就活はゼミ選びから始まっている?ゼミというコミュニティーはどこまで就職活動結果を左右するか

64,210 views

最終更新日:2024年02月14日

就活はゼミ選びから始まっている?ゼミというコミュニティーはどこまで就職活動結果を左右するか

「ゼミに入っていないと就活で詰む」
「〇〇ゼミに入れば就活は楽勝」
「〇〇ゼミは教授のコネで〜〜に就職できるらしい」
「〇〇ゼミは就活のコスパがいい/悪い」

こんにちは、18卒就活生です。

"2018年" が始まってしばらく経ちました。"18卒" という言葉は就活用語としてもはや他人事のように使っていたのですが、迫り来る卒業の二文字がようやく現実味を帯びてきたという感じで残りの学生生活を過ごしています。

さて、年が明けて19卒の皆さんは、3月の本選考解禁に向けて、そろそろ身の引き締まる思いでいる時期かも知れません。

一方で、20卒の皆さんの多くは大学・学部によっては入ゼミ試験が近づいてきたという方も多いのではないでしょうか。

このゼミ選びは、就職活動と紐付けてあれこれ意見が出されることが多い気がしています。中でもよくあるのが以下のような冒頭のような噂だと思います。

代表的なのは、慶應義塾大学法学部の小林良彰ゼミが挙げられるでしょう。同ゼミはゼミ員の内定先についてネット上の掲示板等でも話題にされ、OB・OGが有名企業ばかりに就職していることが有名なところだと思います。

本来学術的な専門性を高めるために所属するゼミ・研究会。

しかしその入る目的は、「単位のため」「就職活動のため」など人それぞれだと思います。では、「就職活動のためのゼミ選び」という姿勢についてはどこまで妥当なものと言えるのでしょうか。

以上を踏まえ、今回は「ゼミと就職活動」をテーマに、就職活動における所属コミュニティーの影響と両者の関連性について考察していきたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

人気ゼミと不人気ゼミの内定実績

まずは「優秀ゼミは就職活動の結果も優秀なのか?」という点について考えます。

ここでは、ゼミの「優秀」と就職先の「優秀」を以下のように定義します。

「優秀」なゼミ... 学部内で比較して入るのが難しいゼミ。入ゼミ試験の倍率が高い。
「優秀」就職先... 就活生にとって一般に入るのが難しい就職先。入社難易度が高い。

もちろん、「優秀ゼミならゼミ生活も充実」「優秀就職先なら今後の人生も幸せ」かどうかという議論はまた別の話であり、本記事ではあくまで難易度にフォーカスしているという点はご理解ください。

ここでは、筆者が所属する大学・学部の友人8名に協力を依頼し、筆者のゼミも含め計9ゼミの17卒の就職先のデータを集めました。

なお、筆者の大学はいわゆる上位校と呼ばれる大学で、学歴フィルターで落とされる可能性はまずないレベルと考えていいと思います。

【用いるデータ】
・入社難易度:「2017卒用 文系就職偏差値ランキング」を参考にする。
・入ゼミ難易度:各ゼミの2015年度入ゼミ試験(=2016年4月入ゼミ)の倍率を参考にする。(平均値は1.36)
(「就職偏差値」はあくまで目安に過ぎませんので参考程度と考えていただければと思います)

※就職偏差値のリストにない企業はカウントしない。

以上のデータを基に、入ゼミ倍率と就職偏差値の平均値の相関を求めました。

※縦軸:就職偏差値 横軸:入ゼミ倍率

当然完璧にとまではいきませんでしたが、入ゼミの難易度と就職先の「優秀さ」に関しては何となく相関があるような気もします。

参考までにこのデータの相関係数は約0.482ということで、ある程度の相関は確認できると言えるでしょう。
もちろんこの数値は完全に信頼できるものではなく、

・サンプリングサイズが9と少ないため信頼性(Reliability)の面で疑問が残る。
・就職偏差値に記載されている企業はあくまで限定的であり、最小値も55と大きい。
・あくまで単年データであり、たまたまこの代が就職活動がうまくいった/いかないという可能性を考慮していない。

といった統計上の問題が存在します。あくまで目安としてこんなデータもあるんだなぐらいに軽く捉えていただければと思います。

また、上位大学の場合はある程度学生の学問に対する意識も高い(はず)ですが、大学によっては学生のレベルが高いゼミが人気である傾向が薄れる可能性もあり、大学・学部によって分析結果は異なると思います。

入ゼミ活動と入社活動の共通点

これだけ就職活動とゼミが関連付けられることが多いのは、何もコミュニティーの質に限った話のためだけではないと考えます。

ゼミに入るその前の過程の段階から、就職活動といくつか共通点があるとも言えるでしょう。

なお、見出しにはゴロ合わせで「入社」と示しましたが、厳密には「就社」になります(日本の採用は「こういった仕事をする」ではなく「この企業に就職する」という意識即面が強いため「就職」ではなく「就社」活動と呼ばれることがあります)。

ゼミ試験と採用試験は選考フローが近いことが多い

もちろんゼミや大学によって異なりますが、入ゼミ試験のフローは就職活動と近しいことが多いと思います。課題レポートに関しては採用試験ではあまり課せれませんが、ES・面接・GDあたりは両者で共通して頻出のフローになります。

ゼミ試験と採用試験共に早くからの接触で有利に進められる

「接触回数」も両者の共通点を語るうえでポイントになります。

接触対象は、ゼミ試験であれば先輩のゼミ員や教授。採用試験でしたら人事やそこで働く社員が挙げられるでしょう。

ゼミ試験当日や採用活動解禁まで何も準備や動き出しをしていなかった学生よりは、早くからオープンゼミやインターンなどに参加し、多くの接触と持った学生の方が選考でも有利になることは明らかでしょう。

ゼミ試験の場合は知り合いの先輩がいたから即内定ということもありますが、採用試験で "コネ" はそうそう機能するわけではありません。そのため程度の違いこそありますが、「足を運んで自ら情報を掴む」姿勢は両者に共通して重要だと言えます。

入ゼミ活動と入社活動の相違点

このような共通点もある一方で、入ゼミ偏差値と就職偏差値が完璧に正の相関があるという状況にはなり得ません。

完全に一致しない以上、両者には共通点もあれば相違点も存在します。

学業がどこまで評価されるか

ゼミに入ってから行うのは研究活動、企業に入ってから行うのは事業活動です。

【大学の勉強ばかりしても就活で評価されにくい理由】インプット重視の学生とアウトプット重視のビジネス」でも述べた通り、学業とは典型的なインプットの取組みである一方、会社に入って求められるのはアウトプットの能力です(もちろん共同論文執筆などでゼミ活動中にアウトプットの要素が発生することは大いにあり得ます)。

学業成績についてはこれまで在学中に真面目に学業に取り組んだ証として入ゼミ試験で評価されることは多いでしょうが、採用試験では上記理由によりそれ単体で評価されるケースは少ないと考えています。

選考相手が違う

当たり前ですが、入ゼミ試験はゼミに入るための試験で、採用試験は企業に入るための試験です。選考相手は、前者がゼミ生か教授、後者が人事か面接官の社員になります。

これまでクラスやサークルといった内輪の環境でちやほやされて過ごしていた学生が、いざ面接を始めとした改まった環境に置かれると全く自分を表現できないというのはよくある話です。それが同じ大学に通う学生・教授と、社会経験を積んだ大人では程度が大きく異なると考えます。

まず、自分はそこそこできるという驕りを捨てること。これが重要だと思います。

参考:何の実績もない一般就活生が持つべき心構え

選考基準が違う

企業が欲しい人材」でも述べたように、営利組織である企業が欲しい人材とは会社の利益に貢献できる人材です。

一方、ゼミはあくまで営利を目的としない学術集団であるため、「ゼミの利益に貢献できるか」という指標からはやや外れるでしょう。そもそも何を「利益」と考えるかはゼミによって異なります。

「仲間とうまくやれる組織にマッチした人材か」という点では両者に共通点はありますが、やはり賃金という対価を払う/払わないで採用スタンスに相違が発生するのは自然な成り行きだと言えるでしょう。

教授の "コネ" 入社って存在する?

「〇〇ゼミに行けば就活にも有利だ」の風潮として、「教授の力(≒人脈)によりどこかの企業にコネ入社できるのでは?」という考え方があると思います。

結論、このような教授の力が働くことはゼミによってはゼロではありません。事実私の大学では、あるゼミで某政府系金融の内定者が毎年ゼミ員から必ず1名ずつ(しかもそこはその教授の出身企業)というゼミも存在します。

しかし、入ゼミ試験のコネと比べれば教授からのそれなんてものは遭遇可能性はかなり低く、理系研究室の推薦と比べても同様のことが言えます。また、そういった事例があるゼミに入ったとしても教授からのお墨付きをもらえるとも限らないため、教授のコネ狙いのゼミ選びは避けた方が無難でしょう。

なぜ優秀ゼミは就活結果も優秀な傾向にあるのか

内定実績で示したデータはあくまで筆者の大学におけるサンプリングサイズ9の情報ですが、多くの学生は、人気が高いゼミが何となく就職活動も強い傾向について何となくでも感じていると思われます。

ここでは以下の優秀ゼミあるあるに沿った形で、その理由について両者を比較しながら推測していきます。

【優秀ゼミあるある】
・活動日数が多い。活動時間外で集まることも多い
・ゼミ内でディスカッションを多く実施
・〇〇学会といった外部コンテスト・及びインゼミに積極的に参加
・「私たちは、勉強も遊びも全力です!」みたいな方針のところが多い

※インゼミ...「インターゼミナール」の略。複数のゼミ同士が合同でゼミ活動を行うこと

優秀ゼミが就活でも強い理由1:難関のゼミ試験フローを突破してきた強者が集まるため

先述した通り入ゼミ試験と採用試験は選考フローが近しいことが多く、近いフローを突破した人材ならば、就職活動でもES・GD・面接といった選考通過率が高い傾向も推測できるでしょう。人気が高いゼミはこういった複数の選考を通してしっかりと後輩を選別しようという傾向も強く、就職活動のフローでも実力を発揮する人は相対的に多くなると考えます。

優秀ゼミが就活でも強い理由2:ゼミ試験だけでなくゼミ活動も選考フローに近いため

優秀ゼミの特徴として、とにかくディスカッション系のコンテンツに多く取り組んでいる傾向がある気がします。ディベートのような典型的な形式だけでなく、例えば輪読のようなインプット要素が強いものでもゼミ員同士で議論を交わす機会が多いです。

また、インゼミや外部コンテスト等でゼミ内の内輪に留まらない活動が多いのも特徴として挙げられます。優秀な学生同士が集まったとしても、ただの内輪での馴れ合いになってしまうようでは効果は発揮されにくいと考えます。

「就活ではコミュニケーション能力(コミュ力)が大切」と言われることも多いですが、就職活動で活かされるようなコミュニケーション能力は、やはり自分の慣れない環境で積極的にコミュニケーションを取っていくことで培われる面も多いと考えています。

入ゼミ試験からにゼミ活動に至るまで就職活動に近しいことをこなす優秀ゼミでは、外部的に選考突破力を高める環境が備わっていると言うことができるでしょう。

優秀ゼミが就活でも強い理由3:OBが充実かつプライドが高いため

冒頭で述べた小林良彰ゼミのような先輩が人気企業にバンバン内定を獲得するゼミの場合、先輩たちに続いて自分たちも上位企業を目指そうという意識が働きます。[先輩が人気企業に行っている→自分たちもと就職活動への意識が高まる→同期同士でも情報共有をしつつ切磋琢磨する環境が備わる] というように、環境面での正のスパイラルが働いているとも考えられます。

また、そもそもそういった人気企業に入った卒業生がいることで、OB訪問がしやすいなど体育会に近いようなメリットも発生します。

また、「自分たちは優秀だ」という意識から人気ゼミでは就職活動でもプライドが高い学生が多く、就活偏差値が高い世間が「すごい」と言ってくれそうな企業を目指す学生の割合も高い気がしています。(その反面SNSでリア充アピールをして承認欲求を示しているようなゼミは優秀ゼミに多いような気も...)

優秀ゼミが就活でも強い理由4:忙しい中での時間の使い方に長けている

優秀ゼミでは一般にゼミの活動内容が充実(というかエグい)しているところが多く、学生生活のうち多くの時間をゼミに費やします。

一方、そのようなゼミで忙しい学生に限って、サークルなど他のことを疎かにはせず、自分で時間を作りだしてうまくスケジュールをやりくりしているケースが多い印象があります。

就職活動中にも、スケジュールを確保しつつ限られた時間内で行動量を増やすことは重要であり、優秀ゼミの学生の多くがそれができる素質を持っていることも一因だと思います。

優秀ゼミが就活でも強い理由5:努力ができる主体性を持った人材が育ちやすい

個人的にはこれが最大の要因ではないかと考えています。

就職活動では自身の過去の経験に基いて質問が投げかけられることが多いのですが、ゼミという一コミュニティーでの活動を意欲的に取組み、その環境で努力し(エグっ)ている人はそうでない人より魅力的に感じられるのは自然な捉え方だと思います。

また、課題の多さや共同論文の執筆といった活動が目立つゼミでは、何らの形でゼミ全体として成果を残そうとしているところが多い印象があります。一人ひとりが自身の役割を明確にして、ゼミという組織に対してどう貢献できるかを考え、それに対して主体的に行動できる。この素質は仕事をしていくうえでも重要であるため、学生時代から組織のメンバーとしての役割を果たす経験をしてきた人は就職活動でも評価されやすいと考えています。

また、人気ゼミの話からはやや逸れますが、"あえて" ゼミに入らない層も就職活動で強い傾向にあると考えています(勉強したくないからといった理由は別です)。実際多くの学生が「みんなが入るから」「就活での学業のネタ作り」程度の理由でゼミに入るという選択をしており、そのような何となくの選択よりも在学中に打ち込めるものがある人は評価が高まりやすいでしょう。

では、倍率の高いゼミに振り込むべきなのか?

このような話をしていると人気ゼミに入るインセンティブが働いているような気がするのですが、多くの大学・学部では全員が希望したゼミに入れるわけではないと思います。当然人気ゼミは入ゼミ倍率が高く、場合によっては一度・二度と落ちたらほとんど "いい" ゼミが残っていない、もしくはそもそもゼミに所属できない "ノンゼミ" 状態になってしまうというところもあるでしょう。

では、そのリスクを負ってまで倍率の高いゼミに振り込むべきなのか。もちろんそのゼミに対する思い入れも含め人それぞれといってしまえばそれまでですが、筆者は自信が無ければ高倍率のゼミは避けた方が無難というスタンスを取っています。

人気ゼミを避けた方がいいケース1:ゼミ試験の "採用基準" の曖昧さ

入ゼミ試験であれ採用試験であれ、受け入れる側は採用基準を設け入ゼミ/入社の可否を判断しています。もちろん企業の採用基準はそれぞれなわけですが、総合職に求められる素質はある程度共通しており、一社内定した人が次々と他社の内定を勝ち取っていくということが往々にしてあります。

新卒採用担当の方の話を聞くと、外資系コンサルや外資系投資銀行の内定を持っているような優秀な学生が欲しいということをよく聞きます。このように他業界で評価された人材であれば優秀なはずとして、内定があることをさりげなく伝えると高く評価されることがあります。

参考:藤沢数希氏の恋愛工学を就職活動に応用してみる:『ぼくは愛を証明しようと思う。』の書評

一方、営利団体である企業とは異なり、目標やゼミとしての成功に対する考え方はそれぞれであることから、採用基準が満たせるかどうかはより運要素が強いと考えています。

そもそも、「女子だったら全員合格」「〜〜団体に入っていればコネで絶対に入ゼミできる」といったように、就職活動ではまずあり得ない採用基準を設けているところも多いと思っています。対策してもどうしようもない要素が多いぶん根拠なしに高倍率のゼミに振り込むことはリスクが高い選択と言えるでしょう。

人気ゼミを避けた方がいいケース2:「どのゼミか」よりも「ゼミに入っているか」

所属ゼミについては就職活動でエントリーシートでも書く欄があることは多いのですが、そのゼミ名自体で評価をしている企業はほぼないと言っていいと思います。先述した小林ゼミぐらい有名になれば何か有利に働くことはもしかしたらあるかもしれませんが、基本的にゼミ名が採用に直結するということはありません。

それよりも、所属ゼミ欄が空欄だと面接でそこを突っ込まれることがあります。人気ゼミに入っているというプラスよりもゼミに所属していないというマイナスの方が大きかったりもします。もちろん、ゼミに所属していない理由を採用側が納得するよう説明できれば問題はありません(ゼミに所属していることがスタンダードだという捉え方にもやや問題がある気もしますが)。

人気ゼミを避けた方がいいケース3:生存者バイアスに基づくアドバイス

人気ゼミに所属する先輩から入ゼミについてアドバイスを求めると、「倍率なんか気にせず入りたいゼミを受けなければ後で絶対後悔するよ」といったように、高倍率でも気にせず受けることを勧める人の方が多いと思います。

しかし、こういったアドバイスはあくまで入ゼミ試験を突破したもの、すなわち生存者バイアスに基づくアドバイスに過ぎないという事実は認識しておくべきでしょう。ゼミ員からすれば志願者を増やし自分が所属するゼミをより人気にしたいと考えるでしょうし、アドバイスされた人が仮にゼミ試験に落ちたとしても何か責任を問われるというわけではありません。

「誰が」そのアドバイスを述べたのかを相手方の立場・意図に沿って把握することはゼミ試験に限らず就職活動でも重要です。アドバイスを鵜呑みにするのではなく、あくまで参考として自分の頭で考えるためにも、特にこの生存者バイアスについては認識しておくべきだと考えます。

最後に

所属するコミュニティーは就職活動結果に影響を与える面は多いのですが、先述の通り「このコミュニティーに所属していれば即内定」ということはほとんどなく、過度にそれを気にし過ぎることは無いと思っています。

ゼミであれ企業であれ、「どこに行くか」以上に「そこでどう活躍していくか」という方が大事だったりもするため、結局は自分自身の行動次第でよりよい結果に導くことは可能です。

本記事を皆さんのゼミ選びの考え方として役立てていただければと思います。

なお、就職活動に不安があるという方には就職エージェントneoがおすすめです。

アドバイザーからは、自分の就活の軸に合った企業選びを手伝ってもらえるだけでなく、その企業のエントリーシート・面接といった選考対策のサポートを受けることができます。

少しでも興味のあるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。

選考に不安がある就活生には就職エージェントneoがおすすめ

おすすめコラム 4 件

【25卒向け】1月(前半)にエントリーの締切を迎える本選考まとめ 【25卒向け】1月(前半)にエントリーの締切を迎える本選考まとめ 本記事では本選考への応募を検討している25卒就活生に向け、1月(前半)にエントリー締切を迎える企業を紹介します。一般的に本選考の解禁は3月とされていますが、それ以前にもエントリーを受け付けている企業は数多く存在します。気を抜かず、積極的に志望業界・企業の情報収集を行いましょう。本選考だけでなく、インターンにもエントリーしたいという方は以下の記事もご覧ください。関連記事注意点情報の精度には最大限注意していますが、本記事の掲載情報には誤りがある可能性があります。本記事の掲載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。1月(前半)に本選考のエントリー締切を迎える企業※締切日順に掲載1月3日シティグループ(Citi)1月4日ドイツ銀行グループCARTAHOLDINGS(旧CCI,VOYAGEGROUP)1月5日シグマクシス(SIGMAXYZ)LINEヤフーEYストラテジー・アンド・コンサルティング(旧EYTAS,EYACC)1月8日ソフトバンク(SoftBank)積水化学工業読売新聞大阪本社カプコン(CAPCOM)PwCJapan有限責任監査法人(旧PwCあらた有限責任監査法人)1月9日博報堂・博報堂DYメディアパートナーズTBSテレビ(TBS)1月10日リンクアンドモチベーショングループ1月12日朝日新聞社野村アセットマネジメント毎日新聞社1月15日ドイツ銀行グループネスレ日本LINEヤフー読売新聞東京本社リオ・ホールディングス【エントリーはこちらから】1月(前半)の締切企業一覧本記事を読む前に以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日に加え、"本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移"が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用して下さい。シティグループ(Citi)2025年卒新卒者採用エントリー(オペレーション、テクノロジー)■応募期限:2024年1月3日(水)23:59本選考へのエントリーはこちらシティグループ(Citi)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらシティグループ(Citi)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらドイツ銀行グループ2025年度エントリーレベル採用IB:インベストメント・バンキング・カバレッジ、アドバイザリー、およびキャピタルマーケッツ(投資銀行部門)■応募期限:2024年1月4日(木)午前8時本選考へのエントリーはこちら2025年度エントリーレベル採用IB:フィクスト・インカム&カレンシーズ(マーケッツ部門)■応募締切:2024年1月15日午前8時本選考へのエントリーはこちらドイツ銀行グループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらドイツ銀行グループの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらCARTAHOLDINGS(旧CCI、VOYAGEGROUP)2025年本選考(総合職)■応募期限:2024年1月4日(木)23:59本選考へのエントリーはこちらCARTAHOLDINGSの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらシグマクシクス(SIGMAXYZ)2025年度新卒採用■応募期限:2024年1月5日(金)午前9:00本選考へのエントリーはこちらシグマクシクス(SIGMAXYZ)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらLINEヤフーデータアナリスト職(第4ターム)■応募期限:2024年1月5日(金)午前10:00本選考へのエントリーはこちらデザイナー職(第1ターム)■募集期間2023年10月~2024年9月まで※複数の受付タームが設けられますが、採用人数が想定数に達した場合など、早期に募集を終了する場合があります。※第2ターム以降はマイページで確認してください。本選考へのエントリーはこちらLINEヤフーの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらEYストラテジー・アンド・コンサルティング(旧EYTAS,EYACC)新卒採用国内採用BusinessConsultant■応募期限:2024年年1月5日(金)午後5:00本選考へのエントリーはこちらEYストラテジー・アンド・コンサルティング志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらEYストラテジー・アンド・コンサルティングの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらソフトバンク(SoftBank)2025年度新卒採用(通常選考/No.1採用)■応募期限(回答期限):2024年1月8日(月)23:59本選考へのエントリーはこちらソフトバンク(SoftBank)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらソフトバンク(SoftBank)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら積水化学工業秋冬募集【住宅カンパニー】会社説明会(事務系)■説明会日程【対象:事務系(学部学科不問)】2023年12月21日(木)13:00~14:302024年1月9日(火)13:00~14:30■応募締め切り1月8日(月)説明会へのエントリーはこちら積水化学工業志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら積水化学工業の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら読売新聞大阪本社本選考事業■応募締め切り1月8日(月・祝)23:59本選考へのエントリーはこちら読売新聞社志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら読売新聞大阪本社の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらカプコン(CAPCOM)2025年度新卒採用開発職(企画)■書類選考締切日:2024年1月8日(月)23:59〆本選考へのエントリーはこちら2025年度新卒採用総合職■書類選考締切日:2024年1月8日(月)23:59〆本選考へのエントリーはこちらカプコン(CAPCOM)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらカプコン(CAPCOM)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらPwCJapan有限責任監査法人(旧PwCあらた有限責任監査法人)財務報告アドバイザー職(FRA)国内選考エントリー■応募締め切り:2024/1/8(月)23:59まで(JST)本選考へのエントリーはこちらPwCJapan有限責任監査法人(旧PwCあらた有限責任監査法人)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズデザイナー採用■応募期限・エントリーシート・課題ファイル:2024年1月9日(火)正午12:00・WEB適性検査:2024年1月10日(水)正午12:00本選考へのエントリーはこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらTBSテレビ(TBS)2025年度採用(新卒・第二新卒)【デザイン職】■応募締め切り;2024年1月9日(火)12時本選考へのエントリーはこちらTBSテレビ(TBS)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらTBSテレビ(TBS)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらリンクアンドモチベーショングループ【グループ代表登壇】リンクアンドモチベーショングループ|社長たちが語るプレミアムイベント~TOPFORUM~■開催日程:2024年1月13日(土)13:00~17:30■応募締め切り:2024年1月10日(水)本選考へのエントリーはこちらリンクアンドモチベーショングループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら朝日新聞社2025年入社定期採用選考<記者部門><デザイナー(記者部門)>■応募締め切り:2024年1月12日(金)正午本選考へのエントリーはこちら朝日新聞社志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら朝日新聞社の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら野村アセットマネジメント2025卒新卒採用選考「インベストメントマネジメントコース(クオンツ)」■締め切り日時・エントリーシート受付:2024/1/12(金)17時迄・Web適性検査受検締切:2024/1/15(日)24時迄・顔写真提出期限:2024/1/15(日)24時迄本選考へのエントリーはこちら野村アセットマネジメント志望者向けの企業別LNEオープンチャットはこちら野村アセットマネジメントの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら毎日新聞社2025年春採用■応募締め切りデザイナー以外:2024年1⽉12⽇(⾦)正午デザイナー:2024年2⽉27⽇(⽕)正午本選考へのエントリーはこちら毎日新聞社志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら毎日新聞社の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらネスレ日本ネスレパスコース※1月締切■エントリー締切:2024年1月15日(月)10:00本選考へのエントリーはこちらネスレ日本志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらネスレ日本の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら読売新聞東京本社本選考経営管理■応募締め切り1月15日(月)正午本選考へのエントリーはこちら読売新聞社の企業別LINEオープンチャットはこちら読売新聞東京本社の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらリオ・ホールディングス【最短2月内定】日本の資産にサステナビリティをもたらす「不動産×税務×法務」のOnestopコンサルティング■応募締め切り:2024/1/15(月)本選考へのエントリーはこちら最後に本記事では、"1月(前半)に本選考の締切を迎える企業"を締切日順に紹介してきました。1月前半はお正月や冬休みもあるため、だらだら過ごしてしまうという人もいると思いますが、気合いを入れて早いうちから就活に慣れることで、志望企業からの内定に近づくはずです。本記事を参考に各社のエントリー締切日を管理し、「効率的なエントリー・就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。→unistyleオリジナルの「インターンエントリー企業管理シート」と「本選考エントリー管理シート」になります。スプレッドシートをダウンロードするだけで使用できますので、ぜひご活用ください。また、unistyleでは25卒就活生向けにLINEオープンチャットグループを運営しています。匿名で様々な就活生と情報交換をすることができるという便利な機能になりますので、"最新の選考状況や選考結果連絡の有無等をリアルタイムで確認したい"という方は、ぜひご活用ください。→unistyleでは25卒就活生向けに就活用グループを運営しており、今後もグループを拡充させていく予定です。上記記事に各グループの参加用URLを掲載していますので、興味のある方は記事からご参加ください。さらにunistyleでは、今後も25卒就活生向けに「インターンシップ・本選考のエントリー締切情報」を公開していく予定です。まだ会員登録を済ませていないという方は、以下から早めに会員登録をしていただき、本サイトを有効的に役立ててもらえればと思います。 5,738 views
業界内時価総額日本一!化学メーカー信越化学工業に文系学生も注目すべき 業界内時価総額日本一!化学メーカー信越化学工業に文系学生も注目すべき 信越化学工業などの化学メーカーは、一部の文系学生からは人気のある業界です。しかしながら、三菱化学、三井化学、住友化学などに比べて、信越化学工業を受ける学生はやや少ないようです。実際、過去実施したunistyle就職活動意識調査でも、文系学生約700名のうち化学メーカー各社を志望する学生数は三菱化学53名、三井化学49名、住友化学43名、信越化学工業28名という結果になっています。これは、三菱三井住友という財閥のイメージや知名度によって差がついているように思います。もちろん、何となくイメージや知名度だけに振り回されるのではなく、例えば売上や利益など各企業の財務数値をしっかり調べて企業研究をしているという方も多いことでしょう。さらに皆さんが企業研究を進めて行くと、財務数値と同様に、「時価総額」という指標も良く耳にするようになると思います。(※時価総額とは、上場企業の株価に発行済株数をかけたもので、企業価値を評価する際の指標です。時価総額の大きさは企業規模や業績のみならず、資金調達力を読む指標にもなります)日本の化学業界において時価総額第1位の企業は、三菱でも三井でも住友でもなく、実は信越化学工業です。塩化ビニル樹脂や半導体シリコンなどの分野では世界トップシェアであり、海外売上高比率も72%と業界随一のグローバル企業でもあります。三菱三井住友を受けるつもりの文系学生の皆さんが、信越化学工業を受けないのは非常にもったいないことです。また、そもそも化学メーカーを見ていないという方も、次に紹介する企業選びの軸に合致するのであれば、ぜひ化学業界も視野に入れてみてはいかがでしょうか。なお、理系対象のインターンも現在募集しているため、理系の方についてもぜひ就職先として検討してください。(※本コラムは信越化学工業株式会社のPR記事です)信越化学工業などの化学メーカーを志望する文系学生の企業選びの軸①「日本の技術力を世界に発信したい」日本の強みとして多くの人が挙げるのは、メイドインジャパンの技術力や品質の高さではないでしょうか。自社製品が世界中で求められ、また、ユーザーから信頼されている様子を見て、自分の仕事にやりがいを持つ方も多いことでしょう。また、日本のプレゼンスを向上させたいといった軸と関連付けて、総合商社などと併願する学生も多くいるようです。②「人々の生活に密着した仕事に携わりたい」上記と同様に、普段身の回りに溢れる製品に自社の素材や技術が用いられていることにやりがいを感じられるという方もいるのではないでしょうか。金融など無形の商品を扱う業界に比べて、化学業界は自社技術の活用事例を日常生活で頻繁に目にすることがあるため、そこに喜びを見出す方もいるでしょう。③「自身のアイディアを製品に反映できる仕事がしたい」クライアントと協力して新製品の開発に携わることも化学メーカーの醍醐味だと言えます。消費財メーカーであれば自社製品の普及が営業のミッションになりますが、化学メーカーの営業はクライアントのニーズと自社の技術とをうまく結びつけることが求められます。自身のアイデアを形にして他者に価値を提供することや、新たなイノベーションの担い手となることに魅力を感じる方にも、化学メーカーを見て欲しいと思います。信越化学工業が求める人材・向いている人信越化学工業に限らず化学メーカーは、営業先のメーカーと自社開発部門との橋渡しとなり、立場の異なる人々をまとめ上げて、新たな製品の開発につなげられる人材を求めていると言えます。下記、採用ホームページの社員インタビューを抜粋しています。現場で働く社員の姿を垣間見ることができますので、参考にしてください。>>一番印象に残っている仕事はなんですか?5年間サンプル供給を続けてきたある顧客の新製品にて、当社がファーストベンダーとして採用され量産になったことです。品質や納期など顧客の厳しい要求を、技術部門や製造部門と一緒に乗り越えていくのは非常に大きなやりがいとなります。半導体材料では顧客認定という独特の制度があり、顧客の製品にファーストベンダーとして採用されることが非常に重要です。セカンドベンダーでの参入は、品質や価格面で非常に大きなハードルがあります。地道にサンプルワークを続け、顧客のビジネスが軌道に乗り、結果として当社の製品の売上も増えるというのは営業部門としては格別の喜びです。(信越化学工業採用ホームページより)なお、信越化学工業では豊富な手元資金をもとに今後3年間で総額3,200億円の設備投資を予定しており、海外でのプロジェクトに携わる機会も多くあります。そのため、まったく文化の異なる土地で手腕を発揮するために、精神的にタフであることも求められます。大学を横断したイベントの企画や運営、社会人との交流など、立場や価値観の異なる人々と協力してことを成した経験を持ち、また、そこに強いやりがいを感じる人にはおすすめの企業です。入社後のキャリアプランについて事務系(営業、管理部門)では、入社後3~5年を目途に、3人に1人くらいの割合で海外赴任や海外プロジェクトに携わるとのことです。技術系(研究、生産技術など)でも、8~10%程度の社員が海外で仕事をしています。少数精鋭の人材育成方針の下、過去には、入社1年目から大きな取引先の担当を任され、2年目にして今では誰もが目にしたことのあるような製品をクライアントと二人三脚で作り上げた社員もいます。入社して間もない頃から大きなクライアントや案件を担当することで、自らの能力やスキルをじっくりと磨いていけることは、信越化学工業など歴史ある大手企業に就職することの意義の一つかもしれません。最後に就職活動では、表面的なイメージで事前に受ける会社や業界を絞ってしまうのではなく、自分の経験からどんな仕事が向いているのか大まかに考えてみて、当てはまる業界をどんどん受けていくことをおすすめします。ちなみに、信越化学工業の採用担当の方は文系出身で、「若手の内から、大きな権限と責任の伴う仕事に携わりたい」という軸で就職活動を行い、総合商社なども見ながら信越化学工業に出会ったとのことです。文系学生の皆さんは、化学メーカーを敬遠してしまう方も多いようですが、食わず嫌いせずに就職先として検討して欲しいと思います。化学業界を理解することで、川上から川下に至る産業界のつながりを理解することができ、視野が広がることと思います。なお、現在、信越化学工業では理系対象のインターンを募集しています。本記事は文系学生向けでしたが、理系の皆さんは是非お申し込みください。photobyMartinThomas 26,422 views
Googleも採用するOKR?|就職活動における目標設定と進捗管理 Googleも採用するOKR?|就職活動における目標設定と進捗管理 夏のインターンシップに参加したのも束の間、秋季インターンシップの募集も始まり、一息つく間もない現状に辟易している方も多いのではないでしょうか。一方で、夏のインターンシップを通して、自分の行きたい企業・業界がより明確になってきていることかと思われます。その反面、「目標は定まってきたけど、具体的にはどのように行動に落とし込めばいいか分からない」・「自分の目標までの立ち位置が漠然としている」など現状と目標とのギャップに悩んでいる方も多いかと思われます。本記事では、GoogleやFacebookでも導入されている目標管理ツールである”OKR”を就職活動にどのように応用していくのか、その考察を深めていきます。秋以降の就職活動における目標設定と進捗管理のヒントにしていただけたらと思います。【本記事の構成】▶OKRとは?これまではKPI、これからはOKR▶︎企業に属すると必ず待ち受ける”目標管理”▶︎就活にOKRを設定するとどうなる?▶︎目標設定と進捗管理は、仕事でも就活でも大切さは変わらないOKRとは?これまではKPI、これからはOKR本稿でのキーワードになる”OKR”とは、企業の目標設定・進捗管理方法の一つです。PDCAやKPIなどは一度は聞いたことがあるかと思われます。OKRは冒頭でも申したとおり、GoogleやFacebook、国内ではメルカリなどがフレームワークとして導入し、昨今話題を呼んでいます。ObjectiveandKeyResult(目標と主な成果)OKRとは「ObjectiveandKeyResult(目標と主な成果)」の略で、チームや個人の目標を明確化するためのメソッドです。組織が掲げる理念、事業目標に基づき、Object(目標)を定め、達成するための条件をKeyResult(主な成果)に入れます。参考:グーグル、メルカリ…イケてる企業が続々採用する「OKR」の威力企業の事業目標に合わせたObjectiveを設定し、目標を設定するための小さなゴール(客観的に測定可能なもの)をKeyResultsとして設定します。中には感じた人も多いかと思われますが、OKRは巷でもよく聞く目標設定・管理方法のひとつではないでしょうか。最も達成したい大きなゴールを決め、ゴールに至るまでの道筋を細分化していく手法は、企業はおろか、学生でも実行している人がいるでしょう。例えば大学受験で言うと、「○○月までにはセンター試験の対策を終わらせ、○○までには二次試験の勉強を始める」といったゴールからの逆算を行なってきたことでしょう。学生が知らず知らずのうちにOKRを使用している一方で、多くの企業はKPIと呼ばれる手法を利用しています。KPIとOKRの違いKPI(KeyPerfomanceIndicator:重要業績評価指標)は多くの企業で目標設定と進捗管理に使われています。一般にOKRはボトムアップ型・KPIはトップダウン型の目標設定・進捗管理ツールとして認識されており、KPIではなく、OKRを導入する最大のメリットは生産性の向上にあると言われています。この点を踏まえ、両者の違いを分野ごとに整理したのが以下の表になります。参考:BizHintチーム組織開発OKRまず特筆すべき点は、目標達成率です。多くの目標設定が達成できたか否かという二軸で考えることが殆どであり、”どれだけ達成したか”という尺度で達成率を測ることはあまりないようにも感じられます。OKRの場合、目標設定(Objective)の段階で”簡単には達成できないもの”を目標の指標とし、目標に対してどれだけのアプローチをすることができたのかが重視されます。続いて目標の使用単位と共有範囲にフォーカスします。KPIが1年毎の目標設定になることがほとんどであることに比べて、OKRの場合は3〜4ヶ月という比較的短いスパンでの活動になります。変化の激しい経済動向を考慮すると、1年でも市場は大きく変化する可能性があるため、短いスパンでの目標設定はより柔軟な対応を可能にすることができると考えられます。また、目標を共有する範囲もOKRのほうが広く設定されており、どの社員が何をやっているかがわかるようになっています。これは、誰が何をやっているか分かるようにすることで、部署ごとの透明性を高めると同時に、「あいつ何もやってないじゃん」のような負の雰囲気の抑制にも繋がります。そして、OKRとKPIが使用される目的は両社の間で根本的に異なっております。KPIの目標設定・達成度が業績評価の指標になっている一方で、OKRは生産性の向上にフォーカスしています。KPIが導入されている企業で目標を達成出来なかった場合、マイナスの評価をつけられることは想像に難くありません。その反面、OKRにおいては、課題に対して”どのようにアプローチをしたのか”・”どのように考えたのか”その取組の指標として使用されるだけなので、社員はより高い目標を設定し意欲的に取り組む(=生産性の向上)ことが可能となります。これらの点を踏まえると、トップダウン型のKPIよりもボトムアップ型のOKRを重視することにも頷けるかと思います。企業に属すると必ず待ち受ける”目標管理”約2ヶ月に渡る長い大学の夏休み(春休み)を特に目標もなくダラダラと過ごしてしまった経験は誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。一方で、長期休暇の目標を立てたはいいが計画倒れになってしまったり、目標が変わったことで途中までしか達成できなかったということもあるでしょう。つまり、目標設定と進捗管理が重要となります。目標・進捗管理がない企業はない大学生が目標を立てるか否かも高い自由度のもとで個人に委任されている反面、企業では必ず「目標」と「進捗管理」が設定されています。インターンシップに参加した学生は既に経験したことかと思われますが、企業に属する社員のほとんど全員が、「今何をしていて今後何をする予定なのか」について話をしてくれたことかと思います(もちろん社外秘の場合もありましたが)。少人数で働く企業でも、大人数が働く大手企業であっても皆何かしらの目標を達成するために働いていると考えてもおおよそ間違いではないでしょう。例えば、ある自動車会社を例にしてみると、簡易的には下図のようなものが想像できます。国内シェア2位である自動車会社A目標:2018年度の国内シェア1位獲得課題:若者の自動車離れ行動:若者向けの安いが性能の高い自動車を生産する上記は考えられる一例です。もちろん”国内シェア1位”は全社的な目標であり、それぞれの部署では全社目標を更に細分化した目標設定が行われているでしょう。繰り返しになりますが、社員はそれぞれが属する目標を達成するために働くこととなります。アルバイトでは目標設定は絶対ではない同じ”働く”という行為であっても、アルバイトでは目標設定と進捗管理が要求されることは滅多にないかと思われます。もちろん企業理念やアルバイトに求めるものを面接や研修で教えてもらうことはあるかと思います。一方で、自分の属する店舗の売上増加のために本気で考えて働いている人は少数ではないでしょうか。考えると言っても、何万円稼ぐにはこれだけシフトに入らなければならないといった程度の事ではないでしょうか。就活にOKRを設定するとどうなる?先程、知らず知らずの内にOKRを利用している人が多いとしましたが、反対に正しいOKRを使用している割合は非常に低いように感じられます。就職活動で重要になってくる”目標設定と進捗管理”、正しい目標設定を行わないことで後々後悔をしないようにしましょう。正しいOKRとは?では、正しいOKRとはどのようなものでしょうか。就職活動に当てはめながら考察していきます。【間違ったOKR】▶目標(O):第一志望から内定を貰う▶現状:金融業界に行きたいけど、他の業界も見て見たい▶︎施策①(KR):OB訪問を行う▶︎施策②(KR):インターンに応募する▶︎施策③(KR):金融以外も調べてみるいかがでしょうか。大方このようなフレームで進めている人が多いかと思われます。第一志望を金融業界に設定しながらも、他の業界も見て見たい。そのためにOB訪問を行い、実際にインターンにも参加しようと試みています。では、このOKRのどのような点が間違っているのでしょうか。①定量化をしていない→例えばOB訪問を行うにしても、具体的にはいつまでに何件行う予定なのか、どの業界に何件行く予定なのかなど具体的な数値目標を入れなければなりません。同様に、「インターンに参加する」・「金融業界以外も調べてみる」もより具体的な目標に落とし込む必要があります。気をつけなければならないのは、数値を設定する際は簡単には達成できない数値を設定しなければならない点です。また、定量化するもう一つのメリットとしては、進捗管理が簡単に行うことができる点です。当たり前ですが、目標は設定するだけでなく、達成することが重要になるので、進捗管理は大きな指標になります。②目標達成期間(O)が長すぎる→OKRを設定する上で目標達成までの期間は重要です。上記の例の場合、”第一志望をもらう”までの期間は(企業によっても異なりますが)大凡半年後くらいでしょう。OKRの場合、目標設定は柔軟性を持たせるためにも3〜4ヶ月周期で行います。以上を踏まえてもう一度OKRを設定します。【正しいOKR】▶︎最終目標(O):志望する企業に入社する▶︎目標(O):12月までに志望する業界を決定する▶︎現状:金融業界に行きたいけど、他の業界も見て見たい▶︎施策①(KR):月に最低3回OB訪問を行い知見を広げる(金融は最低2社行く)▶︎施策②(KR):12月までに金融は最低3社、その他は2社ほどインターンに参加する▶︎施策③(KR):Unistyleの記事を2日に1回は読んで、業界研究を行ういかがでしょうか。より定量的な目標設定を行うことで、するべき行動がより明確になったように思われます。大切なのことは、100%達成することではなく、目標に対して60〜70%程でいいのでどれだけ最終目標にアプローチすることができたのかになります。目標設定と進捗管理は、仕事でも就活でも大切さは変わらない仕事がデキる人は目標設定・進捗管理が上手いみなさんにとっての仕事ができる社会人の定義はどのようなものでしょうか。「コミュニケーションを取るのが上手な人」や「人を巻き込む力が強い人」など多々あるでしょう。しかし一度考えていただきたいのが、仕事を行う前には必ず共通して目標設定を行なっているという点です。コミュニケーションを取るのも人を巻き込んで仕事をするのも決まった目標を達成するための手段に過ぎないという点です。目標設定が不安定だとその後にどのような良い取り組みをしたとしても納得のいく結果を得ることは難しいでしょう。この点を踏まえると、”仕事ができる=目標設定・進捗管理が上手い”と考えることもできなくはないでしょうか。最後にいかがでしたでしょうか。OKRを用いた正しい目標設定と進捗管理の方法を掴むことができたことかと思われます。GoogleやFacebookなどの俗に言うイケてる企業で利用されている反面、多くの学生もOKRを知らず知らずのうちに使用していたことでしょう。正しい目標設定と進捗管理をすることで就活に対する漠然とした不安もなくなることかと思います。就活における目標設定に関する記事も併せてご確認ください。参考:就職活動における目標設定のススメ|社会人で後悔しないための考え方:達成計画の概要 8,374 views
ガクチカで飲食店アルバイトをアピールする書き方とは?ES例文・解説付 ガクチカで飲食店アルバイトをアピールする書き方とは?ES例文・解説付 本記事では、大学生の誰もがやっているアルバイトの中から、ガクチカに活かせるエピソードを実際の内定者のESを参考にしながらご紹介していきます。本記事の構成飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)アルバイトのガクチカ例文飲食店アルバイトのガクチカ例文(1):ニトリ内定者飲食店アルバイトのガクチカ例文(2):P&G合格者飲食店アルバイトのガクチカ例文(3):P&G合格者飲食店アルバイトのガクチカ例文(4):日本ロレアル内定者ガクチカの基本的な書き方ガクチカでよくある飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)アルバイトエピソード飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)アルバイトからでもガクチカは作れるまとめ飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)アルバイトのガクチカ例文下記は実際に飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)でアルバイトをしていた経験をもとに作成されたESです。飲食店アルバイトのガクチカ例文(1):ニトリ内定者飲食店アルバイトのガクチカ例文(2):P&G合格者飲食店アルバイトのガクチカ例文(3):P&G合格者飲食店アルバイトのガクチカ例文(4):日本ロレアル内定者※1~2はESの解説付き飲食店アルバイトのガクチカ例文一つ目はニトリ内定者のESです。人生で最も成果を出した経験を教えてください。(300字以内)アルバイトをしている蕎麦屋で業務の改善と効率化に努めた。自分が一通りの業務を覚えた頃、複雑なレジの機械操作や、品数が多いセットメニューの場合、お盆の上に並べる小鉢の配置を間違えるなど、同じようなミスをする従業員が多いことに気が付いた。状況を改善するため、従業員たちに間違えやすい箇所の聞き取り調査を行い、その結果を踏まえて、レジの操作手順やお盆の上の配置を図示したメモをいくつも作り、皆がすぐに確認できる場所に貼り出した。こうした努力が実り、店長からはミスの報告とクレームが格段に減ったという褒め言葉を頂戴した。この経験から、常に問題意識を持ち、現状の改善に向けて自ら行動することの大切さを学んだ。【ニトリ内定】エントリーシート(総合職):19卒この就活生は、「アルバイト先の蕎麦屋での業務の改善と効率化をするまでの過程」を書いています。文言は少し異なれど、基本的には純粋なガクチカに関する設問であり、300文字以内で簡潔にまとめる必要があります。ガクチカのフレームワーク【(1)結論:何に取り組んだのか?】アルバイト先の蕎麦屋での業務の改善と効率化【(2)動機:なぜ取り組んだのか?】同じようなミスをする従業員が多い状況を改善するため【(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?】目標:状況の改善困難:特になし【(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?】取組み:従業員への聞き取り調査を実施した、メモを貼り出した結果:ミスの報告とクレームが格段に減った【(5)人柄:活動の中であなたのどのような人柄が活かされたのか?】特になし【(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?】常に問題意識を持ち、現状の改善に向けて自ら行動することの大切さ上記のESは、文章構成も特に問題はなく、盛り込むべき要素もしっかり担保することができています。特筆すべき部分もそこまでありませんが、300文字という少なめの文字数の中でしっかりと論理的な文章を作成することができています。取組み内容に関しては、「気づき→試行→施策→結果」という構成になっており、流れがスムーズ且つ分かりやすい内容となっている点が評価できます。ただ、設問が「最も成果を出した経験」となっているのにも関わらず、その成果が少し抽象的なことが少し気になります。「ミスの報告やクレームがどの程度減ったのか?」ということを定量的に表現することができれば、より成果が分かりやすく、質の高いESになったでしょう。また、ガクチカの書き方や面接時の伝え方のコツをマンツーマンでより実践的に教えてほしい方には就職エージェントneoもオススメします。プロのアドバイザーが就活生1人1人に対してガクチカの添削や深堀をしたり、面接のポイントなどを伝えたりします。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。飲食店アルバイトのガクチカ例文二つ目はP&G合格者のESです。他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)アルバイト先のレストランで販売戦略のイノベーションに取り組んだ時の経験が挙げられます。そのレストランは新店舗であった為、知名度が低く売り上げが低いという課題がありました。私はアルバイトながらもその状況をなんとか改善する事はできないかと考えました。そこで他のアルバイトメンバーと話し合い、①ピザのテイクアウト割引券配布②SNSのキャンペーンを店長に提案しました。しかし初めての取り組みであったため、店長は提案に乗り気ではなく、リスクが大きいのではないかという考えでした。私はそこで引き下がるのではなく、他の社員さんやキッチンスタッフと共に何度も交渉を重ねました。すると店長に私の熱意が通じ、提案を受け入れてもらうことが出来ました。その後店長やマネージャーと共に何度もミーティングを重ね戦略を練り、実際に改革を行いました。具体的には、知名度を上げるため、テイクアウトピザ30%割引券を店のチラシと共に駅前で配布したり、近隣住宅へのポスティングを行いました。また、再来客の増加を図るため、Instagramのキャンペーンを開催し、タグ付け投稿をしていただいたお客様を対象に次回1ワンドリンク無料券を配布しました。これらの取り組みの結果、新規顧客及びリピーターが増え、売上は昨年比約2倍、ピザのテイクアウト数は3倍となりました。この頑張りが評価され、同期で初めてバイトリーダーとなり、自身のモチベ―ションも上がりました。このように、私は異なる考えを持つ人に対しても主体的に働きかけることができます。【P&G】エントリーシート(セールス職):20卒この就活生は、レストランアルバイトの経験をもとに「主体的に働きかける姿勢」をアピールしています。純粋なガクチカを問われている設問ではありませんが、「他者と仕事を進めた経験・生産的な関係の構築と保持」に触れ、取組み内容が非常に具体的に書かれています。ガクチカのフレームワーク【(1)結論:何に取り組んだのか?】アルバイト先のレストランで販売戦略のイノベーションに取り組んだ【(2)動機:なぜ取り組んだのか?】アルバイトながらも現状を改善する事はできないかと考えたため【(3)目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?】目標:特になし困難:知名度が低く売り上げが低い【(4)取組みと結果:どのように取り組んだのか?取組みの結果はどうだったのか?】取組み:テイクアウトピザ30%割引券を店のチラシと共に駅前で配布、Instagramのキャンペーンの開催結果:売上は昨年比約2倍、ピザのテイクアウト数は3倍となった【(5)人柄:活動の中であなたのどのような人柄が活かされたのか?】異なる考えを持つ人に対しても主体的に働きかけることができる【(6)学び:取組みを通じて何を学んだのか?学びを社会でどのように活かすのか?】特になし今回取り上げたP&GのESは「他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて」問われています。つまり、一般的なガクチカよりも「他者とどのように関わったのか?見解の相違をどのように解決したのか?」という観点がESの評価ポイントになります。そんな中、上記の就活生は「アルバとメンバーや店長を巻き込んでの施策提案・店長やマネージャーとの意見の相違をどのように解決したのか」を具体的に書くことができています。取組みの結果に関しても、「売上は昨年比約2倍、ピザのテイクアウト数は3倍、同期で初めてバイトリーダーとなり」など、定量的且つ具体的に書けている点は評価することができます。改善点は特段見当たりませんが、強いて言うのであれば「私は異なる考えを持つ人に対しても主体的に働きかけることができます。」の内容をもう少し肉付けできればより質の高いESになったでしょう。面接時には、「この強みを他の場面で活かした経験はある?うちに入社後はどのように活かせる?」といった観点の質問が課される可能性が高いため、それに対して具体的に回答することができれば概ね問題ないと思います。飲食店アルバイトのガクチカ例文三つ目はP&G合格者のESです。あるグループに参加し、全体を率いて、必要なサポートを獲得し、卓越した結果を実現した実例を説明してください。(500~700字程度)私は大学の1年生の時にアルバイトをしている飲食店において、来店したが食事ができずに帰るインバウンド旅行者の問題を解決し、最終的に彼らの9割以上に食事を提供できる結果に導きました。私が働いている飲食店では、1週間に2組程度ですが、海外からの旅行者が訪れることがあります。しかし、日本語を使うことができない彼らは来店しても注文ができず、食事をせずに帰ってしまうという問題がありました。私はこの問題の原因が英語で対応できるスタッフが不十分であり、英語のメニューも無かったためだと考え、英語表記のメニューを作成してもらうことを店長に提案しました。しかし、来店頻度が低い外国人のために店側の限られた労働力や時間を使うことができないという理由で私の提案は却下されました。しかしながら、すべてのお客様に満足していただきたいという思いから、メニューを私自身が作成するということを店長に強く訴え、提案を承諾していただきました。同時に簡単な英語での接客マニュアルも作成し、全スタッフの英語での接客能力の向上を図ろうと考えました。また、英語表記のそれら2つを作るにあたり、英語母語話者にとって不自然な表現でないかを確かめるために、大学のネイティブスピーカーの先生の研究室に足を運び、英文の添削をお願いしました。合計で3回の添削指導を受け、作成開始から約2か月で完成させて店長にそのメニューと接客マニュアルを採用していただきました。その結果、以前までは食事をしていただける海外からの旅行者は2割以下であったのに対し、この取り組みの後は9割以上に食事をしていただける結果となりました。【P&G】エントリーシート(営業職):20卒飲食店アルバイトのガクチカ例文四つ目は日本ロレアル内定者のESです。飲食店アルバイトのガクチカ例文(4):日本ロレアル内定者人生で一番のチャレンジ(苦労した点、工夫した点、周囲をどのように巻き込んだか、経験から得た学びを踏まえて):700字以内日本酒居酒屋のアルバイトにて自身が中心となり、女性の顧客数を増やしたことです。私自身日本酒が苦手でしたが、アルバイトにて学ぶうちに好きになりました。また、過去に新体操やヴァイオリンを通して人を笑顔にし感動を共有でき、喜びを感じたことがあります。そこで、日本酒に対する感動を他の日本酒が苦手な女性にも共有したいという思いから取り組みました。主に取り組んだことは二つあります。一つは、日本酒の新しい飲み方の考案です。苦手意識を払拭させるため、ソムリエと協力しつつも初心者目線を常に重視しました。もう一つは、顧客に合わせた接客です。多様なニーズがあるため、毎日顧客の年齢層や注文内容を分析し、お酒と料理の組み合わせを相手に合わせて変える接客を行いました。また、私一人で行っても全く意味がないので、分析結果を毎日共有させたり、従業員同士での接客練習を行い上記の接客方法を他の従業員に浸透させ、クオリティの統一をしました。以上により、女性顧客数が二カ月で三倍に増えました。従業員には年上の方がいたり、最後は店長に認めてもらわなければなりませんでした。そのため、学生以上の姿勢や、年上に対しても物怖じせず納得させることが求められ、非常に苦労しました。そこで、自ら積極的に行動したり普段の仕事を完璧にこなすことを積み重ねました。これにより、信頼関係を築くことができ、全従業員が私についてきてくれました。この経験から、目標に向けて様々な年代の人をまとめあげるやりがいを学びました。若くともリーダーシップを発揮することは、責任は重大ですがその分非常にやりがいがありました。これからも、積極的に責任ある仕事をしたいです。【日本ロレアル内定】エントリーシート(セールス職):19卒ガクチカの基本的な書き方続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。ガクチカは基本的に以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。※下記のフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。上記のフレームワークを見てもらえば分かるように、(1)結論→(2)動機→(3)目標と困難→(4)取組みと結果→(5)人柄→(6)学びといった構成でガクチカを論理展開していくと良いと考えています。この順番に沿うことで、面接官にわかりやすく論理性を保った伝え方ができるほか、面接を想定して自分の頭の中で整理された内容に仕上げることができます。下記の動画でもガクチカの書き方を確認できるので、参考にしてもらえればと思います。例として、フレームワークに沿ってガクチカを整理した内定者のESを見ていきます。それぞれの項目でどのようなことを述べるのか大枠を掴んでいただければと思います。下記は野村総合研究所(NRI)内定者のESです。フレームワークに沿ってかなりレベルの高い内容にまとめ上げられています。(1)結論学生時代、スポーツ科学とトレーニングに関するWebサイトを立ち上げに力を注いできた。⇩(2)動機地方出身の私は信頼性の高いスポーツ科学情報が少ない事に疑問を感じていた。⇩(3)目標・困難そこで「スポーツをする人に正しい知識を知ってもらい、成功体験に繋げてもらいたい」という想いで信頼性の高い情報配信サイトを作る活動を始めた。活動の中での一番の挫折経験は、団体が解散してしまった事だ。設立当初数名で活動していたが、プログラマが抜ける致命傷を受けてしまった。そこから次第に団体のガバナンスが取れなくなり、結果解散するに至った。⇩(4)取組み・工夫とその結果しかし、ここで諦めたら諦め癖がつくと思い、サイト作成に再挑戦する決意をした。プログラミング独学によるサイト構築、周囲と協力しコンテンツ作成する事の二点が難点であったが、持ち前の勤勉さとビジョンに共感してもらう説得力で成し遂げてきた。サイトを公開と同時にSNSを通じて宣伝した結果、月に千人近くの方に利用して頂く所まで辿り着く事が出来た。⇩(5)人柄社交的な人柄が、団体立ち上げの際に活かされた。また基本的に真面目なため、最後までやりきろうとする姿勢が周りにも伝わり、最終的なWebサイトの立ち上げに繋げることができた。⇩(6)学び団体解散という挫折経験から窮地の時こそ冷静に対処する判断力と粘り強さ、そして何より周りを巻き込むには「絶対に成し遂げる」という情熱が大切である事を学ぶ事が出来た。上記の野村総合研究所(NRI)内定者のESは「こちら」からご覧いただけます。フレームワークに当てはめて内容を考えると、上記の内定者の方のようにレベルの高い伝え方をすることができます。フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。【参考】→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。ガクチカでよくある飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)アルバイトエピソードガクチカでアルバイトについて書く際に気をつけるべきポイントは「他の人と同じ内容」にならないようにすることです。ここでは、飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)でアルバイトをしていた人のガクチカでよくあるエピソードを並べます。笑顔で対応するようにしているお客様と接することでコミュニケーション能力が身についたこれでは人事に印象を残すことは出来ません。なぜなら具体性がない、且つありきたりな文章だからです。上記の場合、笑顔で対応することは、飲食店だけでなくどのアルバイト、どの仕事に置いても心がけるべきことです。また、お客様と接することでコミュニケーション能力が身についたと述べてありますが、社会人になって話す機会が増えるのは仕事をする社会人であるためアピールするには適切ではありません。そのため、飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)でのアルバイトについて書く際には、企業が求める人材であることをアピールするために、より具体的に再現性をもたせて書く必要があります。飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)でのアルバイトから学んだこと、身についたことはあるはずです。ガクチカをアルバイトから述べることは「仕事」という切り口で話すことができるため、将来の職場での働き方に繋げやすいといった利点があります。伝え方次第で、どんなエピソードからも仕事に対する価値観や姿勢、自身の人柄などを十分に伝えることは可能です。以下で飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)のアルバイトでの経験をもとに、ガクチカに活かせるポイントを紹介します。飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)アルバイトからでもガクチカは作れる比較的遅い時間まで開店しているため、大学やサークルの時間と被らずシフトを入れることができる飲食店。夜勤手当がついたり、まかないが出ることもあり学生からは人気のアルバイトです。そんな飲食店でのアルバイトでガクチカに活かせるポイントは次の3つです。業務の改善と効率化問題意識を持ち、現状の改善に向けて自ら行動することができる異なる考えを持つ人に対しても主体的に働きかけるこれらを書くときのエピソードとしては下記を参考にしてみてください。売上アップに貢献した経験【課題解決力・企画力・実行力】売上アップに貢献した経験がある人は、「課題解決力・企画力・実行力」があることを述べることが出来ます。この考え方はどの職種でも必要とされます。特に企画やクリエイティブ系の職種を志望する際にはこの経験をアピールできると良いでしょう。そこで書きたいのが、どんなことをして売上アップという目標を達成したのかです。実際に書く時は下記のポイントをしっかり踏まえて書くことが重要です。現状の課題分析分析した課題に即する解決策その結果課題がどの様に解決したか一番良くないのは、課題と解決策が矛盾していることです。例えば、「女性客が少ない」という課題に対して「新しいメニューを増やした」という解決策を提示するのは合致していないと考えられます。なぜならその解決策は根本的な改善になっていないからです。逆に課題と解決策が合致している場合は下記の例です。ある店では、金曜日の夜に仕事が終わってから飲みに来る人が多く、その中でも特に女性はインスタにアップできるおしゃれな料理を目当てにお店に来ると仮定したとしましょう。そこに目をつけ「女性客が少ない」という課題に対しての解決策として「金曜日限定のレディースメニューを提案した」と書く方が合致した回答であると言えます。売上アップに貢献した経験からは、課題解決力や企画力があることを述べることが出来ます。どの職種でもその考え方は必要とされるので、アピールできると良いでしょう。リーダーをしていた経験【リーダーシップ力】リーダーをした経験がある人であれば、「自分がリーダーに選ばれた理由・リーダーとしてどう仕事にあたったのか」を具体的にまとめましょう。人をまとめたり指導する力は就職後も求められる能力の1つです。特に出世したい、自分のプロジェクトを動かすような働き方がしたい人にとっては必須と言えます。アルバイトリーダーとして、他のアルバイトのやる気を高め、よりよい職場づくりに貢献したエピソードを書くことができるのではないでしょうか。例えば飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)のアルバイトでリーダーをしていた場合、新しく入るアルバイトの育成やシフト管理、また売上の管理を任せられることがあります。これらからエピソードを書くことも可能でしょう。長く続けた経験【継続力・努力し続ける力】飲食店(焼肉屋・居酒屋・レストラン)でのアルバイトを長く続けていた経験がある人は、「継続力・コツコツと努力し続ける力」を書くことが出来ます。辞めなかった正直な理由が”アルバイトを変えるのがめんどくさかったから”かも知れません。しかし仕事内容や働く条件に少しでも不満があれば続けられなかったはずです。続けられたのには何かしらの理由があると考えられます。その理由が就活ではとても大切になります。なぜならそれが、自身が働いていく上で仕事に求めるモノだからです。企業としてはすぐに辞められては困ります。この会社で長く働いてくれる意思がある人かどうかというのは就活生を判断する基準の1つになります。大手企業の場合は特にこの傾向があると考えられます。アルバイト経験を通して、長年働いたからこそ見える問題点・それを解決したエピソードなどを書けるととても良いでしょう。長く働き続けることができた理由の例・働いている店舗の売上向上のために、企画・実行することにやりがいを感じたから・風通しの良い環境でのびのびと仕事ができる環境だったから・掲げた目標に向かって、同じ意識を持って協働できる仲間がいたから上記をしっかりと具体性や根拠をもって書くことができれば、自分の価値観や働き方を伝えられるESを作成することができるでしょう。まとめガクチカはESでも面接でもよく聞かれる質問です。普通の大学生活しかしてこなかった、誇れることがないなどと悲観的にならず、これまでの自分の経験を信じて、どんなことを学んだのか探してみてください。どんなにすごいエピソードでも、学んだことがなければ人事の印象に残るガクチカを書くことはできません。重要なのはどんなエピソードかではなく、何を学んだかです。本記事を参考に、自分なりのガクチカを作成してみてください。ガクチカ完全攻略記事一覧1.そもそもガクチカって何?2.ガクチカがない人の対処法3.ガクチカの書き方を徹底解説4.ガクチカの例文を紹介(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには(3)ガクチカで留学経験をアピールするには(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには(5)ガクチカでボランティアをアピールするには(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには(9)ガクチカで趣味をアピールするには(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには→ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには→ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには→ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには→ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選 222,623 views

現在ES掲載数

77,482

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録