいろ詰まっていますのでぜひとも手に取っていただければと思います。就職四季報2015年版全体のデータ厚生労働省が発表した「コース別雇用管理制度の実施・指導状況」によると、対象企業129社の総合職採用予定者に占める女性割合はわずか11.6%というデータが出ています。またこの発表では、男性応募者の5.8%が採用されているのに対して、女性応募者は1.6%しか採用されていないとして、男女の採用格差があることを示しています。参考:「コース別雇用管理制度の実施・指導状況」総合商社のデータ【2013年卒総合商社男女比内訳】2013年のデータ総合職合計男性女性女性比率三菱商事1751462916.57%三井物産1281052317.97%伊藤忠商事110991110.00%丸紅1481212718.24%住友商事136124128.82%総合商社全体69759510214.63%女性採用比率1位は丸紅の18.24%、最下位は住友商事の8.82%です。女性の採用に積極的な三菱、三井、丸紅と消極的な伊藤忠、住友という形が見て取れます。伊藤忠・住友と関西系の二社は社風としてもガツガツしていると言われており、男性色の強い企業なのがデータからは言えそうです。一方で、丸紅はさすが「ギャル紅」と呼ばれるだけあるといったところでしょうか。長期にわたる海外駐在、長時間労働など女性にとっては働きにくい環境とイメージしがちな総合商社ですが、総合商社全体の女性比率は上記で紹介した全体のデータよりも高いものとなっています。【参考】総合商社内定者の志望動機他業界との比較【2013卒その他業界女性比率】2013年のデータ総合職合計男性女性女性比率日本生命131120118.40%東京海上908733.33%三菱電機89074015016.85%ソニー1601332716.88%トヨタ592539538.95%NTTドコモ2571857228.02%KDDI2531916224.51%NHK2291705925.76%読売新聞社62412133.87%朝日新聞社66412537.88%その他の業界についても女性総合職の比率が発表されている会社のものを抜粋しました。傾向としては金融関連の企業は非常に女性総合職の採用比率が低く、東京海上ではわずか3.3%です。総合職で採用しない分、一般職や地域総合職で大量に女性を採用するのが金融機関の特徴と言えそうです。一方で、通信業界やマスコミ業界は軒並み、女性総合職の採用比率が高く、朝日新聞社は37.88%という結果になっています。通信業界・マスコミ業界ともに3年後の離職率は低く、女性が活躍するための風土がある程度整っている様子が読み取れます。女性の社会進出やキャリア進出という文脈の中では、海外の事例をモデルケースにする例が多いのですが、このような日本の伝統的企業にその答えがあるのかもしれません。もちろん女性の役員活用についてはまだまだ遅れており、KDDIで2014年4月に初めての女性執行役員が誕生したと報道されたのみです。ちなみにグローバル企業の代表格といえるgoogleの女性比率もまだ30%にすぎないようです。参考:GettingtoworkondiversityatGoogle学歴にみるデータ最後に学歴に関するデータを紹介したいと思います。①キャリア志向の人は上位校への進学を目指す、②企業が学歴をスクリーニング基準として採用しているとすると、上位校の男女比は女性総合職の採用数に直結しそうです。東京大学の女性比率は約18%、京都大学が22%、慶應義塾大学が34%、早稲田大学が36%となっています。女性は親元を離れず、キャリア志向でも地元国立大学へ進学するという意見もあったので調べましたが、山梨大学が30%、島根大学が37%と大きな違いは見られませんでした。慶應や早稲田といった上位校の女性学生の中にも、一般職志向の学生は多く、特に総合商社や金融の人気はまだまだ高いと言われています。商社一般職の倍率は総合職よりも高い500倍になることもあるようです。学歴が企業の採用スクリーニングに使用されているとすると、上位校の一部学生が一般職に流れたとしても、20%〜30%の女性が総合職として採用されるべきと言えるでしょう。【参考】企業が学歴差別をする理由最後に女性のキャリア問題についてはなかなか難しく、上記で紹介した通り、Googleのようなグローバル企業もまだ取り組みの最中であると言えます。日本の雇用環境について、新卒一括採用、終身雇用を前提とした採用慣習、ホワイトカラーエグゼンプションなど様々な議論がされています。しかし議論がどうしても新卒一括採用批判や残業代なし法案といった形で、個別のものに集中してしまいがちであるように感じています。女性のキャリアについても単純に女性の採用数を増やす、幹部を増やすために数字目標を掲げるといった対処ではなく、なぜ女性が働きづらいのか、その大元となっている制度や雇用体系は何なのかといった全体からの議論をするべきだと思っています。なお、雇用環境について日本型雇用と欧米型雇用のメリット・デメリットについてはこちらのブログで紹介されている本が面白いかもしれません。参考:いっしょうけんめい「働かない」社会をつくる/海老原嗣夫氏いっしょうけんめい「働かない」社会をつくる(PHP新書)photobySamChurchill 69,828 views
総合商社内定を蹴ってエネルギー業界に就職をした理由と納得できる志望動機 総合商社内定を蹴ってエネルギー業界に就職をした理由と納得できる志望動機 こんにちは。エネルギー業界に内定した大学院生(14卒・国立理系)です。もともと文系職の総合商社や金融系を第一志望群として考えており、内定もいくつか頂いたのですが正反対の理系職である現業界に決めました。今回はその辺りの心境の変化について書かせていただきます。志望動機・会社選びの軸皆さんの中で、自己PRは得意でも志望動機が苦手な方が多いのではないでしょうか。私も例に漏れずその一人でした。志望動機には2パターンの種類があると思っています。ウソ(表面上)とホントの志望動機です。この2つがイコールならば就職活動を有利に進められると思いますが、残念ながら私はそうではありませんでした。そして当時の私の志望動機は以下のようなものでした。・モテたい(イケてるか)・おもしろい社員と仕事がしたい(OB訪問で波長が合うか)・内定先のブランド力を誇示したい(内定が取りにくいか)この3点から、総合商社やメガバン・損保を第一志望群に絞ったというありがちな就職活動でした。当時は、「どんなタイプの仕事でも自分ならものに出来るし、その中でやりがいも見つけられるから問題ない。バブル期で就活してない面接官なんて表面上の志望動機で余裕でしょ」という生意気な考えを持っていました。そして、「理系職なんかイケてないから却下。イケてる同期とモテる文系職の会社で働いて他人に羨ましがられたい」という欲望のまま志望業界を決めました。転機4月中旬、運良く第一志望群から内定も頂いたのですが、何となく自分の就職活動が腑に落ちていませんでした。当時は、「表面上の志望動機と盛り上げた自己PRを自信満々に面接官に話す」というウンザリする行為を、大人へ進む階段と思い込むようにしていました。笑しかし、4月末に自身の研究内容から面白半分でエネルギー業界を受けたとき考え方が変わりました。「理系企業は競争相手が雑魚だから面接対策なんていらない」と調子づいていた私ですが、根が真面目なので前日は志望動機を考えました。そこで、今まで苦労していた志望動機が自分でも驚くくらい早く思いつき、面接本番でも自分でいった志望動機に自分が納得できる状態でした。この面接での自分でいった志望動機に自分が納得できる状態が忘れられずに、周りの反対を押し切り最初の志望業界・業種とは真反対のエネルギー業界へと就職を決めました。最後に私の自己満コラムに付き合っていただきありがとうございました。志望動機・会社選びの軸を決める際に迷っている学生は本当に多いと思います。私の場合は運良く、表面上の志望動機とホントの志望動機がイコールとなるような会社をみつけられましたが、過半数の内定者は何となく自分を納得させる形で会社を決めた人が多いと思います。これは悪いことではなく当然なことであると思いますが(事実、私は運動会に所属しており、就職活動に割ける時間は少なかったですが先輩や同期は就職してから楽しそうにやっています。)、日本人は大義名分を大事にする人種なので、ブレないホントの志望動機を見つけて入社できればそれをモチベーションに働いていけると思います。是非、就職活動中のOB訪問や自己分析の機会に自分が納得できるホントの志望動機を見つけてください。photobyMarcoVerch 56,388 views

現在ES掲載数

77,482

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録