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総合商社に内定した地方大生の就職活動
最終更新日:2017年10月24日
こんにちは。14卒として地方大から総合商社に内々定をした者です。
関東や関西に在住されている方には分からない、“地方大生の就活”について書かせて頂きます。
この記事を読んだ地方大生の学生が一人でも多く、就職活動に真剣に取り組んでくれることを願います。
地方大生ならではの就職活動の悩みと対策
まず悩みについてまとめますと
①地方での就活イベントが少ない
・関東、関西への交通費、また宿泊費等の負担がかさむ
・移動による疲れがたまる
②地元就職を希望する学生が多い
・全体的に就活に対してまったりしている
・都市圏の企業のOB・OGが少ない
など書き出したら愚痴みたいになっちゃいます。
対策は
①ライバルは同じ大学の学生ではないと認識する。
②お金と時間を惜しまない
の2つです。
既存の環境面での問題に悩んでいても何も始まらないので、私は“行動すること”を心がけていました。例えば私の場合、12月以降、ほぼ毎週大阪や東京に足を運びました。その中で、商社のセミナーに参加した時、東京の就活生のレベルの高さ・情報量の多さに驚かされた経験があります。「このままじゃダメだ!」と尻に火がついて良かったです。
また積極的にセミナーや説明会に参加していたため、費用はかかりました。でもこれって、働きだしたらすぐ回収できる、いわば投資だと思います。新卒の就活というチャンスを活かさないのはもったいないので、是非行動することを心がけてほしいと思います。
地方大生にとっての総合商社
私の大学では、そもそも総合商社の志望者が少ないと感じます。それゆえOB・OGも本当に少ないです。
なぜ志望者が少ないかというと、「総合商社って英語ができないとダメでしょ」「体育会系ばかりなんでしょ」「旧帝、早慶しか受からないんでしょ」などと諦めてしまう人が多いのも一因です。
私個人としては、これらの考えは本質的ではないと思います。
例えば、総合商社を受けている人には「帰国子女」だったり「体育会部長」だったり「TOEIC満点」のように、ハイスペックの人がたくさんいます。ではそういう“スペック”を有する人ばかり受かっているかというとそうでもない気がします。
要するに、“すごい経験”よりも、「自分がやってきたこと、またやりたいことについてどこまで考えているか」で差がつくのではないかと思います。
自分がこれまでがんばってきたことに自信を持って、総合商社を目指す地方大の就活生がいれば応援したいです。
地方大生のメリット/デメリット
デメリットは上述の悩みのパートでほぼ網羅していると思います。
メリットもちゃんとあります。デメリットの裏返しで、“地方大”というだけで、東京・大阪で確実に目立つことができます。これはすごくチャンスだと思います。人事や面接官の方に覚えてもらいやすいですからね。
あとは面接の冒頭部分の会話が、「今日は〇〇県から来たの?」「〇〇県ってどんな所なの?」といったように、予想できます。この世間話の箇所で、厭らしい話ですが、好感度をあげやすいです。
最後に
地方大生には基本的に“いいひと”が多いと思います。
関東・関西の人が凌ぎを削っている間も、まったりしている人が多いです。だからこそ都市圏の会社を志望している地方大生には特に真剣に就職活動に取り組んで欲しいと思います。
地方だからと諦めるのではなく、地方だからこそできることもあるはずです。
皆様が本当に行きたい会社が見つかること、またその会社から内定を頂けるよう、陰なら応援しております。
photo by Robbert van der Steeg
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