【大手ES例文6選】ガクチカで学業の差別化できる書き方を解説!

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最終更新日:2024年01月18日

【大手ES例文6選】ガクチカで学業の差別化できる書き方を解説!

本記事では、ESや面接で必ず聞かれるガクチカ学業をアピールした例文を紹介し、ガクチカの書き方企業がガクチカを聞く意図などを解説していきたいと思います。

unistyle特製自己分析シート
 

本選考とインターンの締め切り情報

学業をアピールしたガクチカ例文

まず最初に大手企業選考通過者から6つ厳選したESを掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。

学業をアピールしたガクチカ例文①【研究活動】:味の素

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学業をアピールしたガクチカ例文②【ゼミ活動】:明治安田生命

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学業をアピールしたガクチカ例文③【授業】:TOPPANホールディングス

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学業をアピールしたガクチカ例文④【文系】:野村総合研究所

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学業をアピールしたガクチカ例文⑤【成績優秀者】:三井不動産

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学業をアピールしたガクチカ例文⑥【GPA】:三井住友カード

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学業をエピソードとしたガクチカの書き方

ガクチカの書き方

続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。

ガクチカは基本的に上記のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。

このフレームワークを基に、「学業をエピソードにしたガクチカの書き方」を紹介していきます。

今回は、下記のガクチカを具体例として解説していきます。

※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。

(1)結論
考察力という長所を活かして「●●技術の開発」に取り組み、学会での発表を目指した。
 ⇩
(2)動機
学部■年次に、自己成長の観点から従来とは異なる分野の研究室への配属を志望し、実験的なテーマを選択した。
 ⇩
(3)目標・困難
学会での発表を目指して開発に取り組む中で難しかったのが、問題に直面した際にその真因の特定および解決が困難だったことである。マイナーなテーマであるがゆえに先行研究が少なく、論文による調査が難しかった。
 ⇩
(4)取組み・工夫とその結果
そこで私は以下の2点において創意工夫を凝らした。1点目は「真因の特定に対して原因と考えられるものを洗い出し、検証実験によって真因を絞り込むことで効率を高めたこと」である。2点目は「真因の解決に対して、実験面だけでなく解析面からもアプローチを試み、多角的な視点から捉えることで実現可能性を高めた」ことである。この工夫により真因を特定して解決することができ、●●技術の開発に成功した。その結果、国内外の学会に参加して口頭発表を行う機会を得ることもできた。
 ⇩
(5)人柄
失敗も多くあったが地道な作業を繰り返したことが開発の成功に繋がった。
 ⇩
(6)学び
学生時代の研究内容、そして高い考察力という自身の長所を活かし、▲▲職として御社の成長に貢献していきたい。

フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。

【参考記事】
ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-
→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。

企業がガクチカを聞く意図

企業がガクチカを聞く理由・意図

冒頭でも少し触れましたが、多くの企業の選考(ES・面接など)でガクチカを問われます。

そしてもちろん、それだけ多くの企業がこの質問をするということは、"この質問を通じて、選考の合否の判断"をしていると言えます。

そこでまずは、「企業側がガクチカを質問する理由・意図」を紹介します。理由・意図に関しては、大きく分けて2つあると考えられています。

  • 経験自体のレベル・スペックを把握するため
  • 自社に合う・マッチする人材かを知るため

経験自体のレベル・スペックの把握

「経験自体のレベル・スペックの把握」は、簡単に言うと"どれだけすごい経験をしているか"、すなわち”経験そのもののレベルの高さ”を評価しています。

つまり、学生時代から「並の学生では取り組めないような経験・輝かしい実績」を残していることは、当然それ自体が評価の対象となります。

レベルの高い経験をしている学生は、「その背景にある努力・チャレンジしようとした気概」を感じ取ることができます。何となく過ごしていても、ともすれば卒業できてしまう学生生活を自ら意欲的に行動している時点で、"優秀である可能性が高い"と判断されやすいでしょう。

自社に合う・マッチする人材か知るため 

1つ目の「経験自体のレベル・スペックの把握」に関しては、基本的に "優秀さ" という判断基準に基づいています。

一方で、"自社に合う人材か・一緒に働きたいと思う人材か"という優秀さ以外の観点も、「重要な判断基準」になります。

特に、「未だに終身雇用制度が根強い・勤続年数が長い」傾向の強い日系企業では、こういった観点が重要視されると言われています。

経団連が、経団連全会員企業に対して、「企業の求める人材像」などについてアンケートを実施しました

 

「企業からどのような資質が求められているのか」を正しく認識したうえで、ガクチカでアピールしたい強みを伝えるようにしましょう。
 

【参考】採用と大学改革への期待に関するアンケート結果:一般社団法人日本経済団体連合会

企業が学生に求める人物像の傾向

ガクチカで学業の内容を書く際の悩み・疑問【unistyle独自調査】

ガクチカで学業をアピールする際の悩み・疑問

ここまで、学業に関するエピソードを用いたガクチカの書き方・大手企業内定者のES例文を紹介してきました。

これまで紹介してきた内容を踏まえ、就活生の皆さんからよく聞かれる悩み・疑問への回答を掲載していきたいと思います。

本記事では下記の2点を取り上げていますので、参考にしてみてください。

  • そもそも学業をアピールするのはNGなのか
  • 文系でもアピールできるのか

そもそも学業をアピールするのはNGなのか【unistyle独自調査】

結論として学業をアピールするのはNGではありません。

ガクチカといえば、サークルやアルバイトが有名ですが学業をアピールしている就活生も多くいます。

それを表したグラフが以下になります。

このグラフはガクチカではどのエピソードが多く使われていて、どのエピソードが使われていないのか、unistyleに寄稿頂いた22卒、23卒の本選考ES200名分のガクチカ欄を調査し、ガクチカのエピソードの割合を掲載しています。

ガクチカを考える際の参考にしてみてください。

対象期間:22卒・23卒のES
対象のES:unistyle上にある本選考ES(200人)のガクチカ欄
対象業界:全業界(公務員を除く)
分類方法:学業、サークル、留学、長期インターン、部活、アルバイト、学園祭実行委員、その他で分類

このグラフからわかるように学業は4番目に多くガクチカとして利用されています。

対象期間である22卒、23卒は大学在学期間中にコロナ禍となってしまったため、アルバイトの割合が高くなっているのではないかと思われます。

学業(研究やゼミ活動)の割合が比較的多いのも、同様の理由が考えられます。

また、ガクチカはエピソードそのものが評価されるのではなく、ガクチカの評価基準で評価されるので基本的にどんなエピソードでも良いと思います。

そのエピソードの中で自分の人柄が一番表れていることや、強みが活かされているものをガクチカとしてアピールすることが重要です。

ガクチカはエピソードよりも内容が重要になってきますので、上記のガクチカの書き方を参考に内容を深めていきましょう。

ガクチカの評価基準について解説してる記事がありますので参考にしてみてください。

文系でも学業をアピールできるのか

基本的には影響はないです。

文系学生でもゼミ活動を中心に学業をアピールしている就活生は多いと思います。

ゼミ活動は個人ではなくチームで取り組む場合が多いと思うので、組織の中でどのような立場でどんな行動をしてきたのかをアピールすることができます。

以下はガクチカでゼミ活動をアピールしたい人に向けて書いた記事になりますので参考にしてみてください。

実際の体験談を基にしたガクチカで学業をアピールする際のアドバイス

以下では本選考通過者から実際の体験談を基にした学業のガクチカをアピールする際のアドバイスを掲載します。

ユニスタイル上に掲載されている選考レポートから厳選していますので参考にしてみてください。

実際の体験談を基にしたガクチカで学業をアピールする際のアドバイス
①三井住友海上火災保険

本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください。(100文字以上)

ガクチカや高校時代の話、学業の話をする際に毎回目標を持って取り組んでいた事をしっかり伝えられた事が好印象であったと感じる。また面接時にただ質問に答えているのではなく、面接官との会話のキャッチボールが出来ているかが重視されていたと感じる。

選考通過者本選考レポート:20卒三井住友海上火災保険(エリア総合職)
三井住友海上火災保険(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

実際の体験談を基にしたガクチカで学業をアピールする際のアドバイス
②ENEOS

面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください。(100文字以上)

面接官の質問に対して一貫性を持たせて応えることを心がけていた。研究発表、ガクチカ、志望動機すべてに関して、自分が胸の内で持っている意志を一貫して貫けているかを意識しながら、自分の本心を正直に述べることを意識した。

選考通過者本選考レポート:23卒ENEOS(技術職)
ENEOS(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら

最後に

本記事では、ガクチカで学業の内容を書こうと考えている就活生に向けて例文・疑問点などを解説しました。

「学業」は全ての就活生に共通の活動であり、だからこそ"他の就活生と差別化したアピール"が必要になります。

本記事の内容を参考にしていただき、自身の"ガクチカ"の精度を高めていただければと思います。

また、学業のガクチカを作りたい人や、困っている人は就職エージェントneoがおすすめです。

アドバイザーから、過去のエピソードやガクチカを書く方法についてアドバイスがもらえます。

少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。学業のガクチカの作り方がわからない人は就職エージェント

最後に、「ガクチカ」に関するunistyleの記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

ガクチカ完全攻略記事一覧
1.そもそもガクチカって何?
2.ガクチカがない人の対処法
3.ガクチカの書き方を徹底解説
4.ガクチカの例文を紹介
(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには
(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには
(3)ガクチカで留学経験をアピールするには
(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには
(5)ガクチカでボランティアをアピールするには
(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】
(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには
(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには
(9)ガクチカで趣味をアピールするには
(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには
ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには
ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには
ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには
ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには
5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選

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 インターン・本選考で見かけた、学生からも落ちると思われる就活生の特徴5パターン インターン・本選考で見かけた、学生からも落ちると思われる就活生の特徴5パターン 16卒就活生です。広告代理店、IT業界を志望しています。就活はまだまだこれからが本番ですが、自身がベンチャー企業選考や、インターンシップに参加してきた中で、「コイツ…絶対に落ちるだろ」と就活生の自分でも思ってしまった【ヤバイ就活生】を紹介していきます。①「もしかしてあなたも面接官?」【GDで一度も発言しないミステリアス就活生】どの企業も選考を受けるときに必ずと言ってもよいほど、グループディスカッションが課せられます。基本、5,6人で30分、あるテーマについて議論するのですが、一度も口を開かなかった学生がいました。交わされる議論に頷くだけ、意見を求めても首を傾げるだけ、沈黙の時間が流れてました。主体性がないのか、やる気がないのか、そもそも受かるつもりで来たのか、謎に包まれた学生でした。参考:グループディスカッションを突破する上でまず最初に鍛えるべきたった一つの力②「運命共同体って理不尽だ」【目立ちたがり無能リーダー就活生】こちらもGD選考で遭遇した学生です。こういうタイプの学生は集団無理心中を謀ってくるので早めに対策はしたいところです。「とりあえず役割決めましょう!ぼく、リーダーしますね」「GDは目立てば通過できる」と勘違いしている就活生の典型型です。そういう人物に限って、議論の組み立て方が下手だったり、無駄にフレームワークを使って余計に議論を混乱させてしまいます。ちなみにそういう人とは次の選考やインターンシップで再会したことはありません。参考:地頭に自信の無い学生が編み出した、グループディスカッション生存戦略③「僕の才能、君には分かるかい?」作品を持ち込み披露する【自己満足就活生】某広告代理店インターンシップ選考のグループ面接で遭遇した学生です。自己PRで自分が製作した作品を披露し始めました。実際に作品を見せたほうが、具体性も出て、悪くない手法だとは思いました。しかし、その学生の作品は小学生レベルでした。面接官も周りの就活生もポカン顏、自身は満足げ。紹介する作品は、自分の主観だけに頼らず客観性を意識した方がよさそうです。参考:内定可能性を高めるために確認しておきたい自己PRに対する質問リスト④「$%#%#”%&☆」隣にいても聞き取れない、【滑舌悪すぎ就活生】こればっかりは出会った瞬間に、「落ちるな」と思ってしまう特徴です。彼らは熱く自分のことを語りますが、そのことは面接官に伝わりません。隣にいる私にだって伝わりません。なぜなら何を話しているか聞き取れないからです。おそらく、自分のことを吐き出すことに一生懸命になってしまって、重要な「聞く側の立場」を想像できない学生に多いみたいです。⑤「それは情熱の表現?それとも嫌がらせ?」面接会場中に響き渡る自己PR【間違った体育会学生型就活生】某大手IT企業の合同面接会で遭遇した学生です。パーテーションで仕切られて、1対1で行う面接形式でした。そんな中、会場に響き渡る大声で語り出す学生がいました。私は、控え室で待機していたのですが、それでもはっきりと聞こえるレベル。おかげで事前に聞かれる質問はチェックできましたが、他の面接者たちには迷惑でしかなかったと思います。参考:面接における10の心構え最後に以上の学生たちの共通点として、【相手が求めているものに気が回らず、それを伝えられない】ことが挙げられると考えます。また、偏った意見に固執していると感じました。就活でも何にでも言えることだと思いますが、コミュニケーションで重要なことは、「伝える」こと、ではなく「伝わる」こと、だと思います。これを意識するだけで今後の行動が随分変わってくると思います。いかがでしたか。自分が次選考に進んだ時も、インターンシップに参加する時も、挙げたような就活生に会うことはありませんでした。さすがに、就活生からも【ヤバい】と思われてしまうような学生は、仮に自分が面接官だったとしても通さないだろうなと思います。photobymayeesherr. 72,689 views
シンクタンクとコンサルの違いとは?特徴・ビジネスモデルを解説 シンクタンクとコンサルの違いとは?特徴・ビジネスモデルを解説 シンクタンク完全攻略記事一覧皆さん経験があると思いますが、コンサルについて調べていると「コンサル・シンクタンク」でまとめられていたり、「シンクタンク系コンサルティングファーム」という分類があったりします。シンクタンクはリサーチをしていて、コンサルティングは経営相談にのることをしている、というような大まかなイメージはあると思います。ただ具体的にどのような違いがあるのかと聞かれると、明確に答えられる就活生は少ないと思います。そこで本記事では、シンクタンクとコンサルの違いについて、それぞれの特徴・ビジネスモデルの違いをもとに解説していきたいと思います。本記事の構成コンサルティングとシンクタンクの違いとは?「意味・定義」コンサルティングとシンクタンクの違いとは?「ビジネスモデル」なぜシンクタンクがコンサルティングをしているのか?シンクタンク系コンサルティングファームの特徴コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介シンクタンクの関連記事一覧コンサルティングとシンクタンクの違いとは?「意味・定義」コンサルティング(consulting)ある特定分野において専門的知識と経験を有し,顧客の持込む問題に対して相談に応じたり,助言を提供したりすることを職業とする人をいう。大別して経営コンサルタントと技術コンサルタントがあり,経営全般の問題あるいは技術に関しての相談,助言を行なっている。出典:コトバンクシンクタンク(thinktank)さまざまな領域の専門家を集めた研究機関。社会開発や政策決定などの問題や経営戦略などについて,調査・分析を行い,問題解決や将来予測などの提言をする。出典:コトバンク定義によると、コンサルティングとシンクタンクはどちらも専門家集団であるようです。しかし、コンサルティングはその専門性を活かし企業の相談に乗り、シンクタンクはその専門性を活かし研究を行う、という違いはあるようです。どちらも専門家のビジネスですが、どうビジネスモデルが違うのか見ていきましょう。コンサルティングとシンクタンクの違いとは?「ビジネスモデル」それでは、コンサルティングファームとシンクタンクのビジネスモデルを解説していきます。コンサルティングファームのビジネスモデル下記に、コンサルティングファームのビジネスモデルの一例を図示していますので、ご確認ください。コンサルティングファームは、企業課題の解決策を提供することで収益を得ているというイメージがあります。ですが、コンサルティングファームの商品は「人」です。コンサルタントを提供することによるコンサルティングフィーで収益を得ています。フィーとは、ビジネスの世界で用いられる手数料を意味する言葉のことで、コンサルティングファームにおけるフィーは「人数×期間」で決まり、コンサルティングファームは人月商売であると言えます。少し話は変わりますが、近年は実行(システム開発)フェーズまで支援するファームが増えてきました。そこには2つの背景があります。まず1つ目に、人月商売とシステム開発の相性が良いということがあります。システム開発には人手と時間が必要です。そのため先ほどの式の人数と期間のどちらも増やすことができるため、収益を大幅に増やすことができます。次に、顧客の需要が変化したということがあります。「戦略を書くだけじゃなくて、その書いた戦略を実現して欲しい」というクライアントからの要望が強くなっていると聞きます。そのため従来の戦略立案だけでなく、実際にクライアント先にコンサルタントを動員し、施策を実現するファームが増えています。このような動向によって、人材が必要となり採用が増加しているようです。そちらに関しては、下記の記事に詳しく記述してありますので、ご参考にしてください。参考:実際にコンサルタントがクライアントのもとで提供している価値に関しては、unistyle上でも現役コンサルタントの記事がありますので、ご参考にしてください。参考:では続いて、シンクタンクのビジネスモデルを解説していきます。シンクタンクのビジネスモデルシンクタンクでは公官庁が主なクライアントとなっています。受注した案件のレポートを提出し、契約金を頂くというのがビジネスモデルです。案件受注までの流れを解説すると、まず公官庁から案件の公示があります。それに対して入札をし、一番安い金額を提示した企業が案件を受注するという​流れになっています。参考:経済産業省入札結果・落札結果こちらは、経済産業省の委託業務の落札結果です。表にまとめてあるのは一部ですので、気になる方はURLからご確認ください。※こちらの入札結果をご覧いただければ分かりますが、コンサルティングファームも公官庁の案件を受注しています。本記事では単純化するためにこの場合を除かせて頂きましたが、実際はファームも公官庁の案件を受注するケースがあることをご了承ください。下記の表にコンサルティングファームとシンクタンクについて特徴をまとめたので、ご参考にしてください。このようなビジネスモデルの違いがある中で、なぜシンクタンクがコンサルティングをするようになったのでしょうか?なぜシンクタンクがコンサルティングをしているのか?シンクタンク系コンサルティングファームという分類があるように、なぜシンクタンクがコンサルティングをするようになったのか、歴史を遡っていきましょう。1970年頃、行政以外にも政策提言を行える機関が必要という社会需要があり、野村総研(1965年)や三菱総研(1970年)などのシンクタンクが発足しました。当時は今とは異なり民間企業をメインクライアントとしたシンクタンクでした。しかし、石油危機やバブル崩壊を通じて、民間企業をクライアントとしたシンクタンクが低迷、公官庁への依存を強めました。このようにシンクタンク業務が経済状況などの外部環境に大きく左右されるという問題があり、経営を安定化させるという狙いからシンクタンクのリサーチ力を活かしたコンサルティング業務にも手を入れるようになりました。シンクタンク系コンサルティングファームが誕生するまでにはこのような経緯があったのです。シンクタンク系コンサルティングファームの特徴上記のような歴史を踏まえた上で、シンクタンク系のファームにはどのような特徴があるのか考えていきましょう。先ほどの歴史から、シンクタンク業務のクライアントだった公官庁と強い繋がりがあること、シンクタンク業務で培った、リサーチ力を活かしたコンサルティングを行っていると考えることができるのではないでしょうか。また現在シンクタンク系のファームは、金融・証券系のグループ会社がほとんど、かつIT部門に力を入れています。そのため金融系のシステム開発に強みがあると言えます。つまりシンクタンク系コンサルティングファームには、公官庁が主なクライアントリサーチ力を活かしたコンサルティング金融系のシステム開発に強みがあるという3つの特徴があるとまとめられます。シンクタンク系ファームに求められる素養それでは、シンクタンク系ファームに求められる素養を考えてみましょう。まず一般的なコンサルティングファームに求められる素質として、課題解決力・コミュニケーション能力、プロフェッショナリズム、リーダーシップなどが挙げられます。基本的に、シンクタンク系ファームも同じ素質を求められると考えていいでしょう。ただ先ほどの「リサーチ力を活かしたコンサルティング」という特徴から課題発見力が、コンサルティングからシステム開発まで行っているという特徴から人数の多いプロジェクトを統括するリーダーシップが、それぞれ特に求められていると言えるのではないでしょうか。シンクタンク系コンサルティングファームに求められる素質を以下にまとめます。コンサルティングファームと共通する点・課題解決力・コミュニケーション能力・プロフェッショナリズム・リーダーシップシンクタンク系で特に求められる点・課題発見力・大規模プロジェクトを統括するリーダーシップここでは、上記の資質をうまくアピールできているESを紹介したいと思います。乗り越えた困難、挑戦したこと、大学での勉強(その1)(400文字以内)【挑戦し成し遂げたこと】ダスキンのミスタードーナツ事業の再建プラン作成です。所属する学生団体の活動で3チーム対抗のビジネスコンペがあり、初めて自身がチームリーダーとして2ヶ月間プラン作成に取り組みました。作成期間中は、メンバーのマネジメントに苦戦し不満を蓄積させたため、飲みに誘って本音を聞き出し改善策を練るなどメンバーとのコミュニケーションを密にとることで不満の解消に努めました。また論理的思考力や運営の仕方など自身の能力不足を痛感したため、書籍を読んでスキルを補い、経験者である団体のOBや上回生に助言を積極的に求めてPDCAを早く回すことを心がけました。結果、最終発表では1位を獲得でき、招聘していたダスキンの商品開発部長にも「企画会議に持っていきたい」と話して頂きました。この経験で私はマネジメントとフィードバックを活かすことの重要性を学び、以後意識しています。参考:野村総合研究所【合格】エントリーシート(経営コンサルティング部門)こちらは、野村総合研究所(NRI)に内定した就活生のエントリーシートです。コミュニケーション能力やリーダシップの素質があるということを少し見るだけで読み取ることができるのではないでしょうか。書かれているビジネスコンテストは再建プランの作成がテーマのようですので、課題を発見・解決する手段を考えるという実際のコンサルに近い内容だと考えられます。その内容で高い評価を頂いているため、課題発見力・課題解決力の素質もあるということを読み取ることができます。このように、シンクタンク系コンサルティングファームに求められる資質を、ESでアピールできると良いでしょう。今回は、シンクタンク系コンサルティングファームで一括りにしましたが、その中のファームによってどのような人材を求めているかは異なります。ですので業界分析だけでなく、一つひとつの企業分析もしっかりするようにしましょう。参考:参考:コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際にコンサル業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。シンクタンクの関連記事一覧本記事では、コンサルティングファームとシンクタンクの違いを紐解いていきました。コンサルティングファームでは民間企業をメインクライアントとし、解決策を提示する「人」を商材としています。また、シンクタンクでは官公庁をメインクライアントとし、受注した案件を調査した際の「情報」を商材としています。それゆえ、コンサルティング業界においては課題解決力やコミュニケーション能力、リーダーシップが求められ、特にシンクタンク系では課題発見力等も求められることと思います。最初にも述べましたが、コンサルティングファームとシンクタンクの違いや、コンサルティング業界内での分類ごとの特徴を、明確に述べることができる就活生は少ないように感じます。もし、コンサルティング業界を志望するなら、分類ごとの違いや特徴は理解した上で、どのファームが向いているか考えていく必要があります。本記事がコンサル・シンクタンク業界の理解の一助となれば幸いです。【シンクタンク・コンサルに関するunistyleの参考記事】シンクタンク完全攻略記事一覧外資コンサル業界完全攻略記事一覧1.【業界研究】外資コンサルの仕組み・大手企業ランキング・選考対策まで一挙大公開!2.【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを徹底解説3.【業界研究】外資コンサル大手企業一覧まとめ4.【業界研究】外資コンサルの年収ランキングを大公開!本記事ではシンクタンクとコンサルの違いについて紹介してきました。こちらの動画ではコンサル業界の全体像について解説しています。 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