上場企業社長は当たり前!?人材輩出企業「リクルート」出身起業家・経営者まとめ

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最終更新日:2023年11月01日

上場企業社長は当たり前!?人材輩出企業「リクルート」出身起業家・経営者まとめ

本選考とインターンの締め切り情報

2012年10月に分社化し、持ち株会社体制へ移行したリクルート。
いまや人材輩出企業と呼ばれるようになりましたが、今回はそのリクルート出身の起業家および経営者を紹介します。

宇野 康秀(うの やすひで、株式会社インテリジェンス創業者、株式会社USEN代表取締役社会長)

1988年 明治学院大学法学部法学科卒業後、リクルートコスモスに入社
1989年 採用コンサルティングサービスを主業務とする株式会社インテリジェンスを設立。
1998年 父親の跡を継ぎ、大阪有線放送社(現:株式会社USEN)の代表取締役社長に就任。
2010年 経営の責任を取る形でUSEN代表取締役社長を退任。

丁度リクルート事件が起きた年にリクルートコスモスに入社した同氏。1年後には株式会社インテリジェンスを設立。人材紹介・人材コンサルなど総合人材サービスを展開して、2000年にはJASDAQに店頭公開を果たすまでに成長させた。しかし、同氏は1998年に父親の跡を継ぎ、大阪有線放送社(現:株式会社USEN)の代表取締役社長に就任。リーマンショック後に2年間で1134億円を超える損失を出し、取締役も退任する形で経営の第一線から退き、新設されたUSENグループ会長に就任。

厳しい道ばかりを歩んできた同氏。最初の困難はインテリジェンスの上場を目前にしながらも、死を間近にした父親の跡を継ぎ、大阪有線放送社を受け持った事です。二つ目の困難はリーマンショックによる赤字計上でUSEN代表取締役からの退任を余儀なくされた事です。そして一番辛かった事として同氏が語るのはインテリジェンスの売却であったとの事です。ゼロから立ち上げた会社を売るという事は自分のアイデンティティを失うに等しかったとの事です。

 

鎌田 和彦(かまた かずひこ、株式会社インテリジェンス創業者)

1988年 慶應義塾大学文学部卒業後、リクルートコスモスに入社
1989年 株式会社インテリジェンスの設立に参画。採用コンサルティング事業・人材紹介事業担当役員を歴任。
1999年 代表取締役社長に就任
2000年 JASDAQに上場

上述の宇野氏と同期でリクルートコスモスへ入社した同氏。翌年には宇野康秀、島田亨、前田徹也とともに株式会社インテリジェンスを設立。設立当時は取締役。
1999年には同社において人材紹介事業の立ち上げとともに、当時代表取締役社長だった宇野氏が大阪有線放送(現・株式会社USEN)の代表取締役社長に就任したことに伴い、インテリジェンスの代表取締役社長に就任。2000年にJASDAQに株式上場した事を皮切りに数々の事業を展開するとともに、2006年の株式会社学生援護会の統合をはじめとしたM&Aを積極的に推進することで、2009年度には売上高1,000億円、利益100億円までに企業規模を拡大させる。

学生時代からイベントの企画などを行い、ビジネスに触れていたという同氏。起業のきっかけは当時、知人を通じて外苑前で美容院をやりたいという人の話が回り、借りる店舗のスペースが広すぎる為にその余ったスペースを事務所などに使ってくれる人はいないかという話が来た為だそうです。

 

古川 健介(ふるかわ けんすけ、株式会社nanapi代表取締役)

2000年 早稲田大学政治経済学部在学中に株式会社メディアクリップを立ち上げる
2004年 同社をライブドアに売却し、ライブドアに入社
2006年 リクルートに入社
2009年 株式会社ロケットスタート(現nanapi)を立ち上げ、リクルート退社

浪人時代に19歳で「ミルクカフェ」という匿名掲示板を立ち上げ、運営。大学在学中も10個程ののサイトを運営。株式会社メディアクリップとして運営していた『したらばJBBS』という2チャンネル風の掲示板をライブドアへ1億円で売却し、ライブドアへ入社を決めた。

ネット業界の風雲児といわれ「けんすう」という愛称でも知られた同氏。リクルートにいた3年間は良く、仕事の幅が広がり、組織の論理も理解できたとのことです。

 

杉本 哲哉(すぎもと てつや、株式会社マクロミル取締役社長)

1992年 早稲田大学社会科学部卒業後、リクルートに入社
2000年 リクルートを退社し、インターネットを活用した市場調査(ネットリサーチ)会社、株式会社マクロミルを設立し、代表取締役社長に就任
2004年 同社、東証マザーズへ上場
2005年 東証一部へ上場
2009年 株式会社マクロミルワープ(現 株式会社エムワープ)代表取締役社長に就任。

リクルートでは就職情報誌営業部、財務部、新規事業開発室などを経た後、デジタルメディア事業部門にてデータ放送の事業化検討に携わる。2000年に株式会社マクロミルを設立し、わずか4年弱で東証マザーズに上場を果たす。1年後、東証一部へ市場変更し、代表取締役会長に就任。同年、国際的な起業家表彰制度「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー JAPAN 2005 日本代表」を受賞。2006年、取締役ファウンダーに就任。 2007年4月から法政大学キャリアデザイン学部にて非常勤講師(現任)、早稲田大学ビジネススクール(大学院)にて招聘講師を担当。2008年4月、経済同友会幹事に就任。2009年7月、マクロミルの代表取締役会長兼社長に復帰し、現在に至る。

大学では英字新聞会に所属し、就職活動当時は出版社と新聞社を志望していたという同氏、しかしそんな中、当時リクルートの人事担当だった現リンクアンドモチベーション社長の小笹芳央氏と面接し、情報出版社という視点ではなく、次々に新規事業を立ち上げている企業において
「自分も世の中の常識を変えるような、意義ある事業をつくりたい」と思い、リクルートへの入社を決めたとの事です。

 

小笹 芳央(おざさ よしひさ、株式会社リンクアンドモチベーション代表取締役会長)

1986年 早稲田大学政治経済学部卒業後、リクルートに入社
2000年 リンクアンドモチベーション設立、同社代表取締役社長就任
2007年 東証二部へ上場
2008年 東証一部へ上場
2013年 同氏、代表取締役会長へ就任

リクルートにおける14年間の前半の7年では人事部人事採用課へ配属され、リクルートの大量採用に携わる。終身雇用や年功序列に頼るような学生は採用せずに、起業志望の学生を積極的に採用。
後半の7年では自ら組織人事コンサルティング室という部署の新規立ち上げを行い、多くの経営者に出会う。その後、組織人事コンサルティング室長、ワークス研究所主幹研究員などを経てリンクアンドモチベーションを設立。

リクルートの前半7年における大量の起業志望の学生の採用は後のリクルートから多くの人材が自ら会社を興した要因の一つともいえるでしょう。多くの経営者に出会う中で、みんなが人材に悩んでいる事に注目した同氏。そこでどうやったら社員のモチベーションを上げられるのか、優秀な社員を採用できるのかを徹底的に追究し、世界で初めてモチベーションを軸にした会社を設立するに至ったとの事です。

 

経沢 香保子(つねざわ かほこ、トレンダーズ株式会社創業者、株式会社カラーズ取締役)

1997年 慶應義塾大学経済学部卒業後、リクルートに入社
1998年 ヘッドハンティングで教育研修・アウトソーシングのエイ・ワイ・エー・ネットワーク入社、
1999年 楽天へ転職、社長特命事項や「楽天大学」など新規事業の開発に関わる
2000年 マーケティングなどを手がけるトレンダーズ株式会社設立、代表取締役就任。
2012年 東証マザーズに当時最年少上場女性社長として上場
2014年 同社取締役辞任。株式会社カラーズ設立、代表取締役就任

リクルートでは新人営業職の中でトップの成績を上げる。1週間で550枚もの名刺を集め、新入社員で関東ナンバーワンになる。エイ・ワイ・エー・ネットワークでは新規事業の立ち上げ、100人近い人材採用などを担当。その後、創業間もない楽天へ転職、社長室や楽天大学等の新規事業を経て、26歳で自宅にてトレンダーズを創業。女性企業塾や女性ソーシャルメディアマーケティング等を展開し、2012年東証マザーズに当時最年少女性社長として上場。同社の取締役辞任後、インターネットを使った女性支援事業、育児支援事業を行う株式会社カラーズを設立し、取締役へ就任。

プライベートでサイバーエージェントの藤田社長と交友があるという同氏。トレンダーズの後ろ盾には藤田氏がいたとの事です。「テクノロジーの力で、一人一人の女性が輝く社会を実現する」というミッションの下、カラーズを設立したという同氏。個人と個人の繋がりが一人一人の人生をカラフルにし、女性が輝く社会を提案していくというコンセプトが会社の名前になったとの事です。

 

須藤憲司(すどう けんじ、KAIZEN platform Inc.協同創業者兼CEO)

2003年 早稲田大学卒業後、リクルートに入社。株式会社リクルートマーケティングパートナーズ最年少執行役員を歴任
2013年 KAIZEN platform Inc.を米国で創業。共同創業者兼CEO。

リクルートではマーケティング部門、新規事業開発部門を経て、アドオプティマイゼーション推進室を立ち上げた。その後、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ最年少執行役員として活躍の後、2013年にKAIZEN platform Inc.を米国で創業し、共同創業者兼CEOとなる。

大学時代はサークルの幹事長をやっていたもののあまり面白くなく、早く大人になって仕事に打ち込みたいと考えていたという同氏。入社して3年間はマーケティング局にいて、人の3倍は働いたとの事です。実際に異動する時には3人に仕事を引き継いだそうです。4年目からは事業開発室に異動になって、多くの新規事業を担当したものの失敗ばかりであったとの事です。その後、AmazonやFacebookの登場に影響を受け、リクルートの退社と起業を決意したとの事です。KAIZEN platform Inc.は日本の株式会社だと海外の投資家から資金を集めるのが難しく、グローバルスタンダードで勝負したいと考えた為に、アメリカのサンフランシスコで創業したとの事です。

 

江幡 哲也(えばた てつや、株式会社オールアバウト代表取締役社長)

1987年 武蔵工業大学(現 東京都市大学)電気電子工学科卒業後、リクルートに入社
2000年 株式会社リクルート・アバウトドットコム・ジャパンを設立。代表取締役社長兼CEOに就任。
2004年 株式会社オールアバウトに社名を変更
2005年 JASDAQに上場

リクルートではエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後数多くの事業を立ち上げる。1996年に立ち上げたキーマンズネットにおいては、14個のネット関連特許を取得し、高い評価を得る。1998年度全国優秀システム賞受賞。2006年講談社から「アスピレーション経営の時代」を発刊。専門家ネットワークを基盤に世の中の「情報流・商流・製造流」の不条理・不合理に対してイノベーションを起こし、“個人を豊かに、社会を元気に”することを目指す。

同級生のほとんどが製造業の技術職として就職していく中で、IT技術を使ってサービス業を展開していて、普通の会社の2倍、3倍の経験ができると考え、リクルートをファーストキャリアとして選択した同氏。リクルートでは周囲の優秀さに圧倒されるものの、同社が通信事業に参入するのは初めてであった為、周囲と同じ土俵で勝負できたとの事です。

インターネット上で信頼できる生活情報を提供していく事業である現在のオールアバウトのビジネスについて、同氏は「ひとネット構想」と名づけ、 1996年頃から構想を温めていたとの事です。1999年に次世代事業開発グループに移り、新たな事業を実現させる立場にいた事を同氏はチャンスに捉えたとの事です。そして、アメリカのベンチャー企業「アバウト・ドットコム社と出会った後に、ジョイントベンチャーを考え動き出したとの事です。父の会社を継ぐなら35歳ぐらいかと考えていた矢先にリクルートとアバウト・ドットコムのジョイントベンチャーを設立し、新社長に就任したとの事です。

 

七村 守(ななむら まもる、株式会社セプテーニ・ホールディングス取締役会長)

1979年 山口大学経済学部卒業後、リクルートに入社
1989年 同社の北関東支社長を務める
1990年 後のセプテーニとなる株式会社サブアンドリミナルを設立。
2000年 セプテーニへと社名を変更。
2001年 JASDAQに上場
2006年 持ち株会社体制に移行し、セプテーニ・ホールディングスに社名を変更

リクルート時代は大阪、岡山、東京、埼玉と転勤を繰り返し、最後は埼玉の大宮で北関東支社長を務める。1990年には仲間7人で独立し、後のセプテーニとなる会社を設立。人材採用コンサルティングに始まり、ダイレクトメール発送代行、テレマーケティングや人材アウトソーシングなどの事業を手がけた。

起業の一番の理由は大学時代から「いずれは独立したい」と思っていたからとの事です。ファーストキャリアはリクルートと総合商社で迷ったものの、リクルートは「給料>ポスト>プライド」であったのに対し、総合商社は「プライド>給料>ポスト」であった事から、より早く昇進できるリクルートを選んだとの事です。

 

平尾 丈(ひらお じょう、株式会社じげん代表取締役社長)

2005年 慶應義塾大学環境情報学部卒業後、リクルートに入社
2006年 リクルートより株式会社じげんの創業に参画
2008年 リクルートグループの史上最年少代表取締役社長に就任

慶應義塾大学環境情報学部の在学中に立ち上げた100社の内、2社のネットベンチャーを登記させ、その会社の代表取締役を兼任したままリクルートに入社。リクルートから株式会社じげんの創業に参画した後に25歳の若さでリクルートグループの史上最年少代表取締役社長に就任した。2010年にはリクルートグループおよびドリコムグループよりMBOし、現在に至る。

大学在学中に起業を考えるようになったきっかけは高校時代にテレビで見た学生ベンチャーの特集だったという同氏。その憧れから慶應義塾大学環境情報学部を進学先として選んだものの、現実はイメージとはほど遠かったそうです。在学中に1万人と会うという企画を始め、誰もが憧れる職業の人に片っ端から会っていったとの事です。実際には3万人を超える人と会い、その中にはソフトバンクの孫正義社長やサイバーエージェントの藤田晋社長も含まれていたとの事です。この行動力はリクルートに入社しても衰えず、「10年に1人の逸材」「1ヶ月450時間労働」などの伝説が残っています。

 

村井 満(むらい みつる、日本プロサッカーリーグ理事長:Jリーグチェアマン)

1983年 早稲田大学法学部卒業後、日本リクルートセンター(現在のリクルート)に入社
1988年 リクルート事件と時を同じくして営業部門から人事部門に異動
2000年 人事担当執行役員に就任
2004年 本社執行役員兼リクルートエイブリック(現在のリクルートキャリア)代表取締役社長に就任
2011年 リクルート・グローバル・ファミリー香港法人社長に就任
2013年 同社チェアマンに就任
2014年 第5代日本プロサッカーリーグ理事長(Jリーグチェアマン)に就任

2004年から代表取締役社長を務めたリクルートエイブリックでは就任後、売上を150億円から450億円の3倍へと成長させた。これは「顧客満足度の高い人材斡旋会社ランキング」(オリコン調査)では2007年から5年連続で1位を獲得し、業績のみならず、同社を利用するカスタマーから高い評価を得た。本人は熱烈なサッカーファンで、現在はリクルートで得た人材育成のノウハウを活かし、プロサッカー選手のキャリア支援に貢献している。

浦和高等学校時代にゴールキーパーを務めていた同氏。「三度の飯よりサッカー好き」というエピソードが多くあり、日本がW杯初出場を決めた1998年のフランス大会アジア第3代表決定戦にはリクルートの役員会を抜け出して観戦に行ったそうです。そのサッカー好きとリクルートでの活躍が認められ、Jリーグチェアマンに選ばれたそうです。

 

島田 亨(しまだ とおる、株式会社楽天野球団取締役、楽天株式会社代表取締役副社長執行役員)

1987年 東海大学文学部卒業後、リクルートに入社
1989年 株式会社インテリジェンス設立、同社取締役へ就任
2004年 株式会社楽天野球団取締役社長へ就任
2005年 楽天株式会社取締役へ就任
2006年 常務執行役員
2008年 株式会社楽天野球団代表取締役社長兼オーナー
2014年 楽天株式会社会社副社長執行役員

リクルート入社後、リクルート事件を機に宇野氏、鎌田氏らと共に同社を退社し、インテリジェンスを設立。
2000年頃より草創期のベンチャー企業を中心として複数の企業に出資し、その中には取締役として参画したものもある。2007年にはテレビ朝日アナウンサーの石井希和氏と結婚。海外赴任をする為に2012年球団社長兼オーナーを退任し、引き続き取締役として球団に残る。

新卒でリクルートに入社した理由は「起業する仲間を集めるつもり」であったと語る同氏。そして、リクルートに入り営業に追われながらも宇野氏や鎌田氏という起業仲間を見つけ出し、インテリジェンスを設立しました。インテリジェンスの上場後、キャピタルゲインを手にした同氏は投資家へと変貌を遂げました。オールアバウト社長の江幡氏と西麻布のバーで飲んでいる時に楽天の三木谷社長から電話がかかってきて楽天野球団社長への打診をされたとの事です。当時プロ野球への参入の最中であり、同氏に迷いはあったものの江幡氏からの強い後押しもあり、引き受けたとの事です。


最後に

以上、リクルート出身の起業家を紹介しました。ここでは書ききれないほどたくさんの起業家・経営者いますし、じげん社長の平尾氏のように次世代を担っていく起業家の台頭も期待できそうです。また、リンクアンドモチベーション社長の小笹氏が起業志望の学生を重点的に採用していたという事からある一定の時期に多くの起業家が生まれた事がわかりますね。そしてリクルートをファーストキャリアとして選ばれた人の会社選びの軸には共通点が多いようにも感じられます。現在は分社化し、入社するとしたらホールディングス内のいずれかの会社を選ぶ事になりますが、ぜひ今後のキャリアを選ぶ上で参考にしてください。

photo by Martin Thomas

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ですが、人やモノ、コト、コミュニティなどの情報をプラットフォームを介してデジタル上の空間に蓄積し、分析やシミュレーション、制御などを行うことによって、リアルの空間に還元していきます。リアルとバーチャルを融合し、人々が幸せになる街づくりの実現を目指していきたいと考えております。引用:「デジタルツインを活用したリアルとバーチャルを融合した街づくり」これは当然我々だけではできないので、我々の中やNTTグループ内での連携、他の企業様との共創に積極的にチャレンジしながら、実現していきたいと思っています。最後にいかがでしたでしょうか。今回はNTTコミュニケーションズが推進するSmartWorldについて、またその中でもSmartCityについてスマートシティ推進室のメンバーにお話を伺いました。インタビューを通じてSmartCityへの理解のみならず、NTTコミュニケーションズが持つ強みや役割などについても理解できたのではないでしょうか。また以下の記事は、今回インタビューしたNTTコミュニケーションズの社員4名への個別インタビューです。ぜひ本記事と併せて読んでいただければと思います。NTTコミュニケーションズ志望者向けのLINEオープンチャットはこちらNTTコミュニケーションズの企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・関連記事)はこちら 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就職活動での出会い、通称リクラブは本当にあるのか?! 就職活動での出会い、通称リクラブは本当にあるのか?! みなさん、こんにちは。17卒の早大生です。就職活動も本格化し、説明会に足を運び、ESの締め切りを日々消化している日々です。普段着なれないスーツを着て、電車で各地に移動することは正直なところ想像以上につかれる日々だと感じています。そんな中で本日は題名にある「リクラブ」について先輩から聞いた話を元に書ければと思います。先輩たちに聞いても「説明会ではイケメンの人事or可愛い人事を楽しみにしていた」「グループワークで同じ班の子とごはんに行った」等々と、異性との交流を楽しみにしている方々も多くいたようです。私自身もグループワークに行った後、同じ班で数人で飲みに行ったりということもあったりします。早慶女子が語る女子就活生が社員に仕掛ける「枕営業?」についてこう言った記事もunistyleではありますが、実際にリクラブは存在するのか、そしてどのようなメカニズムで起こっているのか、ということに迫っていきたいと思います。リクラブが起こりやすい環境先輩方の話を聞いていると、数ある選考会の中でリクラブが起こりやすいもの、リクラブが起こりにくいものがあるようです。また時期によっても起こりやすい時期、起こりにくい時期があるようです。具体的に言うと・グループワークが取り入れられた説明会・集団面接等の面接等が挙げられるようです。通常の説明会では、話しかけることは難しいでしょう。しかしながら上記のような説明会では距離が近く、取っ掛かりのコミュニケーションを取ることも難しくないので仲良くなるハードルがそこまで低くないようです。また時期も少し関係があるようです。就職活動が始まったばかりの今のような時期だと就職活動を頑張らなければ!というモチベーションになっているのでそこまで起こりにくいようです。逆に、就職活動が煮詰まってきている時期だと、精神的な疲れも出ており、また選考が進んでいる人は余裕が、選考が進んでない人は焦りによっていろんな人に話を聞いてもらいたい、というような心理が起きているようで、所謂リクラブが起こりやすい状況になっているようです。実際のケース~説明会編~実際に私がOB訪問をした先輩の中には説明会で出会った女の子と付き合うことになったようです。昨年の7月頃、某会社のグループワークにて出会った女の子ということでした。選考自体は2時間程度で、アンケート記入時に同じ大学であることが発覚し意気投合したとのことです。その先輩は解禁前に第一志望群の内定を保持しており、逆にその女の子はあまり行きたくない会社のみで、煮詰まっていたとのことでした。「就活の情報をシェアしようよー」というスタンスから連絡を取り出し、息抜き程度に夜に会うことを重ね、気付けば男女の仲になっていたようです。しかしながら、所詮心の隙間を埋めるような関係であったということもあって、就活が終わって年越しもすることもなく、二人は別れたとのことでした。実際のケース~集団面接編〜集団面接で同じ面接の子と一夜限りの関係を結んだ先輩もいらっしゃいました。その先輩は3年の夏頃から就職活動を始めており、内定を保持しており、面接慣れもしている方でした。集団面接終了後、「すごい面接慣れてるね!ちょっとアドバイスほしいから飲みに行こうよー」という感じで、2人でご飯に行き、そのまま夜の街へ消えて行ったとのことでした。最後にいかがでしたでしょうか?本日は2人の先輩のパターンをご紹介しました。実際、周りの話を聞いているとこういった事例は非常に多いように感じています。就活をうまくやってきている男性が精神的に弱っている女性を食い物にしているとも言えますが、逆にうまくやってきている男性に少しでもあやかろうといい出会いを求めた女性がうまくやっているとも言えるかもしれません。これを読んで「よしいいところに内定しよう!」と考える男性や、「将来性のある男を捕まえに行こう!」と考える女性はあまりいないとも思いますが、楽しんで頂けたら幸いです。くれぐれも、就職活動の一番の目的は「自分のキャリアを最高の形で選択する」ということではあると思うので、現を抜かすことないようして頂ければと思います。photobyMartinThomas 24,308 views
志望動機よりも企業選びの軸を意識せよ!リクルート内定者が語る就職活動アドバイスその1 志望動機よりも企業選びの軸を意識せよ!リクルート内定者が語る就職活動アドバイスその1 先日、リクルートの内定者と就活生によるWeb質問会を開催いたしました。その際に、多くの就職活動生の参考になる受け答えがありましたので、ここに記事として残したいと思います。リクルートを志望している方もそうでない方も参考になると思いますので、ぜひお読みください。本記事のコンテンツ・回答者プロフィール・面接は受けまくるべし!就職活動全般について・起業前提で入社もあり、リクルートの文化について・アルバイトからやりたいことを見つけた!志望動機や自己分析について・最後に回答者プロフィール【自己紹介】大学:文系(私立)学生時代に頑張っていたこと:予備校バイトでの営業活動、準体育会の活動内定先:リクルート人材部門を2つ、大手精密機械メーカー、スーパーゼネコン、他ベンチャー数社選社軸:①生まれや育ちの格差関係なく意思ある人が応援される世の中を作りたい②父親を超えるビジネスパーソンになりたい。受けていた業界:リクルート、機械メーカー、ゼネコン、マスコミを少々一言:特殊なスペックを持っていませんが、自分なりに考え抜いて複数社内定を得たように思います。内定者訪問や内定先からも呼ばれて17卒の皆さんの相談にものっているので、ぜひ参考にしてください。本日は宜しくお願い致します。面接は受けまくるべし!就職活動全般についてより深い自己分析は内定が出た後も行い、自分が本当にやりたいことを明らかにした「選社軸」について、①はっきりさせた時期および②選社軸を元に受ける業界を明確にした時期について教えて下さい。決めた時期及び業界を明確にした時ということですが、自分なりに完全に言語化できたのは、正直内定をもらった後のように思います。僕としては①ある程度自己分析した上で興味のある業界をあげる②その業界の仕事を説明会等で理解する③実際に内定を得る④内定を得た後、最期の自己分析をするといった流れでしていました。知っている業界それぞれを3段階評価し、その上で好きな業界に共通する自分の嗜好性を言語化した①ある程度自己分析した上で興味のある業界をあげる①の段階はいつごろの時期で、どの程度の業界をあげていましたか?現状でまだ企業選びの軸も定まらず、どの業界を見ていいのかぶれているのを感じています。ある程度の自己分析、並びに興味のある業界に関しては3月までにはあげ終えていました。私なりのやり方だと①知っている業界をとりあえずあげる(銀行、生保、インフラ、商社‥等々)②業界毎で興味があるかないかを⚪︎△×の3つに分ける③×の業界は見ない④⚪︎△に関しては説明会に行きつつ判断⑤その上でその業界に共通している自分の嗜好性を言語化するという風に行っていました。本命の選考の前に面接を受けまくることで、問題点を直していった今の時期に、これやっていてよかった、ということがあればお聞かせください。他の方々も言っているとおもいますが、やはり「面接」を受けまくることだと思います。いくら自己分析をして学生時代頑張ったことを作っても、話せなければ合格はないですし、落ちて初めて気づくこともあるかと思います。高給な会社=付加価値の高い企業かつやりがいがあると考えた。そして受ける企業は給与面で足きりした給与、福利厚生などの条件ばかりに目が行きがちで仕事内容や、やりがいといったことに注目することができていません。recruit@unistyleさんは給与や福利厚生といったことと、仕事のやりがいや面白さの部分についてどう切り分けて考えていましたか?私自身は①前提としての給料や福利厚生②その上で仕事のやりがいや面白さという風に考えていました。自分自身、これくらいの生活水準はほしいな、という所から、漠然とですが給与面で足切りをしていました。また個人的には給料が高い会社=世の中に付加価値の高いビジネスを行っている可能性が高い=やりがいのある仕事ができる、とも考えていたので、必然的にある程度給与水準の高い会社を受けることになっていたように感じます。とはいっても、学生時代の営業活動経験によって、じぶんなりのやりがいは見えていたので、そこまで悩まなかったというのが正直なところです、申し訳ないです。若手が活躍可能、そして社員の目的意識がはっきりしているからリクルート他社と比べてリクルートのどこがよいと感じましたかよかったと思う点は2つあります。①大企業の中で若手から活躍できる風土であること私自身は若手から仕事を任せてもらいながら、できる限り早くマネージャークラスになって仕事をしたいと考えていたので良いと感じました②社員の視座の高さ社員の方々が「何のために働くのか」ということを常々考えながら働いているという点に魅力を感じました。様々な社会人に会うことで働くイメージを持つべき!目標となるような人を見つけることも大事個人的ですが、私は「働く」ということがまだ他人事のようで、実感しきれていません。recuruit@unistyleさんのように、「自分が働くんだ」と情熱を持って就職活動に臨むためにも、働くことをリアルに感じるにはどんなことをしたらいいか教えてください。非常に難しい質問ですね‥笑私自身は父親に幼少期から仕事の話を聞かされていたこともあり、「あ、なんか仕事頑張るのってかっこいいな」って思っていたという経緯があります。そういった背景もあって、「父親」という存在がある意味仕事人としての憧れの存在で、父を超えたいな、じゃあ父をどういう部分でかっこいいとおもってるんだっけ?という風に考えたのが始まりだったと思います。やはり、いろいろな社会人の方にあって、働くということに触れる、そしてこの人を超えたいと思う人を見つけることがいいのではないでしょうか。起業前提で入社もあり、リクルートの文化についてリクルートの各カンパニーで求める人材は異なる!Unisytleの記事を活用!リクルートの各カンパニーで採用している人材の違いや求められている能力の違いなんかはありますか?カンパニーが多く、自分自身がどのカンパニーに応募していいのかまったく検討がつかないのが正直なところなので、参考に聞かせてください!私自身は割と明確にあるように思っています。そういった記事はunistyleで多くあるので参考までに貼っておきます。この記事の中で言及しているので参考にしてください。参考:リクルートは複数のカンパニーも受けるべし!志望度は考えず、自分がリクルートでやりたいことを話すと良い①海さんへの質問の回答で「志望動機ではなく選社軸を聞かれた」とのことなのですが、私は正直なところ主要12社を全て受けたいと考えております。その際に、他のカンパニーも同時で受けているが、その中でも御社の●●に魅力を感じる、という風に、素直に伝えてもよいのでしょうか?②テストセンターの性格検査にて重要だと思われる要素等があれば参考までに教えていただきたいです。①リクルートはいっぱい受けた方がいいと思うので良いと思います!極論第一志望であるかどうかはそこまで大きく関係ないと思います。むしろ、自分自身はこう考えていて、こういうことやりたいんだけど、リクルートではできると思ってるんですけどどうですか?くらいに話すと良いかと思います。変に社員が〜と風土が〜とかこのビジネスが〜と話すのは詰められて難しいと思いますよ②これは私自身が性格検査で意識していたことなので、正解かはわかりませんが、やはり、積極的かどうか、行動力があるか、といったところではないでしょうか。正直ほぼ意識せず受けていたので参考にならず申し訳ないです。。。社内起業の文化はもちろんある!私は将来何となくなのですがやってみたい事業があります。リクルートでは、社員が社内起業や新規事業を立案・推進することができるのか、できるとすればそのプロセスはどうなっていますか(カンパニー毎に違えばそれも教えてください)。社内起業の文化はあると聞いています。カンパニー等関係なく、社員同士で好きにチームを組んで、ビジネスのアイデアを出す「newring」という制度があります。確か私の記憶だと、受験サプリもこう言ったものから出てきたんだと認識しています。採用されると社内に部署ができてリソースを使えるようです。カンパニー間の異動は可能。しかし、その制度が実際に使われているかは謎もう1点質問なのですが、入社後のカンパニー間の異動は可能なのでしょうか?制度はある、と聞いています。しかしながら、その制度は実際のところちゃんと使われているのかはきわどいということも聞きました。制度で言うと、このカンパニーのこの部署でこういうことがやりたいと手を挙げると、自分の上司等にも相談なしに、面接のようなものを受けられるというのは聞いています。アルバイトからやりたいことを見つけた!志望動機や自己分析について志望動機や自己PRは面接で突っ込まれる度に考え直せ!その繰り返しで自己分析を深める!recruit@unistyleさんはどのように自己分析を行っていましたか?自己分析の方法ですが①紙ベースで学生時代頑張ったこと、志望動機を作る②実際の面接で話してみる③突っ込まれて答えられなかったところを考え直す。の手順を延々と繰り返していました。私はリクルートの社員さんにお願いして、模擬面接を何度もしてもらって、その対話の中で自己分析を深めていました。自己分析は絶対内定シリーズのワークシートで3周行った就活の話ができるような頼りになる友達が少なくて、困っています。やはりunistyleの記事は参考にしていました。自己分析は絶対内定のワークシートを使って3周程度はしたように思います。就活の軸については父親の影響など、自分のバックグラウンドについてしっかり考えた志望動機は何を話していましたか?リクルートでは選社軸:①生まれや育ちの格差関係なく意思ある人が応援される世の中を作りたい②父親を超えるビジネスパーソンになりたい。と話しており、父親を超えるビジネスパーソンになりたいという部分に関しては・影響力の大きさ・視座の高さ・そのスピード感を一番達成できるかいなかという点で比較検討していました。アルバイトでの「周りと競争しながら自分の言葉で提案を行う経験」から、自分のやりたいことが見えてきた「学生時代の営業活動経験によって、じぶんなりのやりがいは見えていた」とのことですが、学生時代のアルバイト経験とリクルートでの仕事のやりがいをどのように結びつけていたか教えていただければうれしいです!私自身学生時代の営業活動で感じていたやりがいは①自分自身が目の前の生徒の人生に影響を与えるという点②周りと競争しながら、自分の言葉で一人数十万単位の提案を行える点でした。私自身はある程度の成果を残したおかげで大学生スタッフの中でも多くの裁量を任せてもらえ、それが原動力となりました。特に②の部分に非常に強いやりがいを感じていました。リクルートでは若手から多くの企業を担当し、自分の言葉でさらに大きな提案をしていく、そして成果を残せば残すほどどんどん仕事を任せてさらに大きな提案をできることにワクワクしたので、そういったことを伝えたように思います。「大企業かつマネジメントが出来る会社」としてリクルートを選んだリクルートの方は30代前後では退職する方が多い印象がありますが、recruit@unistyleさんは将来のプランはどのように考えていますか?起業や転職、リクルート内でトップに上がるなど考えていることはありますか?私自身正直なところ決めきれていないことが確かです。しかしながら、「大企業で早くマネジメントができる会社に入りたい」と考えていたので、3年で辞めるようなことはないと思います。ちなみに面接では「社長になるつもりで働きます」と言っていました笑最後にいかがでしたでしょうか。今回の質問会ではリクルートについての内定戦略だけでなく、本人の具体的な就職活動の軸や業界研究の仕方まで知ることが出来ました。きっと多くの就職活動生の参考になる回答があったのではないかと思います。特に、内定者がリクルートでの面接で話した志望動機として「父親を超えるビジネスパーソンになりたい」というものが印象的でした。多くの就活生は大学時代の経験から得た強みや気づきなどにフォーカスしがちですが、このように自分の兄弟や父親について話すことも自分を面接官に知って貰う上で非常に大事でしょう。ぜひ多くの就職活動生に今回の質問会で得た極意を生かしてください。今回はインタビューでの受け答えを2つの記事に分け、「その1」では内定者の就職活動全般から志望動機や自己分析についてまとめました。次回の記事では実際の面接でのテクニックや、リクルート内定者の人間性などについての回答をまとめる予定なのでそちらもぜひ参考にしてください。「体育会経験ではなくあえてアルバイトでの営業経験を伝えた、リクルート内定者による就職活動アドバイスその2」こちらも併せてご覧ください。photobyMartinThomas 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面接で「あなたを動物に例えると?」「あなたの好きな色は?」と聞かれた際の答え方 面接で「あなたを動物に例えると?」「あなたの好きな色は?」と聞かれた際の答え方 「あなたを動物に例えると何ですか?」「あなたの好きな色を教えてください」これから就活の皆さんは面接ではこのような質問をされる経験を今後するでしょう。「いやいや、そんなの都市伝説でしょ!?」と思われている方も多いかもしれませんが、これらは近年の面接で実際に問われていた設問です。unistyleに投稿されている選考レポートを確認してみても、コンサルティングファームからメーカー・政府系金融機関まで様々な業界で上記の質問が出題されています。今回は、面接官がこうした学生を何かに例えさせる質問をする意図を踏まえながら、回答する際のポイントについて紹介していこうと思います。【本記事の構成】▶質問をする面接官の意図▶回答する際のポイント▶最後に質問をする面接官の意図面接官が「あなたを〇〇に例えると何ですか?」「好きな〇〇を教えてください」といった質問をする背景には、大きく以下の2つの理由があると思われます。【1】就活生の本音を引き出したい【2】会話の瞬発力を知りたい【1】就活生の本音を引き出したい面接には「学生時代に頑張った経験を教えてください」「自己PRをしてください」といった、ほとんどの企業の選考で必ずと言っていいほど聞かれる質問が存在しています。こうした質問に対する回答は多くの学生が事前に考え、回答をテンプレートとして準備しているため、学生の素の姿が見えづらい一面があります。これに対して「あなたを動物に例えると何ですか?」といった学生の予想を裏切る質問は、学生がその場で考えて答えなければならなりません。そのため学生の本音を引き出しやすく、人となりを把握しやすいというメリットがあります。【2】会話の瞬発力を知りたい面接官には、予想外の質問を投げかけられても対応することができるだけの「会話の瞬発力」を持っているのかを見極めたいという意図もあるようです。この「会話の瞬発力」の中では、予期せぬ話題に対しても臨機応変に対応することができるだけの柔軟さがあるか、動物・色などの自分とはかけ離れたものを自分自身の資質と結びつけるだけの発想力を持っているかといった部分が見られています。回答する際のポイントこのような、突発的な判断力が問われる質問で迂闊な発言をしないためには、予め質問内容を想定し、回答の準備をしておくことが大切になります。とはいえ、「好きな色は何ですか?」といった定番化した質問であればまだしも、学生にとって突飛な質問を完全に予測することは難しいと思われます。そこで今回は、自らを何かに例えさせる質問に回答する際に共通する注意点について説明しようと思います。自らの性格や強みと結びつけること1つ目のポイントは、自らの性格や強みと結びつけることです。企業が学生を選ぶ立場にある面接では、学生から「自分が企業の求める人材といかにマッチしているか」「自分が入社後にいかに活躍できるのか」を伝えることが求められます。そのため、「あなたを動物に例えると何ですか?」といった質問に対する回答の中でも自分の人となりを伝え、企業にアピールをする必要があります。少し切り口の変わった自己PRであると言っても良いかもしれません。以下の手順で考えると回答が作りやすいと思われます。【自らを動物や色に例える手順】「自分のアピールしたい性格や強みを考える」▼「性格・強みを動物の特徴や習性と結びつける」質問が「好きな〇〇を教えてください」といったものであれば、自らの「性格や強み」を「身につけたい強み」と置き換えてみると良いと思います。例えば「あなたを動物に例えると何ですか?」といった質問であれば、以下のような回答を作ることができます。【回答例:あなたを動物に例えると何ですか?】私を動物に例えるならば、チンパンジーだと思います。その理由は、様々なモノを道具として使いこなすチンパンジーのように、新しいアイデアや方法を考えることが好きだからです。アルバイト先の雑貨店では、お客様の満足度を上げるために◯◯という取り組みを実現したことがあります。この回答では、「新しいアイデアや方法を考えることが好き」という自分自身の性格を、「様々なモノを道具として使いこなす」チンパンジーの習性に結びつけています。また、アピールしたい強みとして身体的な特徴を挙げることは避けるべきです。例えば、あなたが「あなたを動物に例えると何ですか?」という質問に対して「面長なので馬だと思います」と答えたとします。面接官は「確かに似てるね」と感じてくれるかもしれませんが、その特徴が仕事の中のどんな場面で活きるのか、入社後にどのような活躍を見せてくれるのかについては全くイメージすることができません。力仕事が求められる業界であれば肉体的なたくましさがアピールポイントになるかもしれませんが、それ以外の業界であれば外見ではなくて内面の特徴をアピールするべきです。ユーモアよりも論理性を重視すること「あなたを動物に例えると何ですか?」「好きな色に例えて下さい」といった質問では、回答からユーモアのセンスを示すことも可能です。特に、広告代理店などのクリエイティブな考え方が求められる業界であれば回答のインパクトがより重要視されてくるものと思われます。人とは違う個性を示したい学生であれば、あえて知名度の低い動物や色を選択してみるのも良いと思われます。しかし、この質問に対する回答においては「ユーモアのセンス」よりも「説明の論理性」のほうがより大切であると思われます。どんなにユニークな動物や色を選ぶことができたとしても、その特徴を自らの性格や強みと照らし合わせた説明ができなければ、面接官から評価されません。論理性あってのユーモアであることを忘れないでください。最後にいかがでしたでしょうか。突拍子のないように見える質問の背景にも、企業側の何かしらの思惑が存在しています。今回出てきた質問例に限らず、面接官からの質問に回答する際には「今の質問にはどんな意図があるのだろうか?」と自分の中で考える癖をつけておくことをおすすめします。また、いまいち良いアイデアが思い浮かばないという方は、息抜きも兼ねて以下のような診断テストをやってみても良いと思います。自己分析に役立つことはあまりないでしょうが、自分の特徴を把握する際の足がかりや、質問に対する回答を作成する参考資料にはなるかと思います。参考:TOMORROWisLIVED|動物診断参考:好きな色から性格診断!|色彩心理テスト・カラー占い 13,500 views

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