民間就活と公務員試験併願に向けた戦略とコツ

30,118 views

最終更新日:2023年10月27日

民間就活と公務員試験併願に向けた戦略とコツ

企業研究

皆さん、こんにちは。19卒の国公立大生です。

私は現在休学しています。以前は国家総合職試験に向けて勉強をしていたものの、現在は民間就活に切り替えました。私が休学してまで、なぜ民間就活に切り替えたのかその理由については、「安定志向の自分が国家総合職(旧:国家Ⅰ種)ではなく民間就職に舵を切った理由」の記事に目を通して頂ければ、ご理解して頂けるかと思います。

今回は、公務員試験を目指している方であれば、一度は考えるであろう「民間就活と公務員試験の併願」についてお話したいと思います。私自身も、民間か、公務員か、それとも併願にするかについて相当な期間悩みました。インターネットで併願についての記事も検索しましたが、千差万別述べていてどの情報が正しいのか、どの記事を参考にすれば良いのか全く分かりませんでした。私自身はこの記事を通して、併願が良いか悪いかのようなことが言いたいわけではなく、客観的な判断材料を皆さんに提供したいと考えています。

当記事が、過去の私のように併願するか悩んでる方にとって、また併願を決めた方にとって少しでも役立てば幸いです。

本選考とインターンの締め切り情報

はじめに

ずばり、民間と公務員の併願は可能なのでしょうか。結論から言うと「可能」です。
ただし、併願するには相当な覚悟が必要となります。単純に言えば他人の2倍の就職活動をすることになる訳ですから、かなりの気力と体力を要します。また、併願したからといって、どちらかが成功するといった保証は全くなく、両方とも失敗する可能性も当然ながらあります。

これらを念頭に置いた上で、それでも併願をするという覚悟を決めた方に向けて、併願のための最善策を提案していきたいと思います。

公務員試験併願について

まず、公務員試験での併願についてまとめたいと思います。
公務員試験では、複数の試験種を併願することが通常であるため、多くの方が受験するであろう試験種について時期・試験科目の特徴を簡単にまとめたいと思います。

【併願されることの多い公務員試験】

今回は、国家総合職いわゆるキャリア官僚については対象外としています。その理由としては、官僚志望の方は内定が得られなかった場合、民間企業に行くか、来年もう一度受け直すことが多いためです。官僚が第一志望の方は、他の公務員試験を受けることが少ないため、今回は省略させて頂きます。

【公務員試験フロー】
以下の表は、平成28年度の日程を参考に作成しています。




公務員試験は年度によって試験日程が大きく変わることが多いため、必ずご自身で確認いただくようお願いします。

上記に示した、7つの試験に関しては多くの公務員志望者が併願しています。もっとも、国税専門官と財務専門官、東京都Ⅰ類Bと特別区Ⅰ類に関しては、日程的にそれぞれどちらかしか受けることができません。

また、国家総合職試験の1次試験は、他の公務員試験よりも日程的に早いため、練習として受ける方も多いようです。

民間と公務員試験の主な時期

次に、民間就活と公務員試験のスケジュールについて簡単にまとめてみました。


以上、見て頂ければ分かるかと思いますが、民間就活の方が公務員試験よりも早期に選考が始まるため、一定の勉強量を確保することが難しくなります。ここが、併願の最も難しい点で、民間就活をしながら公務員試験に向けてラストスパートをかけなければなりません。よほどの覚悟がなければ、両立はかなり難しそうです。また、早期に民間の内々定を得ると、公務員試験への意欲も薄れがちです。自分が将来的にどうなりたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのかについて、この時期にはある程度固めていく必要があります。

併願のリスク

以上のように、民間と公務員の併願はスケジュール的に非常に厳しいといえます。公務員試験は一般的に平均で1000〜1500時間の勉強量が必要といわれています。最低の1000時間で足りるとしても、1日5時間勉強したとしても200日、8時間したとしても130日近くかかります。また、都庁や人気県庁など倍率、難易度が高い試験を目指す場合には、これ以上の勉強時間が求められるでしょう。
併願する場合、民間就活が始まると十分な勉強量が確保しにくいため、当然ながら公務員試験一本に絞っている人よりも、より早く準備をする必要があるといえます。

もっとも公務員試験対策はSPI等のWebテストにも活かすことができます。また、反対に民間就活に向けた自己分析や面接、GD対策は、公務員の面接やGDでも活きます。

公務員試験には、数的処理と時事問題が多くの場合課されますが、その内容は民間で課されるWebテストの内容と非常に似ているため、公務員試験の勉強をすることがWebテスト対策に繋がります。一概には言えませんが、私の感覚としてはWebテストの方が難易度が低いです。

次は、国家一般職の実際の面接カードの設問を参考に民間のES対策が公務員試験面接にどう活きるか見てみましょう。

[志望動機・受験動機]
[これまでに取り組んだ活動や体験]達成感があったと感じたり、力をいれてきたりした経験について、簡潔に記入してください。
・学業や職務において
・社会的活動や学生生活において(ボランティア活動、サークル活動、アルバイトなど)
[関心事項]最近関心を持った社会問題や出来事、日頃興味を持って取り組んでいることなど
[趣味特技など]
[自己PR]長所や人柄について

志望動機・受験動機以外は、民間企業のESでよく問われる項目と何ら変わりません。このように公務員試験でも面接で聞かれる内容については民間企業と大差ありません。
その上、ほとんどの試験種では面接は1,2回程度しかないため、民間と比較して面接選考自体の難易度は低いといえます。

併願に向けた戦略・コツ

ここからは、併願に向けて何をどのようにすべきかその戦略とコツについてご提案したいと思います。私自身去年一年間公務員試験の勉強をしてきたため、その経験に基いてお話します。

一般的に公務員試験を目指す人は、大学3年生の4月から予備校に通うなどして、勉強をし始めます。併願を考えている人も、この時期から始めれば十分合格は可能であると私自身は考えています。夏休みや秋から勉強を始めて合格する方もいるため、自分のスペックや能力を踏まえた上で、いつから勉強を始めるかを判断しましょう。とはいいましたが、早くから勉強を始めるに越したことはありません。

ちなみに、多くはないですが私の周りにも併願している人はいました。
そのような人は、早めに内定が出る企業を受ける等、公務員試験が集中している時期になるべく選考が被らないようにしていたようです。しかし、公務員試験の1次試験、2次試験の時期は、6月の民間採用解禁の時期とどうしても被ってしまうため、勉強と選考をうまく両立することが求められます。そのため、民間就活だけをしている人よりも、業界を絞り受ける企業もかなり絞り込んで受けている人が多いかと思います。

面接時の受け答えについて

ここからは、私の主観でお話しますが、民間企業の面接では公務員試験を併願していると言わないほうが無難です。企業側の心理としては、併願している就活生は公務員試験に落ちたときのための保険として、民間企業を受けているというような印象を抱く傾向にあるといえます。

また、民間企業の採用担当者には、公務員試験志望者は「利益目標を追えない」というイメージを持たれがちです。「公務員が利益を追求していない訳ではない」という反論もあるかとは思いますが、それが真実かどうかは別として、相手がどういう印象を抱くかを意識して面接に臨むのが良いかと思います。

同じく公務員試験の面接でも、民間企業を併願している旨は伝えない方が無難でしょう。理由としては2つあります。

1点目は、不要な対策をしないためです。併願している説得力のある理由を端的に伝えることは非常に難しいです。併願していることを伝えてしまうと、ほとんどの場合その理由について問われます。確固たる理由があり、それを端的に相手に伝えることができるのであれば、伝えてもいいかもしれませんが、そうでないならば伝えないほうが無難です。
2点目は、面接では他の質問に時間を使った方が有意義だからです。併願している理由を伝えることであなたの評価が上がることはあまり考えられません。基本的に、その質問に答えたところで、相手の印象としてはマイナスがゼロになったに過ぎません。そのような質問に時間を割くのであれば、他のあなたの評価がプラスになるような長所や強みが伝わる質問に時間を使いましょう。

したがって、民間、公務員ともに併願している旨は伝えない方が良いかと思います。

以上述べたことは、あくまで私の考えですので、その点ご理解いただいた上で、併願している方は実際の面接で併願していることを伝えるかどうか自身で検討してみて下さい。

最後に

以上、ここまで見てきて併願するかどうか多くの方が悩んでいることかと思います。

僭越ながら、私から皆さんにアドバイスさせて頂くと、民間就活と公務員試験の両方が中途半端になるくらいなら、併願はするなということです。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」というように、両方を追いかけた結果、就職留年した人も実際に知っています。何度もしつこいようですが、併願するのであれば、それなりの理由と覚悟を持って臨みましょう。併願して両方で良い結果が出た人もいますし、併願自体は決して無理なことではありません。

しかし、両方で内定を得たところで、自身が行くことができるのはどちらか1つです。そのため、なるべく早く自分の適性、志向を見極めましょう。そのため、なるべく早い時期から自己分析を行い、公務員か民間かどちらに就職するのがベストなのか考えましょう。

この記事が、皆さんの就職活動に少しでも役立てば幸いです。今後もunistyleを是非ご活用ください。

photo by Tim Wang

おすすめコラム 4 件

【25卒向け】9月(前半)にエントリーの締切を迎えるインターンまとめ 【25卒向け】9月(前半)にエントリーの締切を迎えるインターンまとめ 本記事ではインターンシップ応募を検討している25卒就活生に向け、9月(前半)にエントリー締切を迎える企業を紹介します。インターンシップは本選考に向けた経験が身につくだけでなく、インターンへの参加が本選考のフローに直接影響を与える企業もあります。参考注意点情報の精度には最大限注意していますが、本記事の掲載情報には誤りがある可能性があります。本記事の掲載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。9月(前半)にインターンのエントリー締切を迎える企業※締切日順に掲載9月1日読売新聞西部本社9月2日日本郵政グループ9月3日農林中央金庫スクウェア・エニックスエイベックス・グループ・ホールディングス全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)INPEX(旧国際石油開発帝石)9月4日大林組松竹コスモエネルギーグループアカツキ9月5日ソニーグループ商船三井9月6日サッポロビール西日本電信電話(NTT西日本)コスモエネルギーホールディングス全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)京セラ9月7日住友商事日揮ホールディングス9月8日資生堂コスモエネルギーホールディングス9月9日東洋エンジニアリング9月10日読売新聞東京本社読売新聞大阪本社大東建託9月11日セガグループTBS日鉄物産(旧日鉄住金物産)石油資源開発(JAPEX)積水化学工業みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)日本郵政グループ9月12日ヒューリック(Hulic)大東建託9月13日デロイトトーマツコンサルティング(DTC)9月14日大塚商会GMOペイメントゲートウェイアットホーム9月15日日本たばこ産業(JT)九州電力【エントリーはこちらから】9月(前半)の締切企業一覧本記事を読む前に以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日に加え、"本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移"が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用して下さい。読売新聞西部本社よみうりアカデミー■応募締切9月1日(金)正午■開催日程9月16日(土)13:00~16:30頃インターンへのエントリーはこちら読売新聞西部本社志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら読売新聞西部本社の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日本郵政グループ日本郵政OpenCompany(総合職)■予約締切日時:各開催日2日前正午まで■開催日程8月29日(火)、9月4日(月)各日とも17:00~19:00※両日同じプログラム内容インターンへのエントリーはこちら日本郵政グループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日本郵政グループの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら農林中央金庫秋冬インターンシップ(第1ターム)■エントリー締切(第1ターム)2023年9月3日(日)23:59◆2daysインターンシップ→オンライン・参加必須「産業変革を志す農林中央金庫を知る」本インターンシップでは、農林中央金庫の金融機関としての業務と、銀行業務にとどまらないワークフィールドの広さを体感します。食農ビジネス職員の目線に立ちながら、農林中央金庫の目指す姿やビジネス手法をグループワークを通じて伝えられます。インターンのエントリーはこちら農林中央金庫志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら農林中央金庫の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらスクウェア・エニックス編集職長期インターンシップ■応募締切2023年9月3日23:59※上記期日は、フロー②の締切日となります■開催期間・日程:2023年11月上旬より2カ月程度~最大5カ月程度※プログラム上、最低限2カ月程度の参加が必要です。以降は学業状況・就業状況を踏まえ個別に検討されます。インターンへのエントリーはこちらスクウェア・エニックスの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらエイベックス・グループ・ホールディングス"志"インターンシップ■挑戦状締切9月3日(日)23:59■開催日時2023年10月中旬開始予定※約1~2か月のインターンシップになります(各コースによって期間が異なります)※実施コースについては、各コースの説明会参加後に選択します※各コースの説明会は8月末実施予定です。インターンへのエントリーはこちらエイベックス・グループ・ホールディングス志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらエイベックス・グループ・ホールディングスの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)インターンシップ【アクチュアリー職】■応募方法マイページ《予約・確認フォーム》から予約をしてください(先着順/定員になり次第受付終了)■開催日時2023年8月17日(木)15:30~17:002023年8月21日(月)15:30~17:002023年9月1日(金)15:30~17:002023年9月4日(月)15:30~17:00インターンへのエントリーはこちら地域総合職都道府県本部(エリア合同)インターンシップ■予約の流れ(1)マイページの「都道府県本部(エリア合同)インターンシップ参加希望フォーム」から「志望都道府県本部」を選択ください。(2)(1)を選択すると「予約・確認フォーム」より予約可能です。■実施日程(先着順・選考なし)・北海道、東北エリア:2023年8月31日(木)・北陸、東海エリア:2023年8月24日(木)、9月6日(水)・中国、四国エリア:2023年8月30日(水)・九州、沖縄エリア:2023年9月7日(木)インターンへのエントリーはこちら全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらINPEX(旧国際石油開発帝石)【全職種向け】1Day仕事体験~INPEXOnlineEnergyForum~※日程追加■開催日時:2023年9月4日(月)9:00~13:00■申し込み締切り:9月3日(日)選考無し、先着順になります。インターンへのエントリーはこちらINPEX(旧国際石油開発帝石)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらINPEX(旧国際石油開発帝石)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら大林組生産系(施工管理)インターンシップ■お申し込み後のスケジュール応募締切(開始日の4週間前10:00)~SPI受検とキャリアイベント申込書の提出(開始日の3週間前10:00)~当落の連絡(開始日の2週間前)■生産系(施工管理)のための5daysインターンシップ生産系のフィールドに興味のある方向けに「生産系(施工管理)のための5daysインターンシップ」が開催されます。応募は、応募フォームよりご都合の良い日程を選択してください。なお、本インターンシップは大学・高専の所在地がそれぞれ該当する【希望エリア】にのみ応募できます。インターンへのエントリーはこちら大林組志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら大林組の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら松竹1dayインターンシップLIVE「エンタメビジネス講座~松竹5本部徹底解剖!~」■開催日時:9月5日(火)13:30~18:00(4時間30分・休憩あり)■申し込み締切り:9月4日(月)12:00インターンへのエントリーはこちら松竹志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら松竹の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらコスモエネルギーグループ1Day経営体感セミナー■受付締切:土日祝日を除く3日前23:59■開催日時2023年8月21日(月)13:00~18:002023年8月24日(木)13:00~18:002023年8月29日(火)13:00~18:002023年9月4日(月)13:00~18:002023年9月7日(木)13:00~18:00※日程は変更される可能性があります。インターンへのエントリーはこちらコスモエネルギーグループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらコスモエネルギーグループの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらアカツキ25卒企画職志望学生向け1DAYインターンシップ「AkatsukiGamesPlanningWorkshop」■開催日程▼ゲームプランナーコース【第1回】2023/8/20(日):オンライン開催終了【第2回】2023/9/9(土):対面開催【第3回】2023/9/23(土):オンライン開催【第4回】2023/10/14(土):対面開催▼総合職コース【第1回】2023/9/3(日):対面開催【第2回】2023/10/7(土):オンライン開催■応募資格ゲームやエンターテインメントコンテンツの「企画」に興味がある方現在、大学・大学院・短大・高専・専門学校に在籍しており、2025年3月以降に卒業する見込みの方(学部・専攻は不問)■選考方法書類選考■選考書類提出締切:2023/9/4(月)※提出された書類は随時選考が行われるため、締切前に合否が出る場合があります。インターンへのエントリーはこちらアカツキの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらソニーグループSonyStartupPitchContest■エントリー期間:2023年8月9日(水)10:00~9月5日(火)10:00■開催日時(予定):2023年10月24日(火)、10月31日(火)、11月7日(火)、11月14日(火)、11月28日(火)※時間は全日19:00-22:00※5日間全ての日程への参加が必要ですインターンへのエントリーはこちらソニーグループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらソニーの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら商船三井1daycollege海上職<自社養成コース>■応募締め切り/結果発表〈前期〉終了・応募締切日:8月22日(火)12:00・選考結果発表日:8月25日(金)〈後期〉・応募締切日:9月5日(火)12:00・選考結果発表日:9月8日(金)■開催日時〈前期〉受付終了8月30日(水)、9月1日(金)、9月4日(月)、9月6日(水)各日程9:00~13:00〈後期〉9月13日(水)、9月19日(火)、9月22日(金)、9月25日(月)、9月28日(木)各日程9:00~13:00インターンへのエントリーはこちら商船三井志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら商船三井の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらサッポロビール【1Day】サッポロビールの業務用営業を体験しよう■締め切り◆大阪開催【エントリーシート提出締切:2023年9月6日(水)17:00】【創造セッション】2023年9月12日(火)10:00~2023年9月14日(木)12:00【評価セッション】2023年9月14日(木)17:00~2023年9月15日(金)17:00■開催日時【大阪開催】2024年1月12日(金)10:00~19:00インターンへのエントリーはこちら【1Day】サッポロビールの家庭用営業を体験しよう■応募締め切り◆大阪開催:2023年9月6日(水)17:00■開催日程【大阪開催】2023年11月13日(月)9:30~19:00インターンへのエントリーはこちらサッポロビール志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらサッポロビールの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら西日本電信電話(NTT西日本)インターンシップ説明会「What'sNTTWEST」■予約・キャンセル締切9月6日17:00■日程以下からご都合の良い日程を選択し、マイページよりご予約ください。2023/08/31(木)14:00〜16:00/17:00〜19:00▼追加日程▼(8/10追加)2023/09/19(火)14:00〜16:00/17:00〜19:002023/09/20(水)14:00〜16:00/17:00〜19:00インターンへのエントリーはこちら西日本電信電話(NTT西日本)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら西日本電信電話(NTT西日本)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらコスモエネルギーホールディングス1Dayセミナー【技術系基幹職・事務系基幹職共通】■申込締切:土日祝日を除く3日前23:59■開催日時2023年8月29日(火)13:00〜18:002023年9月4日(月)13:00〜18:002023年9月7日(木)13:00〜18:002023年9月13日(水)13:00〜18:00インターンへのエントリーはこちらコスモエネルギーホールディングス志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらコスモエネルギーホールディングスの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら京セラハッカソン型WEBワークショップ■応募締切:9月6日(水)23:59■開催日時・9月23日(土)9:30~17:30・9月25日(月)9:30~17:30※いずれか1日に参加インターンへのエントリーはこちら京セラ志望者向けの企業別LNEオープンチャットはこちら京セラの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら住友商事SumishoAutumnInternship~DesignThinkingProgram~■応募締切第一日程応募締切:2023年8月28日(月)18:00迄第二日程応募締切:2023年9月7日(木)18:00迄(※STEP1創造セッションの受検締切)■開催日程・第一日程:2023年11月8日(水)~11月10日(金)・第二日程:2023年11月28日(火)~11月30日(木)インターンへのエントリーはこちら住友商事志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら住友商事の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日揮ホールディングスBuildofPlant大いなるEPC~LNG編~(文系限定)■予約方法マイページ「予約・確認フォーム」内より、希望日程に申し込み※先着順■開催日程9月8日(金)@新大阪付近※横浜本社での実施は10月以降インターンへのエントリーはこちら日揮ホールディングスの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら資生堂2025年4月入社希望者向けSupplyChain職1Dayワークショップ(採用直結型)■応募締切9月8日(金)12:00■開催日程11月7日(火)、11月8日(水)(予定)インターンへのエントリーはこちら資生堂志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら資生堂の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらコスモエネルギーホールディングス1Dayセミナー【技術系基幹職・事務系基幹職共通】■申込締切土日祝日を除く3日前23:59■開催日時2023年8月29日(火)13:00〜18:002023年9月4日(月)13:00〜18:002023年9月7日(木)13:00〜18:002023年9月13日(水)13:00〜18:00インターンへのエントリーはこちらコスモエネルギーホールディングス志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらコスモエネルギーホールディングスの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら東洋エンジニアリング1Day仕事体験※日程追加■締切申し込みは各開催日の10日前まで可能となります。例)6月16日(金)に参加する場合、6月5日(月)23時59分までにお申し込みください。※先着順■開催日程下記日程にて開催されますので、都合がよい日程でご参加ください。1Day仕事体験後に「EPCシミュレーション」も用意されていますので、お早めにご参加ください。いずれの日程も13時15分開始、17時30分終了予定です。2023年7月7日(金)2023年7月21日(金)▼追加日程2023年7月25日(火)2023年8月9日(水)2023年8月23日(水)2023年9月5日(火)2023年9月20日(水)インターンへのエントリーはこちら東洋エンジニアリング志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら東洋エンジニアリングの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら読売新聞東京本社DXカフェ■申込期限9月10日(日)23:59■開催日時9月14日(木)14:00~17:00(予定)インターンへのエントリーはこちら読売新聞東京本社志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら読売新聞東京本社の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら読売新聞大阪本社広告ビジネス講座【大阪本社】■応募方法・締切応募の締切は9月10日(日)23:59■開催日時9月28日(木)10:00~17:30頃インターンへのエントリーはこちら読売新聞大阪本社志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら読売新聞大阪本社の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら大東建託1Day仕事体験(不動産総合)■申込方法マイページ【予約・確認フォーム】より予約をしてください。(先着順)■開催日程・東京会場(品川本社)9月6日(水)10:00~16:30・大阪会場(AP茶屋町)9月11日(月)10:00~16:30インターンへのエントリーはこちら【HalfDay】SDGs視点で学ぶ仕事体験■応募方法:マイページ《予約:確認フォーム》より希望の日程の予約をしてください。(先着順)■開催日時2023年08月22日(火)10:00~12:302023年08月28日(月)10:00~12:302023年09月01日(金)14:00~16:302023年09月07日(木)10:00~12:302023年09月13日(水)14:00~16:30インターンへのエントリーはこちら大東建託志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら大東建託の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらセガグループプログラマ職3days就業体験■応募締切第1回2023年9月11日(月)10:00AM第2回2023年11月6日(月)10:00AM■開催日時第1回2023年10月18日(水)~20日(金)10:00~18:00第2回2023年12月6日(水)~8日(金)10:00~18:00インターンへのエントリーはこちらセガグループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらセガグループの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらTBS【TechDesignCamp2023】■応募締切9月11日(月)10:00■開催日時9月30日(土)、10月1日(日)※両日程に対面での参加必須インターンへのエントリーはこちらTBS志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらTBSの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日鉄物産(旧日鉄住金物産)ワークショップ②チーム醸成ワーク■申込み方法マイページ〈ワークショップ②チーム力醸成ワークの予約/確認はこちらから〉より希望の日手を予約してください。(先着順)■開催日時2023年9月6日(水)13:30〜17:002023年9月12日(火)13:30〜17:00インターンへのエントリーはこちら日鉄物産(旧日鉄住金物産)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日鉄物産(旧日鉄住金物産)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら石油資源開発(JAPEX)【技術系インターンシップ】2days※コース別締め切り■応募締め切り【Bコース】9月11日(月)■開催日時、場所【Bコース】対面開催型9月25日(月)~26日(火)【2日間】10:00~16:00(予定)インターンへのエントリーはこちら石油資源開発(JAPEX)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら石油資源開発(JAPEX)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら積水化学工業【住宅カンパニー】お客様を導け!マルチタスク体験ワーク/プランニング体験ワーク(住宅営業)■事前準備マイページの『住宅カンパニー1DAY夏季インターンシップ誓約書』より誓約書に回答してください。※誓約書の同意・提出がない場合は、当日の参加が断られる場合があります。■開催日時2daysインターンシップとなりますので、1日目・2日目ともに参加できる日程の組み合わせをご予約ください。1日目2日目2023/09/08(金)13:00〜2023/10/12(木)13:00〜2023/09/08(金)13:00〜2023/10/16(月)13:00〜2023/09/12(火)13:00〜2023/10/12(木)13:00〜2023/09/12(火)13:00〜2023/10/16(月)13:00〜インターンへのエントリーはこちら積水化学工業志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら積水化学工業の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらみずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)【2ndseasonInternship】法人営業ワークショップTheRealBanker(3days:対面開催)■開催日程【東京】2023年11月6日(月)〜11月8日(水)11月12日(日)〜11月14日(火)11月16日(木)〜11月18日(土)11月20日(月)〜11月22日(水)【大阪】2023年11月27日(月)〜11月29日(水)11月30日(木)〜12月2日(土)■応募方法:マイページから以下の①②③を完了させると、応募が完了します。①応募フォーム回答(みずほ銀行/みずほ信託銀行マイページ)②適性検査受検(みずほフィナンシャルグループマイページ)③WEBテスト受検(みずほフィナンシャルグループマイページ)■応募締切9月11日(月)12:00■結果連絡2023年9月19日(火)■選考フローStep1:書類選考(WEBテスト/適性検査含む)Step2:グループディスカッションStep3:WEB面接※Step4:本番インターンへのエントリーはこちらみずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらみずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日本郵政グループ日本郵政インターンシップ(総合職)autumn■応募締切9月11日(月)正午エントリーシートの提出締切日9月13日(水)正午適性検査の受検締切日■開催日程Day1~Day3《autumn》Session12023年10月11日(水)~10月13日(金)Session22023年10月18日(水)~10月20日(金)Session32023年10月24日(火)~10月26日(木)Session42023年10月31日(火)~11月2日(木)Session52023年11月11日(土)~11月13日(月)※Day4・Day5については別途案内されます。インターンへのエントリーはこちら日本郵政グループ志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日本郵政グループの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらヒューリック(Hulic)HULICINTERNSHIP■応募締切2023年9月12日(火)AM10:00■開催日程〈第3ターム〉2023年11月7日(火)・8日(水)・9日(木)〈第4ターム〉2023年11月14日(火)・15日(水)・16日(木)インターンへのエントリーはこちらヒューリック(Hulic)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらヒューリック(Hulic)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらデロイトトーマツコンサルティング(DTC)ウィンタージョブ■締切9月13日(水)正午■開催予定時期【東京ウィンタージョブ】ターム1:12月6日(水)~8日(金)ターム2:12月20日(水)~22日(金)【Region(大阪・福岡)ウィンタージョブ】ターム1:12月13日(水)~15日(金)インターンのエントリーはこちらデロイトトーマツコンサルティング(DTC)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちらデロイトトーマツコンサルティング(DTC)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら大塚商会プロ養成1day仕事体験〜SEコース〜※10月開催■締切9月14日(木)■開催日程(1)10月11日(水)(2)10月18日(水)(3)10月20日(金)※日程につきましては、申込時に希望の日程を回答します。※11月開催については、9月15日(金)から申込受付開始インターンへのエントリーはこちらプロ養成1day仕事体験〜営業コース〜※10月度■締切①9月14日(木)23:59■開催日程10月3日(火)、6日(金)、12日(木)、13日(金)、16日(月)、17日(火)※日程については、エントリー時に希望の日程を回答します。※11月も開催予定(9/15〜申込み受付開始)インターンへのエントリーはこちら大塚商会志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら大塚商会の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらGMOペイメントゲートウェイ1DAYインターン<エンジニアコース>■開催日時9月8日(金)13:30~17:309月13日(水)13:30~17:309月21日(木)13:30~17:30※各回定員10名■申込方法・今後の流れ①応募フォームにて日程をご選択のうえエントリーをお願いします。↓②後日、マイページ登録のご案内があります。↓③マイページにログインの際に、履歴書・ESをご提出ください。※unistyleからご予約いただいた方は、書類選考はございませんが、提出をもって予約完了となります。↓④上記書類の提出確認が出来次第、予約完了となります。※参加希望日の前日12時までに提出確認ができなかった際は、参加不可となります。↓⑤イベント参加&アンケート回答※アンケート回答された方を「インターン参加済」としています。必ずご提出ください。Zoom上での出欠確認は行いません。インターンへのエントリーはこちらGMOペイメントゲートウェイの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちらアットホーム1Day仕事体験会■開催日時【WEB】8月30日(水)13:30~17:40【WEB】8月31日(木)13:30~17:40【WEB】9月4日(月)13:30~17:40【東京】9月1日(金)10:30~17:00【東京】9月11日(月)10:30~17:00【東京】9月15日(金)10:30~17:00【福岡】9月13日(水)10:30~17:00インターンのエントリーはこちらアットホームの企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら日本たばこ産業(JT)地域密着型総合営業インターンシップ■募集期間8月14日(月)9:00~9月15日(金)12:00厳守■開催日程前半日程:2023年10月30日(月)~11月1日(水)後半日程:2023年11月16日(木)~11月17日(金)※両日程への参加が必須となります。インターンへのエントリーはこちら日本たばこ産業(JT)志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら日本たばこ産業(JT)の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら九州電力1day仕事体験&インターンシップ■応募締切日時9月15日(金)15:00まで(適性検査・・9月18日(月)締切)◆開催日時10月11日(水)~12日(木)1日目:9:00~17:00、2日目:9:00~12:00予定インターンへのエントリーはこちら九州電力志望者向けの企業別LINEオープンチャットはこちら九州電力の企業研究ページ(選考通過者ES・本選考レポート・選考対策記事)はこちら最後に本記事では、"9月(前半)にインターンの締切を迎える企業"を締切日順に紹介してきました。秋冬インターンシップやジョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なポイントとなっています。本記事を参考に各社のインターン締切日を管理し、「効率的なエントリー・就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。→unistyleオリジナルの「インターンエントリー企業管理シート」と「本選考エントリー管理シート」になります。スプレッドシートをダウンロードするだけで使用できますので、ぜひご活用ください。また、unistyleでは25卒就活生向けにLINEオープンチャットグループを運営しています。匿名で様々な就活生と情報交換をすることができるという便利な機能になりますので、"最新の選考状況や選考結果連絡の有無等をリアルタイムで確認したい"という方は、ぜひご活用ください。→unistyleでは25卒就活生向けに就活用グループを運営しており、今後もグループを拡充させていく予定です。上記記事に各グループの参加用URLを掲載していますので、興味のある方は記事からご参加ください。さらにunistyleでは、今後も25卒就活生向けに「インターンシップ・本選考のエントリー締切情報」を公開していく予定です。まだ会員登録を済ませていないという方は、以下から早めに会員登録をしていただき、本サイトを有効的に役立ててもらえればと思います。 5,181 views
【ケース】地方私立大学の生き残り戦略を立案せよ【アクセンチュア過去問】 【ケース】地方私立大学の生き残り戦略を立案せよ【アクセンチュア過去問】 外資コンサル業界完全攻略記事一覧1.【業界研究】外資コンサルの仕組み・大手企業ランキング・選考対策まで一挙大公開!2.【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを徹底解説3.【業界研究】外資コンサル大手企業一覧まとめ4.【業界研究】外資コンサルの年収ランキングを大公開!今回は過去アクセンチュアのグループディスカッションにて出題されたケース問題について説明したいと思います。今回はフェルミ推定ではなく、地方私立大学の生き残り戦略という戦略立案のケースになりますので、様々なアプローチが考えられます。今回の説明ではなるべく多くの可能性を網羅した上で、地方私立大学の生き残り戦略について説明したいと思います。1.前提条件の確認とアプローチ方法の選定【前提条件】地方私立大学の役員として、大学側の立場から改革案を立案するものとし、現行法の変更などは行わないものとします。大学の規模は1学年300人程度、ブランド力は低く、偏差値も低い地方にあるA大学を想定しています。「生き残る」とは長期的に収益を挙げ続けるものとします。こういった戦略立案を行うケース問題においてはどのような立場から考えるか、どのような状況に置かれているのかある程度、前提を固めておかないと戦略立案のベースがぶれることになります。例えば、「立場」で考えると、文部科学省の役人として、地方の生き残り戦略を考えるのと、大学の役員として戦略を考えるのではまったく別物になります。【アプローチ方法】まずは大学のビジネスモデル、ターゲット、現状など「戦略」を立案する上で重要な現状分析を行いたいと思います。その現状から地方私立大学が抱える課題を特定し、打ち手の立案を行いたいと思います。2.現状分析◆ビジネスモデルの確認前提条件で「生き残る」とは長期的に収益を挙げ続けると定義しましたが、大学のビジネスとはどのように成り立っているのかから考えましょう。大学の売上は主に、①授業料+②入学金+③受験料+④その他収入で成り立っていると考えられます。地方私立大学の場合は、おおよそ①授業料:100万円②入学金:30万円③受験料:3万円となっております。受験料で授業料と同じ程度の収益をあげるとなると、定員の33倍超の受験者を確保せねばならず、現実的な施策とは言えません。ここは正攻法に入学者を増やし、長期的に定員以上の学生を確保し、授業料で成り立つ大学を目指すべきだと言えます。◆ターゲットの確認ビジネスモデルの確認を行ったところで、大学ビジネスのターゲットについて考えます。大学のメインターゲットである大学入学を目指す高校生も含めて大学ビジネスのターゲットは以下の4つが考えられます。①大学進学を目指す学生:メインとなるターゲット②留学生:海外から日本の大学進学を目指す学生も一定数いるはず③社会人:MBAや法科大学院だけでなく、社会人入学の制度を整えている大学も多い④シニア:定年退職後のシニア層が入学するというニュースもあり、通信制などの大学制度もあり②〜④の層については、まだまだ需要の掘り起こしの余地がありそうな分野ではあるものの、ノウハウも少なく、マーケットとしても①に比べるとどうしても小さくなりがちなため、まずは①のメインとなるターゲットのアプローチ方法を考えた上で、②〜④の可能性について検討することします。◆ターゲットの競合次はメインターゲットとなる高校生の大学進学における競合について考えたいと思います。そもそも日本の大学進学率は50%程度であり、残りの50%は専門学校へ進学するか、高校を卒業して就職します。大学進学:専門学校進学:就職のそれぞれの割合は、50%:25%:25%程度であると考えられます。多くの学生が進学先や就職先を選ぶ基準としているのは、「学費などの機会費用の損失と将来得られる利益」を天秤にかけて、4年分の学費と時間を払ってでも進学する方が利益になると考えれば大学に進学し、一方で進学したとしても就職に有利になる大学に進学できないと判断した場合は、専門的な知識の習得のために専門学校に進学したり、高校卒業時点で就職するという選択をするものと考えられます。不況期に突入し、今後も日本経済が明るく兆しが見えない中では、子供のためのモラトリアムとして大学生勝つを遅らせる余裕がどんどんなくなることが予想され、この傾向は年をおうごとに強くなることが考えられます。現在の地方私立大学は、ブランド力も低く、進学後の就職実績も低く、さらに地方にあるということから学生が中々集まらずに経営が苦しいというのが現状です。逆に考えれば、就職に有利になる教育内容、大学制度を整えることができれば、従来はターゲットではなかった専門学校や就職する層に対してもアプローチが可能になります。この層に対して施策を考えることも重要になります。◆ターゲットはなぜ大学に進学するのか次に、大学進学を考える学生がなぜ大学に進学するのか、その目的を明らかにした後に、大学間の競争について考えたいと思います。受験生の大学進学の目的は、①大学教育、学歴を得ることによるよりよい雇用機会の獲得(医学部、薬学部など卒業することで資格がもらえる大学も含めて考えます)、②将来研究者になるための研究機会の獲得、③将来を考えるためのモラトリアム・社会勉強の三つがメインとして考えられます。中でも②はほとんどの場合が理系であり、元々研究者を目指す学生はかなり少数であること、また③のモラトリアム・社会勉強としての進学は社会情勢も考えると今後どんどん減少していくことが考えられます。よって、①のよりよい雇用機会の獲得に集中して、顧客のニーズを満たすことが、大学進学を考えていない層も含めてアプローチする上で非常に重要なことになると考えられます。◆大学間競争どの大学に進学するかの要因は様々なものが考えられますが、メインとなるのは、①学費(国立・公立or私立)、②立地(地元or都市or地方)、③偏差値(高or低)の三つが考えられます。それぞれの大学がどのようなニーズを満たしているかを表にまとめてみたのが下記の表になります。各大学の特徴より、黄色く色づけした大学がメインの競合になると考えられます。上記の通り、メインの競合以上に、「よりよい雇用機会を提供し」、「かつ入学しやすい制度を整備」することで、大学間競争に勝てるものと考えられます。3.課題の特定最も大きな課題は、メインターゲットの「より良い雇用機会を得たい」というニーズを満たす教育を提供できていないことにあると考えられます。もしこのニーズを満たす大学教育及び制度を整えることができれば、従来は専門学校や就職を選択していた層に対してもアプローチをすることが可能になります。またニーズを満たした上で、受験・入学がしやすい制度を整えることも重要になるでしょう。地方という土地柄、全国何処でも受験できる制度や入学金・受験料、学費の減額は考慮すべき事項だと考えられます。4.打ち手の立案◆就職実績を上げる3で述べた課題を解決する上では、「就職実績を上げる」ということが考えられます。就職実績を上げるための施策も、①キャリア支援と②学生の質を高める教育の提供の二つが考えられます。①のキャリア支援では、キャリアセンターなどの充実以外にも、地元企業とのコネクションを作り、寄付口座の開講やインターンシップの充実、企業説明会の誘致などが考えられます。②の学生の質を高める教育という点では、語学やプログラミングなどビジネスで必要となる知識を提供するなどが考えられます。◆受験・入学しやすい制度の整備次に地方にあるということも考え、メインとなるターゲットが受験しやすい環境を整えることは重要になります。特に、メインの競合となるであろう地元の私立大学、地元以外の地方の私立大学、都市部の私立大学から、学生を獲得する上では上記の「就職実績」というニーズを満たすものと同時に、受験・入学のしやすさという制度を整えることが重要になります。入試制度を4Pで分析すると、下記のように考えられます。①Product:教育内容=上記の通り、「ビジネスに役立つ知識の提供」をメインとする②Price:学費、受験料、入学金についてはトータルで増加するのであれば減額を考えてもよい③Promotion:多くの学生に認知してもらうためにも大規模なマーケティングキャンペーンが実施できるとよい④Place:センター利用入試など、全国各地で受験できる仕組みは必須といえる◆打ち手の確定「日本発のビジネス専門学部」を開設し、就職実績の高い地方私立大学としてのブランドを確立します。優秀な学生を集めるためにも、初期はプレスリリースを中心としたマーケティングを実施し、尚かつ受験しやすいように受験料、学費、入学金をできるだけ安くし、学生を集めます。教育内容としても、一年間の留学経験、プログラミング言語の必修化など、今後のビジネス社会において役に立つ知識を詰め込む教育に特化した学部として知名度を高める戦略を取ります。5.検証実際に特色ある地方大学として近年注目を集めているのが、秋田国際教養大学です。秋田国際教養大学では、一年間の留学が必須であり、授業も英語で行われるなど、国際化の流れを意識した教育プログラムとなっています。また過去には金沢工業大学がキャリア教育が充実している大学第一位として取り上げられ、就職の強い大学としてブランドを築きつつあります。一方で、最近でも取り上げられたように、地方私立大学が留学生をやたらと入学させて、不法就労の温床となってしまっているのではという指摘があります。地方大学としては入学してもらえれば、入学金も学費ももらえるため、実際に大学に来なくても問題がないと考えてしまい、留学生としても日本の大学から入学許可が出ればvisaも取得できるため、日本に居住しやすくなります。双方の思惑が一致した結果、大学生のほとんどが海外からの留学生で、その留学生もサテライトで授業をするなど、実際に登校している実態がないような大学も多数生まれてきてしまっています。また法科大学院については学生の質が問題視されています。入学水準に満たないような学生を入学させることで学費を稼いでいるのではないかという疑念がもたれています。いくつかの法科大学院においては合格者が極端に少なく、法科大学院としての体裁が保てていないのが現状のようです。少子高齢化、人口減少社会を迎えた日本が今後も発展し続けることができるかどうかの一つの鍵に、「教育」は間違いなく関わってきます。東京大学が秋入学を本格的に検討を始めるなど、今回考えた地方私立大学だけでなく、全ての大学において大学教育を見直す時期に来ています。是非皆さんも自分自身の問題として考えてみて下さい。【ケース問題を解く上で必読の3冊】東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!過去問で鍛える地頭力外資系コンサルの面接試験問題【余裕があったら読んでおきたい+2冊】戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?photobyKārlisDambrāns外資コンサル業界完全攻略記事一覧1.【業界研究】外資コンサルの仕組み・大手企業ランキング・選考対策まで一挙大公開!2.【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを徹底解説3.【業界研究】外資コンサル大手企業一覧まとめ4.【業界研究】外資コンサルの年収ランキングを大公開! 43,813 views
 最後のとどめの一手「IR情報を用いた逆質問」の考え方 最後のとどめの一手「IR情報を用いた逆質問」の考え方 こんにちは。16卒の総合商社内定者です。大学3年生の秋・冬頃になると、徐々にインターン選考や外資系・ベンチャー企業の本選考が始まると思います。外資系企業の場合、ES、Webテスト、グループディスカッション、面接、ジョブ、という手順で内定に至ります。面接も2次、3次と進んでいく中で周りとの地力の差はなくなっていきます。そこで今回は面接の最後にある逆質問タイムにおいて周りと差をつける為の一撃必殺の逆質問の考え方について書きます。以前、以下のコラムにおいて逆質問の重要性、評価のされ方を紹介しました。どうぞご参照下さい。参考:また下記のコラムでIR情報の読み解き方を紹介しました。そして今回はこのIR情報(投資家情報)を用いた鋭い逆質問の考え方について書きたいと思います。参考:逆質問を磨きあげる目的は面接官に対して「おっ、この学生ちょっと違うな」、「よく勉強してきているな」であったり「まいったな...」と思わせることです。「まいったな...」というのは面接官が少し考えないと答えられない質問ということです。面接官は1日に何十人と面接しているので、頭を一切使わないで答えた質問に関しては印象に残っていないでしょう。IR情報の利用さて、では逆質問においてIR情報をどう用いていくかを説明したいと思います。まず使いたいのが決算短信ハイライトです。これを読むことによって企業の規模感がわかります。参考:三井物産株式会社「平成27年3月記連結決算及び平成28年3月記連結業績予想(IFRS)ハイライト」これは三井物産の決算ハイライト資料ですが、三菱商事や伊藤忠商事と横並びで比較することによって業界全体の動向がわかってきますね。例えば三井物産は2015年度において資源分野だけでなく生活産業のセグメントにおいても前年度比で大きく収益を落としていることがわかります。こういったところから「資源価格の下落によってエネルギーや金属資源のセグメントで収益を落とすのは理解できるのですが、生活産業セグメントにおいても収益を落としていると思います。今後非資源分野の強化を図る上で生活産業セグメントの役割はどのようになっていくのでしょうか?」などの質問ができます。未来のことを説明している「中期経営計画」から質問を生み出す中期経営計画には理念に基づいた会社が今後向かっていくべき方向性について書かれています。「中期経営計画では今後の重点国としてモザンビーク、トルコ、チリの名前を挙げられていますが実際に私達が入社した後にはそういった国々への出張や駐在が若手のうちから増えてくるとお思いですか?」などの質問ができると思います。相手によって質問を変える面接が進むにつれて面接官の年次が上がり、立場も変わってきます。ここでは相手に応じた適切な質問をするべきです。例えば現場の社員に今後、全社的に投資するべき分野に関して質問をしてもナンセンスだと思います。逆に最終面接で相手が社長や執行役員である場合はIR情報を用いて磨き上げてきたアツアツの質問をぶつけましょう。あくまで学生であるということを忘れないIR情報を読み込んで、その企業に関して詳しくなった気になっても面接官はその会社でもう何年も働いているので、面接官より詳しくなることはありません。たまに細かい数字などを用いて自分に酔ったような質問をしているような就活生を見かけますが、それはかえって悪印象でしょう。自分はあくまで学生であって、その会社で働くとしたら何が気になっているのかをぶつけることが必要です。私自身、内定式の懇親会で面接官とお話しした際に「君のあの質問、印象に残っているよ。内定おめでとう。」と言われました。面接における逆質問が案外重要であったということに気づきました。最後に逆質問はあくまで最後のとどめの一手です。また企業によってはその時間を設けていない場合もあります。まずは書類選考を突破して面接に進み、自分の力を出し切ることが重要です。下記のコラムでは面接において最初の時間を占める自己紹介の重要性について紹介しています。本記事と併せて読んでいただければと思います。参考: 50,069 views
総合商社に内定した体育会系学生が就職活動で実践した三つの差別化方法 総合商社に内定した体育会系学生が就職活動で実践した三つの差別化方法 こんにちは。総合商社に内定した体育会学生です。体育会学生は短期間に内定をもらう人が多く、「就活に強い」というイメージを持たれますが、確かに就活前半ではメリットもありますが、決して簡単に内定がもらえるわけではありません。そして、そういったイメージを体育会学生本人が持ってしまった状態で就活に臨んでは大変です。今回は「体育会学生の就職活動」について紹介させていただきます。本記事のコンテンツ・「体育会学生の就活は最強」は本当なのか・短期集中の就職活動・体育会学生のメリット/デメリット・体育会学生として意識したこと・体育会学生で成功する人/失敗する人「体育会学生の就活は最強」は本当なのか体育会学生の就職活動と言えば、一流企業から内定続出といったイメージがあり、「体育会学生の就活は最強」などと言われているのをよく耳にします。たしかに一流企業から内定を獲得する体育会学生は多く、一般の学生にくらべれば就活に強いのは事実だと思います。特に総合商社、広告代理店などには一流大学の体育会学生が多いようです。しかしながら、必ずしも全ての体育会学生が成功しているわけではありません。部活動が忙しく就活の準備をする時間がなかったといった理由で、就職留年する体育会学生も少なくありません。このように、たとえ体育会学生でも就活に対してしっかり準備をすることができなった人は、就活で苦しんでいる人が多いように感じます。逆に、しっかりと準備をして就活に臨んだ体育会学生は、かなり高い割合で一流企業内定といった結果を出していると感じます。「しっかりと準備をして就活に臨む体育会学生は最強」なのだと思います。短期集中の就職活動また、体育会学生の就職活動を一言で表すと、「短期集中」というキーワードが挙げられると思います。四年間ほぼ毎日を部活動に費やす体育会学生は、部活動に命を懸けていると言っても過言ではなく、頭の中は部活動のことで一杯だと思います。そのためか、一般学生のように早期から就職活動について考え始めるという風土が体育会学生には全くありません。夏は長期合宿等が組まれている部が多く、複数日拘束されるインターンに参加することも不可能です。ほとんどの体育会学生は就活が解禁されて初めて、自分の進路について考え始めます。今思えば、考えるだけならいつでもできるはずですが、私も就職活動と向き合い始めたのは就活解禁の1ヶ月前頃でした。就活期間中も一日の約半分を部活動に費やす体育会学生は、とにかく時間がありません。非体育会の学生が一日に複数回の説明会やOB訪問をこなす中で、体育会学生の場合は一日一回が限界、合宿や遠征の期間中はそれすらできません。そんな中で短期間で内定を獲得し、4月中旬には多くの体育会学生が本格的に部活動に復帰します。参考:体育会学生のメリット/デメリットメリット1.面接官が持つプラスのイメージ体育会学生というと、「努力ができる」、「苦難を乗り越えられる」といったイメージを持たれることが多いと思います。多くの面接官にも前提としてこのようなプラスのイメージを持たれていたので、自信を持って面接に臨むことができました。また、上述の「努力ができる」といった長所を面接で改めてアピール必要がない、というのもメリットだと思います。中には「○○大学の体育会は素晴らしい」という理由で、特に質問されることもなく通過した面接もありました。2.理解しやすい自己PR「学生団体での活動」、「アルバイト先での仕組み作り」などをアピールする場合、複雑な背景や条件を説明するのに苦労する場合もあると思いますが、体育会学生の活動内容のほとんどはシンプルで理解しやすく、面接官にも納得してもらいやすい内容であると感じました。参考:3.OBの存在体育会のOBは様々な業界で活躍しているため、もちろんOB訪問の相手探しに困ることはありませんし、選考で優遇されることも少なくありませんでした。企業によっては「〇〇大学の〇〇部からは〜名」といった枠を設けているとも聞きますし、OBの力を最大限に活用して志望企業から内定を獲得する学生も多く存在します。参考:デメリット1.時間が足りない冒頭で体育会学生の就活は短期集中であると紹介しましたが、準備の量が結果に直結する就職活動において、準備に割く時間が少ないことは致命的な欠点だと思います。特に業界理解が不足している体育会学生が多いと感じました。高いポテンシャルを持ちながら、準備不足が原因で就活に失敗する体育会学生が多いのは非常にもったいないと感じています。このデメリットは意識次第で少しは解消できるはずなので、部活動が忙しいことを言い訳にせず全力で就活に取り組むべきだと思います。参考:→一般的な就活生のスケジュール解説の記事です。時間の取れない体育会学生は、ここにあるようなスケジュールよりも早め早めに動く必要があります。2.他の体育会学生との差別化が難しい体育会学生の自己PRはシンプルで相手に伝わりやすいというメリットを持つと紹介しましたが、シンプルなだけに、どの体育会学生も似たような自己PRをしていることが多く、その差別化は難しいと感じました。似たような自己PRとは「困難に直面したが、練習でそれを克服し、試合で結果を出した」といったものです。実際に私も「PDCAサイクル」という言葉を使って同様の内容をアピールしていました。多くの体育会学生は「体育会だからサークルや学生団体には負けない」といった考えを持っているかもしれませんが、企業側もある程度は体育会学生と一般学生の人数割合を考慮しているはずですから、体育会学生のライバルとなるのは他の体育会学生だと思います。そのため「他の体育会学生との差別化」は十分に考えておくべきポイントだと感じました。参考:体育会学生として意識したこと1.ライバルは他の体育会学生前述のように、自分のライバルは他の体育会学生であることを強く意識しました。そのため自己分析では、他の体育会学生にはないようなアピールポイントを自分は持っていないかを考えました。私の場合は部活動の他に、学生連盟での大会運営にも携わっていたので、最初はどちらもアピールできるように準備しておき、面接官が興味を示した方について詳しく説明しようと考えていましたが、最終的には多くの面接官が興味を示した学生連盟での活動に絞って自己PRをすることになりました。体育会学生として特別な実績を持っていなくても、そのような視点を変えたアピールは可能だと考えています。「努力で困難を乗り越えて試合で結果を出した」といった基本の自己PRを中心に話し、「後輩の面倒見」や「部の運営に関する工夫」といったレパートリーを持っておくだけでも、他の体育会学生との差別化に繋がるはずです。もちろん、部活動以外の勉強やアルバイトといった自己PRを持っておくと非常に役立つと思います。また、自己PRが優れていても業界理解が不足している体育会学生が多いです。業界分析に時間をかけるだけでも、他の体育会学生との差別化に繋がるかもしれません。2.面接官のイメージを利用多くの面接官は体育会学生に対してプラスのイメージを持っていると紹介しましたが、これらのイメージをうまく利用して面接に臨むことは非常に大切だと思います。私は以下のイメージを意識して面接に臨みました。●体育会学生は「努力家」体育会学生である時点で、「努力家」であるというイメージは強くもたれるはずですし、多くの体育会学生がこの点をアピールすると考えたので、私は「努力できること」を全面に押し出した自己PRはしませんでした。「努力できること」は学生の実績を見れば、ある程度想像できますので、あえて強くアピールする必要はないかもしれません。参考:→体育会学生に限らず就活生がよく陥るのが、実績を語るばかりの自己PRです。実績やその過程が企業の活動と全く同じということはありませんので、そこばかりをアピールしては、評価は上がりません。●体育会学生は「元気が良い」、「明るい」、「自分に自信を持っている」性格面のイメージですが、確実にこれらのイメージは持たれているはずです。面接官の立場になって考えると、体育会学生だから元気のよい学生が来ると思っていたのに、暗くて声の小さい学生が部屋に入ってきたとしたら、期待外れだと思います。部屋に入る時は他の学生よりも大きな声で挨拶し、面接中も胸を張って堂々と話す、常に笑顔、といった点を意識していました。また、大舞台に慣れている体育会学生らしく、ある程度ラフに振る舞うことを意識しました。緊張してガチガチになっていては印象が良くないはずです。なお髪型は短髪にし、ワックスで立てていました。ある企業の人事からは、「体育会学生らしく、明るく元気が良い。自分に自信を持っている。」といったフィードバックをいただいたこともあったので、このような多少の「演技」は取り入れても良いと感じました。この他にも、私の場合は、●チームスポーツなので協調性は○●学生連盟の委員長なのでリーダーシップがあるといったイメージは持たれているだろうと考え、それらを頭に入れて面接やES作成に取り組んでいました。3.全力で就職活動就活は人生を大きく左右すると自分に言い聞かせ、睡眠時間を削り、歯を食いしばって就活に取り組みました。面接で「部活動と就活の両立」について質問された際は、「両方とも100%で取り組んでいる」と話すと好感触でした。参考:→時間が足りない体育会学生には、余計な時間を使う暇はありません。こちらの記事では、効率よく就活情報が得られるコンテンツを紹介しています。体育会学生で成功する人/失敗する人体育会学生であっても、成功する人/失敗する人は一般学生と大きく変わらないと考えています。成功する人:慢心せず万全の準備をして就活に取り組む人失敗する人:体育会だからと慢心し準備を怠る人、忙しいからと無闇に業界を絞る人ぜひ、体育会だからと慢心せず全力で就職活動に取り組んでいただきたいと思います。以上、皆さんの就職活動に少しでも役立てば幸いです。unistyle上の総合商社関連のリンクはこちら​体育会系学生向けコンテンツはこちらで掲載中 127,883 views

現在ES掲載数

77,622

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録