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就活ルールの廃止|これからの就活。(1・2年生、21卒以降の学生がやるべきこと)

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就活ルールの廃止|これからの就活。(1・2年生、21卒以降の学生がやるべきこと)

掲載開始日:2018年09月11日
最終更新日:2018年09月11日

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2018年9月3日、経団連の中西宏明会長による、就職活動の時期に制限を設けた”就活ルールの廃止”に言及した発言が話題になりました。中西会長によるこの発言の背景には、人材獲得競争の激化による就職活動の早期化により、”就活ルール”が現在の採用活動にそぐわなくなっている事実があります。

現在の”就活ルール”とは何かについて知りたい方は、先にこちらの記事をお読みください。

参考:【緊急掲載】経団連、就活ルール廃止を検討|学生への影響は?

本稿では、まだ就職活動を始めていないであろう大学1・2年生に向けて、「これからの就職活動を見据えて今やるべきことは何か」について解説していこうと思います。

限界を迎えつつある "新卒一括採用" の枠組み

現時点では、 経団連の会長が就活ルールを廃止する意向を表明しただけであって、就活ルールの廃止が正式に決定した訳ではないことに注意する必要があります。

中西会長自身も会見の場で「(就活ルールの廃止について)経団連としてまだ決めていない」と発言していることや、安倍首相が数時間後の集会の場で就活ルールの廃止に反対する旨の発言をしていたことからも、経団連の加盟企業や政府の足並みがまだ揃っていないことがうかがえます。

(※上記の記事の安倍首相の発言については、後日菅官房長官が「既に決まっている2019年度(20卒)までの就活ルールは守ってもらいたい旨の発言である」であると修正しています)

しかし、2018年6月1日時点での内定率が68.1%と就活ルールが形骸化していることや、転職・副業が一般化しつつあることからも、終身雇用・年功序列を前提とした新卒一括採用の枠組みが限界を向かつつあることは明らかです。

21卒以降の学生の就職活動から、スケジュールが大きく変化していくことは間違いないでしょう。

"就活ルール廃止" の先にある "これからの就職活動" 

"就活ルール廃止" のメリット・デメリット

unistyleでは、"就活ルール廃止"による学生への影響について以下のように考察しています。それぞれのメリット・デメリットの詳細については、「【緊急掲載】経団連、就活ルール廃止を検討|学生への影響は?」をお読みください。

▶メリット
【1】チャンスの増加
【2】海外留学をする学生への門戸の拡大
【3】キャリアについて考察する機会が増える


▶デメリット
【1】就活の超早期化
【2】学業への影響
【3】情報の氾濫


参考:【緊急掲載】経団連、就活ルール廃止を検討|学生への影響は?

上記の記事で述べている通り、就活ルールの廃止は、学生の捉え方次第でメリットにもデメリットにもなり得ます。

これからの "就職活動の形"

改めて、就活ルールの廃止がもたらす変化を、就活スケジュール関するものに絞って挙げると、大きく以下の3つにまとめられます。

【1】通年採用の一般化
【2】就活の長期化
【3】就活の超早期化

【1】通年採用の一般化

1つ目の変化は、「通年採用の一般化」です。

これまで設けられていた就職活動の時期的制限がなくなることで、学生はそれぞれのタイミングで就職活動に参加できるようになります。企業もなるべく優秀かつ多様な人材を確保するために、中途採用のような「通年採用」へと切り替えることが考えられます。

通年採用に切り替わることで、各社の採用活動のピークがズレる可能性が生まれるため、学生にとっては企業の選考を受けるチャンスが増える事も見込まれます。

【2】就活の長期化

2つ目の変化は、「就活の長期化」です。

通年採用が一般化することで、従来の学生のポテンシャルを重視した「短期集中型」の採用活動から、アルバイトに近い実践的なインターンシップを通じて即戦力を求める「長期型」の採用活動へと変化することも考えられます。

「長期型」の採用活動では、学生は入社前にやりたいことを見極めることができ、企業は実務を通じて優秀な人材をより正確に見極めることができるため、学生側と企業側のミスマッチを減らすことができるというメリットがあります。

雇用形態や企業文化が異なるので一概に比較することはできませんが、就職活動の期間に制約が存在しないアメリカでは、多くの学生が長期インターンシップに積極的に参加して実務経験を積んでいます。

【3】就活の超早期化

3つの変化は、「就活の早期化」です。

"就活ルールの廃止" により、大学1・2年生の時点から就職活動を始める学生が増えることが考えられます。それにより、これまで3年生以降が一般的であった「内定出し」のタイミングが早まる可能性があります。

また、内定までは出さないとしても、将来的な採用活動を念頭に入れた大学1・2年生向けのイベントを開催し、学生を囲い込む企業やサービスが増えることも予想されます。

1・2年生が今やるべきこと

最後に、以上のような "就職活動の変化" を見据えて、現在の1・2年生はどのような行動を取れば良いのかについて解説していきたいと思います。

【1】自分と向き合う時間を増やそう
【2】多くの学生・社会人との接点を作ろう
【3】就職活動に正解を求めるのはやめよう

【1】自分と向き合う時間を増やそう

まず1つ目は、自分の本音に向き合いながら、将来どんな人間になりたいかについて考える時間を作ることです。

いわゆる「自己分析」と呼ばれているものです。ここで大切なことは、別にカッコイイ夢や立派な目標を掲げることではなく、自分の価値観を把握することです。

そのため、「お金持ちになりたい」「ステータスが欲しい」といった企業の選考ではあまり評価されない目標であっても、それが自分の本心から出た言葉であるならば全く問題ありません。

「自分の本音に向き合う」という行為そのものは、恐らくこれまでに多くの学生が何らかの意思決定を下す際に経験してきていることだと思います。

「自己分析」という言葉は内定を獲得するための手段として用いられることが多いのですが、その本質を「納得のいく人生を送るために自分を知ること」と考えれば、就職活動というタイミングに限らずに継続して行うべきものではないかと思います。

「どんな企業に入りたいか」ではなく「どんな生き方をしたいのか」といった人生レベルの自己分析をしてみてはいかがでしょうか。

特に、長期化・早期化が見込まれるこれからの就職活動においては、これまで重視されてきた「ポテンシャル」のある学生よりも、経験や資格を持った「即戦力」となる学生が求められるようになると考えられます。

そのため、大学1・2年の時点から「自分のなりたい姿」を把握し、それを実現するための経験を自ら選び取ることができれば、今後の就職活動を有利に進めることができるのではないでしょうか。

参考:戦略的自己分析のやり方|内定に近づく効果的な自己分析の方法

自己分析の具体的な手順について紹介した記事です。大学3・4年生向けの記事であるため、文中では自己分析の目的に「志望動機・学生時代頑張ったこと・自己PRの構築」を挙げていますが、1・2年生ならばそれよりも「今の自分に足りないものを把握すること」「今後の行動計画を立てること」を目的にしてみて欲しいです。

【2】多くの学生・社会人との接点を作ろう

2つ目は、一緒に切磋琢磨し合える同世代の仲間や、人生のお手本となる社会人と積極的に出会うことです。

現在の就職活動は「情報戦」と言われるほど、膨大な情報に溢れています。その中には、信憑性の低い情報や矛盾した情報も含まれており、自分自身で取捨選択することが求められています。通年採用の浸透により就職活動のタイミングが多様化した場合には、これまで以上に主体的に情報をキャッチアップしていく姿勢が求められることになると考えられます。

そんな時に役立つのが「人のつながり」です。人脈が豊富であればあるほど、「先に企業の面接を受けた友人から聞かれた質問を教えてもらう」「サークルのOBである先輩に普段の業務内容を聞かせてもらう」など、信憑性の高い一次情報に触れる機会を多く作ることができます。また、自分とは違った価値観を持った人の話を聞くことが、自分の将来のキャリアに対する考えを深めるきっかけになります。

こうしたつながりは就職活動を通じて築かれることもありますが、別の機会で生まれたつながりが結果的に就職活動の役に立ったということも多いです。つまり、就職活動をいつからスタートするとしても、特定のコミュニティに閉じこもるのではなく、なるべく多くの学生・社会人との接点を作っておくべきだと言えます。

具体的な方法は、複数のサークルを掛け持ちする、長期インターンを始める、大学1・2年生を対象としたキャリアイベントに参加するなど、何だって良いと思います。できれば就職活動に対する意識の高い人が多いコミュニティを選んだ方が良いですが、それよりもためらわずに積極的に頼る姿勢を身につけることの方が大切だと思います。

【3】就職活動に正解を求めるのはやめよう

3つ目は、就職活動の正解を安易に求めないことです。

「就職活動に正解はない」というのは、就職活動を始めると良く聞く言葉です。この言葉は、個人の適性や企業に求める要素によって魅力を感じる企業は異なるため、"就職偏差値が高い=勝ち組"という式が成り立たないことを意味しています。

さらに、就活ルールの廃止された後の就職活動は、まだ誰も経験したことがない未来の話であり、正確に予測することは誰にもできません。この記事の予測が外れる可能性だって十分にあります。

だからこそ、ネット上の記事や過去の体験談をそのまま鵜呑みにするのではなく、就職活動の答えを自分の中で探し出そうとするマインドが大切になります。unistyleの記事を読む際にも、ただ読んで終わらせるのではなく、それに対する自分なりの解釈や考えを持つことが求められます。

最後に

本記事では、"就活ルール"が廃止されると就職活動はどうなるのか、未来の就職活動を見据えて1・2年生は何をすべきなのかについて考察をおこないました。

▶"これからの就職活動" の予測
【1】通年採用の一般化
【2】就活の長期化
【3】就活の超早期化


▶1・2年生が今やるべきこと
【1】自分と向き合う時間を増やそう
【2】多くの学生・社会人との接点を作ろう
【3】就職活動に正解を求めるのはやめよう

1・2年生の皆さんが社会人になるまでには、時間はまだまだ十分にあります。本稿の内容が、皆さんの理想のキャリアの実現に向けたステップを考える際の参考になれば幸いです。

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