将来何をしたいか分からない就活生必読!『ドラゴン桜』の作者が描く内定請負漫画『銀のアンカー』

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最終更新日:2022年03月29日

将来何をしたいか分からない就活生必読!『ドラゴン桜』の作者が描く内定請負漫画『銀のアンカー』

はじめまして、19卒就活生です。

就職活動が本格化したものの、自分がどんな会社に入りたいのか・自分が何をしたいのかわからず就職活動に本腰を入れることができない学生も少なくないのではないでしょうか?

今回は、そんな就活生にむけて『銀のアンカー』という漫画を紹介したいと思います。

私自身、なかなか就活の第一歩を踏み出せない就活生の1人でした。

そんな時、総合商社に内定した先輩から「就職活動の本質を考えることが出来る漫画」と言われ、この『銀のアンカー』をすすめられました。
その結果、就職活動をする主人公たちに啓発され、OB訪問や説明会に多く足を運び、業界研究や企業研究に積極的に取り組むきっかけになりました。

間違いなく、就職活動のモチベーションを高めることができる漫画となっています。

『銀のアンカー』あらすじ

かつてアメリカ経済界で「草刈機」と呼ばれた元カリスマヘッドハンター・白川義彦。日本に帰ってきた彼は、突然就職セミナーに現れ、講師が語る"キャリアアップ"という言葉の怪しさを論破する! 白川の論調に感銘を受け、彼を訪ねた大学3年生の田中雄一郎と北沢千夏。軽い気持ちで就活を考えていることを見抜いた白川が、2人に授けた就活指南とは!? 前代未聞の内定請負漫画、ここに開幕!

 

『銀のアンカー』

『ドラゴン桜』の作者が描くこの『銀のアンカー』はいわば就活版『ドラゴン桜』とも言えます。

就職活動とは、企業という港に​​​錨(アンカー)を​下ろす​​​​ことだとしているこの漫画では、成功する就活生を以下の2パターンに定義しています。


◆金のアンカー 
人生に明確な目標を持った人、小さい頃から将来の職業をはっきりと決め、そこに向かって努力をし、成し遂げることに何の迷いもなく突き進んでいる人を指します。
いわゆる、「ごくごく一部のすごい学生」です。


◆銀のアンカー 
将来の明確な目標がなく自分が何をしたいのかわからないものの、就職活動を通して自分で努力し納得した職業に就くことが出来る人を指します。

ほとんど全ての就活生は「銀のアンカー」候補

幼少期から自分のなりたい姿を思い描いている金のアンカーの学生はほんの一握りだと思っています。
多くの就活生が現状ではどんな自分になりたいかわからないものの、就職活動を通して自分なりに納得したキャリアを選ぶ「銀のアンカー」を目指しているのではないのでしょうか?

『銀のアンカー』作中においても、どこにでもいる就活生である主人公2人に、有名ヘッドハンターである白川が、「社会に出る第一歩がいかに大切か」「なぜ就職活動をするのか」を説いています。

内定請負漫画と銘打ってるだけあって、

・業界の選び方
・企業から求められる人材
・ESの注意点
・面接の対処法
・OB訪問で聞くべき質問事項
など、就職活動の全体像が物語を通して網羅されています。

『銀のアンカー』名言抜粋

ここで、本書の中で登場する印象的な言葉をいくつか紹介します。

多くの就活生にとっては厳しい表現かもしれませんが、就職活動や社会の本質を突いた言葉のように感じました。

白川の言葉は、就活生たちが耳を傾けるべき就職活動の極意と、人生の本質に迫る内容であふれています。

「受けもしないで受からないと嘆いている。これはバカ以外の何者でもない。」
(『銀のアンカー』第5巻より)

この言葉は、三流大学に通う就活生が「自分は学歴が足りないから大手企業には入れない」と嘆いていた時に白川が放った言葉です。

行動もしないで嘆くだけの就活生にグサッときそうな発言ですね。

自分は大手企業に入るには不十分な学歴だから、特に目立った経験をしていないからという理由で逃げ腰になり、結局何もしないという学生が多くいます。
人生における重要な分岐点と言っても過言ではない就職活動で、行動もしないで嘆くだけのやつはバカだという一言を浴びせるのです。

就活では学歴や経験が多少選考に関係するとはいえ、行動次第でいくらでも人気企業に入社するチャンスへ結びつけることができます。過去の自分なんて関係なく、行動と熱意次第でいくらでもエリートの仲間入りを果たすことができるなら行動しない手はないと思います。

「本気にさえなれば世の中のことは大体実現可能だ」
(『銀のアンカー』第7巻より)

就職活動をしているのに、なかなか成果を出すことが出来ないと嘆いている人は(自分含め)多いと思っていますが、そういった人達は本当に本気で就活をしているのでしょうか?

言葉では真剣とか一生懸命とか必死とか簡単に言いますが、それを行動と態度で表わせと迫られると途端に腰が引けてしまう。実際は、「辛いのはイヤ」「面倒臭い努力したくない」「頑張りたくない」、そういった口だけの人ばかりかもしれません。

本気になるためには、本気である姿勢・行動・態度で表わすしか無いのです。何かにがむしゃらに取り組んで自分の本気を引き出せた人だけが、人事に理解をしてもらえるのだと思います。

実際に『銀のアンカー』では、「面接とは相手に自分の本気を伝えること」だと述べられています。

最後に

この漫画では、最初は怖気づき、足を踏み入れることが出来なかった主人公たちが勇気を振り絞っていろんな舞台に挑戦する様が描かれています。
実際、就職活動で上手くいっていない人の大半はそもそも一歩目すら踏み出してないかもしれません。

就職活動に疲れている方・及び弱腰な方がこの記事で『銀のアンカー』を知って読み、モチベーションを高めていただけると嬉しいです

photo by Manuel FERRANTE

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りの特別な学生を除いた残りの多くは横並びの状態なので、それほど気にする必要はないと思います。)【1】今からでも「経験」を作りに行こう【2】「経験」自体は盛らずに、少しだけ「数字」を盛ろう【1】今からでも「経験」を作りに行こう一番のおすすめは、自己PRとして胸を張って語ることのできる経験をこれから作りに行くことです。自己PRというと、サークル・ゼミ・アルバイトなどでの長期間・継続的に取り組んだ経験をアピールする学生が多いですし、そうでなければならないと思っている学生が多いように思います。しかし、就職活動では何も「すごい」経験ばかりで固める必要はありません。それよりも、一つの物事に対してどれだけ本気で向かい合ったかのかを伝えることの方が大切です。短期インターン・短期留学・ボランティア・イベント企画など、アピールする内容自体はなんでもいいので、今からでも何かに本気で取り組んだ経験を作りに行きましょう。参考:【2】「経験」自体は盛らずに、少しだけ「数字」を盛ろう面接まで時間が残されておらず、今から新しいエピソードを作ることが難しい方は仕方がありません。少しだけ結果の「数字」を盛りましょう。運営する団体の会員数・大会での成績といった数字を少し盛るだけであれば、経験の内容自体が大きく変化する訳ではないので、ごまかしが効きやすいと思います。ただし、これは学生に自己PRの内容に対する自信を持たせるため行為であって、面接官の評価はあまり変わらないであろうことには注意してください。先述の通り、企業は学生の「生み出した成果」よりも「物事に対する取り組み方」を重視しています。エピソードに新しいストーリー付け加える・エピソード自体をでっちあげるといった「経験」を盛ることだけは絶対にやめましょう。これは、企業が学生を評価する際に重要視している「物事に対する取り組み方」をでっち上げることになります。上手く語れず、嘘がバレる可能性が高い上に、もしも内定を獲得できたとしても入社後に苦労するでしょう。最後に:企業だって"自己PRを盛っている"繰り返しになりますが、面接は「自分がいかに優秀な人物であるか」を伝える場ではなく「学生と企業の相性を確かめる場」です。どれほど輝かしい実績を持っていたとしても、どれほど面接の受け答えに自信があったとしても、落ちるときは落ちます。綺麗事のようでもありますが、学生の皆さんには実績の大きさばかりに気を取られないで欲しいと思っています。また余談にはなりますが、企業も学生と同様に自己PRを盛っていることに注意する必要があります。企業説明会では、会社の本当に悪い部分を聞けることはまずない上、座談会に参加する社員は選ばれた一部のエースだけです。こちらの最近の傾向としては、とにかくグローバルを強調をする企業が多いように感じられます。企業選びの際には会社の説明を真に受けるのではなく、OB訪問などの自分なりの情報収集を踏まえた上で判断するようにしていただければと思います。自己PR完全攻略記事一覧1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)2.自己PRが見つからない人の対処法3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説4.自己PRの書き方を文字数別に解説5.自己PRの書き出しを解説6.自己PRの締めを解説7.自己PRのES例文集(強み別)8.自己PRのES例文集(業界別)9.面接での自己PRの伝え方10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集 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【23卒向け】大手企業約40社のサマーインターンエントリー締切情報|8月ver 【23卒向け】大手企業約40社のサマーインターンエントリー締切情報|8月ver 徐々に各社のサマーインターン選考が本格化してきました。就活の早期化が叫ばれている昨今、サマーインターンシップやサマージョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なポイントとなっています。しかし、サマーインターンシップの重要性は理解している一方で、下記のような悩みを抱えている就活生も多いのではないでしょうか?「興味のある企業はリストアップしているものの、各社のエントリー締切日を把握することができていない…」「日々、選考に追われていて企業のエントリー締切日を整理できていない…」そこで本記事では、23卒就活生に向けて"8月にサマーインターンシップのエントリー締切を迎える企業"を締切順にご紹介します。本記事からそのままエントリーページに遷移することも可能となっていますので、今後のスケジュール管理にお役立ていただければと思います。注意点情報の精度には最大限注意していますが、本記事の掲載情報には誤りがある可能性があります。新型コロナウイルス等の影響で選考内容に変更があるかもしれないため、本記事の掲載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。8月にインターンのエントリー締切を迎える企業※締切日順に掲載8/1(日)読売新聞東京本社読売新聞大阪本社毎日新聞社日揮ホールディングス中国電力東海旅客鉄道(JR東海)8/2(月)東京地下鉄(東京メトロ)8/4(水)ホーユー三越伊勢丹8/5(木)東宝8/6(金)東京海上日動火災保険有限責任監査法人トーマツ8/8(日)UBSグループクラレ8/9(月)ユニ・チャーム8/11(水)NTT西日本8/13(金)PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社8/15(日)UBSグループ信金中央金庫住友生命8/16(月)NTTコムウェア西日本旅客鉄道(JR西日本)三越伊勢丹8/17(火)住友林業清水建設日清食品グループ8/18(水)PwCあらた有限責任監査法人8/20(金)東京建物クボタトレンドマイクロ8/22(日)三菱UFJ信託銀行PwCコンサルティング合同会社Strategy&8/23(月)あいおいニッセイ同和損害保険NHK8/24(火)ドイツ銀行グループ8/27(金)読売新聞西部本社8/30(月)日本郵船8/31(火)講談社三井住友海上火災保険住友商事グローバルメタルズ三井住友カードフューチャー(フューチャーアーキテクト)8月にエントリー締切を迎える企業一覧本記事を読む前に以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日・募集職種に加え、"本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移"が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用して下さい。8月にエントリー締切を迎える企業一覧読売新聞東京本社よみうりアカデミー2021◆エントリー締切2021年8月1日(日)正午インターンシップへのエントリーはこちら記者カフェ◆エントリー締切8月24日(火)23時59分インターンシップへのエントリーはこちら広告カフェ◆エントリー締切8月25日(水)23時59分※応募者多数の場合、書類選考が行われます。インターンシップへのエントリーはこちら読売新聞東京本社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら読売新聞大阪本社よみうりアカデミー2021◆エントリー締切2021年8月1日(日)正午インターンシップへのエントリーはこちら読売新聞大阪本社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら毎日新聞社毎日メディア塾魅力発見1dayprogram「新聞社のITエンジニア入門」◆エントリー締切※エントリーシート提出期限2021年8月1日(日)12:00までインターンシップへのエントリーはこちら毎日新聞社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日揮ホールディングス【WEB開催】2Daysインターンシップ(選考なし)◆エントリー締切2021年8月1日(日)23:59までインターンシップへのエントリーはこちら日揮ホールディングスの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら中国電力サマーインターンシップ◆エントリー締切2021年8月1日(日)23:59までインターンシップへのエントリーはこちら中国電力の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東海旅客鉄道(JR東海)電気・システム系統SummerInternship◆エントリー締切2021年8月1日(日)インターンシップへのエントリーはこちら東海旅客鉄道(JR東海)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東京地下鉄(東京メトロ)機電系(車両・電気)インターンシップ◆エントリー締切2021年8月2日正午東京地下鉄(東京メトロ)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらホーユー営業・企画系1dayインターンシップ◆エントリー締切2021年8月4日(水)14:59インターンシップへのエントリーはこちらホーユーの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら三越伊勢丹夏の2DAYSインターンシップ◆エントリー締切2021年8月4日(水)23:59インターンシップへのエントリーはこちら夏の1DAY企業理解ワークショップ◆エントリー締切2021年8月16日(月)23:59インターンシップへのエントリーはこちら三越伊勢丹の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東宝東宝インターンシップ2021「1dayWEB仕事体験」◆エントリー締切8月5日(木)インターンシップへのエントリーはこちら東宝の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東京海上日動火災保険TOKIOMARINEプレミアム・インターンシップ~コアビジネス編~※開催日別締切◆エントリー締切(各締切9:00まで)札幌(7/9)、仙台(7/20)、東京(6/28)、名古屋(7/12)、大阪(7/1)、広島(8/6)、福岡(7/20)インターンシップへのエントリーはこちらTOKIOMARINEインターンシップ2DAYS(全国支店開催)※開催地別締め切り◆エントリー締切以下のエントリーページより各エリアの詳細をご確認下さいインターンシップへのエントリーはこちら東京海上日動火災保険の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら有限責任監査法人トーマツRiskAdvisory3daysInternship◆エントリー締切※最終締切2021年8月6日(金)10:00インターンシップへのエントリーはこちら有限責任監査法人トーマツの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらUBSグループSummerJob2021(GroupOperations,GlobalWealthManagement)◆エントリー締切2021年8月8日(日)23:59締切インターンシップへのエントリーはこちらSummerJob2021(GlobalMarkets,GlobalBanking)◆エントリー締切2021年8月15日(日)23:59締切インターンシップへのエントリーはこちらUBSグループの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらクラレ事務系4daysインターンシップ◆エントリー締切2021年8月8日(日)23:59インターンシップへのエントリーはこちらクラレの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらユニ・チャームユニ・チャームの仕事を知るインターンシップ<設備開発職>◆エントリー締切2021年8月9日(月)23:59ユニ・チャームの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらNTT西日本NTTWestInternship『NExTOne』◆エントリー締切2021年8月11日までNTT西日本の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社PwC'sDigitalTechnologyInternship◆エントリー締切2021年8月13日(金)23:59(日本時間)までインターンシップへのエントリーはこちらPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら信金中央金庫「Only1の使命」を体験できるインターンシップ!◆エントリー締切2021年8月15日(日)インターンシップへのエントリーはこちら信金中央金庫の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら住友生命アクチュアリーインターンシップ(アクチュアリアル・ナレッジコース)◆エントリー締切2021年8月15日(日)23:59インターンシップへのエントリーはこちら住友生命の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらNTTコムウェア2daysICTビジネス体感コース(オンライン)※第二次応募締切◆エントリー締切2021年8月16日(月)15時までインターンシップへのエントリーはこちらNTTコムウェアの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら西日本旅客鉄道(JR西日本)1DAY仕事体験◆エントリー締切8月16日(月)インターンシップへのエントリーはこちら西日本旅客鉄道(JR西日本)の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら住友林業住宅営業職夏季2daysインターンシップ◆エントリー締切8月17日(火)インターンシップへのエントリーはこちら業務企画職2daysインターンシップ◆エントリー締切8月17日(火)インターンシップへのエントリーはこちら住友林業の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら清水建設【土木系】オンライン3daysインターンシップ◆エントリー締切8月17日(火)16時00分までインターンシップへのエントリーはこちら清水建設の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら日清食品グループ1day仕事体験日清食品の技術系職種◆エントリー締切2021年8月17日(火)日清食品グループの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらPwCあらた有限責任監査法人ビジネスリスクコンサルタント職インターンシップ◆エントリー締切2021年8月18日(水)23:59までPwCあらた有限責任監査法人の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら東京建物夏インターンシップ(二次締切)◆エントリー締切2021年8月20日(金)インターンシップへのエントリーはこちら東京建物の企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらクボタ1DAYインターンシップ~海外事業戦略グループワーク~(東日本地区)◆エントリー締切2021年8月20日(金)インターンシップへのエントリーはこちらクボタの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちらトレンドマイクロ【3Days】インターンシップ「ガーディアンプロジェクト」(10月度)◆エントリー締切2021年8月20日(金)16:00インターンシップへのエントリーはこちらトレンドマイクロの企業研究ページ(インターンレポート・インターン参加者ESなど)はこちら三菱UFJ信託銀行アクチュアリー夏ワークショップインターン◆エントリー締切2021年8月22日(日)インターンシップへのエントリーはこちら三菱UFJ信託銀行の企業研究ページ(イン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 最後のとどめの一手「IR情報を用いた逆質問」の考え方 最後のとどめの一手「IR情報を用いた逆質問」の考え方 こんにちは。16卒の総合商社内定者です。大学3年生の秋・冬頃になると、徐々にインターン選考や外資系・ベンチャー企業の本選考が始まると思います。外資系企業の場合、ES、Webテスト、グループディスカッション、面接、ジョブ、という手順で内定に至ります。面接も2次、3次と進んでいく中で周りとの地力の差はなくなっていきます。そこで今回は面接の最後にある逆質問タイムにおいて周りと差をつける為の一撃必殺の逆質問の考え方について書きます。以前、以下のコラムにおいて逆質問の重要性、評価のされ方を紹介しました。どうぞご参照下さい。参考:また下記のコラムでIR情報の読み解き方を紹介しました。そして今回はこのIR情報(投資家情報)を用いた鋭い逆質問の考え方について書きたいと思います。参考:逆質問を磨きあげる目的は面接官に対して「おっ、この学生ちょっと違うな」、「よく勉強してきているな」であったり「まいったな...」と思わせることです。「まいったな...」というのは面接官が少し考えないと答えられない質問ということです。面接官は1日に何十人と面接しているので、頭を一切使わないで答えた質問に関しては印象に残っていないでしょう。IR情報の利用さて、では逆質問においてIR情報をどう用いていくかを説明したいと思います。まず使いたいのが決算短信ハイライトです。これを読むことによって企業の規模感がわかります。参考:三井物産株式会社「平成27年3月記連結決算及び平成28年3月記連結業績予想(IFRS)ハイライト」これは三井物産の決算ハイライト資料ですが、三菱商事や伊藤忠商事と横並びで比較することによって業界全体の動向がわかってきますね。例えば三井物産は2015年度において資源分野だけでなく生活産業のセグメントにおいても前年度比で大きく収益を落としていることがわかります。こういったところから「資源価格の下落によってエネルギーや金属資源のセグメントで収益を落とすのは理解できるのですが、生活産業セグメントにおいても収益を落としていると思います。今後非資源分野の強化を図る上で生活産業セグメントの役割はどのようになっていくのでしょうか?」などの質問ができます。未来のことを説明している「中期経営計画」から質問を生み出す中期経営計画には理念に基づいた会社が今後向かっていくべき方向性について書かれています。「中期経営計画では今後の重点国としてモザンビーク、トルコ、チリの名前を挙げられていますが実際に私達が入社した後にはそういった国々への出張や駐在が若手のうちから増えてくるとお思いですか?」などの質問ができると思います。相手によって質問を変える面接が進むにつれて面接官の年次が上がり、立場も変わってきます。ここでは相手に応じた適切な質問をするべきです。例えば現場の社員に今後、全社的に投資するべき分野に関して質問をしてもナンセンスだと思います。逆に最終面接で相手が社長や執行役員である場合はIR情報を用いて磨き上げてきたアツアツの質問をぶつけましょう。あくまで学生であるということを忘れないIR情報を読み込んで、その企業に関して詳しくなった気になっても面接官はその会社でもう何年も働いているので、面接官より詳しくなることはありません。たまに細かい数字などを用いて自分に酔ったような質問をしているような就活生を見かけますが、それはかえって悪印象でしょう。自分はあくまで学生であって、その会社で働くとしたら何が気になっているのかをぶつけることが必要です。私自身、内定式の懇親会で面接官とお話しした際に「君のあの質問、印象に残っているよ。内定おめでとう。」と言われました。面接における逆質問が案外重要であったということに気づきました。最後に逆質問はあくまで最後のとどめの一手です。また企業によってはその時間を設けていない場合もあります。まずは書類選考を突破して面接に進み、自分の力を出し切ることが重要です。下記のコラムでは面接において最初の時間を占める自己紹介の重要性について紹介しています。本記事と併せて読んでいただければと思います。参考: 49,977 views
キーエンス内定者が懇親会で感じた謎多き仕事・プライベートの実態 キーエンス内定者が懇親会で感じた謎多き仕事・プライベートの実態 16卒の就活生です。6月末にキーエンスから内定を頂きました。日経企業年収ランキングで上位に商社、広告代理店が名を連ねる中、異彩を放つキーエンス。就職活動をするまで知らなかった!という人も多いように思います。この会社、精密機械を扱うメーカーながら平均年収1440万円という驚異の額。合コンしたい企業ランキングでも9位にランクインしています。ただ実態がよくわからない会社であるためネットでは、「1分単位で管理されている」「30代で家がたち40代で墓がたつ」「社員はみんなサイボーグのような人間」などと揶揄されています。しかしながら、実状はどうなのでしょうか??今回は内定後の懇親会に行ってきたため、キーエンスの実態に迫ってみようと思います。本記事のコンテンツ・内定者懇親会の様子・実際の働き方・内定者の特徴・社員の印象・リクルートとの違い・まとめ内定者懇親会の様子内定者20人程度と社員5人程度の会、場所は丸の内のイタリアンでした。学生だと行くことがないようなお店である印象でした。内定者は男性が9割以上、社員の方は全員男性で人事部の方1名と営業の1年目の社員の方4名でした。時間は3時間程度で45分に1回、内定者の机に社員の方が回ってくる形式でした。雰囲気としては非常にフランクなもので、仕事内容から給料の話、プライベートのことなど多種多様な質問に対して答えていただきました。実際の働き方キーエンスの営業スタイルで特徴的なのは「テリトリー制」です。担当領域と担当する精密機械を与えられ、その領域内にいる会社に対して精密機械を売っていくというスタイルで、平均的な労働時間は7時半出社21時退社程度とのことです。1週間の流れとしては内勤が2日で営業が3日。内勤は営業先へのTELアポと、提案書の作成、戦略の策定等を主にやっており、営業の時は1日に平均5件回るようです。また入社後の流れですが、入社と同時に領域と精密機械の担当が決定され営業所に配属され、半年間は研修期間という形になり、研修の成果によって本配属されるようです。研修期間の成果というのは、実際に担当領域を持って営業する成績と、商品知識のテストの成績の2つがあり、その合計で評価が決まり、本配属されます。ちなみに実は配属リスクもあるようで、地域、扱う商材によって成果に大きな差が生まれるそうです。キーエンス自体は完全な成果主義の会社であるため、成績のいい人は難易度が高いけれどもやりきれば成果が出せる地域、商材に回され出世していく、逆に成績の悪い人は難易度はそこまで高くないが、成果も出せない地域に回され、それこそ定年まで平社員のままという場合もあるようです。内定者の特徴多種多様な経歴の人が多かったように思えます。学歴は早慶以上が8割、ただし他の人の話を聞くとMARCH未満の内定者もおり、浪人や留年が非常に多く、学力や学歴などはほとんど重視していないのかな、と感じました。また「メーカーで働きたいからキーエンスにきた」という人はほとんどいませんでした。様々な背景を持っている内定者達でしたが、共通して持っていたものがあります。それは「自己主張が強い」ということです。良い意味でも悪い意味でも、自分を前に出してよく喋る人が多かったように思えます。それはキーエンスの特殊な面接内容によるものなのかなと思います。参考:凄すぎる!驚異の平均年収1440万!内定者が語るKEYENCE(キーエンス)の選考対策と内情上記記事で見てもらってもわかるようにキーエンスの面接では「学生時代頑張ったこと」や「自己PR」などパーソナリティなことはほとんど聞かれず、臨機応変な対応、瞬発力を見られる質問ばかりが飛び交います。実際私自身が聞かれた特殊な質問としては「人の話を聞くために必要な3要素ってなに?」「僕、宝くじ嫌いなんだけど3分間あげるから説得してみてくれない?」「飲み会って大人数と個人どっちが好き?その理由は?」などが挙げられます。また最終面接前に2時間程度かかる能力検査を受け、その結果を相当重視しているようです。私自身は最終面接の雑談が終わった後にフィードバックをいただき、キーエンスの社員に近い強み、弱みを持っていることを伝えられました。具体的にキーエンス内定者の強みとしてあげられるのが、主張力、承認欲求、論理的思考力、スピード感で、逆に弱みとしては柔軟性、感応力(人の話を聴く力)が挙げられます。人事部長の方は「人の話を聞かないでなんでも論破しようとするよく喋る負けず嫌いの集合体」とまでおっしゃっていました。だからこそ、先に述べたように自己主張が強くよく喋る人が多いのだと思います。キーエンス内定者の回答:本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点について教えてください。論理的思考力や頭の回転の速さを重要視していると感じた。特に2次面接の質問内容は良くできない質問や考え込むような質問が多かった。そのような質問をされた際に、瞬時に頭の中で情報を整理し、相手に伝わるように簡潔に回答することが重要だと思った。ただ、回答に詰まったら即ダメというわけではないようではある。実際、私も回答に詰まったこともあったが、しっかりと考えをまとめたうえで答えた結果通過できた。参考:キーエンス本選考情報最終面接時のフィードバックで基本的な話す能力と意見の鋭さ、物怖じしない態度は高く評価したと言われた。特に、結論→具体的な根拠、という点は自分の中でも強く意識していた。また自分自身、大学時代に営業経験を積んでいたこともあるため、他学生より「営業に必要なこと」ということは多少わかっている自信があったため、それによって言葉に説得性を持たせられたのだと思う。他の面接を受けている学生でも、面接官の立場に立たず、何を求めているのかわからないまま話している学生が多くいると感じたため、そこを気をつけるだけである程度まではいけると思う。参考:キーエンス本選考情報社員の印象モノづくりに携わりたい人:2割キーエンスの働き方を体現したい人:8割印象としては上記のような割合になるかと思います。基本的にはコミュニケーション能力は他社の社員の方と比べても群を抜いて高かったように思います。外コン、総合商社を蹴って入社した方もいらっしゃいました。また、ネットで拝金主義と揶揄されていますが、そのイメージは更に強まった印象です。入社して1年目で650万円、3年目で1000万円、30代半ばで人によっては2000万円〜3000万円貰う人もいるようで社員の方々の大きなモチベーションはやはりそこのようです。「仕事も言うほど大変ではないし給料はめちゃくちゃいい。実際すごくモテるよ。」と多くの社員の方はお話しされていました。平日は本気で仕事をして、金曜の夜から全力で遊ぶ、というようなオン・オフをしっかりして何事にも全力で頑張るような印象です。リクルートとの違い人事部長の方がおっしゃっていたのですが毎年リクルートと悩む就活生が非常に多いとのことを聞きました。若手から裁量権のある仕事をできる大企業という点でやはり似ているようです。毎年両方もらってキーエンスに行く人は半分程度のようですが、それは仕事に対する価値観の違いが大きく影響しているようです。具体的には、キーエンス:目の前の仕事に全力で取り組み、結果として成長し成果を出す。リクルート:将来の成し遂げたいことがあり、それに必要なスキルを得るため仕事をする。という違いがあるようです。ここに関しては完全に個人の働く価値観の違いが出るようです。実際、私自身両社とも見ているのですがキーエンスの方はプライベートの話中心、リクルートの方は自分の仕事がどれだけ面白いのか、ということを中心に話しており、そういった価値観の違いが出るのかな、と思いました。まとめ合う人には合うが合わない人には合わない会社なのかな、と感じました。実際社員の方はとても楽しそうに生活されており、能力の高さ、特に頭の回転の速さと口の上手さは目を見張るものがありました。ただし仕事自体にやりがいを求めたい人、何か絶対成し遂げたいという強い思いがある人は向いていないようです。そういうことは決まっていないが、とにもかくにも力をつけてお金が欲しい!もてたい!という人はキーエンスに行くことがベストな選択肢だと思います。 193,969 views

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