「裁量が大きい」「風通しのいい」会社とは何か?就活界の5つのマジックワードを徹底解説

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最終更新日:2024年01月22日

「裁量が大きい」「風通しのいい」会社とは何か?就活界の5つのマジックワードを徹底解説

本記事では、誰でも言えるマジックワードを意味もなくただただ並べる量産型就活生になることを避けるために、代表的な5つの言葉に注目してその意味を探っていきたいと思います。

そもそも、「マジックワード」とは何か

「就活で一番大切なのは自己分析だよ」
「弊社は大変風通しのよい会社です!」
「最近はホワイト企業を志望する若者が...」

就職活動をしていれば一度は耳にすることも多い上記のような言葉。

それを聞いたとき、あなたはどのように感じ、どのように考えるでしょうか。

何となく、「そういうものだ」で終わらせていないでしょうか。

例えば、一番上の言葉。そもそも「就活」とは何か。「自己分析」はなぜ大切なのか。

就活界では、このように誰もが言うような言葉の数々が "マジックワード" として蔓延っています。

人をあたかも魔法のように思うように動かすことができるキーワード。
主に意味が曖昧で、使う側の思想によって便利に扱うことが出来る言葉や幅広い意味を持つ呼称(特に蔑称)を指して呼ばれている。

参考:マジックワードとは - はてなキーワード

マジックワード(magic word)とは、直訳すると文字通り「魔法の言葉」です。

魔法といってもいわゆる呪文・おまじないのような話ではありません。

ここではマジックワードを、「本来その言葉が持つ意味が形骸化され、汎用性が高く逆に意味がありそう(だがよくわからない)に捉えられる、魔法のように用いられる悪い意味で利便性が高い言葉」と定義付けることにします。

マジックワードは、「とりあえずその言葉を使っておけばいいだろう」ぐらいに認識され、思考停止状態で用いられることが多い点に問題があります。

この性質から、例えば後輩から「就活って何をやればいいですか?」と尋ねられたときに、「とりあえず自己分析だよ」と意味もわからず返すようなやり取りがしばしば発生しているのだと思われます。

特に就職活動では面接で「深堀り」と呼ばれる言葉の背景や意味を探る問いかけがなされるため、マジックワードを並べることには問題が多いものだと考えています。

以下では、その代表的なものを紹介します。

就活界のマジックワード1:「ホワイト企業」

近年、有名企業の若手社員の過労死問題・政府の働き方改革の推進・業務効率化のノウハウの普及などにより、社員を酷使するブラック企業への反発やワークライフバランスへの関心が高まってきているように感じます。

これより、ブラック企業=悪・ホワイト企業=善といったような風潮が生み出され、就活生の間でも "ホワイトさ" を軸として企業選びをしている層が一定数存在しています。

もちろん、従業員を酷使して過労死に追いやったり、法令に違反するような労務管理をしている企業は、当然絶対的な悪として判断していいものでしょう。

では、逆に「ホワイト企業」とはどういった企業を指すのでしょうか?

・給料が高い
・適正な人事評価
・休みが多い
・人間関係が良好
・定時で帰れる
・やりがいのある仕事ができる

これらの例に共感できる人もいれば、「それは違うのでは」と否定的な項目がある人もいるでしょう。

一般に、ホワイト企業はワークライフバランスと紐づいて語られがちであり、残業の少なさや有休消化率といった労働時間を基準としたイメージを持つ方が多いと思っています。

全ての社員にとってホワイトな企業なんて無いんだってよく分かったよ。
無能は無能らしい就職をしろってね。

参考:ホワイト企業だったら良いですね。

一方、定時帰りや有休消化率100%といった誰もがうらやむような労働環境の企業であっても、この文が示唆するように、それが「自分にとって」ホワイトであると結論づけられるかは定かではありません。

この動画の主人公のように、基幹職から外れたことを「会社の中心から外された」と悲観的に考える方もいるでしょうし、温い職場環境をホワイトなものとして好意的に考える方もいるでしょう。

また、仕事内容云々よりも定時退社ばかりに目を向けているようでは、実際に働いた際のやりがいの欠如や、貴重な若手のうちにスキルが身につきにくくなり、結果的に一企業に依存する。

すなわち、「つまらない」仕事をする「使えない人材」として、長期的に見ればワークライフバランスの取れた生活から外れてしまうという推測もできるでしょう。

企業側もアピールを進める "ホワイト感"

今や採用HPや就職四季報に限らず、転職サイトや掲示板等でも(真偽は別として)労働環境に関する情報はあらゆるところで入手することができます。

こうした学生の関心の高さも相まって、最近では合同説明会や個別説明会でも自社の平均残業時間といったデータを開示し、自社の "ホワイトさ" をアピールしてくる企業は増えている印象があります。

就活界のマジックワード2:「裁量が大きい」

「若いうちから大きな仕事を任されたい」という考え方を持つ就活生は毎年一定数いると思っています。

恐らく多くの方が「裁量が大きい」という言葉をこのような意味で用いているのではないでしょうか。特にベンチャー気質のある企業においてこの言葉はマジックワードとして用いられることが多い印象を受けます。

では、「大きな」仕事とはこの場合何を指すのでしょうか。スケールの大きい仕事。ではスケールとは何で図られるのか...

「裁量が大きい」という言葉は、先ほどの「ホワイト企業」と似たように、大きいことが良しとされ、小さいと「自分の意見や考えが反映されにくく責任のある仕事を任せてもらえない」といったように語られることが多い気がしています。

この記事でも述べたように、例えば「裁量」を「扱う金額の大きさ」と定義すれば、ベンチャーよりも大手企業の方が満たされる可能性が高いわけであり、裁量権が大きい=ベンチャーという短絡的な考え方は改めるべきでしょう。

「若いうちから大きな仕事を任されたい」は何もベンチャー志望者だけが考える言葉ではない

一方、日系大手企業の場合でも、「若いうちから任せられる」という言葉を採用メッセージとしてアピールしている企業も一定数存在しています。

自分は学生時代の経験にやりがいがあり、その経験に繋がる軸を用意していました。
 「1点目は若手から大きな仕事を任される企業です。2点目は様々な人々と関われる企業です。3点目はグローバルな環境の企業です。」
というように答えたところ、1点目の軸に対して面接官からは「若手って何年目までのこと?」「大きな仕事って具体的には何?」「若手の時に1人で中くらいの仕事をするのか、中堅の時に大きな仕事をするのかでも前者が良いの?」「大きな仕事が任されないと嫌なの?」
というような質問が返ってきました。

参考:面接|内定者が語る!深掘りに対応できる「正直」な面接とは

例えば某日系大手素材メーカーであるA社ですが、上記のようにESで短い文言で記載した企業選びの軸について面接で厳しく深堀りがなされるようです。

このように、裁量権や若いうちから任せられるという言葉について考えるべきなのは何もベンチャー志望者だけではありません。

中長期的なキャリアパスを描くことが多い日系企業の場合は、「若いうちから」というだけで無く、その後中堅・ベテラン社員になったときについても自分がどういった働き方をしたいと考えているのかを整理しておくべきでしょう。

就活界のマジックワード3:「風通しのいい会社」

「風通しのいい会社」という言葉も、先ほどの「裁量が大きい」と並んでしばしば "いい会社" の特徴として用いられることがあります。

こちらも人によって定義が分かれますが、一般には「自分の意見を発信できること」が条件となることが多い気がしています。特に新卒就活の場では「若手の意見も積極的に採用してもらえる」という意味を含むことも出て来るでしょう。

また、もう少し広い意味で「人間環境が良好な職場」というイメージを持たれるケースもそれなりに多いと思っています。

「風通し」については、二項対立では無く「いい」という表現であることに問題があるのかも

これまで見た2つのマジックワードは、ホワイト⇔ブラック・大きい⇔小さいといったような二項対立の言葉を含む一方、「風通し」については「いい」⇔「悪い」という優劣的な文言である点は一部問題なような気もしています。

先ほどのA社の深堀りのように、企業選びの軸を選定する際は二項対立で判断することが有効です。

「風通し」という何だか爽やかな文言が「いい」のであれば「いい方がいいに決まっている」わけであり、漠然とした好意的なイメージからマジックワードと化してしまっているのかもしれません。

しかし、意見を述べるにも評価するにもやり取りが発生する中で、「とりあえず意見を言えば聞いてあげる」といったような姿勢はコスト的に無駄になることもあるでしょう。

「風通しがいい」環境においては、「全く理にかなっていない意見」「背景を全く鑑みていない意見」といったようなものもとりあえず発言しようという考えが生じ、建設的な議論を阻害する一因となる可能性も考えられます。
(もちろん、「何を言ったか」よりも「誰が言ったか」ばかりが重視される環境はそれもまた問題でしょうが)

「風通し」の場合でも、結局のところ「いい方がいいか」についてはその定義付けや職場での活用のされ方に依存するものであり、絶対的な価値としてマジックワードとして用いることは(企業側も学生側も)賢明な判断とは言えないでしょう。

就活界のマジックワード4:「部署による」

さて、ここまでは企業側が出す採用メッセージや学生の軸に関するマジックワードが並びましたが、4つ目はやや登場のシチュエーションが異なる言葉になります。

ここまでのマジックワードを採用担当、もしくはOB訪問や座談会で現場社員に尋ねたとき、

「ここの会社って残業多いって本当ですか?」(ホワイト企業)
「若手でも任せてもらえる社風ですか?」(裁量が大きい)
「職場の皆さんで飲みに行かれたりしますか?」(風通しのいい会社)

(これらの質問が適切かどうかは別として、)恐らく多くの社員は答えるでしょう。

「うーん、まあ部署によるかな」。

YesともNoとも答えない、学生側からしたら歯切れが悪いとも捉えられる回答。

とりあえずこう言っておけばいいだろうぐらいな回答とも感じうるため、面談界のマジックワードとして機能している言葉という考えも生じると思います。

「部署による」のはだいたいが "正解"

では、なぜ多くの社員の方は学生からの質問を「部署による」で済ませるのか。

答えは簡単で、会社全体の傾向を問う質問は、本当に部署によって回答が異なることが多いためです。

新卒採用において、総合職の一括ポテンシャル採用をすることが多い日系大手企業。

メガバンクのコース採用や伊藤忠商事の先決め採用といった例もあるものの、基本的には入社するまで自分が実際にどのような業務に携わるのかはわからないものです。

そこでは、部署・勤務地・職種などが異なれば同じ一企業内でも組織風土が異なることから、「部署による」という回答はだいたいの企業で当てはまるある種妥当なものと言えるでしょう。

大方の人が「他の銀行で働いたことがないからわからない」といって答えが終了するので、実は無意味な質問の一つとのことです。みずほFG人事部採用総括次長のインタビューでもそのように語られています。ちなみにですが、質問の仕方を変えて、「なぜ今の銀行を選んだのか」だと、ある程度的を得た答えが返ってくることが多かったです。

参考:リクルーター面談の逆質問でするべき質問とは|ポイントは4つ!

結局、人事であろうとOB訪問先の社員であろうとあなたの先に入社した先輩に過ぎず、自分が実業務で携わったところ以外のことを聞かれても正直わからないものです。まして上記のように同業と言えども社外のこととなれば尚更でしょう。

社員は企業のことを何でも知っているわけではないことを認識することが、質問力向上のための第一歩として重要であり、何よりそれがお互いのためでもあることは認識しておいてもらえたらなと思います。

企業理念にも敏感で、企業理念の素晴らしさを面接で語ってしまったりします。実際に中で働いている人が自社の企業理念を知っているかというと必ずしも知っているとは言えなかったりするんですが、ガンジー就活生は企業理念を全ての社員が胸に刻んで働いていると考えてしまいがちです。

参考:就活になると急増する「ガンジー就活生」からの脱却が内定への第一歩

OB訪問をする際は「部署による」ことを前提とした準備をすべき

OB訪問やり方大全!OB訪問の目的から時期・質問内容まで徹底解説」でも述べた通り、OB訪問を学生・OB双方にとって有意義なものにするためには「仮説を持つ」ことが重要です。

本記事ではこの仮説=志望動機・学生時代頑張ったこと・自己PRについて自分なりの答えを用意することであると書かれています。

そしてその仮説をもとにOBへ質問をする際も、相手の所属部署といった経歴に沿って検証がしやすい問い方をすることが必要になるでしょう。

「相手の立場に立つ」というのは就活界でも学生側がしばしば語る文言ですが、実際にそれが行動として出来る人は案外少ないものです。(ある種これもマジックワードかもしれません)

相手意識を保つことはビジネスパーソンとして求められる基本的な素養でもあり、明らかに「部署による」で終わってしまうような質問を避けることはその一要素になり得ると考えます。

就活界のマジックワード5:「トータルソリューション」

就職活動への意識が高い学生が目指す典型的な業界として挙げられる外資系コンサル・外資系投資銀行。

特に前者の中でもBCG・マッキンゼーといった戦略コンサルと呼ばれる立ち位置の企業は採用数も非常に少なく、最上位の学生のみが内定を勝ち取る企業群とされています。

しかし、この "戦略コンサル" という言葉について、近年変化が生じてきているようです。

「パワーポイントで奇麗にまとめた提案資料をクライアントに発表する」といったいわゆるコンサルタントとして思い描かれがちなイメージとは離れ、近年はその実行部分まで携わるビジネスモデルに戦略コンサルと呼ばれる企業も移行しつつあることが指摘されています。

これまでの戦略コンサルのビジネスでは、"机上の空論" として世の中のニーズからはずれていっているのかもしれません。

そんな戦略策定部分にしか携わらない従来型の戦略コンサルと比較して、実行まで一気通貫で携わることを「トータルソリューション」と呼ぶことがあります。

システム開発において、自社は要件定義・外部設計といった上流工程のみ行い、コーディングを始めとした製造部分の多くは協力会社にほぼ丸投げする。こういったありがちな産業構造とは逆の考え方にあたるのがこのトータルソリューションになります。

「何でもやります」こそが最高だという風潮

このように、案件に一部分しか携わらないよりもフルラインで携わることこそが善であり、「自社で何でもやる」という姿勢が正しいような風潮は少なからずあると思っています。

例えば、高い技術力からクライアントへ多様なソリューションを提供できるといったことは強みとして示すには妥当性があるでしょう。

IBMは世界最大手のIT企業として約170カ国にわたるグローバルネットワークを有し、さらに長年蓄積されてきたノウハウや製品を保持しています。そのため、顧客の課題を解決する「武器」を多く揃えており、コンサルタントからすればクライアントに提案できる解決策の幅が広くとてもありがたいことだと思います。

参考:難易度はそこまで高すぎない?IBMのコンサルタントとして働く魅力

しかし、近年の業界の流れを見ていると、必ずしも携わるフェーズが多ければ多いほどよいというわけにはいかなくなってきているように感じます。

システム開発においては今や利便性の高いパッケージが数多く存在しており、ハードの手配云々から始めるオーダーメイドの提案が効率性に欠けることは想像に難くないでしょう。

世界的な技術力の進歩などにより業界として競合性が増す昨今。顧客が求めるものも当然変化しており、オーダーメイドかつ高品質なサービスというよりは、コスト削減や一部分に限定したピンポイントな機能へのニーズが高まってきている傾向にあるとも指摘されています。

三菱商事がひとつに連なったバリューチェーン構築(例:「飼料の生産→鶏肉の生産→鶏肉の加工→ケンタッキーなど小売流通」の流れをすべて支配する)に長けるのに対して、

伊藤忠商事は既存事業とのシナジーが見込める優良ビジネスをピンポイントで「点的支配」している(例:傘下にファミリーマートを持っている→レジ決済を強化するために決済サービス会社を買収する)、という指摘です。

参考:【伊藤忠商事】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで

また、この話は何もSIerに限ったものではなく、上記のように例えば総合商社の間でも業界内で「どこまで携わるか」によって立ち位置が異なることなるという指摘もあります(「何でも(全部)やります」の三菱商事・「これだけやります」の伊藤忠商事といったところでしょうか)。

これを見ても、「一連の流れに携わる三菱商事は善だが、一点に集中して携わる伊藤忠商事は悪」という考え方にはまずならないでしょう。

富士通やNECに代表されるような、自社でハードの製造とシステム開発も行い合わせて販売するようなビジネススタイルは、今後も落ち込んでいくという指摘が広くなされています。

クライアント側も情報化社会の波やシステム回りの発注選択肢が広がっていてきていることを受け、「とりあえず富士通に全部任せておけば安心」といったような考えには至らなくなってきているのが市場の流れとして指摘できるでしょう。

コスト削減や納入までのスピード感が高まっていけば、アジャイルやプロトタイプモデルといったクライアントからの要望変更に対応しやすい開発手法の割合も高まる可能性も考えられます。SIer志望者の方は、以下のようにトータルソリューションを志望理由の一つとして挙げる際にも、「なぜ自分がトータルソリューションがいいと考えたのか」について、先述したデメリットも考慮しつつ考えておくべきでしょう。

私がビジネスコンサルタント職を志望する理由は二点あります。一点は戦略から実行までというトータルソリューションを提供できるという点です。私は戦略だけに留まらず、クライアントの課題解決に最後まで立ち会うことこそコンサルタントの在るべき姿と考えます。もう一点は幅広い業界と関わることで課題に対して多角的な視点を得られるという点です。クライアントに最適解を提供するためには幅広い知識が必要であると考えます。

参考:アクセンチュア 【内定】エントリーシート(ビジネスコンサルタント)

今回のようなコンサルタントやSIerに限らず、世の中の動きやクライアントからのニーズが変われば求められるビジネスモデルも当然変化していくことになります。

「『良し』と言われているから良し」 ではなく、自身の価値観や市場動向などと照らし合わせながら、「良しの理由」について気づきを得るきっかけとしていただければと思います。

おまけ:就職後もつきまとうマジックワード

上司:「自分で考えて」
顧客:「認識の相違が...」  

今回は就職活動にまつわるマジックワードについて紹介していきましたが、実際にはビジネスの世界でもマジックワードが蔓延っている組織というものは存在しています。

「自分で考えて」と言っておけば、とりあえず自分ボールの状況を脱せるほか、相手方の当事者意識の欠如を指摘するといった教育的側面も「ありそう」(だが実際は自分がわかっていないだけ)というような話です。

また、最近ではよくメディア上でもネタ話として取り上げられていますが、本来日本語でも表現できる言葉を横文字で表現することで、あたかも凄そう/賢そうな雰囲気を出すこともあります。コンセンサス・ビジョン・プライオリティ・アグリー・イニシアティブ辺りがその典型でしょうか。

最後に

先輩のESは絶対に参考にすべき!自己PR・志望動機における守破離とは」でも述べたように、エントリーシートの書き方を習得するには、まずは先輩たちの中で評価されたものを真似るような形で記述してみることが有効と考えています。

とは言え、なぜそれが評価されているのかを理解しないまま思考停止で何となく写すだけでは意味がありません。これはマジックワードを用いる際にも近しいことが言えると思っています。

本来 "魔法の言葉" だったものが、気づいたときには空虚な言葉になっていた。

そんなことがないように、「正しい」とされる事柄に疑いを持つように。

魔法ではない、地に足のついた言葉で自分の魅力を伝えられる就活生になる第一歩として、本記事をご活用いただければと思います。

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安定志向の自分が国家総合職(旧:国家Ⅰ種)ではなく民間就職に舵を切った理由 安定志向の自分が国家総合職(旧:国家Ⅰ種)ではなく民間就職に舵を切った理由 こんにちは、現在就活中の19卒国公立大生です。私は現在、大学を一年間休学しています。大学3年次は、公務員試験(特に国家公務員総合職)に向けて勉学に励んでいました。その後、国家総合職に最終合格したものの、休学という選択肢を選びました。今回は、タイトルにあるように国家総合職に最終合格した私が、なぜ休学してまで民間就活に舵を切ったのかについてお話したいと思います。【本記事のアウトライン】・国家総合職とは何か、その試験制度や年収について・国家総合職が学歴社会といわれる所以・私が民間就活に切り替えた理由・減少傾向にある国家総合職志望者国家総合職(旧:国家Ⅰ種)の試験制度・待遇まずは、国家総合職についてご存じない方やあまり詳しく知らないという方に向けて、試験制度についてざっくり説明させて頂きたいと思います。国家総合職試験は、以前は国家Ⅰ種試験と呼ばれていました。いわゆる「キャリア官僚」になるための試験を指します。公務員試験の中でも最難関と言われており、最終合格はもちろん、その後の内々定までたどり着く人はごく少数です。まずはその試験フローについて以下にまとめてみました。1次試験(マークシート式)→2次試験(論述式、人物試験)⇒[[最終合格]]↓官庁訪問(GD、採用面接)]⇒[[内々定]]1次試験と2次試験に合格してはじめて最終合格者となり、官庁訪問を行う権利を得ることができます。私の受けた大卒程度、法律区分の国家総合職試験の1次試験の倍率は8倍程度、2次試験の倍率は2倍程度となっており、全体の実質倍率は約15倍となっております。もっとも、ここでただ試験に最終合格すればいいというものではなく席次も非常に重要となります。財務省や外務省、経産省、警察庁などの人気省庁を志望する場合は特に席次を意識する必要があるといえます。最終合格時点では、大袈裟に言うと民間でいうESとWebテストが通過した段階に過ぎません。官庁訪問では10数回の面接が複数日に渡り行われ、省庁によっても差がありますが、その倍率は2.5倍ともいわれています。官庁訪問では、省庁に関する知識はもちろんのこと、政治や経済、社会、カルチャーなど幅広い知識が必要となります。そして、その熾烈な官庁訪問を見事乗り越えると内々定となります。つまり、内々定を得るためには、全体として見ると約30倍もの高い倍率を勝ち抜いていく必要があります。ここで、官庁訪問とは何かご存知ない方もいるかと思いますので、簡単に説明させて頂きます。官庁訪問とは、各省庁に採用面接を受けに行くもので、最大3省庁を受けることができます。丸一日拘束される場合がほとんどで、これが数日に渡って行われます。この官庁訪問が、国家総合職試験の最大の山場であり、ここで内々定を貰うことができなければ、無い内定となります。次に、国家総合職の職務内容についてみていきましょう。国家公務員には総合職と一般職の2種類があり、大まかに説明すると民間企業同様、総合職が将来の幹部候補としての職務、一般職は主に事務処理等を担当することとなります。両者の大きな違いは、「昇進スピード」と「就くことのできる役職」の2つです。総合職の方が、より早く管理職ポストに就くことができ、最終的には事務方のトップである事務次官のポストも狙うことができます。もっとも、一般職採用であっても本人の希望や努力次第で管理職を目指すことも十分に可能なようです。続いて、キャリアパスについて簡単に説明します。ここでは、国土交通省のHPを参考にみていきたいと思います。1年目〜3年目採用直後は、本省係員として配属され、政策立案や法令事務などに携わります。4年目~6年目本省係長として、よりオリジナリティのある政策立案や法令作成業務などに携わります。地方支分部局の課長としての赴任、他省庁への出向等の機会があります。7年目〜本省課長補佐クラスとして、国土交通省の政策の企画・立案の中枢となっていきます。その後は、在外公館の一等書記官、地方公共団体の部課長、地方支分部局の部長等のキャリアを経て、本省課長等へ昇進し、国土交通行政において重要な役割を果たしていくことになります。参考:国土交通省採用HP他省庁でも概ね同様のキャリアパスを歩んでいくこととなります。また、総合職に関しては海外留学や海外勤務の機会も多分にあるようです。最後に、皆さんが最も気になっているであろう給与について見てみましょう。キャリアパスと給与について人事院が発表している年収モデルから以下のようにまとめました。【国家公務員モデル給与例(扶養親族がいない場合)】参考:平成29年人事院勧告もっとも、これには残業代等が含まれていないため、実際の年収としてはプラスαで100〜300万円上乗せした金額をイメージしてもらえれば良いかと思います。昇進するにつれて金額も上がり、給与自体は民間大手と大差ないといえますが、その仕事量からするとやや低いといえるかもしれません。また、トップの事務次官ともなると年収は約2300万円になるようです。もっとも、官僚の出世争いは熾烈でトップ事務次官になれるのはたった一人です。出世争いに敗れるといわゆる天下りをして再就職することが多いです。そのため、上記の通り一人ひとりのキャリアが大きく異なり、給与に関しても相当な個人差があるといえます。学歴社会の国家総合職(旧:国家Ⅰ種)ここでは、私が民間就活に切り替えた理由についてお話したいと思います。結論からいうと、私の学歴では将来的に活躍しにくい職場だと判断したためです。なぜそう考えたかについて書いていきたいと思います。要因としては以下の3つが挙げられます。①国家総合職は他に類を見ない学歴社会である②旧帝・早慶以外は官庁訪問で切られる可能性が高い上に訪問できる官庁も限られてくる③官庁訪問を乗り越え就職できたとしても出世が見込めない国家総合職が学歴社会であるといわれる所以について説明していきたいと思います。以下のデータをご覧ください。【平成29年度(2017年度)国家公務員採用総合職試験・出身大学別合格者数】​参考:ReseMom一目見てご理解頂けると思いますが、東京大学の合格者が圧倒的に多いことが分かります。2017年度の国家総合職最終合格者は1878人であるため、合格者の約5人に1人が東大生という計算になります。なお東京大は各省庁の総合職の就職者数を発表している。内訳は、総務省27人、国土交通省26人、経済産業省23人、農林水産省17人などとなっている。昨年、各省庁の採用予定者数のうち東京大の人数は、総務省が49人中27人、経済産業省が43人中23人、外務省が28人中15人、金融庁が18人中10人となっており、これらでは5割以上を占めている。やはり人気省庁では東京大の強さは際立っている。参考:PRESIDENTOnline以上からも、国家総合職に占める東大のウェイトの大きさがよく分かります。また、官庁の中で最も人気である財務省を例に見てみると、事務方のトップである財務事務次官の歴代出身大学は、57人中55人が東京大学、残り2人が京都大学となっております。これについては、官僚に占める東京大学出身者の割合が高いため、事務次官の割合が高くなることも不自然ではありませんが、やはり少なからず学閥が関係しているとも考えられます。このように、国家総合職に就職する人、出世していく人の学歴には、民間では考えられないほどの偏りがあるといえます。そのため、当然ながら学閥が力を持ち、出身大学が官庁訪問や出世でも大きく影響するのが実情です。官庁訪問に学閥が影響するという理由は、大学のOB・OGである現官僚との繋がりを持てるか否かで省庁の採用情報などを得ることができるか否かが変わってくるためです。当然ながら、OB・OGが多い大学の方が情報量という面で有利な傾向にあります。ここからは、私が見聞きしたりインターネットなどで囁かれたりしている情報ですが、省庁によってはOB・OG経由で官庁訪問に来るよう連絡したり(内々定を必ず出すとの旨を伝えた上で)、官庁訪問で学歴順に面接を行い低学歴(ここでは旧帝・早慶以外)の人については面接をしてもらえなかったりといった話があります。これらについては、確証が取れているものではなく、あくまで噂にすぎないのでその点お間違いのないようご注意下さい。しかし、このような噂が出回るほど国家総合職は学歴社会であるのは事実でしょう。以上が、国家総合職が学歴社会であるとの所以です。つまり、正直なところ自分の大学だと先が知れていて、また、前述の通り年収もそこまででもありません。そのため、私は国家総合職という選択肢を選びませんでした。もちろん、民間でも学閥はあると思いますが、それでも数字などビジネスの結果で巻き返せる余地が大きいと考えています。私は自分の実力が正当に評価される環境で働きたいと思い、民間就活を選びました。東大生に関しても国家総合職の人気は落ちている東大の牙城ともいえる国家総合職ですが、東大生の中でも人気が落ちてきているようです。まず、国家総合職自体の志願者数の変遷について見てみます。キャリア官僚を志す学生が減少している。2017年度の総合職の第1次試験の合格発表が12日に迫ったが、人事院によると、17年度の総合職試験(11年度までは1種試験、1984年度までは上級試験)の申込者数は前年度比6%減の2万591人。1970年度以来47年ぶりの低水準だった。参考:日本経済新聞以上の新聞記事からも分かるように、そもそも官僚を志す人の割合は減少傾向にあります。一般的に、国家公務員に限らず公務員志願者数は景気によって増減するといわれています。公務員は安定しているとのイメージから、好景気の際は志願者数は減り、反対に不景気の際は志願者数が増える傾向にあります。次に、東大生の国家総合職就職不人気について見てみましょう。毎年「国家I種」試験の合格者を多数輩出する東大前で学生に話を聞くと、「父も官僚なので子どもの頃から憧れてるんですけど、仕事の割に給料が安いイメージがある。周りの友達も外資など、民間企業に行く人が多くて、公務員志望はあまりいません」「なるのが大変な割には外資や大手銀行に比べて給料がよくないので、ちょっとコスパが悪いのかなって」「気持ちが強い人じゃない仕事だと思う。薄給だけれど、仕事はそれなりに大変」と、あまり良いイメージを持たれていないようだ。参考:AbemaTIMESやはり、景気の影響だけでなく薄給・激務といったマイナスイメージから東大生も国家総合職を敬遠する傾向にあるようです。売り手市場であるのに加えて、分配側ではなく価値を生み出す側(ビジネスサイド)で力を発揮したいと考えている人の割合が高まっていることも関係しているのではないでしょうか。これには、仕事に対する価値観も影響しているのではないかと考えます。現行政府が働き方改革を推進しているように、バブル期のようにひたすら働くことが良しとされる時代ではなくなりました。世間体や出世だけに価値基準を置くのではなく、自己の能力をより発揮でき、より働きやすい環境であるかを基準に仕事を選ぶ方が増えているのではないでしょうか。以上のように、東大生の国家総合職への人気も低下傾向にあるといえそうです。最後に皆さん、最後までお付き合い頂きありがとうございました。ここまで、私がなぜ国家総合職でなく民間就活を選択したのかについてお話してきました。一言申し上げておくと当記事は、決して官僚になることや官僚社会の内部体制について批判することを目的としたものではありません。むしろ、国の中枢に入って日本を支えたいという志が高い方に、国家総合職を目指して頂きたいと考えています。激務・薄給・学歴社会等悪い噂ばかりが目立つ国家総合職ですが、その社会貢献性や公共性は民間企業と比較にならないくらい大きいでしょう。また、私自身も省庁の説明会等に何度も参加し、官僚の方々の熱意や意欲については並々ならぬものを感じました。現在では、官庁訪問で大学名を名乗らせなかったり面接カードにも大学名を書かせなかったりと学歴社会であった国家総合職も変わりつつあります。今後は、より学歴に関係なく活躍できる環境になっていくことは間違いないでしょう。また、皆さんの中には、公務員か民間で悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。そういう方については公務員勉強と民間就活を並行して自分の適性、志向を考えていけばいいのではないでしょうか。私の周囲にも両立をしていた人は現に沢山いました。私自身は初めから公務員と決め打ちしたために休学することになってしまったため、時間をかけて自分の適性をよく見極めることが重要かと思います。もっとも、安易な考えで公務員勉強もしておこうという考えであれば、賛成はできません。国家総合職を含め、公務員試験は片手間で合格できるような簡単な試験ではありません。勉強と就活の両立をするのであれば、それだけの覚悟をもって挑むべきでしょう。この記事が、皆さんの就職活動に少しでも役立てば幸いです。今後もunistyleを是非ご活用ください。【参考】・・・photobyStooMathiesen 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【適性検査の新タイプ】ヒューマネージ社製テストセンターの形式・対策 【適性検査の新タイプ】ヒューマネージ社製テストセンターの形式・対策 Webテスト完全攻略記事一覧1.Webテストとは2.Webテストの種類3.Webテストの対策4.Webテストの答え・解答集を利用することの是非5.Webテストを実際に受験できるサイトSPI対策完全攻略記事一覧・SPIとは・SPIの対策∟SPI対策初心者向け~上級者向けまとめ∟SPI言語対策∟SPI非言語対策・SPI対策用の本・SPIテストセンターについて∟SPIテストセンター対策∟SPIテストセンター高得点の判断基準とは・SPIを使用している企業一覧16卒の金融機関内定者です。皆さんがインターン選考を受けるにあたり、webテスト・テストセンターを受ける機会があると思います。対策を特にせず、「WEBテストは先輩から解答エクセルをもらったから大丈夫」「既に高いボーダーを誇る外資系企業で課されたテストセンターを通過したから大丈夫」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。一般にテストセンターというとリクルートキャリアが作成するSPIテストセンターを想像されるかと思いますが、今回は2015卒向け就職活動から実施され始めたとされ、政府系機関や外資系企業も採用するヒューマネージ社作成のテストセンターについて書いていきたいと思います。SPIテストセンターの攻略や概要に関しては「外資系戦略コンサルファーム筆記通過者が書くテストセンター攻略法」を参考にしてください。本記事の構成ヒューマネージ社製テストセンターとは?ヒューマネージ社製テストセンターの方式どの企業でヒューマネージ社製テストセンターが課されるのかヒューマネージ社製テストセンターの対策方法最後にヒューマネージ社製テストセンターとは?ヒューマネージ社とは、従来は自宅などのPCで受験するTG‐WEBを作成していた企業で、最近はテストセンターの提供も始めたようです。SPIテストセンターとの共通点と違い、ヒューマネージ社テストセンターの方式を見ていきましょう。SPIとの共通点(1)使い回しが可能受けた感触で自信があったり、基準点の高い企業を通過した場合はSPIテストセンター同様使い回すことができます。(2)電卓や電子機器の持ち込みは禁止いわずもがなですが、ヒューマネージ社のテストセンターでは特に煩雑な計算があるにもかかわらず電卓が使えないので暗算の練習は必須だと思います。SPIと異なる点(1)性格検査は一回度に会場で受験しなければならない1回の性格検査に15分は要したので、何回も受けるのは時間がもったいないと感じました。(2)正誤率に応じて問題が変わるようなことはなく、前の問題に戻ったり問題間を行き来することができる問題を飛ばしても戻ることができ、問題毎にマーキングをすることができました。できる問題を早めに仕上げてわからない問題に戻って正答率を上げることも可能です。(3)言語・数理それぞれで制限時間が決められているこの点に関しては玉手箱といったWEBテストと同様の形式です。筆者の受験した際はコンピューターの右上にカウントダウンタイマーが表示されておりました。ヒューマネージ社製テストセンターの方式※言語・数理・性格テストで構成されており、所要時間は50分とアナウンスされる。英語のテストも課されることがある。*言語時間…12分問題数…長文8つが出題され、問題数は30問弱問題内容…序盤は玉手箱のように1つの長文に対して用意された4つの文章が正しいか誤りか、長文からはどちらとも言えないかを判断する問題が問われました。後半になると長文を読んで筆者の主張として正しいものを一つ選ぶというものでした。難しい問題のオンパレードというわけではなく、しっかり対策したり問題形式の慣れ、効率よく解き進めることが重要だと感じました。*数理時間…表やグラフの読み取り問題15分+四則演算8分問題数…図表読み取りと推論問題12問+四則演算40問問題内容…言語同様玉手箱の問題と酷似しておりました。言語以上に時間がタイトであり、制限時間では到底終わり得ない問題数が用意されていると感じました。*性格テスト時間…15分終わり次第帰って良いとのアナウンスがありますが、不可能と思われるほど問題の量は多いです。どの企業でヒューマネージ社製テストセンターが課されるのか年度によっても変わりますが、16卒の就職活動では以下の企業で課されました。科研製薬キングジム東急不動産日本取引所参考:【ヒューマネージ社のテストセンターを2016年度実施した企業】この他にも、筆者が国際協力銀行を受験した際にも課されました。ジョンソンエンドジョンソンといった外資系企業でも採用されているようです。他にもあると考えられますが、SPIテストセンターと比べても、ヒューマネージ社のテストセンターがまだ浸透していないことからこれを課す企業も少ないといえます。そのためどこかの企業で何回か練習して本命の企業に備えるという対策がとりづらく、上記の【SPIとの違い】にも書いたように一回の受験毎に性格検査を受験するため時間がかかりがちであることからもその対策の重要性がわかるかと思います。次に、どのように対策すればいいのか見ていきましょう。ヒューマネージ社製テストセンターの対策方法筆者自身の体験談となりますが、私は就職活動中時間がないことを理由に筆記試験の対策はSPIテストセンターにしぼり、WEBテストではエクセルのWEBテスト解答集に頼りきっていました。その結果6月中旬の日本証券取引所の1回目のヒューマネージ社のテストセンターでは失敗し、後悔したことを覚えています。6月下旬の国際協力銀行の2回目のテストセンターに臨むまでの1週間強で私が取り組んだ対策について書いていきたいと思います。(1)テスト終了後5分の勝負上記のように1回目の受験では対策をしていなかったため全く解き終わらず、諦めて形式や問題を覚えこむことに集中して結果的に落ちました。そこで私はテスト終了後に問題を書き出し、対策して国際協力銀行のテストセンターに臨みました。その際は前回と同様の問題が4割を占めており、答えが事前にわかっていたことから残りの6割の問題に時間を割くことができたので大きな効果が見込めます。正答率によらず問題が課されるため、テストで出された問題を書き出して次回テストまでに復習しておくと結果が大きく違います。(2)玉手箱で擬似的に対策する上記でも言及した通り、ヒューマネージ社のテストセンターは玉手箱と問われ方や内容が酷似しています。6月には多くの企業で玉手箱が課されていたため、1回目のテストセンターで失敗してからはそれらを全て自力で解くようにしました。答えはエクセルのWEBテスト解答集を参照すれば良いので、より速く解くことや正答率を上げることに拘っていました。言語の表の穴埋め型の玉手箱はニコンで、数理の四則演算型の玉手箱はみずほフィナンシャルグループで課されたことを覚えています。このように自頭で解き進めた経験はその後三菱商事やINPEXなどでGAB(玉手箱のテストセンター)を課された際にも活かされたと思っています。以上が私の行った対策です。この結果、実際に最難関とされる国際協力銀行の筆記試験をパスすることができました。筆者は1回目のテストセンターで落ちるまではエクセルのWEBテスト解答集を使ってズボラをする邪な学生でしたが、一方で玉手箱をエクセルのWEBテスト解答集を使わずに地頭で解いている方や玉手箱の対策を既に終えた方にとってはヒューマネージ社のテストセンターはさほど難しく感じないのではないかと思います。効率よく学習したいという方は、現状「必勝・就職試験!【TG-WEB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】【2016年度版】」のみヒューマネージ社製テストセンターの対策本として出回っているようです。選択肢が1つしかない分手っ取り早く対策を始めることができるので、受験期限が一週間後に迫っているような時間のない方にはよいのではないでしょうか。玉手箱用の対策本としては、「必勝・就職試験!【玉手箱・C‐GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】2017年度版」が人気のようです。最後にヒューマネージ社製テストセンターもSPIテストセンター同様に自分自身で対策を行わなければ容赦なく落とされるので上記のような対策は必要だと思います。面接前に志望者の魅力を伝えきることなくご縁がなかったとされるのは非常にもったいないと感じるので、しっかり対策をして臨んでほしいと思います。企業の採用テストに関しまして、以下の記事も参考にしていただければ幸いです。採用テストを実施する意義や採用テストに対する心構えなどをまとめた記事ですので是非ご覧ください。参考:「企業の採用テストとは何かを知る」Webテスト完全攻略記事一覧1.Webテストとは2.Webテストの種類3.Webテストの対策4.Webテストの答え・解答集を利用することの是非5.Webテストを実際に受験できるサイトSPI対策完全攻略記事一覧・SPIとは・SPIの対策∟SPI対策初心者向け~上級者向けまとめ∟SPI言語対策∟SPI非言語対策・SPI対策用の本・SPIテストセンターについて∟SPIテストセンター対策∟SPIテストセンター高得点の判断基準とは・SPIを使用している企業一覧 163,205 views
ロレアル日本法人採用責任者に聞く「外資系メーカーの営業として新卒で入社するってどうなんですか?」 ロレアル日本法人採用責任者に聞く「外資系メーカーの営業として新卒で入社するってどうなんですか?」 本記事は日本ロレアルのPR記事になります。こちらの記事は、日本ロレアル新卒採用責任者の岩﨑麻由氏に、日本ロレアルで営業担当者として働くことについて伺う内容です。ロレアルという企業について、また、外資系企業や消費財メーカーで働くということについて学びのある内容になっていると嬉しく思います。【日本ロレアル企業概要】世界を日本へ。日本を世界へ。世界150ヵ国で34のブランドを展開する世界No.1のロレアルグループ。100年以上に渡り人々が日常的に使用する化粧品を通し、老若男女問わず「美」を届けることをミッションとしてきました。多様に存在する「美」のニーズに応えるべく、化粧品が流通するすべての販売経路(ドラッグストア、百貨店、サロン、皮膚科・調剤薬局、eコマース等)に事業を展開していることも強みの一つです。移り変わりの早い化粧品市場で、常に新しい価値が提供できるようイノベーションを追い求めています。▶︎2020年卒向けの日本ロレアル採用エントリーはこちらから※セールス職締め切り:2018年12月25日(火)15:00※サプライチェーン職・R&I(研究開発)職・マニュファクチュアリング職締め切り:2019年2月募集予定———本日はよろしくお願いいたします。岩﨑:よろしくお願いいたします。この記事をunistyleさんに掲載するにあたって社内の営業担当者複数名にインタビューをし、私自身改めて営業という仕事の奥深さを感じました。それをこの記事を読んでいる就職活動生の皆さんにもお伝えできればと思います。日系同業他社のベテラン社員と渡り合う———ロレアルは学生から見て「外資系」という括りになると思いますが、現場社員の働き方でわかりやすく日系と異なる部分ではどういったことが挙げられますか?岩﨑:「任される」ことのスピード感だと考えています。実際、2年目で某国内トップクラスのドラッグストアチェーンを担当することになったロレアル社員がいるのですが、そのお取引先に出入りしている日系メーカー担当者は軒並み20年目くらいのベテランだったと聞いています。———大手のクライアントを担当するとなると、普通は経験豊富なベテランを当てて切られるリスクを減らすでしょうね。岩﨑:私は日系企業で働いたことはありませんが、そうだと思います。ロレアルも当然「切られてもいい」と考えているわけではなく、この社員ならいけると踏んで任せますし、社内でサポートも行います。若手に任せる、チャレンジさせる文化があるのは確かですね。同じ消費財メーカーなので働き方が大きく変わるとは思いませんが、任されるタイミングは全体的に早めかなと。また、少し話は変わりますが、新たな取り組みへの賭け方が大胆な会社だと働いていて感じます。たとえば近年めまぐるしい成長をみせているeコマースビジネスに、ロレアルはいち早く参入しました。オンラインで製品を買う消費者のニーズに合わせ、我々も多くのブランドのeコマースの立ち上げに注力し、今ではグループの売上高の7%を占めるまでになりました。大企業でありながらベンチャースピリットをもって新たな取り組みに挑戦する点が働いていて面白いと感じています。自由と責任はセット、途中式に縛られず最終成果に責任を持つことにやりがいがある———他にも外資系というとフレックスなどの「自由な働き方」がフィーチャーされることが多いように感じますが、ロレアルではその辺りはどうでしょうか?岩﨑:自分の責任をしっかり全うしていれば、働き方は自由に任される特徴があります。制度としてもフレックス勤務や、年次有給休暇に加え夏期休暇などがあります。また、最近ニュースで話題にもなっているプレミアムフライデーが始まる前から、ロレアルでは「ハッピーフライデー」という夏期期間中、月に一度15時に退社することを推奨する制度等を積極的に取り入れています。営業職の社員からは直行直帰で働けるところも自由度があって良い、という声を耳にします。ただ一方で、当然自由と責任はセットになっています。営業であれば目標予算という責任がセットで、成果を上げるための施策も自由度高く営業担当者個々人に任されています。———ロレアル含め大手企業というと、成果を上げるための仕組みや方程式がある程度確立されていて、その中で仕事をするイメージがありますが。岩﨑:ロレアルでは特にマニュアルはなく、担当者が成果を出すために最も良い方法を自ら見出すことを社員に期待しています。例えば、取引先のニーズを汲み取り、その担当企業専用のプロモーションや、販促物を提供できるよう社内の関係部署と連携、実行に移す等が良い例かもしれません。自らの提案力でお取引様の売上を最大化できるよう我々の営業は尽力し、社内の同意を得られれば実現することができます。それが結果的にその人の成果にもつながるわけです。ただ、ここで勘違いをしていただきたくないのが、成功方程式が有るか、無いかで会社の良し悪しが決まるわけではないということです。人によっては、方程式がある方が成果を出せる、モチベーションが上がるという人もいれば、自らその方程式をつくっていくことにやりがいを感じる人もいるわけです。自分がどっちなのかを見極めることをおすすめします。———確かに、「自由度高く働きたい」と話す就活生は結構いますが、実際仕組みという制限がある中の方がやりやすいという人も多い気がしますね。岩﨑:そうかもしれません。ロレアルで活躍いただける方は自由を楽しめる方で、そこをしっかり考えた上で入社していただきたいと考えています。ただ、新卒で入社した方をそのまま放り出すということはもちろんなく、ロレアルでは一人ひとりテイラーメイド型の入社後研修である「ペピニエ研修」という制度を用意しています。我々は新卒者を全員「幹部候補生」として採用しています。将来会社の経営に携わることを期待して採用していますので、それぞれに合わせた内容で研修をデザインしています。また、職種別採用を行っていますので、最終的に配属される職種に対して必要とされる経験、知識、ネットワーキングが得られるよう工夫をしているのも特徴です。———なるほど、いきなり放り出してやってこいではなく、企業としても成果を出せるような状態になっておいてもらわないと困りますからね。他部門との交流も活発、唯一顧客との接点を持つ重要部門———外資系メーカーというと、営業部門の社内プレゼンスが相対的に低いといった話もたまに聞かれますが、その辺りを伺ってもよいでしょうか?岩﨑:そういう話もあるようですが、社として営業部門のプレゼンスが低いということはありません。マーケティング戦略を立てる際にも現場の顧客からの声は非常に重要であり、それを吸い上げるのは営業部門です。社内で唯一営業だけが顧客と直接相対するため、そこで得られる知見は上流の戦略立案に必ず必要になります。私自身人事の前にマーケティング部門に在籍していましたが、常に現場の意見を聞くようにしていました。新製品や施策に対する取引先の期待値や反応はどうなのか、もっとこの企業にはこういった取り組みの方がいいのではないか等、現場でしか得られない情報は非常に貴重な情報源でした。———ありがとうございます。現場の知見を用いない戦略は上滑りしてしまうでしょうし、そのお話には納得感があります。商材の消費者であることと提供者であることは全く別、ビジネスセンスやコミュニケーションの巧拙によって営業適性は決まる———ここからはもう少し「営業」自体にフォーカスを当てた話ができればと思います。ロレアルのような化粧品メーカーの営業は、男性から敬遠されやすいように思いますがその辺りはいかがでしょうか?岩﨑:その通りで、「化粧品」という商材の消費者ではない男性の中には、ロレアルを縁遠いと感じてしまっている方もいるように感じます。商材の消費者かどうかは営業の適性に関係はないと考えていて、商材を見て反射的に受けないと決めてしまうのはもったいないように思います。———ユーザー自身よりも深くユーザーのことを理解できる人が提供者たり得る、といったことでしょうか。岩﨑:はい。変な話かもしれませんが、例えば女性用下着の営業において素晴らしい成果を上げている男性もいると思うんです。自分がユーザーではないからこそ、消費者自身が気づけていない客観的視点をもって商材を扱うことができると考えます。営業の適性はあくまでお取引様のニーズをいかに汲み取り、信頼されるコミュニケーションを取ることができるかであり、そこに性別などのバックグラウンドは関係ないと考えています。———おっしゃる通りだと思います。消費者というと「御社の製品が好きだから受けました」という方も例年一定数いると思いますが、その辺りはいかがでしょうか?岩﨑:いらっしゃいますね。好きであること自体はありがたいのですが、先ほど話した通り、消費者であることとよき提供者の適性があることは別の話だと考えているので、「好き」それ自体はプラスにもマイナスにもなりません。なので、「好き」であることに加えて、+αの何かが必要です。これはロレアルに限らずどこのメーカーにも言えることだと思います。営業のよさは自分がやったことの「明確さ」———ロレアルの営業担当の皆さんは、営業のどんなところが好きだと話していましたか?岩﨑:色々話は上がりましたが、よく聞かれたのは、「この仕事は自分がやった」というのが明確にわかるのがよい、という話でした。営業のように、相対する顧客から信頼を得て、それが自分の数字として明確にわかることにやりがいを感じられる方はご活躍いただけると思います。あと、これはある営業社員に言われた言葉なのですが、非常に興味深かったので共有させてください。「“愛されること”と“信頼されること”という、似て非なるものが両立できる“社内外に敵がいない状態”が営業において最強」という言葉です。———なるほど。愛されるのは人柄、信頼されるのは成果によるものでしょうか。岩﨑:そういうことになると思います。この話をしていた社員はかなりのハイパフォーマーで、彼くらいの状態になると仕事が楽しくて仕方ないようでした!最後に———ここまでありがとうございました。多くの就活生にこの記事を読んでもらって、説明会でのイマイチな逆質問を事前に防げるといいなと思っています笑岩﨑:笑、でも、色々興味を持っていただけるのはありがたいと思っていますよ!———最後に本選考の告知もいっておきましょう!岩﨑:そうですね!2月28日(水)15:00に本エントリーを締め切り予定です。本記事を読み少しでもロレアルの営業職に興味をもっていただけたのであれば幸いです!———この記事にあった通り、男性でも適性ある方はウェルカムとのことなので、ぜひチャレンジしてみてください。岩﨑:我々の選考はフィードバックを通し、皆様にとっても学びのある場になるよう心掛けています。ご自身をより深く知るきっかけになれば幸いです。皆様のご応募お待ちしております!【日本ロレアル2019卒本採用選考概要】・本エントリー締切:2018年2月28日(水)15:00まで・注意事項:エントリーシート提出後、ウェブテストを受験いただき本エントリー完了となりますのでご注意ください。・募集職種:セールス職、サプライチェーン職、R&I(研究開発)職、マニュファクチュアリング職▶︎マイページ登録はこちらから 26,934 views
業界内時価総額日本一!化学メーカー信越化学工業に文系学生も注目すべき 業界内時価総額日本一!化学メーカー信越化学工業に文系学生も注目すべき 信越化学工業などの化学メーカーは、一部の文系学生からは人気のある業界です。しかしながら、三菱化学、三井化学、住友化学などに比べて、信越化学工業を受ける学生はやや少ないようです。実際、過去実施したunistyle就職活動意識調査でも、文系学生約700名のうち化学メーカー各社を志望する学生数は三菱化学53名、三井化学49名、住友化学43名、信越化学工業28名という結果になっています。これは、三菱三井住友という財閥のイメージや知名度によって差がついているように思います。もちろん、何となくイメージや知名度だけに振り回されるのではなく、例えば売上や利益など各企業の財務数値をしっかり調べて企業研究をしているという方も多いことでしょう。さらに皆さんが企業研究を進めて行くと、財務数値と同様に、「時価総額」という指標も良く耳にするようになると思います。(※時価総額とは、上場企業の株価に発行済株数をかけたもので、企業価値を評価する際の指標です。時価総額の大きさは企業規模や業績のみならず、資金調達力を読む指標にもなります)日本の化学業界において時価総額第1位の企業は、三菱でも三井でも住友でもなく、実は信越化学工業です。塩化ビニル樹脂や半導体シリコンなどの分野では世界トップシェアであり、海外売上高比率も72%と業界随一のグローバル企業でもあります。三菱三井住友を受けるつもりの文系学生の皆さんが、信越化学工業を受けないのは非常にもったいないことです。また、そもそも化学メーカーを見ていないという方も、次に紹介する企業選びの軸に合致するのであれば、ぜひ化学業界も視野に入れてみてはいかがでしょうか。なお、理系対象のインターンも現在募集しているため、理系の方についてもぜひ就職先として検討してください。(※本コラムは信越化学工業株式会社のPR記事です)信越化学工業などの化学メーカーを志望する文系学生の企業選びの軸①「日本の技術力を世界に発信したい」日本の強みとして多くの人が挙げるのは、メイドインジャパンの技術力や品質の高さではないでしょうか。自社製品が世界中で求められ、また、ユーザーから信頼されている様子を見て、自分の仕事にやりがいを持つ方も多いことでしょう。また、日本のプレゼンスを向上させたいといった軸と関連付けて、総合商社などと併願する学生も多くいるようです。②「人々の生活に密着した仕事に携わりたい」上記と同様に、普段身の回りに溢れる製品に自社の素材や技術が用いられていることにやりがいを感じられるという方もいるのではないでしょうか。金融など無形の商品を扱う業界に比べて、化学業界は自社技術の活用事例を日常生活で頻繁に目にすることがあるため、そこに喜びを見出す方もいるでしょう。③「自身のアイディアを製品に反映できる仕事がしたい」クライアントと協力して新製品の開発に携わることも化学メーカーの醍醐味だと言えます。消費財メーカーであれば自社製品の普及が営業のミッションになりますが、化学メーカーの営業はクライアントのニーズと自社の技術とをうまく結びつけることが求められます。自身のアイデアを形にして他者に価値を提供することや、新たなイノベーションの担い手となることに魅力を感じる方にも、化学メーカーを見て欲しいと思います。信越化学工業が求める人材・向いている人信越化学工業に限らず化学メーカーは、営業先のメーカーと自社開発部門との橋渡しとなり、立場の異なる人々をまとめ上げて、新たな製品の開発につなげられる人材を求めていると言えます。下記、採用ホームページの社員インタビューを抜粋しています。現場で働く社員の姿を垣間見ることができますので、参考にしてください。>>一番印象に残っている仕事はなんですか?5年間サンプル供給を続けてきたある顧客の新製品にて、当社がファーストベンダーとして採用され量産になったことです。品質や納期など顧客の厳しい要求を、技術部門や製造部門と一緒に乗り越えていくのは非常に大きなやりがいとなります。半導体材料では顧客認定という独特の制度があり、顧客の製品にファーストベンダーとして採用されることが非常に重要です。セカンドベンダーでの参入は、品質や価格面で非常に大きなハードルがあります。地道にサンプルワークを続け、顧客のビジネスが軌道に乗り、結果として当社の製品の売上も増えるというのは営業部門としては格別の喜びです。(信越化学工業採用ホームページより)なお、信越化学工業では豊富な手元資金をもとに今後3年間で総額3,200億円の設備投資を予定しており、海外でのプロジェクトに携わる機会も多くあります。そのため、まったく文化の異なる土地で手腕を発揮するために、精神的にタフであることも求められます。大学を横断したイベントの企画や運営、社会人との交流など、立場や価値観の異なる人々と協力してことを成した経験を持ち、また、そこに強いやりがいを感じる人にはおすすめの企業です。入社後のキャリアプランについて事務系(営業、管理部門)では、入社後3~5年を目途に、3人に1人くらいの割合で海外赴任や海外プロジェクトに携わるとのことです。技術系(研究、生産技術など)でも、8~10%程度の社員が海外で仕事をしています。少数精鋭の人材育成方針の下、過去には、入社1年目から大きな取引先の担当を任され、2年目にして今では誰もが目にしたことのあるような製品をクライアントと二人三脚で作り上げた社員もいます。入社して間もない頃から大きなクライアントや案件を担当することで、自らの能力やスキルをじっくりと磨いていけることは、信越化学工業など歴史ある大手企業に就職することの意義の一つかもしれません。最後に就職活動では、表面的なイメージで事前に受ける会社や業界を絞ってしまうのではなく、自分の経験からどんな仕事が向いているのか大まかに考えてみて、当てはまる業界をどんどん受けていくことをおすすめします。ちなみに、信越化学工業の採用担当の方は文系出身で、「若手の内から、大きな権限と責任の伴う仕事に携わりたい」という軸で就職活動を行い、総合商社なども見ながら信越化学工業に出会ったとのことです。文系学生の皆さんは、化学メーカーを敬遠してしまう方も多いようですが、食わず嫌いせずに就職先として検討して欲しいと思います。化学業界を理解することで、川上から川下に至る産業界のつながりを理解することができ、視野が広がることと思います。なお、現在、信越化学工業では理系対象のインターンを募集しています。本記事は文系学生向けでしたが、理系の皆さんは是非お申し込みください。photobyMartinThomas 26,490 views

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