就活だけが唯一の選択肢ではない。理想のキャリアを実現するために就活を辞めたとある学生|筑波大学 齋藤侑里子|unistyleインタビュー

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最終更新日:2018年08月28日

就活だけが唯一の選択肢ではない。理想のキャリアを実現するために就活を辞めたとある学生|筑波大学 齋藤侑里子|unistyleインタビュー

就活における「成功」とは何でしょうか。

unistyleでは、自分の理想のキャリアから逆算して考えたベストな企業選びをし、その企業から内定を獲得できることだと考えています。そしてそれは必ずしも、日本特有の「型」にハマった就職活動を行うことでしか実現できないことはないと考えています。

今回は理想のキャリアと目の前の就職活動にギャップを感じ、「型」にハマらない行動をとった齋藤侑里子さんを紹介します。

今20卒の皆さんの目の前に迫っている「就職活動」を行うことだけが唯一の選択肢ではない、ということを理解していただければと思います。


筑波大学4年。1996年10月9日静岡県で生まれる。大学1年生のときに筑波大学のキャリア支援団体に加入。所属団体の先輩・OGの影響で就職やキャリアについて考えるようになる。OGの紹介により大学2年生時にサンフランシスコで短期インターンを経験。サンフランシスコで感じたことを元に、日本に帰国後、スタートアップ企業で実務を中心とした長期インターンを開始。併せてシアトルで5週間ほどの「リーダーシップ・内省プログラム」にも参加。同プログラムの協賛企業への憧れが強くなり本選考へ参加するものの、そこで大きな挫折と、自分自身が在りたい姿を見つめ直す機会を得る。その後就活を辞め、大学3年生時にエストニアへ交換留学。サンフランシスコ、シアトル、日本、エストニアを経て感じたこととは。

いわゆる「就職活動」は大学1年のときからはじめていた

|unistyle|
はじめまして、unistyleの中村と言います。今回齋藤さんのコラムを拝見し、是非unistyleでも取り上げさせていただきたいと思って、お声がけさせて頂きました。急な連絡にも関わらずお時間いただきまして、ありがとうございます。

|齋藤|
いえいえ、とんでもないです。こちらこそ取り上げていただき、ありがとうございます!

|unistyle|
早速ですが、まずは齋藤さんのいわゆる「就職活動」についてお聞きしたいと思っています。齋藤さんが就職活動を始められたのはいつからですか?

|齋藤|
どこからを就活と区切るかがわからないですけど、大学一年生の時から筑波大学のキャリア支援団体に入ってました。キャリアを考えたり行動し始めたことを就活のはじまりと呼ぶのであれば、大学一年かもしれないです。

|unistyle|
一般的な学生と比較するとかなり早いですね。そもそも、一年生の段階でキャリア支援団体に入ってるのがまず非常に早いし珍しいなという印象を受けました。

大学に入学してすぐにキャリア支援団体に入ったんですか?

|齋藤|
いや、入ってすぐではないんですよね。私はあまりお金がなかったんで稼がなきゃと思って、入学直後あたりはアルバイトしかしてませんでした。大学一年の秋くらいまではアルバイト漬けの日々で、そうすると「自由なお金はあるが、私は何に時間を投資しているんだ?」と思うようになって。

育ってきた家庭環境もあり(齋藤さんは母子家庭)幼い頃からしっかりお金を稼がないといけないっていう強迫観念に近いものが元々あったので改めて考え直してみたんです。

ただアルバイトするだけでは一時的なお金を蓄えられても長期的な稼ぎや自己投資にはならないだろうなという結論に至り「このままだとよくないな」とキャリア支援団体に入ることに決めました。

なんでキャリア支援団体なのかというと、筑波大学って結構僻地にあるじゃないですか?(笑)

僻地なんで都心に出る度結構なお金がかかるので、じゃあお金をかけずに都心に行けて人との繋がりを生んでいく方法は?と考えた結果、社会人や面白そうな学生さんと会えそうなキャリア支援団体かなぁっていう、最初は少しノリや勢いに近いところもあって入りましたね。(笑)

|unistyle|
なるほど、そうだったんですね。キャリア支援団体となると高学年の学生ばかりで構成されている印象なんですがどうでしたか?

|齋藤|
その団体には4年生しかいなく、1年生なんて当然私だけで。「ここにいればいろんな情報や人との繋がりを得られるだろう」と考えていたら自然と就活も意識するようになりました。

そんな中インターンとかもしてみたいなと思ったのが大学二年の春ですね。

たまたまキャリア支援団体のOBで私のことをめちゃくちゃかわいがってくれていた先輩から「齋藤ちゃん、こんなところに一年生からいるんだからこういうのもやってみない?」と誘っていただいて、それがサンフランシスコでの2週間のインターンだったので、貴重な機会だしサンフランシスコいってみよう!といった感じで英語全然ダメなんですけど(笑)サンフランシスコのベイエリアでインターンという名の会社訪問をすることにしました。

会社訪問が中心だったのでいわゆる実務系のインターンをしていたというよりは、主にスタートアップ界隈の起業家と会ったりカンファレンスやイベントに参加していましたね。

2週間ではありましたけど、これまで見たことがない新しい世界と出会うことができ、日本に帰ってきて「次どうしようか」となった時に、インターンとはいえ手を動かしていたわけではなく、同時に今の自分の能力の無さから「実働しないと!」という危機感もあったので、日本のスタートアップ企業でインターンをすることにしました。

そのあたりでマイナビさんとかがやっている就職イベントにも行ったりしましたね。時期にしてだいたい大学二年の冬あたりです。スタートアップでインターンしていたのもあってベンチャー系の企業を中心に見ていました。ベンチャーパークというベンチャー特化イベントだったと思います。

なので、ちょっと長くなってしまったんですけど、スタートはいつか?と聞かれると一年生かもしれないし、俗に言う”日本の就活”みたいなのを基準とするなら二年の冬かなという感じですね。

サンフランシスコで感じた”危機感”

サンフランシスコにて。スタートアップ企業の会社訪問やカンファレンスに多数参加。

|unistyle|
就職支援団体やサンフランシスコでの経験が今の齋藤さんの働くことに対するスタンスやキャリアの考え方に近いものをつくっていったのかなと思うんですがどうですか?

|齋藤|
確かにスタートアップ企業とかからかなり刺激を受けたっていうのはあります。向こうの人達、もちろん大学生もみんな確固たる夢を持っていて、「将来何したいの?」って聞くと必ず「これがしたい」っていうのが返ってくるんです。

向こうの人達って「確固たる何か」を持っているんですよね。強いパッションとビジョンと言えるようなもの。

私はその時何もないし、とりあえずお金稼がないとなーって感じでアルバイトをして、でも長期的に得られるものが少なそうだと思ってアルバイトを辞めてキャリア支援団体に入って、縁あってサンフランシスコにきた、ぐらいの感じだったので、「確固たる何か」をもった上で行動していかないと後で苦労しそうだっていう危機感をアメリカで強く覚えました。

あのとき感じた危機意識が「日本に帰ったら何かをはじめて、確固たる私をつくろう。自分のパッションに従ってアクションを取っていこう」という姿勢に変わって、スタートアップでインターンを始めた、っていう形ですね。

|unistyle|
とりあえず自分も何かを実践して、スキルや経験を積まないといけないという危機感が大きかったんですね。

|齋藤|
そうでもしないと今後やっていけないなという危機感、、、いつも危機感に触発されて私は行動しているという感じなんですよね。出来ないからやる、不安だからやる、、、いつもそんな感じです。それがよくも悪くもモチベーションになるんですよね。

モチベーションだけでは足りない|欠落していた”why”

(左)日本でのスタートアップ企業インターン (右)シアトルでの内省プログラム

|unistyle|
なるほど。ありがとうございます。日本に帰国してスタートアップで実務を行うインターンをして大学2年の冬にマイナビとかの合説に参加して、、、そこからどういう流れで就活に突入していくんですか?

|齋藤|
日本でスタートアップ企業のインターンをしながら、5週間位シアトルでソーシャルイノベーションプログラムというものに参加しました。そこではとにかく”内省”をしまくるんですよね。これまでの私の人生をとことん省みました。

参加した理由は、それまでは「とりあえずやらなきゃ」でなんとかこれたんですけど、「なぜやるのか」が自分の中で明確じゃなかったんですよね。というか、なかった。だから”なぜ”を掘り下げるためにこのプログラムに参加しました。

「なぜやるのか?」「私は何がしたいんだろう?」を深堀っていく中で自分のバックグラウンドからすごい影響されてるなと思ったんです。

こうあるべきだ、お金を稼がなきゃいけないっていうネガティブなのかポジティブなのかわからない状況が自分を突き動かしてることに改めて気付いて、同時に「じゃあ私は社会に何をもたらしたいか」を考えたときに、母子家庭で決して裕福とは言えなかった経験もあって、女性を中心とした社会的自立を求める人達に対して「大丈夫、できるよ」と支援してあげられることがやりたいなとなったんです。

「なぜやるのか?」「私は何がしたいのか?」を徹底的に考えることによって"why"の部分から進路を考えられるようになり、女性向けのサービス提供や支援をメディアを通じて行っている企業のインターンにも行くようになりました。

|unistyle|
もう一つインターンに行ったんですね。ということはインターン2つ掛け持ちしながら・・・

|齋藤|
そうです、でも最初のインターンはいわゆるマイナビとかが公開される6月のタイミングで辞めることにしました。

|unistyle|
就職サイトを使ってのインターン、俗に言う1dayとか5daysと言われるようなものには参加したんですか?

|齋藤|
はい、自分の中で”日本の会社に就職するためにはやらないといけないこと”みたいな位置付けで認識をしていたのでとりあえずやってみたというくらいではあったんですけどね。義務的に参加していたようにも思います。

なのでいろいろと応募はしました。IT企業を中心に受けましたね。(複数の某有名IT企業)とかを受けてその中からいくつか参加させていただきました。

|unistyle|
IT系企業を中心に受けていたんですね。誰もが知るような有名企業がずらりという所感です。

|齋藤|
直接の1:1のコミュニケーションも大事だと思いますけど、社会全体に広くリーチしていくにはテクノロジーの力が必要だなと。しかも大企業のほうが露出やインパクトもあり根本からアプローチできそうだと思いサマーインターンに参加していました。

で、いくつかインターン行く中でたまたま内定を頂いて・・・。

|unistyle|
またしても早いですね。

|齋藤|
周りも「え、齋藤内定?はや」という感じではありましたけど、「だから私すごい」とかいう感情は全くなくて。むしろ「こんな簡単でいいのかな」くらいに思いながら「本当にやりたいことではないし」といった複雑な気持ちでした。内省プログラムの後だったから、余計に違和感を覚えていたのかもしれません。

「就活」によって失われかけた自分

3年生のサマーインターンにて。IT系企業を中心に複数参加。

|unistyle|
ここまでは挫折とかネガティブな意味での「就活ってなんだ?」みたいなのはなかったように思いますがどうですか?

|齋藤|
ここまではそういった感情は確かになかったです。当たり前のように就活しなくてはいけないと思って、サマーインターンも参加していたし、ありがたいことに夏に内定も頂いたりしましたし。

|unistyle|
その後に何があったんですか?

|齋藤|
先ほどお伝えしたソーシャルイノベーションプログラムの協賛企業が外資系のIT企業だったんですよ。

プログラムがよかったのもあるんですがそこで出会った人たちやビジョンに惹かれ、その後5ヶ月ほどその企業の長期インターンにも参加させてもらうことになりまして。するとその企業への憧れがどんどん強くなっていって、当然入社意欲もどんどん強くなっていって、そのまま本選考を受けたんですよね。

色んな社員さんから「斎藤さん、うち来るんでしょ?」とか言って頂いたんですが、選考初期のグループディスカッションで落ちたんですよ。そのグループディスカッションは人事の方が選考官ではなかったんですが、元々人事の方とは仲が良かったので落ちてしまったこと伝えると「もう一回受けてみて」って再チャレンジさせていただけることになって。

特別にもう1回受けさせていただいて、で、また落ちました。

そのときに、

「あ、経験があったり熱量持って取り組んだことは役に立たなくて、一方で、戦略的に準備してきた人とかは熱量や経験に関わらず突破してしまうんだ」

って感じてしまったんですよね。これまでの経験とか熱量とかって選考の初期段階だと選考官の方に伝える機会ってあんまりないじゃないですか?仕方ないとは思うんですけど。しかももう一回来てって言われてもう一回行ったのにまた落ちる。大事なのは就活テクニックのようなもので、私の実力不足であることはわかっていながらも、何だこれって思ってしまったんですよね。

|unistyle|
そういう、”就活用の表面的なところ”と言ってしまうと語弊がありそうですが、これまでの経験とか熱量とかがなかなか判断材料にならないことに対して憤りにも近いものがあったと。これが齋藤さんの「就活」であり、この経験が「本当の理想のキャリア実現のための行動」に繋がったという感じでしょうか?

|齋藤|
そうですね、この一連の出来事で「もう留学行きます!」ってなって、留学することにしました。逃げの部分も多少ありましたけど日本で受けたいと思える企業もそんなになかったですし。私の思う”評価”を求めたところが大きいと思います。私の知っている海外でなら”評価”を得られるんじゃないか、って。

再度、世界にステージを移して

エストニアにて。理想のキャリアを実現させるため、”就活”を辞める。

|unistyle|
どこに留学に行ったんですか?

|齋藤|
エストニアです。インターン時にブロックチェーンに関する記事を読む機会があって、それで偶然エストニアを知りました。記事の内容は「世界最先端のデジタル国家として今後伸びるんじゃないか?」というもので、直感的に「よし、行こう」ってなったんですよね。

|unistyle|
エストニア・・・あまり日本人は馴染みのない国ですよね。

サンフランシスコでいろんな人と出会い、日本でやりたいことをしながら就活で絶望し、その後エストニアに行ったことで気付いたことや感じたことはありますか?

|齋藤|
思ったのは、あのまま日本にいると大手ブランドに惹かれている自分や「あの憧れの企業の人になりたい」っていう想いがどんどん強くなっていただろうなって感じました。

というのも今思えばなんですが、折角内省プログラムを5週間して帰ってきたのに、私もマイナビとか就活サイトを見てみんなと同じようにサマーインターンのエントリーとかしてる中で”why”よりも”how”ばかりをしてしまっていた自分に気付かされたんですよね。

やっぱりサンフランシスコやエストニアで出会った人達は大前提パッションがあって、さらに”why”があるから今これをしているっていうのが明確で。

日本に居続けて、内定を獲得するためのスケジュールなんかもしっかり組んで、とにかく戦略的に効率よくこなしていく就活をしていたら、「あー第一志望落ちたー。次どうしよう」みたいな”how”ばかりに目がいってしまいそうで。周りに合わせて大手から順番に受けるという感じになっていたかもしれませんし。

エストニアに行って、やっぱり”why”が大切で、その先に"how”があるっていうことに改めて気付けたことが、一番よかったことなんじゃないかなって思います。

|unistyle|
改めて本質に気付けたというか、大切にしないといけないことが蘇ったという感じですかね。更にその上で、エストニアにいたときに気を付けたこととか取り組んだこととかはありますか?

|齋藤|
2つあります。

1点目は、好きなことをやり続けることです。好きなことにやる気になれれば、知らない土地や知らない人とも実現できるっていう自信が自分の中で芽生えました。

2点目は、ブランディングや流行りに寄りすぎないことです。エストニアがIT界隈ではブームなのもあるんですが、エストニアブランディングに寄りすぎるとまた似たようなことになるっていう自分に喝を入れるようにしています。要するに大手ブランドを持ってしまうみたいなところですかね。大手○○会社の私、みたいな。

就活生に伝えたい、私が思うやるべき2つのこと

|unistyle|
今回お話をお聞きして、齋藤さんは自分のやりたいこととか不安な部分をうまく両立させて、それによって本質だったり”why”が見えてきたんだろうなと感じているんですが、実際にはほとんどの就活生は齋藤さんのように器用にできる人は多くないと思うんです。

様々な経験をしてきて、酸いも甘いも知った齋藤さんだからこそ、就活生や近い将来キャリアを考え始める学生に対して、どんなアドバイスをしますか?

|齋藤|
まず1つ目は、友達とか家族とか恋人と自分自身について話す時間をつくることは大事なんじゃないかなって思っています。いわゆる就活でやるような自己分析を「就活だから」という理由でやるのではなくて、大学1、2年生のうちに自分について考える時間を作ったほうがいいなって思います。もっと言えば高校生くらいからやった方がいいんじゃないかって思っているくらいで!

私の場合はサンフランシスコ、日本でのインターン、内省プログラムなどもありましたし、そもそも誰かとお互いの価値観を話し合うみたいなことが好きだったので自然と育まれていった部分もあります。性格的なところは個人差があると思いますが、やっぱりまずは「早い段階で自分自身について誰かと話す」ことかなって思います。

2つ目は、「じゃあ自分って世の中に対してどうしたいんだろう」といったところもじっくり考えてみる時間を設けた方がいいと思っています。

とはいえこういうのってなかなか出てこないと思っていて、それは”知らないから”だとも思うんですよね。

「なるほど、そういう考え方もあるんだ」って知るキッカケがあれば考えるようになると思うし、キッカケがなかった人は考える余地を得られないまま”型”にハマってしまった就活をしてしまうんじゃないかなって。一言でいうと、情報と経験からくる刺激が必要なんだろうなって思っています。

|unistyle|
仰る通りですね。unistyleでも、就活のために自己分析をするのは違うと訴えていますし、何かのきっかけで気付きが生まれてアクションをとってみようとか、アクション取ってみた結果何か刺激を受けて考え方や動きが変わると、もっと将来の時間を有効に、大事な自分の価値観を守りつつも、とはいえ有意義にこれからの人生を過ごしてくれる人が増えるんじゃないか、って思うんですよね。

|齋藤|
そうですよね、その気付きのタイミングは重要だと思います。そういうのをどれだけ散りばめられるか。自分で掴みにいくのもそうだし、誰かに会って話すだけでも変わるし。私は多分幸いにも多い方だったと思いますし、だからこそこれから就活やキャリアを考えていく人にとってはこれだけは伝えられるんじゃないかなって思っています。

|unistyle|
齋藤さんは4月から学生を卒業し社会人になると思いますが、現時点においてファーストキャリアをどのようにされるおつもりですか?

|齋藤|
結論は正直まだ出ていません。キャリア選択に妥協したくないというのもありますし、やりたいことも多いと思っているので慎重になっていますが、実はインターン先の上司からオススメされた某IT企業を3年生の12月に受けたんですが、そこから内定を頂いておりまして。

”理想も求めつつ現実的な足場も固めてキャリアを積んでいきたい”と考えたときに、これまでの経験から「ITやメディアを通して人の支援とコミュニティー作りがしたい」「海外での就職は今は考えていないけど将来的には可能性があると思っている」「常に新しいことへの挑戦ができる環境にいたい」「とはいえ足場も固めないといけない」という贅沢な私の中長期的な理想を満たせるものはなにかなと。

なので、内定先の企業も検討しつつ、まだ卒業まで時間もあるのでじっくり考えてみたいと思います。

ファーストキャリアはそのくらい考えて決めるべきことなんじゃないかなって思っています。

最後に|unistyle編集部から

誰もが必ず「自分の未来」について考える機会となる就職活動。描く未来は、本当に自分自身が腹落ちして、ワクワクしながら目指せる未来になっているでしょうか。

また、そこから逆算して、新卒1社目の会社はどんなところに入社すればいいのか?を考えて企業選びができていますか?

あるいは、前向きな意味で”就活をしない”という選択肢も視野に入れていますか?

多くの就活生と接していると「そもそも夢・目標、やりたいことが見つからない」「就職活動のために作った夢・目標を掲げている」「周りに流されて自分のキャリアを決めてしまっている」という人が多いように感じています。

そんな方にとって、本記事が「自分の未来」について考え直し、行動するきっかけとなれば嬉しく思います。

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総合商社の女性総合職採用比率と他業界の比較 総合商社の女性総合職採用比率と他業界の比較 先日も政府として国家公務員の女性割合を30%以上にする政府目標を発表するなど、女性の社会進出に関する議論が盛んです。日本における女性の社会進出度の低さは以前から指摘されており、世界経済フォーラムが毎年発表している「グローバル・ジェンダー・ギャップ・レポート」におけるランキングは毎年非常に低い順位で推移しています。就職活動においても、女性の総合職採用は不利なのかという質問をよく受けますので、今回は女性の就職活動に関わるデータを色々と調べてみました。ちなみに総合職に占める男女の割合については、就職四季報2015年度版から引用させていただいています。就職四季報には、男女別だけではなく、文理別の採用数や採用実績こう、3年後離職率などの就活生が知りたいデータがいろいろ詰まっていますのでぜひとも手に取っていただければと思います。就職四季報2015年版全体のデータ厚生労働省が発表した「コース別雇用管理制度の実施・指導状況」によると、対象企業129社の総合職採用予定者に占める女性割合はわずか11.6%というデータが出ています。またこの発表では、男性応募者の5.8%が採用されているのに対して、女性応募者は1.6%しか採用されていないとして、男女の採用格差があることを示しています。参考:「コース別雇用管理制度の実施・指導状況」総合商社のデータ【2013年卒総合商社男女比内訳】2013年のデータ総合職合計男性女性女性比率三菱商事1751462916.57%三井物産1281052317.97%伊藤忠商事110991110.00%丸紅1481212718.24%住友商事136124128.82%総合商社全体69759510214.63%女性採用比率1位は丸紅の18.24%、最下位は住友商事の8.82%です。女性の採用に積極的な三菱、三井、丸紅と消極的な伊藤忠、住友という形が見て取れます。伊藤忠・住友と関西系の二社は社風としてもガツガツしていると言われており、男性色の強い企業なのがデータからは言えそうです。一方で、丸紅はさすが「ギャル紅」と呼ばれるだけあるといったところでしょうか。長期にわたる海外駐在、長時間労働など女性にとっては働きにくい環境とイメージしがちな総合商社ですが、総合商社全体の女性比率は上記で紹介した全体のデータよりも高いものとなっています。【参考】総合商社内定者の志望動機他業界との比較【2013卒その他業界女性比率】2013年のデータ総合職合計男性女性女性比率日本生命131120118.40%東京海上908733.33%三菱電機89074015016.85%ソニー1601332716.88%トヨタ592539538.95%NTTドコモ2571857228.02%KDDI2531916224.51%NHK2291705925.76%読売新聞社62412133.87%朝日新聞社66412537.88%その他の業界についても女性総合職の比率が発表されている会社のものを抜粋しました。傾向としては金融関連の企業は非常に女性総合職の採用比率が低く、東京海上ではわずか3.3%です。総合職で採用しない分、一般職や地域総合職で大量に女性を採用するのが金融機関の特徴と言えそうです。一方で、通信業界やマスコミ業界は軒並み、女性総合職の採用比率が高く、朝日新聞社は37.88%という結果になっています。通信業界・マスコミ業界ともに3年後の離職率は低く、女性が活躍するための風土がある程度整っている様子が読み取れます。女性の社会進出やキャリア進出という文脈の中では、海外の事例をモデルケースにする例が多いのですが、このような日本の伝統的企業にその答えがあるのかもしれません。もちろん女性の役員活用についてはまだまだ遅れており、KDDIで2014年4月に初めての女性執行役員が誕生したと報道されたのみです。ちなみにグローバル企業の代表格といえるgoogleの女性比率もまだ30%にすぎないようです。参考:GettingtoworkondiversityatGoogle学歴にみるデータ最後に学歴に関するデータを紹介したいと思います。①キャリア志向の人は上位校への進学を目指す、②企業が学歴をスクリーニング基準として採用しているとすると、上位校の男女比は女性総合職の採用数に直結しそうです。東京大学の女性比率は約18%、京都大学が22%、慶應義塾大学が34%、早稲田大学が36%となっています。女性は親元を離れず、キャリア志向でも地元国立大学へ進学するという意見もあったので調べましたが、山梨大学が30%、島根大学が37%と大きな違いは見られませんでした。慶應や早稲田といった上位校の女性学生の中にも、一般職志向の学生は多く、特に総合商社や金融の人気はまだまだ高いと言われています。商社一般職の倍率は総合職よりも高い500倍になることもあるようです。学歴が企業の採用スクリーニングに使用されているとすると、上位校の一部学生が一般職に流れたとしても、20%〜30%の女性が総合職として採用されるべきと言えるでしょう。【参考】企業が学歴差別をする理由最後に女性のキャリア問題についてはなかなか難しく、上記で紹介した通り、Googleのようなグローバル企業もまだ取り組みの最中であると言えます。日本の雇用環境について、新卒一括採用、終身雇用を前提とした採用慣習、ホワイトカラーエグゼンプションなど様々な議論がされています。しかし議論がどうしても新卒一括採用批判や残業代なし法案といった形で、個別のものに集中してしまいがちであるように感じています。女性のキャリアについても単純に女性の採用数を増やす、幹部を増やすために数字目標を掲げるといった対処ではなく、なぜ女性が働きづらいのか、その大元となっている制度や雇用体系は何なのかといった全体からの議論をするべきだと思っています。なお、雇用環境について日本型雇用と欧米型雇用のメリット・デメリットについてはこちらのブログで紹介されている本が面白いかもしれません。参考:いっしょうけんめい「働かない」社会をつくる/海老原嗣夫氏いっしょうけんめい「働かない」社会をつくる(PHP新書)photobySamChurchill 69,813 views
外資系メーカー内定者が政府系機関ではなく民間企業を選んだ理由 外資系メーカー内定者が政府系機関ではなく民間企業を選んだ理由 16卒で外資系メーカー内定の早慶女子です。「海外と関わりながらグローバルに働きたい」と考えて就職活動を始めた私にとっては、当初はJICAやJETROのような海外事業関連の政府系機関も、海外展開に積極的な民間企業のどちらも魅力的でした。(JICA、JETROにJBICを加えた3機関は政府系機関の中でも"3J"と呼ばれ、海外関連の業務が非常に多く、海外志向の強い就活生からの人気も高いのです。)結局、最後の最後まで迷った末に私が民間企業を選ぶ決定打となったのは、政府系機関と民間企業の「働き方」や「ビジョン」における大きな違いでした。特にこれら3Jはグローバルに働く環境も整っているため、最近では商社などの人気業界と併願する就活生も多いようです。しかし「グローバルに働ける」という共通点を持っていながらも、政府系機関と民間企業ではかなり性質が異なる部分が多くあります。私自身も就活を進めていく上でだんだんとそうした違いに気づき、自身の性格や適正を考えると民間の方が合っていると感じたため、最終的に民間企業を選びました。本コラムでは、私が就活を通じて感じた「政府系機関(特に3J)と民間企業の違い」についてご紹介したいと思います。政府系と民間の両方に興味をもっている就活生の皆さんにとって、少しでもご参考となれば幸いです。参考:国際協力機構(JICA)の企業研究日本貿易振興機構(JETRO)の企業研究国際協力銀行(JBIC)の企業研究公的機関と民間企業の3つの違い①パブリックマインドがあるかないかの違い政府系機関においては、常に「パブリックマインド」が根底にあります。例えば、どのような事業を行うにあたっても、「政府関係組織で働く者としての自覚」や「その事業が本当に日本の国益にかなうのかどうか」などという意識が必要だということです。また扱う案件もほとんどが国単位で規模も大きく、ダイナミックな仕事がしたいと思っている人にはぴったりかもしれません。それに対し民間企業では、表面的な言い方にはなってしまいますが「自社の利益にかなうかどうか」が最も大きな判断基準となります。一方で、すべての事業において国民に責任説明を果たさなくてはならない政府系機関に比較すると「社員一人ひとりのアイデアや意見がよりスピーディーに形になりやすい」と思います。こうした根本的な意識の部分から、政府系機関と民間企業の性質は大きく異なっているのです。政府系では「社会で本当に必要とされている事業にじっくりと取り組む」ことができ、民間では「ライバルと張り合いながら自社の事業をより成長させていく楽しさ」を味わうことができるともいえるでしょう。②利益追求型のビジネスモデルかそうでないかの違い先ほどの①ともよく関連していますが、事業の目的が「自社の利益追求」かどうかという点も、政府系と民間の大きな違いです。例えば、独立行政法人であるJICAでは、日本のODA(政府開発援助)の実施機関として、"同組織の利益になるかどうかには一切関係なく"発展途上国への支援業務を行っています。一方で民間企業においては、CSR(企業の社会的責任)活動である場合などを除き、自社の利益を上げる活動でなければ基本的にビジネスとして成立しません。そのため政府系機関のみを志望する就活生の志望理由には「利潤追求型ではないビジネスに魅力を感じた」といった内容が目立ちます。③給与体系の違い上記の①と②のような違いに加えて挙げておきたいのは、両者の給与体系の違いです。政府系機関の給与は基本的に公務員のそれと変わりありませんので、民間企業に比較すると実は少し低いものだといえます。JICAの説明会に参加した際に給与の話になると、「みんなが思っているほど低くないよ」という話を毎回されてしまい、逆に「そんなに低いのか」と思ったことを覚えています。仕事のどこにやりがいを感じるかはもちろん人それぞれですが、入社してから「こんなはずではなかった!」ということのないように、一度は志望企業の福利厚生をホームページなどで確認しておくことをお勧めします。まとめいかがでしたでしょうか。これまで見てきた政府系機関と民間企業の違いは一部分にすぎず、他にも異なる部分は多くあると思います。私自身も就活開始当初は「グローバルに働ける環境」という視点のみで政府系・民間の区別なく就職先を考えていましたが、最終的には「自分のアイデアや意見を活かせる環境でスピーディー働きたい」という結論にいたり、民間企業を選択しました。人によって企業選びの軸はそれぞれですので、自分にはどちらが合うのか、自分はどちらの働き方のほうがやりがいを感じられるのかをよく考えることが必要だと思います。就活生の皆さんも、これからセミナーや説明会などに積極的に参加することで、自身の肌感覚として「会う会社・組織」を見つけていただければと思います。photobyStateofIsrael 25,183 views
就活前に読んでおきたい就活関連漫画&小説傑作選 就活前に読んでおきたい就活関連漫画&小説傑作選 今日は就職活動が本格化する前に就職活動の流れや就職活動中の悩みを全体的に感じることのできる漫画と小説をご紹介したいと思います。就職活動を終えてから読んでも新たな発見があると思いますので、内定が出て一息ついた方は手に取って見て下さい。1.朝井リョウ『何者』何者第148回直木賞受賞作。就職活動を舞台にしながら、現実で見せる人格とネットで見せる人格の違いといったネット社会における人間関係にも焦点が当てられています。匿名のネット上では、頑張っている自分を演じてみせたり、安全地帯から他人を皮肉ることで優越感を感じたりすることで、自分自身ではない「何者」かになろうとする、だけれども自分以外の何者になれるはずもなく、苦しくても自分自身を受け入れ、かっこ悪くても前に進むことが大事だというメッセージが強烈。2.石田衣良『シューカツ!』シューカツ!(文春文庫)『池袋ウエストゲートパーク』などヒット作を多数排出してきた石田衣良が描く就職活動。就職活動本というよりは、就職活動を舞台にした青春小説といった形で読み進めるのが正しいかもしれません。就職活動生の心情よりも、「どんな試験でも合格した人間の何倍かの不合格者がいる。夢をかなえた人間はかなわなかった人の分まで、きちんと仕事をしなけりゃならないんだ」、「なかでもよくないのは自分の意見じゃなくて、誰かの受け売りで正論ばかり吐くことかな。現場をしらない大学生の借りものの正義感って、ちょっと気もち悪いからね」など大人の視点からの発言の方がはっとさせられるかも。尚、amazonのレビューでは酷評しているものもあるので、青春小説だと理解して読んでみて欲しい一冊です。3.三田紀房『銀のアンカー』銀のアンカー1(ヤングジャンプコミックスDIGITAL)あの有名漫画『ドラゴン桜』の著者が送る就職活動関連漫画。「なぜもっと早く準備しておかないのか。社会に出る第一歩がいかに大切か、なぜもっと真剣に考えないのか」という白川の言葉は、就活を揶揄する論調を展開する大人が多い中で、際立っています。ところどころ、あり得ないと思ってしまう箇所があるものの、全体としては、就活に対する心構えから、『ドラゴン桜』のような具体的なテクニックまで漫画で読ませるのはさすが。尚、リーマンショック前に書かれている漫画であることを念頭に入れた上で読み始めて見て下さい。4.三田紀房『エンゼルバンク』エンゼルバンクドラゴン桜外伝全14巻完結セット(モーニングKC)この本も三田紀房より、こちらは就職活動ではなく、転職活動がテーマ。就職後の転職が気になる人にも読んでもらいたいのですが、企業で評価される優秀な人材とはどんな人材か、転職活動も有利に進めることのできる人材とは、企業の人事部の仕事とは何かといった普通に就職活動をしているだけでは中々見えてこない裏側を扱っている本なので、就職活動生にとっても大いに参考になるはず。尚、『エンゼルバンク』の主人公はドラゴン桜にも登場していた英語教師の井野先生、その他多くのドラゴン桜のキャラクターが登場しているので、ドラゴン桜ファンも必見の内容。5.『就活戦線異常なし』就職戦線異状なし(講談社文庫)織田裕二主演、槙原敬之の主題歌「どんなときも。」で映画化された作品。空前の売り手市場と言われたバブル少し後の、就職活動戦線を扱ったもの。この本を読むと、空前の売り手市場と言われた時期の就職活動でも、内定が出ずに焦ったり、志望している企業に行けない人間の姿は共通していることがわかるはず。「過去の就活は簡単だったからいいよな」と何も考えずに批判してしまいがちな人ほど読んで欲しい一冊。尚、映画のキャッチコピーは「なりたいものじゃなくて、なれるものを捜し始めたら、もうオトナなんだよ…。」現代の就活生にも響くキャッチコピーなのではないでしょうか。就活関連漫画・小説を通して思うことどの本を通しても、就職活動における仲間の大切さは感じさせられます。実際、就職活動ではどのコミュニティに所属するかで、大きく結果が左右される傾向にあります。就職活動はある意味情報戦であり、またモチベーションを保ち続けるのが難しいものでもあるからこそ、支え合う仲間の存在は大切なのでしょう。このコラムを読んだ人は早いうちから、就職活動を共に乗り切る仲間を意識してもらえればと思います。photobyJayCross 38,741 views

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