マスコミ内定者が語る好きだからという志望動機で重要な3つのこと

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最終更新日:2023年10月31日

マスコミ内定者が語る好きだからという志望動機で重要な3つのこと

映画大好き16卒内定者です。映画関連の仕事につくことになりました(予定)。

unistyleのこの記事(「好きだから」では評価されない!?大手企業内定者の志望動機の作り方とは )にもありましたが、「好きだから」という志望動機で評価されるのは結構大変です。

ここでは個人的な経験として、「好きを仕事にする」ために重要なことをいくつか挙げたいと思います。

1. コンテンツを消費するだけでなく、実際に作ってみる!

私は映画好きが高じて映画サークルに入って映画を作っていました。
この経験を通して、大変なこともあったけど(むしろ大変なことばかりでした)、
やっぱり映画が好きで作り手側にいきたい気持ちが強くなりました。

自主制作のコンテンツにはプロならではの制限がない反面、限界もあります。
たとえば自主制作映画なら
・お金がない(機材もショボい)
・ストーリー適当
・役者はそのへんの人
というのがあります。

自分で作ったうえでプロの作ったものと見比べると、役者や予算、演出、宣伝の重要性が身に迫ってわかってきます。
私はそこで、プロの世界に入りたいと思いました。
しかし、プロでは自主制作に比べ、役割がより細分化されており、「その道のプロ」というのがいます。
一人につき一つの分野のプロフェッショナルになるのが普通です。監督なら監督、カメラマンならカメラマン・・・
自主制作映画では「プロデューサー兼監督兼カメラマン兼編集兼脚本兼役者」などとなりがちですが、プロになるならばどれか一つを選ぶ必要があります。
私はそれを考えたときに、自分でどういうものを作るかを決め、好きにお金を動かし、全体を統治する立場に行きたいと思いました。
そこで、プロデューサー志望になったのです。

本選考とインターンの締め切り情報

2. その道のプロの話を聞きに行く!

私が実践したことは
・邦画の製作プロデューサーの方に話を聞く
・プロのカメラマンの方に講習を開いてもらう
などです。

実際にプロとしてご飯を食べてる人の話を聞いて、業界の仕事の様子をリアルにイメージできるようになりました。

プロも現状に不満を持っています。それを聞くことは、自分のキャリアを考えるきっかけになりました。

「そうは言ってもプロと会う機会なんてそうそうないよ・・・僕理系だし」

そういう方もいるかもしれませんね。私も最初はまったく映像業界にコネなんてありませんでした。プロとつながるまでの人脈作りに必要なのは、まず自分から、そのコンテンツに近い、新しい環境に飛び込んでみることです。

私にとっては映画祭のボランティアがそのきっかけになりました。プロから仕入れた知識は、面接でも武器になります。他の就活生との決定的な差別化になるからです。

3. 業界の課題や問題点について解決策まで考える!

これをするようになったのは、日本映画界の問題点について彼氏にいっちょまえに文句をたれていた時に、
彼氏に「じゃあどうすればいいんだ。どうにかできるのかお前は」と激ツメされ(ちなみに彼氏は理系の研究者志望)、「そこまで言わなくてもいいじゃん!」と逆切れして号泣したという事件がきっかけです。

ふと冷静になり、「いや実際彼の言うとおりだな・・・解決策を考えられないのに作り手のプロになるなんて無理だよな」と考え直したのです(彼氏に感謝)。

そこから、映画などコンテンツビジネスについての本を読んだり、映画関係のニュースをよく観て、自分なりの意見を持つという活動を始めました。

みなさん日本映画の問題点は、わりと気付いているのではないでしょうか。
・高すぎる入場料
日本では学生で1500円。しかしアメリカでは500円で観られます

・低予算、低いクオリティ
日本映画の平均予算は1億円。ハリウッドでは数十億が基本です

・海外ロードショーの少なさ
世界何十ヶ国で上映されるハリウッド映画と比べ、日本映画は国内で上映しておしまい、がほとんど

・実写映画の多さ
オリジナル映画がほとんどなく、漫画や小説の実写化ばかり。

ではこういった問題点はなぜ引き起こされるのか、どうやったら解決できるのか。そこを考えるのが重要になってきます。

日本映画とハリウッド映画の予算の違いはどこからくるのか?資金の調達源が違うのか?
日本映画の製作者はどのようなことを念頭に置いて映画を作っているのか?
実写化は誰にとってメリットがあるのか?
最近テレビ局が映画に多く関わっているが、その理由は?

など、こういった観点で勉強をしたり考察をしたりしてみると、業界の理解につながると思います。
本で得る知識に限界がある場合は、上記のようにプロの方に聞いてみるのが一番です。

最後に

いかがでしたでしょうか。

コンテンツを消費する人というのはたくさんいます。みなさん生きていれば日々なにかしらのコンテンツを消費しています。
本、漫画、映像、広告のクリエイティブ・・・。

この「その他大勢」から抜け出した就活生になるためには、一歩踏み出して自発的に勉強したり、新しい環境に飛び込むことが必要になってきます。

勇気を出して踏み出してみてください。最初は絶望するかもしれません。でもその先に、自分が目指すべき改革の道が見えてくるはずです。

photo by Satya Murthy

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いるのかを自分なりにその場で考えられており、それが選考通過にも繋がっていると考えられます。また、反省を次に活かそうという意識を持ち、改善すべきポイントを押さえた上で選考に臨むことができています。自己分析をしていく中で、企業選びの軸のついても変化があったとのことでした。企業選びの軸というのは、就活を進めて行く中で幾度となく変わることもあるかと思います。それは、自分自身の適性や志向がより明確になり自己理解が進んできたということでしょう。軸を設定したからといってその軸にこだわりすぎず、自分自身の根本にある価値観はどんなものなのかを探り、柔軟に企業選びの軸についても変化させることが必要でしょう。8月は、インターンの準備が中心になるとのことでしたが、皆さんもご存知の通り外銀や外コンのインターンは内定に直結することが多いため、万全の用意をして臨むことが求められます。そのためには、自分で調べることも重要ですが、周囲の友人や知り合いから効率的に情報を収集することも必要となってくることでしょう。また、面接やGDを突破するためにはある程度数をこなすことも重要です。乃木鮭くんは、手段としてのインターン選考に参加することは気が進まないという話をしていましたが、”志望企業の内定を獲得する”ことを考えた場合、なるべく本命企業の面接の前に場数を踏んでおくことが大切です。それは、面接やGDは慣れの要素が強く、数をこなすことでクオリティ自体も高まる傾向にあるからです。そのため、私個人としては早期選考をしているベンチャー企業の選考を利用し、面接での深堀りに夏の段階から慣れておくことをおすすすめします。乃木鮭くんへのオススメ記事今回は、外資系金融のインターンに参加する乃木鮭くんのために、外資系金融を志望している学生に一度目を通して頂きたい記事をご紹介しています。息抜きも兼ねてご覧いただければ幸いです。「外資系金融志望者」が読むべき記事3選はこちら【1】→外資系投資銀行や、国内証券会社がどのような仕事をしているのかを知るために読んでおきたい本5冊を紹介します。【2】→本記事は、15卒外資系金融内定者の方から寄稿頂きました。夏頃から準備をスタートし、見事内定を獲得した方の行動記録です。是非全てに目を通して、今後の就職活動の参考にしてみて下さい。Vol.3は9月に公開予定●その他の20卒就活生のリアルタイム就活体験記は以下よりご覧いただけます。● 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渾身のアピールが評価されるとは限らない!大手企業9社内定の就活生が意識した「伝え方」 渾身のアピールが評価されるとは限らない!大手企業9社内定の就活生が意識した「伝え方」 こんにちは、16卒の金融業界内定者です。私は2015年の2月から就職活動を始め、最終的に金融機関や大手航空会社、通信、メーカーなど大手企業9社から内定を頂きました。面接の場で十中八九聞かれる質問として、「学生時代最も頑張ったこと」を聞かれる事になると思います。私は時間的にも労力的にも頑張った「新規事業でのインターン経験」をアピールしていました。幸いこのインターンでは概ね満足のいく成果を残すことができ、面接官もを感じ取ってくれるだろうと解釈していました。しかし、ある出来事をきっかけに「アピール内容の盲点」に気付くことができ、それを修正したことで9社の内定を得ることができたのだと思います。本記事では、その盲点と就活生の皆様に是非留意して頂きたいポイントについて紹介したいと思います。私の学生時代頑張ったことのフレームワークに沿ってアピールしていたので、ある程度内容をぼかした上で紹介したいと思います。【(1)結論】大学生対象の教育関連の新規事業を軌道にのせることに力を注いだ。【(2)動機】誰も成し遂げたことのないことに挑戦したい・後輩が将来活躍するきっかけを作りたいと考えていた。【(3)目標・困難】新規顧客になりうる大学生予備軍の高校生の入学を促進しようと考え、系列会社の予備校に通う高校生をターゲットとした。系列会社のため協力に対する同意を得る部分は容易だったが、問題はその会社で働く方と私との信頼関係が0の状態からスタートすることであった。そのため、高校生に対して営業を行う上で問題となる点を共有してもらうことさえ当初は困難であった。【(4)取組・工夫⇒結果】それまで担当する予備校には電話でのコンタクトを主流としていたが、実際に足を運ぶスタイルに変更した。実際に会って話を聞くことや、自分の事業に懸ける思いを共有することで心理的な距離が縮まり、次第に悩みや問題点を共有してくれるようになった。その結果、私と同じ業務を担当していたインターン生数十名の中でも好成績を残すことができた。【(5)人柄】真面目に話に耳を傾ける性格が、信頼獲得の際に活かされた。最後まで諦めずに物事をやり遂げる粘り強さも成功要因だと考えている。【(6)学び】相手の信頼を得るためには相手のところまで実際に足を運ぶような真摯な姿勢を見せることが大事だと実感した。自分自身の持ちうる熱意を伝えることが大事だと学ぶことができた。文面にするとそこまでではないですが、このように独自性はあるものの、聞き手・読み手が初見で理解するには高い能力が必要なアピール内容になっていました。渾身のアピールが評価されるとは限らない学生時代頑張ったことを話す場としては、圧倒的に一次・二次面接の時が多い印象です。序盤の私の一次・二次面接通過率として、個人面接はおよそ8割ほど・グループ面接はおよそ3割ほどでした。この通過率の開きについては後ほど考察するとして、当時の私は自分の何が通過率を下げているのか全くわかりませんでした。上記のようにに沿ってアピールしていたので、毎回自信満々で面接会場をあとにしていたにもかかわらずです。自分の頑張った取り組みについては誰よりも自信があり、特にグループ面接の場においては内容面からも自らのアピールが最も光っていたと自負したこともあったくらいです。学生時代頑張ったこと以外の部分で評価されず、企業研究が足りないのだと思い込むようにして多くの企業の説明会に参加していました。模擬面接を経て知った伝え方の大切さ幾多の企業の説明会に参加する中で、ある金融機関の模擬面接会に参加する機会を得ることができました。学生時代頑張ったことを30分間ひたすら深掘りされ、ブラッシュアップするという趣旨のものでした。まずは時間制限なく頑張ったことをアピールしてくださいということで、私の上記のように整理した渾身の学生時代頑張ったことをアピールしました。自信満々にアピールし終えた私に面接官の方がおっしゃったことは「何のことだかよくわからない」ということでした。そこから面接官の追加質問を基に、ホワイトボードに新規事業の中で私が担当していたことや事業の仕組みを図式化して書き出すことを行ったところ、「要するにこんな感じのことを伝えたかったんだよね?」というアドバイスを頂きました。蓋を開ければ自分の意図していたアピールが面接官に伝わっていなかったということがわかり、これこそが私のグループ面接(学生一人当りの持ち時間が短い)通過率の低さの原因だったのだと痛感しました。新規事業インターン経験をどのように伝えたのか模擬面接終了後、そこでのアドバイスを基に「具体的にイメージしてほしいのは、損害保険会社の代理店営業です。」と「例え」を前置きするようにしました。系列会社の予備校に通う高校生が入学してくれるように、予備校で働く方の悩みを解決したり、仕組みを整えるという仕事内容は損害保険会社の代理店営業とほとんど同じだと考えていたからです。この取り組みを実践したことで、一次・二次の個人面接やグループ面接で落ちることはほとんどなくなりました。面接官に私の取り組んだことのイメージを持たせることができた点が評価につながったのだと思います。3メガ損保の一角の面接の際には特に共感を得ることができ、内定を頂くことができました。最後に他の学生と差をつけるために、16卒の就活生でもまれにユニークなインターン・アルバイト経験を伝えている方が見受けられました。取り組んだ内容の凄さがなんとなくは伝わってくるものの、その具体的な内容が他者の頭に入ってこない・面接官の消化不良に陥ってしまっているということは非常にもったいないと思います。上記のような「例え」を用いるのは伝え方のほんの一例だと思いますし、読者の方も「読者自身の学生時代頑張ったことについて前提知識のない方」にそれをアピールして、聞き手の持った印象を確認してみると良いのではないでしょうか。自分の頑張ったことは自分が一番わかっているからこそ気づきにくいことですが、アピール内容が相手にとって理解しやすいものか立ち返って考えてみてほしいと思います。【関連記事】 22,178 views
まず女性から攻略せよ!銀行員一年目の生きる道 まず女性から攻略せよ!銀行員一年目の生きる道 こんにちは、以前にUnistyleでインターンしていた都内支店勤務の銀行員1年目です。銀行員として働き始めてはや半年、時間が経つのは早いなと思う一方で銀行という業界で働くことに日々驚きを感じながら頑張っています。さて今日は、銀行員として働いていて最初の関門だった「女性行員との人間関係」についての記事について書いてみたいと思います。銀行といえばテラーは女性が務めていますし、女性が働きやすい環境としてもいつも上位にランクインする銀行ですが、その実態や一年目なりの関係構築について書いてみます。支店にいる女性の年齢層について銀行員として働いている女性について、皆さんはどのようなイメージを持ちますか?制服を来ていて、ロビーや窓口でお客様対応をしているイメージを持っている方が多いのではないかなと思います。通常はそのような業務を担当している課をサービス課などと呼んだりするのですが、部長や課長でない限り99%女性です。毎年1〜3人の特定職の女性新入社員が配属されて、およそ5年から10年その支店で働くことになります。その課で課長・課長代理を任される女性社員の中には、入行からずっと同じ支店ですという方もいます。したがって年齢層としては、20代前半から30代前半までの女性が多く、全体の7割8割を占めるイメージです。では他の2割3割はどうかというと、パートとして働く40〜50代の女性となります。ちょうど就活生の母親くらいの年齢となります。支店で働く女性の年齢層についての事前知識はこのくらいにして、一年目の新入社員が彼女たちとどのように接点を持っていくのかという点に迫っていきましょう。ステップ別:新入社員と女性行員の関係構築法他の支店や銀行の話を聞いているとどうやらどこも同じみたいなのですが、いわゆる全国転勤型の総合職であっても最初はサービス課に配属されることが多いようです。そこで初めて彼女たちと接点を持つことになるわけですが、新入社員にとってここが最初の関門です。彼女たちに気に入られるかどうかによって、その後の支店での働きやすさが変わってきます。本項では、筆者自身がどのように彼女たちと接していったか、先輩の格言や自ら感じた所感を基に4ステップで書いていきます。ステップ1:「わかることでも聞け」今やメガバンクの半数以上の新入社員がMARCHレベル以上です。正直、物覚えで難ありな新入社員はあまりいないですし、サービス課での仕事に苦労することはないであろう人もいます。普通ならわからないことでも自分で調べて自分で何とかするのが優秀な社員ですが、サービス課で働く上ではちょっと事情が違います。サービス課で働いている女性にとっては、わからないことを聞いてくれる、頼ってくれる新入社員がかわいいのであって、何でも一人でこなしてくれる新入社員はかわいくないのです。いい大学を出た素養のある新入社員が自分に質問してくれるということが大事なのです。彼女たちの話に耳を傾けてくれる若い子がかわいいので、「とにかくわかることでも聞け」と先輩にアドバイスされました。とにかく積極的な姿勢を見せることで頑張っていることが伝わり、彼女らにとって見てられないなと思うこともあったと感じたこともあったはずですが、自然とフォローに回ってくれるようになりました。ステップ2:「とにかく褒めまくれ」お客様は神様という言葉がありますが、銀行は特にそうだと思います。キャッシュカードが読み取れない、手数料高すぎるんだよと、なぜそれを自分に言うんだということまでお叱りを受けたりすることもありますが、それでも笑顔でいなければいけません。そんなお客様に最前線で対応を迫られるのが彼女たちなわけですが、そんなときこそチャンスだと思うようにしていました。「素晴らしいお客様対応ですね」「大変でしたね」という一言をかけるだけで、「よくわかってるじゃん」と思ってくれるようで、よりかわいがってくれるようになったと感じました。ステップ3:「金曜はお菓子持っていけ」ここまでのステップで、女性行員との最初の接点を持つことができたら第一段階クリアです。次のステップとしては、15:00に支店が閉まってからの業務後にお菓子を配るということを自分は実践していました。筆者は「今週もお疲れ様です。ありがとうございました」といった一言を付け加えてお菓子を配っていました。くだらねえなと思う方もいるかもしれませんが、甘いものが嫌いな方はあまりいませんし、感謝してくれているんだなと感じてもらえることで、より仕事を教わりやすくなります。ステップ4:「感謝の気持ちを伝えろ」筆者の場合、ステップ1と2である程度の関係が構築できていたのですが、関係を構築できていると、より多くの知識を授けてくれるようになります。次第にできることも多くなっていきますが、そこで大事なのが授けられた知識のお陰でうまくできましたと彼女たちに伝えることです。自分自身の成長を伝えることで、この子は私が育てたんだという感情を持ってもらうように心がけていました。まとめ:うまく関係構築ができた後の効用「空気を読みながら仕事するなんて、だから銀行はお固いと言われるんだ」という声が聞こえてきそうですが、彼女らと良い関係を構築できると良いことだらけです。銀行員としてお客様から預かった申込書を処理するのも彼女たちなわけですが、うまく関係を構築できていれば頼んだらすぐにやってくれます。彼女らがどれだけ事務の仕事を手伝ってくれるかによって、働きやすさや自らの余裕が変わってくるので、関係は良好であることに越したことはないです。そしてかわいがってもらえて場合には、自分の功績を彼女たちの口から役席に伝えてくれるので、いつの間にか自分の評価が上がっていたりします。というか、そもそも支店長や副支店長と話す機会は新入社員にとって皆無に等しいので彼女たちの口コミは本当に大事です。もっというと自分の出世を気にして言いたいことを言えない総合職もいる中で、出世に興味のない特定職の中にはかわいがっている新入社員をなんとかして上に上げてやりたいと思ってくれる人さえいます。思ってくれることを素直に話してくれる彼女たちを重宝する支店長も多いので、そんな彼女たちからの口コミは信頼するという論理なわけです。最後に支店にどれだけ味方を作れるかということは銀行員として本当に大事だなと思う半年間でした。数字を取れるといった実績も大事ですが、それだけでなく人間関係でうまく付き合える人がのし上がっていくのが銀行という業界です。「かわいがってもらって働きやすい環境を作る」という、あくまで筆者の新入社員の振る舞いですが、参考になることがあれば幸いです。※これはあくまでサービス課における人間関係構築法で、営業課だと全くと言っていいほど違うと思うのでその点ご了承ください。photobyTomCronin 20,461 views
インターンで内定も恋人もゲット!?人見知りの私がインターンで『リクラブ』ることができた理由 インターンで内定も恋人もゲット!?人見知りの私がインターンで『リクラブ』ることができた理由 「リクラブ」とは…「リクルートラブ」の略。会社説明会への参加や就職試験などの就職活動を通して男女が知り合い、恋愛に至ること。参考:goo国語辞書「リクラブ」とは皆さんこんにちは、絶賛就活中の19卒国公立大生です。突然ですが、皆さんは「リクラブ」という言葉をご存知でしょうか。前述した通り、リクラブとは“就職活動を通して生まれる恋愛”のことをいいます。大学生であれば、誰もが一度は耳にしたことがあるリクラブ。しかし、本当にそんなものがあるのでしょうか?私自身もそんなのあるわけないと思っていました。そう、当事者になるまでは、、何を隠そう、私はリクルートラブいわゆる「リクラブ」の経験者です。今回は本当に存在していた「リクラブ」の生態について迫りたいと思います。皆さんも謎に包まれた「リクラブ」の生態を解き明かす探検にどうぞ最後までお付き合い下さい。【本記事のアウトライン】・私が経験したリクラブ・リクラブ発生のメカニズム・リクラブを起こすためには・リクラブのメリット・デメリットはじめに私が本格的に就職活動を始めたのは、大学3年の夏からです。夏休みは、ほぼ毎日どこかの企業のインターンに参加していました。そもそも、私が夏インターンに参加したのは、漠然とした就職活動に対する焦りと色々な業界をみてみたいという思いからです。とにかく、早くから動き出さなければと思い、夏のインターンに参加することにしました。参加した業界は、ITや金融、シンクタンクにコンサルと多岐に渡ります。夏休みは授業もないため、基本的に5日間程度の長めのインターンに参加するようにしていました。一言ことわっておくと、夏のインターンに応募した際は、「リクラブ」のことなど全く頭にありませんでした。そう、全く。。。実際に存在した『リクラブ』では、早速皆さんも気になっているであろう「リクラブ」について私の実体験を踏まえつつ書かせて頂こうと思います。今回、私が経験したリクラブは夏のインターン参加の際の出来事です。あれは、暑い夏の日のことだった。電車の遅延で、集合時間に遅れそうになった僕はM社のインターン会場へと急いでいた。汗に濡れた頬をハンドタオルで拭い、シャツの裾を捲り上げながら、人の波を掻き分け一心に会場へと歩みを進めた。あと少しで会場に着くというとき、急ぐあまり僕は一人の女性にぶつかった。グレーのパンツスーツを着た彼女は、慌てて謝る僕に、笑顔で微笑み返した。そうそれが、彼女との出会いだった。。なんていうロマンチックな出会いでは残念ながらありません。私の場合は、グループワーク型のインターンで同じグループになった中の一人と仲良くなり、最終的にはその人と付き合うことになりました。もう少し詳しく書くと、私の参加したインターンは5日間10:00〜18:00で開催されました。5日間毎日顔を合わせる上に一緒に昼食も食べるため、当然グループ内の仲は深まります。また、最終日には打ち上げとして飲み会も行いました。そうした中で、私は彼女と仲良くなりました。ここで、インターンの内情について詳しく知らない方に向けて簡単に説明させて頂きます。インターンはほとんどの場合、グループワーク形式で行われるため、期間が長くなればなるほどチームの仲も深まります。また、数日に渡って開催される場合、連絡先を交換したり飲み会を行ったりすることが大半で、よりチームメンバーと親しくなりやすいといえます。恋愛に発展せずとも、引き続きプライベートでも交流を持ち、就活情報の交換を行ったり飲み会を開いたりする人も少なくありません。このように、インターンはコミュニティを広げる一つのツールであるともいえ、これまで関わってこなかった人とも関係を持つチャンスといえます。就活においては、情報が命です。インターンで出会った目線の高い仲間の存在は情報戦ともいえる就活においてとても重要です。インターン後も連絡をとり、関係を保っておくことは間違いなく就活においてプラスに働くことでしょう。なぜ『リクラブ』が起きるのか続いて、なぜリクラブが起きるのかについて検討してみたいと思います。実際にリクラブがどのくらい起きているのかデータがあればそちらを参照しようと思いましたが、当然ながらそんなデータはありませんでした。そこで、自身の経験と身の回りのリクラブ経験者の話から、なぜリクラブが起きるのかについて検討していきたいと思います。検討した結果、リクラブが起きる理由として3つ挙げられます。①現状のコミュニティへの不満基本的にインターンに参加する大学3年次の夏や就活が本格化する大学4年次には、既存のコミュニティ以外の人間関係が広げにくい状況にあるといえます。サークルやバイトの人間関係が固定化した中で、新しい出会いを求めている人も少なくないと考えられます。そのような思いを抱えた人にとって、インターンはコミュニティを広げる絶好の場といえます。②辛い体験の共有インターンでは、初対面の人たちとワークをし、最終的には結果を出すことが求められます。意見が衝突したり反対に活溌に意見が出なかったり議論が進まないことも当然あります。そのような負荷の中で、チームで一つの目的に向かって取り組むことができれば、よりチームの仲が深まることは間違いないでしょう。また、インターンには「吊り橋効果」と類似の効果がありそうです。「不安や恐怖を強く感じている時に出会った人に対し、恋愛感情を持ちやすくなる効果のこと。」参考:コトバンク「吊り橋効果」とはなぜ吊り橋効果と類似しているかを説明します。皆さんも初めてインターンに参加した際は少なからず緊張したことと思います。これからどのようなワークを行うかもわからない緊張状態の中で、ワークを引っ張ってくれる存在や皆に議論を振ってくる存在は頼もしく見えるものです。このような状況が「吊り橋効果」と同様の効果を生み出しているといえます。また、多くのインターンは最終発表を行います。発表準備は時間に追われることがほとんどであるため、そのような状況の中で一体感が生まれ、恋も芽生えるのかもしれません。③価値観、考え方の類似選考のあるインターンは特に、近い学歴層の学生が参加するため考え方や価値観が近い学生が集まりやすい傾向にあるといえます。また、インターンでは議論をする機会が多いため、その人の考え方の傾向やクセも感じ取りやすいでしょう。そのため、自分と似た考え方・価値観を持つ人や自分と合った性格の人が見つかりやすいといえそうです。リクラブが起きる理由としては、以上の3つが考えられます。このようにインターンには、恋愛が起きやすい環境が揃っています。私のようにリクラブを目的としていなくても、自然と恋愛が始まってしまうことについて、皆さんにも納得していただけるかと思います。上記を踏まえて、リクラブを起こしたい人に向けて少しアドバイスをさせて頂くと、長期間(5日以上)、長時間(朝から晩まで)、選考有(ESだけでなくGDや面接)のインターンはリクラブが起きやすい傾向にあるといえます。リクラブを起こしたいのであれば、積極的にワークに取り組むだけでなく、連絡先を交換したりインターン後に飲みに行ったり、チームの仲を深めるために努力するべきでしょう。もちろん、当記事は“決して”“決して”「リクラブ」を推奨するものではありません。あくまで客観的にリクラブが起きやすい状況を分析したに過ぎません。「リクラブ」のメリット・デメリット今まで、リクラブが起きやすい状況についてまとめていきましたが、続いてはリクラブにおけるメリット・デメリットについて検討していきましょう。まず、メリットからまとめると以下の3つが考えられます。・効率よく出会うことができる(合コン、街コン、相席屋等よりコスパが良い)・企業がワークを設定してくれるため合コンのように話題に困ることがない(コミュニケーションが苦手でも問題ない)・価値観や考え方が似た人と出会いやすい(同じ学歴層が集まりやすいため)次に、デメリットとして以下の4つが挙げられます。・恋愛の継続性が乏しい(ワンナイトラブで終わってしまう可能性が高い)・同じ会社に入社した際の社内恋愛の煩わしさ(特に冬インターン、本選考は志望業界が似通う可能性がある)・片方が受かって片方が落ちるリスク(上記同様志望業界が同じ可能性があるため)・選考の案内や連絡スピードに差が出るなど企業の裏側の部分、知らないでもいいことを知ってしまう(※メリットにもなり得る)以上挙げたデメリットの下3つに関しては同じ大学、同じサークル、同じ学年で志望業界が同じでも同様のことがいえるため、インターンに限ったデメリットとはいえなさそうです。むしろ違う大学の人で志望業界が違うとデメリットにはなり得ないかもしれません。したがって、リクラブについてはデメリットよりメリットの方が大きいといえます。私の主観ではありますが、圧倒的にメリットの方が大きいです。もちろん、当記事は“決して”“決して”「リクラブ」を推奨するものではありません。最後に皆さん、最後までお付き合い頂きありがとうございます。これまで、「リクラブ」がなぜ起きるのか、そのメリット・デメリットについて見てきました。リクラブについてご存知なかった方にも、そのメカニズムについて少しはご理解頂けたのではないでしょうか。当記事が「リクラブ」を推奨するものではないことは、何度も述べてきました。「就職活動中に恋愛なんぞ不謹慎だ」というリクラブに関して否定的な意見があることも当然承知しております。もちろん、リクラブ目的でインターンに参加することは好ましいとはいえません。しかし、私のようにリクラブ目的でなくても恋愛に発展することも当然ながらあります。自分を正当化するわけではありませんが、「恋はするものじゃなくて落ちるもの」と誰かが言ったように、恋愛自体は不可抗力です。そのため、私自身はリクラブが起きてしまうことについては仕方ないと考えています。また、インターンなど早期に就職に向けて動き出すと、それだけ多くの人との出会いがあることも事実です。そして、その中から恋愛が生まれることも事実です。つまり、早期に就職活動を行うデメリットは何一つとしてありません。説明会やインターンには、新たな出会いがたくさんあります。上記でも述べたように、目線の高い仲間を作っておくことは、就活をする上で間違いなくプラスです。就職に不安がある人や現在のコミュニティに不満がある人は是非早くから動いてみてはどうでしょうか。この記事が、皆さんの就職活動へのモチベーションに少しでも良い影響を与えることができれば幸いです。今後もunistyleを是非ご活用ください。photobyPeterPham 20,457 views

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