学校では教えてくれない。IQよりもEQが高い人がGD最強説

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最終更新日:2023年10月27日

学校では教えてくれない。IQよりもEQが高い人がGD最強説

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EQという言葉を耳にしたことはありますか?

「IQの高い人がビジネスでも成功する」という通説にピーター・サロベイ博士、ジョン・メイヤー博士が疑問を持ち、心理学の立場から、「ビジネス社会における成功要因は何か」を探りました。調査の結果わかったのは、「ビジネスで成功した人は、ほぼ例外なく対人関係能力に優れている」というものでした。そこで生まれた概念が「EQ」です。

本記事では、「EQ」を活かせば企業にとって欲しい人材となれることを提示したいと思います。

自己分析

ビジネスでは、IQよりもEQが重宝される

はじめに、「EQ」とは何でしょうか。

EQ(Emotional Quotient)とは日本語に訳すと、「心の知能指数」もしくは「感情指数」とされています。わかりやすく一言にまとめると、「自分および他者を理解し、受け止める能力」のことであり、多くの人がご存知と思われるIQ(intelligence quotient)に比する概念です。

「IQの高い人がビジネスでも成功する」という通説にピーター・サロベイ博士、ジョン・メイヤー博士が疑問を持ち、心理学の立場から、「ビジネス社会における成功要因は何か」を探りました。調査の結果わかったのは、「ビジネスで成功した人は、ほぼ例外なく対人関係能力に優れている」というものでした。そこで生まれた概念が「EQ」です。

ビジネスから生まれた概念であることからも、EQがビジネスに役立つことは間違いないですよね。世界トップ企業といわれる「フォーチュン500社」のうち、8割の企業が採用・教育等によって自社になんらかの形でEQを導入しています。つまり、就活においての面接やGDでも間違いなく有効活用ができます。

皆さんの周りにも「特別賢いってわけでもないのに、いつもクラスの中心にいて、尊敬されている」一目置かれている人っていますよね。そういう人がいわゆるIQではなくEQが高い人です。

さて、具体的にEQとはどんな能力で構成されているのでしょうか。「感情」がキーワードになりそうです。

EQを構成する4つの能力

EQは一般的に4つの能力から構成されています。

▶︎感情の識別:自分の感情を認識したり、他者の感情を識別したりする能力。
▶︎感情の利用:自分の感情をその状況で適切な状態、問題解決に役立つ状態へと持っていく能力。
▶︎感情の理解:自分や他者がなぜそのような感情を得たのか、またその感情はどのように変化していくのかを推察する能力
▶︎感情の調整:他者の感情に働きかけるために、自分の感情を適切に調整する能力

以上4つの能力は対人関係に置いて「識別」→「利用」→「理解」→「調整」の順で使われます。つまり、EQを発揮するためには、どれかが欠けてはいけないということがわかります。

次に、上記4つの能力の優れている人と劣っている人の特徴をまとめたものを提示します。

EQに対する優劣の指標

【感情の識別】
優)空気を読むのが上手い
劣)周囲に無頓着、浮きやすい、強引なところがある
 
【感情の利用】
優)他者との同調が上手い、ポジティブに考える、モチベーション管理が上手い
劣)コミュニケーションを避けがち、ネガティブに考える、モチベーション管理が下手
 
【感情の理解】
優)相手の感情の先読みができる、説得が上手い
劣)人をイライラさせやすい、自分が雰囲気を悪くしていると考えない
 
【感情の調整】
優)良好な人間関係が築ける、「人格者」としてみられやすい
劣)周囲とぶつかりやすい、周囲を無視した行動をとる

なんとなく、ご理解いただけたでしょうか。EQが高い人とは総じて人望が厚く、社会に出ても出世しそうですよね。いわゆるいつもクラスの中心にいる人気者のイメージに近いと思います。

さて、EQはどのように就活でも活用されるのでしょうか。グループディスカッションを例に考えてみましょう。

EQが高い人がグループディスカッションで評価される理由

企業が学生に求める「一緒に働きたいと思えるか」という抽象的なものに対する指標の1つに、「良い人間関係を築くための能力があるか否か」があります。

この、「良い人間関係を築くための能力」を企業が重視する理由は、他記事でも再三再四述べていますが、企業と名のつく組織で働く場合、一人で仕事をすることはまずありえないからです。

そのため、人と働いていく上で必要となる、メンバーの発言を理解する・自分の考えをきちんと伝える・円滑に議論を進めるためのEQの高い対人関係能力が必要不可欠です。

では、就活でどのようにEQスキルが現れるかということを「グループディスカッション」を例にしてみます。

グループディスカッション×EQ

この2つを根底に持ちつつ、グループディスカッションにおいては、以下の4つの項目で評価しています。

①議論に臨む基本姿勢
②議論のテーマや流れへの理解力
③自身の意見の主張力
④議論を統率するリーダーシップ

この4つの評価項目とEQを構成している能力と紐付けると、以下になります。

 基本姿勢
・人の意見を遮らずに聞けるか(感情の識別)
・自分と異なる意見でも尊重できるか(感情の理解)
・発言していない人に発言を促す、大きな声で話す等、周囲の状況に気を配ることができる(感情の利用)
理解力
・議論の流れに沿った発言ができるか(感情の識別)
・ディスカッションの最終的な目標を理解した上で議論を展開できるか(感情の調整)
・テーマに対する鋭い分析ができるか(感情の調整)
主張力
・根拠に基づき主張を展開できるか(感情の調整)
・完結にわかりやすい主張ができるか(感情の調整)
・自分ならではのユニークな主張ができるか(感情の調整)
統率力
・問題を的確に理解し、議論を適切に進行できるか(感情の調整)
・横道にそれた議論を軌道修正できるか(感情の調整)
・時間内に結論を出すべく進行できるか(感情の調整)

ここから、EQが高い人は明確にグループディスカッションにおいての評価が高くなることがわかります。相手の考えを汲み取った上で適切な対応ができるため、議論をスムーズに進めることができ、選考官からの評価が高くなるためです。

最後に

いかがでしょうか。あなたは自分自身のEQが高いとは思いますか?

ビジネスに必要な能力には、IQやスキル、業務知識や経験など、いろいろなものが考えられますが、優れた人材はこれらの能力に加えて、対人関係能力を持っています。将来どんな仕事をしようとも必ず人と働くことになり、対人関係能力は必要不可欠になります。

こうした「人間的魅力」を支えているのがEQです。そして、EQは後天的に身に着けることができる能力です。まずは、自分と他人の感情を知り、汲み取ることからやってみましょう。日頃から意識しておくと企業に属した後にも役に立つでしょう。

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ビジネスマンの3段階のレベルから考える自己PRで伝えるべきこと ビジネスマンの3段階のレベルから考える自己PRで伝えるべきこと ビジネスマンには3段階のレベルが存在するという話を聞いたことがあるでしょうか。社会人でも意識している人はあまり多くないかもしれませんが、このことを理解しておくと就職活動に直接プラスになるだけでなく入社後にもプラスになると思いますのでご紹介します。本記事のコンテンツ・レベル1:言われたこと・守るべきことをこなす・レベル2:与えられた枠組みの中で成果を出す・レベル3:既存の枠組みを超えて組織や会社のための提案を実現する・学生の所属する組織でも同様に3つのレベルが存在している・ビジネスマンと学生時代の経験の共通点から自己PRで話すべきことを考える・最後にレベル1:言われたこと・守るべきことをこなすレベル1の段階は言われたことや守るべきことをしっかりとこなすというレベルです。例えば、コピーをして書類をまとめる、遅刻をしない、会社のルールを覚えて守るといったことが当てはまります。時期としては新入社員のうち、遅くとも2年目には脱しておきたいレベルではあるが、実際にはこのレベルを突破することができずに足切りされてしまう人も少なくありません。日本の雇用環境ではこのレベルで脱落してしまう人でもクビにすることはできないので、3年目以後はできない人として放置されてしまうことも少なくありません。レベル2:与えられた枠組みの中で成果を出すレベル2の段階は与えられた枠組みの中で実績を出すというレベルです。例えば、営業成績で上位の成績を取る、参加したプロジェクトの中で周囲に評価されるような仕事をして認められるなどがあげられます。与えられた枠組みの中で高いレベルで成果を上げる段階です。証券会社、銀行、不動産営業など営業色の強い会社では1年目からこのレベルが求められる傾向にあります。時期としては遅くとも10年目までにこのレベルで実績を残しておこないと大企業の部長、役員などの上のポジションにつくのは難しいかもしれません。一方で実績を残すことができず、このレベルから脱することができない人も多いのが現実で、多くのビジネスマンは与えられた枠組み、ルールの中でどう成果を出すか悩んでいるというのが実態でしょう。レベル3:既存の枠組みを超えて組織や会社のための提案を実現するレベル3の段階は、与えられた枠組みを超えて組織や会社のために提案するだけでなく、実際に自らの手で実現するところまで担うレベルです。例えば、新規事業の部署を自ら提案し立ち上げる、これまで取引のなかった企業と新規提携を行う、業務改善の提案を行い実際に導入するなどがあたります。このレベルに到達するにはレベル2での実績が不可欠です。与えられた枠組みの中で成果を出した人間でなければ、いくら会社のためになる提案だとしても残念ながら受け入れられることは少ないでしょう。それは会社の融通が利かないからという話ではなく、単純に与えられた枠組みで成果が出せない人が既存の枠組みを超えた提案を実現するのは難しいと考えられているからだと思われます。何の実績もない人に重要な仕事は残念ながら回ってこないのです。実際にはレベル2の段階で四苦八苦している人が多いため、レベル3の段階に到達できるビジネスマンは少なく、意識すらしたことがない人が少なくありません。一方で大企業の中で役員になっている人はレベル2の実績だけでなくレベル3段階での実績を伴う人が多いでしょう。学生の所属する組織でも同様に3つのレベルが存在しているさてここまでビジネスマンの3段階のレベルについて見てきましたが、これは学生が所属する組織でも同様に当てはまります。例えば体育会系の部活であれば、レベル1の段階は新人として言われたことを守る・役割をこなす段階で、レベル2はレギュラーや選手として成果をあげる段階、レベル3は幹部として部活全体のための提案を実現する段階だといえます。同様にゼミ活動でも、レベル1の段階はゼミ生として言われたことを守り、課題をこなす、レベル2の段階は課題や共同論文の執筆において高い評価を得る、レベル3はゼミ全体のためになる提案を実現する段階だといえます。体育会でもゼミでも、レベル3の段階に到達するためにはレベル2の段階での評価や実績は重要で、レベル2の段階で組織に貢献できていないとレベル3に到達するのは難しいかもしれません。実績が1番ではなくても誰よりも組織のことを考えて、レベル2の段階でも努力し周囲に認められている必要があります。ビジネスマンと学生時代の経験の共通点から自己PRで話すべきことを考えるここまで見てきたようにビジネスマンの3段階のレベルは学生時代の経験にも当てはまります。この共通点を理解しておくと自己PRで話すべきことは明確に見えてくるのではないでしょうか。レベル1の段階のことを必死にアピールしようとしてなかなか評価されないと落ち込む学生がいる一方で、人気企業内定者の多くがレベル2での実績だけでなく、レベル3の実績も準備した上で、面接の中では両方の強みを伝えています。このことを理解しておくと、学生時代頑張ったことで、他者との関わりがないTOEICや受験勉強を頑張った話があまり評価されない理由も理解できるでしょう。下記の動画においても、評価される自己PRのポイントを解説しているので参考にしてください。最後に実際には社会人には3つの求められるレベルがあるということを理解している社会人はそこまで多くないかもしれません。一方でこのことを学生時代の経験からも体感的に理解できている人は社会人になってからも応用しやすくレベル3のことを早い段階から意識することができます。これを読んでまだ学生時代の経験でレベル3のことができていないと感じるのであれば今からでも遅くないので、所属する組織のために自分自身は何ができるのか考えて行動に移してほしいと思います。photobypeturr 20,518 views
現役20卒就活ツイッタラーに#今アツい業界を聞いたらいい意味で予想を裏切られた 現役20卒就活ツイッタラーに#今アツい業界を聞いたらいい意味で予想を裏切られた 冬インターンの選考や外資系企業の本選考が始まり、いよいよ就活に本腰を入れ始めた人も多くなってきました。その中で大きな関門になるのが志望業界。「自分のやりたいこと」「名前を知っている」色々選定軸はある中で今アツい業界ってどこなのか。そんな方のために現役20卒ツイッタラー8人に今アツい業界についてのヒアリングを行いました。選出基準としては、「フォロワーが100人以上」としています。今回の調査にあたり、いわゆる「就活生に人気な業界」に偏ることをunistyle編集部は予想をしていましたが、いい意味で裏切られました。これはひとえに今回取り上げた就活ツイッタラーの皆さんが、日々情報のインプットとアウトプットを怠らず、丁寧に自己分析や業界・企業研究を積み重ねた結果、自分の軸を持って就活をしているためだと思います。Twitter内の就活界隈では多くの方に知られ、アウトプットの質が高いツイッタラーにとってのアツい業界とは?ぜひご覧ください。現役20卒ツイッタラーに聞く今アツい業界「アツい」の定義は以下に設定し、理由と共にお答えいただきました。①個人的に志望度が高い業界②業界研究を進める中で見えてきたこれから国内外で需要が伸びていく業界*回答はほぼ頂いたままの文章で掲載しております。総合商社【選んだ理由】回答者:ななな@20卒(@na_syukatsu)①ビジネスの仕掛けを創出する、②着実な成長環境がある、以上2つの理由です。いずれも過去の経験を踏まえて、①について、どんな商材であっても、数多のステークホルダーを巻き込んで商流を創っていくことに興味を持っています。この理由だけならベンチャーも入ってきますね。一方②について、これは好みだと思いますが、仕事を任せるのではなく、与えることで成長を促していく現行の日系大手的方針の方が僕は好きです。本選考ともなると質問内容変わるなひたすら志望度合いを聞かれた—ななな@20卒(@na_syukatsu)2018年10月19日回答者:だいちゃん@20卒(@2020graduated)大きな資金力を使って、未開拓の地でビジネスを作ることができるため。(企業力の強さ)トレーディング業務で培った一次情報を取りに行く力が、AIなどの技術力に勝ると感じるから。現状、総合商社に入社できる能力が転職市場で評価されていると感じるから(地頭、ガッツなど。第二新卒まで?面接前めも・自信を持って積極的な姿勢・元気に明るくハキハキと・その企業で活躍したいという熱意・意欲・やる気を見せる・長く働き幹部候補になることをアピール・面接官と会話する—だいちゃん@20卒(@2020graduated)2018年10月31日農業【選んだ理由】回答者:しょうちゃん(@olympic_year)現在、農家を司る経営に対するコンサル等が積極的に行われるようになり、集約化・また販売の先まで関わることでビズサイドの視点が増えたため熱いと考えています。また、今までは機械に頼れなかった作業も技術力の向上で変わりつつあるため、生産量を高めるよう図れるのではと思っています。会社の理解が済んだあとに、・自分のやりたいことができるか・会社の見る未来に共感できるか・自分なら何の価値が提供できるからへんを志望動機に練りこんでいく作業が必要。1番その会社を見る上で簡単な分析方法は商材を見ることだと思ってます。—しょうちゃん(@olympic_year)2018年11月3日アドテクノロジー【選んだ理由】回答者:安藤@20卒(@St_AND_Dragon)人々の潜在的なニーズを把握できるアドテクノロジーの更なる発展と他領域での拡大に期待しています。従来の広告業界のみならず、他業界(保険業など)をも駆逐する可能性を秘めていると考えるからです。ビジネス環境が複雑化している今日、大企業も再編を余儀無くされ、それに伴うリストラも増加しています。企業や業界の「これまで」だけでなく「これから」に着目し、選択をすることが重要だと考えています。内定0の分際で偉そうなこと言えないけど、新規事業立案系の規模感を掴むならば、決算短信とかを幾つか見るのがいいと思う。総売上高の0.005%以下しか売上出さないビジネスをインターンで提案しても、お小遣い稼ぎ程度でしかない—安藤@20卒(@St_AND_Dragon)2018年10月28日ネット広告【選んだ理由】回答者:だいちゃん@20卒(@2020graduated)有益な情報のほとんどがネット上で手に入る現状で、サイトに訪れたユーザーに正しく価値提供できるネット広告が強いと思うから。またネット上にはこれから先、どんどん情報が溜まっていくので需要はしばらく続くと考えるから。就活生目線で行くと憧れの企業だけど、一般ユーザーからしたら「どこそれ?なに作ってるの?」という会社は多いから、就活生目線で企業選びすると視野が狭くなるね。—だいちゃん@20卒(@2020graduated)2018年10月30日ITコンサル業界・ITプラットフォーマー【選んだ理由】回答者:Mary(@K_storm2911)時代の背景である・人口減少・少子高齢化・移民受け入れがないの3点から社会課題として、「労働力不足」があります。その解決法として⑴人材の有効活用⑵デジタルトランスフォーメーションがあります。更に終身雇用制度崩壊を鑑みて、(市場自体の価値)×(個人の市場価値)が最大になると考えているITコンサル.ITプラットフォーマーを志望してます。選考会で出会った人にマウントとられ、やっぱり就活ってマウントだらけだなとあらためて思う。それだけ皆んな自分に余裕ない。常に他の学生と比べられて、評価されている状態が続いている。だから普通だったらどうでもいいって思うような些細なことでも自分が他の奴より優れているって思いたくなる。—Mary(@K_storm2911)2018年11月5日総合デベロッパー【選んだ理由】回答者:ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)自分が考えたモノが長期間世の中に残り続けるため。数ある業界の中でもこのように自分の仕事が形として世の中に残り続ける業界は少ないだろう。また、高給なところや自分の作った建物を人が利用しているところを見ることができることにも惹かれる。待遇、やりがいともに満足度の高い業界だと思う。仕事の選び方ってインターン等に参加→この業界良くね?→なんでやろ?→そういや自分、この業界の仕事の〇〇、普段から好きだわってなるものだと思ってるから、体験無しに自分の経験からいきなり「僕この業界すこ!」って言える人はほんとすごいと思う。—ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)2018年11月8日人材【選んだ理由】回答者:ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)日本が現在直面している問題である「労働人口不足」に直接アプローチできる業界がここだろう。これまで国内の求職者と企業の仲介になっていた人材業界の企業が海外の優秀な人材、及び求職者を日本の企業へと紹介することでこの問題は解決されるのではないだろうか。だが、そのような課題に取り組んでゆく際には頭脳流出等の問題等、課題は以前多いようにも思える。GDのFB、・資料がよく読めてる・発表がわかりやすい・主観を盛り込み過ぎないのGoodというとても当たり障りのない評価を頂いた。—ゆ〜@20卒(@Ah_Onsha)2018年11月2日介護・医療【選んだ理由】回答者:GDGOD@20卒(@GD2000879779)20年前と比べ、世界の中で日本のみがGDPがマイナス成長になっている現状があり、その中で日本はこれから世界で初めて超高齢化社会を迎える国であり、その分野での成長が必須になってきます。そして、この問題の解決に取り組むことでその蓄積されたノウハウが将来的に他国に売れるので長期的に見て介護・医療の業界は熱いと思ってます。【面接の心得(GODver)】・とにかく笑顔・相手との関係は常に対等でいる。・相手に疑問や興味を抱かせる話術。・長く喋り過ぎない。・採用される側ではあるが逆に相手を引き抜くくらいの心持ち。※あくまで自分用—GDGOD@20卒(@GD2000879779)2018年8月27日グローバルニッチトップ企業100選【選んだ理由】回答者:コミュ障ちゃん(@6t2mMjZeGyvOqsi)経済産業省が選んだ「ニッチ産業の強い企業」をGNT(グローバルニッチトップ)と呼ぶそうです。これを業界と呼ぶのかは知りませんが(私のなかで)とってもアツいです!就活始めると、みんなコンサルや商社なんかを目指しがちですが、私は隠れ優良企業に入りたいので、こういう選択肢もアリだと思っています。やることリストSPIや玉手箱の勉強インターン振り返り就活の軸を言語化気づきはノートに書き出す—コミュ障ちゃん(@6t2mMjZeGyvOqsi)2018年9月11日まとめいかがでしたか?今回の調査にあたり、ある程度の偏りがあることを予想していましたが、「アツい業界」はばらつきを見せる結果となりました。「社会的になんとなくよしとされている」「周りの学部の友人や先輩が多く働いている」という理由で志望業界を狭めてしまうのは大きな機会損失となるリスクがあります。20卒ツイッタラーとして、就活生ながらも質問箱などで相談を受けている彼らにとってのアツい業界はあくまでも本人にとってのアツい業界であり、決してそれはあなたに合っている業界という訳ではありません。しかし、彼らの世の中の見方・捉え方は参考にできるのではないでしょうか。視野を広く持ち、自分自身がもっとも本気になれる領域を探すことを焦らず行ってみてください。業界研究に困った時はUnistyleの記事を参考にし、改めて整理してみましょう。【参考記事】 9,599 views
人生を変えた我究館 —私が総合商社に内定できた理由— 人生を変えた我究館 —私が総合商社に内定できた理由— 本記事は我究館のPR記事になります。はじめまして、総合商社に内定した17卒の学生です。就活の際には複数の大手総合商社、メガバンクなどから内々定を頂くことができました。今回は「我究館」についての私の経験談についてお話しします。私は就職活動を通して多くの人にお世話になりました。特に我究館には大変お世話になり、総合商社の内定を頂くことができたのは、我究館のおかげだと言っても過言ではありません。まだ内定者という身分ですが、私の人生を大きく変えるきっかけを作ってくれたと感じています。そもそも、皆さんは我究館をご存知でしょうか。単に就活塾という枠では囲いきれない、キャリアデザインのスクールです。今回は、私が我究館をどのようの利用し、どんな経験を積み、総合商社に内定することができたのか、記事に書かせて頂きたいと思います。我究館との出会い私が我究館の存在を知ったのは、大学生協に売っていた『絶対内定2017』を手に取ったことから始まりました。学生の間では比較的有名と思われる『絶対内定』シリーズですが、その著者が我究館の館長である熊谷智宏氏です。その当時は、企業の採用広報が解禁される4ヶ月前の11月で、夏のインターンも参加したことも秋の外資系企業への就職活動もしていなかったことで、私はかなりの焦燥感を抱いていました。何から始めればいいか分からなかった私は、自己分析ができる就活入門書で、大学生協売上1位の『絶対内定2017』を購入しました。そして、分厚い書籍ではありましたが、吸い込まれるように一気に読み切りました。絶対内定2018―――自己分析とキャリアデザインの描き方就活がただのゴールではないこと、内定が目的ではないこと、社会に対して何を還元したいのか、自分がどんな価値を発揮できるのか、胸に深く突きささる言葉に強い刺激を受けました。この本を書いている人に会いたい。そんなきっかけで、著者である熊谷氏が館長を務めている我究館の存在を知りました。「ここで成長したい」という自分自身の直観を大切にして、説明会に参加し、そのまま入館しました。我究館での活動ここでは、私が我究館に入館した12月から就活の面接がスタートした翌年6月までの半年間、どのように我究館を活用したのかについてお伝えします。まず「我究」と呼ばれる、100枚近くのワークシートを通じた自己分析にひたすら取り組みました。『絶対内定』の本の中に、自己分析のワークシートが100枚あります。「中途半端に頓挫してしまい、この100枚を真に完遂させることができる人は少ない、けれど真に完遂できたとき就活を通して強い自信を勝ち得ることができる」というようなことが書いてありました。三日坊主になりがちな私でしたが、人生がかかっているという思いで、100枚を書き上げました。私は就活を終えてみて、確かに自己分析が非常に大切であったと感じました。自分自身がどんな価値観をもって人生を歩み、どんな活動をしてきたのか、納得できる説明ができてこそ、企業にその思いが届くと思うのです。だからこそ、この時期に深い「我究」ができたことは、大きな自信につながりました。なお、ワークシートを埋めるというと独りで黙々と行うことをイメージする方もいると思いますが、我究館では一人で「我究」しません。クラスの仲間たちと、本音で互いの自己分析に突っ込み合いをします。他者からの深堀りや突っ込みに耐えられるような深い自己分析をしたことで、面接でも堂々と話せるという自信になりました。また、我究館には「業界ゼミ」という枠組みがあります。業界ゼミでは、商社・金融・メーカー・外資・海運など業界別で志望者を少数で集め、その年の各業界の内定者をサポーターとして、模擬面接やES添削などの実践的な対策をすることができます。私も総合商社内定者がサポーターを務める「商社ゼミ」に入りました。この商社ゼミを通して出会った仲間は、一生もののかけがえのないものとなりました。毎日のように会い、ときには衝突しながら、将来の夢や人生について熱く真剣に語り合いました。高い目標や志、夢を持った尊敬できる仲間達と切磋琢磨できたことは商社内定に確かにプラスに働いたと思います。本命企業選考に向けた対策次に私が本命企業の選考に向けて我究館でしたことをお話しします。我究館では、コーチによるES添削や模擬面接、難関企業に勤める我究館OBOGによる講演会・社員訪問、過去の内定者のES閲覧、就職活動を通した相談など多岐にわたるサポートが受けられます。過去に数千、数万枚のESを添削してきたコーチによるアドバイスは、大学のキャリアセンターでのアドバイスとは一線を画したものがあると感じました。私自身も週一回以上は我究館を訪れ、模擬面接やES添削などを行いました。模擬面接では自分の面接をビデオ撮影することによって、言葉遣いの癖など客観的な視座で改善していくことができました。過去に内定を獲得した先輩方の面接映像もデータとして我究館には保管されています。どんな面接が内定獲得につながるのか、実際にイメージして知ることができます。何が内定獲得の決め手だったのか私がどうして念願であった総合商社の内定を頂くことができたのか、やはり一番の決め手は、尊敬するコーチに出会えたこと、本音で語り合える友人に出会えたことだと思っていますし、その環境を与えてくれた我究館には感謝しています。そこでの繋がりを原動力に、さらに自分で足を動かしてOBOG訪問などの努力を重ねることができました。また、我究館からの紹介を通してお世話になったOBOGも内定獲得において、大切なつながりとなりました。大学は違っても、我究館における先輩後輩として忙しい合間を縫ってお時間を頂き、数回の模擬面接や社員訪問などを通して、就活における視座を大きく拡大させることができました。我究館に向いてない人ここまでは、私自身が就活を通してお世話になった我究館での経験談を書きました。中にはここまでの内容を見て、「我究館は就職活動で評価されるテクニック習得の場」「我究館に入るだけでOBOGとのツテができて引っ張り上げてくれる」「コーチ陣が内定まで導いてくれる」などと思われる方もいるかもしれません。しかしながら、我究館で得られるのは小手先のテクニックではありませんし、また、お金を投下したから後は何とかしてくれるだろうという他力本願な受け身の姿勢で我究館に入館しても納得のいく結果は得られないように思います。私は我究館での初回面談で、「コーチ陣が全面的にサポートして内定まで導くわけではない、あなた自身が行動に起こし、周囲を巻き込んでいき、自分を変えていけ」ということをコーチから強く言われました。あくまで、我究館は自分自身の将来やキャリアを仲間と真剣に考え、過去の自分自身を変える「環境」に過ぎないということです。それは、ある人にとっては素晴らしい環境になり得る一方で、別の人にとっては必ずしもそうではないということです。私の周りの我究館の人間でも、コーチが何とかしてくれるというスタンスで入館し、納得のいく結果を残せなかった者もいます。私が目にした商社志望で希望企業に内定をもらえなかった我究館生の話をします。彼はES添削ではコーチに全部一字一句直してもらえる、就職活動の情報は他大の学生からもらえる、など他力本願なスタンスで友達(?)作りをしていたようですが、結局自分の損得ベースの感情が前面に出てしまったのか、他の学生と信頼関係が構築できず、そのうち我究館自体に来なくなりました。何かと答えを求めたり誰かに頼るのではなく、自分自身が足を動かして、人を巻き込んでいく、自分を変えていく、それが我究館で強く求められていることだと私は思います。最後にここまで私の我究館での経験や思いを語らせて頂きましたが、あくまで私の主観です。現実的な話をすれば、我究館の「使い方」は人それぞれです。私のようにコーチや仲間との出会いの場として我究館を熱く捉える人もいれば、我究館を模擬面接でのアウトプット練習やES添削の場であったり、過去の内定情報のデータベースとしてドライに捉えて結果を出す人もいます。入館に伴う15万円というお金はたしかに大金かもしれませんが、それに見合う対価を創り出す十分な環境が我究館にはあると私は確信しています。うまく活用できれば、支払った金額よりもはるかに大きなリターンが得られると思っています。また繰り返しになりますが、我究館を使ったから就職活動に成功するかというとそんなことはなく、結局は自分自次第という言葉に集約されます。無料説明会も毎週開催しているので興味がある人はまずそちらに参加してみるといいと思います。(もちろん、そこで入会を強制されることはないので安心してください)これから就職活動という大切なライフイベントを迎える皆さんが、納得のいく結果を得られるよう心から応援しています。▼我究館の無料説明会へのお申し込みはこちらからphotobyislandjoe 23,832 views

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