若手のうちから国策実現に参画!?日本企業の海外展開を支える政府系金融機関NEXIとは

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最終更新日:2024年03月12日

若手のうちから国策実現に参画!?日本企業の海外展開を支える政府系金融機関NEXIとは
本記事は日本貿易保険のPR記事になります。 
  • 日本において唯一無二の事業を行っている
  • 若手のうちから国家レベルの仕事に携わることができる
  • 少数精鋭の環境でグローバルな仕事に取り組むことができる

上記の特徴を目にし、就活生の皆さんはどのような企業を思い浮かべたでしょうか?

この3つの特徴を持っている企業ですが、実はとある政府系金融機関を表しています。その機関の名は日本貿易保険、通称NEXIです(以後、NEXIと記載)。

NEXIは貿易保険を提供する唯一無二の政府系金融機関であり、日本企業が海外展開する際に大きな役割を果たしています。今回はそんなNEXIの魅力を紹介していきます。

こんな就活生にオススメ

・国家レベルの仕事に携わりたい人
・日本のプレゼンスを向上させたい人
・若手のうちから裁量を持って働きたい人

国策実現に参画ってどういうこと?国内唯一の貿易保険を扱うNEXIとは

日本貿易保険(NEXI)とは

貿易保険無しでは海外展開が不可能となることもある?NEXIが提供する価値とは

現在、日本政府は日本企業の海外展開を国策として支援しています。

しかし、海外ビジネスには多種多様なリスクが伴います。

非常リスク(=国のリスク)で言えば戦争や自然災害、信用リスク(=取引先のリスク)で言えば取引先の破産といったものが挙げられます。昨今であれば、ロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナウイルスの感染拡大なども該当するでしょう。

日本企業が海外で健全なビジネスを展開するためにはリスクヘッジが非常に重要となります。そのリスクヘッジの役割を担うのが貿易保険であり、その貿易保険事業を日本で唯一担っているのがNEXIなのです。

国策実現に際し、NEXIはどのように関わるのか?

表題の通り、NEXIは国策実現に関わっている機関になります。

しかし、国策実現に携わるという観点においては総合商社などの民間企業でも行っている事業内容です。ではNEXIはどのように国策実現に関わるのでしょうか?

結論からお伝えすると"国策を実現するため、日本企業の海外ビジネスを「支援する立場」で関わる"ということになります。

民間企業と異なりNEXIは政府系金融機関、つまり公的機関です。そのため、NEXI自体が国策実現に携わる事業内容を行っているというよりも、日本企業の海外ビジネスを支えるという側面で国策実現に関わることができます。

NEXIの企業理念からも、公的機関という立場から日本企業の海外ビジネスに貢献することを目指すということが読み取れます。

企業理念

私たちは、貿易保険事業を担う公的機関として、お客様に安心を提供することにより、我が国企業の対外取引の健全な発展に貢献し続けます。

【引用】日本貿易保険HP:企業理念及び行動指針

国策実現に携わることは民間企業でも可能ですが、公的機関という立場から関わることができるという点においては稀有な存在であり、それこそがNEXIの強み且つ魅力と言えるでしょう。

ではNEXIは実際にどのような取り組みに携わってきたのか、具体例を3つ紹介します。

日本を代表し、海外機関との協定締結や二国間協議の開催。日本政府と連携したNEXIの取り組み

日本貿易保険(NEXI)のプロジェクト例

両国首相と共に署名式に参列『ハンガリー輸出信用機関とのMOU締結』

 2019年12月、NEXIは、ハンガリーの輸出信用機関であるMEHIB(Hungarian Export Credit InsurancePrivate Limited Company)との間で、協力覚書を締結しました。署名式は12月6日に首相官邸において安倍総理大臣、オルバーン首相ご臨席の下、シーヤールトーハンガリー外務貿易大臣と弊社社長の黒田との間で執り行われました。

 今般の協力覚書は、日本とハンガリーの二国間の貿易と経済協力を促進するためにNEXIとMEHIBとの間で協力のフレームワークを構築し、両国や近隣国の政治・経済・金融市場に関する情報の交換等を通じ両機関の連携を図ることを目的として締結することになったものです。

【引用】日本貿易保険 年次報告書2019(p.24)

各国機関を招聘して日本企業の関係構築を支援『アフリカワークショップの開催』

 2020年2月、協力覚書を締結した3機関に加え、アフリカ地域を中心とした開発機関及び輸出信用機関の職員を招へいし、NEXIにてワークショップを開催しました。本ワークショップは、お互いの商品や制度、プラクティスにかかる理解を深めることを目的とし、参加機関が各々紹介したケーススタディに基づき意見交換を行いました。

 また来日した機関による本邦企業向けの説明会や個別商談会を実施し、各機関と本邦企業の関係構築を支援しました。

【引用】日本貿易保険 年次報告書2019(p.26)

他国機関と一層の連携強化を図る『二国間協議の開催』

 中華人民共和国、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、オーストリア共和国等の輸出信用機関や政府関係者と二国間協議を開催しました。国際金融情勢や両国の持つ課題及び取組等、幅広い分野について率直な意見交換を実施しています。年に一度開催されるこのような協議を通じて他国機関と一層の連携強化を図るとともに、各国の貿易保険の動向を確認しています。

【引用】日本貿易保険 年次報告書2019(p.26)

本記事では3つの活動を抜粋してご紹介しましたが、NEXIが携わっている取り組みは多種多様であり、上記活動はその中のほんの一部に過ぎません。

「もっと他の取り組みも確認したい!」という就活生はこちらからご覧ください。ニュースリリースのページとなっていますので、最新のものから過去のものまで、全ての取り組みを確認することができます。

日本政府との取り組みや国家レベルの仕事に若手のうちから携われる理由は〇〇

日本貿易保険(NEXI)の魅力

上述した通り、NEXIは若手のうちから日本政府との取り組み国家レベルの仕事に携わることができます。

ではなぜNEXIにはそのような環境があるのでしょうか?

今回はその要因を2つの観点から探っていきます。

  • どの政府系金融機関よりも少数精鋭
  • 取り扱うビジネスが全て海外関連であり、中小企業支援から大型プロジェクトまで事業領域が広範

どの政府系金融機関よりも少数精鋭

NEXIは政府系金融機関に属しますが、他の政府系金融機関よりも社員数が少ないことが特徴です。

各政府関係金融機関の従業員数

日本貿易保険(NEXI):229名
日本政策金融公庫:7,436名
国際協力銀行:657名
日本政策投資銀行:1,230名
商工組合中央金庫:3,685名

上記が、財務省が定義する政府関係金融機関とNEXIの従業員数(2022年5月時点での最新データ)を比較したものです。

見ていただければ分かる通り、NEXIの従業員数はどの機関よりも圧倒的に少ないことが分かります。

もちろん、他機関と比較した際に拠点数や事業領域の幅広さに差異はありますが、これだけ従業員数が少ないにも関わらず大規模な業務に取り組むことができるため、NEXIは少数精鋭な環境があると言えるでしょう。

取り扱うビジネスが全て海外関連であり、中小企業支援から大型プロジェクトまで事業領域が広範

NEXIが取り扱う全てのビジネスが海外関連の案件になります。

その事業領域は非常に広範であり、中小企業支援から大型プロジェクトまで多種多様な案件に携わる機会があります。さらにNEXIは従業員数も200人程度と少なく、少数精鋭の環境となっています。

つまり、少数精鋭の環境であるが故に若手のうちから裁量を持って働くことができ、且つ必然的に様々な規模のプロジェクトに携わることになります。

大型プロジェクトはもちろんですが、中小企業支援に関しても現在日本政府が推し進める政策の一つであり重点分野になります。

中小企業基本法上の中小企業は、企業数にして日本の99.7%を占めるといわれており、こうした中小企業の海外への市場拡大を支援することは日本経済の成長を支える上で不可欠な取組みです。

NEXIは中堅・中小企業や農林水産業を営む方々向けの専用商品(中小企業・農林水産業輸出代金保険)をはじめ、様々な支援メニューで企業ごとに異なるニーズに応えています。

【引用】NEXI新卒採用HP:NEXI TOPICS 04

そのため、本題で記載した"日本政府との取り組みや国家レベルの仕事に若手のうちから携われる"ことができるという訳です。

グローバル且つ中小企業支援から大型案件まで幅広い案件に携わることでより大きな成長実感を得たいと考えている就活生にとっては、最適な環境と言えるでしょう。

「入社1年目に会社設立以来初となる特殊案件を担当」「入社3年目に五大商社に出向し事業主体としてビジネスを推進」、NEXIで働く若手社員に迫る

日本貿易保険(NEXI)のプロジェクト例

NEXIは「日本政府との取り組みや国家レベルの仕事に若手のうちから携われる」ことが魅力だと上述しました。

事実、NEXIには若手のうちからそういった大型プロジェクトに携わっている社員が多数在籍しています。

  • 入社1年目に会社設立以来初となる特殊案件を担当(男性/2018年入社)
  • 入社3年目に五大商社に出向し事業主体としてビジネスを推進(女性/2017年入社)

上記は一部の社員の経歴になりますが、他の政府系金融機関では中々味わうことのできない規模の仕事に若手のうちから携わることができます。

なお、詳細についてはNEXIの新卒採用HPの社員インタビューに掲載されていますので、こちらからご確認ください。

社員インタビューを見ていただければ分かると思いますが、NEXIには多種多様なキャリアの選択肢があります。

というのもNEXIにはジョブローテーション制度があり、基本的に1~3年のスパンで様々な部署を経験できる環境があるためです。

複数の部署を経験したり民間企業や省庁に出向したりする中で、自身の興味のある部署や業務を定め、将来のキャリアを決めることができます。

仮に入社時に明確なキャリアイメージを描けていないとしても、少数精鋭且つ事業領域が広範であるNEXIであれば、幅広い選択肢の中から自身に適したキャリアを選ぶことができるでしょう。

最後に-NEXIの求める人材像や魅力とは-

日本貿易保険(NEXI)の求める人物像と魅力

今回は、政策インフラである貿易保険制度を提供する唯一無二の政府系金融機関『日本貿易保険(NEXI)』について深掘りました。

本記事を読むまではNEXIのことを知らなかった、志望度が高くなかった就活生の皆さんにも魅力は伝わったでしょうか?

最後に、企業HPや新卒採用HPを参考にunistyle編集部がNEXIを表すキーワード、そして求める人材像や魅力を考察してみました。

NEXIを表すキーワード

(1)国際
(2)金融
(3)公共性

NEXIの求める人物像

(1)自分の頭で考えて、自分なりの解を出せる人
(2)どんなことでも前向き且つ積極的に取り組める人

NEXIの魅力

(1)少数精鋭の環境で、若手のうちから大規模な案件に携われること
(2)唯一無二且つ日本企業の海外ビジネスに無くてはならない貿易保険を扱っていること
→民間の保険会社や他の政府系金融機関では味わうことのできない金融業務、総合商社などのグローバル企業とは一味異なる海外プロジェクトに携わることができる

なお、NEXIの選考には下記のURLからエントリーすることができますので、本記事を通じて興味を持った就活生は是非応募してみてください。

選考への応募はこちらから

【アイキャッチ画像引用元】NEXI企業HP:ニュースリリース

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業が介入し、民間企業ならではのノウハウや独創性を基に自治体と連携して事業を推進していくというのがPFI事業になります。その中での私の役割としては、このPFI事業を進める中で必要な資金の調達や契約の締結、事業用に設立した会社の管理を担当しています。要約すると、お金や契約周りのサポートをするといったイメージですね。入社から一貫してPFI事業に携わっていますが、1年目と2年目は営業案件の獲得を主に行っていました。3年以降は実際に獲得した案件の管理、その事業が計画通りに進むようなサポートといったことに携わっています。【参考】PPP/PFIとは(内閣府HP)野路さん:私は不動産ファイナンスと呼ばれる事業に携わっており、簡単に言い換えると不動産投資という分野になります。鐘尾さんと同様に私も入社1年目から一貫して同じ部署に所属しています。仕事内容としては、お客様から案件をいただいたのち、「その案件は投資や融資をするに値するのか」というものを自分なりに分析します。その後、分析したものを社内の審査部門と相談しながら意思判断を仰ぎつつ、最終的に投資や融資が決まったらお客様への手続きまで担当するという形になります。少数精鋭がゆえの裁量の大きさと経験値。働いてきた中で感じる自社の魅力とは__では、お二人がこれまで働いてきた中で感じた御社の魅力や面白さ、仕事のやりがいなどがあれば教えてください。鐘尾さん:少数精鋭がゆえの裁量の大きさが魅力だと思います。同業他社と比較した際、NECキャピタルソリューションは会社の規模感の割に社員数がそれほど多くありません。そのため、一人あたりの裁量が大きく、それゆえに責任を持って働くことができるのは魅力です。責任と聞くと重たく聞こえるかもしれませんが、決してマイナスな意味ではなく、そういった自分に任されているという期待感が仕事へのモチベーションに繋がっていますので、非常にありがたい環境だと実感しています。また、やりがいとしては多くの人の役に立てることです。私の携わっているPFI事業の特徴でもあるのですが、複数の専門企業が一つのチームとなって事業を進めていくのが一般的です。そのため、例えばとある自治体に新たな施設を作るというプロジェクトであれば、建物を作る部分は建設会社に依頼し、その一方で各所への連携や契約・お金周りの事柄はNECキャピタルソリューションが担当するといった形で、それぞれの得意分野を活かしながらプロジェクトを進めていきます。「鐘尾さんに契約に関する資料をもらったり、リースに関する情報を教えてもらったおかげで、スムーズに社内稟議を通すことができて本当に感謝しています!」など、実際にお客様から感謝のお言葉をいただけるのは本当に嬉しい瞬間です。時にはミスをしてしまうこともあるのですが、まだまだ未熟ながらもお客様の役に立てることは大きなやりがいに繋がります。とは言え、1,2年目の頃よりは知識も増えたことでより多くの場面でお客様のお役に立てていると感じていますので、自身の影響範囲をより広げていくために今後も精進していきたいと思います。野路さん:私も鐘尾さんと同様、少数精鋭がゆえに様々な経験ができることが魅力です。私は1年目から不動産ファイナンス業務に携わっていますが、同業他社だとある程度経験を積まれた30代以降の社員が担うことの多い業務になります。難易度の高い業務であるがゆえ、配属当初は正直苦労することも多々あったのですが、その何倍もの貴重な経験を積むことができました。また、実際にお客様としてお会いする方も30代以上の方が多く、同世代の方とはほとんどお会いしたことがありません。そういった意味でも「自分たちは貴重な環境で仕事をさせてもらえていること」を実感しますし、こういった環境はNECキャピタルソリューションの大きな魅力だと思います。学生時代の学びが活きた瞬間は?どの分野でも活躍できるフィールドが用意されている__鐘尾さんが福祉学科、野路さんが数学科を卒業されたとのことですが、学生時代に学んできたことが仕事において活きた場面などはありましたか?鐘尾さん:まず大前提、福祉学科では多岐に渡る学問を学びます。児童福祉から私たちのような働く世代、そして高齢者まで幅広い世代に関する事柄を学んできました。そういった各世代が直面する課題や事象に対し、その状況を分析して解決策を考えていくといったのが福祉学科で学ぶ大まかな内容になります。仕事においてもそういった考え方の基礎となるものは同一であると思っており、例えば資金調達であれば、様々なやり方がある中で最適なやり方を見つけ出し、お互いにとって最も合理的且つ最善のやり方で物事を進めていくといった部分は、福祉学科での学びに通ずると考えています。そのため、直接的に仕事に活きたというよりかは、基礎や根底にある部分は変わらないという意味に近いですかね。野路さん:私は数学科で学んだ論理的思考力が現在の仕事に活きていると感じます。皆さんもご存知の通り、数学というものは計算式や証明を基に絶対解を導き出す学習になります。仕事においては絶対解がある場面は多くないのですが、最終的なゴールから逆算して分析をしたり検証をしたりする場面は往々にしてありますので、そういった場面で学生時代の学びは活きています。例えば、「この契約を通すためには何が必要か」といった要素をカテゴリ分けし、仮説検証を繰り返しながら最適解を導き出してゴールに繋げていくといった考え方は、数学と変わらないと思っています。ですので私も鐘尾さんと同様、学生時代の学びが直接仕事に活きたというよりかは、考え方の根底となる部分が共通しているがゆえに仕事にも役立っているという意味合いが強いと言えます。「変革に挑戦できる人材」を自身が体現していきたい。二人が考える今後のビジョン__お二人は入社してから一貫して同じ部署で働かれてきたかと思いますが、今後のビジョンがあれば教えてください。鐘尾さん:正直明確なビジョンというものはまだないのですが、新たなことに挑戦していきたいという気持ちは漠然ながらに持っています。私が現在所属しているPFI・PPP推進部は社内でも新しい分野の事業に属されるのですが、せっかくこういった新たな分野からキャリアをスタートできたのであれば、そういった道を今後も辿っていきたいと考えています。リースという会社の本流となる事業とは離れてしまうかもしれませんが、やはり新しい分野というのは世の中のトレンドや潮流とも密接に関連しており、社会課題の解決にも直結する事業になります。例えば、PFI事業以外であれば再生エネルギーの分野などにも興味があるのですが、いわゆる世の中の最新トレンドに触れることができる仕事をしていきたいと考えています。新卒採用サイトの求める人物像にも『強い意志を持ち、変革に挑戦できる人材』と掲載されていますが、自分自身がそれを体現し、様々なことに挑戦していきたいです。【参考】NECキャピタルソリューション新卒採用サイト求める人物像野路さん:入社理由と正反対のことになってしまうのですが、私は今後、学生時代に学んできた数学の知識を活かしていきたいと考えています。具体的には、NECキャピタルソリューションが投資・融資した案件のリスクを計算したり、それを基に今後の経営方針を提言したり、施策を考える上の資料を作ったりといった形で、数学の知識を活かしていきたいと思います。入社時には、あえて数学に関係ない仕事という観点でNECキャピタルソリューションを選んだ経緯がありましたが、実際に働いてみて感じたのがリースという分野は数学の知識を活かせる場面は多くあるのに、業界全体としてそれを活かしきれていないという点です。そのため、業界・会社として新たな取り組みをしていきたいという観点から、もう一度数学の知識を活かしていきたいと考えています。__お二人は比較的、新たなことに挑戦していきたいという気持ちを抱いているように感じたのですが、会社全体としてもそういった雰囲気はあるのでしょうか?鐘尾さん:NECキャピタルソリューションは一定の歴史と規模感を誇る会社ではあるため、そういった意味では安心感のようなものはありますし、就活生もそういった印象を持っている方が多いと思います。ただ一方で私たちのような「周りと同じことをやるよりも、新たなことに挑戦してみたい!」という想いを持っている方も多くいます。そういった意味ではバラエティーに富んだ人材が集まっている会社だと思いますし、だからこそどんな素養を持った人でも活躍できるフィールドがあるのではないかと思っています。野路さん:私も鐘尾さんと同様の印象を持っており、新たなことに挑戦したいという気概を持っている人は歓迎される会社だと感じています。業界全体としても、リースを基盤とした既存事業をずっと続けていくだけではこれから先生き残ることはできず、どんどん新たな取り組みをしていかなければならないという危機感は感じています。実際にNECキャピタルソリューションとしても新たな取り組みを推し進めていますし、だからこそ私たちのように入社1年目から新たな分野の事業に携わる環境があるのだと思っています。そのため、これから入社される方も是非「自分はこういったことに挑戦していきたい!」という想いを持って入社していただけると幸いです。規模感と挑戦環境を両立した場でスキルを上げたい。そんな想いの人に入社してほしい__では最後になりますが、リース会社で働くからこそ身に着くスキル、その中で御社だからこそできる経験などがあれば教えてください。鐘尾さん:私は仕事柄、様々なステークホルダーの方と共に仕事をする機会が多いのですが、それゆえに多くの経験ができたり様々な価値観に触れることができたりするのが、NECキャピタルソリューションの良さだと感じています。PFI事業は、各自治体と民間企業がタッグを組んで共同でプロジェクトを推進する事業になるのですが、特に大手ゼネコンの右腕といった立場で携わることが多くあります。共に事業を推進する企業によってプロジェクトの色が異なるため、様々な企業と共に事業を推進してきたからこそ、どの企業とタッグを組んだとしても柔軟に仕事ができるようになりました。また、具体的な仕事内容に関しても、資料作成といった基礎業務から突発的なイベントの対応等、本当に様々な業務に携わってきました。そのため、多くの経験を通じて知見やスキルの幅を広げることができるのはPFI事業、ひいてはNECキャピタルソリューションならではの魅力だと思います。野路さん:投資業務と融資業務の双方を経験できること、つまり若いうちから多くの経験をさせていただける環境がNECキャピタルソリューションの魅力だと思います。私は投資と融資双方の不動産ファイナンス業務に携わっていますが、他の金融機関であれば部署が分かれていることが一般的です。そのため、一般的な会社よりも早いスピードで経験を積むことができるのが魅力であり、私自身も大きな成長実感を得ることができています。とは言え、お金の出資の仕方など、投資業務と融資業務は異なる点も多々ありますので、その分壁にぶつかる機会もあるのですが、それ以上の貴重な経験をさせていただいていると感じます。上述した内容にも紐づきますが、一定の規模感と挑戦環境を両立した環境で、若いうちから多くの経験を積んでスキルアップしていきたいと考えている就活生には最適な会社だと思います。取材後記NECを親会社に持つメーカー系リースとして高いプレゼンスを誇り、業界内外問わず社会に対して大きな影響力を持っているNECキャピタルソリューション株式会社。今回はそんなNECキャピタルソリューションに新卒で入社した2名の社員、PFI事業に携わっている入社4年目の鐘尾さん、そして不動産ファイナンス業務に携わっている入社4年目の野路さんにインタビューを実施しました。鐘尾さんが福祉学科、野路さんが数学科を卒業と、一見するとリースとは全く関係のない分野を学んできたように見受けられますが、どんな学生でもNECキャピタルソリューションには活躍できるフィールドがあることを理解していただけたのではないでしょうか?そんなNECキャピタルソリューションは現在、24卒向けのエントリー募集を開始しています。本記事を通じて同社に興味を持った就活生、そしてリース会社で新たなことに挑戦していきたいという想いを持っている就活生は、下記の応募フォームから是非エントリーしてみてください。選考への応募はこちらから【関連記事】┗新卒でNECキャピタルソリューションに入社し、1年目から中央省庁案件に携わる若手社員へのインタビュー記事です。リース会社の魅力と面白さ、携わっている仕事の影響力や規模感の大きさを実感してみてください。 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就活生の目線からシン・ゴジラを見てみた 就活生の目線からシン・ゴジラを見てみた 先日(2017年11月12日)シン・ゴジラが地上波で初放送されましたが、読者の皆様でも視聴された方が多いのではないでしょうか。ゴジラが都心を破壊し尽くす様子は圧巻の一言ですが、就職活動を始められている皆さんの中には、劇中で倒壊するビルの中に訪れたことのある建物があった人もいるでしょう。映画が大好きでもちろんシン・ゴジラを鑑賞していた私も、自分が選考のため訪れたことがあるビルがあっけなく倒壊するのを見ていましたが、映画を楽しみながらも「あの倒れたビルにはどの企業が入っているのだろうか」「もし企業があのような被害を受けたら、どのように機能を復旧し事業を継続するのだろうか」という疑問が湧いてきました。そこで今回は劇中でゴジラが破壊したビルに本社を置く企業を紹介して、もしゴジラによる被害を受けた場合に企業はどのような行動を取るのかを見ていきたいと思います。劇中で本社を破壊された企業ゴジラの進行ルートに基いて、本社ビルが被害にあった企業を紹介していきたいと思います。劇中では明らかに倒壊したと判明するビルは丸の内周辺のみであること、ゴジラの影響は超広範囲に渡ることから、東京駅周辺のエリアに特定して紹介していきます。倒壊の様子が明らかになっているビルは数棟ですが、東京駅前の様子から周辺のビルが崩壊していないとは考えにくいため、東京駅周辺のビルは全て倒壊していると考えます。特に丸の内エリアは三菱地所が開発に大きく関わったこともあり、三菱系の企業が集中しています。このエリアに本社を置いており、倒壊してしまったと思われる主な企業は以下のようになります。〜ゴジラによって破壊されたビル〜・三菱商事(三菱商事ビルディング)・東京海上日動火災保険(東京海上日動ビル)・三菱東京UFJ銀行(三菱東京UFJ銀行本店)・三井住友銀行(三井住友銀行本店ビルディング)・新日鐵住金(丸の内パークビルディング)・三菱電機(東京ビルディング)・メタルワン(JPタワー)以上がゴジラによって本社を破壊されてしまった企業になりますが、ゴジラを止めるために人類側によって倒壊させられたビルに本社を置く企業もあります。〜人類側によって破壊されたビル〜・JFEエンジニアリング(丸の内トラストタワー)・石油資源開発(サピアタワー)・大和証券(グラントウキョウノースタワー)これらが主な企業です。グラントウキョウサウスタワーはギリギリ倒壊を免れたようで、本社機能をこのビルに置いているリクルートは一安心といったところでしょうか。また、劇中には現在三菱地所がプロジェクトを進めている常磐橋エリアの未完成のビルも登場し、壊されてしまっています。縁起が悪い気もするので、よく企業が崩壊させることを許したなと思ってしまいます。ざっと丸の内を見ただけでも多くのビルが倒壊していることが劇中で確認でき、どのビルも日本や世界を代表する企業が入居しているため、日本経済の損失は大きく劇中の日本が元の立ち位置にまで戻るのはかなりの努力を要することになると思われます。東京駅周辺の企業で選考がある人は企業の本社の位置を覚えておいてからシン・ゴジラを見るとより楽しめるかもしれません。実際にゴジラが襲来したらどうなるのかこれらの日本を代表するような企業がビルごと焼き払われた後でも、企業は支社に本社機能を移し、企業活動を再開することになると考えられます。企業が事業を続行できなくなる事態は、ゴジラのみならず地震や火災、テロ行為によっても生じうるため、企業はこのような緊急事態でも速やかに事業を再開できるように日頃から準備をしています。各企業は自然災害、大火災、テロ行為などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限に止め、中核となる事業の継続、あるいは早期復旧を可能とするために事業継続計画(BCP:BusinessContinuityPlan)を策定しています。突然発生する緊急事態に対して、対処法を予め設定しておくことで、企業は有事の際にも落ち着いて効果的な行動をすることができます。そのため、事業継続計画が制定されている企業は有事の際に対応できるとして投資家からの評価が高くなる傾向にあります。例として劇中で大きな被害を受けたと思われる東京海上日動のBCPを見てみると、緊急事態時社員の行動原則として以下のように書かれています。1.社員の行動原則災害発生時において、企業および個人としての社会的責任を果たす観点も含め、社員の行動原則(行動の優先順位)を以下の通りとします。(1)生命の安全確保:社員、家族、来店されているお客様・代理店等の生命の安全確保を図ります。(2)地域社会の安全確保への協力:地域社会の安全確保に最大限の協力を行います。(3)重要業務の継続(事業継続):重要業務の継続に向けた対応を行います。(出典:東京海上日動災害に関する事業継続計画書(要約版))このように明確に行動の優先順位を付けることで、緊急時にも迅速に行動できるようにしています。東京海上日動の例だと、本店ビルにあるメインシステムセンターが一週間使えなくなるという想定の元で事業継続計画書は書かれており、本店の代替場所は多摩、新宿、横浜、大宮、幕張、立川とすることが記されているので、そこに本社機能を移し、本店災害対策本部が立ち上がり、重要業務と位置づけられている保険事故受付業務、保険金・満期返れい金等の支払い業務、保険契約締結業務を優先して行っていくことになります。同時に設備の復旧や他の地方から社員が応援に駆けつけ、次第に元のように円滑に業務ができるようになります。事業継続計画書には想定している被害状況や事業継続のための詳しい対応内容、復旧までの目標期間、事業が停止しないように現在取り組んでいる対策等も書かれていて、企業の緊急事態に対する意識を知ることができます。東日本大震災を経てBCPが見直されより重視されるようになっているので、企業研究の際は事業だけではなく事業継続計画も調べると、企業をより詳しく知ることが出来るうえ、自分が入社後にこのような事態に直面した時どのような行動を取ることになるのかを想像できると思います。また、企業は有事の際に自社の財産が破損して営業活動ができなくなったり、過失により他者に被害を与えてしまった時の賠償に備えて、損害保険に加入しています。この保険によって企業は有事の際に保険金を受け取り、事業再開のために投資することができますが、今回は「戦争による被害」という免責事項に当たる可能性がありそうですし、被害を受けた企業が多すぎて保険金が迅速に全額支払われないかもしれません。また、損害保険会社の視点で考えると、保険金の支払いが莫大な額になってしまい経営が厳しくなることが予想され、多額の保険金支払が同時に来ることに備えて他の損害保険会社に支払い責任を分散して担ってもらう「再保険」という仕組みを取っているため、保険金を支払う場合は被害を受けていない海外の損害保険会社も苦境に立たされるかもしれません。このように企業は有事の際にも事業を再開できるように日常から準備をしています。ゴジラが襲来してしまったら事業再開は厳しいかもしれませんが、多少の被害なら企業はすぐに元のように活動できるのです。最後に今回はシン・ゴジラが地上波で放送されたこと、それを受けて就活生や社会人がSNSで盛り上がっていたことから、劇中で本社が破壊されてしまった企業をまとめ、企業の緊急事態に対する対応方法を紹介してみました。シン・ゴジラでは就活生には馴染みの深い東京駅周辺が舞台となること、丸の内のビルが大規模に崩壊する映像のインパクトが大きいことから企業の存在を意識しやすいのだと思います。今回のシン・ゴジラを視聴すると「この企業が倒産したら経済や生活はどうなるんだろうか」という疑問が湧き、事業やその規模を調べるきっかけになるかもしれません。このように企業研究は映画やドラマが取っ掛かりになることもあると思います。普段の生活の中で気になることがあった時に調べるようにすると、様々な企業について詳しく知ることができるようになるのではないでしょうか。photobygalactic.supermarket 11,696 views
【20卒慶應義塾経済学部】すーりなさんの就活体験記vol.4|2018.10 interview 【20卒慶應義塾経済学部】すーりなさんの就活体験記vol.4|2018.10 interview 今回で3回目の慶應義塾大学経済学部のすーりなさんのインタビュー内容を掲載します。↓↓↓すーりなさんのこれまでのインタビュー記事はこちら↓↓↓7月インタビュー8月インタビュー慶應義塾大学すーりなさんの履歴書すーりなの履歴書◆性別└女性◆大学└慶応義塾大学経済学部に高校からの内部進学で合格。慶應以外は受けておらず検討もしていなかった。◆趣味└テニス(大学からサークル)・ピアノ(小さい頃から親の教え)・映画・旅行(国内も海外も)・ディズニー◆サークル└テニスサークルに所属。現在一般会員で今後幹部になりたいなどもそこまでない。◆アルバイト└居酒屋(3年半)・塾講師(4年)で働いている◆留学└半年カナダへ。海外に対しての興味はそこまでなく、海外で働きたいという欲はない。◆資格└自動車免許と英検2級。英検は高校時代に取得したもの。◆就活をはじめた時期└2018年6月頃◆志望業界└7月時点ではディベロッパーを希望。それ以外は見ていない。◆希望職種└まだぼんやりしているが営業。そもそも営業以外をあまり知らない。本インタビューはunistyle編集部のむたか(@mutaka_unistyle)とくらもん(@esquestion)にて行っております。9月の活動を振り返って自分の活動量・内容について「9月の就職活動について教えてください。」「先月はいろいろ忙しくてインタビューをお休みしちゃってすみません。。。」「いえいえ。そういうときもあるよね。ESや面接、グループディスカッションの選考状況やインターンの参加状況はどう?」「最終的にESを提出したのは、以前お伝えした三菱UFJ銀行と東京海上日動、森ビル、NTT都市開発、東急不動産、野村不動産の6社と、ゴールドクレスト、ヒューリック、そごう、新日鉄興和不動産ですね。結果としては、ESは東急不動産以外は上記全て通りましたが、その後の選考でほとんど落ちました。インターン参加までいけたのはゴールドクレストだけですね。ヒューリックと新日鉄はまだ選考中で、そごうは参加することは決定している状態です。」「どういう基準で提出する企業を選んだの?」「前回と変わらず、興味があるデベロッパーを中心に提出しました。視野を狭めたくないので、金融もいくつか提出してみたという感じでしたが、ディベロッパーほどの魅力を感じることがなかったので本選考では応募しないと思っています。そごうについてはディベロッパーというわけではないと思いますが、街や都市の発展に不動産を絡ませて寄与しているという点で興味を持てたので応募しました。」自分の行動量・内容まとめ・提出数は10社ほどでディベロッパーが中心。・活動量そのものは決して多くはないという自覚がある。インターン選考について「ESは通過したけどその後ダメだった企業について、それぞれの選考内容について簡単に教えて下さい。」「東京海上日動のGDは8人程度の集団面接。野村不動産は6人程度のGDで3つの開発計画の中から1つを理由付けと共に発表するというものでした。森ビルは書類とウェブテストで選考されたため、面接までは至っていません。ゴールドクレストとそごうはESのみで選考されたため面接はそもそもありませんでした。」「面接を通過できたのは、実質ヒューリックだけというところかな?」「そうですね。ESは通過するものの、その後のところがほとんどダメなので、面接やウェブテストの対策はしっかりやらないとまずいことになりそうだと思っています。」「面接全体における反省すべきところはどう考えてるかな?」「全てにおいて本当に準備不足で、、、いろいろと話す準備はしたものの、話せるかどうかは全く別問題だと思いましたし、聞かれた内容にしっかりと答えたのは良かったと思うものの、中身が薄いものだったと思っていますので、事前対策と当日に向けた対策の両方をしっかりやらないとダメだと感じました。「基本的なところだね。その他にはある?」「あと、ESは提出数を引き上げることも大事だと思いますが、しっかり先輩や社会人を頼って添削してもらった上で出さないと、と反省しています。量をこなすだけでは成長しないとわかりました。目的を明確にし、フィードバックをきちんともらいながら進めるようにしていきます。」インターン選考まとめ・手応えを感じる前に撃沈という状態。・とにかく準備不足、対策不足。一つ一つ進めていく以外にないという反省。周りの活動量・内容について「友人たちはどう?どのくらい就活してる?」「金融系のインターンに参加しているという声をよく聞きますね。とりあえず金融系のインターンに行っとけという雰囲気があるわけでもないですが、1人1社は行ってる印象です。」「その他の業界とかはどう?イベントとかでも。」「特にこれといっては聞かないですね。おそらく私の耳に入らないだけな気もしていますが、目立ってめちゃくちゃ就活しているという子がそもそもそこまで多くない印象です。全員平均的に動いているといったところですかね。」周りの行動量・内容まとめ・周囲と比較すると出遅れているわけでもよくやっている方でもないという自覚・友人は皆金融系のインターンに1回以上は行っている様子これまでを比較した変化企業選びの軸「インターンに参加したことで就活の軸は少しでも明確になった?」「改めてになるんですが、軸というものを定めているわけではなく、定まる様子もあまりないですね。。。必要性も今も感じていません。」志望業界・職種「以前は、ディベロッパー志望ということだったけど、他に興味がある業界はあった?」「志望業界に関しても志望職種に関しても特段変化はありません。ただ、”不動産開発”だけでなく、その周辺のビジネスにも興味は持つようになりました。そういう意味では、沿線開発ができる鉄道、テナント誘致などをメインに行う百貨店・商業施設、USJやディズニーなどのアミューズメントなどには興味を持つようになりました。」ガクチカ・自己PR「学チカ、自己PRについてはどう?」「いろんなフレームワークを参考にはしましたが、まだまだといったところですかね。いろいろ書いてみてはいまして、7パターンくらいはとりあえず作ってはみましたが、ここからどうブラッシュアップできるかがポイントだろうなと思っています。」全体を通して「7月から就活を本格的にし始めたと思うけど、何か思うこととか感じたことはある?今の正直な気持ちを聞かせてください。」「疲れますね(笑)8月、9月もそこまで活動量として自賛できるほど取り組めたわけではありませんが、学校・ゼミ・サークル・アルバイトなどある中でうまく両立させるのが大変だと感じています。」8月と9月を比較した変化まとめ・企業選びの軸に関しては未だ明確になっていない。そもそも軸を設定する必要性を感じていない。・ガクチカ・自己PRはネタこそいくつかありパターン化もできつつあるが、ブラッシュアップするところまでは至っていない様子。10月にやろうと思っていること「具体的に10月に取り組もうとしていることはある?」「特に数値目標は設定しませんが、引き続きESを提出しないとと思っています。提出するだけでなく、しっかり誰かに見てもらって精度を高めていくことも並行しないといけないと感じていますね。」10月にやろうと思っていることまとめ・特に目標は定めないが、引き続きES提出を行いインターン参加を目指す。今就活で悩んでいること「今就活で困っていることとか悩んでいることはある?」「さきほどお伝えした時間の問題もありますが、その他だと、文章力にそもそも自信はなかったのですがここにきて露呈してきたと思っていて、一長一短で改善できるものではないと思っているからこそこの先が非常に不安です。あとは、面接の場数も踏めていないので話す力が今どの程度あるのかもわからず不安です。面接にいくためにもESを通過しないといけないので、とにかくES頑張ります、、、」今就活で悩んでいることまとめ・ネタは増えてきたし整理もできつつあるが、それをどう表現するかに課題を感じている。・文章だけでなく、どう対面で伝えるかについても場数が少ないこともありどうしようもない不安がある。unistyle編集部よりすーりなさんへのフィードバック夏のインターンでは10社ESを提出して9社通過と、ESの通過率に関しては良かったと思います。しかしその後のGDや面接での通過率があまり良くなかったのが残念に感じているところでしょう。本人は引き続きESに力を入れ通過率を上げていきたいと話していましたが、秋冬のインターンでは面接やWEBテストの対策に力を入れていくべきだと思います。ESの対策ももちろん必要ですが、面接の方が思うように良い結果が出せなかったようですので、次からの選考では十分に対策をして挑めると良いでしょう。夏のインターン選考で何度か面接を受けたことで、面接慣れしただけでなく面接で注意すべきポイントなども分かってきたと思います。不合格になってしまった面接では何が悪かったのか、通過した面接では何が評価されていたのかなどを振り返り次からの面接に活かしていけると良いでしょう。このように結果から反省し、次の面接に活かすということは本選考においてもやるべきことの一つです。インターンの段階から反省→改善をすることを意識しておくことで本選考で有利になると思います。また、WEBテストの対策についても必要性を感じているとのことでしたが、WEBテストなどの適性検査の対策はできるだけ早めに始めておくべきです。就活を終えた学生の多くが後悔することの一つとして「適性検査の対策を早い内からやっておけばよかった」という意見があります。まだ始めなくても大丈夫、と思うのでなく早い内からコツコツと勉強を始めていって欲しいと思います。すーりなさんへのオススメ記事今回は本人も必要と感じていた面接と適性検査の対策記事をいくつか紹介したいと思います。・「面接対策」に関する記事はこちら【1】→面接において注意すべき基本的なポイントをまとめています。話す内容だけでなく話し方や態度なども評価される面接において意識するべきことを知っておきましょう。【2】→こちらは上の記事と異なり、面接の内容に関する記事です。どのような質問がされるかを想定しておき、答えを用意しておくことは面接で成功するためには必要です。・「適性検査対策」に関する記事はこちら【3】→WEBテストの対策についてまとめた記事です。どのように、いつから、何をやればいいのかなどを知りたい方は読んでおくべきでしょう。【4】→適性検査対策をする上でまず初めに取り掛かるべきSPI3のテストセンターに関して、概要から対策までまとめた記事です。次回は11月に公開予定●その他の20卒就活生のリアルタイム就活体験記は以下よりご覧いただけます。● 7,860 views
モテまくり!総合商社内定者の合コンの実態 モテまくり!総合商社内定者の合コンの実態 16卒の早慶生です。大学の友人に総合商社の内定者がいますが、なんとその彼が先日、巷で噂の合コンとやらに内定先の同期で行ったそうなんです。友人を文字で表すと誠実、硬派、堅実という単語が並びます。もちろん合コンなどに行くタイプではありませんでした。しかし...ついに彼も商社マンへの階段を登り始めました。彼と一緒に少し寂しい学生生活を過ごしてきた私は悲しいです。今回は合コンに行くようになってしまった彼から聞いた合コンの小話となぜそこまで商社マン、商社内定者がモテるのかを死ぬ気で分析したいと思います。商社マンがモテる理由1.肩書き、そして想像できてしまう駐在妻としての未来「商社マン」という肩書きはブランド物を掲げているようなものです。また駐在した時の手当や家賃補助を考えると駐在はたとえ新興国であっても非常に魅力的に映ります。この駐在を狙って商社マンとの結婚を願う女性は流行りのパンケーキ屋に行列を作る女子大生並みにいることでしょう。学生時代はあまりモテなかったのに総合商社に内定してから休日の真っ昼間から女性と表参道を歩いている友人を数多く知っています。2.高給取り総合商社は大変な高給取りとして知られています。7大商社全てが揃いも揃って平均年収において1000万円の大台を超えていることはもちろん、時給ランキングにおいては5大商社が上位を独占しています。つまり効率よく働き、たくさん稼いでいる人種なのです。下記のリンクによると時給は約6,000円なので金曜日に8時間働いていた場合は実質その日に48,000円稼いだことになります。合コンに行って2,3万円使うことは造作もないことでしょう。彼らはそういう人種なのです。参考:上場企業版!「平均年収が高い」500社参考:上場企業の時給ランキング3.モノを持たない商人気質総合商社はメーカーや保険会社のように商品を持ちません。完全にその人の力量次第で今後の取引が続くかどうかが決まります。つまり合コンや宴会などの人と人とが対面してその場のボルテージを上げなければいけないような場では商社マンのような人材は重宝します。以上の三点から商社マン及び内定者は非常にモテることがわかります。また巷には様々なランキング溢れていますが、ここでは週刊誌の「合コンしたい企業ランキング」を抜粋したものを紹介したいと思います。週刊SPA2010年度合コンランキング抜粋表1位伊藤忠商事2位総務省3位住友商事4位リクルート5位丸紅6位三井物産7位日本テレビ8位三菱商事参考:2010年合コン四季報BEST30(週刊SPA)合コンの実態実際に総合商社に内定してからことあるごとに合コンに参加している大学の友人にインタビューをしてみました。※以下は実際の友人の視点から書かれています。チャンポン飲みにも程がある!!商社総合職女子との合コン商社といえば一般職の女子は駐在妻を狙って就職していると話を聞きます。さて総合職女子はというと商社、外銀、外コン、起業家を狙うことがあるようです。自分達の給与水準が高いのでそうなりがちなのかもしれません。私が参加した総合職女子との合コンはまず話のレベルが高かったです。考えてみれば当たり前ですが、総合職女子のスペックは非常に高く、ほとんどが体育会系もしくは帰国子女です。普段であれば自己紹介をするだけで主導権を握れるはずが握れない...これはもうお酒に逃げるしかないとなりました。気付いたらテーブルには日本酒が16合とおちょこが人数分、そしてウィスキーのボトルが並んでいました。私達は総合職男子としての意地を見せおちょこに入っているお酒を水だと暗示をかけながらも口に運んでいきました。男子チームは徐々に呂律が回らなくなり、話のレベルも下がっていきました。それを見兼ねた総合職女子は翌日もインターンがあるからと言い、終電で帰って行きました。泣く泣く男4人でラーメンを食べて帰りました。歯止めが効かないリクルート系女子との合コンリクルート系女子は高学歴、モデル経験あり、盛り上げ上手が並びます。もちろんカンパニーによって社風は異なりますが、内定者を見ていると総じて上記のことがいえます。私が参加したリクルート系女子との合コンでは容姿端麗でなおかつ高学歴の才色兼備なリクルート女子が揃いました。会自体は私達の自己紹介から始まり、どんどん盛り上がっていきました。そして男性陣の素晴らしいコンビネーションとオペレーションによって会はスムーズに2次会のカラオケ店へと進み密着度は上がりました。しかしなんとここで男子側の盛り上げ隊長の一人が潰されてしまいました。大黒柱がお地蔵さんになってしまった男子チームは一気に失速し、会は収束していきました。カラオケの曲も最初はオレンジレンジやEXILEなどのノリノリ系だったのが最後にはなぜか演歌や誰も知らないようなバラード系になっていました。女性陣とお地蔵さんを返して、泣く泣く男3人でラーメンを食べて帰りました。持ち上げ上手!?女子大との合コンさて商社の総合職女子とリクルート系女子との合コンにおいて立て続けに失敗している私達にはもう後がありませんでした。今度こそ商社マンとしての能力を開花させなければいけない私達は今度こそ入念なプランを立てました。相手は名前も知らないような女子大、しかし就職活動を経験しているので総合商社の名前ぐらいは知っているだろうという予想をし、ウコンの力とレッドブルーを飲んで会に臨みました。そして予想は的中、彼女達は商社の名前を知っているどころか一般職を受けていました。いつも通りの自己紹介から始まり、お地蔵さん改め大黒柱を中心としてゲーム、コールなどを連発し、順調にアルコールを体内に巡らせていきました。そして二次会はプラン通りに素晴らしいオペレーションでカラオケ店に入り、オレンジレンジ、EXILEの力を借り、以心伝心を目指していきます。アインシュタインの相対性理論にもあるように、楽しい時間というのはあっという間に過ぎるもの。気付いたらカラオケで全員終電を逃しており、道玄坂を登っていました。最後に私は総合商社に内定した友人を見て、この世の中は非常に不条理なものだと改めて実感しました。それは某ネット証券を立ち上げた経営者が某アナウンサーと結婚したという報道を聞いた際にも感じたことです。これから就職活動を迎える読者のみなさんには世の中は不条理であることを前提にして、その中で自分のキャリアを考え、落とし所を考えて頂きたいと考えています。また読者には女性もいると思うので、ぜひ盛り上げ上手の商社マンには引っかからないように気をつけて頂きたいという言葉を贈り、締めくくりたいと思います。photobyMartinThomas 66,765 views

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