【外資系投資銀行内定者が語る】外資系IBDと日系IBDの違い

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最終更新日:2023年10月27日

【外資系投資銀行内定者が語る】外資系IBDと日系IBDの違い

こんにちは、17卒就活生です。就職活動では専ら投資銀行業界を目指し、最終的に外資系・日系双方の投資銀行から内定を頂くことができました。

企業研究

そこで今回は、私が投資銀行での就職活動をする中で感じた「外資系IBDと日系IBD双方の魅力」を記載していきます。外資系IBDと日系IBD、それぞれで具体的にどういった魅力を感じたのか、下記に書いていきたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

外資系投資銀行IBDの魅力

外資系投資銀行の魅力として初めに、大型のM&Aや資金調達案件に特化して関わることができるということがあります。

私の内定先である米系トップファームの社員によると、基本的には1000億円以下の案件は受けないというお話をしていました。また、外資系投資銀行の強みである海外でのネットワークを活かした、大型のクロスボーダー案件に関わる機会が豊富にあるとのことです。

これに加えて、早くからIBDでのスキルを身に着けるうえで魅力的な環境であると感じました。インターンでお会いした日系証券会社出身の外資系IBDの社員は、「外資系IBDのアナリスト1年分は日系IBDの2年分の経験を積める」というお話をしていました。

もちろん、外資系IBD各社の中での案件の獲得状況によって違いはあるものの、案件が豊富でかつ少数精鋭の外資系IBDであればその通りなのではないかと思いました。

最後に、報酬面の魅力は外せないと思います。初任給からボーナスも含めれば、1000万円のボーダーに乗るか乗らないかといった金額をオファーされます。また、「アソシエイト、VP、MD」とタイトルを上げることができれば、数百万から数千万単位で年収が増額していくとのことです。

日系投資銀行IBDの魅力

他方で、日系投資銀行の魅力として初めに、豊富な案件執行実績を積めるということがあります。

IBDから転職する上で、自分が携わった案件執行実績の数が1つの基準になると言われています。この点、一部の下位の外資系投資銀行(IBD)では、案件を獲得できていないがために、提案のみで案件執行数を中々増やすことができないという問題が発生しています。

しかし、私がインターンに参加していた日系上位のIBDの社員の方々によると、日系IBDでは小規模から大規模まで多数の案件が存在することから、案件の執行まで携わる機会が豊富にあるとのことです。

また、日系IBDの魅力として、1000億円以上の大規模案件から数十億円規模の案件まで多様な規模の案件に関わることが出来るという点があります。日系IBDの社員によると、これには「大規模案件であればその道のベテランからスキルを盗むことができ、小規模案件であれば若手から中心となって案件の執行に関われる」というメリットがあるとのことでした。

最後に、日系IBDならではの魅力として、海外での勤務機械やMBA留学などの育成制度が豊富にあるということです。外資系IBDであれば日本が現地法人であることから、海外での勤務機会はほぼないということを聞きました。

しかし日系IBDであれば、海外支社や海外の提携先での勤務機会があるという魅力があります。また会社によっては、社費でのMBA留学制度や語学留学制度を設置している会社もあります。

私が感じた外資系・日系投資銀行のデメリット

なお、私は双方のファームから無事オファーを獲得することができましたが、異なるキャリアを選択することにしました。

そこで、私がキャリア選択をする際に感じた双方のデメリットをいくつか記載していきます。なお、これは各社異なる部分だと思いますので、あくまで参考にしてください。

1.社内文化

私がオファーを頂いたある米系ファームでは、新卒入社のアナリストが入社3年で絶滅するという状況が続いていました。その背景には、上が詰まっていることや他社からのアソシエイトクラスの流入、あとは他行の社員も口々に言う社内政治の厳しさもあると感じました。

具体的には、担当セクターごとのボーナスの配分をめぐる政治や、タイトル昇格に向けた社内政治があるといいます。その一例として、アナリストであれば、上司から電話がくれば土日でも夜中でも仕事を行い、アナリストの場合は上司の命令には絶対従うという環境でもあります。

2.案件執行実績

また、ある欧州投資銀行では業績悪化に伴い、案件執行実績を獲得できないという状況が発生していました。

アナリストは提案のみで執行まで経験できておらず、かつ部門の人数もM&Aに関わる部隊のほとんどを縮小し資金調達に集中するといった状況も発生していました。

3.徹底した社内での分業

私がオファーを頂いた日系IBDで感じたデメリットの1つに、社内での徹底した案件の段階に応じた分業体制があると感じました。これにより、案件の提案から執行まで一貫して関わっていく力をつけられないのではないかと感じました。

具体的には、同じ規模の案件でも外資系IBDであれば4人近くで行う案件を30人近くのチームで分業するというお話もありました。

まとめ

外資系IBD、日系IBDと一言で言っても、それぞれの会社によって職場環境・魅力は大きく異なります。また、ネットに載っている情報には限界があります。

そこで、各社の社員に会い、インターンに参加する中で自分の目で会社を見極めていくのが大切なのではないかと思います。

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階で6社提出しました。企業名を出すと、三菱電機、ソニー、NTTドコモ、NTTデータ、ADK(アサツーディ・ケイ)、野村総合研究所です。選考状況に関して言うと、三菱電機とソニーはES落ちしてしまいました。NTTドコモは次がGDで、その他はESの結果待ちというところです。あと、これから楽天、博報堂、キヤノンについてはESを出す予定です。」「あまり業界に一貫性を感じないけれど、どういう基準で提出してるのかな?」「幅広い業界を見るために業界に縛られることなく幅広くESは提出しています。正直なところ、知っている企業を締め切り順に出していっているような感じです。」・インターン提出企業は業界で絞るということはせずに幅広く提出しているが、とりあえず聞いたことのある企業に提出するという、業界研究という観点からするとやや非効率とも思えるやり方を取っている。・その企業に興味があって出しているというよりも、今やるべきことが定まっていないがためにとりあえずESを提出しているような状況。今就活で悩んでいること「これからインターン選考が本格化してくると思うけど、就活で何か悩んでいることはある?」「何に悩んでいるのかも分からないというのが今の状態です。何かしなければいけないという焦りがあるのですが、何から手をつければ良いか分からないといったところです。」「確かに、話を聞いていてそれは感じたな〜。時期が来たから就活を始めてはみたものの、何をやれば良いのか、自分が今どのような状況にあるのか等々、就活の全体感や自分の状況について理解できていないような状況だよね。」「はい。ガクチカは何をどのように書けば良いのか、業界研究のやり方はどうやるのか、面接やGDの対策の仕方等々就活に関しては分からないことだらけです。そもそも就活が今後どのようなスケジュールで進んでいくのかについても把握しきれていません。」・就活に際して何から手を付ければ良いのか分かっていない状況。若干の焦りは感じている。・今の悩みを解消するために、どのような媒体を使えば良いかや誰に聞けば良いか等々、そもそも問題解決の方法から把握できていない。unistyle編集部よりデニナギくんへのフィードバック就活に関しては、まだまだこれからとの印象を受けます。周囲に流されてとりあえず始めてはみたものの、今何をすべきなのか、就活がどのようなスケジュール感で進んでいくのか等々、全てにおいて未だ理解が不十分な状態であるといえるでしょう。志望業界や職種に関しても定まってはおらず、業界に関しては絞り込む前にそもそもどのような業界があるのかを知る必要があると言えます。業界を知らずして、受ける企業を決めていくのはまず不可能でしょう。デニナギくんは業界や企業に関する情報が欠如しているために、インターン提出企業についても自身の知っている企業、聞いたことのある企業にとりあえず片っ端から出していくというような形になってしまっています。このやり方が必ずしも悪いという訳ではありませんが、就活におけるゴールを「内定獲得」であると考えたときには、非効率的なやり方と言えるでしょう。この時期から動き出し、インターン選考に積極的に参加している点は良いと思いますが、本選考を見据えて戦略的に動くことができるとインターン参加もより意義のあるものとなるでしょう。そこで、まずデニナギくんには、以下のunistyleの記事に目を通すことを勧めたいと思います。「何から取り組めば良いかわからない」方が読むべき記事3選はこちら【1】【2】【3】何から始めれば良いか分からない方は、まずは就活全体のスケジュール感を掴むところから始めましょう。その上で、就活におけるゴールは何なのかを考えて、就活における目標設定をする必要があるでしょう。就活におけるゴールは内定獲得であったとしても、中長期的な視野で見たときに内定獲得はゴールではないと考えています。就活に臨むにあたっては、自分自身の経験と向き合い価値観や志向を明らかにした上で、後悔のない企業選びをすることが重要です。次回(8月)までになにをすべきかこのインタビューでは、デニナギくんが「自身の適性や志向を正しく理解・把握した上で志望企業を設定し、当該企業から内定を獲得すること」をゴールと置いています。彼が現段階で行うべきは以下の3つでしょう。◆次回までにすべきこと1.就活スケジュールの把握2.自己分析・業界研究・企業研究3.インターン選考への参加就活スケジュールの把握については上記でも述べました。2の自己分析、業界研究等についてはまずは大まかにやってみることが大事です。細かいところまでやり込もうとすると、途中で諦めてしまうことになりかねないので、始めはさらっと全体をさらうようなイメージで気負わずやってみてください。その上で、アウトプットの場としてインターン選考を利用しましょう。自分の自己分析や業界研究は十分だったのか、反対にそこまで時間をかける必要があったのか等々の振り返りをすることが大事です。夏のインターン選考では、ESや面接で落ちることも多々あるでしょう。ただ落ちることを怖がって、選考に参加しないということだけは控えましょう。何度も落ちて、自分自身を見つめ直したり、志望動機をブラッシュアップしたりということを繰り返していくことこそが、最終的に内定獲得に繋がります。インターン選考参加に当たっては完璧な準備をしようなどとは考えず、現状の力試しで受けてみるくらいの心持ちで良いかもしれません。●その他の20卒就活生のリアルタイム就活体験記は以下よりご覧いただけます。● 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まだ間に合う10月締切のインターンシップまとめ まだ間に合う10月締切のインターンシップまとめ サマーインターンにあまり参加できずに焦っている21卒の就活生も多くいると思います。そこで今回は、10月締切のインターンにエントリーできる企業を締切順にまとめました。インターンに参加できる企業はまだまだたくさんあるので、応募してみましょう。10月締切の企業一覧・NHK・野村證券・商工中金・SMBC信託銀行・三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保・農林中央金庫・サッポロビール・みずほ証券・電通・TBSテレビ・横浜銀行・読売新聞東京本社・三菱UFJリース・三井住友銀行・日本郵船・東急・東海旅客鉄道(JR東海)・三越伊勢丹・日揮・東京地下鉄(東京メトロ)・日本経済新聞社・大東建託・ファイザー・ゴールドマン・サックス・大和総研・野村総合研究所・富士ゼロックス・シグマクシス・フロムスクラッチ・PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社・大日本印刷・村田製作所・ベイン・アンド・カンパニー(Bain&Company)・読売広告社・最後に10月締切の企業一覧NHKNHKインターンシップB日程■締切:10/2(水)14:00■日程:・1dayアナウンサー④10月25日(金)9:00~18:00東京(NHK放送センター他)アナウンサー⑤11月12日(火)9:00~18:00東京(NHK放送センター他)放送事業のマネジメント①11月16日(土)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)放送事業のマネジメント②11月27日(水)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)技術②~コンテンツ制作技術体験ツアー~11月28日(木)12:30~18:00東京(NHK放送センター他)映像ジャーナリスト⑤12月14日(土)12:30~18:30東京(NHK放送センター他)技術③~技研ツアー~12月20日(金)13:00~18:00東京(NHK放送技術研究所)・3~5days記者①10月27日(日)~29日(火)9:30~18:00大阪(NHK大阪放送局)技術②11月6日(水)~8日(金)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)記者②12月1日(日)~3日(火)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)記者③12月4日(水)~6日(金)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)映像ジャーナリスト①12月9日(月)~11日(水)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)ディレクター②12月10日(火)~12日(木)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)記者④12月15日(日)~17日(火)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)放送事業のマネジメント②12月17日(火)~19日(木)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)記者⑤12月18日(水)~20日(金)9:30~18:00東京(NHK放送センター他)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆NHKインターンシップを志望した理由を具体的に述べてください。(300文字以内)◆最近関心を持った社会的な出来事や疑問に思うことをあげて、あなたの考えを述べてください。(300文字以内)◆今打ち込んでいることや、これまで熱心に取り組んできたことを述べてください。(300文字以内)◆自分をさらに成長させるためには、何が必要だと思いますか?その理由とあわせて述べてください。(300文字以内)・NHKのインターンレポートはこちらから・NHKのインターン選考のES対策はこちらから野村證券グローバル・マーケッツインターンシップ■締切:10/4(金)9:00■日程:東京・大手町:2019年11月19日(火)~11月22日(金)[4日間]※学業、その他事情あればフレキシブルに対応可エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆応募する部門のインターンシップに参加したい理由と、それを通じて習得したいことを教えてください。(400文字以下)◆大学(院)時代に粘り強く努力し、成果をあげた経験を教えてください。工夫した点、問題を解決した点に焦点をあててください。(学業、課外活動、アルバイト問いません)(400文字以下)◆あなたの趣味や特技(語学、学業、スポーツ、問いません)を教えてください。(400文字以下)◆今まで参加したインターンシップで印象に残ったことを教えてください。(業界は問いません。講義・人・プログラムなど自由に選んでください)(400文字以下)リサーチクオンツ(データ・サイエンティスト)コースインターンシップ■締切:10/18(金)9:00■日程:東京・大手町:2019年11月25日(月)~2019年11月29日(金)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆応募する部門のインターンシップに参加したい理由と、それを通じて習得したいことを教えてください。(400文字以下)◆大学(院)時代に粘り強く努力し、成果をあげた経験を教えてください。(研究、学業、課外活動など分野を問いません)(400文字以下)◆あなたが大学・大学院で勉強した理論、公式、実験、アルゴリズムの中から、高校生の好奇心を刺激しそうなものを1つ選び、その内容について高校生にも分かるように論理的に説明してください。(800文字以下)営業部門1DAYインターンシップ■締切:10/27(日)11:00高輪研修センター10/29(火)11:00大阪支店■日程:11月5日(火):高輪研修センター11月7日(木):大阪支店エントリーはこちらから・野村證券のインターンレポートはこちらから・野村證券のインターン選考のES対策はこちらから⇨この記事は野村證券のインターン選考のES対策記事です。サマーインターンの内容ですが、求める人物像や会社概要について解説されているので、参考にしてください。商工中金秋インターンシップ選考会■締切:10/4(金)12:00■日程:【東京】2019年10月29日(火)~30日(水)予定時間9:00~18:00エントリーはこちらから・商工中金のインターンレポートはこちらSMBC信託銀行InternshipPassport(Autumnスタート)■締切:10/4(金)13:00■日程:2019年8月~2020年2月(随時複数の異なるプログラムを開催)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆自分の性格上の特徴とそれに起因する行動について教えてください(400文字以下)◆「挑戦」や「創造」をした経験を具体的にエピソードで教えてください(400文字以下)・SMBC信託銀行のインターンレポートはこちらから三井住友海上MSワークショップ1DAY【札幌】■締切:【札幌】10/4(金)17:00■日程:10/30(水)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆MSインターンシップに参加する目的と目標を教えてください。(400字以内)◆これまでに何かに真剣に向き合い乗り越えた経験を教えてください。(400字以内)◆MSインターンシップ(4DAYS・5DAYS)ではなく1DAYを選択した理由を教えてください。(200字以内)MSインターンシップ4DAYS【大阪】■締切:10/31(木)17:00■日程:12月3日(火)~6日(金)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆MSインターンシップに参加する目的と目標を教えてください。(400字以内)◆これまでに何かに真剣に向き合い乗り越えた経験を教えてください。(400字以内)・三井住友海上のインターンレポートはこちらから・三井住友海上のインターン選考対策記事はこちらから⇨この記事は三井住友海上のインターン選考対策記事です。サマーインターンの内容が一部含まれますが、求める人物像や会社概要について解説されているので、参考にしてください。あいおいニッセイ同和損保秋季インターンシップ【札幌】■締切:【札幌】10/4(金)■日程:10/9(水)エントリーはこちらから・あいおいニッセイ同和損保のインターンレポートはこちらから農林中央金庫秋季インターンシップ■締切:【東京】10/6(日)■日程:【東京】2019年11月20日(水)~11月22日(金)計3日間2019年12月18日(水)~12月20日(金)計3日間エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆ご自身の強みとそれを表す具体的なエピソードを教えて下さい(400文字以内)・農林中央金庫のインターンレポートはこちらから・農林中央金庫のインターン選考のES対策記事はこちらからサッポロビール【マーケティング】商品企画&イベント企画を体験!■締切:10/6(日)23:59■日程:Day1:2019年10月24日(木)10:00~19:00Day2:2020年1月10日(金)18:00~20:00【マーケティング】求む!ECサービスの"オンリーワン"マーケティング戦略■締切:10/15(火)23:59■日程:2019年11月11日(月)10:00~19:00エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・サッポロビールの求める人材とESに関する記事はこちらから⇨この記事はサッポロビールの求める人材とESに関する記事です。20卒向けの本選考の記事ですが、求める人物像や会社概要について解説されているので、参考にしてください。みずほ証券Autumnインターンシップ【業界理解編1day】※開催済みのSummer_1dayインターンシップと同一内容です。※Summer_1dayに参加された方は参加できません。■締切:10/7(月)正午■日程:【東京会場】11月7日(木)、11月9日(土)、11月10日(日)、11月17日(日)のいずれかの日終日【大阪会場】11月12日(火)、11月13日(水)のいずれかの日終日エントリーはこちらから・みずほ証券のインターンレポートはこちらから・みずほ証券の選考のES対策記事はこちらから⇨この記事はみずほ証券の選考のES対策記事です。20卒向けの本選考の記事ですが、求める人物像や会社概要について解説されているので、参考にしてください。電通電通×データアーティストAIインターンシップ2019■締切:10/7(月)正午■日程:【東京】2019年11月1日(金)~12月20日(金)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】①AIソリューションコース【必須課題1】今後どのようなAIがあれば社会を大きく変革することができると思いますか。以下の条件を踏まえて600字以内で記載してください。・誰のためのどのようなシステムであるかを具体的に示すこと・どのように実装するのかその方向性を示すこと・使う技術は自然言語処理、画像処理、音声処理のいずれか、もしくはその組み合わせであり、具体的なライブラリ名やモデルの作り方を示すこと【必須課題2】あなたが取り組んでいるAIについての研究や学習、インターンシップ経験やビジネス経験、ハッカソンなどのイベントへの参加経験など、あなたがAIに関してどんなことに取り組んでいるかについて200字以内で記載してください。【任意課題】GitHub等のアカウントURL、Kaggle等のコンペサイトで実績のわかるアカウントURL、その他応募者の実績がわかるURLがあれば記載してください。②エンジニアリングコース下記URLにアクセスしてREADME.mdファイルをよく読み、課題を提出してください。https://github.com/da-recruiting/internship-coding-tasks課題は4つあります。課題1~2の内、1つ以上の提出を必須とします。課題3~4は任意ですが提出された場合は加点対象になります。・課題1:手書き数値(MNIST)分類問題・課題2:数値予測回帰問題・課題3:テキストクラスタリング問題・課題4:KaggleスコアやGithubアカウントなどご自身のスキルをアピールできるもの・電通のインターンレポートはこちらから・電通のインターン選考対策記事はこちらからTBSテレビ技術職1dayインターン■締切:10/7(月)18:00■日程:10/19(土)または10/20(日)13:00~17:00エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します【21卒対象:ES設問内容】◆あなたが学生時代に打ち込んだことをドラマ化するとします。そのタイトルとあらすじを教えて下さい。・タイトル(20字以内)・あらすじ(400字以内)◆最近感銘を受けた映像作品以外のコンテンツ(書籍、新聞・雑誌記事など)は何ですか?その理由も教えて下さい。(200字以内)◆今後、就職活動を行う上で、テレビ業界以外で興味のある業界は何ですか?その理由も教えて下さい。(150字以内)・TBSテレビのインターンレポートはこちらから横浜銀行スタンダードコース(3Daysインターンシップ)■締切:10/7(月)■日程:①2019年11月5日(火)~2019年11月7日(木)9:00~17:30②2019年11月18日(月)~2019年11月20日(水)9:00~17:30③2019年11月25日(月)~2019年11月27日(水)9:00~17:30※いずれか一つの日程データサイエンスコース(3Daysインターンシップ)■締切:10/7(月)■日程:①2019年11月25日(月)~2019年11月27日(水)9:00~17:30②2019年12月2日(月)~2019年12月4日(水)9:00~17:30※いずれか一つの日程マーケットコース(3Daysインターンシップ)■締切:10/7(月)■日程:①2019年11月6日(水)~2019年11月8日(金)9:00~17:30②2019年11月27日(水)~2019年11月29日(金)9:00~17:30※いずれか一つの日程エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・横浜銀行のインターンレポートはこちらから読売新聞東京本社【経営管理カフェ(東京)】読売College2019-20■締切:10/7(月)23:59■日程:【東京】10/25(金)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆これまで力を入れてきたことは何ですか。あなたのアピールポイントを自由に書いてください。(400文字以内)◆読売新聞で志望する職種で取り組みたいこと、実現したいことは何ですか。(400文字以内)【販売戦略コース(東京)】読売College2019-20■締切:10/27(日)23:59■日程:2019年11月13日(水)、14日(木)※2日間の参加が条件ですエントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆これまで力を入れてきたことは何ですか。あなたのアピールポイントを自由に書いてください。(400文字以内)◆読売新聞で志望する職種で取り組みたいこと、実現したいことは何ですか。(400文字以内)・読売新聞東京本社のインターンレポートはこちらから・読売新聞東京本社のES対策記事はこちらから⇨この記事は読売新聞東京本社のES対策記事です。20卒向けの本選考の内容ですが、求める人物像や会社概要について解説されているので、参考にしてください。三菱UFJリースMUL1DayINTERNSHIP■締切:10/7(月)16:00,10/28(月)16:00■日程:【東京】10/18(金)10:00〜17:00,10/24(木)10:00〜17:00,11/13(水)10:00〜17:00エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・三菱UFJリースのインターンレポートはこちらから三井住友銀行SMBCINTERNSHIP(東京)■締切:エントリーシート提出:10月8日(火)12:00WEBテスト受験:10月8日(火)23:59■日程:・1DayInternshipProgram~社会課題解決編~11月9日(土)、11月10日(日)、11月30日(土)、12月1日(日)、12月14日(土)、12月15日(日)※いずれか1日の参加です。・1DayInternshipProgram~個人営業編~11月17日(日)、12月7日(土)、12月8日(日)※いずれか1日の参加です。エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆学生時代に力を入れたことを教えてください。(200文字以内)◆インターンシップへの申し込み動機を教えてください。(200文字以内)SMBCINTERNSHIP(大阪・神戸11月開催)■締切:エントリーシート提出:10月25日(金)12:00WEBテスト受験:10月25日(金)23:59■日程:1DayInternshipProgram~社会課題解決編・個人営業編~11月23日(土)、11月24日(日)、12月14日(土)、12月15日(日)※いずれか1日の参加です。エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆学生時代に力を入れたことを教えてください。(200文字以内)◆インターンシップへの申し込み動機を教えてください。(200文字以内)・三井住友銀行のインターンレポートはこちらから・三井住友銀行のインターンES対策記事はこちらから日本郵船日本郵船キャリアスクール(陸上技術編)10月開催分※理系の方が対象■締切:10/10(木)13:00■日程:【東京】10/28(月)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆日本郵船キャリアスクールに参加する上で、どんなことを期待されていますか。「○○という学びを得たい」「○○な経験をしたい」など、皆さんの思いを自由に記述してください。(300文字以下)日本郵船キャリアスクール(陸上事務編)10月開催分■締切:10/10(木)13:00■日程:【陸上事務編】(東京開催)10月18日(金)10月21日(月)10月24日(木)【陸上事務編】(大阪開催)10月25日(金)エントリーはこちらから・日本郵船のインターンレポートはこちらから東急【文理不問】秋季3Daysインターンシップ■締切:10/13(日)■日程:(1)11/26(火)・27(水)・12/4(水)(2)12/9(月)・10(火)・16(月)(3)12/12(木)・13(金)・19(木)※いずれか3日間エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します東海旅客鉄道(JR東海)ShortInternship~運輸系統の仕事~10月開催■締切:10/14(月)※10月開催分■日程:【名古屋会場】10月25日(金)【新大阪会場】10月29日(火)【品川会場】10月31日(木)エントリーはこちらからShortInternship~施設系統の仕事~現場見学編■締切:【名古屋会場】10/2(水)【品川会場】10/23(水)■日程:【名古屋会場】10/19(土)【品川会場】11/9(土)エントリーはこちらから・東海旅客鉄道のインターンレポートはこちらから・東海旅客鉄道のインターンES対策記事はこちらから三越伊勢丹秋の2DAYSインターンシップ■締切:10/14(月)■日程:2019年10月26日(土)・27日(日)エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・三越伊勢丹のインターンレポートはこちらから・三越伊勢丹のES対策記事はこちらから日揮1DayInternship『業界研究~FindYourJGC~』■締切:開催時期のそれぞれ2日前まで(10月14日(月)、10月29日(火))■日程:10月16日横浜会場14:00~17:0010月31日大阪会場14:30~17:30エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・日揮のインターンレポートはこちらから・日揮のES対策記事はこちらから東京地下鉄(東京メトロ)秋の総合職技術系インターンシップ(6日間/7日間)※夏の1dayインターンシップに参加した方も応募できます。■締切:10/15(火)12:00■日程(土日除く):機電系①11月19日(火)~11月26日(火)※機械・電気系専攻対象機電系②12月9日(月)~12月16日(月)※機械・電気系専攻対象※①②は同一内容土木12月10日(火)~12月18日(水)※土木系専攻対象建築11月28日(木)~12月5日(木)※建築系専攻対象エントリーはこちらから・東京メトロのインターンレポートはこちらから・東京メトロのインターン選考対策記事はこちらから日本経済新聞社2days科学技術記者コース(東京)■締切:10/15(火)13:00■日程:2019年11月21日(木)〜11月22日(金)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆「新聞記者」という仕事にどんなイメージを持っていますか。どんな点にひかれているかを含めてお書きください。(250字以内)◆あなたが今、最も気になる(取材したい)人物を挙げ、その理由を教えてください。(200字以内)◆あなたが最も興味を持った最近の日経の記事と、その理由をお書きください。(200字以内)◆あなたの「持ち味」について見出しを立てたうえで、その内容をお書きください。(200字以内)2days記者コース■締切:10/15(火)13:00■日程:【東京】11月開催2019年11月21日(木)-11月22日(金)12月開催2019年12月5日(木)-12月6日(金)【大阪】2019年11月28日(木)-11月29日(金)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆「新聞記者」という仕事にどんなイメージを持っていますか。どんな点にひかれているかを含めてお書きください。(250字以内)◆あなたが今、最も気になる(取材したい)人物を挙げ、その理由を教えてください。(200字以内)◆あなたが最も興味を持った最近の日経の記事と、その理由をお書きください。(200字以内)◆あなたの「持ち味」について見出しを立てたうえで、その内容をお書きください。(200字以内)・日本経済新聞社のインターンレポートはこちらから・日本経済新聞社のインターン選考ES対策記事はこちらから大東建託HalfDayインターンシップ(東海会場)■締切:10/17(木)■日程:名古屋支店2019年10月18日(金)10:00~13:00、14:00~17:00エントリーはこちらからHalfDayインターンシップ(関東会場)■締切:10/27(日)■日程:品川イ-ストワンタワ-17階2019年10月23日(水)10:00~13:00、14:30~17:302019年10月25日(金)10:00~13:00、14:30~17:30品川イ-ストワンタワ-24階2019年10月28日(月)10:00~13:00、14:30~17:30エントリーはこちらからHalfDayインターンシップ(近畿会場)■締切:10/28(月)■日程:京都支店2019年10月29日(火)10:00~13:00、14:30~17:30エントリーはこちらから・大東建託のインターン選考対策記事はこちらからファイザー【医薬開発コース(理系)】(2days)■締切:10/20(日)■日程:12月9日~12月10日エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・ファイザーのインターンレポートはこちらからゴールドマン・サックスオープン・デーLGBT■締切:10/20(日)■日程:10/28(月)エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・ゴールドマン・サックスのインターンレポートはこちらから・ゴールドマン・サックスのインターン選考対策記事はこちらから大和総研1Dayインターンシップ■締切:10/20(日)■日程:東京開催:11月12日(火)9:00~17:00大阪会場:11月15日(金)9:30~17:30エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆専攻分野もしくは力を入れた学業分野について教えて下さい。(150文字以下)◆学業以外で力を入れて取組んだことについて教えて下さい。(150文字以下)◆趣味や得意なスポーツ、あなたの特技を教えて下さい。(全角記入)(150文字以下)◆インターンシップに応募した目的と理由を記述して下さい。(400文字以下)◆あなたが学生時代に最も苦労したこと、克服したこと、熱意をもって取り組んだことのうち、いずれかについて具体的に教えてください。あなたが特に重要と考えて実行した事項についても教えてください。(400文字以下)◆あなたが関心を持ったITイノベーションを教えてください。それをイノベーティブと考える理由も併せて教えてください。(400文字以下)・大和総研のインターンレポートはこちらから・大和総研のインターン選考対策記事はこちらから野村総合研究所冬期5DAYSINTERNSHIP(実践型インターンシップ)■締切:10/21(月)正午■日程:経営コンサルティングコース5日間(全クール共通)※土日祝休み第1クール:2019/12/9(月)~12/13(金)第2クール:2019/12/16(月)~12/20(金)第3クール:2020/1/8(水)~1/15(水)※3連休挟むITソリューションコース5日間(全クール共通)※土日祝休み〈首都圏配属クール〉第1クール:2019/12/2(月)~12/6(金)第2クール:2019/12/16(月)~12/20(金)第3クール:2020/1/15(水)~1/21(火)〈札幌配属クール〉第4クール:2019/12/16(月)~12/20(金)エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】共通◆あなたが大学入学後、「乗り越えた困難」、「挑戦し成し遂げたこと」、「最も力を入れた研究・ゼミ」からいずれかのテーマを選び、具体的に教えてください。特に、そのテーマにおける難しかった点、及び自分なりに創意工夫した点を重点的に教えてください。(400字以内)経営コンサルティングコース◆あなたの知っている企業を1つ選び、その企業が直面している問題点を1つ挙げてください。また、その問題の原因と、企業がとるべき解決策について、あなたの考えを教えてください。(400字以内)ITソリューションコース◆あなたが本インターンシップ(ITソリューションコース)で「特にやってみたい仕事・業務領域」および「経験したいこと、身につけたいこと」を教えてください。また、そう考えた理由についても併せて教えてください。(200字以内)・野村総合研究所のインターンレポートはこちらから・野村総合研究所のインターン選考ES対策記事はこちらから富士ゼロックス情報系体験型1Dayワークショップ~ソフトウェア開発の本質に迫る!~■締切:10/21(月)正午■日程:2019年10月31日(木)または11月19日(火)13:00〜18:00エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します1Dayインターンシップ~ソリューションを知る~■締切:第1次応募締切:2019年10月24日(木)正午まで第2次応募締切:2019年11月25日(月)正午まで■日程:第1回:東京2019年11月12日(火)第2回:東京2019年11月13日(水)第3回:東京2019年11月14日(木)第4回:大阪2019年11月19日(火)第5回:東京2019年12月10日(火)第6回:東京2019年12月11日(水)第7回:東京2019年12月12日(木)各回10:00〜18:30※いずれか一回のみエントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・富士ゼロックスのインターンレポートはこちらからシグマクシスウィンターインターンシップ■締切:10/23(水)9:00■日程:第1ターム:2019年12月13日、16日、17日、18日第2ターム:2020年1月10日、14日、15日、16日第3ターム:2020年1月17日、20日、21日、22日エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆あなたがなりたいと思い描いている近い将来(5-10年後)のご自身の姿はどのようなものですか。(全角400文字以内)◆上記の内容を実現するにあたり、コンサルタント、特にシグマクシスを志望する理由をお書きください。(全角400文字以内)◆あなたが最も達成感を感じた出来事とその理由を具体的にお書きください。(全角400文字以内)・シグマクシスのインターンレポートはこちらから・シグマクシスのインターン選考対策記事はこちらからフロムスクラッチ【選考直結】外資系コンサル出身の経営陣による講演会&企業経営擬似体験ワーク「GROw1DayJob」■締切:10/24(木)■日程:【東京】10/4(金)、10/10(木)、10/22(火)、10/28(月)【大阪】10/12(土)エントリーはこちらからPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社PwCITSolutionConsultantWinter1dayInternship■締切:10/24(木)23:59■日程:2019年11月30日(土)or12月7日(土)10:00~20:30頃※2日程ございますが、内容は同じです。エントリーはこちらから【21卒対象:自己紹介動画】◆コンサルティングファームを志望する理由を教えてください。(文字数自由)◆あなたのこれまでの人生の中で、最大のチャレンジについて教えてください。(文字数自由)・PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社のインターンレポートはこちらから・PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社のインターン選考対策記事はこちらから大日本印刷秋インターンシップ(ビジネスコース)■締切:10/28(月)正午■日程:2019年11月以降順次実施予定エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆今、夢中になっていることを教えてください。(全角400文字以内)・大日本印刷のインターンレポートはこちらから・大日本印刷のインターン選考対策記事はこちらから村田製作所MurataInternship“CORE”(11・12月開催)■締切:10/28(月)正午■日程:12/7(北海道)、11/23、12/16(東京)、12/18(京都)エントリーはこちらから※外部サイトに遷移します・村田製作所のインターンレポートはこちらから・村田製作所の選考対策記事はこちらから⇨この記事は村田製作所の本選考対策記事です。求める人物像や会社概要について解説されているので、参考にしてください。ベイン・アンド・カンパニー(Bain&Company)秋インターンシップ■締切:10/30(水)13:00■日程:2019年11月27日(水)~11月29日(金)3日間エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆『あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。』(200字以内)◆『あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。』(200字以内)・ベイン・アンド・カンパニー(Bain&Company)のインターンレポートはこちらから・ベイン・アンド・カンパニー(Bain&Company)のインターン選考対策記事はこちらから読売広告社【ウインターインターンシップ】■締切:エントリー受付〆切:2019年10月30日(水)16時WEBテスト受検期間:2019年10月16日(水)~10月31日(木)16時■日程:・広告会社のシゴトを知るコース2019年12月9日(月)・10日(火)・16日(月)全3日間・メディアプランニング&デジタルソリューションコース2020年1月8日(水)・15日(水)・16日(木)全3日間・マーケティング&ストラテジックプランニングコース2020年1月9日(木)・10日(金)・17日(金)全3日間エントリーはこちらから【21卒対象:ES設問内容】◆参加経験のあるそれぞれのインターンシップについて、会社名、時期・期間、簡単な内容を教えてください。(800字以内)※「参加したことはない」方は、不要です。◆当社のインターンシップに応募した理由を自由に教えてください。(300字以内)◆具体的な経験やエピソードを交えながら、“あなたらしく”自己紹介してください。(300~500字以内)◆専攻・ゼミ・卒論など、学業で力を入れたことについて、“あなたらしく”お答えください。(300字以内)◆クラブ・サークル活動・趣味など、学業以外で力を入れたことについてお答えください。(300字以内)◆あなたが、実際に”思わず”行動(買った、食べた、行った、教えた等)に移してしまったというような「心を動かされたテレビCM」を1つ挙げ、そのキッカケとなった要因(理由)と具体的な気持ちの変化、またその結果どのような行動を取ったのか教えてください。※直近1年程度以内に、日本で放映されたテレビCMに限ります。(300~500字以内)◆あなたの生活であったらいいなと思うスマホのアプリを1つ考え、その理由とそのアプリを広めるために「どんな人に」「どんな方法で」メッセージしてプロモーション展開するのかを具体的にお答えください。(300~500字以内)◆なぜ希望のコースを選びましたか?選んだ理由を自由に教えてください。(300字以内)・読売広告社のインターンレポートはこちらから・読売広告社のインターン選考対策記事はこちらから最後に今回の記事では10月締切のインターンをまとめました。サマーインターンに参加できずに就活のスタートダッシュをうまく切れなかったという方でもまだまだチャンスはたくさんあるので、焦らず応募して対策をしていきましょう。当サイトではES・面接・GD対策の記事を多く載せているので、インターン選考が始まるまでに参考にしてみてはいかがでしょうか。以下にESの書き方や企業研究に役立つ記事を載せておくのでこちらも併せてご覧ください。志望動機に関する記事・・・ガクチカに関する記事・・・自己PRに関する記事・・・ 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銀行はオワコン?大手信託内定者が伝える将来性・内定獲得のコツ            銀行はオワコン?大手信託内定者が伝える将来性・内定獲得のコツ こんにちは、21卒の文系大学生です。就職活動では信託銀行を第一志望としており、大手信託銀行2社から内定をいただきました。さて、銀行業界がオワコンとも称される現在、信託銀行ってどうなのか?メガバンクや地銀の将来性を気にしているが、銀行業界自体には興味があり、選考を受けたいと考える方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、信託銀行の将来性と私が第一志望から内定を得るために何をしてきたか。私なりに内定者の立場から考えた選考突破ポイントをお伝えします。信託銀行を目指している方はもちろん、銀行業界全般に興味がある方に役立つ内容になっていると思います。私の大学時代はサークル・アルバイトなどでいずれも「個」としての実力が試される活動が中心でした。その中で、目標を目指してスキルを高めることや、自分の経験を誰かのために活かすことにやりがいを感じたことから、専門性を磨くことで人生に影響を与える仕事に就きたいと考え、これを軸に就職活動を進めていました。【参考】信託とは「信じて託す」という言葉から来ており、お客様との信頼関係を非常に大切にします。よって「一対一で親密な関係を築くのが好き」「誰かのために努力をいとわない」という方は信託銀行が向いているかと思います。【参考】昨今の金融業界、信託銀行の立ち位置まずは、金融業界・銀行業界といった広い部分から順番に、信託銀行の立ち位置について説明していきます。普通銀行と信託銀行の比較普通銀行が採用人数を年々縮小していたり、オワコンなどと囁かれていることを受け、普通銀行と信託銀行の将来性について比較してみましょう。普通銀行は低金利に苦しみ、本来の主業務である預金と融資のみでは収益が上がらなくなってきているのが現状です。そのため、海外進出に力を入れたり、FinTechの活用で新しいビジネスを立ち上げるなど、新たな収益源を求め変革の時代と言われています。【参考】FinTech等に力を入れていくのは普通銀行と同様ですが、信託銀行では預金以外にも不動産・遺言・証券代行と多くの事業を手掛け、それだけ収益源の幅が広いことが普通銀行と大きく異なる点です。そのため、収益が落ちた部門を他部門で補うということができるのが信託銀行の特徴であり、強みです。加えて、高齢化が進む現在、相続に関連した遺言や資産継承のニーズが増えていくでしょう。お客様の人生、あるいは企業を金融サービスによりサポートするという面では普通銀行と共通しているため、普通銀行志望の学生も併願先として見ておいて損は無い業界と言えます。一方、大きな収益源の一つである投資信託販売では一件当たりごくわずかな手数料しか得られず、更にインターネット等で手軽に知識を仕入れることが可能なことから、サービス利用者の減少は否めません。信託銀行もいずれは業務見直しが必要と言え、以前のような安泰は望めないでしょう。不動産志望もライバル?就活市場の信託銀行の立ち位置このようにメガバンクを始めとした普通銀行と信託銀行の併願というのは想像がつきやすい部分かと思いますが、その他併願先としてはどのような業界があるのでしょうか。私が就職活動を通した所感では、信託銀行を志望する学生は、金融業界の他に不動産業界と併願している人が多い印象でした。一見不動産というと、金融からはやや離れた部分に感じられるかもしれません。「信託銀行」自体は確かに金融業界に位置付けられます。その中でも信託銀行の不動産部門は何十億円とする大規模な不動産を扱っており、社員の方曰く実は不動産市場においてもデベロッパーや不動産仲介会社と並ぶ重要な取引相手とのことです。よって不動産業界を目指す就活生の併願先となり得ることは抑えておくべきでしょう。【参考】現代において不動産と金融は切っても切れない強固な関係を築いており、金融の立場から不動産業に関わることが多くなっています。詳細について詳しく知りたい方はの記事を併せてご覧ください。私が信託銀行を第一志望にしたわけ私は就職活動を始めるまではサークルやアルバイトに打ち込むごく普通の大学生でした。留学や長期インターンシップの経験もありません。そんな私は冒頭でも少しお話しましたが、専門性を磨くことで人生に影響を与える仕事に就きたいと考えていました。その中で信託銀行を第一志望としたのは、信託銀行ではお客様の人生におけるトータルサポートが可能だからです。家を買う時には不動産・孫が生まれたら教育資金信託・老後は遺言や事業承継と人生の節目節目に同じ担当者が携わり、提案できる業界は他にありません。それだけお客様と信頼親密な関係を築き、人生のパートナーとなれるのが魅力でした。より本音ベースの理由としては、これだけ幅広い専門性が磨けたら、自分や身近な人の人生に役立つ知識が身に付くだろうという理由もありました。併願業界は信託銀行で携われる業務と共通している普通銀行・証券・生保・不動産仲介です。個人営業に従事したかったため、企業営業が中心の業界(金融業界で言うと損保、不動産業界で言うとデベロッパーなど)はあまり見ていませんでした。インターンシップ~本選考解禁まで。信託志望者は絶対に参加すべき次に、就職活動の時系列にそって就活生の関心が高いと思われる部分についてピックアップしていきます。まずはインターン関連の話になります。インターン+各イベントにも積極参加信託銀行では、大手2社(三井住友信託銀行・三菱UFJ信託銀行)のサマーインターンに参加しました。三井住友信託銀行は3日間・三菱UFJ信託銀行は5日間で、どちらも業務体験型のグループワークが中心でした。私の主観ですが、信託銀行は業務が複雑でパンフレットやHPのみの理解には限度があると思います。インターンに参加して業務を具体的にイメージでき、非常に勉強になりました。そして気になるのがその後ですよね。両社とも金融業界ありがちなスタンプラリー形式で、サマーインターン後もフォローアップの1dayインターンや社員座談会など開催されました。私は志望度の高さを示すべく、内定者イベントからグループ全体説明会まで、お知らせをいただいたものは全て参加しました。いわゆるスタンプラリーについては意味があるか意見が分かれるところではあります。個人的には志望度の高さを示せるだけでなく、イベントに参加するとそれだけ企業理解が深まるため、信託に限らず行きたい企業ならイベントには積極的に参加すべきと考えます。インターン参加の印象的な特典としては、三井住友信託銀行はサマーインターン参加者の中で選考を行い、プレミアムインターンという2daysインターンが冬に開催されました。三菱UFJ信託銀行は人事の方がメンターとして付き、模擬面接をしてくださるなどフォローが手厚かった印象があります。サマーインターンから本選考は始まっている!インターンに参加した私は、2・3月から始まる早期選考に呼ばれました。ただし、ここで強調しておきたいのは、インターンに参加するだけで満足してはならないということです。ある企業では、本選考のフロー(早期選考に呼ばれるor呼ばれない・面接の回数等)がインターン参加者の中でも人によって大きく異なっていたことから、インターンでの立ち居振る舞いが少なからず本選考に影響していると感じました。どの企業でも言えることですが、企業とコンタクトを取っている以上、いつどこで見られていてもおかしくないということは肝に銘じておきましょう。余談ですが、大手信託銀行については両社とも秋・冬のインターンは特に倍率が高いので、早い段階から志望度が高いならば夏に参加しておきたいところです。本選考~内定まで。選考突破の秘訣とは?次に、本選考解禁後について説明していきます。企業×自分・業務×自分を意識大手信託銀行2社は恐らくほとんどの就活生が併願します。よって、人事からすればもう一方によい人材を取られてしまうことを恐れ、志望度の高さを測ろうとすると予想し、自分の特性と企業を論理的に結びつけることを意識しました。例えば、スペシャリスト育成志向の企業では、自分が長い間携わった活動の話を通じ、1つの分野を極めていくことが得意と伝えるなどです。また、信託銀行は「部門が変われば転職と同じ」と言われるほど部門によって業務内容が大きく異なります。そのため当然「どこの部門で働きたいか」という話にはなると予想し、その部門の中で具体的にどんな業務に携わりたいかまで落とし込んで話せるようにしました。面接で見られていたと感じるポイント(1)勤勉さ就職活動で聞かれがちな「チームでの役割」も聞かれたことはありましたが、それよりも個人として問題解決にあたり、どのようなプロセスを辿ったかを非常に深堀りされました。信託銀行の業務は個人として営業成績を上げることが求められ、高度な専門性も合わせて必要となることから、論理的思考力や勉強のための努力を惜しまないかといった点も重視されているのではないかと思います。学業成績にも全ての面接で触れられたことから、良い評定はアピールポイントになるでしょう。ちなみに社員の方曰く、入社後14個ほどの必須取得資格があることから、勉強は欠かせないようです。(2)信頼関係構築力信託銀行はお客様から信頼され、大切な財産を託されることで成り立っているビジネスです。そのため、フィデューシャリー・デューティー(=お客様から信頼され、専門性の高いサービスを提供する人)という言葉を、全社をあげて大切にしていることは、説明会等でもよく言われていました。面接でも対人関係の問題についてどう対処したかを聞かれ、私の場合はアルバイト先でお客様と真摯に向き合った姿勢が評価されたと考えます。まずは信頼関係を築いたエピソードの整理や、「自分にとっての信頼とは?」などを自問自答することから始めましょう。他には、普通銀行や証券でも同じことが言えると思いますが、経済のニュースについて触れられたので、常日頃から世の中にアンテナを張っているかも見られると考えます。個人的には日経電子版や企業HPのニュースリリースは、企業ごとのニュースもチェックできるので非常に活用していました。信託銀行を目指す人へのFAQQ:資格は持っていた方が有利ですか?私は宅建を取得していましたが、褒められることも多く、プラスに働いたと感じます。ただし、資格を持っている事実よりも、取ろうとした動機や学生生活と両立して勉強したプロセスが評価されたという印象でした。学業成績に近しい感覚かと思います。資格を取るならば、業務に携わるにあたり必須の宅建やFPがおすすめですが、あくまでもプラス要因の一つと捉え、SPIの勉強や自己分析などがおろそかにならない範囲内で取り組むべきでしょう。【参考】英語資格についても、入社後定期的にTOEIC受験が課されるそうなので、学生時代に高得点を取っておくに超したことはないでしょう。Q:メガバンクではない理由はどう答えたらいいですか?1つ目は、信託銀行にしかない業務(遺言、不動産、証券代行など)をやりたい業務として挙げることです。これらの業務は法律で信託銀行でしか行えないと定められているため、絶対的な理由になります。2つ目はグループ内の立ち位置について述べることです。現在のメガバンクはグループの川上・信託は川下と例えられます。つまりグループ各社にお客様を繋ぐのがメガバンク・解決まで寄り添うのが信託銀行という形で、グループ内でバトンパスが行われているという意味です。高い専門性を活かしてお客様と共に課題解決したい・川下の役割を担いたいことを強調するといいでしょう。Q:OB訪問はした方がいいですか?OB訪問せずに内定を獲得している人もいるので必須とは言えませんが、した方が良いと思います。特に三井住友信託銀行はリクルーター面接があるので「聞きたいことはそこで聞けばいいや」と思いがちですが、OB訪問である程度の知識を付けた上でリク面に臨んだ方が、より深い質問をして周りの就活生と差を付けることが可能になります。身近にOBがいない場合は支店訪問をしてみましょう。OB訪問のやり方についてはの記事を併せてご覧ください。最後に最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事の内容をまとめると、以下の3点がポイントになります。信託銀行には将来性・存続性が見込まれる分野が複数あるインターンへの参加・当日の実績が本選考に大きく影響する本選考では、「勤勉さ」「信頼関係構築力」をアピールすべき就職活動を始めるまでは微塵もなかった経済の知識が、信託銀行のインターンや企業研究を通じて身に付いたことが一番の収穫だったと思います。私のように知識を付けることが面白い、もっと深めたいと思った皆さん、是非信託銀行の門を叩いてみてください!この記事が少しでもお役に立つことを願っています。関連記事 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「就活と自殺」論に待ったをかけよう。ー早期化・長期化・新卒一括採用は繋がっているー 「就活と自殺」論に待ったをかけよう。ー早期化・長期化・新卒一括採用は繋がっているー ・リクルートキャリアの内定辞退率問題・名立たる大企業の新卒一括採用の廃止・就活生の負担増加ー長期化・自殺問題ここ最近、就職活動にまつわるニュースが後を絶ちません。世界の産業構造や労働市場に対する考え方など、様々な国内外の情勢が変化している昨今。そういった変化を追うかのように、就職活動界隈にもこれまでのやり方・考え方が通用しない部分がいくつも生じてきています。unistyleでも「新卒の待遇変化(一律初任給の撤廃)」「終身雇用の撤廃(大企業におけるリストラ)」といったテーマで以前にも以下のような記事を掲載しています。【参考】本記事ではそんな就職活動の変化に関するニュースをいくつかピックアップし解説しますが、就活生の皆さんには単なる事実確認の読み物に終始していただきたくはありません。各トピックの関係性を体系的に理解し、"就職"・"雇用"といったものについての全体像を認識していただければと思います。本記事の構成「#就活をもっと自由に」ーあなたは本当に"自由"を求めますか?"自由"な就活。その先にあるものは何か「オープンな就活」の功罪ー企業は"ズルい"のか?就活と自殺ー企業は"人殺し"なのか?就職・自殺・新卒一括採用・長期化・センター試験...ーあらゆるニュースは繋がっているー最後に「#就活をもっと自由に」ーあなたは本当に"自由"を求めますか?昨年の10月頃の就活界で最大の話題と言えば、「#就活をもっと自由に」でお馴染みのP&Gが打ち出したプロモーション・キャンペーンでしょう。#令和の就活ヘアをもっと自由に出典:パンテーン公式サイト#HairweGo渋谷駅での大々的な広告やSNS上での拡散もあり、本件をご存知の方は多いと思われます。黒髪に染め黒色のリクルートスーツに身を包んだ画一的な容姿に整え選考に臨むことが暗黙の了解として漂う新卒就活。そんな容姿の制限は「偽っている自分」を演じているようなものだとして、より自由度の高い髪型・服装が広まるべきだというある種のムーブメントが就活生やその上の社会人にまで沸き上がりました。(筆者としては、「内定式に、自由らしい髪で来てください」「自由な髪形で内定式に出席したら、内定取り消しになりますか?」というメッセージはあくまで内々定を獲得した後の内定式という式典にフォーカスした記述であるため、「内定を獲得する」ためのプロセスである選考活動と並行で語るべきではないとも思っていますが)"自由"な就活。その先にあるものは何か「他人の制約を受けない」「縛られない」のような語義から基本的には好意的に用いられる"自由"という言葉。入学当初茶髪等に染めた髪を就職活動のために染め戻すのも・社会人になってからは機能しにくいデザイン性に乏しいリクルートスーツを就職活動のために購入するのも、共にコストがかかる行為であり、好きな髪形で・好きなスーツで(もしくはそもそも私服で)選考に臨めたらいいなと考える就活生は多いでしょう。一方で、このような制約は一部就活生にとってプラスになることもあると思っています。"髪型"・"服装"が選考基準に追加される黒髪・黒スーツで多くの就活生が選考に臨む現在では、それに倣うことで「髪色がダメ」「服装のチョイスがダメ」といった判断で評価を落とすリスクが軽減されます。(もちろん、髪がボサボサ・スーツがヨレヨレではダメなわけですが)仮にこれが完全に自由化し、各就活生が好きな髪形・好きな服装で選考に臨むことになった場合、当然その部分は選考の結果に何らかの影響を及ぼすことになります。直接的に「センスのある服を着ているか」といった評価軸を取る企業は稀だとしても、服装・髪型といった部分で人の印象はそれなりに変わるものです。ましてや人事も一人の人間ですから、その人にとって好みの髪型・服装かによって合否が分かれる可能性すら考えられます。髪型・服装の制約が解けることで、確かに自由度は高まるかもしれませんが、平等という観点からすれば黒髪・黒スーツで均一化されていた方がよいという考え方もあっていいと思います。それにより、「就活生必見!人事にウケるヘアスタイル8選!〇〇業界には〇〇ヘア!?」のようなネット記事や憶測が乱立することを、果たしてどれだけの人が望んでいるのでしょうか。参考:「自由」は制限された方が心地よいこともある先述の通り、自由は基本的に好意的な意味で用いられる言葉ではありますが、時にしてそれが制限された方が良く感じるケースもあるでしょう。例えば、皆さんの中にも小学校の時に「自由研究」という長期休暇の宿題があった方がいるかもしれません。「自由」というからには基本的には常識の範囲内で何をやってもいいわけですが、その裏には「休暇中に終わるレベルで」「先生に提出物として認められるレベルで」という満たすべき条件が存在しています。何でもやっていいと言われると、逆に何をしたらいいかわからず、結局着手が遅れて先に進まないという経験をしたことがある方もいると思います。だとすれば、「読書感想文」という指定がある中で、「でも読む本はこの10冊の中から好きなものでいいよ」ぐらいの自由度の方がやりやすいケースはあるでしょう。「オープンな就活」の功罪ー企業は"ズルい"のか?リクナビ・マイナビの誕生以降、現在の就職活動ではボタン一つで企業へエントリーし、書類選考で足切り→GDや面接で合格者を決定といった流れで選考プロセスが進むようになりました。エントリーや企業情報収集のためのツールだけでなく、それこそunistyleのようなES・選考体験・就活テクニックを提供するWebメディア・新卒専門のエージェント・OB訪問のマッチングアプリ等も誕生していき、あらゆる情報をインターネット上で収集できる時代になりました。その前はいわゆるコネや体育会の繋がりといった、その対象者でないとどうすることも出来ない要素で内定獲得が決定してしまう側面が大きく、情報格差の低減に就活メディアが寄与したことは事実でしょう。しかし、これだけ多くの情報が開示される一方で、まだまだ問題視されている部分も存在しています。「#就活をもっと自由に」の根幹にある「オープンな就活」先ほどから「#就活をもっと自由に」についてP&Gのプロモーションと紐づけて説明していましたが、髪型・服装にとどまらず、実際は日本の新卒就活のやり方そのものという広い範囲で語れるケースが多い印象です。中でも、学生と人事の間の情報格差や立場の差については様々な議論が飛び交っています。具体的には、〇学生は一生懸命選考対策をしているのに、人事がお祈りメール1本で不採用通知とするのはおかしい〇企業はESや面接で学生のことをあれこれ聞くのにも関わらず、企業の選考基準がブラックボックス化しているのは不公平〇面接とは企業と学生騙し合いに過ぎず、学生が本音を言えるような環境が今の就活には備わっていないみたいな話が該当します。参考:確かに、行き過ぎた広報活動等企業側がミスマッチを生み出すような行為は存在しており、学生側に対し真摯な対応をしていないケースはあると思っています。学生と企業が常に本音を言い合い、学生側はやりがいをもっていきいきと働け・企業は自社に適した戦力となる人材を採用できるというあるべき姿はしばしば語られるのですが、それを実現の方向に近づけるには他の課題も巻き込む必要があると考えています。早期化・長期化は避けられない真のオープンな就職活動を実現するには、学生と企業がお互いのことをより深く認識する必要があります。学生は企業の情報を集めるために・企業は学生と早い段階から接点を持って囲い込めるように、数年前から活発化したのがインターンシップという取組みです。元々学部生の場合3年~4年にかけての春がスタートかつピークだった新卒就活は、今や3年生の6月(もしくはそれより前)に始めるのが特に上位校の学生にとっては当たり前に変わり、昔と比べて早期化・長期化したことが指摘されています。特に「3年で3割が辞める時代」と言われる昨今、学生と企業の間の情報の非対称性・ミスマッチを低減するという意味で、インターンシップを始めとした就職活動の早期化には一定の効果が見込まれます。出典:こちらの記事でも指摘した通り、早いうちから学生と企業が接点を持つこと自体は悪いことではなく、現在の産業構造や労働市場の傾向からすればある種自然なことだと考えています。もちろん、今後テクノロジーが発達し、インターン・面接といった採用活動がガラリと変わる、もしくは選考という概念すら無くなる可能性はあるでしょう。しかし、現状お互いのことをよりオープンにするには、「より接触を増やす」ことが重要な手段の一つであることは確かです。にも関わらず、「日本の嘘つき合戦の就活はダメ。でも早期化・長期化は学業に影響するからダメ。学生の本分は勉強だぞ。経団連は一体何をやってるんだ。」のような就職活動の文句だけ述べるコンテンツやSNS上での発言が最近しばしば見られることは問題に感じています。学生の負担は確かに一昔前よりも増えたかもしれませんが、その多くは「社会人生活の第一歩の決定」という明らかに自分の人生を充実させるために注力すべき行動です。内定獲得だけを目的に参加するインターンだろうと・自分の価値観との摺り合わせを行うためのOB訪問だろうと、それは自分の将来のためにやっておいて損は無いことであり、就職活動が学業を妨害しているという考え方は行き過ぎていると考えます。そもそも、仮に就職活動にかける時間が短くなったとして、本当にその分を多くの学生が学業に充てるのかは疑問であり、就職活動対学業という構図は本質的ではないと考えています。「騙し合い」の就活は不毛なのか?オープンでない就職活動では、お互いが自分のことを大っぴらにせず「内定獲得」「質の高い人材の採用」に向けて行動することで騙し合いが行われていると言われています。面接を中心とした数少ない接触でお互いの目先の目的を達成するには、ある程度自分の本音を隠す気持ちも理解できます。一方、だからと言って現状の就職活動のことを不毛と言うのは浅はかではないかとも思っています。まず、現在の就職活動の一般的なフローは、多くの企業が近しいやり方をとっている以上現状それがベストプラクティスなはずです。限られた予算・期間でゼネラリストを養成するための人材を獲得するためには、ある程度書類で絞ってその後複数回会うというやり方自体はそこまでおかしいものではないでしょう。(現状の採用コストを大きく変えることなく企業にとって本当に必要な人材を選定できるシステムを開発したならば、その人は一儲けできるはずです)日本は「はたらくことを楽しめているか」という指標で世界最低水準になります。世界最高はアメリカの30%超えで、世界平均で10数%程度になります。しかも日本はここ3年程度で7%から6%に下がっているんですね。6500万人いる日本の労働人口の1%なので相当な数になります。出典:上記で述べたように、日本ではたらくことを楽しめている人は6%程度と言われています。同記事では「外国の人は卒業後にインターンをして自分のスキルを高めて専門性を身に着けてから社会に出るからミスマッチが起きず、働かされているという感覚がない」という記載もありますが、世界で一番はたらくことを楽しめているらしいアメリカですらその割合は30%程度。すなわち、ポテンシャルではなく専門性による採用をしても皆が皆仕事を楽しめるようになるわけではなく、多くの人にとって基本的に仕事とは楽しくなかったり面倒であったりするものだと言えるでしょう。仕事とは確かにやりがいやら自己実現やらのために存在する面もありますが、根幹には世の中を回すため・食い扶持を求めるためのものである性質が強いと考えます。(それが良い悪いではなく、現実的にそうだという話です)採用のやり方がどうこうという仕組み以上に、人類が全員自分の好きな仕事をしていてはそもそも社会は成立しません。労働者側が「働く」という行為に対してネガティブな印象を抱くことが多い以上、その思いをそっくりそのまま面接の場でぶつけたところで意義深いものであるとは言えないでしょう。よって、現状としてオープンでない就職活動を不毛するのは的外れであり、そもそも労働市場の仕組みや労働者の意識といった根幹を変えないことには、「#就活をもっと自由に」みたいなものの真の実現は難しいと言えるでしょう。就活と自殺ー企業は"人殺し"なのか?今年、就職活動中の学生が自ら命を絶つことをトピックにした記事が複数話題を集めました。ネット上でも様々な意見が飛び交っていますが、unistyleの立場としては、「就職活動をきっかけに精神的に追い込まれ自ら命を絶つ選択」についてはあってはならないと考えることがまず前提にあることをご理解ください。また、実際に学生の人格を否定するような発言をする人事というのは存在しており、そのような明らかな誤った言動・行動についてもあってはならないものとして捉えています。就職活動の「辛さ」や「不安」とは何か?就職活動を終えた先輩に「就活ってどんな感じですか?」とオープンクエスチョンをしたとします。その返答は、先輩個人の立場や属するコミュニティーにもよるでしょうが、多くの場合「大変だった」というニュアンスを含むものが多いはずです。少なくとも、「自分のやりたい仕事を探求できる貴重な機会だから楽しかったよ」のような返答をする方は珍しい方だと思います。では、その「大変さ」とはどこから来るものなのか。もちろんESの提出や説明会や面接会場に足を運ぶといった物理的な忙しさは一つにあります。一方、いくら早期化・長期化が進んだとは言え、選考関連で多忙を極める期間というのは一般にそれほど長い期間ではなく、例えば受験勉強と比べればかける時間自体は短いという方が多いはずです。(以下の記事で述べたように、圧倒的に時間を割くことで成果を出せるような方もいるにはいるのですが...)参考:就職活動の「大変さ」とは、物理的な忙しさというよりも、何となく卒業前年の6月までに内定先=将来の働き先を決定できているのかという漠然とした不安感によるものが多いのではないかと考えています。また、自身の"就活力"のようなものは模擬試験で定量的に測れるものではないため、自分の現状や今やっていることの方向性が合っているのかという不安や相性の悪さによる選考落ちといった不確実性も一因にあるでしょう。雇用の流動化が相対的にまだ低い日本では、いわゆる新卒カードの力というものが強く、「新卒(卒業までに)で何とかしていい企業から内定を貰わなければ」という意識が働きやすいと言えます。とは言え、新卒一括採用は「スキルや経験に乏しい学生のポテンシャルを評価して採用する」ものである以上、若者層の失業率低下に寄与している面があるのも事実です。現在の就職活動のシステムで結果を出せないような学生が、スキル・実績を評価する採用方式になったら結果を出せるようになるというのはあまり無い話だと思っています。就職活動でやるべきことは、仕事と比べればまだ正解が明確なものであり、「ポテンシャル評価で職に就く活動」で成果が出来ない人が仕事での実績や市場評価といったものを積み上げられるケースは多くないでしょう。以上より、「未だに新卒一括採用なんかやってるから自殺者が出るんだ」みたいな批判は短絡的なものであり、何か一つシステムを変えたとしても全ての問題を解決できるものではないことを認識していただければと思います。エスカレートしていく「人事が悪い」論先述の通り、「#就活ハラスメント」と呼ぶに相応しい人事から学生への不適切行為・言動というのは実際に存在します。就活生にとって企業の顔とも呼べる人事は、就活生から見れば「内定の出す出さないを判断する人」です。就職活動は単純に落ちることの方が多いものであり、好印象を与える機会はなかなか作りづらいものと言えます。そんな中、人事の悪い発言ばかりがフォーカスされ、とにかく学生は哀れな存在・人事は人殺しかのような、学生は正義・人事は悪者論のポジショントークが散見されます。就職活動では精神的に辛く感じることも多く、うまくいかないことを企業を始めとした他者のせいにしてしまいたくなる就活生の心理を利用し、正義の味方として悪を懲らしめるかのような発言には注意が必要です。バズや共感を集めることに注力する薄っぺらい正義に対して盲目的にならないよう、就活生の皆さんは意識していただければと思います。就活・自殺・新卒一括採用・長期化・センター試験...ーあらゆるニュースは繋がっているーここまでは直近の新卒就活界で話題のトピックについて個別に取り上げていきました。最後に皆さんには、各個別のニュースはそれぞれ独立して存在しているだけではなく、何らかの形で繋がりがあるということをお伝えしたいと思います。「自由」をテーマに試行錯誤する就職活動とセンター試験皆さんの多くも受験経験があるであろう大学入試センター試験は、2020年を最後に終わりを迎えます。思考力・判断力・表現力やらを重視する「大学入学共通テスト」については、公平性・採点量・意思決定の遅さなど様々な問題が指摘されており、筑波大学付属高校の生徒の発言が取り上げられた以下の記事も話題を集めました。設問条件をガチガチに固めておいて、与えられた文章、資料から必要な情報、キーワードを抜き出せるように誘導して、採点するわけです。これのどこが思考力を問う問題なのでしょうか。参考:AERA.dot筑駒生、大学入学共通テスト中止を訴える「ぼくたちに入試を受けさせてください」何十万人規模の学生が受験する共通試験である以上、採点基準の明確化というのは守られるべきものです。それと思考力・判断力・表現力の判定の両者を担保しようとした結果、記述式だけどほぼ抜き出し問題に等しいという中途半端な形でまとまってしまい、筑波大学付属高校の生徒に限らず各所から批判の声が挙がっています。これまでの「解答は各設問につき一つのマークシート形式の試験」は確かに画一的で傾向把握や過去問の暗記で点数が上がる面は確かにありましたが、それでもセンター試験は自由度が低いからこそ中立的・公平な試験であったと「失って初めて浮き上がる良さ」に気づいた指摘もなされています。先ほど「自由は制限された方がいいこともある」と述べたのはまさにこれに関連しており、「スーツは堅苦しいけど公平性を高める一因になっている」「マーク式は画一的だけど相対的に効率性・公正性共に担保された試験になっている」のような考え方の共通項は各所で存在しています。昔と比べれば第二新卒や中途採用の枠が広がり、unistyleを始めとした就活メディアが広く情報提供するプラットフォームが備わり、就職活動は自由度が高まってきています。だからと言ってそれで皆が皆幸せになるわけではなく、今度は溢れる情報から自分にとって有益なものを取捨選択し、それに基づき実行に移す力が強く求められるようになっていきました。「嘘つき合戦」と「早期化・長期化」を同時に一括して解決するのが現状では難しいように、何でも批判・これさえあれば何でも解決できるといったようなポジショントークは注目されやすい一方それこそ取捨選択がより重要なものです。unistyleユーザーの皆さんは情報に踊らされることのないよう、適切な思考判断をしていっていただければと思います。最後にJamesWebbYoungの有名な言葉に「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。」というものがあります。ここで言う「要素」というのは「個別事象」だけでなく、個人的には「考え方」というものも含むと思っています。「共通項を探る」という考え方は、就職活動に限らずビジネスでも何ならセンター試験でも必要であり、ひとまず実践してみるのはそう難しいものではありません。unistyleでも以下のような記事で近しいテーマを取り上げていますので、是非こちらも参考に思考を深めるきっかけとしてみてください。【参考】 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