「自由な服装でお越しください」って結局スーツと私服どちらが正解なのか?

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最終更新日:2024年01月18日

「自由な服装でお越しください」って結局スーツと私服どちらが正解なのか?

本記事では、就活生の悩みのタネ(?)の一つである「服装は自由です」について掘り下げてみました。

本選考とインターンの締め切り情報

「自由な服装でお越しください」の意図

自由な服装=スーツ?

では早速「自由な服装でお越しください」の意図について考えていきましょう。

大学では体育会の学生が学ランやスーツの着用を指定されていますが、それ以外の大学生は特に大学側から服装は指定されておらず自由な場合がほとんどでしょう。髪色も指定はされていないことが殆どで、茶髪や金髪など色とりどり(?)な学生が春には溢れかえります。

一方、一度就職活動が始まると、染めていた髪を黒くしスーツを身にまといます。それが良いか悪いかの是非はここでは問いませんが、スーツが就活におけるオフィシャルウェアであってスポーツにおけるユニフォームのような感覚であることは間違いないです。

そして、面接やインターンシップの連絡の注意書きとして、企業によって様々な服装指定があります。

「選考時はネクタイ、ジャケットは必要ありません」
「私服でお越しください」
「自由な服装でお越しください」
「あなたらしい服装でお越しください」

中でも筆者が最も困ったのが「自由な服装でお越しください」の文言です。

筆者が参加した日系IT企業のインターンシップは”服装自由”でしたが、いざ参加してみると実に約30人中たった1人だけ私服(ビジネスカジュアル)でした。私服だった人はめちゃくちゃ気まずい思いをしたと思います。同調圧力って怖いですね。

心理学的に人は選択肢を与えられると選びやすいですが、まさにその逆。

「ご飯何食べたい?」
「何でもいいよ。」
「え、何でもいいが一番困るよ!」

あるあるですよね。心当たりある方もいると思います。「自由」とは一見親切なようで、実は一番不親切だったりします。それでも企業はなぜ、「自由な服装でお越しください」と指定するのでしょうか。

自由な服装の意図とは?

企業側は何らかの意図があって服装を自由に設定していると思われます。

リクナビの調査によると、約4割の企業が『服装自由』と指定したことがあるようです(面接・会社説明会を「服装自由」「私服でお越しください」とする人事の意図は?どんな私服で行く?)。自由な服装には以下のような意図があると考えられます。

自由な服装の意図

●個性を出して欲しい
●見た目(外見)よりも中身を見ている
●リラックスして選考を受けて欲しい
●最低限のTPOを守れるかを見ている

個性を出して欲しい

パンテーン(P&G)の『自由な髪型で内定式に出席したら、内定取り消しになりますか?』が注目を浴びていましたが、このパンテーンの問いかけは、就活における無個性な髪型や服装に向けて一石を投じているようにも思われます。

スーツに指定をした場合、画一的な服装に同じような髪型の中で(外見の面で)個性を出すとするならば、ネクタイの色程度でしょう。

企業側は学生の個性を見たいのであり、それは面接の内容だけではなく服装など外の部分にも向けられるならばスーツは阻害要因のひとつになりうるかもしれません。

 

見た目(外見)よりも中身を見ている

何やら恋愛で言われたいランキングの上位にランクインしそうな言葉ですが、こちらは服装で『個性を出して欲しい』とは反対に、外見よりも面接の中身を重視してると考えられます。先ほどとは間逆ですね。

服装やノックの回数・ネクタイの色etc...などの小さな『型』を気にするのではなく、面接の中身を磨いてくれという意図が込められているのではないでしょうか。

リラックスして受けて欲しい

ネクタイを締めていざジャケットを羽織ると気持ちが引き締まると同時に緊張しますよね。ただでさえ緊張するのが面接です。なるべく普段と同じ格好でストレスなく面接に望んでほしいという企業側からの配慮なのかもしれません。

最低限のTPOを守れる存在か見ている

服装指定がないからといって、袴に下駄を履いていくのは明らかに間違いでしょう。明るすぎる服装・ふりふりの可愛い服や派手なアクセサリーも同様に間違いでしょう。

社会に出る前に最低限のTPOが備わっているのか、その判断をする上で服装は企業にとって測りやすい指標なのかもしれません。

企業側の考える自由な服装とは?

それでもスーツで行くべきなのではないか…結局のところ企業側は『自由な服装』と銘打って何を意識しているのでしょうか。

企業の考える自由な服装とは?

①オフィスカジュアル(63.5%)
②その人らしさが伝わる普段着(35.6%)
③スーツ(31.4%)
④特にこだわらない(4.2%)
⑤その他(0.8%)

引用:面接・会社説明会を「服装自由」「私服でお越しください」とする人事の意図は?どんな私服で行く?

数値を見ると、”自由な服装=オフィスカジュアルと”考えている企業が多いようです。自由な服装で30%程がスーツと考えているのが意外な結果でした。更に混乱を招く結果になってしまってますね。

どうやら、最適な服装は業界や企業ごとに異なることがわかりました。果たして、どういうことでしょうか?

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業界によってはスーツが不要な業界も!?

顧客に合わせた服装をしよう

銀行員のスーツ着用は義務?

『半沢直樹』の影響からなのか、銀行員に対して「カッチリしている」「真面目」のようなイメージを抱いている人が多いようです。そのような影響(?)も合わさって「銀行員=スーツ」という印象が学生の間で確立されているように思われます。

他にも、「面接に来た子の服装・カバンはよく見ている」「面接にリュックで来ると噂される」等々銀行業界の服装の厳しさに纏わる話は、数え上げればキリがありません。

実際、筆者が参加した某金融のインターンでは服装に関する文言がなかったにも関わらず、全員がスーツにネクタイの格好で来ていたのには、「やっぱりな」と妙に納得してしまいました。

ベンチャー系やIT企業はスーツを着ない?

ベンチャー系やIT企業などに焦点を移すと違った解答が得られます。楽天やマイクロソフトなどをベンチャーと呼ぶのは些か間違っている気もしますが、外資系やIT・ベンチャー企業等などでは服装規定がない・服装規定が緩いことがほとんどです。

「クリエイティブな発想にスーツは邪魔」「スーツで仕事はダサい」など一昔前と比べると、非スーツへの抵抗感も薄くなってきている気がします。

筆者の友人でベンチャー企業で長期インターンをしている人たちも「服装は自由」と言っており、スーツで出勤している人は一人もいないとのことです。

結論:企業顧客にとってベストな服装をしている

銀行とベンチャー企業の両極端の2つの企業を例に服装について考えてみました。ここから服装について次のようなことが導き出すことができます。

企業は顧客にとってベストな服装をしている

どういうことなのか。銀行業界を例に解説します。

銀行といえば、取引相手にとってとても大切な「お金」を扱う業界です。取引は我々一般ユーザーだけでなく企業の経営層を相手にすることもあり、顧客にとっては「信頼できる銀行なのか」が重要な指標になります。

そのような銀行員の服装が「Tシャツ・Gパン」などのカジュアルな格好だとどうでしょうか?なんとなく、お金を預けるのは怖いですよね。つまり、TPOに反していることになります。

一方、グーグルのように、服装が自由な企業も存在しています。なぜなのでしょうか?結論としては、実際に顧客と物理的に接することが(ほとんど)ないため、顧客からの心象よりも大切なことがあります。

例えば、グーグルは「生産性が下がる」という理由で、服装指定がありません。これはつまり、グーグルというプロダクトの質を上げ、顧客満足度を上げることが本質的な価値であり、そのためには社員の生産性を上げることの方が服装をスーツにするより重要度が高いためです。

このように、企業の目的によって最適な服装は異なるということが言えます。

「自由な服装でお越しください」最低限押さえておきたいポイント

就活における自由な服装とは?

私服と言われたら普段着をイメージする就活生もいるかもしれませんが、就活では私服・服装自由=オフィスカジュアルと考えましょう。

しかしいまいち何を着れば良いかわからない就活生も中にはいると思うので、以下では私服で参加する際に押さえておきたいポイントを紹介します。

男性編

●靴は革靴

オフィスカジュアルでも、靴はスーツ同様革靴が基本です。スニーカーはNGですが、ローファーも企業によって評価が分かれてしまうので、避けた方が無難です。

●かばんやベルトも革で統一

スーツや靴以外の小物も実は見られているポイントです。できるだけシンプルなものを選び、派手にならないように注意しましょう。革靴を履いている場合は、革で揃えると統一感が出て良いと思います。

女性編

●ヒールは高すぎないようにする

就活時の靴はパンプスが基本となり、ヒールの高さは一般的に約3~5センチが良いと言われています。ヒールは高すぎず、低すぎずということがポイントです。

男女共通

●ジャケットとパンツが基本

男性の場合は、黒やグレーなどの落ち着いている色味のものを選ぶようにしましょう。中のシャツもできるだけ控えめのものを揃えるようにしてください。

女性の場合は男性より自由度が高いですが、男性と同じように色味は控えめなものを選ぶようにしましょう。女性はパンツでなくてもスカートでも大丈夫です。しかしスカートを着用する際は丈に注意してください。膝丈くらいのものが望ましいと思います。

●清潔感を意識する

せっかく良い服を着ていても、例えばシャツがしわしわであったり、毛玉がついていたりしてしまうと清潔感がないという判断をされてしまう可能性があるため、細かいところまでしっかりと確認をするように心がけてください。

●おしゃれアイテムは控える

アクセサリー自体はNGではありませんが、大きさやデザインには気をつけましょう。大きすぎないか、派手すぎないかしっかりと考えて、シンプルなものを着用するようにしてください。ダテメガネや帽子などはNGです。

最後に

不安になるくらいならスーツで行くべき

自由な服装の最適解は企業によって異なります。「自由な服装でお越しくださいの意図」のところでも説明しましたが、63.5%の人事が「自由な服装=オフィスカジュアル」と認識している一方で、31%の人事が「自由な服装=スーツ」と捉えています。そのため少しでも迷った場合は、スーツにすると良いでしょう。

服装自由という指定があったにも関わらず、スーツを着たからといって不採用になることはありません。「必ず私服で来てください」などのよほどの指定がない限り、スーツが最も無難でしょう。

企業の服装に関する規定はホームページなどを見れば分かる他、実際に働いている先輩方などに聞いてみるのも一つの手かもしれません。

採用の可否という視点で考えれば、服装は大きく合否に影響を与えることはありません。本質を見失わずに、就活をしていきましょう。

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メガバンクは学歴で決まる!?内定者が赤裸々に語る採用選考の実態 メガバンクは学歴で決まる!?内定者が赤裸々に語る採用選考の実態 16卒のメガバンク内定者です。内定式も終わり、他の内定者との交流の機会も増えてきました。unistyle就活意識調査でも上位を賑わせている人気企業ですが、採用人数が多い分多種多様な学生が志望することが人気の一因だと感じます。一方で、16卒の就職活動ではゆうちょ銀行のセミナーでの学歴フィルターがあったということが話題となりました。実際、私自身も金融機関の選考活動では学歴フィルターを感じる瞬間が多々ありました。今回は金融機関の中でもメガバンクでの学歴フィルターについて考えていきます。参照:本記事のコンテンツ・早慶の多くはメガバンクへの就職は楽勝だと思ってる・赤と緑は説明会への参加が重要?説明会も学歴で括られる!・懇親会も学歴に応じて役員が参加したりしなかったり?・最後に早慶の多くはメガバンクへの就職は楽勝だと思ってる筆者は早慶出身なので、「メガバンクは滑り止め!?慶應生による慶應生の就職活動の実態」に書かれているような「メガバンクは採用人数も多いし滑り止め感覚」というのは少なからず共感できました。私の周りでも「一応早慶だし三色のうちどっかしら引っかかるだろう」と考えている学生は非常に多いように感じました。私も周囲の友人に「メガバンクに行きたいんだ」と相談した際は、「(早慶なのに)メガバンク行くの?もったいないからとりあえず総合商社受けとけよ」と言われたことを今でも覚えています。赤と緑は説明会への参加が重要?説明会も学歴で括られる!?16卒では3月1日の就職活動解禁日から説明会の予約が解禁され、上記の理由から多くの学生が「とりあえず」メガバンクの説明会やセミナーに参加したことと思います。上記のゆうちょ銀行の例ほど露骨ではないですが、私は早慶の学生として何気なく説明会やセミナーに参加するものの、赴いた会場で前後ろ左右の学生と互いに自己紹介すると皆早慶だった、というような学歴フィルターはザラにありました。このような括りで採用が進んでいったので、内定式まで「学歴が自分より低い学生」に出会ったことがほとんどなかったです。「企業が学歴差別をする理由」にも記載の通り、「高学歴による安心感」や「学歴差別を助長する学生側の意識」が根底にあるのでしょう。参考までに、私自身がメガバンク三色の選考で感じた学歴偏重傾向を以下に示します。青の場合:説明会やセミナーの名前の一部に「先輩行員」といった触れ込みがあるものが多く、「早慶」「MARCH」「東大・一橋・東工」「日東駒専」というようなフィルターが存在していたことが考えられます。このような触れ込みのない少人数座談会への参加経験もありますが、同じ席に座った他の学生の学歴は早慶・東大でした。私の東大の友人が説明会に参加した際も、周囲は自分と同じような学歴の学生が集まっていたと言っていました。特筆すべきは学歴よりも説明会への参加回数が重視されているということです。参加回数によってリクルーター面接のフローに乗ったり、8月1日の面接解禁日以降の面接回数が大幅に減るようでした。コース別採用を行ってはいるものの、人事担当者いわく昇進スピードに違いはないとのことですが真偽は不明です。緑の場合:SMBCラウンジ(セミナー名)では参加学生が全員私と同じ大学、少人数座談会では周囲の学生は自分と同じ学部、リクルーター面接では面接官の大学学部が自分と同じという徹底ぶりでした。「ラウンジに2回参加しないとリクルーターがつかない」という信憑性のあるようなないような噂が囁かれます。確かに私はこのラウンジに2回参加した後にリクルーター面接の電話がかかってきました。露骨にリクルーター面接が5回前後実施され、私の友人の内定者も8月1日前に採用活動がほとんど終わっていたと言っていました。東大や一橋の学生はSMBCラウンジがそれ以下の学歴の学生より早い日程で行われていたようです。赤の場合:メガバンク三色の中で唯一説明会の参加回数を数えていないと考えられ、面接解禁日からの面接回数が人によっては10回程に及ぶ場合もあることで就活生の間では有名でした。リクルーター面接がメガバンク三色の中で唯一ないことも面接回数が10回に及ぶ理由でしょう。「赤の説明会行くなら他の色の説明会行って参加回数稼いどけよ」と揶揄されますが、メガバンク三色の中で最も人気が高いという矛盾が存在します。このことから、友人の内定者も説明会には他の銀行と比べると足を運んでいないと言っていました。説明会や選考の際も学歴が重視されたことはなかったと感じましたが、OB訪問をした東大の行員いわく学歴がモノを言うのは入行後であり、昇進スピードに差があるとのことでした。このような偏った採用活動から、私自身はメガバンクでは学歴が大事なんだ、入行後も学閥に左右されるのではないかという先入観に囚われていました。学歴や説明会参加回数によって面接回数が異なるようなメガバンクの採用活動の不透明さ故に、この先入観は拭えずにいます。幸い早慶出身なので、私も内定者も「ある程度のとこまでは出世できるだろう」という根拠の無い自信を少なからず持っていると思います。参照:→度々問題視される企業の学歴差別。本記事では「企業が何故学歴差別をするのか?」そして「学生はどう対応すればいいのか?」解説しています。懇親会も学歴に応じて役員が参加したりしなかったり?ご縁があって三色のうち二色から内々定を頂き、そのうちの一色の内定者懇親会に参加しました。選考活動も落ち着いた頃に内定者懇親会に参加しました。懇親会は本社で行われ、参加者は30名ほどでした。採用人数の多さから考えると氷山の一角であることは明らかです。参加内定者は男性:女性=7:3ほどで、役員や人事担当者も参加していました。ここで驚いたことは、全員が早慶という括りで集められ、会社が早期に内定が出した学生ということです。内定式の隣に座っていたMARCHの内定者と交流した際には役員の方はいらっしゃらなかったと言っていたので、後になって手厚く歓迎していただいたことがわかりました。東大レベルの学生の内定者懇親会にはもしかしたらより多くの役員の方が顔を見せていたのかもしれません。このような学歴偏重傾向は学生の間にも浸透しているようで、内定式の際の自己紹介では学歴が早慶以上の学生は最初に大学名を名乗るという傾向があるように感じました。三井住友銀行内定者の回答本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)リクルーター面談(プライベートセッション)が毎週のようにあり、毎回、次までに考えてくること、志望理由や面接対策に関してもっと詰めなければならないことなどを具体的に指導してくださったため、重点的にその部分を考えていくようにしていた。また、金融業界なので、他業種、他行との違い、なぜ銀行でなければならないのか、またなぜこの銀行でなければならないのか、ということを明確に自分の言葉で表現できるように熟考した。本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)メガバンク同士だと違いが大きくは出ず、志望理由に独自性をなかなか出しにくいため、三井住友銀行のみならず他行の説明会にも何度も参加し会社の目指す方向の違いや、社員さんの雰囲気の違いなどを把握するようにした。商社を併願していたため、違いが聞かれることがあったので、各業界とどのようにかかわるのか、またかかわりかたのどこに魅力を感じているのかなどを事前にまとめてから面接に望むようにしていた。リクルーター面談の回数がとても多いので、毎回指摘されたことはすぐ直し志望動機をより良いものへと出来るように心がけた。三菱UFJ銀行内定者の回答本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)リクルーター面談(プライベートセッション)が毎週のようにあり、毎回、次までに考えてくること、志望理由や面接対策に関してもっと詰めなければならないことなどを具体的に指導してくださったため、重点的にその部分を考えていくようにしていた。また、金融業界なので、他業種、他行との違い、なぜ銀行でなければならないのか、またなぜこの銀行でなければならないのか、ということを明確に自分の言葉で表現できるように熟考した。本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)メガバンクの中での大きな特徴を整理していた。UFJはグローバルに強いという印象があるが、具体的にどのように強いのか・どの地域で強いのかといったように具体的に調べた。グローバルな視野をどう活かせるかを分かりやすく説明するために、グローバル分野での銀行の業務内容をきちんと理解し、それを踏まえて回答を作っていた。将来のキャリアステップを描き、2.3パターン話せるようにしておいた。特にキャリアの終盤から順に考えるようにしていた。みずほ銀行内定者の回答本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)メガバンクの基本業務に関してはどの銀行も大差ないと感じたので、説明会は面接に進むために最低限必要なものしか参加しなかった(通わないよりは通った方が良かったんだろうなとは思うが、スタンプラリーしないと絶対に無理、という訳でもないなと思った)。その分、「なぜみずほなのか」という部分を面接で強く伝えられるよう、座談会等で行員の方の話を聞いて理解を深めた。他メガバンクのセミナー等と比較すると違いがはっきりした。本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)みずほから提供していただくセミナーが質・量ともに十分だったため、それらに参加すること以上の準備はしていない。ただし、給与の面や寮生活のことなど、突っ込んだ情報は手に入らないため、OB訪問をしてもよかったかもしれない。参加したセミナーの中では、トップセミナーというセミナーが最も優れていた。おそらく上位校の学生限定ではあるものの、CEOが直接学生にみずほの目指す姿について話してくださり、みずほがどんな会社であるのかがまっすぐに伝わってきた。最後に如何でしょうか。「とりあえず内定がほしいからとにかく説明会に行こう」、「高学歴だし、たぶん内定は取れるから受けよう」というような意識を持った学生は少なからずいると感じます。そのような意識を持って入行する学生も存在し、入行後にそのような学生と差をつけてキャリアを歩んでいきたいという思いを私自身が持っているからこそこの記事を書きました。銀行での働き方を研究し、明確な目標を持って選考活動に臨んでほしいと思います。働き方については以下の記事を参照してください。参照:参照:参照:→3大メガバンクのES対策記事です。社員インタビューから各社の求める人物像を考察し、ESで書くべき内容を提示しています。 134,215 views
「コンサル業界の自己PRで一番多い強みは何か?」を過去ESをもとに調べてみました 「コンサル業界の自己PRで一番多い強みは何か?」を過去ESをもとに調べてみました 本記事では、コンサルティング業界の過去のESを集計し、「コンサルティング業界の自己PRで一番多い強みは何か?」を調べました。本記事の構成コンサル業界の自己PRに多い強みは何か?集計結果発表コンサル業界の自己PRに多い強みを分析コンサル業界の自己PRに関する内定者回答例最後に:この記事を読んだあなたが注意すべきことコンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介コンサル業界の自己PRに多い強みは何か?集計結果発表まず、今回の集計にあたり、前提条件としては以下になります。●対象企業:大手コンサルティング企業を中心とした18社マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニー、アーサー・D・リトル、ローランド・ベルガー、コーポレイト・ディレクション、プライス・ウォーターハウス・クーパース(PwC)、KPMG、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング、シグマクシス、アクセンチュア、IBM、キャップジェミニ、野村総合研究所、三菱総合研究所、日本総合研究所、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、A.T.カーニー●対象のES:unistyle上にある本選考ES(合計574枚)●集計期間:2011年11月~2018年11月●分類方法:「」で述べている5つの強みとその他で分類・個人として努力し、成果をあげることができる・関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案~実行まで行うことができる・リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる・価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる・今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができるどのような結果になったのか。下図をご覧ください。「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案~実行まで行うことができる」と「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」で59%を占める結果となりました。また、それに次いで「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」と「個人として努力し、成果をあげることができる」が続いています。「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」は8%と非常に少なかったです。なお、コンサルティング業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。アドバイザーから、コンサルティング業界を志望する理由を基に、ほかに受けるべき企業に関するアドバイスなどが受けられます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。コンサル業界の自己PRに多い強みまとめ「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案~実行まで行うことができる」と「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」が多いコンサル業界の自己PRに多い強みを分析なぜ、このような結果になったのでしょうか?関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案~実行まで行うことができる価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができるこの2つの要素はコンサルティング業界で活躍するために必要な要素だからでしょう。もちろん、論理的思考能力なども評価基準としてあると思いますが、地頭はESで見極めるのが難しいため、ESの評価項目としては省いているはずです。「」でも述べていますが、「コンサルティング」とは、相手の抱える課題に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のことを言います。簡単に言うとクライアント(=顧客)の困りごとを解決する仕事のことを指します。そのため「企業のお医者さん」と言われたりします。クライアントは各業界の民間企業だけでなく、官公庁や公的機関も含まれます。コンサルティング業界は企業の課題への解決策の提案(解決資料やシステム)を商品としています。クライアント企業からすると、自社内では解決の事例が無い問題に関してのノウハウをコンサルファームから購入します。コンサルはこのようなビジネスモデル上、プロジェクトごとに毎回顧客企業や協力企業が異なり、複数の関係者と協力しながらプロジェクトを遂行していく必要があります。そのため、今回の集計結果から導き出された自己PRの共通点は理に適っていることがわかります。各社ごとの求める人材像の違いや詳細については、別のコラムで詳しく解説していますので、下記のコラムも合わせて参考にしてみてください。参考記事コンサル業界の自己PRに関する内定者回答例以下で集計結果上位2つの「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案~実行まで行うことができる」「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」について、内定者の回答をそれぞれ紹介します。自己PRの書き方に関しては「」を参考にしてください。関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案~実行まで行うことができる・あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。(200文字以下)私の強みは、所属している組織で自分がいかに貢献できるか考え、行動に移すことです。学生団体で積極的に活動する中で、全メンバーがアクセスできる情報共有の場がないことで団体運営が非効率になっていることに気づきました。現状改善するために私は情報共有の場のプロトタイプを作り提案し、他のメンバーや先生からもらったアドバイスを考慮に入れつつ実行しました。内定者回答ES:21卒ベイン・アンド・カンパニー・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください(400字)私の強みは相手のニーズを把握し、新しい価値を提供できることです。私は◯◯人規模の学生団体で留学生の生活支援を行う中で、周りを巻き込んで企画を立案し、交流を活性化させました。活動の中で、担当の留学生以外には会う機会が少ない構造的な問題を感じ、直接聞いた時に距離を感じると答えた留学生が多かったため、悔しさを感じました。それで、幅広く交流できる機会を作って貴重な留学を楽しくしてあげたいと考え、部員を集めて会議をしました。会議で意見の違いはありましたが、責任を持って目標を明確にし、積極的に案を出したり受け入れたりすることで、◯◯散策を企画しました。企画は交流が増えるように様々な工夫をし、直接参加して課題を見つけ、次の企画を改善することを心がけました。その結果、個人的な交流まで増えて感謝されただけではなく、アンケートで満足度が前年度の6割から9割まで上がったため、達成感を感じました。過去回答ES:20卒KPMGコンサルティング価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる・自己PRをお願いします。(200文字以下)私はどんな価値観やバックグラウンドを持つ方々とも協働できます。ニューヨークにホームステイしながら、様々な国の方が通う英語でのコミュニケーション能力向上のための学校に通った際には、多くの人と信頼関係を結ぶことができ、多くの方に現地の様々なところに連れて行ってもらい様々な土地を知りました。また学校で知り合った方が現地のレストランでのアルバイトを紹介してくれました。テーブルを担当することで大きな責任感が生まれましたが、店員とお客様への誠実な対応は周りに認められ、日本に帰らないでほしいとも言われ最終日は涙の別れをしました。貴社に入社が叶いましたら、多様なクライアントや各国の貴社の社員さん方とも誠意を貴社に貢献できると考えます。内定者回答ES:20卒デロイト・トーマツ・コンサルティング・あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。200文字以下私の強みは、多様な人とのコミュニケーションに積極的なことである。この強みを生かし、大学になかった試みとして、学生と大学機関が共に活動し、内外の交流を活性化するサークルを創立した。一つの視点だけでは作り得ない交流企画を作ることが目的であった。その目的に○○人のメンバーが集まり、多様な意見を元に常に改善をした結果、大学行事では1000人を超える来場者を迎えることができた。過去回答ES:20卒ベイン・アンド・カンパニー最後に:この記事を読んだあなたが注意すべきこと本記事を読み、「よし!この自己PRをこのままコピペすれば合格するはずだ!」と短絡的に考える方はunistyleの読者ではあまりいないとは思いますが、今回の集計結果を決して鵜呑みにしないでください。特にコンサルティング業界といっても、大きく5つに分類され、それぞれで業務内容は異なる場合があるため、各社で求める人材も異なる可能性があります。【コンサルティング業界の分類】・戦略系コンサルティングファーム…大企業の経営戦略の立案など経営のトップに関与。MBBで有名。・総合系コンサルティングファーム…戦略立案からオペレーションの改善まで幅広く担当。BIG4が有名・ITコンサルティングファーム…ITを切り口にサービスを提供。・シンクタンク系コンサルティングファーム…官公庁向けのリサーチや政策提言を提供。・業界・業務特化型コンサルティングファーム…特定の業界や事業領域に特化したサービスを提供。unistyle編集部としては、なるべく客観的なデータになるよう努めましたが、あくまでも参考程度に留めて頂きたいと思います。コンサルティング業界のESをunistyleが全て網羅できているわけではない強みや経験は人によって異なるので、自分にあった自己PRにする必要がある企業によって、採用基準が年度によって変化する可能性がある企業は、強みだけでなく、過程も評価しているため、本データと企業の評価が一致していない可能性があるそもそもコンサルティング業界の評価基準と関係なく、就活生が書く自己PRの割合がそのまま反映された可能性があるなど様々な理由があり、必ずしも絶対に正しいとは言い切れないためです。とはいえ、今回の集計結果は、unistyleのコンサルティング業界に関連する記事で再三お伝えしている「コンサルティング業界の求める人材」とさほど変わらない結果となりましたので、ぜひ選考対策に活かしてみてください。企業が自己PRを求める最たる理由は以下の2つに尽きます。①自社の求める強み・能力を持っているか②キャラクターが自社にマッチしているか引用:上記を忘れずに、本記事を参考に、志望企業の選考対策をして頂けたら幸いです。自己PRの書き方を確認したい方は、下記の動画も参考にしてもらえればと思います。コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際にコンサル業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。また、コンサル業界への理解・選考対策を進めたい就活生は、下記に掲載している記事や動画もご覧ください。企業ページ(選考対策記事・内定者ES・選考レポートなど)はこちらからA.T.カーニーの企業研究マッキンゼー・アンド・カンパニーの企業研究ボストンコンサルティンググループの企業研究ベイン・アンド・カンパニー(Bain&Company)の企業研究アーサー・D・リトルの企業研究ローランド・ベルガーの企業研究コーポレイト・ディレクションの企業研究PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社の企業研究KPMGコンサルティングの企業研究EYストラテジー・アンド・コンサルティング(旧EYTAS,EYACC)の企業研究シグマクシスの企業研究アクセンチュアの企業研究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民間就活と公務員試験併願に向けた戦略とコツ 民間就活と公務員試験併願に向けた戦略とコツ 皆さん、こんにちは。19卒の国公立大生です。私は現在休学しています。以前は国家総合職試験に向けて勉強をしていたものの、現在は民間就活に切り替えました。私が休学してまで、なぜ民間就活に切り替えたのかその理由については、「」の記事に目を通して頂ければ、ご理解して頂けるかと思います。今回は、公務員試験を目指している方であれば、一度は考えるであろう「民間就活と公務員試験の併願」についてお話したいと思います。私自身も、民間か、公務員か、それとも併願にするかについて相当な期間悩みました。インターネットで併願についての記事も検索しましたが、千差万別述べていてどの情報が正しいのか、どの記事を参考にすれば良いのか全く分かりませんでした。私自身はこの記事を通して、併願が良いか悪いかのようなことが言いたいわけではなく、客観的な判断材料を皆さんに提供したいと考えています。当記事が、過去の私のように併願するか悩んでる方にとって、また併願を決めた方にとって少しでも役立てば幸いです。はじめにずばり、民間と公務員の併願は可能なのでしょうか。結論から言うと「可能」です。ただし、併願するには相当な覚悟が必要となります。単純に言えば他人の2倍の就職活動をすることになる訳ですから、かなりの気力と体力を要します。また、併願したからといって、どちらかが成功するといった保証は全くなく、両方とも失敗する可能性も当然ながらあります。これらを念頭に置いた上で、それでも併願をするという覚悟を決めた方に向けて、併願のための最善策を提案していきたいと思います。公務員試験併願についてまず、公務員試験での併願についてまとめたいと思います。公務員試験では、複数の試験種を併願することが通常であるため、多くの方が受験するであろう試験種について時期・試験科目の特徴を簡単にまとめたいと思います。【併願されることの多い公務員試験】​今回は、国家総合職いわゆるキャリア官僚については対象外としています。その理由としては、官僚志望の方は内定が得られなかった場合、民間企業に行くか、来年もう一度受け直すことが多いためです。官僚が第一志望の方は、他の公務員試験を受けることが少ないため、今回は省略させて頂きます。【公務員試験フロー】以下の表は、平成28年度の日程を参考に作成しています。​​公務員試験は年度によって試験日程が大きく変わることが多いため、必ずご自身で確認いただくようお願いします。上記に示した、7つの試験に関しては多くの公務員志望者が併願しています。もっとも、国税専門官と財務専門官、東京都Ⅰ類Bと特別区Ⅰ類に関しては、日程的にそれぞれどちらかしか受けることができません。また、国家総合職試験の1次試験は、他の公務員試験よりも日程的に早いため、練習として受ける方も多いようです。民間と公務員試験の主な時期次に、民間就活と公務員試験のスケジュールについて簡単にまとめてみました。​以上、見て頂ければ分かるかと思いますが、民間就活の方が公務員試験よりも早期に選考が始まるため、一定の勉強量を確保することが難しくなります。ここが、併願の最も難しい点で、民間就活をしながら公務員試験に向けてラストスパートをかけなければなりません。よほどの覚悟がなければ、両立はかなり難しそうです。また、早期に民間の内々定を得ると、公務員試験への意欲も薄れがちです。自分が将来的にどうなりたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのかについて、この時期にはある程度固めていく必要があります。併願のリスク以上のように、民間と公務員の併願はスケジュール的に非常に厳しいといえます。公務員試験は一般的に平均で1000〜1500時間の勉強量が必要といわれています。最低の1000時間で足りるとしても、1日5時間勉強したとしても200日、8時間したとしても130日近くかかります。また、都庁や人気県庁など倍率、難易度が高い試験を目指す場合には、これ以上の勉強時間が求められるでしょう。併願する場合、民間就活が始まると十分な勉強量が確保しにくいため、当然ながら公務員試験一本に絞っている人よりも、より早く準備をする必要があるといえます。もっとも公務員試験対策はSPI等のWebテストにも活かすことができます。また、反対に民間就活に向けた自己分析や面接、GD対策は、公務員の面接やGDでも活きます。公務員試験には、数的処理と時事問題が多くの場合課されますが、その内容は民間で課されるWebテストの内容と非常に似ているため、公務員試験の勉強をすることがWebテスト対策に繋がります。一概には言えませんが、私の感覚としてはWebテストの方が難易度が低いです。次は、国家一般職の実際の面接カードの設問を参考に民間のES対策が公務員試験面接にどう活きるか見てみましょう。[志望動機・受験動機][これまでに取り組んだ活動や体験]達成感があったと感じたり、力をいれてきたりした経験について、簡潔に記入してください。・学業や職務において・社会的活動や学生生活において(ボランティア活動、サークル活動、アルバイトなど)[関心事項]最近関心を持った社会問題や出来事、日頃興味を持って取り組んでいることなど[趣味特技など][自己PR]長所や人柄について志望動機・受験動機以外は、民間企業のESでよく問われる項目と何ら変わりません。このように公務員試験でも面接で聞かれる内容については民間企業と大差ありません。その上、ほとんどの試験種では面接は1,2回程度しかないため、民間と比較して面接選考自体の難易度は低いといえます。併願に向けた戦略・コツここからは、併願に向けて何をどのようにすべきかその戦略とコツについてご提案したいと思います。私自身去年一年間公務員試験の勉強をしてきたため、その経験に基いてお話します。一般的に公務員試験を目指す人は、大学3年生の4月から予備校に通うなどして、勉強をし始めます。併願を考えている人も、この時期から始めれば十分合格は可能であると私自身は考えています。夏休みや秋から勉強を始めて合格する方もいるため、自分のスペックや能力を踏まえた上で、いつから勉強を始めるかを判断しましょう。とはいいましたが、早くから勉強を始めるに越したことはありません。ちなみに、多くはないですが私の周りにも併願している人はいました。そのような人は、早めに内定が出る企業を受ける等、公務員試験が集中している時期になるべく選考が被らないようにしていたようです。しかし、公務員試験の1次試験、2次試験の時期は、6月の民間採用解禁の時期とどうしても被ってしまうため、勉強と選考をうまく両立することが求められます。そのため、民間就活だけをしている人よりも、業界を絞り受ける企業もかなり絞り込んで受けている人が多いかと思います。面接時の受け答えについてここからは、私の主観でお話しますが、民間企業の面接では公務員試験を併願していると言わないほうが無難です。企業側の心理としては、併願している就活生は公務員試験に落ちたときのための保険として、民間企業を受けているというような印象を抱く傾向にあるといえます。また、民間企業の採用担当者には、公務員試験志望者は「利益目標を追えない」というイメージを持たれがちです。「公務員が利益を追求していない訳ではない」という反論もあるかとは思いますが、それが真実かどうかは別として、相手がどういう印象を抱くかを意識して面接に臨むのが良いかと思います。同じく公務員試験の面接でも、民間企業を併願している旨は伝えない方が無難でしょう。理由としては2つあります。1点目は、不要な対策をしないためです。併願している説得力のある理由を端的に伝えることは非常に難しいです。併願していることを伝えてしまうと、ほとんどの場合その理由について問われます。確固たる理由があり、それを端的に相手に伝えることができるのであれば、伝えてもいいかもしれませんが、そうでないならば伝えないほうが無難です。2点目は、面接では他の質問に時間を使った方が有意義だからです。併願している理由を伝えることであなたの評価が上がることはあまり考えられません。基本的に、その質問に答えたところで、相手の印象としてはマイナスがゼロになったに過ぎません。そのような質問に時間を割くのであれば、他のあなたの評価がプラスになるような長所や強みが伝わる質問に時間を使いましょう。したがって、民間、公務員ともに併願している旨は伝えない方が良いかと思います。以上述べたことは、あくまで私の考えですので、その点ご理解いただいた上で、併願している方は実際の面接で併願していることを伝えるかどうか自身で検討してみて下さい。最後に以上、ここまで見てきて併願するかどうか多くの方が悩んでいることかと思います。僭越ながら、私から皆さんにアドバイスさせて頂くと、民間就活と公務員試験の両方が中途半端になるくらいなら、併願はするなということです。「二兎を追う者は一兎をも得ず」というように、両方を追いかけた結果、就職留年した人も実際に知っています。何度もしつこいようですが、併願するのであれば、それなりの理由と覚悟を持って臨みましょう。併願して両方で良い結果が出た人もいますし、併願自体は決して無理なことではありません。しかし、両方で内定を得たところで、自身が行くことができるのはどちらか1つです。そのため、なるべく早く自分の適性、志向を見極めましょう。そのため、なるべく早い時期から自己分析を行い、公務員か民間かどちらに就職するのがベストなのか考えましょう。この記事が、皆さんの就職活動に少しでも役立てば幸いです。今後もunistyleを是非ご活用ください。【参考記事】・・photobyTimWang 30,066 views

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