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成長業界で働きたい人必見|先入観で使わなかった四季報で業界・企業研究してみたら便利ツールすぎた

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成長業界で働きたい人必見|先入観で使わなかった四季報で業界・企業研究してみたら便利ツールすぎた

掲載開始日:2018年11月21日
最終更新日:2018年11月21日

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就活をはじめる際に「四季報」を購入した方も多いのではないでしょうか。ただ、「なんか細かいし使い方も分からない。」「買ってはみたけど必要ない。」と思いませんでしたか?四季報の中でも特に「会社四季報」を就活時に活用している人は少数派です。

しかし、「会社四季報」は使ってみたら業界・企業研究に使える便利ツールでした。ただし、投資家が情報収集する本でもあるため、情報をどのように見ればいいのか知っておく必要があります。今回は業界研究で使える会社四季報を見るポイントを解説したいと思います。こちらを参考に業界・会社研究を進めてください。

 

就職四季報・会社四季報とは?

就職四季報・会社四季報は全上場企業の客観情報が掲載されている本です。この本の強みはなんといっても情報量です。元来、株取引をおこなう人のために発行されたこともあり、詳細な情報が集約されています。就職四季報に載っている情報は大まかな採用フローや給与、会社データであるのに対し、会社四季報には業績の動向やキャッシュフロー、株主の内訳などより企業についての詳細が掲載されています。入社する企業を絞り込むために、「業界動向を掴む」「志望業界の中での各企業の違い」を理解することは重要です。そして、そのために会社四季報に掲載されている情報を理解することで、志望動機や企業選定軸に客観性が生まれ、周囲の就活生との差別化も図ることができます。

四季報を読むメリットって実際あるのか

ナビサイトで多くの企業情報が見れるこの時代に、四季報を見るメリットが果たしてあるのでしょうか。疑問を持たれる方もいると思います。もちろん、四季報は「全ての就活生に必須のツール」ではありません。ただし、以下のいずれかに当てはまる人には四季報は非常に便利な情報収集ツールになります。

・今後成長していく業界・企業で働きたい
・志望業界は決まっているが同業界内の企業ごとの理解が定量的にできていない

なぜオススメなのか。それは冒頭でも述べたように四季報が「投資家にとってのバイブル」だからです。投資家は投資をするために、今後どんな企業が成長していくのかを見極めるために四季報を使います。つまり、四季報に投資をするしないの判断をするだけの情報があるということを意味します。

企業説明会や企業ページでは「成長率○○%」と言った文言が目立ち、「どの企業も同じようなことを言っていて実際にはどうなのかがよく分からない」といった声もよく聞きます。同じ指標の定量的かつ客観的な情報で比較することで、選考時に業界の絞り方や企業選定軸を聞かれたときにも説得力のある回答をすることができます。

業界・企業研究でチェックすべき重要項目①企業の大きさ

面接時に「大きな規模のビジネスに関わりたい」・「メガベンチャーで働きたい」などという言葉をよく聞きますが、そこに具体的な数字のイメージがついているでしょうか?志望業界や企業の大きさを定量的に把握することで軸を作ることができます。

企業の大きさを示す指標

・総資産
総資産は額が大きければ企業の規模も大きいことを意味します。ただ、そこには負債も含まれているので注意が必要です。総資産は企業が持つ現金や株式、債券などの有価証券、在庫製品、原材料、土地や機械等のすべての財産を含んでいます。総資産には企業が借金で調達した資産も含まれています。総資産が大きくても借金(有利子負債)で調達した資産が大きければ、利子が業績を圧迫するリスクがあります。

・売上高(営業収益)
株主予想の太字でなく細字の実績に目を向け、業界や企業の規模を把握しましょう。売上高が1兆円以上の企業は日本を牽引する企業群と言えます。

売上高は概ね総資産の規模に比例しますが、同業界内で比較するとその序列が入れ替わることがあります。これは総資産回転率(ROA)の良し悪しが関係しています。これについては次(▶業界・企業研究でチェックすべき重要項目②企業の利益)で詳しく説明します。

今回は5大商社を例にまとめていきます。企業の並びは時価総額の高い順ですが、総資産、売上も同じ序列という訳ではありません。

就活で活きる会社四季報①「本当に成長する企業なのかを数字で見極める」

総資産が多いが営業収益が伸びていない:中・長期的に伸びる可能性あり

有利子負債での資金調達は設備投資のために行われることが多くあります。この場合、総資産のわりに営業収益が伸びていないという状況が起こります。一見負債に圧迫されているようにも見えますが、例えば、負債で購入した土地を活かした新ビジネスが成長し始めると、一気に営業収益が増える可能性があります。

総資産はそこまで多くないが営業収益が高い:目の前の利益優先で成長に伸び悩むリスクあり

一見、資産を有効活用して収益を上げているように見えますが、投資に力を入れていない可能性があります。この場合目先の利益は担保できますが、中・長期的に見て成長が見込めない可能性があります。そのため、営業収益を何に投資しているか確認する必要があります。例えば、営業収益を社員の給料として還元しているのか、新規事業のために投資をしているのか使い道は様々です。今後の企業の成長戦略を見極めるために、要チェックです。

業界・企業研究でチェックすべき重要項目②企業の利益

企業の大きさだけではなく、持つ資産を効率的に使って利益を生んでいるかどうかは企業の経営手腕を確かめる方法とも言えるでしょう。

・総資産回転率(ROA)
総資産回転率は、簡単に言えば「ある資産で効率よく利益を生み出しているか」を表しており、数値が高い方が良いとされます。

・営業利益率(営業利益÷売上高(営業収益)×100%=営業利益率)
営業利益率が高いほど効率的に稼げているとされます。

就活で使える会社四季報②「規模の大きい仕事が本当にできるのかを見極める」

「規模の大きい仕事をしたい」人が見るべき指標:従業員一人当たりの利益額
営業利益を従業員数で割ることで、一人当たりの利益額を算出することができます。職種別で算出しているわけではないので概算ですが、従業員一人ひとりが生み出す金額をある程度定量的に把握することができます。(管理部門のように、全員が利益を生み出している社員とは限らないことを念頭に置きましょう。)

この二つの指標で見てみると、三菱商事は営業活動の上で利益を出すことには長けていますが、現状のROAは低いことから将来への投資の期間である、または資産を上手く活かせていないという可能性があります。

業界・企業研究でチェックすべき重要項目③給料

就活で使える会社四季報③「平均年収の差にあるビジネスモデルの違いを見極める」

年収は業界や企業のビジネスモデルに左右されます。例えば、総合商社であれば、メインにしている事業が在庫を持たないビジネスモデルであることが高い年収を可能にしています。各業界の年収は将来自分が求める生活水準を基準に確認しておきましょう。また、年収1000万あれば余裕のある生活ができるかというと、そういう訳でもありません。以下の記事では年収1000万の生活について扱っていますのでそちらも参考にしてみてください。

業界・企業研究でチェックすべき重要項目④企業の健全性 

就活で使える会社四季報④「企業の健全性を見極める」

・自己資本の比率が高い方が企業の健全性が高い

自己資本比率が高いということは、返済の必要がない資金が多いということです。つまり負債で圧迫されるリスクの少ない、健全性の高い企業と言えます。志望企業にせっかく入社してもその後経営破たんするようなことにならないために、志望企業の自己資本比率は確認しておきましょう。

しかし、この比率が高すぎても投資を積極的に行っておらず、目先の利益を優先させてきたという可能性もあります。この場合投資をしているがゆえに返済が伴う資産が多い企業より成長の見込みがないという可能性もあるため、この数値のみで判断しない方がよいでしょう。

・自己資本がマイナス(▲値)は経営破たんのリスク高

株主持分比率がマイナスということは、過去の赤字が資本金以上に貯まっている状態で、「債務超過」といわれる危険な状態です。そのままいくと会社が倒産してしまうことにもつながりかねません。

具体例として5大商社の数値を見てみると、軒並み25~35%ほどとなっていますが、この数値が特に高いという訳ではありません。企業によっては80~90%の企業も見受けられました。

業界・企業研究でチェックすべき重要項目⑤時価総額でみる投資家の評価

株価・時価総額はいわゆる投資家の評価が表れています。東証の欄に株式上場後から今までの株価の変動が記されています。この金額が高いほど投資家からの人気が高いということになりますが、「株価=企業の評判」と結論付けてしまうのはリスクがあります。それは、「時価総額」が関係しています。時価総額は株価に発行済み株式枚数を掛け合わせた数字です。時価総額が大きいということは、企業の業績のみならず将来性にも期待があるということです。

就活で使える会社四季報⑤「業界内順位で企業ごとの関係性を見極める」

これを就活ではどう活かすのでしょうか。志望業界内、志望業界別に比較して株価や時価総額を見ることでその業界の成長度や投資家の期待値を図ることができます。参考として、日経平均株価採用銘柄の直近のランキングを見てみましょう。

ランキングを見ていただければ分かるように、幅広い業界からランクインしています。就活では商社やメガバンク、大手メーカーなどに志望業界が偏りがちです。特にこれらの業界志望の方の企業選定軸に多い「ビジネスの規模の大きさ」は、世界的に評価され、期待されているという観点で時価総額にも目を向ける必要があるでしょう。

また、四季報には業界内の時価総額ランキングが載っています。業界トップの企業に入るのと、トップを追いかける企業に入るのとでは、仕事に対するマインドや社風が異なることもあります。トップとしてよりビジネスを拡大させていく、トップを追う者として特定の領域や新しい領域で差別化を狙うといったように戦略も異なり、それに準じて仕事内容も変化します。OB・OG訪問を通して各企業の差を定性的に把握し、自分と相性の良い企業を選ぶ必要があります。

最後に

今回は皆さんにあまり馴染みのない会社四季報の見るべきポイント解説を行いました。客観的な情報を用いて業界・企業分析を行うことは納得感を持って就職先を選ぶ上で非常に重要になります。見るべきポイントを押さえれば、1冊に情報がまとまっているため、企業ページをいくつも開いたり、膨大なIR資料を読み解くよりむしろ楽に情報収集ができてしまいます。是非就活の新しいツールとして活用してみてください。

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