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「現場のビジネス経験を通して自身の適性と志向を知る」フィリップ モリス ジャパン採用担当者が語る「INKOMPASS」を通して得られるもの

「現場のビジネス経験を通して自身の適性と志向を知る」フィリップ モリス ジャパン採用担当者が語る「INKOMPASS」を通して得られるもの

最終更新日:2022年03月29日

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今回のコラムは、外資系メーカー「フィリップ モリス ジャパン」に新卒入社して現在人事部で働いている大川 瑛里氏によるものです。
彼女はフィリップ モリス ジャパンの採用直結長期インターンプログラム「INKOMPASS」を経て入社しており、参加者目線で「INKOMPASS」の特長を語ってくれています。
 


【フィリップ モリス ジャパン合同会社 人事部新卒採用担当 大川 瑛里(おおかわ えり)】
雙葉高等学校卒業、高校在学中に1年間チェコ共和国へ留学。慶應義塾大学総合政策学部に進学し、異文化間コミュニケーション、社会言語学などを学ぶ。「INKOMPASS」で2か月間のインターンを通し、フィリップ モリス ジャパンに就職。人事部で採用担当チームに所属。

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フィリップ モリス ジャパン(以下、PMJ)採用担当の大川です。こちらの記事では、私がファーストキャリアを選ぶまでの道のりや、PMJのインターンプログラム「INKOMPASS」について参加者目線を交えてお伝えできればと思っています。
今はPMJで採用担当を務めているということで少々ポジショントークにもなってしまいますが、少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

最初に:「INKOMPASS」とは

まず初めに、こちらの記事で紹介するPMJのインターンプログラム「INKOMPASS」の大枠を簡単に紹介します。

「INKOMPASS」とは、8月と翌年2月(2月は通過者のみ)の合計2ヶ月間の現場就労インターンです。まずは、8月の1ヶ月間を使ってPMJで通常業務を行うものです。また通常業務に加えて、その部署が直面する課題とそれを解決するために、いつまでに、どこまで成果を上げれば成功とみなせるのかといった評価基準の定まで求められます。自分の仕事について単に上司からの評価だけでなく、自ら設定した基準の妥当性をどうすれば客観的に評価できるのかを考えるので、簡単な課題ではありません。
そしてインターンの最終日には社長を含めた経営陣に英語でプレゼンテーションを行います。

通常業務時における仕事の成果と最終日のプレゼンテーションの出来具合によって、翌年2月のプログラムに参加できるかが決まります。2月は8月と異なる部署・チームで同様のことを行い、その成績によって最終的な採用オファーの有無が決まるというものです。PMJにおいては現在唯一の新卒採用ルートとなっています。

また、以下のコラムに詳細がまとまっているのでそちらも読んでいただければと思います。

それでは、上記踏まえてここから先をお読みください。

自社プロダクトのリスクを認識した上で、ビジネスの面白さを伝えてきたPMJ

PMJとの最初の出会いはサマーインターン前の説明会でした。

PMJ以外にも外資系企業を中心にいくつかの企業の説明を聞いていたのですが、特にメーカーだと「我が社のこの製品が素晴らしい」というような自社製品を前面に推し出す企業が多いように感じられました。

そのような中でPMJの説明会において印象的だったのは、商材であるたばこを取り巻く環境や健康リスクなどについてきちんと伝えた上で、その商材を扱うビジネスならではの特徴や面白さを話していた点でした。

例えば、たばこ会社のマーケティングの特徴として挙げられる興味深い点として、他社製品を好む成人喫煙者をいかに自社製品のファンとして取り込めるかがビジネスの焦点になっていることが挙げられます。
一般的なメーカーでは、販売戦略の一つにターゲット層の拡大がありますが、たばこ会社においては、未成年者をはじめ、たばこをやめた方、禁煙中の方々はターゲットから除外され、たばこを吸い続けることを決めた成人喫煙者のみを対象としてビジネスを行っています。また、業界としては、最近ではIQOS(アイコス)など加熱式たばこの登場によりビジネスの大きな転換期を迎えている面白さもあります。

上記のような、特定の製品よりもビジネス内容・仕事内容を推す姿勢を面白いと感じ、私はPMJに興味を持つようになりました。

やりたいこと・できることを見つけるために長期就労インターンを探していた

サマーインターンのエントリーシート(ES)を書く際に私が感じたのは、そもそも社会経験のない中で「自分のやりたいこと」を捻り出すのは難しいということでした。自分に何ができるのかも分からないのに、やりたいことが見つかるはずもないと思いました。そこで、サマーインターンでは現場で長期間の就労経験が積めるものに参加しようと考えていたところ、説明会においてPMJに興味を持ちました。そして、ウェブテストとその後の最終選考会を通過し、晴れて「INKOMPASS」に参加できることになりました。

なお、PMJの選考はほぼすべて英語で行われるため、英語が得意な方には有利な選考と言えるかもしれません。ちなみに私はチェコ共和国に交換留学をしていたため、海外経験自体はあったものの、チェコ語での生活であったので、英語は中学校から高校までに学校で学んだレベルでした。

PMJの選考においては、ある程度の英語力というハードスキルは求められつつも、例えばディスカッションであれば最も重視されるのは議論の中身の部分です。
また、PMJなどの外資系企業に限らず、海外経験者を優遇しそうな商社などでも同様に、最終的にはソフトスキルの優秀さを見られるものだと考えています。

社員同様に迎え入れてくれた「INKOMPASS」での経験

冒頭にお伝えしたとおり、「INKOMPASS」は8月と(通過者は)翌年2月の合計2ヶ月間の現場就労インターンです。一般的な数日間のインターンとは異なり、インターン生専用(言い換えると学生を喜ばせるような「お客様用」)のコンテンツは用意されておらず、現場をリアルに体験できます。

私は8月にはセールス部門に配属され、セールスプロモーションを企画するチームで働きました。当時はIQOSが名古屋限定で販売されていたため、視察のための名古屋出張があったり、広告代理店との打ち合わせに参加したりしました。

翌2月のプログラムでは人事部門に配属され、会社のイメージを社内外にどのように広めるかというエンプロイヤーブランディングのプロジェクトを担当しました。インターン期間中にIllustrator(イラストレーター)を勉強し、会社案内のパンフレットやその他コーポレートグッズの提案を行いました。

いずれの参加期間中も、メンターから鋭いフィードバックを受けることもあり、インターンの時点で仕事の大変さを思い知るとともに、自分が貢献できることは何かと学生ながらも真剣に考える機会を得ました。

余談ですが、フルタイムで1ヶ月間×2サイクルもオフィスで働いていると、いざ新卒として入社した際にも周囲はほぼ見知った顔であり、「全く新しい環境」という気があまりしませんでした(笑)

多様なバックグラウンドを持つ環境で、自分の志向に気付くことができた

私はチェコ語と大学で習ったドイツ語が話せるため、就職活動のスタート当初は語学力を生かした仕事に就きたいと考えていたのですが、様々な国籍の人々が働き多くの言語が飛び交うPMJでのインターンを通して、言葉は単なるツールに過ぎないことに気付きました。
また、当時日本語を母語としない方を相手に日本語を教えるアルバイトをしていたこともあり、教育関係の仕事を探していたのですが、教育をより広い範囲で捉え始め、PMJのような多様な背景を持つ企業における組織開発・人材育成に興味を持つようになりました。
そのため、PMJでのインターン後は、外資系企業を中心に人事職で職種別採用を行う企業に絞って就職活動を進めました。

最終的には人事部門での採用オファーを頂けたPMJに就職することを決めたのですが、決め手としては①意見の多様性を重要視する社風、②成長し続けようとする社風、③国籍・年齢・性別の壁を感じない多様性、④勤務地の希望が通りやすい、これら4点で選びました。

①から③については字面として見ると月並みなのですが、まさに現場に触れつつ企業の雰囲気を知ることができるのが「INKOMPASS」のような長期インターンの大きなメリットだと思っています。(OB訪問や説明会で会った社員数名との接点だけでは、社風を判断することはなかなか難しいと考えています)

④の勤務地については、意外と多くの就職活動生が軽視しているポイントだと感じていて、「勤務地=住む場所」であり、自分で勤務地を選べなかったり、あるいは望まない地域での勤務が有りうるといったことは、生活のあり方をより考えなくてはならないので、個人的には敬遠してしまいます。もちろん、「住めば都」ということで働く地域にはこだわらない方もいると思っていますが、自分自身がどの要素をどの程度重視するのかは真剣に考えた方がいいと考えています。

最後に

ここまで実体験ベースで、キャリア選択に関し、また「INKOMPASS」について色々お話ししてきました。

PMJの採用担当という立場のため「INKOMPASS」をアピールし過ぎても手前味噌になってしまうのですが、私はこの「INKOMPASS」がなければPMJの企業そのものをきちんと知らないままであったかもしれず、将来の選択肢の幅を考えることも無かったと思います。「INKOMPASS」を契機に、この先の自分の人生における可能性を広げることができたと考えています。

なお、PMJには中途入社の社員も多く、インターン期間中には、PMJにいながら日系・外資系のメーカーやコンサルタント企業など多くの企業経験を聞くこともでき、他の業界に対しての視野も広げることができました。

自分自身の成長の機会だけでなく、今後どこを伸ばしていけばいいのか、将来のキャリアを考える上での現状の課題も明確になる機会だと思っています。フルタイムの長期インターンに参加するのは勇気がいることかもしれませんが、大きな学びと成長の機会は保証いたします。

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