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【20卒早稲田政治経済学部】乃木鮭くんの就活体験記vol.4|2018.10 interview
最終更新日:2022年03月29日
今回は早稲田大学政治経済学部の乃木鮭くんに2018年10月にインタビューした内容を掲載します。
早稲田大学乃木鮭くんの履歴書
乃木鮭くんの履歴書
└男性
◆大学
└早稲田大学政治経済学部に現役入学。第一志望は東京大学であったが不合格。
◆趣味
└海外ドラマ・コメディショー鑑賞
◆サークル
└政治サークルと趣味程度の同好会に所属。今は両方とも引退。
◆アルバイト
└教授の研究補助と学内のIT関連アルバイト。
◆留学
└3年次にカナダに8ヶ月交換留学。
◆資格
└TOEFL98点・TOEIC880点・英検準1級(高校で取得)・統計検定3級
◆就活をはじめた時期
└2018年5月末
◆志望業界
└メーカー(自動車、重化学、鉄鋼)、総合商社、外資系投資銀行、外資系コンサル。
◆希望職種
└法人営業。世界を股にかけて働きたいという思いが強い。
本インタビューはunistyle編集部のむたか(@mutaka_unistyle)とくらもん(@esquestion)にて行っております。
9月の活動を振り返って
自分の活動量・内容について
「9月の就職活動はどんな感じだった?」
「9月はESや面接、インターンの参加はなかったですが、外資系投資銀行の説明会に2社参加しました。モルガンスタンレーとUBSですね。あと、10月になっちゃいますが、初旬にリクルートのESを提出し、現在結果待ちです。あと、ベイカレントコンサルティングの選考に参加しまして、次が2次選考です。」
「ES提出やインターン選考、インターンの参加ではなく、説明会と本選考を受けたんだね。結構本格的な動きをしているようだけど?」
「意図したものではなかったのですが、結果的に選考に参加していましたね。投資銀行についてはインターン説明会ではなく、本選考のための説明会といった感じでしたので意図的ではありますが。」
「モルガンスタンレーとUBSの説明会はどうだった?」
「少し自分には合わないなと思いました。抽象的ですが、ビジネスモデルと自分の価値観や働くにおいて大切にしたいところがズレているような気がして。なかなか本質的にはwin-winになりにくい市場・ビジネスモデルだと個人的には感じて、将来働き続けることを考えると違和感がより大きくなりそうだなと。綺麗事かもしれませんし、そんな甘いもんじゃないと言われてしまいそうですが・・・。魅力的な業界だとは思いますが、”自分”がいく業界ではないと感じましたね。」
・9月はそこまで行動していない。自己分析、自己理解に時間を設け、小学生時代から振り返って、あらゆる意思決定をしてきたその背景を深堀りするようにした。
・投資銀行のビジネスモデルは自分には合わないと感じた。
周りの活動量・内容について
「周囲の友人たちの就活状況はどう?前回の話だと、大学の友人はまだそこまでという感じだったけど。」
「周りに外銀から既に内定をもらった子もいるというのは聞きましたが、就活戦士のような人はほとんどいないという所感ですね。ガツガツやっている人は少なそうです。徐々にやりはじめる人が多い気がします。とりあえず総合商社かな?金融かな?といった感じで。まだまだ出だしという人がメインになっている気がしますね。」
「情報収集は引き続き就活サイトやTwitterが多いのかな?前回のお話では『是非いろんな人に会ってみて下さい』とお伝えしたと思うけど、あれからどうなった?」
「いろいろな人に会うことに関しては、まだとどまってますね。。。反省すべき点なのですが、、、。留学していて1年遅れているので、元々同学年の友人とはいろいろと話をしますが、自ら新しいコミュニティをつくったりとかはできていないですね。ここはやっていかないといけないという負い目はあるんですが、なかなかできていないので反省しています。ゼミで後輩と話をする程度なんですよね。。。」
・周りに就活情報を交換する友人は引き続き少ない。
・周囲の情報は就活サイトを利用して収集している。
・新しいコミュニティに飛び込むことは、したいができていないという所感。
企業選びの軸
「前回企業選びの軸を聞いたときは、海外勤務希望→腰を据えて英語を用いて国内勤務希望となって、さらにそこから、英語に拘りを持たず国内勤務を希望、に変わっていったけど、あれからどうなったかな?」
「さらに変化がありました。まだ言語化はできていないんですが、結論から申し上げると、”海外か日本か”、”英語か日本語か”といった選択の仕方ではなくなり、端的に言うと"好きか嫌いか”という感情的なところでの企業選びに立ち返りつつあります。まだまだ深められていないので説明が難しく稚拙に思われると思いますが・・・。
これまで、”海外で英語を使う仕事がしたい”と言っていたのは、もちろん好きという感情もあるんですが、それ以上に損得で考えていたなと思っていまして。これが悪いわけではないと思っていますが、一番大事なのって、結局どのくらい本気でやりたいと思っているかどうかなのかな?と思うようになりました。
なので、今は一旦抽象度をあげて好きか嫌いかっていう軸でいろいろと考え直している最中です。」
「なるほどね。損得や好き嫌いなど、いろんな切り口で考え直しつつ、言語化する段階なんだね。」
「そうですね。できれば1社に長く勤めたいと思っているので、損得や市場価値での判断に重きを置くことよりも、大前提としてどのくらい好きか、本気でやり遂げたいと思えることなのかどうか、というところを自分の中で見極めるようにしたいと思っています。」
志望業界・職種
「企業選びの軸がさらに変化したということは志望業界や職種も変わった?前回は、メーカー(自動車、重化学、鉄鋼)、外資系投資銀行、外資系コンサル志望だったけど、順位変動含め何かあったかな?」
「大枠として、メーカー・外資系コンサルなどを志望しているということは変わりません。ただ、外コンはESや面接に立て続けに落ちたので、少し自信もなくなりつつありますし、自分に合っていないのかな?とさえ思うようになっています。」
「ということは、あまり志望順位は変わってないけど、メーカーと外コンの志望度の差が広がったという感じなんだろうね。職種についてはどうかな?」
「前回同様、法人営業を志望はしていますが、最近はマーケティングなどにも興味があります。要は、自分が届けたいと思うものをどう届けるのか、に興味があって、それが膝を突き合わして行う営業なのか、WEBなどのコミュニケーションツールを用いて届けるマーケティングなのか、という違いだと思っています。」
ガクチカ・自己PR
「学チカ、自己PRについてはどう?自己分析は深まったかな?」
「はい、エピソード自体はこれまで通り留学の話をしています。問題は話のネタ以上に、伝え方だと思っています。9月は面接現場にいく機会がなかったので、引き続き課題意識や危機感は強くあります。」
・企業選びの軸は日々変化しているが、自分自身の志向を常にメモなどを取ることで磨きがかかってきてはいるが、抽象度の高いところもあるため、言語化を深める必要があると感じる
10月にやろうと思っていること
「10月以降やっていこうとしていることはある?」
「主にメーカーの就活座談会などに参加し、内情の理解を深めていきたいと思っています。説明会やサイトなどを見ていても得られる情報に限界はあると思いましたし、リアルでないところもあると感じているので。」
・座談会などのコミュニティを通じて内情の理解を深めていく。広げるよりも深める期間に。
今就活で悩んでいること
「今就活で困っていることとか悩んでいることはある?」
「感情や考えを言語化することに苦労しています。結局は”すき”がとても重要だと思ったんですが、なんですきなのか?それをどう伝えればいいのか?といったところには苦戦していますし、チープなものになってしまうと不本意ですので・・・このあたりをもう少し粒度高く取り組めたらと思っています。」
「これに対しての打ち手は具体的にあるかな?」
「正直打ち手という打ち手がないんですよね。その他で今取り組んでいることなどはありませんね。新しいコミュニティなどに飛び込まないといけないなと思いつつも全然行動ができていないですし・・・。このあたりは性格的な問題もあると感じているので長引きそうですね・・・。」
・性格的に自分からどんどん声をかけていくタイプではないことをネガティブに感じており、その結果行動を起こせないことを後悔している様子。
unistyle編集部より
乃木鮭くんへのフィードバック
活動量はひと段落といった乃木鮭くんですが、ある程度活動したあとはしっかりと振り返りの時間を設けることは大切だとunistyleでは考えているので、9月の過ごし方としてはベターだったと言えるでしょう。
まだまだ企業選びの軸やその基となる自己分析・自己理解が定まっていないようですが、これは問題ではないでしょう。ファーストキャリアで全てが決まるとは思っていませんし、今悩んだだけ最後には最適解を導けると思っていますので、悩めるうちにしっかり悩むのが吉でしょう。
また、今後の活動の見通しをある程度立てられているのは良いと感じました。言わずもがな、就活は情報戦でありスケジュールがキモになってくるところがあるので、今時点で冬の活動計画が具体的な点は社会人になっても評価されるポイントと言えるでしょう。
一方で、情報収集先がほとんどWEBという点に懸念を覚えています。
オフラインだからこそ得られる情報は鮮度が高く情報の信憑性も高いと思いますし、自己分析や自己理解についても他者からの評価・意見によって知る側面も多々あると思いますので、積極的に行ってほしいと感じています。
ここに関しては、根性論のようになってしまいますが、勇気を出して行動するのみです。
就活においては、身の安全を確保したかったら"じっとする"よりも"冒険する"方が僕はいいと思っていて、どれだけ"知らない"を少なく出来るかが勝ち筋なんだよね。やっぱり。
— むたか / 就活サイトunistyle (@mutaka_unistyle) 2018年10月19日
就活って不安とか恐怖によって億劫に感じること多いと思うけど、社会人も同じで、やっぱりなー、行動するしかないんだよね。
最初はなんでも怖いものです。でもそこで立ち止まってしまうと何の進歩もありません。行動すこそ恐怖に打ち勝つ最良の施策だと思いますので、是非積極的に外に足を運んでみましょう。
乃木鮭くんへのオススメ記事
→自己分析の「方法」だけでなく、自己分析をする目的や選考での活用法まで書いています。ESを書く際や面接でも役に立つ内容が書かれているので、一度だけでなく何度も読み返してほしい記事です。
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