優秀な就活生は3年後の転職を見据えて幅広くベンチャー企業まで受けている

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最終更新日:2023年10月30日

優秀な就活生は3年後の転職を見据えて幅広くベンチャー企業まで受けている

自己分析

unistyleを運営していると非常に優秀な学生に出会う機会が結構あります。最近、何人かの就職活動生と話をしていたら、ファーストキャリアとしては総合商社や外資系コンサル、外資系投資銀行を選ぶけれども、3年たったら転職する可能性もなくはない、だから就職活動のうちからめぼしい勢いのありそうなベンチャー企業については受けているという人がいました。彼らがどのように考えて就職活動をしていたのかご紹介したいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

就職活動はその会社のエースが丁寧に事業説明をしてくれる最後の機会

就職活動ほど恵まれた業界研究の機会はないということを、優秀な就活生は十分に理解しています。特に雇用の流動性が高くない日本においては、新卒で優秀な人材を囲い込むことが重要になるため、各社新卒採用にはかなりの予算と労力をかけて取り組みます。新卒採用の説明会で駆り出される現場の社員はエース級の社員であることが多く、そもそも説明会で話す人事が元エース社員で、出世コースとして人事部に配属されているケースもあります。(日系メーカーや金融は人事の力が強く、人事部は出世コースだと言われていたりします)

そんなエース社員に対して、根掘り葉掘り、業界や企業について聞く事のできる機会は就職してからはありえません。多くの就活生は内定をするのに必要な情報をかき集めることに必死で、冷静に自分たちの状況が見えていないかもしれませんが、幅広く社会勉強するという意味ではこれ以上の機会はありません。

3年後の転職を見据えた優秀な就活生はこの機会を存分に活かそうと、次の成長産業は何か、世界がどういった流れの中にあるのか就職活動の会社説明会を通して知ろうとしています。

入社したら時間をかけて業界研究してる暇はない

また総合商社、コンサル、投資銀行など今の学生に人気の業界は給与は高いけど、忙しいという業界が少なくありません。そういった業界に就職してしまうと、転職活動をするために時間を作ることが難しく、入社してから転職活動のための業界研究をしている時間はなくなってしまいます。業界によっては平日は朝から晩まで働き詰めなんてこともあります。そうした事態も見据えて、就職活動の段階で幅広く様々な業界を受けようとしています。

ベンチャーの経営陣には有名企業から転職・起業してきた人が多い

例えば、名刺管理アプリ・ソフトを運営しているSansan株式会社は、創業者の寺田氏は三井物産出身、取締役にもオラクル、ユニシス、モルガン・スタンレーなどなど大手企業出身者が並んでいます。VOYAGE GROUPも創業者の宇佐美氏はデロイト出身、CFOはコーポレートディレクション出身です。

特に新進気鋭のベンチャー企業で新卒採用に力を入れている企業であれば、これらのピカピカの経歴を持った人を広告塔に説明会に呼ぶことも多く、彼らのキャリアに対する考え方から学べることは多いといえます。

優秀な就活生は就職活動を前向きに楽しんでいる

これらの優秀な就活生は好奇心が旺盛で、世の中のビジネスに興味を持ち、ビジネスを生み出している人に興味を持って行動しています。内定をゴールに、面接受けがいい受け答えを探して、説明会に来てる人が多い中で、将来の自分のキャリアに対して主体的に情報収集を行っている人は、説明会にいても目立ち、評価されることが多いといえます。前述の通り、こんなにも世の中のビジネスについてエース社員が懇切丁寧に説明してくれる機会は二度とありません。積極的に楽しみながら就職活動が出来ると自然と結果もついてくるでしょう。

最後に

勉強や仕事における「作業興奮」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。作業興奮とは、勉強でも仕事でも無理やり始めることでやる気が出てくるというものです。就職活動を面倒に思ってしまう人も多いかもしれませんが、無理矢理にでも自分を奮い立たせて説明会に参加したり、選考を受けることで作業興奮の効果でやる気がでてくるかもしれません。自分はそこまで優秀じゃないと思ってしまう人も、最初は無理矢理でもいいので参加してみてはいかがでしょうか。

ベンチャー業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介

ベンチャー志望学生向けオープンチャットの紹介

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実際にベンチャー業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。

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就活解禁から1ヶ月間就職活動をして、今後何をすべきか悩んでいる就職活動生が今すべきこと 就活解禁から1ヶ月間就職活動をして、今後何をすべきか悩んでいる就職活動生が今すべきこと 就職活動が3月解禁になり1ヶ月経ちましたが、皆さんこの一ヶ月をどのように過ごしたでしょうか。この段階になって就活生の皆さんと話をしていると、「説明会には参加したものの、今後何をすべきか見えてこない」、「就職活動が解禁とは言っても選考があるわけでもなく漠然と就活しているだけな気がする」など今何をすべきか見えていない人が多いような印象を受けます。そこで今回はそのような迷っている就活生の方がいま何をすべきか一緒に考えたいと思います。一番すべきことは少しでも興味のある企業に内定をもらうこと今、何をすべきか悩んでいる学生の多くが情報収集で悩んでいるように感じます。もっといい情報がないのか、もっと知るべき情報があるのではないかと疑心暗鬼になってしまっているように思います。ある程度の情報収集をした学生が今すべきことは、少しでも興味のある企業に内定をもらうよう行動することです。例年、多くの学生が「面接慣れ」の重要性を語っています。三菱商事などの超人気企業に内定する人でも、最初の頃の面接は落ちまくってどうしたものかと気分がふさぎ込む経験をしていると言います。面接という特殊な状況に限らず、多くの学生はこれまでに自分とある程度近い大人以外の人と会話をした経験が圧倒的に不足しています。そのため言葉づかいや会話のテンポなど、自分が伝えるべきことを伝える以前の問題でうまくいかないケースが多いです。OB訪問の際に、「社風はどうですか?」とか呑気な質問をするだけの会話なら社会人と話すことができても、社会人や面接官から少しでも質問されるとリズムが狂って言いたいことを満足に言えないという経験をしている先輩はかなり多いのです。内定を取ることで得られるメリットとしては、面接慣れするだけでなく、第一志望業界とどのように働き方が違うのか、どういった業務の違いがあるのか深く考えるきっかけになるということもあげられます。例えば総合商社が第一志望の中で、コンサルティング業界を受けると、一つの事業にずっと配属されプレーヤーとして働く総合商社と様々な案件に1年程度の中期間で関わるサポーターとして働くコンサルティング業界の違いについて考える機会が得られるでしょう。このような機会を通して自分はどういった働き方が向いているのか考えるというのは自分一人で悶々と考えるだけでは得ずらいものでしょう。また内定を得た場合に、最低限この会社に就職すればいいという心理的な保証も自然体で面接に行くにはプラスに働くと言えます。どうしても後がない状況で最終面接に臨むと、必死になってしまい、どうしても入れてほしいと企業や面接官に媚びるような受け答えや雰囲気を醸し出してしまい、それを察知した面接官が快く思わないということもよくあります。第一志望群から第二志望群ぐらいの会社に内定をもらうことは精神衛生上もプラスに働くことが多いのかなと思います。志望動機が書けないからエントリーできないという人へ「どんどん企業を受ければいいじゃん」というアドバイスをすると多くの学生が、「企業研究が追いつかないです」という回答をしがちです。多くの就活生が企業に評価されるためには、「知識」が必要で、業界・企業研究が不十分だと絶対に受からないと考えています。そのため志望している企業のことは何でも調べようとOB訪問だけではなく、企業に関する本であったりを読みあさり、年収や最近の事業内容、同業他社との違いまでやたらと詳しい人になろうとしてしまう人が毎年出てしまいます。しかし、こういった人が必ず受かるかというとそうでもなく、就活マニアとして調べた時間が徒労に終わってしまうということは少なくありません。受験勉強とは違い、何でも「知識」として詰め込んだ人が評価されるわけではなく、面接においては「こいつ、うちの会社で活躍しそう」というある種の直感に近いもので評価しています。そのため、企業や業界に対する「知識」よりもうちの会社で活躍してくれるかもという「期待感」を過去の実績や話し方から伝えられるかどうかが重要になります。全然業界研究をしていなくても下記のような志望動機が書けて話せれば十分、内定レベルに評価されるでしょう。【不動産ディベロッパーが第一志望でWebサービスを運営するベンチャーを受ける場合】チームで形のあるものを生み出す仕事がしたいと考え、就職する上でそういった仕事が出来ればと考えています。高校までずっと陸上という個人競技を続けてきたことから、大学ではチームで何かを生み出す活動に関わりたいと考え、フリーペーパーサークルを自ら立ち上げて発行部数1万部を目指して取り組んできました。Webサービスを提供する会社であれば、エンジニアやデザイナーの方などと協力してサービスをチームで生み出すことが出来ると考えて志望しています。一方でまだまだ就職活動が始まったばかりであまりWebサービスの業界について詳しくないというのも正直なところです。Webサービス業界以外にも、「チームで形のあるもの」ということで不動産ディベロッパーやメーカーなど幅広く就職活動では見ています。よろしくお願いします。これは結構正直な志望動機だと言えます。自分の経験からどんなことに興味があるのか伝えて、Webサービスとの関連をうまく繋げて話すことが出来ています。「Webサービス業界にあまり詳しくない」と予防線を張ることでどんなWebサービスが好きかなど突っ込んだ質問に対してもうまくかわすことが出来そうです。こんな感じで志望動機を話しても学生時代の経験や自分自身のことについてしっかりと話すことが出来れば案外評価されるものだというのを多くの就活生は知らずに、「完璧な志望動機」を追い求めてエントリーできないという事態に陥っているように思います。企業理念に共感したとか新規サービスに非常に詳しいなど「知識」で勝負しようとする学生よりも、上記のように自分の素直な考えを言葉にできる正直な学生が評価されるケースが多いと思われます。どんな志望動機を話せばどんな業界にエントリーできるのか具体例を下記のエントリーで詳しく具体例とともに解説しています。特別な経験がなくて志望動機が書けないと悩む人でも簡単に書けるようなテンプレートになっているのでぜひ使ってみてください。もちろん最終面接に近くなると、絶対に入社してもらいたいと考える企業側が志望度の高さを聞くために、志望動機に関する様々な質問をすることがあるので、上記のようなざっくりとした志望動機で内定できるかは企業にもよるとは思います。ですが多くの会社では「自分の会社が第一志望の就活生しか取らない」わけではなく、他社・他業界が第一志望でも優秀な就活生であれば入社してほしいと考えています。そのことを理解した上で上記のようにうまく志望動機を自分の経験と結びつけて話すことが出来れば、第一志望であることをゴリゴリと伝えようとしなくても評価されると思われます。下記のエントリーでは第一志望と伝えずとも評価された具体例について書いていますので参考にしてください。なお、どのような企業選びの軸が各業界に当てはまるのかについての考え方は下記の記事で詳しく紹介しています。各企業選びの軸ごとに当てはまる業界のいいところと悪いところについて詳しく書いていますので参考にしてみてください。最後にプログラミング界の有名な言葉で、「Shutthefuckupandwritesomecode(グダグダ言っていないでコードを書けよ、ハゲ)」という言葉がありますが、就職活動やビジネスにおいても当てはまるのかなと考えています。プログラミングにおいても、就職活動やはたまたビジネスにおいても、受験勉強などのようにきっちりとした正解がないため、あーだこーだと悩んで結局行動しないまま、戦略だけは一丁前に考えるということをしてしまいがちです。ですが、自分の目的や物事を前に進めるために大事なことはまずは一歩踏み出して行動に移すことであると思います。就職活動においても最終的に「納得したキャリアの選択をする」ということにおいては、内定をもらい就職先の選択肢を増やすというのは悪いものではないと思います。「自分が心からやりたい仕事、行きたい会社に内定をもらわなければ意味がない」、「内定のために就活をするのか」といった非難がありそうですが、皆が第一志望の会社に入れるわけでもなければ、内定がなければ就職するという選択肢そのものが得られません。もちろん進学や海外留学、資格試験など就職以外の選択肢もあるので幅広い選択肢に目を向かわせてほしいと思いますが、内定をもらって就職できる状況でそれを断ることで、選択肢を自ら捨てたという気持ちが次へのエネルギーになるように思います。上記に書いた通り、内定するために必要なのは知識ではなく、自分なりのキャリアの考え方です。それも移り変わるものだと思いますので、面接という場を通してアウトプットして様々な角度から質問されることでより深みが増すと思います。なかなか一歩が踏み出せないと感じている人は、「Shutthefuckupandwritesomecode(グダグダ言っていないでコードを書けよ、ハゲ)」という言葉を思い出して、まずは内定前の面接を受けることが出来るようにエントリーシートを積極的に書いて出して欲しいと思います。ちなみに既にある程度満足できる会社に内定している人はこの限りではなく、内定をもらっている会社以上に行きたい会社とはどういう会社か、今自分が考えている働き方とは違った考え方を持っている人はいるかなど、さらに視野を広げて考えてみるともっといいのかなと思います。 40,512 views
採用したいと思う人材に共通しているものとは|ネオキャリア 宇田川奈津紀|unistyleインタビュー 採用したいと思う人材に共通しているものとは|ネオキャリア 宇田川奈津紀|unistyleインタビュー 企業の人事が「採用したい」と思う人材に共通しているものはなにか。一言で言うならば「優秀である人」が採用されると思いますが、”優秀さ”とは人によっても異なるものだと思います。今回は様々な業界で様々な人材の採用をし続けてきた株式会社ネオキャリアの宇田川奈津紀さんに、採用したいと思う人材についてお聞きしてきました。あだ名は、“メスライオン”。大学卒業後、大手旅客サービスの乗務員として入社し、その後大手人材系企業にて営業として勤務。ヘッドハントにより大手福祉系企業へ移籍するも2年後、解散により退職。広告業界での新規事業の立上げを経て再び人材業界へ戻る。IT企業をメインクライアントとして営業として活動後、人事として人材業界で培ったノウハウを活かしダイレクトリクルーティングの確立や新卒・中途採用、採用ブランディングを統括。また、人材会社にて社内向け営業研修セミナーや年間約1500社が受講した人事向け採用セミナーの講師を務める。2018年4月にネオキャリアに入社。CEO直属の特命採用責任者兼中途採用責任者として高難易度の採用に挑戦し続ける。◆株式会社ネオキャリアHP◆メスライオンと呼ばれる理由目次・優秀な人材=”能力の高さ”だけではない・理論武装は本質的ではない。”本音かどうか”を人事は見抜いている・心にもないことを言って内定をもらっても幸せにはなれない・最後に伝えたいこと優秀な人材=”能力の高さ”だけではないこれまでのストーリーと未来のビジョンを語れるか私はこれまで新卒・第二新卒・中途・専門職(エンジニア、クリエイター等)など多様な採用を長年してきましたが、「採用したい人材の共通点」を挙げるとすれば、「これまでの人生を語れる人」や「こうなりたいという未来を描けている人」に対しては採用意向度がぐっとあがります。もちろん、これまでのスペックや経験もある程度大事ですが、結局採用している人は、こうなりたいという「未来」を描いていて、その未来と企業を重ね合わせて考え、語れる人なんですよね。このあたりが語れると、極論ですが採用しない理由がなくなっちゃうんです。言い換えるなら、採用したい人=興味があるからこそ質問をたくさん持ってくる学生といったところでしょうか。手当たり次第企業研究をしてくださいと言っているわけではありません。自分の未来と重ね合わせて考えてきている学生は、「こうありたいんですけどその会社でどんな経験が詰めますか」「この会社に本気で入りたいので会社についてもっと教えて下さい」といった前のめりな姿勢でくるんです。やはりこういう学生にはこちらも向き合う姿勢が前のめりになりますね。いつも学生と話す際に「就活って何だと思いますか?」って聞くんですが、多くの学生を見てきて思うことは、「世間一般で言われる”こうあるべき”」という固定概念が先行しているんです。聞きたいことがあっても落とされたくないから当たり障りのないことを語ったり質問したりこれでは本質がお互いに見えないと思います。私は”それは個性を重視する会社をみてないだけなんじゃないか?”と思っていて。自分の聞きたいこと、挑戦したいことをぶつけてみてそれを受け入れてくれる会社を探す、というのが人事経験を積んだ私が思う”正攻法”なんじゃないかなと思っています。苦しいけど、自分について愚直に考え続けることが近道繰り返しになりますが、自分の将来をどうしたいかについて真剣に向き合っている人を採用したいと思っていて、それができている人は過去とも向き合っているし、就活で出会う企業に対しても真剣に考えています。自分自身の中にある答えが合っているかは分かりませんが、愚直に考え続けるということは想像以上に大変なことですし、大切なんですよね。そしてきっと、真剣に考えて出した答えであれば、後悔もないと思います。20年間の人生において就活は一番自分について考える時間だと思います。自分の人生と向き合うことってとても辛いこともときにはあると思いますが、そこで考え抜けないで「このへんでいいや。」といい加減に意思決定してしまうと、入社した後にも「これでいいのか?」と迷って転々としてしまう。そんな人がたくさんいます。キラキラした目で「御社に入りたいです!」と言われたら「なんで入りたいの?」という質問をします。この質問に会社と自分の将来を重ねて答えられたら、次は「一緒に働こう!インターンして自分の目で確かめてみる?」ってなるわけです。チャンスを手に入れるかどうかは、最後は情熱が大切だなってつくづく思いますね。興味があること全てを書き出してみることが、最初の一歩私はどの学生と話しても必ず1回では決めつけないようにしています。「少し的はずれなことを言っている。」「就活で疲れているのかな。」そんな違和感を覚えたら(聞いてはいけないことを除いた)パーソナルな話をするようにしています。そもそも何に興味を持っているか、友人関係、何に対して劣等感を持っているか、などあらゆることを人事としての目線ではなく”一人の人”として話すんです。興味を全部書き出してあげて、それを元に二回目は大学に私が出向いて話したりします。採用面接は基本的に企業に学生が赴いて行われることがほとんどだと思うんですけど、それだとこちらのテリトリーになってしまってなかなか本音で話してくれたりしない。でも、学生のテリトリーに入ると段々心を開いてくれて、今何に悩んでいるか、本心が分かるんです。少し私の人事としての採用テクニックのような話になってしまったんですが、伝えたいこととしては、優秀さとは能力の高さだけではなく、自分の未来に対してどれだけ真摯に向き合って考え抜いているかだと思います。理論武装は本質的ではない。”本音かどうか”を人事は見抜いている就活テクニックは多く存在していますし、特に上位校の学生はロジックの通った自己PRや志望動機を作るのは得意だと思いますので理論武装をして面接に臨むことが多いように思います。でも、実はその武装は人事には簡単に見抜けてしまうんですよね。人事も就活を経験し「人」のスペシャリストとして多くの学生に会ってきているので。今は限られた期間の中で集中的に企業を受けなければならないようなスケジュールになっているので一つ一つのステップを進めていくことが大変であることも理解しています。ただ本当に自分がどうなりたいかを考えているかいないかはすぐ分かります。要するに「自分の本心はどうなのか/何をどう伝えようとしているのか」を人事の私は見ています。求人票に乗っているような質問をされると、本心としてはうちに興味がないんだろうなと思ってしまいます。自分の将来を見ていれば会社の将来と重ねるのは当然だと思いますし、調べればわかるようなことも聞かなくなるはずです。もっと前向きな質問がたくさん出てくるはずなんですよね。そして「生き生きしているかどうか」も重要視しています。「3年営業をやってそのあとマネジメントしたいです。」といったよくあるフレーズを聞くと「それ楽しい?」と思っちゃうんですよね。本心でそう思っているのであれば問題ないと思いますが、その会社のロールモデルのような人に感化されて「そうならないといけない」という思考が働いている場合は、根本的に生き生きしているとはあまり思えないんですよね。心にもないことを言って内定をもらっても幸せにはなれない内定はゴールじゃない私は就活と恋愛は似ているとよく言います。「失恋」しないためにも、嘘はつかないで欲しいと思っています。なぜなら、嘘をついてまで人と付き合ったとしても、おそらく幸せにはなれないと思うからですね。個人的には、企業側もできるだけ嘘になるようなことは控えないといけないと思っています。就職も同じで、自分の気持ちに嘘を付いてまで入社してもきっと幸せになれないです。自分が情熱を持っているかどうかを何よりも大切にして欲しいです。心にもないことをいって入っても、その後嘘のオーバーラップが出てしまうのは目に見えていますから。ですので、重要なことは、その先の人生が最も大切であり、内定そのものはゴールじゃないということを正しく理解することだと思います。興味のアンテナを高く掲げることでリスクを最小化する一点集中には、集中するあまりチャンスを逃してしまうリスクもあるんです。よくある失敗談としては、志望業界を一つに絞ってしまってうまくいかなかったケースですね。時既に遅しで、周りを見渡すと大抵の企業が募集を終了しているんです。私自身もその経験をしているのですが、だからこそ伝えたいのが、”興味はないけど一度行ってみること”が大事で、常にアンテナは高く掲げておいて損はないと思っています。昔話になりますが過去に慶應義塾大学の学生と就職相談でお会いしたのですが、彼は金融を志望していました。ご両親も金融業界に勤めておられ、ゼミの先生も金融を勧めている。幸か不幸か彼は金融にしか目がいかなくなり、金融しか知らないまま選考に行ってみたら全部落ちてしまって、この先どうすればいいかわからなくなってしまった学生がいました。彼にはそのとき「例えばIT×金融も金融だよね」と視野を広げるお手伝いをしたんです。第一希望の企業から内定をいただければ問題ないかもしれませんが、固定概念やあるべき論を強烈に持ってしまうことは一歩間違えるとリスクにしかならないと思います。また、視野が狭まっていると友人は受かったのに自分は落ちたということに引け目を感じて気持ちが沈んでしまったりするんです。そんな学生には自分が落ちたという引け目じゃなくて「将来で勝負してほしい」と提案しています。特定の業界への固執を解くことで生まれる新しい可能性はたくさんありますからね。最後に伝えたいこと1社に骨をうずめろとは言えないですが、「この会社だ!」と思えた会社に入社してほしいと思っています。自分が「これだ」と思える会社に出会って欲しいですし、出会うために行動できているか?ということをもう一度考えてみてほしいですね。そして、人生でこれだけ自分のことを考えられる時期なんてなかなかないです。とても苦しいことだと思いますが、自分自身の未来を突き詰めて考えられる機会はそうそうないので、この時間を大事に楽しんで欲しいですね。 18,049 views
30歳までにベンチャーの役員になれるキャリアを歩めば会社にしがみつく必要はない 30歳までにベンチャーの役員になれるキャリアを歩めば会社にしがみつく必要はない ※本記事は2016年10月に公開された記事になります。東日本大震災後の東京電力、東芝の不正会計、鴻海によるシャープの買収など、大企業に入れば安泰だと思われていた時代ではなくなり、「会社にしがみつきたくない」と思っている就職活動生は多いのではないでしょうか。一方で会社にしがみつきたくないと思いながらも具体的にどういったキャリアを歩んでいけば会社にしがみつく必要がなくなるのか示してくれる人は少ないでしょう。今回は実際の事例も踏まえながら、会社にしがみつきたくない人向けにどういったスキルや考え方が必要なのか踏まえてご説明します。この記事はエンジニアや特化型の専門職を目指すスペシャリストに向けた記事ではなく、ビジネス総合職で将来的にはマネジメント候補として採用されるゼネラリスト向けに書いてますので予めご了承ください。なぜ30歳までにベンチャーの役員を目指すべきなのか「収入や待遇をそこまで落とすことなく、主体的に仕事内容や会社も選ぶことができるようになるから」というのが30歳までにベンチャーの部長・役員クラスを目指すべき理由です。一度、ベンチャー企業の部長や役員クラスに就任することができれば、転職の際も同じポジションで移れる可能性が高まります。ベンチャー企業と言っても調達していたり、事業が順調に伸びている会社の場合、部長クラスで年収800万円前後、役員クラスだと1000万円前後が相場といえます。30歳までにベンチャーの部長・役員クラスに転職できるという自分自身の市場価値を確信した上で、会社に残って仕事をするのか、思い切って転職してみるのか考えるのが「会社にしがみつきたくない」と思っている人にとってよいキャリアパスだといえます。例えば総合商社であれば順当にいけば年収1400万円程度は約束されますが、海外転勤が頻繁にある、仕事内容を主体的に選ぶことができない一方で、ベンチャーの役員クラスであれば1000万円程度の年収を確保した上で、職場や仕事内容を選ぶことができる立場になります。安定な可能性が高いけど束縛される環境を選ぶのか、不安定な可能性があるものの自由を選ぶのか、両方の選択肢を手に入れた上で考えてみてほしいと思います。30歳までにベンチャー役員の実際の事例実際に30歳までに転職してベンチャー役員になった人の事例を見ていきましょう。こういった事例は少なくありません。◆コンサル退職後→スタートアップ社員→100名規模のベンチャー執行役員新卒でコンサルティング会社に入社後、その後にスタートアップに転職、ベンチャー企業のスピード感を味わった上で、少し上のステージにあるベンチャー企業の執行役員として入社したケースになります。急成長中であるものの、メディア露出が少なく認知が低いベンチャー企業などを狙うと執行役員に就任できる可能性が高まるといえるでしょう。◆総合商社退職後→上場して間もないベンチャー企業の事業部長総合商社での待遇を捨てて、上場して間もないベンチャー企業の事業部長として転職したケースです。総合商社では、一般的にマネジメント職となる課長になるのが40歳と遅いのですが、海外駐在や子会社出向することで本社よりも早くマネジメント経験を積むことができます。総合商社でも与えられた仕事をこなすだけでなく、早くマネジメント経験を積むためにどうすればいいのか考えて適宜、上司と話せると成長のスピードが加速するでしょう。30歳までにベンチャー役員になるために必要なマインドセットとスキルベンチャー企業だろうと大企業だろうと、マネジメント層である部長・役員の採用は、ポテンシャル採用ではなく即戦力採用であり、過去の実績は不可欠となります。その上で下記のようなマインドとスキルがあるとよいでしょう。①成果に対する強いこだわり成果に対する強いこだわりは必要で前述の通り、個人として実績をあげた経験も必要不可欠といえます。これは何もわかりやすい営業成績などに限ったことではなく、社内のオペレーションの改善などバックオフィスでできることも少なくありません。例えばコールセンター業務のアウトソースについて、発注先と構築した経験なども評価対象となります。わかりやすい営業数字などで評価される環境でない場合は、自ら「成果」を定義して業務に落とし込む必要があるので少しハードルが上がるかもしれませんが、そうした常に自ら会社のための成果を定義して実行する経験と姿勢は高く評価されるでしょう。②正解のない問題に対する主体性と実行力ビジネスの現場は正解がない中で、現在ある情報から手探りで取り組む必要がありますが、このことを理解している人はビジネスマンでも少なく、ややもすると上司が正解を知ってるからその通りに実行するのが現場の仕事だという意識の人も少なくありません。上記①の成果に対するこだわりにも共通しますが、正解のない問題に対して自分で考えて行動して、結果に結びつけるマインドと実行力は不可欠です。指示待ち人間にならずに自ら正解のない問題だと認識した上で行動する力が求められます。③物事の仕組み化部長や役員クラスになった時に求められるのは、個人としての成果というよりも組織として成果を出すための仕組み化であり、個人として成果をあげるだけでは部長・役員としては物足りないといえます。人を使って物事を仕組みにしていくことが求められており、30歳までの経験でも何かを仕組み化した経験というのが求められる傾向にあります。営業であれば、個人として営業した経験だけでなく、営業経験を研修として組織化したり、営業組織のパフォーマンスをあげるためのマニュアルを変更するなど組織に対して仕組み化で貢献することが求められます。④専門領域最後に専門領域があるとやっぱり評価されやすくなります。多くの人がこの専門領域に目がいきがちですが、前述の通り、マインドセットに近い部分も重要なのであえて最後に書いています。やはり外資系メーカーなどでファイナンスや人事、マーケティングに専門的に関わってきた人は、CFOやCMOなどのCxOポジションにつきやすいのは確かです。総合商社や外資系コンサルなどで専門領域に特化してこなかった人は、COOポジションとして社内の何でも屋としてのポジションを目指すことになるといえます。最後に実際には日系大企業に入社すると、課長になるのも40歳と遅いため中期的な目標設定ができず、目の前の仕事に忙殺されて自分のキャリアパスを考えられない人も多いのが実態です。一方で漠然と会社にしがみつくのは嫌だなと思いながらも具体的にどうアクションしていいのかわからない人も多いのでそういった人は参考にしていただければと思います。就活生も漠然と潰れそうにないし、自分に自信がないから日系大企業と不安を先送りにすると、どっかのタイミングで会社にしがみつきたくないといった漠然を不安に抱くことになるので、最初から意識してキャリア選択してみるのをオススメします。【関連記事】 44,450 views
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本記事では塾講師のアルバイトを魅力的なガクチカにするために、アピールできる強みやガクチカにするコツを紹介し、強み別、文字数別の例文を紹介します。本記事の構成塾講師のガクチカでアピールできる強み塾講師のガクチカでアピールできる強み(1):傾聴力塾講師のガクチカでアピールできる強み(2):信頼関係構築力塾講師のガクチカでアピールできる強み(3):問題解決能力塾講師アルバイトのガクチカ例文塾講師アルバイトのガクチカ例文【課題解決能力】:野村総合研究所塾講師アルバイトのガクチカ例文【目標達成力】:三井住友海上火災保険塾講師アルバイトのガクチカ例文【傾聴力】:日本生命塾講師アルバイトのガクチカ例文【信頼関係構築力】:三菱地所塾講師アルバイトのガクチカ例文【負けず嫌い】:NTT東日本塾講師アルバイトのガクチカ例文【500字】:三菱UFJ信託銀行塾講師アルバイトのガクチカ例文【400字】:三菱商事塾講師アルバイトのガクチカ例文【350字】:デロイトトーマツコンサルティング塾講師アルバイトのガクチカ例文【200字】:キリンホールディングス基本的なガクチカの書き方ガクチカで塾講師をアピールする際のコツ3選まとめ塾講師のガクチカでアピールできる強みまず最初に塾講師のガクチカでアピールできる主な強みを紹介していきます。塾講師のアルバイト経験は、ガクチカだけでなく、自己PRでもアピールすることができます。自分のこれまでの経験とエピソードから共通する強みは必ずあるので、アピールできるようにしましょう。また強みをアピールする際には必ず選考を受ける企業の採用HPなどで「求める人物像」を確認しておきましょう。その人物像に沿った強みをアピールすることで高い評価を得ることができます。以下が塾講師の経験から得ることができる強みになります。自分に合う強みがあったら参考にしてみてください。塾講師のガクチカでアピールできる強み(1)傾聴力塾講師のガクチカでアピールできる強み(2)信頼関係構築力塾講師のガクチカでアピールできる強み(3)問題解決能力塾講師のガクチカでアピールできる強み(1)傾聴力塾講師のガクチカでアピールできる強み1つ目は傾聴力です。傾聴力とは、人と会話をする際に相手の話をなんとなく聞き流したり自分ばかりが話すのではなく、相手が話していることを集中して聴く能力を指しています。塾講師のアルバイト経験でも、生徒の勉強に対する悩みを聞くことや、結果が出ない場合ヒアリングを通して弱点を導き出したりすると思います。傾聴力はビジネスにおいて、取引先との信頼関係を強化したり、上司と部下との間でよりスムーズなコミュニケーションが可能になります。傾聴力は自己PRでもアピールすることができるので以下の記事を参考にしてみてください。参考記事塾講師のガクチカでアピールできる強み(2)信頼関係構築力塾講師のガクチカでアピールできる強み2つ目は信頼関係構築力です。信頼関係構築力とは「お互いがお互いを信じ、頼りにし合う関係性を築く力」と説明することができ、社会人はこの信頼関係構築力があらゆる場面で重要となります。塾講師のアルバイト経験でも、生徒と講師という立場でコミュニケーションを軸とし、信頼関係を構築していくと思います。社内であれば「上司や部下との信頼関係を築き、より成果を出しやすい環境を自ら創り出す」、社外であれば「取引先の顧客に信頼してもらい、より多くのサービスを利用してもらうことで利益を上げる」といったように、信頼関係の構築はあらゆる仕事の根幹とも言えるものです。参考記事塾講師のガクチカでアピールできる強み(3)問題解決能力塾講師のガクチカでアピールできる強み3つ目は問題解決能力です。問題解決能力は問題を発見する力と解決策を考えて実行する力に分けることができます。塾講師として、生徒の成績を上げるために様々な施策を講じると思います。その中で工夫したことや意識したことをESや面接などでアピールすることで問題解決能力があることをアピールすることができます。参考記事また、塾講師のガクチカを作りたい人や、ガクチカで困っている人は就職エージェントneoがおすすめです。アドバイザーから、過去のエピソードやガクチカを書く方法についてアドバイスがもらえます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。塾講師アルバイトのガクチカ例文強み別や文字数別に大手企業から9つ厳選したESを掲載しています。ぜひ参考にしてみてください。塾講師アルバイトのガクチカ例文【課題解決能力】:野村総合研究所塾講師アルバイトのガクチカ例文【目標達成力】:三井住友海上火災保険塾講師アルバイトのガクチカ例文【傾聴力】:日本生命塾講師アルバイトのガクチカ例文【信頼関係構築力】:三菱地所塾講師アルバイトのガクチカ例文【負けず嫌い】:NTT東日本塾講師アルバイトのガクチカ例文【500字】:三菱UFJ信託銀行塾講師アルバイトのガクチカ例文【400字】:三菱商事塾講師アルバイトのガクチカ例文【350字】:デロイトトーマツコンサルティング塾講師アルバイトのガクチカ例文【200字】:キリンホールディングス塾講師アルバイトのガクチカ例文【課題解決能力】:野村総合研究所あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。私は「目の前の人を幸せにしたい」という想いから個別指導塾の講師を務め、担当している生徒の成績向上に貢献した。高校受験生全員合格を目標にしていたが、ある一人の生徒の成績が伸び悩んでいた。私はその生徒の現状分析を行い、勉強に対する苦手意識が強いことを認識した。苦手意識の原因は①自信がないこと、②苦手分野が多いことの2点だと考え、従来行っていた厳しい指導法から生徒のペースに合わせる指導法に変えた。復習を多く取り入れ、簡単な小テストを実施することで自信をつけさせ、その子の苦手分野を集約したオーダーメイドテキストを作成することで、苦手分野の克服を図った。すると、苦手意識の払拭により上昇志向が芽生え、どんどん成績を伸ばし最終的に志望校に合格させ、高校受験生全員合格という目標を達成することができた。課題を明確にし、想いを行動に移すことで解決へと導く私の強みが活かされた経験である。選考通過者本選考ES:23卒野村総合研究所(AE)野村総合研究所(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【目標達成力】:三井住友海上火災保険現状をよりよくするために自ら考え、行動した経験を教えてください。塾講師のアルバイトで、生徒の志望校合格をサポートしたことです。この経験で、私は強みである「目標に真摯に向き合い、責任を持ってやり遂げる力」を発揮しました。私が英語を担当していた生徒は、部活を秋まで続けており、勉強時間が人より少ないという課題がありました。この課題に対し、次の2つに意識し取り組みました。1つ目は「勉強の効率化」です。短時間で可能な限りの知識を吸収させるため、授業中は生徒が一人で問題を解く時間をなくし、問題の解説のみ行い、分からない英単語や文法は授業中に答えられるまで確認しました。2つ目は「質の重視」です。生徒との授業は隔週だったため、私は生徒の自主学習の質を上げることが重要であると考えました。過去問の詳しい解説を自作し、類題も併せて書き込むことで、家でも授業に近い密度の勉強ができるように取り組みました。その結果、生徒は最後まで部活を続けながら、第一志望の大学に合格できました。選考通過者本選考ES:23卒三井住友海上火災保険(エリア総合職)三井住友海上火災保険(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【傾聴力】:日本生命ガクチカ3つ(50文字以内)1,アルバイト(個別指導塾講師)2,空手道で黒帯を取得したこと3,大学受験うち1つ(300文字以内)上記の中で最も力を入れて取組んだことについて、組織の中で自身がどのように行動したかを交えつつ具体的に入力ください。アルバイトの個別塾講師だ。私は昨年度、ある受験生の担当になった。志望校合格を目標に掲げ、出だしは順調だった。しかし、夏休みに入ると生徒は突然学習意欲を失った。このような経験がなかった私は困惑したが、必ず目標を達成させたかった為、自分より経験のある先輩講師に相談をした。私は生徒の本音を探るべきだと助言を受け、生徒と向き合い直すことに努めた。すると生徒は、志望校は御両親が決めたもので、自分は違う学校に行きたいと言う事実を話してくれた。私は生徒が行きたい学校に通うべきだと考え、御両親を説得し、彼女の意思を認めて貰った。それにより生徒は学習意欲を取り戻し、私は彼女を志望校に合格させることができた。選考通過者本選考ES:22卒日本生命(総合職)日本生命(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【信頼関係構築力】:三菱地所あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか。(300文字以上500文字以内)塾講師のアルバイトで夏季合宿の集客に取り組んだことです。参加者が伸び悩んでいる中で、私が担当する教室の生徒全員に合宿へ参加してもらうことを目標としました。私は生徒と面談し、合宿への参加を促しました。なぜなら合宿への参加によって勉強の習慣付けと、同じ目標を持つ生徒との交流によるモチベーションの向上が期待できると考えたためです。面談の際に私は、生徒の性格や参加したくない理由は人それぞれ様々だと考え、各生徒の考えを全て引き出すことを意識しました。特に控えめな性格やネガティブな考えの生徒に対してはコミュニケーションをとる機会を増やし、熱意で押し切るのではなく、その生徒たちの考えを受け入れることに注意しました。生徒の胸の内を聞くことで信頼されるようになり、私の意見を受け入れてくれるようになりました。また普段から講師間で率先して意見交換をしていたため、その際も面談をするように呼びかけ、意識した点を共有しました。結果的に全員が合宿に参加し、後日参加してよかったという声を多くいただきました。この経験からまず相手の意見を受け入れることの重要さを学び、常にコミュニケーションの一歩目として意識しています。選考通過者本選考ES:23卒三菱地所(総合職)三菱地所(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【負けず嫌い】:NTT東日本大学時代において、「これだけは誰にも負けない」と自負できる取組みは何ですか?(100文字以下)個別塾講師として生徒の定着率のNO.1の校舎にする取り組みだ。「生徒と講師の距離を近づけ、第二の家にしたい」という想いから取り組んだ。上記取組みにおいて、ご自身の主体的な行動や、工夫・苦労などについて教えてください。※主体的に行動したものであればどのような内容、結果でも結構です。またその結果は、成功でも失敗でも構いません。300文字以下。1番の困難は塾長に初めて行ったカリキュラム改善の提案を一蹴されたことだ。しかし、負けず嫌いである私は自分本位の提案であることを反省し、ニーズの把握に努めることにした。まずは周りの協力を得るために、生徒から信頼を獲得することで1番人気の講師となり、塾全体を率いるリーダーの立場となった。立場を利用して三者面談に同席し、シフト調整時には講師の不満を聞き出し、ニーズを把握した。親・生徒・講師の意見を集約したカリキュラムの仕組みを作成した。講師が担当生徒の分析を行い、カリキュラムを作成する仕組みだ。講師がより生徒に干渉し、距離が近づいた。結果、継続期間を2か月増やし、全校舎1位の実績となった。選考通過者本選考ES:21卒NTT東日本(事務系)NTT東日本(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【500字】:三菱UFJ信託銀行これまであなたが、最も力を入れて取り組んできたことを簡潔に記入してください。(50文字)集団塾講師のアルバイトでリーダーとしてチームを率い、難関校合格者の割合を15%増加させました。上記(問3)の質問に関して、苦労した点と、どのようにしてそれを乗り越えたか、また創意工夫した点を記入してください。(500文字)他校舎に負けない実力を身に付けるのに苦労しました。私が勤務した初年度は実績が悪化してしまったため各講師の実力向上が求められていました。教材研究や研修を増やしたものの大きな効果を得ることができずにいた中で私は「閉鎖的な体制」つまり、他校舎との関わりが浅いという企業の弱点を見つけました。当時若手講師が多かった私たちにとって、経験豊富な講師の教示が必要だったのです。これを改善するために私は塾長に取り繋いでもらうことで他校舎への訪問を可能にし、日々研究を深めていきました。私たちと特に異なっていると感じたのは「相手の目線に立っている」という点でした。淡々と要点を伝えるのではなく記憶に残り、勉強自体を楽しいものと感じさせる授業が行われていたのです。私はここで得た知見を周囲に発信し、授業後に模擬授業を行い批評し合うなど、切磋琢磨することでチームの授業力と団結力を高めていきました。このような努力を続けた結果、二年目は難関校合格者の割合を15%増加させ、個人としても社内上位講師として表彰を受けることができました。この経験を通じて「相手をよく知ること」と「周囲に積極的に働きかけることの重要性」を学びました。選考通過者本選考ES:22卒三菱UFJ信託銀行(総合職)三菱UFJ信託銀行(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【400字】:三菱商事【設問Ⅱ】自ら難易度の高い目標を定め、その達成のために粘り強く取り組んだ経験について、教えてください。結果の成否によらず、あなた自身が考え工夫・努力したことを含め、取り組みの動機やプロセスが具体的に分かるように記してください。(【設問Ⅰで回答した経験の中から説明してください。)設問Ⅰで該当する実績・経験の番号を選択してください。回答をご記入ください。(250文字以上400文字以下)【実績・経験②】個別指導の塾講師として「生徒6名全員の苦手科目克服」という目標を定めた。生徒の時間とお金を頂くのだから、一回一回の授業で妥協はしたくない。生徒の成長のために自分ができることは全部実施しようと決めた。徹底して生徒の目線に立ち、以下の4点を実施した。(1)机のガタツキや空調の確認で集中できる環境作り、(2)5分間の世間話で生徒が相談しやすい良好な関係性を構築、(3)生徒との会話や学校の宿題から生徒の苦手やミスの傾向を把握し授業をカスタマイズ、(4)無理のない学習習慣が身に付くよう、家族との買い物など私生活を反映させた学習計画作りを実施。その結果、4名の生徒は苦手科目のテストで平均16点上げた。残り2名は点数こそ上げられなかったが、分からないことが分かるようになる喜びを理解し、苦手科目でも宿題を出してと言うまでになってくれた。生徒や親御さんから「先生で良かった」と感謝されモチベーションを感じた。選考通過者本選考ES:23卒三菱商事(総合職)三菱商事(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【350字】:デロイトトーマツコンサルティング学生時代、学業以外に力を入れたことを教えてください(350文字以下)塾のアルバイトで、30人の生徒の成績向上に努めたことだ。全員が全国模試での偏差値を半年間で最大で12、最低でも5上げることに成功した。私が勤めていた塾は宿題が他の塾と比べて多いため、詰め込み型の学習になってしまい長期的な暗記が可能な生徒が少なかった。これにより全国模試での偏差値が、学習量に見合わないものになっていた。そこで私は闇雲に内容をこなすのではなく、まずは各分野の要点の理解に注力すべきだと考え、社員に相談した。私の提案は認められ、各生徒の特性に応じて宿題の優先順位を提示した。また、浮いた時間を復習用の課題に充てるよう指示した。結果として、各生徒が効率的に学習を進められるようになり、成績の向上が見られた。このような私の分析力や行動力を活かし、貴社でも課題解決に取り組みたい。選考通過者本選考ES:24卒デロイトトーマツコンサルティング(コンサルタント)デロイトトーマツコンサルティング(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら塾講師アルバイトのガクチカ例文【200字】:キリンホールディングスあなたがこれまでの人生の中で最も本気で挑戦したエピソードを教えてください。(200字以内)塾講師のアルバイトです。小中学生の集団塾で受験生の数学・理科の担当講師を任された年に、一人でも多くの生徒を志望校合格へ導きたいという思いで取り組みました。生徒一人一人の現状分析を行い、生徒の理解度が高まるような授業の組み立てを行いました。その結果、生徒の授業アンケートにおける「分かりやすい」という項目の割合が増し、理科における模試での教室順位が約100教室中の2位になることができました。選考通過者本選考ES:23卒キリンホールディングス(技術職)キリンホールディングス(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら基本的なガクチカの書き方続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。ガクチカは基本的に上記のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。今回は、下記のガクチカを具体例として解説していきます。下記は野村総合研究所(NRI)内定者のESです。フレームワークに沿ってかなりレベルの高い内容にまとめ上げられています。※下記でそれぞれ解説しているフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。(1)結論学生時代、スポーツ科学とトレーニングに関するWebサイトを立ち上げに力を注いできた。⇩(2)動機地方出身の私は信頼性の高いスポーツ科学情報が少ない事に疑問を感じていた。⇩(3)目標・困難そこで「スポーツをする人に正しい知識を知ってもらい、成功体験に繋げてもらいたい」という想いで信頼性の高い情報配信サイトを作る活動を始めた。活動の中での一番の挫折経験は、団体が解散してしまった事だ。設立当初数名で活動していたが、プログラマが抜ける致命傷を受けてしまった。そこから次第に団体のガバナンスが取れなくなり、結果解散するに至った。⇩(4)取組み・工夫とその結果しかし、ここで諦めたら諦め癖がつくと思い、サイト作成に再挑戦する決意をした。プログラミング独学によるサイト構築、周囲と協力しコンテンツ作成する事の二点が難点であったが、持ち前の勤勉さとビジョンに共感してもらう説得力で成し遂げてきた。サイトを公開と同時にSNSを通じて宣伝した結果、月に千人近くの方に利用して頂く所まで辿り着く事が出来た。⇩(5)人柄社交的な人柄が、団体立ち上げの際に活かされた。また基本的に真面目なため、最後までやりきろうとする姿勢が周りにも伝わり、最終的なWebサイトの立ち上げに繋げることができた。⇩(6)学び団体解散という挫折経験から窮地の時こそ冷静に対処する判断力と粘り強さ、そして何より周りを巻き込むには「絶対に成し遂げる」という情熱が大切である事を学ぶ事が出来た。フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。【参考】→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。ガクチカで塾講師をアピールする際のコツ3選冒頭でもお伝えした通り、ガクチカで塾講師のアルバイトをアピールしている就活生は多いです。そのため、ありきたりな内容になってしまったり、強みが被ってしまう可能性があります。そこでガクチカを考える中で自分自身のオリジナルなガクチカになるようにするためのコツを解説していきます。ガクチカで塾講師をアピールする際のコツは以下の3つになります。アルバイト仲間にどんなところを頑張っていたのか聞いてみる苦労していた時期にどんな感情を持って行動していたのか思い出す企業での活かし方を述べるアルバイト仲間にどんなところを頑張っていたのか聞いてみるガクチカで塾講師をアピールする際のコツ1つ目は同じアルバイト仲間にどんなところを頑張っていたのか聞いてみることです。ガクチカを考える際にありがちなのが、主観的な捉え方ばかりしてしまい自分自身では気づかない潜在的な部分の強みを伝えられないことです。そこで同じバイト仲間や先輩などから客観的な視点での自分の強みを聞き出し、エピソードに交えることでオリジナル要素のあるガクチカにすることができます。苦労していた時期にどんな感情を持って行動していたのかを思い出すガクチカで塾講師をアピールする際のコツ2つ目は苦労していた時期にどんな感情を持って行動していたのかを思い出すことです。上記のガクチカの基本的な書き方の中に「どんな目標を掲げたのか?目標達成するうえでの困難は何か?」という項目がありましたが、そこにプラスαとしてこの部分を加えると差別化できるガクチカになります。苦労や困難に直面した時にどのような感情に陥りどう乗り越えようとするかでその人の素の人間性や思考プロセスを知ることができます。諦めて逃げてしまうのか、解決のために必死に努力するのかなど、立ち直り方は人それぞれです。そのため選考官は面接でも”苦労したこと”を聞くことが多いです。質問意図としてはその人の人間性を知り、入社後の働き方をイメージしているということが言えます。企業での活かし方を述べるここがガクチカでの最重要ポイントです。その企業の仕事内容をしっかりと理解した上で、塾講師の経験が入社後にどのように活かされるのかを提示しましょう。企業側が重視するのはあくまでも「あなたが企業の利益に貢献できる(=企業で活躍できる)人材かどうか」です。したがって、これまで経験してきたことが、入社後にその企業に貢献するための武器になるものでなければ意味がないと言えます。ガクチカの最後に「その企業での仕事内容」と「これまでに培ってきた経験から得られた強み」が結びついていることを示し、あなたがその企業にとって「採用すべき人材」であることを証明しましょう。まとめガクチカはESでも面接でもよく聞かれる質問です。普通に塾講師をしてきたからといって「何も書けることがない」と落ち込まず、これまでの自分の経験を信じて、何か学んだことがないか探してみてください。どんなにすごいエピソードでも、学んだことがなければ人事の印象に残るガクチカを書くことはできません。重要なのはどんなエピソードかではなく、何を学んだかです。大学生に人気のアルバイトランキング等でも常に上位にランクインする塾講師・家庭教師。工夫のし甲斐もあるゆえ、熱量を持って取り組む方も多く、それゆえこうした経験をESでの自己PRやガクチカ、志望動機で打ち出したい、と考える方も多いかと思います。実際に書く際は、本記事を参考にしながら、他の就活生と差別化できるように意識して書いてみてください。ガクチカ完全攻略記事一覧1.そもそもガクチカって何?2.ガクチカがない人の対処法3.ガクチカの書き方を徹底解説4.ガクチカの例文を紹介(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには(3)ガクチカで留学経験をアピールするには(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには(5)ガクチカでボランティアをアピールするには(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには(9)ガクチカで趣味をアピールするには(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには→ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには→ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには→ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには→ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選 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