就活・キャリア系アルファツイッタラー20人に「就活生に捧げる至極の1冊を教えてください」と聞いてみた。

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最終更新日:2022年03月29日

就活・キャリア系アルファツイッタラー20人に「就活生に捧げる至極の1冊を教えてください」と聞いてみた。

こんにちは。むたかです。

8月から個人アカウントとしてTwitterを運用しはじめたのですが、個人的にとても気になったことがあり、折角なので企画にしてみました。

題して、

就活・キャリア系アルファツイッタラーに「就活生に捧げる至極の1冊を教えてください」と聞いてみたらどんな本をご紹介頂けるのか

 

日頃非常に勉強になるツイートをされている皆さんはどのようなところから情報を取り入れていて、今の価値観や物事の考え方の元となったものはどんなものなのか、とても気になったのです。

就活生がすぐに行動に移せるものが良いと思い、比較的低コスト&時間を限定しない「書籍」に絞ってご紹介いただくことにしました。

書籍の紹介文は、想いや鮮度をそのままお届けしたいと考え、皆様から頂いた原文をそのまま入れさせていただいております。じっくりご覧ください。

|01| イシコさん

総合商社で国内・海外勤務を経て現在ベンチャー商社へ転職されています。書籍の書評や働き方に関する提言を様々な角度からされており、就活中にはあまり考える機会のないことに対してのインサイトが得られます。僕もよく拝見させて頂いているお一人です。

至極の1冊とご紹介文

書籍:知らないと損する給与明細

「世の中には知らないばかりに損してる」という場面が多いように思われます。そして、その最もたるものが、「サラリーマンの給与明細」だと思うのです。
給与明細の内容を総額と手取りしか見てない人ほど、必読。可処分所得を増やすには、給与を増やすか支出を減らすかと言われますが、その間に「給与明細を理解して利用する」という大事な観点が抜けているのでオススメです。

イシコ

|02| 人事のお姉さん

日系メーカーに勤務されており、就活持論、採用裏話、アドバイスを発信されている人事のお姉さん。独自の観点からされる本音のツイートがフォロワーから多くの支持を集めておられます。「何を信じればいいのか」ということに頭を悩ませる学生さんも多くいますが、フラットな視点から発言されているので情報の捉え方のお手本にもなるでしょう。

至極の1冊とご紹介文

書籍:なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?ー人気企業の「手口」を知れば、就活の悩みは9割なくなる

「企業が見ているのは、たったの2点だけ。自社の仕事がきちんとできるか。自社の仲間とうまくやれるか。」
私が大きく頷いた一節です。 企業はどのようなことを考えているのか、日本の就活の仕組みはどうなっているのか…大枠を掴むことができる一冊です。
(実際エントリーシートの全てに目を通せないのは一握りの人気企業だけですが)
中には不合理だと感じる部分もあると思います。不合理ゆえ、企業も公には言いません。そんな就活の嫌な面も知った上で、効率よく動くための作戦を考えてみてください。
また、選考で注目されるポイント、逆に注目されないので「気にしなくてもいいポイント」を知ることで、悶々と悩んだり変な噂に惑わされることが無くなると思います。ぜひ就活の早い段階で読んでみてください。お薦めです。

人事のお姉さん

|03| 篠原功治さん

大学、行政機関でキャリアデザイン科目・就職支援・研修の講師活動を行なわれておられる篠原さん。選考での細かい伝え方、話す内容の詰め方など、非常に粒度の細かいアドバイスが印象的です。自分自身の面接の前にチェックするだけでも改善できる内容が多いでしょう。

至極の1冊とご紹介文

書籍:「アルケミスト ~夢を旅した少年~」

こちらはエジプトのピラミッドを目指す羊飼いの少年の旅を通じた成長の物語ですが、自分自身が一歩踏み出すことの大切さ、夢を叶えるために行動することの大切さ、自分に何か嫌な出来事があってもそれを前進するための「兆し」と捉えることの大切さなどが示されています。
就職活動に置き換えても、誰かが導いてくれるのではなく、それぞれの意志の差が顕著に成果に現れること。
またビジネス社会の土俵に上がっての活動ゆえに様々な困難が突き付けられますが、それを何かの兆しだと捉えることで道は拓けることなど、就職活動のプロセスとしても精神的に何か後押しするお話になるのではないかと思っています。
ちなみに私の事務所名の「サイン」もこの物語が謳う「兆し」から取ってきた名前になります。

篠原功治

|04| 元リクパパさん-沖縄-さん

大学中退→編入(保育)→ブラック中小→リクルートキャリア→沖縄超ホワイト企業という多彩な経歴をお持ちの元リクパパさん。就活生には見えにくい業界の実態や働く上での「課題解決」の捉え方などを語るほか、多くの社会人のツイートをリツイートされているので幅広いジャンルのインプットができます。

至極の1冊とご紹介文

書籍:生命燃ゆ

私は「ビジネス小説」をおススメしたいと思います。高杉良『生命燃ゆ』です。
この本が何を与えてくれるのかというと「仕事へのロマンっていうのは確実にあるんだ」ということです。化学コンビナートの中核になった主人公が、自分の命を削って自分の仕事を果たす姿、そこには当然様々な問題や苦労が降りかかります。しかしそれを乗り越えるのはまさに「下町ロケット」のようです。
就職してすぐには味わえるものではないですが、「仕事というのはどういうものか小説で読む」というのはOBの話や動画などで味わうものとはまた違った実感があります。
この本からは他の本のような「ただ前に進め!」というメッセージではなく、「仕事のロマンってこういうものなのかもしれない」という想像やイメージや自己投影のような体験を就活生にはぜひ味わってほしいなと思っています。

元リクパパさん-沖縄-

|05| 福本真士 / GOuniteさん 

HRtech企業のCEOである福本さん。田端大学1期生のMVPを取られています。金髪に染めていらっしゃる理由はツイートをご覧いただければお分かりいただけると思います。役者→芸人→営業→プログラマ→起業と全く異なる畑から転身され、ビジネスで成功を収めていらっしゃることも特徴的です。「社会を変えたい」という思いを少しでも持っている方にはロールモデルになるはずです。ブログがとても面白いです。

至極の1冊とご紹介文

書籍:増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?―――日本人が知らない本当の世界経済の授業

僕は本を読む時、内容の裏側にある文脈を理解するよう努めます。一冊の本の文脈を追うことはもちろん、これまでに読んだ複数の本から得た文脈と今回の本の具体的なつながりを追うことが肝要です。目には見えない裏側でつながっている『ミッシングリンク』を知ることで、好奇心と同時に理解が深まります。

理解が深まるステップ
1. 本に書かれた内容を知る
2. なぜ著者がその本を書いたのか裏側の文脈を探る
3. これまでに理解してきた文脈に今回の新たな文脈を加える

ここまでを前提として踏まえ、一冊の本をご紹介します。
世界がどのようにしてつながっているのか。『ミッシングリンク』を一冊で追うことに長けているのがこの本です。経済・金融・人口・宗教・テロ・アートの『現在』を、歴史の文脈にのせて展開されています。要所で著者の主張に賛否はありますが、この本の内容・文脈を把握しておくと新しい本を読む時の手助けとなるのでオススメです。

福本真士

|06| やめリクさん

元リクナビの中の人であるやめリクさん。 戦略的な就活のテクニックをアドバイスされています。ツイート内容がわかりやすく、タメになることが非常に多いと感じます。リクルート社に関するツイートも豊富になされているため、インターンや選考に参加しようと考えている方はチェックしてみてください。

至極の1冊とご紹介文

書籍:20代のリアル転職読本

僕自身お世話になった元リクで転職BAR「とこなつ家」のオーナー"やっさん"の本です。
「転職読本」とは書いてありますが、新卒就活生にとっても勉強になると思います。
「求人サイトでこう書かれている企業は、危ない可能性が高い」
「昇進スピードが早いってそもそもそれは…」
など、具体的に説明してくれています。
上記の『転職の思考法』と併せて読むと、よりご自身のキャリアについて考えられるようになると思います。

やめリク

|07| チカイケ秀夫さん

CBO(最高ブランンディング責任者)として複数社にジョインされているチカイケさん。『すべての人にスタートアップを。』をミッションにジャンルを問わずに、ブランディングで支援をされています。学生の変化についてのツイートや社会人のツイートをシェアされています。採用側の視点の考察についても触れられていることが多いので、企業の中の人がどのような考え方をしているのかを知るのにも役立つでしょう。

至極の1冊とご紹介文

書籍:イシューからはじめよ

自分のバイブル的な本で、手段やノウハウの情報量が多い中で、なぜを問い続ける事で『本質(イシュー)』を見極め、イシューを解決する事で、同じ手段でも圧倒的な価値を出す事ができ、限られたリソースで、最大限の成果を出すのは、スタートアップ、ブランディングや人生の本質にもつながるからです。

チカイケ

|08| 三木 芳夫さん

渋谷のベンチャー企業で執行役員をされている三木さん。年間200冊以上の書籍を読んでいらっしゃる方ですので、今回の至極の1冊は僕自身とても楽しみにしていました。10年以上採用畑でやってこられている方であるため、就活生にとって学びは非常に多いと思われます。社会人としてすべきこと、仕事に役立つ情報などの発信が多く、視座を高く設定したい方におすすめです。

至極の1冊とご紹介文

書籍:手紙屋

就職活動を迎える前に読むと良い本。
私自身はこの本を読んだ時にはすでに社会人になり採用に携わっていたので、自分のときの就活をそのときの取組みと選択について深く振り返るきっかけをもらいました。
当時すごく感動して、たくさんの先輩同期後輩にオススメした1冊です。
久しぶりに手に取ってみて思ったのは、
人にはあらゆる可能性があって、人生ときちんと向き合っていくこと、そこには自由と自分の人生を生きる責任があるということ。
つまり何かのルールやしがらみなんか必要なくて、生きたいように生きればいいということ。
手紙と言う今の時代になかなか手にしないものが非日常間と日常を行ったり来たりさせるのにいいなーと。

三木 芳夫

|09| motoさん

31歳5社目、本業年収1,000万超のmotoさん。副業年収は2,000万、総年収は3,000万を超える日本でも数少ない高所得者と言えます。リクルートや楽天を経て今はベンチャーで事業開発と営業部長をされています。転職関連のツイートが比較的多いため一見新卒とは親和性が低く思うかもしれませんが、転職はこれから長くなる社会人生活のなかでほぼ必ず経験することと言えるため、今のうちに転職市場についてのインプットもしておきましょう。

至極の1冊とご紹介文

書籍:なぜハーバードビジネススクールでは営業を教えないのか

「営業とは、ものを売ることではなく、自分を売り込むだと考えている。お客様は商品を買うのではなく、信頼できるあなたが売っているもの、つまりあなた自身を買うのだ。」
ハーバードMBAで教育を受けた英国人のジャーナリストが、モロッコの絨毯商人、日本のトップ生保マン、イギリスのテレビ通販セールス、米国の美術商などを取材して、彼らの生い立ちから成功の秘訣をまとめています。
僕自身が営業マンなので、営業のハウツー本は何冊か読んでいますが、ビジネスに関する学びは「多くの事例」を知ることが大切です。そういった点でこの本は多くの事例が載っているので、非常に参考になりました。営業でなくとも必読の一冊。

moto

|10| ソチ@19卒就活ブロガーさん

早稲田大学4年生で大手メーカー就職予定の19卒ソチさん。就活ブログを運営されており、おすすめのメーカーの紹介と企業研究をされています。以下のツイートで一躍有名になられました。19卒ということで非常に新しくリアリティのある情報が多く、また、学生視点でまとめられているので特にメーカーに興味がある就活生はフォローしておくといいでしょう。

至極の1冊とご紹介文

書籍:新卒採用基準 面接官はここを見ている

「新卒採用基準」という本がおすすめです。
私が就活をしていた時、面接官は学生のどこを見ているのか、どのような学生が企業から好まれるのかという疑問を持っていました。そのような疑問を解決してくれたのが、この本です。
この本では、人事責任者として最終面接を担当してきた著者が、採用活動における企業・面接官側の視点をわかりやすく解説してくれます。
この本を読んだことで、面接官が「仕事ができそうか」を見極めるポイント、企業が求める「コミュニケーション能力」の中身など、学生がなかなか知ることができないような企業の採用基準を理解することができました。企業の採用基準を知ることは、就活の成否に大きく関わります。
私はこの本と出会い、企業の採用基準を理解したうえで就活の準備ができたことが、納得のいく結果につながったと考えています。企業・面接官側の視点が知れる数少ない本です。自信を持っておすすめします。

ソチ

|11| 就活生に知られたくないっ!さん

国内No1 就活系Twitterフォロワー数 (9万以上) / アメブロ就活1位の影響力のあるアカウントです。就活をする上でチェックしておきたいテクニックの発信がメインになります。特徴はその質の高さです。就活生であれば業界や業種にとらわれず参考になる情報が集約されています。

至極の1冊とご紹介文

書籍:ストレングス・ファインダー2.0

私はストレングス・ファインダー2.0を紹介します。
理由は自分の強みの手掛かりを掴めるからです。
就活では、初めて会う他人に、自分の強みを伝える必要があります。ESや履歴書に記載することもあるでしょう。ただ、その強みについて、深く考える機会は今まで少なかったと思います。そのため、自己理解が追いつかず、フンワリとした強みの表現から抜け出せません。
その結果、面接でもアピールできる自信が持てず、面接評価も下がるという落とし穴にハマります。
この書籍には、Web適性検査が付いており、自分の強みを簡単に深く分析することができます。
この分析結果とあなたの過去の経験が紐付けば、面接でアピールできる強みも見つけやすくなるでしょう。是非、ご参考頂ければ幸いです。

就活生に知られたくないっ!丸山

|12| たなかけんじ@就活&子育てさん

大企業での採用経験を活かしブログ執筆、無料で就職活動支援(自己分析、ES添削、面接演習)等就活生の支援を積極的にされているたなかけんじさん。就活に関する時事ネタへの感度が高く、多角的な意見を取り入れているので就活時事のNewsPicksのような特性があります。

至極の1冊とご紹介文

書籍:自分の小さな「箱」から脱出する方法

大学時代、人間関係に苦しんでいた際に大学の先輩に勧められた本であり、自分の考え方や生き方を変えるきっかけとなった本です。
いろんなことがうまくいかない時、ついつい人のせい、環境のせいにしてしまい、余計にうまくいかなくなることがあると思います。
その悪循環のきっかけは自分の気持ちに嘘をつくこと(=自分への裏切り)であり、そこから抜け出す為にはどうすればよいかが書かれている本です。
真剣に就活に取り組めば、どこかのタイミングで必ず壁にぶつかります。
そこで人のせい、環境のせいにしても何も解決しませんし、事態は悪化するでしょう。そうならないように、就活が本格化する前にぜひ読んでみてください。
自分の気持ちに正直になることが苦手っていう方に特にオススメです。

たなかけんじ

|13| HRogさん

国内・国外の人材業界の最新のニュースや気になることなどを毎日つぶやかれています。メディアということもあり、就活についてのみならず、採用側のトレンドや社会人についてのレポートなど、濃い情報を発信しています。社会人になってからも参考にできる情報が多数あります。

至極の1冊(52冊)とご紹介文

書籍:キングダム

いまビジネスマンに最も人気のある漫画「キングダム」舞台は紀元前、中国の春秋戦国時代。
下僕から兵士になり大将軍を夢見る主人公「信(しん)」と後に始皇帝となる「政(せい)」が中華統一を目指す物語だ。
イチ兵士から戦場で武功を上げ、仲間が増え、仲間とともに強敵を撃破していく姿は、大志を抱く新人ビジネスパーソンの姿と重なり、気持ちを熱くさせる。
今でも週刊ヤングジャンプで連載中で、物語は進んでいるが、なかでも編集部のおススメは合従軍侵攻 - 蕞防衛編(31巻 - 33巻)だ。
最大の敵・李牧が国都咸陽に向けて攻め入り、負ければ国が亡ぶ状況に追い込まれてしまう。
国を守る最後の拠点「蕞」を防衛すべく、政は自ら出陣。
国民を奮起させるスピーチは涙なしには読むことができない。

HRog菊池

|14| 寺口 浩大[Kodai Teraguchi]さん 

ワンキャリアで経営企画室に所属され同社の採用を担当されている寺口さん。京都大学→SMBC→CA→Deloitteという幅広いバックグラウンドをお持ちです。近頃話題となっているパンテーンの「#就活をもっと自由に」のプロモーションの裏側を公開された方で、その熱い言葉に心を動かされているのは学生だけでなく他の社会人にも影響を与えられています。僕もそのうちの一人です。

至極の1冊とご紹介文

書籍:GTO

自分の中に信じたいものがある人へ。自分のポリシーやスタンスと、社会のルールとの折り合いをどうつけていくか。
僕は、言ったことを必ずやりつづけるストーリー自体が、共感や信頼を得て、仲間が増えていくということを鬼塚先生から学びました。
本田圭佑さんも仰っていましたが、「よそ者にしかできないことがある」というのは、人生で新しいチャレンジをする上で勇気をもたらしてくれます。
古きを尊重しつつも、郷に入って、敢えて郷に従わない。自分のスタンスを押し付けずに構造と向き合うということはどういうことなのか、教えてくれるでしょう。
また、ルールメーカーにならずとも、民主的にムーブメントを起こせる可能性があるということについても、この本を通して実感できると思います。
価値があると信じたいものがある人に、是非読んでいただきたいです。

寺口浩大

|15| めいこ@就活サイト ワンキャリアさん

就活サイトONE CAREER(ワンキャリア)編集部に所属されているめいこさん。東大→公務員→ベンチャーという異色な経歴をお持ちの方です。非常に学生に寄り添われたツイートが多く、コアなファンが多数おられる印象です。就活スケジュールや選考対策等、今から役に立つ情報を多く発信されています。質問にも積極的に回答されているので、この機会にいろいろな疑問を投げかけてみるのも良いでしょう。

至極の1冊とご紹介文

書籍:カモメになったペンギン

自分たちが住むコロニーの危機に立ち上がった若き「変わり者」ペンギンが、いかに優れたチームを作り、困難を乗り越えたかを描くショートストーリー。
組織変革とリーダーシップの権威、ジョン・P・コッター氏(ビジネス名著『企業変革力』で有名ですね)が手がけた寓話です。
ストーリーを通じて、自然と優れたリーダーシップや組織づくりを学べます。ビジネス本を読む気が起きない時も、これなら物語にのめり込んでサクサク読めますよ。
私は転職活動中に落ち込んだ時や、仕事で壁にぶつかって悩んだ時など、折に触れて読み返しています。
ページを開くたびに新しい発見があり、「何かを変えたい、変わりたい」気持ちを奮い立たせてくれる一冊です。
就活のモチベーションが下がりがちな秋にこそ読んでほしい、元気の出る本です。ぜひ読んでみてくださいね!

めいこ

|16| yuuuさん

超大手有名広告会社に勤務されているyuuuさん。広告会社での仕事・キャリア・業務についてや、選考の裏情報をブログで発信されています。学生からの質問に対して多数回答されており、社会人の方もよくご覧になられているアカウントです。ストレートに学生と接している中で感じたことも発信されているので、「社会人はこうみている」という視点を持つのに最適だと思います。当社unistyleでインターンをされていた経歴もお持ちです。

至極の1冊とご紹介文

書籍:サンクチュアリ

北斗の拳で知られる史村翔(武論尊)原作、池上遼一作画の超名作漫画。カンボジアでの戦乱から日本へ帰国した二人が、日本の腐敗した政治体制を表と裏の世界から変革するというストーリーなのだが、これが熱い。そして心に響くのだ。 ミクシィ笠原会長をはじめ、数多くの経営者や著名人が「影響を受けた」としてこの名作を勧めている。
一部であるが、ストーリー中の名言を紹介したい。
『安定を求めるか、それとも何かを動かすか。。人の一生はそんなに長かねえぜ!!』
『力の前に尾を振るのは簡単だ。振りたくなくても、振ってしまえば生きられる。だがな、それは生きているんじゃなねェ。生かされているんだよ!!』
『力に翻弄され、てめえの意志とてめえの手足で動けなきゃ、屈辱と後悔しか残らねえ!!』
私の生き方に今でも大きな影響を与えている漫画。就活を通じて自分がどうありたいか、どう生きたいのか悩んだ時に必ず読んで欲しい本。

yuuu

|17| シュシュさん

19卒私立文系4年生の方です。自身の経験からインターン・面接など幅広いテーマについてブログでアウトプットされており、非常に実践的である印象があります。そのコンテンツ力に20卒のファンが既についています。就活生あるあるのようなリアルな息抜きツイートもあり、面白さでも評価されているようです。

至極の1冊とご紹介文

書籍:ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる

全世界のビジネスマンの誰もが知る巨匠ドラッカー。
その彼が余命いくばくもないことを悟り、未来を生きる人たちに向けて書いた本です。
ドラッカーは21世紀の社会、経済、組織について網羅的に記した上で、どのように個々人として時代に対応すべきかを書いています。
それと同時に随所にどの時代であっても求められる能力や生き方が書いてあり、ただのビジネス書ではなく、時代性と普遍性を兼ね備えた哲学書にもなっています。
この本を読むことで読者にどこの業界や職種に行こうとも通ずる21世紀のキャリアについての道しるべを授けてくれること間違いなしです。

シュシュ

|18| ぶん太@元大手メーカー人事/ブロガーさん

大手(人事)→ベンチャー(営業)という経歴を持つ方です。フォロワーを褒めるチャレンジの実施など、発言もポジティブなものが多くを占めています。自身の経験から学生に還元できるコンテンツを発信しており、人との接し方、採用関連の時事ネタへの考察など幅広い情報をインプットできます。

至極の1冊とご紹介文

書籍:諦める力

僕は、キャリアを考えていく上で、「自分の適性を考え、勝てる土俵で勝負する」ということを非常に意識しています。そんな考え方を教えてくれたのがこの本でした。
『諦める力』というタイトルから、ネガティブな内容を想像してしまいそうですが、真逆です。どうすれば、自分の本当の目的を果たすことができ、勝負に勝てるのかという点について言及されています。
為末選手は「100m」で勝つことは、王道でカッコいいけれど、この種目で、「世界の頂点」を獲ることはできないと若くして悟りました。しかし、自分の特性を徹底的に考え、「400mハードル」なら勝てると踏み、見事、世界選手権のメダリストとなりました。
誰もが羨む人気企業へ就職することは、確かに王道でカッコいいことです。しかし、為末選手のように、自分の適性を考え抜き、「勝てる土俵でトップを狙いに行く道」も、アリだと僕は考えています。

ぶん太

|19| 暇銀ちゃんさん

暇を愛する銀行員の暇銀ちゃんさん。 「学生をノリで銀行に入れさせないのがミッション」と掲げています。素でストレートなツイート印象的です。リアルな金融業界のあるあるネタから、日常的なつぶやきまで幅広く発信されているので息抜きでチェックするのもおすすめです。

至極の1冊とご紹介文

書籍:失敗しない銀行員の転職

就職する前から銀行員の転職をテーマにする本を読むのもいかがとは思いますが、本書の著者は銀行で人事の仕事をしていたこともあり、銀行員の人生がどんなものなのか。という部分がシンプルにまとまっています。
例えば銀行員は全員順位付けされること、ポストがその人の価値という思考が非常に色濃いということ。
それが今までの人生で"優等生"的な評価を受けてきた人達を頑張らせるのに極めて分かりやすい事などです。
他にも銀行で身に付くスキルはどこで活かされやすいか。というのも具体例つきで説明されています。
メガバンク総合職向けに書かれた色合いは強いですが、投資銀行、コンサル会社等を受ける人も銀行とはどう違うのか、イメージするにはいい本だとは思います。
(個人のキャリアにプラスになるかは置いておいて就活生が銀行ってこんなカルチャーの世界というのを理解するにはわかりやすいと思います)

暇銀

|20| 大手町のランダムウォーカーさん

"#会計クイズ"をご自身で企画・運営され、幅広い層の方に財務やビジネス数字に興味をもってほしいという想いをお持ちの大手町のランダムウォーカーさん。就活をしていると「IRを読め!」といった声を聞くことが出てくると思いますが、なかなかとっつき難いと思います。そんなときはまず最初にご覧ください。

至極の1冊とご紹介文

書籍:ビジネス・アカウンティング

会計の知識はもちろん、企業のビジネスを理解する力を身につけるキッカケになるであろう本。
実際の財務諸表が事例で使われるため、数字からどんな経営をしているのかをイメージさせるような構成になっています。
会計をかじったことがある人はもちろん、企業のビジネスに興味がある人にオススメです(*^_^*)

大手町のランダムウォーカー

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 10年前は東電・シャープに入社した人は勝ち組だった 10年前は東電・シャープに入社した人は勝ち組だった 2015年現在、見る影もなくなっている東京電力、シャープの2社ですが10年前に入社した人は勝ち組グループでした。特に東京電力は定年退職後のおじいちゃん・おばあちゃんが電力インフラは未来永劫なくならない安全資産だとして、退職金をまとめて投資するような優良企業だと見られていました。当時の就職活動生も電力会社や大手のメーカーに入社すれば一生安泰だと思っていた可能性はかなりあります。今回は当時のデータなども参照しながら、どのような空気感だったかを振り返るとともに今後のキャリア選択にどういかせばいいのか一緒に考えたいと思います。2005年当時の就職人気ランキング2005年当時の就職人気ランキングを調べたら、下記のようなランキングがヒットしました。参考:2005年度大学生就職人気企業ランキング調査結果発表(マイナビ調べ)ランキングによると理系ランキングの16位にシャープが、40位に東京電力がランクインしています。上位に選んだ理由では、シャープは「技術力がある」、「やりたい仕事ができそう」、「将来性がある」が上位三つの理由となっており、東京電力に至っては「安定している」が選んだ理由のダントツ1位になっています。ちなみに理系だけでなく文系男子の62位にシャープが、74位に東京電力がランクインしており、文理共通して人気企業だったことが伺えます。10年たった今見てみると、何でこんなランキングなの?となりそうですが、当時はそれなりに妥当性のあるランキングだったと考えられます。株価で見る2005年から2015年ランキングに加えて株価からも当時の空気感を探りたいと思います。シャープ、東京電力だけだと比較しようがないので、日経平均株価と現在の採用勝ち組企業の三菱商事の株価を10年推移にしたものが下記になります。※株価は2005年4月1日時点の終値を100として、各年の4月1日の終値(4月1日が休日の場合は2日ないし3日)を計算日経平均株価は2000年代前半のITバブル崩壊から立ち直り、2006年から2007年にかけては欧米、アジア圏の好景気の影響を受けて17000円代をつけその後リーマンショックを経て直近のアベノミクスの影響で高値を更新して、バブル以来の20000円をつけています。三菱商事は2000年代前半の商社冬の時代を乗り越え、資源投資を積極的に展開した結果、2008年まで順調に株価をのばし、リーマンショックの影響も受けましたがその後順調に株価を回復させています。2015年の直近では資源価格が下落したものの、資源以外の分野を収益化しており再度株価が上昇トレンドに入っています。ここ数年、総合商社は新卒学生の間で一番人気と言える状況ですが、直近の好調さだけでなくここ10年堅調に推移していることが大きく影響しているかもしれません。東京電力はインフラ銘柄らしく、リーマンショックの時でも大幅に下落することはありませんでしたが、2011年の大震災により一気に不人気銘柄となってしまいました。2011年当時は退職金やこれまでの貯金を東京電力に投資して大損してしまった個人投資家が数多くいたといいます。当時の雰囲気についてはブルームバーグのこの記事などを読むと垣間見えるかもしれません。参考:「優良」東電株の評価失墜、痛手の個人なお保有意欲-損切り躊躇もシャープについては2006年に「世界の亀山モデル」の第二工場ができてから株価は冴えない状況が続いています。2012年には台湾の鴻海グループと業務提携に至るものの、その後も株価は改善せず、直近では報道がある通り、巨額の赤字を計上してしまい、中小企業としてやり直すかどうかみたいな話まで上がるほどでした。大人が思う以上に新卒の学生は世の中の空気に敏感新卒の学生は大人が思っている以上に株価や直近の業績に敏感です。もちろん株価や業績が、説明会開催などの採用にかける費用に影響するためという考え方も出来ますが、世の中の「空気感」といったものを感じ取っているように思います。トヨタがリコールの対象になるといった話がでると反射的に人気ランキングが低下するといったことが起きています。世の中の空気に敏感というと聞こえはいいのですが、自分自身の企業選びやキャリアに対する考え方がしっかりしていないために世の中の流れに翻弄されてしまっているとも言えます。もちろん大人が批判できたことではなく、2011年〜2012年にかけてソーシャルゲームバブルで湧いたゲーム業界に外資系コンサルや総合商社などの優秀と言われる大人が給料や世間の空気に惑わされて大量に転職したことを棚に上げてはいけないでしょう。参考:DeNAの初任給1000万円、グリー1500万円で分かるスマホブーム学生も大人も世間の空気感に敏感で、自らのキャリアについて主体的に考えていないと世の中の空気感に踊らされてしまうだけになってしまうのは変わらないということでしょう。じゃあ新卒学生はどうすればいいのか?まず、第一に入社時のブランドや給与水準といったものが未来永劫保証されているわけではないことを強く認識した方がよいでしょう。上記で紹介したグラフでも近年の人気でもこの世の春を謳歌しているように見える三菱商事も2000年代前半は株価も700円程度と人気がなく、外資系コンサルや外資系投資銀行に優秀な学生をかなり取られてしまったと聞きます。新卒学生だけでなく、一度入社してしまえば定期的に昇給していき定年まで勤めることができると思っている大人は実感値ではありますがかなり多いのですが、入社したら後は定年までのんびり勤められると思っていると、上記のシャープや東京電力のように大きなリスクに直面した際に選択肢がかなり限定されてしまうかもしれません。シャープに新卒で入社した友人は2012年頃に退職してWeb系のベンチャー企業に就職していました。元々、まずは大企業で仕事のイロハを覚えた上で転職も検討しようとしていた人だったために会社の状況がかなり悪いというのを察知した段階ですっと辞める方向に舵を切れたとのことです。一方で、同僚の中にはいつ首を切られるのか、首になったらどうすればいいのかオロオロしてしまっている人も少なくなかったらしいです。常に会社が傾いて辞めざるを得ないかもしれないということを理解しておくのが第一だと思います。そして第二にどのような仕事であれば苦労を感じずに楽しんで成果をあげられるのか、どういった仕事に自分は向いているのか、会社の外にも自分に適した仕事があるのではないかと自分の仕事に対するアンテナを高く貼り続けることが必要です。万が一、今勤めている企業が潰れたりした場合にどういった選択を自分がするのかを考えておくのはいざという時の決断を早めてくれるでしょう。転職市場においては仕事が出来る人ほど転職の決断が早いと言われますが、常に自分の得意不得意を考えどういった仕事のやり方が合っているかを考えているからこそ目の前の仕事のパフォーマンスも高めることができるのかもしれません。出来ることであれば人材系企業で転職案件を扱っている友人などにどんな案件があるのか常に情報交換できるとよりリアルに考えられるかもしれません。最後に30前後になると多くの人が自分の将来について再度考え始めるケースが多いように思います。今の会社にいる意外の選択肢について模索し始める年が30歳前後であるようです。30歳前後になって急に考え始める人が多いように感じますが、unistyleユーザーでも新卒で入社した時からキャリアパスについて考えている人は仕事にも全力投球しながら別の選択肢についても検討しており、いざという時には決断すると話している人もいます。入社した会社や内定をもらった会社に満足している人もシャープや東電のように状況が変わった時に自分ならどういった決断をするのか常に考えておくのがリスクヘッジとしてはよいと思います。くれぐれもヤバいと認識してから焦って本意でない選択をしないようにしてほしいと思います。photobyKimMyoungSung 55,416 views
就活は動物園!?私が遭遇した”トンデモ人間”7選 就活は動物園!?私が遭遇した”トンデモ人間”7選 皆さん、こんにちは。就職活動を終えた19卒の学生です。就職活動は、これまで出会うことのなかった多種多様な人々と出会う良いチャンスです。これまでのコミュニティを飛び出すことで得られるものも多いでしょう。ただし、それは裏を返すと、自分とは相容れないような変わった人々とも沢山遭遇するということです。そこで今回は、私が就職活動を通して出会った”ヤバい”人々を紹介していきたいと思います。最初に断っておきますが、これから紹介する人々に関しては完全に私の主観で捉えたものです。そのため、人によって感じ方は様々かと思います。本記事から得るものは特に無いかと思いますが、皆さんの息抜きになれば幸いです。それではご紹介していきたいと思います。トンデモ人間~面接官編~これは、とある企業の採用面接での出来事です。恐らくこの方の座右の銘は、『原体験』です。志望動機を聞かれたので、私はその業界を志望する理由、その企業を志望する理由、どのような仕事をしたいかについて端的に述べました。するとひたすら、私がそのように考えた経緯について深堀りしてこられました。このような質問を延々と繰り返してきます。巷で流行りのコンピテンシー面接を意識しているのでしょう。ただ、この方の面接はコンピテンシー面接とは程遠いものでした。原体験をただ問うてくるという、質問を考えることを放棄したかのような面接が30分間繰り広げられました。ここで、面接中にも関わらず私の頭の中には1つの疑問が浮かびました。『人間ってそんなに一貫性のある生き物だっけ?????』確かに過去の出来事が今の自分を形成していることは否めません。ただし、全てが全て過去の自分の行動が今の自分に結び付いているのでしょうか?そもそも、この企業で働きたい!とか、この仕事をしたい!という思いが、何か幼少期の原体験に結びついている人なんてほとんどいないような気がします。ましてや幼少期から一貫して同じ思いを抱いている人なんて、そういないでしょう。誰もが誰もソフトバンク創始者の孫さんのような強烈な原体験を持っている訳ではないのです。子供の頃から好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いです。それに理由なんてあるのでしょうか。過去との繋がりを聞く時間があるなら、今後何を実現したいか、そのために何をしてきたか、今何をしているかを聞いた方がよっぽど有益ではないかと感じました。少し話が逸れたので本題に戻しましょう。このような面接官にあたった場合は、話にストーリー性を持たせるしかありません。私は無理やり原体験となりうるようなエピソードを探し出し、それが今の自分にどのような影響を与えているのかを伝えることで、無事乗り切ることが出来ました。続いては、コンサルを名乗るベンチャーで遭遇した武闘派ジジイの話をします。武闘派と聞くと暴力を振るわれたのかと思う方もいるかもしれませんがそうではありませんのでご心配なく。この方の得意技は、『自身の価値観に基づく言論封殺パンチ』です。自分基準のものさしで相手をぶん殴るという類の論法でした。この面接で開口一番に言われたのは、「で、うちで働いていくら欲しいの?」でした。正直、明確にいくら欲しいとかがなかった私は、「他人よりも少し多めに貰えたら良い」という趣旨の発言をしました。この発言が奴のスイッチを入れることになるとは思ってもいませんでした。私が上記の旨の発言をした瞬間、相手の目つきが変わり、威圧的な態度で「そんな生半可な気持ちで他人より多く金稼げると思ってるの?」と言われました。ここから、この方の自分語りが始まります。私もさすがにうんざりしていたので適当に相槌を打って聞いていました。そもそも、なぜ私がお金に重きをおいていると最初から決めつけているのかも謎でしたし、365日働くことのできる会社のガバナンスは大丈夫なのかと単純に疑問を抱きました。何より、面接という場で初めて会った相手をこういう人だと勝手に決めつけて一方的に批判できる神経には心底驚きました。また、この30分間の面接で私が話した時間は5分にも満たないでしょう。この後も、この方の人格否定とも言える発言は続くわけですが、今思い返しても腹立たしいのでここら辺にしておきましょう。トンデモ人間~学生編~某生命保険の集団面接で遭遇した学生の話です。その学生の学生時代頑張ったこと、いわゆるガクチカは、”ナンパ”を頑張ったというものでした。その時の、女性の面接官の顔は少し引きつっていたように思います。私も「何を言っているんだこいつは?」と戸惑ったのを覚えています。その学生と面接官のやりとりを以下で簡単に紹介していきたいと思います。「学生時代頑張ったことを教えてください。」「私は奥手な自分自身を変える為に、学生時代は女性をナンパすることに力を入れました。」「、、、ナンパ、、なるほど。。それは具体的にどういうことをしたのかな?」「具体的には、ライブで横の席になった女性に声をかけて連絡先を交換したり、道行く女性に話しかけたりしました。」「ナンパをする際にどんなことを心がけていたのかな?ポイントとかはあるの?」「まずは、服装や身だしなみに気をつけるようにしました。第一印象を良くするために流行りの洋服をチェックしたり、香水をつけたり、ダイエットにも取り組みました。ポイントは、まずは相手と共通の話題を探すことですね。自分と共通点があると分かったら、相手も比較的心を開いてくれるので。」「自分自身を変える為にナンパを始めたということだったけど、なんで自分自身を変えたかったのかな?その後どのように変化したかも教えてください。」「もともと高校では太っていて自分に自信が持てなくて、女子とも話すことが出来ませんでした。大学では、モテたいと思って高校の時の自分と変わる為にナンパをするようになりました。ナンパを始めたおかげで、少し自分に自信が持てるようになりました。」上記のようなやりとりが面接官とその学生との間で行われました。非常にツッコミどころが多いため、全てに言及することは出来ませんが、以下の4点が個人的には気になりました。この学生の合否については分かりませんが、選考に落ちたであろうことは想像に難くないです。3月1日が何の日かは皆さんご存知かと思います。そうです、就活解禁日(2019年現在)です。この時期になると早期内定者のマウント合戦が始まります。ここでは、私が遭遇した内定マウンターの話をしようと思います。それは、就活解禁された3月中旬のことです。私はある電力会社の説明会に参加しました。20人ほどの小規模な説明会で、人事が2人に現場社員の方が3名ほど来られていました。説明会が始まる10分前くらいでしょうか。周囲が静かであるのにも関わらず、2人の学生が周りにも聞こえるほどの声で話し始めました。2人はおそらく知り合いなのでしょう。かなり親しげに話していました。時期が時期だけに当然、就職活動の話になり、その後どこの内定を持っているかという話を彼らはしていました。すると、1人が「俺はA社(外資コンサル)の内定持ってるから、就活余裕だわ」ということをもう一方に向かって話していました。3月になり、就活生はみんなピリピリしている中、デリカシーのない発言だなとは思いましたが、内定貰ったら友達に自慢くらいしたくなるよなと聞き流していました。すると案の定、もう一方も「俺もD社(外資コンサル)の内定持ってるわ、実際ここの会社興味ないから説明会来るか迷ったわ」と大声でイキリ始めました。内定を持っていることを自慢するのは良いにしても、興味のない会社の説明会にわざわざ来てやったという旨の発言は、他の学生や社員にあまりに失礼じゃないかと怒りを覚えました。就職活動をしていると少なからず、こういう自己顕示欲に満ちたデリカシーのない人々と遭遇することもあるかと思います。ただし、内定マウントは3ヶ月も満たないうちにその効力を失います。周囲が内定を貰い始めると、ただのイタいやつになるので、ないかとは思いますが皆さんもそうならないように注意してください。インターンに行かれた方は、遭遇したことがあるかもしれません。フレームワークお化けは高確率であなたの周りにもいることでしょう。これは私の偏見かと思いますが、この類のお化けは意識高めの早慶コンサル志望に多く見受けられます。数が多いだけに非常に厄介です。このフレームワークを振りかざしてくる学生の多くが対策本の受け売りです。彼らは自分の頭で考えるより先にフレームワークを使いたがります。フレームワークが手段ではなく目的となっている場合が多いです。私も一度カード会社のインターンでこのお化けに遭遇しました。彼女はチームとして解を出すことよりも、いかにフレームワークを駆使できるかに重点を置いていたように思います。最終的には、彼女自身もフレームワークとはなんなのか分からなくなり、議論は混沌と化しました。もちろん、フレームワークを勉強し、それを活かそうという意識は評価されるべきでしょう。しかし、他の学生は疎か、本人までもがその使い方や意義を理解していない以上、フレームワークのゴリ押しは無意味でしょう。言わずもがな、私たちのグループの発表は見事撃沈しました。これは就活でよくあると言えばよくあることです。インターンでは当然メンバー同士の仲が深まります。そこに20代の男女がいるならば、予期せぬ”事故”も起こるというものです。これをチャンスと捉えるか、ピンチと捉えるかは人それぞれでしょう。ただ、彼氏彼女持ちのインターンメンバーが飲み会の後に闇に消えていったときは、この世の無常を感じざるを得ませんでした。また、遠方から来るメンバーには会社がホテルをとってくれることも多いです。そこで、"何か"が起きたということも就活中しばしば耳にしました。これから就活をするという方々は、これらの話が本当なのか嘘なのかを身を以て判断して頂ければと思います。トンデモ人間~番外編~就職活動をするにあたって、SNSで情報収集をしている方も多いことかと思います。私もその一人で、ツイッターで就活垢(就活用アカウント)を作って、インターン情報や選考情報を集めていました。上手く使えば就職活動を有利に運ぶことも可能なツイッターですが負の側面も当然あります。その1つが、『再現性ゼロアドバイスおじさん』です。こういう方々は”就活アドバイザー”を名乗っていることが多いです。このようなアカウントは、n=1の成功例でしかないにも関わらず、あたかも再現性があるかのような口調で就活生にありがたい指導をしてくださいます。しかし、このような方々のアドバイスをむやみに信じることは非常に危険です。常に自分の頭で情報の取捨選択をすることが重要です。また有難いことに、リプライやダイレクトメールを一方的に送りつけてきて、そんな就活のやり方をしてたらダメだよとわざわざ忠告してくださる方もいます。ツイッター界隈には優秀な方々が多いため、上手く活用すれば就活をスムーズに進めることも可能です。一方で、マルチや宗教くさいアカウントもあったり、偉そうに説教を垂れて来るアカウントもあるため、個人のネットリテラシーが問われます。皆さんもSNSの利用法には十分注意を払いましょう。最後に就活は、これまで接する機会のなかった人々と交流を深めるチャンスが随所にあります。この記事では、ネガティブな書き方をしてしまいましたが、皆さんにとってはそれ以上に有益な出会いがあることかと思います。私も就活後も飲みに行ったり旅行に行ったりすることのできる友人が出来ました。就職活動を単なる内定獲得ゲームと考えるのではなく、友人・知人を増やすチャンスだとポジティブに捉え、就活後も繋がりを持つことのできる関係を築くことができれば、就活も後の人生において有意義なものとなるでしょう。 21,718 views
総合商社の入社倍率|三菱商事・伊藤忠商事 総合商社の入社倍率|三菱商事・伊藤忠商事 総合商社は、現在就職活動生の中で最も人気の高い業界の一つです。特に東大早慶を中心とする上位校の学生に人気の業界だといえます。そんな人気業界であるため、非常に高い倍率を誇るのかと思いきやタイトルの通り、意外に高くない100倍を切る倍率となっています。本記事の目次・三菱商事37倍、伊藤忠商事74倍という意外に高くない倍率・明治2750倍、森永乳業533倍、異常な倍率を誇る日系メーカー・総合商社の倍率が意外にも低い理由・面接までたどり着けばチャンス十分にある・最後に・総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介なお、商社業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。アドバイザーから、商社業界を志望する理由を基に、ほかに受けるべき企業に関するアドバイスなどが受けられます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。三菱商事37倍、伊藤忠商事74倍という意外に高くない倍率三菱商事の人事部採用チームリーダーの下村氏によると、2016年卒の三菱商事内定者数は160名、応募者数は6000名ほどとのことです。計算すると倍率は37.5倍、日本で最も人気のある企業の一つにしては高くない数字であるといえます。同様に伊藤忠商事も2015年度の入社式における社長メッセージで、内定者数128名、応募者数9511名と公表しています。三菱商事よりは高いものの、100倍を切る倍率であり、人気企業として非常に高いというほどの倍率ではありません。参考:伊藤忠商事2015年度入社式社長メッセージ明治2750倍、森永乳業533倍、異常な倍率を誇る日系メーカー就職四季報2016年版によると、明治の倍率は2750倍、森永乳業の倍率は533倍と異常な高倍率となっています。食品メーカーはCMをバンバン配信して、商品にも親しみがあることから非常に多くの学生が受けていること、総合職の採用数が数十名とそこまで多くないことが、異常な高倍率の原因となっています。またメーカーのESや選考は総合商社などよりも早く、面接解禁前に力試しとして受けるユーザーも多いことが高倍率の理由のもうひとつといえます。就職四季報2016年版総合商社というと最難関企業というイメージを持つ人も多いのですが、倍率だけで見ると日系メーカーは総合商社よりも遥かに難しいといえます。総合商社のすべり止めとして、海外売上高比率の高い素材メーカーを受ける人も多いのですが、素材メーカーの倍率は帝人303倍、東レ213倍と総合商社よりも断然高いということは意識しておいたほうがよいかもしれません。総合商社の倍率が意外にも低い理由前述の総合商社の応募者数の数字が正しいものであるとして、ここまで総合商社の倍率が低いのはどうしてでしょうか。一つには上位校の学生が受ける難関企業というイメージが先行し、受けてもしょうがないと諦める人が増えているというのが一つかもしれません。伊藤忠商事よりも三菱商事の倍率が高いのは、三菱商事なんて受けてもどうせ受からないから時間の無駄だと諦めている人が多いからかもしれません。面接までたどり着けばチャンス十分にある総合商社ではテストセンター・筆記試験の通過率が20%〜50%程度とある程度絞り込まれることが知られています。総合商社が第一志望であるものの、筆記で落とされてしまう悔しい思いをする学生が例年少なくありません。筆記試験の通過率および意外な低倍率を考えると、面接までたどり着くことができれば意外に高い確率で内定を狙うことができます。もちろん総合商社では最終面接でも多くの学生を残し、最後まで一人ひとり見極めるという話もあるため、油断は禁物です。それでも面接まで来たら、乗り越える壁はあと少しだと考え、最後まで自分の力を出し切れるように準備して欲しいと思います。最後に近年、急速に人気企業としての地位を築いた総合商社ですが、その入社倍率は意外にもそこまで高いものではありません。もちろん優秀な学生が本気で入社を狙いに来ていると考えると確かに難関企業であることに変わりはありませんが、最初から受からないと決めつけて受けないのはもったいない倍率だといえます。三菱商事の人事部採用リーダーも、学歴フィルターについて下記のように話をしています。自分の大学の先輩が少ないという理由で、敷居が高いと勝手に感じてしまうのかもしれませんが、関係ありません。最近応募が少ない私立大学もありますが、臆さずどんどん応募してほしいです。どこの大学であろうと、いい人材だなと思えば積極的に採用します。参考:三菱商事、「臆さずどんどん受けてほしい」人事部採用チームリーダーの下村大介氏に聞く少しでも受けようかなと考えている学生は、臆さずにどんどんチャレンジしてみることおすすめします。総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際に総合商社志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。 126,245 views
みずほFG人事部次長のインタビューから考える、銀行志望初心者が押さえたいポイント みずほFG人事部次長のインタビューから考える、銀行志望初心者が押さえたいポイント こんにちは、理系16卒の銀行内定者です。先日、日経ビジネスオンラインでみずほFGの人事部採用総括次長のインタビューが取り上げられておりました。銀行に少しでも興味がある、就職活動を始めたばかりの学生向けに書かれた記事のように感じられました。今回は、この記事を読んだ上で銀行業や内定獲得について金融内定者として分析していきたいと思います。「unistyle就職活動意識調査結果概要」を参照してもわかるように、日系銀行は人気ランキングの中で、総合商社に次いで業界人気が2位となっております。採用人数も多い分、総合商社ほど狭き門というわけではありませんが、多くの志望者に埋もれず金融機関の面接官にしっかりと評価してもらうためにも、以下のポイントを意識して頂けると良いのではないかと思います。本音と建前を見極める金融業界の一部では本音と建前を見極めることが重要だ。例えば、企業説明会への参加回数は採用とは関係ないとする企業が大半だが、「ある企業ではしっかりカウントされていた」(金融機関内定者)。他の大手金融機関でも参加回数に言及された例があった。金融機関を本気で狙うのであれば、相応の情報収集や行動力が必要だ。参照:「みずほFG、多様な銀行の姿を知ってほしいグループ人事部採用総括次長の河野篤哉氏に聞く」上記の文章の中では具体的な金融機関の名前は明言されておりませんが、額面通りに言葉をとらえてしまうとその後の選考に繋がらないケースが筆者の場合も就職活動初期は何度かありました。「インターンの参加実績はその後の選考と関係がない」といった文言や、面接が終わったあとの逆質問は評価対象ではないといったことも同様に本音と建前があると考えられます。学生の人となりは会社に入ってから出るまで観察していてもおかしくはないということを念頭に入れて就職活動を進めてほしいと思います。銀行業をしっかり理解する銀行のイメージというと、融資や預金といった馴染みの業務がまず浮かぶかもしれません。ただ、実際はそれ以外にも幅広い業務を行っています。<中略>金融機関は業務上、社内外の人と協力して働く機会が多くあります。だからこそ、できるだけ多くの面接者の目線で、志望者の人柄を丁寧に判断したいというのが、採用の基本スタンスです。参照:「みずほFG、多様な銀行の姿を知ってほしいグループ人事部採用総括次長の河野篤哉氏に聞く」個人的には、就活生にとっては融資や預金よりも国際業務や投資業務といった花形部門の仕事のイメージが先行しがちなのではないかと思いますが、大事なのは銀行という業界は融資や預金をメインに、様々な業務を担当しているということです。読者の皆様の中で、銀行員として働く上では是非この業種を担当したい!という望みがあっても、その業種を未来永劫担当できるわけではないということは念頭に置いた上で銀行業を志望する必要があると言えます。例えば、昨今では「フィンテック」と呼ばれる金融とテクノロジーの融合が盛んに推し進められていることから、これからの新入行員は好き嫌い関わらずITと関わる時代が来るかもしれません。銀行業の仕事内容を理解する上では、実際に銀行で働く社会人のキャリアや意見を知ることが効率的だと思います。以下も参考にしてみてください。参考:「みずほフィナンシャルグループ新卒採用情報サイト<みずほ>の人」銀行の内定に結びつく学生の特徴知的好奇心やグローバルな視点があるか、行動力はどうか、といった事柄に重点を置いています。面接では、どのような人物なのか、これまでどのような考えを持って行動してきたのか、など対話を通じて、いろいろな角度から人柄を見せてもらいたいと思っています。銀行員の仕事は何事にも興味を持てないと務まりません。そして、繰り返しになりますが、社内外の様々な関係者と協力してハードルを越えていく仕事でもあります。その中で様々な業種、業態の多様な世界と接することができます。結果として視野が広がり、人間的な幅も広がっていくのは魅力です。顧客企業が成長することで得られるやりがいも大きいと感じています。参照:「みずほFG、多様な銀行の姿を知ってほしいグループ人事部採用総括次長の河野篤哉氏に聞く」上記のみずほFGが重点を置くポイントは、みずほに限らずどのような業界や会社でも重視されると考えられます。その中でも、筆者の周囲の銀行内定者を見ていると、知的好奇心の強さが如実に顕れているように感じます。「銀行に入社したら、まずは支店でリテールを務めて、そこで結果を出して大企業営業を担当し、ゆくゆくはプロジェクトファイナンスのような大型案件に関わりたい。日本経済の発展を支援できるようなバンカーになりたい。…」というように自身のキャリアや夢については活き活きと話している印象を受けます。また、筆者は理系出身で、就職活動を始めた当時は銀行は文系の仕事と考えがちでしたが、内定して蓋を開けてみれば理系出身者や院生の内定者もちらほら見受けられました。実績ではなく、自らの強みややりたいことベースで業界選びをしてほしいと思います。強みという点に関しては、是非以下の記事も参考にしてみてください。参考:「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」アピールする内容や順番は面接で統一すべきみずほFGに限りませんが、金融業界では様々な面接官がいろいろな角度で人柄を見ていたと感じます。一次面接から最終面接まで毎回学生時代頑張ったことを聞かれた金融機関もあり、面接官は必死にメモを取っていたのになぜわかりきったことを何度も聞くのか?と当時は疑問でした。しかし、これも学生時代頑張っていた経験や話しぶりから感じられる印象を面接官がチェックしていたと考察すると合点がいきます。これこそが「いろいろな角度で人柄を見ていること」にほかならないのではないかと思います。以下の内定者による選考情報にもありますように、話す内容の辻褄を合わせることや、面接官によってアピールする内容を変えるといったことは危険であることが伺えます。面接において印象に残った・回答に困った質問を教えてください。面接官は非常に温厚な方が多く、話しやすい雰囲気だった。特に回答に困った質問はなく、オーソドックスな質問ばかりだった。学生時代に頑張った取組について毎回聞かれる。面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことを教えてください。面接では具体性を持って話すことを心がけた。定量的に表したり、そのときどのように感じたかなど、そうすることでエピソードにオリジナリティが出ると思った。面接が進むにつれて何度も同じ質問を聞かれるが、辻褄があわなくなるようなことだけは絶対にあってはいけないと思った。参照:「みずほフィナンシャルグループ本選考情報(7)(総合職)」最後に〜エントリーの門は慎重に選ぶ〜最後になりますが、金融業界を志望する上ではエントリーする部門はしっかり見極めて応募すべきだと思います。「オープンorGCF・GFI・GM?みずほFGでどのコースを受けるべきか」で内定者が考察しているように、コースによって自らのキャリアがある程度固定されることも考えられます。3月の企業の情報解禁の手前、今からできることというと限られてきますが、銀行業の自分なりの理解や学生時代の経験の整理、筆記テスト対策など準備を始めても遅くはないのではないでしょうか。参考:「17卒就活生が年末年始にやるべきこと」photobyMartinThomas 24,343 views

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