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業界を絞れば内定する確率が本当に上がるのか?

業界を絞れば内定する確率が本当に上がるのか?

掲載開始日:2016年09月16日
最終更新日:2019年01月09日

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内定者や社会人から「業界や企業を絞って選考を受けたほうが内定する確率が上がる」といったアドバイスはよく聞く話だと思います。一方で、例年総合商社に絞って受けて全滅してしまう学生や、テレビ局、広告代理店に絞って受けて全滅する学生が少なくない現状を鑑みると、「果たして本当にそうなのだろうか?」と思わざるを得なく感じます。

果たして、「業界や企業を絞って選考を受けたほうが内定する確率が上がる」のは本当なのでしょうか

良く挙げられる根拠として、「業界研究・企業研究をしっかりできる」ことや「特定の企業の選考対策を入念に行える」といったことがあります。以下では、それぞれの根拠について考察を加えていこうと思います。

業界研究・企業研究をしっかりすることで内定する確率は上がるのか

「業界研究・企業研究をしっかりできる」ことで内定する確率が上がると考える背景には、業界・企業に対する知識が深ければ深いほど内定しやすくなるという前提があると思います。しかし、そもそも採用活動は仕事ができて自社に貢献できそうな人を採用するのが目的であり、業界・企業に対する知識の深さというものは関係ないと考えられます。

多くの学生は「企業への媚の売り方」とその手段として「知識を増やす」ことに躍起になりがちですが、そんなことよりも選考の場においては自身の能力や自分のやりたいことが受けている企業で成し遂げられることをしっかりアピールしていくことのほうが重要になります。

もちろん、志望動機を述べる上で必要な最低限の知識は必要ですが、それ以上に企業・業界研究に時間を使うのは得策ではありません。

また、一つの企業について知識を増やしたもののあっさり選考に落ちてしまった場合、知識を増やすのに使った多くの時間が無駄になってしまいます。言ってしまえば知識を増やすことはハイリスク・ローリターンな行為であると思います。

特定の企業の選考対策を入念に行うことで内定する確率は上がるのか

業界を絞った方が良いと考えるもう一つの根拠として、前述した特定の企業の選考対策に時間を割けるというものもあると思います。特定の企業の過去の選考情報や質問事項を徹底的に調べあげ、その対策に時間をかけるというものでしょう。

しかし、「特定の企業専用の選考対策」というものは存在しないように思えます。

なぜなら、選考で課される面接やGDの内容は企業が変わっても大きく異なることがないからです。「商社専用のGD」「不動産専用の面接」といったようなことはあまり考えられません。

選考内容が企業で大きく異なるものではない以上、業界を絞らないで幅広い業界・企業の選考を受けたほうがむしろ練習の機会が増えて本命の企業の選考に向けて良い準備ができるのではないでしょうか。

業界・企業を絞らないことによるメリット

これまでは業界の絞ることによるデメリットを述べてきましたが、以下では業界を絞らないことによるメリットを述べていきたいと思います。

まず、前述したように幅広く業界を見て数多く選考を受けることで練習を積むことができ、本命の企業への準備ができることが挙げられます。選考を受けるたびにその反省点や気付きが得られると思いますし、面接やGDは慣れの要素も非常に重要になってくるので、数多く選考を受け経験を積むことは非常に有意義なことだと思います。

また、単純に受ける企業数を多くすることで全滅のリスクを回避することができるということも挙げられるでしょう。さらに、視野が広がるというメリットもあります。当初はそこまで志望度が高くなくても、説明会や選考に参加していくうちにその業界・企業の良さが分かり志望度が高くなっていくということもあります。

著者は来年からコンサルとして働くことになったのですが、当初はコンサルへの志望度はそこまで高くはありませんでした。しかし、インターンに参加してそこから本格的にコンサルに興味を持ち始め、本選考も受けて内定を獲得し、今に至ります。

つまり、幅広く業界・企業を見ることで、当初は見落としていた自分にとって魅力的な企業と出会える可能性が高くなるというメリットがあります。

業界・企業を絞り込むのは内定を獲得してからでよい

業界を絞らないといっても、あらゆる業界・企業の選考を隅々まで受けろと言っているのではありません。ある程度の軸を設定し、軸にある程度当てはまりそうな業界・企業を受けたほうが良いということです。

しかし、いつまでも業界を幅広く見ていると時間や体力がかかり大変だということも事実でしょう。そこで、志望度が高くなくても自分の軸に当てはまりそうな企業の選考をドンドン受け、ひとまず早い段階で一社から内定を獲得することをおすすめします。

一社から内定を貰えば、その企業を基準に更に志望度の高い企業に絞って就活をすることができます。早期に内定を出すのは外資系企業やベンチャー企業などが挙げられ、また日系大手企業もインターン参加者に早期に内定を出すところもあるので、そういった会社の選考を積極的に受けるとよいでしょう。

業界を絞るのは一社から内定を獲得してからでよく、それまでは幅広く業界・企業を見たほうがよいと思います。

最後に

内定者や社会人は自分の成功体験を基にアドバイスをするものであり、そのアドバイスが絶対に正しいというわけではありません。

就活の仕方は本当に人それぞれであり、就活に絶対正しい方法というものは存在せず、自分が正しいと思ったやり方で進めていくものです。そういったことを理解した上で、内定者や社会人のアドバイスを受けたほうがよいでしょう。

photo by JD Hancock

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