【大手企業ES例文9選】ガクチカで塾講師をアピールする書き方を解説

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最終更新日:2024年01月18日

【大手企業ES例文9選】ガクチカで塾講師をアピールする書き方を解説

本記事では塾講師のアルバイトを魅力的なガクチカにするために、アピールできる強みやガクチカにするコツを紹介し、強み別、文字数別の例文を紹介します。

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塾講師のガクチカでアピールできる強み

まず最初に塾講師のガクチカでアピールできる主な強みを紹介していきます。

塾講師のアルバイト経験は、ガクチカだけでなく、自己PRでもアピールすることができます。自分のこれまでの経験とエピソードから共通する強みは必ずあるので、アピールできるようにしましょう。

また強みをアピールする際には必ず選考を受ける企業の採用HPなどで「求める人物像」を確認しておきましょう。その人物像に沿った強みをアピールすることで高い評価を得ることができます。

以下が塾講師の経験から得ることができる強みになります。自分に合う強みがあったら参考にしてみてください。

塾講師のガクチカでアピールできる強み(1)傾聴力

塾講師のガクチカでアピールできる強み1つ目は傾聴力です。

傾聴力とは、人と会話をする際に相手の話をなんとなく聞き流したり自分ばかりが話すのではなく、相手が話していることを集中して聴く能力を指しています。

塾講師のアルバイト経験でも、生徒の勉強に対する悩みを聞くことや、結果が出ない場合ヒアリングを通して弱点を導き出したりすると思います。

傾聴力はビジネスにおいて、取引先との信頼関係を強化したり、上司と部下との間でよりスムーズなコミュニケーションが可能になります。

傾聴力は自己PRでもアピールすることができるので以下の記事を参考にしてみてください。

塾講師のガクチカでアピールできる強み(2)信頼関係構築力

塾講師のガクチカでアピールできる強み2つ目は信頼関係構築力です。

信頼関係構築力とは「お互いがお互いを信じ、頼りにし合う関係性を築く力」と説明することができ、社会人はこの信頼関係構築力があらゆる場面で重要となります。

塾講師のアルバイト経験でも、生徒と講師という立場でコミュニケーションを軸とし、信頼関係を構築していくと思います。

社内であれば「上司や部下との信頼関係を築き、より成果を出しやすい環境を自ら創り出す」、社外であれば「取引先の顧客に信頼してもらい、より多くのサービスを利用してもらうことで利益を上げる」といったように、信頼関係の構築はあらゆる仕事の根幹とも言えるものです。

塾講師のガクチカでアピールできる強み(3)問題解決能力

塾講師のガクチカでアピールできる強み3つ目は問題解決能力です。

問題解決能力は問題を発見する力解決策を考えて実行する力に分けることができます。

塾講師として、生徒の成績を上げるために様々な施策を講じると思います。その中で工夫したことや意識したことをESや面接などでアピールすることで問題解決能力があることをアピールすることができます。

また、塾講師のガクチカを作りたい人や、ガクチカで困っている人は就職エージェントneoがおすすめです。

アドバイザーから、過去のエピソードやガクチカを書く方法についてアドバイスがもらえます。

少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。
ガクチカの書き方がわからない人は就職エージェントneo

塾講師アルバイトのガクチカ例文

強み別や文字数別に大手企業から9つ厳選したESを掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

塾講師アルバイトのガクチカ例文【課題解決能力】:野村総合研究所

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【目標達成力】:三井住友海上火災保険

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【傾聴力】:日本生命

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【信頼関係構築力】:三菱地所

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【負けず嫌い】:NTT東日本

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【500字】:三菱UFJ信託銀行

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【400字】:三菱商事

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【350字】:デロイト トーマツ コンサルティング

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塾講師アルバイトのガクチカ例文【200字】:キリンホールディングス

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基本的なガクチカの書き方

ガクチカの書き方

続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。

ガクチカは基本的に上記のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。

今回は、下記のガクチカを具体例として解説していきます。

下記は野村総合研究所(NRI)内定者のESです。フレームワークに沿ってかなりレベルの高い内容にまとめ上げられています。

※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。

(1)結論
学生時代、スポーツ科学とトレーニングに関するWebサイトを立ち上げに力を注いできた。
 ⇩
(2)動機
地方出身の私は信頼性の高いスポーツ科学情報が少ない事に疑問を感じていた。
 ⇩
(3)目標・困難
そこで「スポーツをする人に正しい知識を知ってもらい、成功体験に繋げてもらいたい」という想いで信頼性の高い情報配信サイトを作る活動を始めた。活動の中での一番の挫折経験は、団体が解散してしまった事だ。設立当初数名で活動していたが、プログラマが抜ける致命傷を受けてしまった。そこから次第に団体のガバナンスが取れなくなり、結果解散するに至った。
 ⇩
(4)取組み・工夫とその結果
しかし、ここで諦めたら諦め癖がつくと思い、サイト作成に再挑戦する決意をした。プログラミング独学によるサイト構築、周囲と協力しコンテンツ作成する事の二点が難点であったが、持ち前の勤勉さとビジョンに共感してもらう説得力で成し遂げてきた。サイトを公開と同時にSNSを通じて宣伝した結果、月に千人近くの方に利用して頂く所まで辿り着く事が出来た。
 ⇩
(5)人柄
社交的な人柄が、団体立ち上げの際に活かされた。また基本的に真面目なため、最後までやりきろうとする姿勢が周りにも伝わり、最終的なWebサイトの立ち上げに繋げることができた。
 ⇩
(6)学び
団体解散という挫折経験から窮地の時こそ冷静に対処する判断力と粘り強さ、そして何より周りを巻き込むには「絶対に成し遂げる」という情熱が大切である事を学ぶ事が出来た。

フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。

【参考】
ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-
→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。

ガクチカで塾講師をアピールする際のコツ3選

冒頭でもお伝えした通り、ガクチカで塾講師のアルバイトをアピールしている就活生は多いです。そのため、ありきたりな内容になってしまったり、強みが被ってしまう可能性があります。

そこでガクチカを考える中で自分自身のオリジナルなガクチカになるようにするためのコツを解説していきます。

ガクチカで塾講師をアピールする際のコツは以下の3つになります。

  • アルバイト仲間にどんなところを頑張っていたのか聞いてみる
  • 苦労していた時期にどんな感情を持って行動していたのか思い出す
  • 企業での活かし方を述べる

アルバイト仲間にどんなところを頑張っていたのか聞いてみる

ガクチカで塾講師をアピールする際のコツ1つ目は同じアルバイト仲間にどんなところを頑張っていたのか聞いてみることです。

ガクチカを考える際にありがちなのが、主観的な捉え方ばかりしてしまい自分自身では気づかない潜在的な部分の強みを伝えられないことです。

そこで同じバイト仲間や先輩などから客観的な視点での自分の強みを聞き出し、エピソードに交えることでオリジナル要素のあるガクチカにすることができます。

苦労していた時期にどんな感情を持って行動していたのかを思い出す

ガクチカで塾講師をアピールする際のコツ2つ目は苦労していた時期にどんな感情を持って行動していたのかを思い出すことです。

上記のガクチカの基本的な書き方の中に「どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?」という項目がありましたが、そこにプラスαとしてこの部分を加えると差別化できるガクチカになります。

苦労や困難に直面した時にどのような感情に陥りどう乗り越えようとするかでその人の素の人間性や思考プロセスを知ることができます。諦めて逃げてしまうのか、解決のために必死に努力するのかなど、立ち直り方は人それぞれです。

そのため選考官は面接でも”苦労したこと”を聞くことが多いです。質問意図としてはその人の人間性を知り、入社後の働き方をイメージしているということが言えます。

企業での活かし方を述べる

ここがガクチカでの最重要ポイントです。

その企業の仕事内容をしっかりと理解した上で、塾講師の経験が入社後にどのように活かされるのかを提示しましょう。

企業側が重視するのはあくまでも「あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうか」です。したがって、これまで経験してきたことが、入社後にその企業に貢献するための武器になるものでなければ意味がないと言えます。

ガクチカの最後に「その企業での仕事内容」と「これまでに培ってきた経験から得られた強み」が結びついていることを示し、あなたがその企業にとって「採用すべき人材」であることを証明しましょう

まとめ

まとめ
ガクチカはESでも面接でもよく聞かれる質問です。普通に塾講師をしてきたからといって「何も書けることがない」と落ち込まず、これまでの自分の経験を信じて、何か学んだことがないか探してみてください。

どんなにすごいエピソードでも、学んだことがなければ人事の印象に残るガクチカを書くことはできません。重要なのはどんなエピソードかではなく、何を学んだかです。

大学生に人気のアルバイトランキング等でも常に上位にランクインする塾講師・家庭教師。

工夫のし甲斐もあるゆえ、熱量を持って取り組む方も多く、それゆえこうした経験をESでの自己PRやガクチカ、志望動機で打ち出したい、と考える方も多いかと思います。

実際に書く際は、本記事を参考にしながら、他の就活生と差別化できるように意識して書いてみてください。

ガクチカ完全攻略記事一覧
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには
ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには
ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには
ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選

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現役20卒就活ツイッタラーに#今アツい業界を聞いたらいい意味で予想を裏切られた 現役20卒就活ツイッタラーに#今アツい業界を聞いたらいい意味で予想を裏切られた 冬インターンの選考や外資系企業の本選考が始まり、いよいよ就活に本腰を入れ始めた人も多くなってきました。その中で大きな関門になるのが志望業界。「自分のやりたいこと」「名前を知っている」色々選定軸はある中で今アツい業界ってどこなのか。そんな方のために現役20卒ツイッタラー8人に今アツい業界についてのヒアリングを行いました。選出基準としては、「フォロワーが100人以上」としています。今回の調査にあたり、いわゆる「就活生に人気な業界」に偏ることをunistyle編集部は予想をしていましたが、いい意味で裏切られました。これはひとえに今回取り上げた就活ツイッタラーの皆さんが、日々情報のインプットとアウトプットを怠らず、丁寧に自己分析や業界・企業研究を積み重ねた結果、自分の軸を持って就活をしているためだと思います。Twitter内の就活界隈では多くの方に知られ、アウトプットの質が高いツイッタラーにとってのアツい業界とは?ぜひご覧ください。現役20卒ツイッタラーに聞く今アツい業界「アツい」の定義は以下に設定し、理由と共にお答えいただきました。①個人的に志望度が高い業界②業界研究を進める中で見えてきたこれから国内外で需要が伸びていく業界*回答はほぼ頂いたままの文章で掲載しております。総合商社【選んだ理由】回答者:ななな@20卒(@na_syukatsu)①ビジネスの仕掛けを創出する、②着実な成長環境がある、以上2つの理由です。いずれも過去の経験を踏まえて、①について、どんな商材であっても、数多のステークホルダーを巻き込んで商流を創っていくことに興味を持っています。この理由だけならベンチャーも入ってきますね。一方②について、これは好みだと思いますが、仕事を任せるのではなく、与えることで成長を促していく現行の日系大手的方針の方が僕は好きです。本選考ともなると質問内容変わるなひたすら志望度合いを聞かれた—ななな@20卒(@na_syukatsu)2018年10月19日回答者:だいちゃん@20卒(@2020graduated)大きな資金力を使って、未開拓の地でビジネスを作ることができるため。(企業力の強さ)トレーディング業務で培った一次情報を取りに行く力が、AIなどの技術力に勝ると感じるから。現状、総合商社に入社できる能力が転職市場で評価されていると感じるから(地頭、ガッツなど。第二新卒まで?面接前めも・自信を持って積極的な姿勢・元気に明るくハキハキと・その企業で活躍したいという熱意・意欲・やる気を見せる・長く働き幹部候補になることをアピール・面接官と会話する—だいちゃん@20卒(@2020graduated)2018年10月31日農業【選んだ理由】回答者:しょうちゃん(@olympic_year)現在、農家を司る経営に対するコンサル等が積極的に行われるようになり、集約化・また販売の先まで関わることでビズサイドの視点が増えたため熱いと考えています。また、今までは機械に頼れなかった作業も技術力の向上で変わりつつあるため、生産量を高めるよう図れるのではと思っています。会社の理解が済んだあとに、・自分のやりたいことができるか・会社の見る未来に共感できるか・自分なら何の価値が提供できるからへんを志望動機に練りこんでいく作業が必要。1番その会社を見る上で簡単な分析方法は商材を見ることだと思ってます。—しょうちゃん(@olympic_year)2018年11月3日アドテクノロジー【選んだ理由】回答者:安藤@20卒(@St_AND_Dragon)人々の潜在的なニーズを把握できるアドテクノロジーの更なる発展と他領域での拡大に期待しています。従来の広告業界のみならず、他業界(保険業など)をも駆逐する可能性を秘めていると考えるからです。ビジネス環境が複雑化している今日、大企業も再編を余儀無くされ、それに伴うリストラも増加しています。企業や業界の「これまで」だけでなく「これから」に着目し、選択をすることが重要だと考えています。内定0の分際で偉そうなこと言えないけど、新規事業立案系の規模感を掴むならば、決算短信とかを幾つか見るのがいいと思う。総売上高の0.005%以下しか売上出さないビジネスをインターンで提案しても、お小遣い稼ぎ程度でしかない—安藤@20卒(@St_AND_Dragon)2018年10月28日ネット広告【選んだ理由】回答者:だいちゃん@20卒(@2020graduated)有益な情報のほとんどがネット上で手に入る現状で、サイトに訪れたユーザーに正しく価値提供できるネット広告が強いと思うから。またネット上にはこれから先、どんどん情報が溜まっていくので需要はしばらく続くと考えるから。就活生目線で行くと憧れの企業だけど、一般ユーザーからしたら「どこそれ?なに作ってるの?」という会社は多いから、就活生目線で企業選びすると視野が狭くなるね。—だいちゃん@20卒(@2020graduated)2018年10月30日ITコンサル業界・ITプラットフォーマー【選んだ理由】回答者:Mary(@K_storm2911)時代の背景である・人口減少・少子高齢化・移民受け入れがないの3点から社会課題として、「労働力不足」があります。その解決法として⑴人材の有効活用⑵デジタルトランスフォーメーションがあります。更に終身雇用制度崩壊を鑑みて、(市場自体の価値)×(個人の市場価値)が最大になると考えているITコンサル.ITプラットフォーマーを志望してます。選考会で出会った人にマウントとられ、やっぱり就活ってマウントだらけだなとあらためて思う。それだけ皆んな自分に余裕ない。常に他の学生と比べられて、評価されている状態が続いている。だから普通だったらどうでもいいって思うような些細なことでも自分が他の奴より優れているって思いたくなる。—Mary(@K_storm2911)2018年11月5日総合デベロッパー【選んだ理由】回答者:ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)自分が考えたモノが長期間世の中に残り続けるため。数ある業界の中でもこのように自分の仕事が形として世の中に残り続ける業界は少ないだろう。また、高給なところや自分の作った建物を人が利用しているところを見ることができることにも惹かれる。待遇、やりがいともに満足度の高い業界だと思う。仕事の選び方ってインターン等に参加→この業界良くね?→なんでやろ?→そういや自分、この業界の仕事の〇〇、普段から好きだわってなるものだと思ってるから、体験無しに自分の経験からいきなり「僕この業界すこ!」って言える人はほんとすごいと思う。—ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)2018年11月8日人材【選んだ理由】回答者:ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)日本が現在直面している問題である「労働人口不足」に直接アプローチできる業界がここだろう。これまで国内の求職者と企業の仲介になっていた人材業界の企業が海外の優秀な人材、及び求職者を日本の企業へと紹介することでこの問題は解決されるのではないだろうか。だが、そのような課題に取り組んでゆく際には頭脳流出等の問題等、課題は以前多いようにも思える。GDのFB、・資料がよく読めてる・発表がわかりやすい・主観を盛り込み過ぎないのGoodというとても当たり障りのない評価を頂いた。—ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)2018年11月2日介護・医療【選んだ理由】回答者:GDGOD@20卒(@GD2000879779)20年前と比べ、世界の中で日本のみがGDPがマイナス成長になっている現状があり、その中で日本はこれから世界で初めて超高齢化社会を迎える国であり、その分野での成長が必須になってきます。そして、この問題の解決に取り組むことでその蓄積されたノウハウが将来的に他国に売れるので長期的に見て介護・医療の業界は熱いと思ってます。【面接の心得(GODver)】・とにかく笑顔・相手との関係は常に対等でいる。・相手に疑問や興味を抱かせる話術。・長く喋り過ぎない。・採用される側ではあるが逆に相手を引き抜くくらいの心持ち。※あくまで自分用—GDGOD@20卒(@GD2000879779)2018年8月27日グローバルニッチトップ企業100選【選んだ理由】回答者:コミュ障ちゃん(@6t2mMjZeGyvOqsi)経済産業省が選んだ「ニッチ産業の強い企業」をGNT(グローバルニッチトップ)と呼ぶそうです。これを業界と呼ぶのかは知りませんが(私のなかで)とってもアツいです!就活始めると、みんなコンサルや商社なんかを目指しがちですが、私は隠れ優良企業に入りたいので、こういう選択肢もアリだと思っています。やることリストSPIや玉手箱の勉強インターン振り返り就活の軸を言語化気づきはノートに書き出す—コミュ障ちゃん(@6t2mMjZeGyvOqsi)2018年9月11日まとめいかがでしたか?今回の調査にあたり、ある程度の偏りがあることを予想していましたが、「アツい業界」はばらつきを見せる結果となりました。「社会的になんとなくよしとされている」「周りの学部の友人や先輩が多く働いている」という理由で志望業界を狭めてしまうのは大きな機会損失となるリスクがあります。20卒ツイッタラーとして、就活生ながらも質問箱などで相談を受けている彼らにとってのアツい業界はあくまでも本人にとってのアツい業界であり、決してそれはあなたに合っている業界という訳ではありません。しかし、彼らの世の中の見方・捉え方は参考にできるのではないでしょうか。視野を広く持ち、自分自身がもっとも本気になれる領域を探すことを焦らず行ってみてください。業界研究に困った時はUnistyleの記事を参考にし、改めて整理してみましょう。【参考記事】 9,607 views
総合商社の窓際族ウインドウズ2000の哀愁 総合商社の窓際族ウインドウズ2000の哀愁 Unistyle株式会社の樋口です。窓際族には誰しもなりたくないものですし、入社する前から窓際族のことを考えることも少ないでしょう。一方で終身雇用を採用している日系大企業では、仕事ができないからといって簡単に首にすることはできず、だいぶ是正はされたもののずるずると雇用が続いているケースもいまだに存在しています。今回は業績好調な総合商社における窓際族とはどんなものなのか人から聞いた話を中心にご紹介します。総合商社の窓際族「ウインドウズ2000」とはウインドウズ2000は2000年にリリースされたWindowsのOSです。その後、XPやVISTA、7、8と続き、現在では10と続き、ウインドウズ2000ははるか昔のOSとなってしまいました。総合商社の窓際族の人は一部ではウインドウズ2000と呼ばれているそうです。理由は①ウインドウズ2000のように前時代の仕事ができない人材であること、②それでも年功序列効果で年収2000万円近くもらっていることの二つがあるようです。総合商社ではトレードから事業投資に大きく業務が変わる中で仕事に求められるものも、大きく変わりました。これまではいくらで買っていくらで売るかを中心に仕事をしていたのが、PL、BSを読み解き会計と事業投資を武器に商売をしていく必要がでてきました。某総合商社においてはPL、BSなどの会計の概念が曖昧な40代〜50代の社員の人もいるようです。そんな前時代的な働き方をウインドウズの古いOSにかけて、またそれにもかかわらず2000万円近い年収をもらっていることを揶揄してウインドウズ2000と呼んでいるとのことです。ラインに乗れなかった商社マンの末路出世街道を進むことをラインに乗るという言い方をするのは総合商社だけではないと思います。社長や役員などのお気に入りになり、上司の力で引き上げてもらい、引き上げてもらった人にもお気に入りの人がおり、その人を出世させることが、一連のラインのように続くことからつけられたものだと思われます。ラインに乗った人はトントン拍子で出世をしていき、同期の中でも一番に課長になり、部長になり、役員になっていきます。一方でラインに乗れなかった人は、子会社の役員として出向させられたり、海外会社の空いたポストにあてられたりします。最後は子会社に出向したまま転籍させてもらえれば御の字といった感じでしょうか。中には40代の早い段階でラインからあきらかに外れてしまい、本社の中でもポストがなく、同期には役職があるにもかかわらず、特命チームの一員としてそれっぽいけれども重要ではない任務につかされてしまうこともあるようです。誇りを持ち続けられる仕事をするのが大事かもしれないメガバンクに就職して出世街道を歩むものの、最後の最後に役員になれず、失意のまま子会社の役員としてサラリーマン生活を終える行員を主人公にした「終わった人」という小説があります。終わった人この小説で、主人公の行員が引退後に「誇りを持ち続けられる仕事をすべき」と語る一節があります。肩書きや周囲からどう見られるかということばかり気になってしまいがちですが、それを追求した先にその道から外れてしまうと何が残るのかわからなくなってしまう、そんな主人公の気持ちが伝わってくる一節です。最後にもちろん入社前から、窓際族のことなど考えないでしょうし、夢と希望を持ちながら入社すべきだと思います。一方で多くの人が思い描くエリートとしての人生や競争に勝ち続けて周囲から認められる人生を歩み続けることができる人は多くありません。就職活動においても、自分が仕事に何を求めているのか、周囲の評価に頼らず誇りを持てる仕事とは何か考えることは、就職ランキングを気にするよりもよほど有意義なことだと思います。ぜひ一度自分の内面と向き合いながら、周囲の評価ではなく自分が誇りや自信を持つにはどうすればよいのか考えていただければと思います。photobyKaiHendry 38,150 views
就職活動の結果に納得できない学生がやるべきこと 就職活動の結果に納得できない学生がやるべきこと はじめに初めまして。私は19卒で就活をし、現在は社会人として働いています。私は就活当時、複数の企業から内定は頂けたものの、第一志望の業界の内定を獲得することはできませんでした。現在の就職先に就職しても本当に良いのか、いつまで就職活動を続けるべきなのか、今後の自分自身のキャリアについて非常に悩んでいました。この記事では内定は獲得したものの、自分自身の就職活動にまだ納得のできていない学生が、①今すぐ考えるべきこと、②これから取りうる選択肢について整理しようと思います。あくまでも私の個人的な考えを述べたものなので、1つの意見としてご覧ください。自分と同じような悩みを抱える学生の方の参考となれば幸いです。なお、納得のいく就職先を見つけたいという就活生は、就職エージェントneoの利用も検討してみると良いと思います。アドバイザーが要望に合わせた企業の提案や自己分析、企業研究などをサポートしてくれ、客観的にアドバイスがもらえるため、希望に合った就職先に出会えるかもしれません。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。1.まずは「譲れない軸」を明確にすることまずは、企業に入社するにあたっての「譲れない軸」を明確化する必要があると思います。選考の場面で、最初から最後まで自分の本音を話すことができた就活生の方は少ないと思います。私自身の就職活動を振り返ってみても、「ありのままの姿」で面接に臨もうと意識しながらも、選考の通過率を上げるために、どうしても志望動機を企業に寄せてしまう場面が何度もありました。こうした経験を繰り返すうちに、就職活動において自分が「本当に大切にしたいもの」を見失いそうになることも多々ありました。そこで私は、自分自身の企業選択における条件を明確化することを目的に、自己分析のやり直しを始めました。企業から評価されることを意識せずに、「自分はどのような存在になりたいのか」「そのために必要なものは何か」といったことについて、自分の思ったことをまとめています。私の場合は、「変化する環境の中でも安定したキャリアを歩みたい」との思いから、「汎用性の高いスキルを身につけられること」「ある程度の年収が保証されていること」を軸としていました。第一志望であった総合商社の内定を頂くことはできませんでしたが、内定を頂いたコンサルティング企業やIT企業でもこの条件は満たしているかもしれないと思うようになりました。私の場合は、先ほどの企業選びの軸をより細分化させて、以下のような表を作成しました。このような表を埋めながら、本命だった企業・内定を獲得した企業が、1つ1つの条件をどれだけ満たしていたのかについて整理していきました。実際に自分で作成する場合には、「何歳までに企業の経営に携わりたいのか」「初任給はいくら欲しいのか」といったより詳細な条件を設定していくことをオススメします。また、この表における「成長機会の多さ」は個人の適性・仕事に対する態度によっても変化するものであることは念頭に置かなければなりません。加えて、上記の表の◎・○・△の評価は、あくまでも私の主観に基づいたものに過ぎません。捉え方は人によって異なるでしょう。上記の表を踏まえて、とりあえず内定先の企業から自分にとっての最善な選択肢がどこであるかを考えてみました。この選択の難しい部分は、個人によってそれぞれの条件の重みが異なることです。単純に◎・○・△の記号の数を点数化して最も点数の高い企業を選べば良いというものではありません。どの内定先にも一長一短があることが難しいところです。私の場合は「経営に関わる機会」を最重要視する一方で、「もしもの場合に備えて一定の給与も欲しい」と思っていたため、この中であればコンサルティング企業A社に入社しようと考えていました。以下の記事にもある通り、自己分析は企業から内定を獲得するための手段として活用されることが多いです。それ自体は間違いではないのですが、自己分析の本質は「納得の行くキャリア選択のために自分自身の傾向を把握すること」にあり、内定獲得後も継続して行うべきものであると考えています。就職活動が落ち着いてきた段階で改めて自己分析を行なうことで、自分の考え方の変化に気が付くことがあるかもしれません。参考:2.これから取りうる選択肢について考える自己分析を行った結果、現在の内定先の企業では「譲れない軸」を満たせないことを確信した方もいると思います。また、現在の内定先でも条件はある程度満たしているものの、条件をより満たした他の企業に惹かれている方もいると思います。そんな時に私たちが取りうる選択肢としては、以下の3つがあると考えられます。A:現在の内定先に入社してみるB:就職活動を継続するC:既卒として就職活動を仕切り直す現在の内定先に入社してみる1つ目の選択肢は、現在の内定先に入社することです。就業経験のない学生の立場と、実際に企業で働く社員の方の立場では、仕事に対する捉え方は多かれ少なかれ異なってくるでしょう。そのため、内定先の企業に入社して、実際に働いてみることで、今の仕事の楽しさを見つけられる可能性があります。現在の内定先の業務に対して面白みを感じる部分があるのであれば、入社してみるのも選択肢の1つでしょう。また近年では終身雇用・年功序列を前提とした従来の雇用制度が限界を迎えたことにより、転職が以前よりも一般的なものになっています。厚生労働省が実施した労働力調査によると、2013年度には287万人だった転職者数が2017年度には311万人にまで増加しています。内定先の企業でスキルや経験を身につけてから、転職によるキャリアアップを目指すという選択肢も考えてみても良いかもしれません。しかしながら、業界・業種によって転職の求人数や難易度が大きく異なることには注意する必要があります。もしも転職を見据えて企業に入社するのであれば、自分が本当に行きたかった業界には内定先の企業から転職することができるのか、自分の入社する企業からはどのような業界に転職する人が多いのか、事前に調べる必要があるでしょう。参照:労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果就職活動を継続する2つ目は、就職活動を継続することです。経団連に所属している多くの企業では、3月から採用活動を始め、6月から内定を出し始めます。しかし、中には6月の選考を受けることの出来なかった学生を対象に夏季選考を実施する企業や、IT企業・外資系企業を中心に通年採用を実施する企業も多数存在しています。6月の本選考に比べると求人数は減っており、狭き門であることに間違いはありません。とはいえ、就活スケジュールには個人差があるため、早く終えることが必ずしも良いことは限りません。少しでも興味のある企業があるのであれば、積極的に受けるべきでしょう。既卒として就職活動を仕切り直す3つ目は、既卒生として就職活動を仕切り直すことです。大学を留年して就職活動に再挑戦する方法(就職留年)と、大学を卒業してから就職活動に再挑戦する方法(就職浪人)が存在しています。また学業に真剣に取り組んできた方であれば、大学院に進学して2年後に就職活動に再挑戦する方法もあります。その人の就職活動に対する打ち込み具合にもよりますが、今年の経験を来年度の就職活動に生かすことができます。また、残された時間を実績作りのために活用することが可能です。その一方で、金銭面での負担が大きいというデメリットがあります。就職留年をするためには、大学の1年分の学費と生活費を合わせた費用が必要になります。また、就職活動をやり直したからといって、必ずしも本命企業の内定を獲得できるとは限りません。志望していた企業の内定を獲得できなかった理由をしっかりと洗い出し、しかるべき対策を立てなければ、昨年に内定を獲得した企業の選考にも落ちる可能性があります。また、現段階で卒業を伸ばすことに迷っている場合でも、本選考の解禁が早い企業であれば今年度内に内定を獲得することが可能なので、とりあえず受けてみても良いでしょう。最後に参考になりましたでしょうか。私の場合は、現在の就職先でも「当初の自分がやりたかったこと」はある程度実現できるため、当時、就職留年は考えてませんでした。また、社会人になってから自分の「やりたいこと」が変化する可能性もあるので、現在働いている企業に入社することに対しても前向きでした。その一方で、もっと自分の条件に適う企業があるのではないかと思うところもあり、その後も少し就職活動を続けました。私はこれまでに何度も「就職活動に正解はない」という言葉を聞いてきましたが、これは本当に間違っていないと考えています。慎重な性格の私の場合は、例えどの業界の内定を獲得していたとしても、何かしらの後悔が残っていたのだろうと考えています。だからこそ、自分の選んだ選択に対して「これが正解だ」と胸を張って言えるようになる必要があるのでしょう。つまり、「自分自身で納得のできる選択をすること」が大切だと考えています。そのためにも、どんな決断を下すとしても、「周囲の声に左右されずに自分で判断を下すこと」「悩んでいる時間があればとにかく行動すること」を大切にしたいものです。この記事が、自分と同じように就職活動の結果にしっくりこない学生の役に立てば幸いです。参考:就職留年を考える人に贈る5つのアドバイス本記事では、就職の結果に満足できず、就職留年をしようかと考えている人向けにアドバイスをまとめています。就職留年はもちろんデメリットもありますが、伸びしろがあればそのデメリットを取り除き、良い結果を得ることができます。参考:最初の勤め先で人生は決まらない〜納得のいく就職活動を行うために〜本記事では、最初の勤め先が人生を決めるわけではなく、その後の行動が重要だということを解説しています。自身が希望している企業に入れなくても、決して就活は失敗ではありません。参考:【締切日時順】6月からでもエントリー出来る大手企業一覧本記事では、6月からでもエントリー可能な大手企業を締め切り順にまとめています。まだ就活を続けようと考えている方は、こちらの記事に載っている企業にエントリーしてみるといいでしょう。 25,033 views
銀行員の「転職」に見る、日系大企業の栄枯盛衰 ―ブラック・スワンを忘れるな― 銀行員の「転職」に見る、日系大企業の栄枯盛衰 ―ブラック・スワンを忘れるな― 新卒就活中の皆さんは、どれだけ【入社後の転職】を視野に入れているでしょうか?日本的な終身雇用原則が崩れつつあるなか、同一企業に40年勤め上げることを過度に信奉せず、将来的な転職までを見越して新卒入社先を検討するべきでしょう。unistyleでも「勝ち組企業に内定したと思っている学生は『ブラック・スワン』を読んでおこう」、「10年前、東電・シャープに入社した人は勝ち組だった」等の記事で、入社時のブランドや給与水準が永劫保証されているわけではないことを強調しています。また、入社してから転職活動のための業界研究を行う時間は限られていることから、新卒就活の段階でベンチャー企業も含めて幅広い業界を受けることが重要になります。参考:優秀な就活生は3年後の転職を見据えて、ベンチャー企業まで幅広く受けている「転職」シリーズ・第3回のテーマは「銀行」。実際の転職者データをもとに【大手銀行に新卒入行した方の転職キャリア】を分析し、そこから【人材獲得競争に見る、企業価値の栄枯盛衰】を考えます。0.転職データのリサーチunistyleでは「人気企業に新卒入社したあとに転職して辿り着くエリートキャリア」を考えるため、◆プライベート・エクイティ・ファンド(PE)◆ベンチャー・キャピタル(VC)◆戦略コンサル◆ベンチャー企業の創業者、役員(未上場も含む)以上4つの集団の現職者に対象を限定し、これに該当するビジネスエリート計1231名のキャリアをリサーチすることで「一流転職市場のリアル」に迫りました。(なお、全ての情報は各社有価証券報告書ないし企業HPから収集したものです)1.新卒就活市場における銀行の「今」と「昔」大手銀行員の転職を考えるにあたって、まず【大手銀行に新卒入行するのはどんな層の学生か】という点を理解するため、大手都市銀行に対する学生の意識が時代の移り変わりとともにどう変遷してきたかを追いましょう。a.「今」:総合商社・広告代理店の滑り止め?今まさに就活に取り組まれている上位校学生の皆さんは、この見出しが腑に落ちる方が多いのではないでしょうか。現在、メガバンク3行(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)はいずれも新卒大量採用を推し進めており、その大半が「総合職オープンコース」枠での採用です。この採用枠の大きさから、早稲田・慶應以上の大学では「とりあえずメガバンクから内定を貰い、本命企業の選考に落ちた際の滑り止めにする」といった戦略を取る学生が多いようです(実際のところメガバンクから内定を貰うことも決して簡単ではなく、この点では意識と現実との間に乖離があると言えるでしょう)。この意識構造を如実に反映したのが、先日発表されたダイヤモンド社『就職人気企業ランキング2017【文系男子】』です。上位のほとんどは総合商社が独占しており、メガバンクはじめ金融業界はそれを追随する格好となっています。​現在の新卒就活において【メガバンクが総合商社の滑り止めになる】という市場構造は確かに存在するようです。以下の記事にあるように、とりわけ早稲田・慶應以上の層ではこの傾向が顕著なようです。参考:メガバンクは滑り止め!?慶應生が語る、慶應生の就職活動の実態参考:メガバンクから日系コンサルへ、早慶レベルの学生にとっての滑り止めの変化の兆候b.「昔」:エリートキャリアの代名詞しかし、上記のような市場が発現したのは、実は比較的最近のことのようです。​各年のランキングから、それぞれ当時の銀行勢の強さが分かります。都市銀行再編が行われる以前、現在のメガバンクの母体となった各行はそれぞれ高い就職人気を誇っており、総合商社と同等、ときにはそれより高い人材獲得力を有していたようです。2.銀行員の「転職」に見る、企業の栄枯盛衰上に挙げたランキング、そして今回unistyleが収集した転職者データを合わせて考察すると、以下のような一連の仮説が浮かび上がってきます。a.仮説①:80〜90年代初頭、優秀層は商社よりも銀行を選んだ前掲の調査結果にも現れているように、かつては少なからず【総合商社<銀行】というキャリア感覚が存在していたようです。1980年代当時、日本の産業構造が変化するなかで自社内に輸出入機能を持つメーカーが増加、「商社不要論」が語られるようになりました。これがオイルショック後の不況に重なって商社の業績は悪化し、「商社冬の時代」の訪れが叫ばれました。さらに1985年のプラザ合意によって商社は輸出不振のリスクに直面し、その後のバブル崩壊でも多額の不良債権を抱えることになりました。こうした趨勢によって総合商社の人気が落ちていたことで、1980〜90年代初頭には大手銀行の人気が相対的に上昇し、優秀な人材が集まるようになったと考えられます。また、今回unistyleが調査したエリート転職データも、この仮説をサポートします。各銀行の行員数が多いことを差し引いても、なお【各行とも相当数のエリート転職者を輩出している】と言えるでしょう。とりわけ、今回の調査対象としたエリートキャリアのなかでもファンドでの投資業務やベンチャーのCFOポスト等を選択し、銀行での経験を活かして活躍する方が多いようです。​​ところが、現存のメガバンク単位ではなく、銀行再編の際に消滅した旧銀行を区別して出身者をカウントすると、別の重要な示唆に気づきます。​​現行の3大メガバンクよりも、統合前の旧銀行の方が多くのエリート転職者を輩出していることが分かります。【バブル崩壊後の銀行再編までは、エリート転職を成し遂げるような優秀層は(総合商社よりも)大手銀行に入行していた】という仮説を裏付ける事実のひとつだと言えるでしょう。b.仮説②:現在、キャリアとしての銀行の価値は低下しているところが、1991年のバブル崩壊後、多額の不良債権を抱えた都市銀行は軒並み経営難に陥り、大規模な合併や経営破綻を含む業界再編が進むことになりました。その結果、いわゆる3大メガバンクを核とする大規模フィナンシャル・グループが形成され、現在に至ります。この過渡期の間に、バブル以前に各銀行に入行していたエリートの一部はファンドや事業会社へ転職して各々のキャリアを形成していると考えられます(事実、今回のunistyleの調査対象企業にも多数が在籍しています)。そしてメガバンク形成後、ファーストキャリアとしての銀行の価値は以前と比較して低下してしまったと言わざるを得ません。現在は3行とも「総合職オープンコース」という枠を用いて大量新卒採用を行っていることで、冒頭で述べたように、「総合商社の滑り止め」という認識を持たれてしまっているのが実情です。「転職市場での価値」という側面に限定しても、今回の調査対象としたエリート転職者集団のうち、現在のメガバンク誕生後に新卒入行している方は少なくなっています(3行とも合併設立から既に15年前後は経過していること、一貫して新卒を大量採用していること、離職率が高止まりしていることに留意すれば、以下の数値は決して多くないと言えるでしょう)。​​上記の表からは、旧・日本興業銀行、三菱商事が多数のPE・VCファンドメンバーを輩出しているのに対し、メガバンク3行の出身者はいずれも数名にとどまっていることが読み取れます。メガバンク統合後の就職人気低下に伴って、転職市場における行員の価値も低下傾向にあると考えられます。また、近年のメガバンクの業務内容がリテール営業に偏りつつあることから、自ずと転職先も営業色の強い企業・ポジションになるケースも多いようです。この点もまた、メガバンク行員の転職事情が上記のような数字に収束した一因として指摘できるでしょう。c.転職の実例以上を踏まえた上で、実例として大手都市銀行出身の方のキャリアを見てみましょう。投資ファンドに転身する方や決済サービスの起業に踏み切る方、既存企業のマネジメントとして引き抜かれる方など、銀行でのキャリアを活かして転職する方が多くいらっしゃるようです。【例1】伊佐山元氏(現WiL社CEO/日本興業銀行出身)東京大学/法学部卒スタンフォード大学/大学院/MBA1997年日本興業銀行入行2003年DCM(在シリコンバレー大手VC)入社/パートナー2013年WiL創業参考:WiLTeamVCファンド・WiLの創業者である伊佐山氏は、楽天・三木谷浩史氏なども在籍したエリート銀行・日本興業銀行(現・みずほFG)のご出身です。興銀在籍中にスタンフォードMBAを取得した同氏は、その留学期間中にシリコンバレーにてVCの魅力に出会い、ファンドメンバーへ転身されたようです。【例2】百合本安彦氏(現グローバル・ブレイン代表取締役社長/富士銀行出身)京都大学/法学部卒1980年富士銀行入行1987年シティバンク・エヌ・エイ入行1998年グローバル・ブレイン創業/代表取締役社長参考:グローバル・ブレインTeam幅広い業界において実績を挙げている独立系VC、グローバル・ブレインを立ち上げたのは、富士銀行(現・みずほ銀行)出身の百合本氏です。同社はレアジョブのIPO等の豊富なエグジット実績を持ち、現在はメルカリ、ラクスル等のスタートアップをポートフォリオに組み込んでいます。【例3】岩田林平氏(現クックパッドCEO/三和銀行出身)慶應義塾大学/経済学部卒ノースウェスタン大学/大学院/MBA1996年三和銀行入行2005年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社/パートナー2016年クックパッド入社参考:クックパッド株式会社有価証券報告書2016年3月にクックパッド新CEOに就任した岩田氏も、新卒では旧・三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)に入行されました。9年間の銀行業務経験ののちにMcKinseyにてパートナーまで上り詰め、現在はクックパッド社の経営に従事しています。【例4】江田敏彦氏(現ビリングシステム代表取締役/三井銀行出身)早稲田大学/理工学部卒1977年三井銀行入行2000年ビリングシステム創業/代表取締役参考:ビリングシステム企業HP参考:ビジョナリー旧・三井銀行(現・三井住友銀行)にて23年のキャリアを積んだのちに独立し、ビリングシステム社を創業された方です。同社は決済の一元化/効率化サービスを提供しており、同氏が銀行時代、コンシューマ向け決済サービスの開発に携わったことが起業のきっかけになったようです。3.最後に以下、本記事のサマリーです。◆就活市場における銀行の「今」「昔」「今」:優秀層の学生は、総合商社等の滑り止めとしてメガバンクを選ぶ。「昔」:バブル崩壊前、学生はエリートキャリアとして大手都市銀行を選んだ。◆仮説①:80〜90年代初頭、優秀層は商社よりも銀行を選んだ総合商社の不振もあって、銀行に新卒入行することの価値が相対的に高まっていた。◆仮説②:現在、キャリアとしての銀行の価値は低下しているバブル崩壊後のメガバンク合併を経て、銀行員キャリアの価値が低下した。◎重要な示唆:ブラック・スワンを忘れるな現在「一流」と持て囃されている企業が、数十年後にも同様の給与水準・ブランド力を維持しているとは限りません。ここ20〜30年で都市銀行キャリアへの認識が変化したように(さらに明瞭な例を出すならば、東芝・シャープ・東京電力のように)、各社の企業価値は常に変遷し続けます。就活中の皆さんは、ナシーム・ニコラス・タレブ著『ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質』(ダイヤモンド社、2009年)からも学べるように、「現在の企業価値が不変ではないこと」を忘れずに進路を選択していただきたいと思います。参考:「勝ち組企業に内定したと思っている学生は『ブラック・スワン』を読んでおこう」参考:「10年前、東電・シャープに入社した人は勝ち組だった」【unistyle転職シリーズ】【#1】「転職」で総合商社を比較する―投資側への転職なら三菱商事を選べ―【#2】「転職」で見る電通/博報堂―「電博」発スタートアップを目指せ―【メガバンク選考対策】参考:三菱東京UFJ銀行のエントリーシート・選考情報参考:三井住友銀行のエントリーシート・選考情報参考:みずほFGのエントリーシート・選考情報参考:銀行員が考える、3メガバンクの志望動機参考:就活生もおさえておきたい、メガバンク3社におけるFinTechの動き参考:オープンorGCF・GFI・GM?みずほFGでどのコースを受けるべきかphotobyChrisBrown 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