企業選びの基準丨スタートが遅れた就活生が複数内定を得る方法

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最終更新日:2022年03月29日

企業選びの基準丨スタートが遅れた就活生が複数内定を得る方法

こんにちは。大手金融、製薬内定のHです。

今回は2カ月遅れで就活を始めた私が、どのような基準で企業の選考を受けたか、私のもつどのエピソードがどの業界に評価されたか、あるいは評価されなかったかなどを書いていきたいと思います。

1. 自分のもつエピソードと相性のいい業界・職種を考える

私の就活は特に時間が無かったので、とにかく効率よく内定を取ることを第一に考えていました。その上で私が選んだ方法は、「自分の持つ武器と相性のいい業界を中心に受ける」ということでした。
私が主な武器として使っていた話は

①「部活動で成績向上のために行った取り組み」
②「イベントサークルで知識・経験が無いままリーダーとして過去最大の集客を目指した経験」
③「ゼミでのハイペースな評論執筆活動」

です。


こうしたエピソードから特に抽出されるのは

・目的達成能力
・仕事への責任感
・リーダーシップ
・ストレス耐性

の要素だと考えられます。


そして、これらを組み合わせて

「個人・チーム問わずノルマを厳しく課される環境」

であれば私の能力が最大に評価されると判断して、業界の中でも企画などクリエイティブな能力よりも特に営業の成績を追究することが求められる、「金融(営業)」「製薬(MR)」を中心にエントリーをしていきました。


主だったところだと
【銀行】三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行
【証券】野村證券・大和証券・SMBC日興証券
【損保】東京海上日動・三井住友海上・損保ジャパン
【生保】日本生命・第一生命・住友生命
【製薬】武田薬品工業・アステラス製薬・第一三共・協和発酵キリン・小林製薬
などでした。
やはり上記のような「個人で逆境を乗り越えた経験」「どのようにしてモチベーションを維持したか」「どのようにチームを巻き込んでいったか」の話題を中心に聞かれ、他業界の面接よりも面接官の反応は良かったように感じています。
結果としてはこの2業界はブッキングして辞退したものを除いてだいたい3次面接までこぎ着け、3つ内定を得ることができました。


上記各業界のエントリーシートはこちら
自身の経験から志望動機を書いた生活の木内定者のES
国際石油帝石内定者の回答
明治内定者の回答

2. 他業界で使ったネタとそれを利用したエントリーの方法

以前コラム(※)にも書きましたが、私は内定獲得の確率を高めるためにひたすらESを量産してエントリー数を増やす、という作戦を取っていたので、この他にも色々な業界を受けました。
上記以外に受けが良かった話は、「周囲を巻き込んで目標を達成するためのコミュニケーションの方法」「自分なりのチームプレーのあり方を考えるようになった経験」「広告作成の中で考えたインプットとアウトプットの比重の掛け方」などのネタだったと感じています。
こうした自分の武器とも相性が良さそうだと感じて他に受けた業界は、

【部活のエピソード】

チームプレーについての考え方→
【総合商社】(三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅・双日など)
コミュニケーション→飲み会→
【飲料】(アサヒビール・キリンビール・サントリー・サッポロビールなど)
食事とパフォーマンスの関係性→
【食品】(キリンビバレッジ・アサヒ飲料・カゴメ・カルピスなど)
身につけるものとパフォーマンスの関係性→
【衣料】(ワコール・三越伊勢丹・高島屋など)
日用品とパフォーマンスの関係→
【化粧品・生活】(資生堂・花王・カネボウ・ユニ・チャームなど)

【広告作成のエピソード】

広告・番組作成の経験→
【マスコミ】(日本テレビ・NHK・テレビ朝日など)
【広告代理店】(電通・博報堂・ADK)
Webサイト作成やWeb上での宣伝経験→
【通信】(NTT東日本・NTTデータ・NTTコミュニケーションズ・NTTドコモ・KDDIソフトバンクなど)
【IT】(サイバーエージェント・Yahooなど)

【ゼミのエピソード】

評論製作、映画監督とのやりとりをした経験→
【出版印刷】(大日本印刷・凸版印刷)


といったところです。
私はこうしてとにかく持ちゴマをひたすら増やすべく手広く受けましたが、結果としてESで落ちることは損保ジャパン・みずほ銀行くらいで済んだので、自分の武器から逆算して企業を考えるのはかなりアリなのではないかと思います。

3. 反省

ただ、あまりに手広く受けたため、正直なところ研究の時間は追いつきませんでした。
記念受験的になってしまったところも無いわけではありませんし、対策が間に合わなくて辞退した企業もあります。
時間が無い中で効率的に分析する手法をきちんと用意していれば、あと少しでもOB訪問できていれば、可能性が広がっていたかも…と今になって思っています。
この方法に興味をもたれた方は、効率を重視してエントリーの「量」を増やした後は、研究や練習によって面接の「質」を高めることに時間をかけて取り組むこと、それをもって私の屍を踏破して頂ければと思います。

最後に

スタートが遅れてしまった学生さんも多くいらっしゃると思います。
正解例ではありませんが、本記事から何かご自身の就活のヒントが得られればと思います。
長筆乱文となりましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

photo by MartialArtsNomad.com

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