コンサルのスキルは就活にも役立つ!書籍『コンサル一年目が学ぶこと』から学ぶこと

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最終更新日:2023年10月30日

コンサルのスキルは就活にも役立つ!書籍『コンサル一年目が学ぶこと』から学ぶこと

今回ご紹介するのは『コンサル一年目が学ぶこと』という書籍です。

タイトルからコンサルティングファームでの仕事術を述べたものかと思いきや、コンサルから他業界に移った著者の目線から見た、どんな仕事にも言える普遍的なことがらが書かれています。
コンサル志望者・内定者の方はすでに本書や類似内容の書籍を読んでいると思っており、むしろそれ以外の業界を志す方に本書を読んで欲しいと思いコラムにしました。内定者の方にもおすすめです。

コンサル一年目が学ぶこと

 

【著者紹介】

大石 哲之(おおいし てつゆき)
1975年東京生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒。アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社後、戦略グループのコンサルタントとして、全社戦略の立案、マーケティング、営業革新などのプロジェクトに携わる。その後、株式会社ジョブウェブを起業し、取締役副社長。同社退社後は、個人コンサルタントとして独立、本の執筆も開始。株式会社ティンバーラインパートナーズを設立し、現職。

 

コンサル目線での仕事術に関するもの以外にも、下記のような就活生向けにキャリアについての書籍も執筆していますので見てみてください。

英語もできないノースキルの文系はこれからどうすべきか

 

本選考とインターンの締め切り情報

職業・業界不問の15年後も役立つ30のスキル

本書では、合計30個のスキルを4つの章に分類して説明しています。

第1章:コンサル流話す技術
(1)結論から話す
(2)Talk Straight 端的に話す
(3)数字というファクトで語る
(4)数字とロジックで語る
(5)感情より論理を優先させる
(6)相手に理解してもらえるように話す
(7)相手のフォーマットに合わせる
(8)相手の期待値を把握する
(9)上司の期待値を超える

第2章:コンサル流思考術
(10)「考え方を考える」という考え方
(11)ロジックツリーを使いこなす
(12)雲雨傘 提案の基本
(13)仮説思考
(14)常に自分の意見を持って情報にあたる
(15)本質を追求する思考

第3章:コンサル流デスクワーク術
(16)文書作成の基本、議事録書きをマスターする
(17)最強パワポ資料作成術
(18)エクセル、パワーポイントは、作成スピードが勝負
(19)最終成果物から逆算して、作業プランを作る
(20)コンサル流検索式読書術
(21)仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考
(22)プロジェクト管理ツール、課題管理表

第4章:プロフェッショナル・ビジネスマインド
(23)ヴァリューを出す
(24)喋らないなら会議に出るな
(25)「時間はお金」と認識する
(26)スピードと質を両立する
(27)コミットメント力を学ぶ
(28)師匠を見つける
(29)フォロワーシップを発揮する
(30)プロフェッショナルのチームワーク

 

次から、各章の内容のエッセンスを実際の就職活動の例に当てはめながら説明していきます。


①話す技術:「結論から」「端的に」「ファクトベースで」話す

ビジネスの場面においては短時間で相手に必要な情報を齟齬の無いよう伝えることが求められます。
そのために徹底すべきこととして、本書以外でもコンサル関連含む多くの書籍で繰り返し書かれているのが「結論から話す」「端的に話す」「数字など、事実に基づいて話す」ということです。

 

変な駆け引きをせず、言い訳をせず、言われたことにきちんとストレートに答えること。相手の信頼を得るために非常に大事なこととして、いまも常に心がけています。

(『コンサル一年目が学ぶこと』p.20より)

 

面接などでも、都合の悪いことを突っ込まれた際にはぐらかして答えがちだという方は特に意識して欲しいと思います。

 

例:成績の悪さについて言及された際の反応

【はぐらかして答える】
「すみません。。。それでも部の中では自分は割と授業には出席する方でしたし、ゼミ活動にも参加していましたし、できる範囲で勉強はしていたのですが、部活で毎日忙しくて一部おろそかになっていたところもあったかもしれません(以下続く」


【ストレートに答える(PREP法)】
①Point「おっしゃる通り、学業成績は正直芳しくありません」

②Reason「部活動を最優先と考え、最低限の勉強量で進級してきたためです」

③Example「平日はほとんど毎日練習をしていまして、その結果レギュラーを獲得し試合でも成果を上げられたので、自分の中では後悔はありません」

④Point「そうしたわけで成績は悪いのですが、単位数は何とか計画的に取得できている状況です」

 

ビジネスの場面においても、特に新人の頃は上司から仕事の進捗を聞かれることが多くあります。また、聞かれるのは往々にして仕事がうまく進んでいない時だとも思っています。

真っ当な企業であれば、進捗確認の目的は部下を詰めることではなく、仕事を前に進めるためですので、誤魔化さずにイエス・ノーをきちんと答えることが重要です。うまくいっていないのであればその理由を明確にし、何がネックになっているのか、どうすればうまくいくのか、上司とのコミュニケーションを通して改善・解決策を探っていくのが仕事の基本になります。

 

上司:「分析グラフができていないというけれど、何が問題なんだ?」

部下:「はい、グラフ化しようとしても、データ自体に問題があって集計できるようになっていないんです。これをいま直しています」

上司:「なに?データに問題があるのか?時間はどのくらいかかる?」

部下:「1週間くらいかかるかもしれません」

上司:「それはまずい。その分析は今週中にやる必要がある。1週間では困るので、別の人もヘルプさせるから、2日で仕上げられるか?」

(『コンサル一年目が学ぶこと』p.25より)


②思考術:常に自分の「仮説・意見」を持って情報にあたる

最近はメディアやSNSなど多くの情報が周囲にあふれていますが、結局ビジネス能力を向上させるには「考えること」が必要だと言えます。考える、というのは「仮説」と「意見」を持つことです。
漫然と情報に触れていると、他者の意見を鵜呑みにしてしまったり、そもそも頭に情報が残らないためインプット自体ができていないといったことになりがちだと思っています。

普段から自分なりに考えるクセをつけておくことで、面接においても深いレベルの回答ができるようになるものと思います。面接では口八丁なタイプの人ばかりが評価されがちという議論も見かけますが、物事を普段からどの程度の深さで考えているのかを見られている側面も大いにあると感じています。

参考:面接で問われているのは瞬発力ではなく、普段から物事を考える力

他にも、業界問わず頻出な「最近気になるニュース・サービスは?」といった質問についても、情報をぼーっと眺めているだけでは浅い回答に終始してしまうと思っています。

なお、自分なりの考え方を構築する際にも、ゼロベースである必要はなく、他者の考えを参考にするとよいと感じます。

参考:「ギリシャ問題」「アベノミクス」について回答を求められたら?就活生必携アプリ「NewsPicks」とは

 

最初は、稚拙だったり、間違いだらけだったりしてもかまいません。とにかく、自分だったらこう思うという筋をもって、本を読んだり、有名人のツイートに接したり、記事を読んだりすること。

(『コンサル一年目が学ぶこと』p.140-141より)


③デスクワーク術:「最終アウトプット」のイメージを持ってプランニングする

例年、エントリーシートを書くのに四苦八苦している方は多くいることと思います。ゼロから文章を作成するのが大変ということだと思っていますが、執筆開始の時点で最終アウトプットの骨組みを作るようにすることで、格段にラクになるのにと感じています。

本書の中では効率的な作業プランニングの方法として「空(から)パックを作る」というものを挙げています。
どういうことかというと、最初にアウトプットのイメージ(見出し)を作成して、そこに必要な情報を入れていくというものです。

 

最終成果物のタイトルだけを書いた、中身が空(から)のパワポをつくり、中身を埋めていくためのタスクを洗い出す。

(『コンサル一年目が学ぶこと』p.184より)

 

unistyleにおいても、自己PR・学生時代頑張ったこと・志望動機などの頻出設問についてはフレームワークに当てはめて考えることを推奨しています。フレームワークに則るメリットとしては、思考を整理できる、論理的に伝えられる、執筆の省力化ができるといったことなどが挙げられます。

 

◆フレームワークに則った自己PR執筆準備の例

①強み:
社交性と向上心から周りを巻き込む行動力があること。

②強みの原点:
小学校〜高校までで3回の転校経験から、新しい環境でもすぐに周囲に溶け込めるように働きかけるようになった。

③強みが発揮された具体的エピソード:
個人作業が多くなりがちな研究室活動において、全日本学生ロボットコンテストに向けてチームを結成、代表として運営し、コンテストでは初出場ながら50校中16位という結果を収めた。

④強みの方法論:
新しい環境でも、自分から積極的に周囲に働きかけることで周囲を巻き込んでいくことができると考えている。

⑤強みを社会でどう活かすか:
仕事においても主体的に行動し、積極的に周囲に働きかける中で、社内、取引先、顧客などとの信頼関係を構築していきたい。

 

▼参考記事
内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク
内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク
内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク


④マインド:顧客への「価値提供」にコミットする

コンサルタントが使う表現で「ヴァリュー(付加価値)を出す」というものがあります。
仕事のヴァリューを規定するのは相手であり、相手に喜んでもらえない仕事は単なる自己満足に過ぎないと言えます。

ところで、「御社のサービス・製品が好きだから志望してます」という話をする方は結構多いと思っていますが、多くは「いち消費者目線」に過ぎず、評価されないと感じています。
サービス・製品に愛着があるのはよいことかもしれませんが、社会に出れば、生産者として常に試行錯誤を重ねてよりよいものを消費者へ届けて満足を得るというマインドセットの方をより大切にして欲しいと思います。

参考:「好きだから」という志望動機の8割が評価されない理由


また、「信頼関係構築のために大切なことは何か?」という問いに対しても、本書は一つの回答を示しています。「コミットメント(約束)」という考え方です。

 

クライアントと約束したものは、どんなことがあろうとも、やってくる。
そこに信じられないほど強いコミットメントをもっている。
そして、常にクライアントの期待値を上回るものをもっていく。
それを実直に繰り返すことによって、信頼を得る。

(『コンサル一年目が学ぶこと』p.251より)

 

約束を守り、期待に応え(期待を超え)続けることの積み重ねが信頼関係構築のために最も重要だということを語っています。

「信頼を築くには、密なコミュニケーションが大事」といった回答をする方もいることと思いますが、どれだけ話してもどうも信頼できないといった類の人も世の中にはおそらくいます。
「矢面に立ち頑張る姿を見せる」というのも、半分正解だと感じる一方で、頑張ったけどできませんでしたという状態が続いた時に果たして信頼を得られるのかという疑問が残ります。頑張ることは間違いなく必要ですが、頑張ることにコミットするのでは不十分だと言えます。


相手のヴァリューにコミットするのは社会に出てからも容易なことではありませんし、学生のうちからその意識を持っているという方はほとんどいないと思っています。
働くようになってから、自分自身と環境の両面でコミットメント力というのは醸成されていくものだと本書では語っていますので参考にしてください。

◆自分でこの仕事を選んでいる、という意識がコミットメントを高める。

◆コミットメントは伝染するので、社内ではコミットメントの高い人の近くにいる。社内外問わず、メンターを作る。コミットメントが高い人に影響を受けられる環境を作ることが重要。

(『コンサル一年目が学ぶこと』p.256-257より)


最後に

『コンサル一年目が学ぶこと』というタイトルの書籍ですが、どんな業界・業種で働く上でも重要な示唆のある内容だと感じました。まずは本記事や書籍を読んでいただいて、その上でぜひ行動に移して、そして継続して欲しいと思います。

ちなみに、本でもセミナーでも何でも、情報を得て実際に行動できる人が30%、行動を継続できる人がさらにその30%などと言われているようです。

 

コンサル一年目が学ぶこと

 

photo by Martin Thomas

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段階であり、だからこそディベロッパーを志望する理由もどこか綺麗事を並べた印象を受けます。自分が大切にする価値観や考え方はどのようなものなのか、それは何に由来しているのか、そこにマッチする業界・企業はどこなのか、というようにより自分の根幹を掘り下げていく必要があるでしょう。そこで、すーりなさんには、まずunistyleの以下記事に目を通すことをオススメします。「就活を始めた今だからこそ」読むべき記事3選はこちら【1】【2】【3】これらの記事は就活に関するノウハウといったテクニカルな記事ではなく、そこより一段高い視座から気づきを与えてくれる記事です。就職活動を始めたばかりのこの時期だからこそ、目を通して頂きたい記事を並べています。次回(8月)までになにをすべきか今回のインタビューでは、すーりなさん本人が「自身の適性や志向を正しく理解・把握した上で志望企業を設定し、当該企業から内定を獲得すること」をゴールと置いています。そのゴールを踏まえ、彼女が次回(8月頭)までにどのようなことをしておいた方が良いのかを以下アドバイスさせて頂きます。彼女の場合、次回までにやるべきことは大きく以下の3つでしょう。これは、彼女だけでなく他の大多数の就活生に当てはまることだと考えています。◆次回までにすべきこと1.就活スケジュールの把握2.自己分析・業界研究・企業研究3.インターン選考への参加ここで、忘れて欲しくないのは、「ゴールの把握とそこからの逆算意識」です。就職活動初期において学生が陥りがちなのが、外的なアクション(面接やGDへの参加)を起こさずに、内的な活動(自己分析、業界分析等)に終始するということです。確かに、何事においても十分に準備をして本番に臨むことは非常に重要です。しかし、就職活動は学業とは全くの別物です。個人で理解を深めれば望み通りの良い結果が出るというものではありません。つまり、自己分析や企業研究をやればやるほど内定獲得に近づくというものでもありません。面接やGDへの漠然とした不安は誰しも抱くものです。経験したことのないことへの不安やトンチンカンな受け答えや立ち回りをして恥をかきたくないという意識から、万全の準備で望もうとして、自己分析等をしっかりとやり込もうとする方も多いと思います。これは、努力家、勉強が得意、真面目、神経質な人ほどその傾向が強いと感じます。そのような方々に言いたいのは、「準備のための準備になっていないか?」ということです。就職活動における本番は、あくまで本選考です。インターンはあくまで準備にすぎません(一部の外資系金融・コンサル等を除きます)。また、多くの学生が抱いている不安は、多くの場合杞憂にすぎません。志望企業の内定獲得に向けて今何をすべきかという逆算意識を常に持ち合わせておくことが大切です。誤解を恐れずに言うと、当たって砕ければよいと考えています。自分自身の足りていない視点や知識は、自分一人では永遠に知ることが出来ません。何度もトライアンドエラーを重ねることで、自己分析や企業研究、また面接やGDのノウハウについても深めていくことができるでしょう。自分が現段階でできる自己分析や企業研究をある程度したのであれば、完璧といえなくともまずは選考に挑戦してみてください。これは、コミュニケーションに苦手意識がある人ほど、早期から取り組むべきです。面接は見方を変えれば、無料で志望企業の社員が自身の話を聞いてくれる上に、質問までしてくれる場です。せっかくそのような機会が与えれられているのであれば、存分に使いこなしましょう。大半の日系企業では、インターン参加で本選考が有利になる場合はあるものの、落ちたからといって不利になるような場合はほとんどありません。長くなりましたが、結局のところ何が言いたかったかというと、まずはインターン選考に参加してみること。そして、そこでの失敗経験から更に自己分析等を深めていくことが重要と言うことです。経験上、一人でちまちまと自己分析をやるよりも、この方法の方が手っ取り早く、なおかつより深く自己について掘り下げることができます。多くの企業では人物本位の選考がなされています。結局のところ、人と人のコミュニケーションで合否が決まる訳ですので、早い段階から場慣れして自分自身について相手に正しく伝えられるようにしておきましょう。unistyleは、机に向かって黙々と一人で自己分析するというような終始することには否定的です。皆さんもまずは何かアクションしてみてください。●その他の20卒就活生のリアルタイム就活体験記は以下よりご覧いただけます。● 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TOEICのスコアを3週間で250点あげる3つの方法 TOEICのスコアを3週間で250点あげる3つの方法 こんにちは。総合商社・金融内定のTです。大した経験もない事に無駄に危機感を感じ始めた私は、少しでも就活に有利になりうるならと、TOEICを受験することにしました。試験日まで2週間ほどと時間の無い中、250点以上スコアを上げることができました。そこで、今回は効率的かつ効果的にTOEICスコアの上昇させるための方法をご紹介していきたいと思います。12月の本格的な就活シーズンが近づき、就職活動生にとって資格、中でもTOEICへの関心は非常に高くなってきているのではないでしょうか?「TOEIC何点必要ですか?」なんて質問や、「とりあえず受けとかなきゃ」なんて声もよく後輩から聞きます。実際、私は商社の面接では「TOEIC○○点なんだね、海外経験でもあるの?」などと話題に上る機会が多くありました。また、一緒に面接を受けた子は「商社受けているのにTOEIC受けてないのも珍しいね」とも言われており、海外勤務が身近にある業種ではTOEICのスコアがほぼ必須であるかのような雰囲気さえあるのです。だからといって、TOEICで悪い点数を取ったからといってそれが悪影響を及ぼすわけでもありません。履歴書に書かなきゃいいだけ。ダメでもともとです。ですから、受験を迷っている就活生のみなさん、迷っている暇があるなら、さっさと勉強を始めましょう。…と偉そうに言う私も去年は暇を持て余していましたが、急に就活に焦りを抱きTOEIC受験を決意しました。そのため、なんせ時間がありませんでした。しかし下記でご紹介する方法を実践し、3週間で600点から250点以上スコアを上げた3つの「超効率的」勉強方法をご紹介します。1.単語帳は読むな!大学受験の時、眠い目をこすりながら読んだ、あの分厚い2000語近くもある単語帳をたった数か月(私の場合は3週間)でマスターできるでしょうか?闇雲にやってる暇はありません。さらに学術的テーマの多い受験英語の単語帳を使っているのなんてもってのほかです。TOEICではビジネスシーンを想定した問題が出されるため、「ビジネス英単語」といった分野=大学受験ではあまりなじみのない単語、が頻出します。※例→invoice,agenda,brochure,deficit,recessionなどなどこれらの単語は頻出の一方、大学受験で目にする機会の少ない英単語です。こういった頻出ビジネス英単語に的を絞って100語くらい“完璧”に覚えましょう。単語がわかるようになることで、文章のシチュエーションをイメージしやすくなり読解スピードが速くなります。また、単語そのものの意味を英英辞書方式で聞かれることもあり直接の得点源にもなりえます。2.リスニングはカンニングしろ!ちょっと過激な煽り文句ですが、別に隣の人の解答を見ろというわけではありません。リスニング問題の答えには、そのスクリプト(台本)が必ず付いています。そこで、そのスクリプトを見ながら、英語の会話を聞き取りましょう。ただでさえ興味のない会話をわからないまま聞いていても眠くなるだけ、だったら最初から何を言っているかを視覚で確認しながら聞いてみましょう。そうすることで、単語の発音はもちろん英語の流れのまま会話が理解できるようになってきます。「何も持たず聞く→スクリプトを読みながら聞く×5,6回→何も持たずに聞く」この繰り返しをたまに音読を混ぜながらひたすらやってください。徐々に耳が慣れていき、英語が聞き取れるようになっていきますし、1回目よりも聞き取れるようになってる!という実感もわきます。3.英語ではなく「TOEIC」に慣れろ!英語に慣れるのがベストなのは間違いないですが、あくまで時間の無い中TOEICを最も効率的に攻略するには、「TOEIC」そのものに慣れることが最短ルートです。“模試”形式の問題集を買ってきて、ひたすら解きましょう。何度も何度も解きましょう。そうすることで、どの設問にどれだけの時間をかけるべきかといった時間配分が体に叩き込まれることで、解答時間の無駄が減り余裕が出ることで点数が上がります。また、リスニングではあらかじめ次の問題の設問に目を通して、会話の状況を想起しておく、さらにはKeyとなる固有名詞(言い換えがあまり無いため、その発音を手掛かりにリスニングを行う)を把握しておく事で点数が飛躍的に上がります。完璧に読める・聞けるようになることがベストですが、いかに効率的に要領よくTOEICを攻略するかも大きな鍵となります。最後にこのコラムがきっかけで皆さんがスコアを大きく上げることができたら嬉しい限りです。しかし!決して自らTOEICの点数を前面にアピールするのはやめましょう!そっと資格の欄に、TOEICの点数を自慢げな顔でそっと書き込むだけでいいのです。聞かれなくともあなたの能力の高さは「スコア」という客観的な指標で一瞬でわかってもらえます。あくまで、就活をよりうまく乗り切るための補助具にすぎないという事を忘れず勉強してください!【参考】 93,658 views
『AIは”使う”スキルが重要?』今後の社会で必要とされるAIスキルについて文系学生がマイクロソフト社員に聞いてみた│unistyleインタビュー 『AIは”使う”スキルが重要?』今後の社会で必要とされるAIスキルについて文系学生がマイクロソフト社員に聞いてみた│unistyleインタビュー 本記事は日本マイクロソフトのPR記事になります。デジタルテクノロジーにより、世の中はさま変わりしました。順調に業績を伸ばしている業種や企業の成功のカギはデータ。そのデータを使った仕組みの中でもいま注目されているのが「AI」です。経済産業省では、AIを使いこなせる人材がこれから不足すると予想し、AI人材の育成に力を入れています。しかし、読者の皆さんは「自分がAIを使いこなすなんて無理だ…」と思ったりはしていませんか?そこで今回は、現役の文系大学生がマイクロソフトの中の人にぶっちゃけ話を聞いてみました。マイクロソフトのベテラン社員である阪口さんと同社でインターンを経験した文系女子の西村さん、そしてunistyleがITやAIについて語る対談をご紹介します。西村さんザ・文系学生。少し前までは、ITに対する認識もぼんやりしたものでしかなかった。大学では戦後のジェンダー論や科学技術社会論などの視点から研究。日本マイクロソフト株式会社のインターンを経て2021年4月に同社入社予定。阪口さん日本マイクロソフト株式会社にて教育業界のお客様向けに業界特化のIT戦略を担当。実は西村さんは、インターンシップに参加する前はITやAIに対する知見は一切なく、在学中はアジア太平洋戦争後の「占領期」という時期を対象に、ジェンダー論や科学技術社会論などの視点から研究に取り組んできたそうです。研究活動の中で図書館や資料館、公文書館などを訪れる機会が多くあり、これらの施設が所蔵する資料の保存や共有、公開、展示などにおけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進に関心が生まれ、同社で働くことを決められました。そんな西村さんが春から社会人として働く上で必要なスキルや考え方について学ぶため、今回はマイクロソフトのベテラン社員である阪口さんにお話を伺っています。AIというと理系向けという印象を持たれる方もいると思いますが、文系の方でもITに関する知識を持つことで視野が広がり、就職活動において様々な選択肢が広がる可能性があります。是非本記事を参考にITやAIに関する知見を深めていただければと思います。本記事のコンテンツ|01|就活生がAIスキル・知識を身に着けるべき理由とは|02|AIを作る側ではなく使いこなす側になるための講座「学生向けMicrosoftLearn」とは|03|MicrosoftLearnの具体的な特徴について|04|まとめ|01|就活生がAIスキル・知識を身に着けるべき理由とはそもそもAIとは「ArtificialIntelligence」の略であり、辞書的な定義では「学習・推論・判断といった人間の知能が持つ機能を備えたコンピューターシステム(※大辞林第三版より抜粋)」と記されています。AIはIT(InformationTechnology)の一つ。IT自体は国語、算数、理科といった教科のひとつのようなものだと考えています。つまり、大切な教養の一つであり概念として捉えられる一種の表現です。ITには、AI以外にネットワークやクラウドなど多様な技術が含まれ、それらを学ぶことで実生活だけでなく仕事においても役立つものだと思います。今やITは社会インフラになりました。ITがなくては今の生活は成り立たないと言われています。一方でITに関する教育が行われていないのが日本の実情であり、技術者不足が深刻な課題になりつつあります。【参考文献】IT人材白書2020/独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センターところで西村さんは「AI」と聞くと何を思い浮かべますか?身近な例を挙げると「YouTubeを見ている際に出てくるおすすめ動画」ですね。私の性別や年齢、趣味、過去の閲覧データなどからだと思いますが、私の嗜好にあったレコメンデーションが表示される時は非常に身近にAIの技術を感じていますし、世の中にとって無くてはならない存在だと感じています。こうしたITやAIに対し、今はマイクロソフトのインターンシップの経験があるので理解は深まっていますが、以前は、AIを理解することはコードがかけて、頭がよくて、忍耐力があって、プログラミングへの関心が必要で・・・と思っており、文系の自分にはハードルが高く別世界だと感じていました。きっと多くの就活生の方が西村さんと同じようなイメージを持っていらっしゃるのではないでしょうか。しかし寿司職人が包丁を作らないのと同じように、AIはエンジニアが作るものであり、AIを使いこなすスキルとは異なります。今は「AI=エンジニアの仕事」といったイメージがありますが、本来は多くの方がAIを使いこなせるようになるべきだと考えています。というのも私たちの周りには多くのテクノロジーが使われており、日々の生活のインフラとなっているためです。例えば、LINEで使われているクラウドやYouTubeやSNSなどに表示されるレコメンドにAIの技術が使われています。先ほど西村さんもお話しされていましたが、AI技術の進歩に伴い、企業におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)が加速しています。デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは、「ITによって、人々の生活をあらゆる面でより良くする」という概念です。2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱しましたが、いまやいたるところで使われている言葉です。主に組織がテクノロジーを利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させるという意味で理解してください。つまり、DXとは、単純なデジタルへの置き換えではなく、変化前のプロセスから仕組みまで「再設計」して良い形に変革することになります。そのためには、やはりデータが大事。データを理解することから考えてみましょう。今では当たり前のように、サービス業やメーカー、官公庁などもデジタル人材の採用を強化しており、今後もこうした傾向は強まるでしょう。マイクロソフトではこうした実情を踏まえ、1名でも多くの方にAIに対する知見を深めていただきたいと思い、大学生向けの学習プログラムである「学生向けMicrosoftLearn」を開講しています。|02|AIを作る側ではなく使いこなす側になるための講座「学生向けMicrosoftLearn」とは____今後AIは大切な教養の一つになるという事を踏まえて、現在御社ではAIについて学ぶことが出来る講座を開講していると伺いました。現在マイクロソフトではこれから社会に出る方向けに、AIを作る側ではなく使いこなす側に立ってもらうための入門編である「学生向けMicrosoftLearn」というオンライン講座を開いています。本講座でAIを体系的に学ぶことで、世の中の仕組みをAIやテック系の側面から知ることができ、身の回りの課題を解決する手段(使い方や方法)を知ることができます。一般的なIT系の資格とは異なり、実践的な立場に立ったAI活用を学ぶことが出来る内容になっているため、日々の生活や実務にすぐに活かせるはずです。AIを使うのはエンジニアだけではないんですね。世の中の多くの人が使うのであれば、文系学生はこうした内容を学ぶことで就職先の選択肢が広がるでしょう。さらに資格という目に見える成果を取得できるので、就活時の面接でのアピールにも繋がりますね。文系の方が何かしらの講座を受けようと考える際は、TOEICやTOEFLなど語学系を学ぼうと考える方が多いと思いますが、こうした講座を通じてAIの活用について学ぶことで、どのようにAIを用いて仕事を進めていくことが出来るのかといった考え方も生まれ、キャリアパスが広がりそうですね。まさに文系の方でもAIについて学ぶことでキャリアは広がると思います。世の中には作る人よりも使う人が多いので、AIを使いこなせるスキルをどんどん身に着けて欲しいと考えています。というのも、AIについて学び、ツールや社会の仕組みの裏側を知る事で、仕事をする際に自分の業務において課題にぶつかった際に「こうしたツールがあれば課題解決が出来るかも。生産性を向上できるかもしれない。」と考えることができます。これはどんな仕事でも役立つでしょう。こうしたスキルを身に着けているといないとではビジネスにおける生産性は著しく変わると思います。これからはExcelやPowerPointと同じくらいAIを使いこなすスキルが大切になります。|03|MicrosoftLearnってどうやったら体験できるの?学生の皆さま向けにホームページでご紹介しています。プログラムは無償でオンライン受講できる点が大きな特徴です。また、ライフワークに合った形で学びやすいように1分-15分単位の講座が多数用意されている形式となっており、最短10日間で学び終えることが出来ます。オンライン学習終了後に受ける認定資格試験に合格すれば、AIのスキルや知識を有することを証明するマイクロソフト認定の資格(AzureAIFundamentals(AI-900)を取得できるので、就活の際にはスキルやAIについての意識の高さを証明できます。これは就活の武器になりますね!最近では就活の面接時に「課題解決が出来る」とアピールする学生も多く見受けられますが、その際に客観的な指標である資格や技術があると面接での評価のされ方も異なると思います。|04|まとめITと聞くとあまり馴染みの無い方が多いかもしれません。実は私たちの生活のインフラとして根付いており、IT無くしては今の生活は成り立っていません。ITという幅広い定義の言葉の中で大事な要素を占めるAIを「作る」のではなく、どのように「使うのか」を学ぶことで視野が広がるはずです。本記事を通じてAIの活用について興味が湧いた方は、下記URLより詳細を確認してみて下さい。▼詳しくはこちら社会で活躍できるスキルを身に着けることができる「学生向けMicrosoftLearn」 8,454 views

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