16卒就活生がオススメするサマーインターン49選

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最終更新日:2022年03月29日

16卒就活生がオススメするサマーインターン49選

16卒就活生です。
6月に入り、リクナビ、マイナビなどを通じて17卒のサマーインターンの募集を開始した企業が増えましたね。本選考開始が8月になった16卒よりもさらに多くの会社がインターンを実施するように感じます。今日はリクナビ、マイナビが発表しているインターン4000社の中から外資系投資銀行・外資系コンサル・総合商社などのトップ企業を目指す卒就活生に向けて選りすぐりのインターン49社を語ります。

早くからインターンに参加し、現場体験をしたい人、周りの学生のレベルを確認したい人、面接の場数を踏みたい人、筆記試験を受けたい人など理由は人それぞれだと思いますが、チャレンジして損しないものを選抜したのでぜひご覧下さい。

外資投資銀行

ゴールドマン・サックス
J.P.モルガン
バークレイズ
シティグループ

外資系投資銀行のインターンは高学歴で優秀な学生が集まることで有名です。また部門別に選考が行われ、面接の回数が多いことでも知られています。本選考においても同じ部門を志望した際はその社員の面接をすることが多くなります。インターン自体はグループワークが中心で、優秀な学生数人にはその場で内定が出ることもあります。

ゴールドマン・サックス インターンレポート


バークレイズ(グローバルマーケッツ部門)インターンレポート
 

外資系コンサル

デロイトトーマツコンサルティング
アクセンチュア
A.T.カーニー
ボストン・コンサルティング・グループ
ローランド・ベルガー
アーサー・D・リトル

外資系コンサルは基本的にジョブに参加することが本選考の内定を取ることの条件となる企業が多いです。特にボストン・コンサルティング・グループ、A.T.カーニー、アーサー・D・リトルはジョブの参加者から内定が出ます。ただ一つ注意して欲しいのはサマージョブ選考の面接で落ちた場合はスプリングジョブを受ける権利が無くなる場合があるということです。

外資系メーカー

ネスレ日本
日本ロレアル
ユニリーバ

日本ロレアルは長期実践型のインターンで、選考期間も非常に長く希望する部門のマネージャーとの面接なども経てインターンシップに参加することから選考直結型であると考えられるでしょう。

外資系損害保険

AIGグループ

AIGグループのインターンはグループワークが中心で、国内における商品開発、海外における商品開発の二つの課題を行います。また選考直結型となっており、インターンに参加する以外はボストンキャリアフォーラムなどからしか内定は取れません。

 

日系証券

野村證券

野村證券は営業部門とホールセール部門で毛色が違います。就活生の皆様がイメージされているオールバックの方は営業部門ですね。ホールセール部門はリーマン・ブラザーズの買収後に外資色が強くなったように感じます。営業部門は受入人数が多く、グループワークや支店見学などを行います。ホールセール部門では投資銀行業務を中心にグループワークを行います。その仕事柄、徹夜をしなければならない場面も出てくるでしょう。

広告

電通
博報堂

広告業界のインターンは受け入れ人数が少なく、エントリーシートから広告業界らしく独自性を求めてきます。 博報堂は通いと合宿形式どちらも含むインターンで、参加者からは価値観が変わるとの良い評判ももらっています。電通はエース社員が親身になって教えてくれ、講師選びにも非常に力を入れているので広告業界にも興味がない人でもぜひ参加して欲しいインターンです。

テレビ・マスコミ

テレビ朝日
毎日新聞社
朝日新聞社(記者コース、ビジネスコース)
日本経済新聞(記者コース)
読売新聞社

テレビ・マスコミのインターンは仕事体験型のものが多いです。
新聞社の記者コースでは実際に記者体験をします。また書いた記事を記者からフィードバックをもらえるのが一番の魅力ですね。ビジネスコー スはグループワークが中心となります。

日本経済新聞(記者コース) インターンレポート

日系コンサル

野村総合研究所
日本総研
アビームコンサルティング
ドリームインキュベーター

野村総合研究所のインターンは経営コンサルとITソリューションのコースで分かれています。日当は8000円で、グループワークにプロのコンサルタントが参加してくることも一つの魅力です。ITソリューションコースでは現場社員がインストラクターとしてマンツーマンのサポート行います。

アビームコンサルティング インターンレポート
 

日系メーカー

東レ
キリン
キーエンス
NTTドコモ
KDDI
サントリーホールディングス
日立製作所
トヨタ自動車

メーカーのインターンは奥が深いので一概には語れませんが、営業と技術系で毛色が変わっていきます。技術系は実際に工場に行き、現場体験を行うことができます。トヨタ自動車やサントリーの工場に行けるのは大きな魅力ですね。内定はその場では出ませんが、その後OB訪問の機会を提供してもらったりリクルーターがつくこともあります。

NTTドコモ(異種格闘技コース) インターンレポート
 

インフラ

出光興産

出光興産のインターンは事務系が25名、技術系が5-10名と受入人数が少なくなっています。研究センターでの泊まり込みのインターンなので非常に濃いものとなることは間違いありません。

不動産・建設

東急不動産
東京建物

東急不動産は1dayインターンで講義とグループワーク中心となります。
東京建物のインターンは部署別に行われ、打ち合わせへの同行や資料作成などの仕事体験やその経験から得られた事のプレゼンを行います。

人材・教育

リクルート住まいカンパニー
リクルートライフスタイル
リクルートマーケティングパートナーズ
リクルートスタッフィング
リクルートジョブズ
リクルートコミュニケーションズ
インテリジェンス

リクルートグループのインターンは参加報酬が支払われます。またインセンティブで優勝賞金もあります。
選考は難易度が高く、面接もかなり自己分析をしている事を全体に行われます。
またテストセンターはリクルートグループが作っている事もあり、テストセンターを早い段階から受験できる事は大きな魅力ですね。

リクルートコミュニケーションズ インターンレポート
 

ベンチャー

DeNA
サイバーエージェント
LINE
イトクロ

DeNAのインターンは2週間程で、各事業チームごとに分かれ、現場体験なども含め最終的には経営メンバーへの成果発表を目指します。参稼報酬は10万円で、加えて成果賞与があります。
サイバーエージェントのインターンではアプリの開発を行います。また提出されたアプリによるグランプリが行われ、優秀者には選考をスキップする権利が与えられます。

イトクロ インターンレポート
 

IT

Google

Googleのインターンは長期になります。8週間フルタイムのインターンでバイリンガルであることが求められます。メンターがプロジェクトの目標設定を手伝い、プロとしての成長をサポートします。一線を画した体験をしたい学生にはぜひお勧めします。

 

以上49選でした。
この時期は先入観を持たずに興味がないという業界、企業のインターンにも参加して欲しいと思います。
インターンに参加すると、価値観が変わる、選考に有利になる、かけがえのない仲間ができるなど良いことづくめです。

 

photo by Johan Neven

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しかし、趣味とリンクさせることで、それらはただ読むよりもずっとわかりやすく身につくと思います。まだまだご紹介したいものもありますが、ぜひ皆さんも趣味や日ごろの生活の中で教わったことや大切にしていることを思い返してみてください。そういった場でできたことならきっと就活でもできますし、気づかせてくれるものも見つかるかと思います。 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【コミュ力≠伝える力?】実はあなたも就活コミュ障? 【コミュ力≠伝える力?】実はあなたも就活コミュ障? コミュニケーション能力、通称「コミュ力」は、日常生活だけでなく、就職活動においても耳にする言葉です。中でも「就活はコミュ力でなんとかなるよ」なんてことを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。ES・WEBテストは一人で実施するものである反面、GD・個別面接等では必ず同じ就活生・社員と対面しコミュニケーションをとらなければなりません。もちろんコミュニケーションを円滑に行えない場合、内定を勝ち取ることは難しいでしょう。「コミュ力」が重要視されている中で、多くの人がコミュニケーション能力について誤った認識をしていることが多いように感じられます。自分は「コミュ力」があるからGD・面接も余裕だよと思っている就活生の皆さん、本記事を通してもう一度自身の「コミュニケーション能力」を振り返っていただきたいなと思います。【本記事の構成】▶企業が重視する能力「コミュ力」▶(正しい)コミュニケーション能力の3要素▶コミュニケーション∋伝える力▶まとめ企業が重視する能力「コミュ力」企業が採用時に求める「能力」は就活生なら誰もが一度は調べたことがあるでしょう。採用時に重視する能力1.コミュニケーション能力(85.7%)2.基礎学力(70.8%)3.責任感(64.3%)4.積極性・外向性(59.5%)5.資格取得(56.3%)参考:厚生労働省「若年者の就職能力に関する実態調査」の結果概要調査実施団体によって求める能力の順位に若干のバラツキが生じますが、一貫して「コミュニケーション能力」は高く重視されています。この結果だけを見る限り、「就活はコミュ力があればなんとでもなる」は案外的を得ているようにも思われます。コミュ障✕就活コミュニケーション能力が低いことを揶揄して「コミュ障」という言葉が巷では使われています。些か差別的な表現で筆者はあまり好きになれないですが、テレビ番組などでも使われているあたりメジャーな単語と言ってもいいでしょう。反対に、コミュニケーション能力が高い人を「コミュ強」と表現するようです。ここで問題になってくるのが、「コミュ障」に分類される人たちの就活への不安ではないでしょうか。自分の考えをちゃんと言えるのか、そもそも知らない人事と話すのが苦手…。筆者もあまりグイグイ話せるタイプではないので、GDでの「それでは〜について定義しましょう!」とエンジンを掛けてくるタイプの人を見て少し慌てた気持ちになってしまった経験があります。積極的に発言をする彼らは一見、企業の求める「コミュ強」に属していると思われますが、「コミュニケーション能力」について正しく理解すると、彼らは実際のところコミュ障に属する可能性も否定できないのです。GDに関する記事はこちらをご参照ください。【参考】(正しい)コミュニケーション能力の3要素先程のGDの例のように、話をどんどんリードしていく人・発言数が多い人が「コミュ強」と思われがちです。しかし、コミュニケーション能力を正しく理解することで本当の「コミュ強」が見えてきます。筆者はコミュニケーション能力は以下の3つの要素に大きく分類されると考えていてます。【コミュニケーションを構成する3要素】▶聞く力▶(空気を)読む力▶伝える力参考:就活における「コミュ力」は3つの力に分類することができるコミュニケーションは言葉のキャッチボールと表現される事が多く、実際に置き換えてみることで理解が深まります。ボールをキャッチする能力が「聞く力」・ボールを投げる能力が「伝える力」・ボールを上手く相手に投げる能力・技術が「読む力」ではないかと思われます。各能力についてより考察を深めます。聞く力就活でも普段の会話でも相手の言葉・質問の意図を正しく理解する力は重要でしょう。特に面接の場合は必ず面接官からの質問から始まります。「学生時代に頑張ったことはなんですか?」という質問に対し、「御社を志望した理由は〜」と話し始めるのは明らかに間違っています。他にも、「学生時代に頑張ったことは?」という同様の質問に対し、「私が学生時代に注力してきたのは〜です(完)」と答えるのも質問に正しく答えているようで、正しくありません。企業側は「学生時代に〜」の質問の意図として「何にどのように取り組んだのか・そこから何を学んだのか」を聞きたいのであり、言葉の奥まで読み取る事が求められます。(空気を)読む力何年か前に『KY(空気が読めない)』が流行語になったことがありました。空気が読めないの「空気」とは以下のような事柄を指しているように思われます。【空気の指すもの】・表情・声のトーン・視線・ジェスチャー相手の表情を読み取りその場に適した会話を展開することを総じて「空気を読む」と表現しているように受け取れます。面接官側が真面目な雰囲気を醸し出している中で砕けた話をするのは空気が読めていない典型でしょう(逆も然り)。他にも、の3番目に紹介されていた集団面接での学チカで「ナンパ」を頑張ったと伝えた学生も場の空気を読めなかった例になると思われます。このように(空気を)読む力は、聞く力と伝える力の橋渡し的な役割を担っているとも言えます。伝える力こちらは言語した自身の考え・気持ちをどのように相手に伝えるかという部分になります。就活における面接のテクニックを調べてみるとほとんどがこの「どのように伝えるか」その心構え・テクニックに終始しているように感じられます。「相手のネクタイを見て話す」「結論ファーストで展開する」「ジェスチャーを効率的に取りいれる」「この企業ではこれが聞かれる」…etc。調べれば調べるほどキリがありません。特に大多数の就活生はこの「伝える力=コミュニケーション能力」と捉えているように伺えます。いかに人事の人に興味を持ってもらえるように話をするのか、GDで自分の存在を大きく見せるようにするのかに終始してしまっているのではないでしょうか。もちろん伝え方を学ぶことはプラスに働く面も大きいように思われますが、果たしてそれだけで事足りるかは疑問です。コミュニケーション∋伝える力就活生が考えるコミュニケーション能力が伝える力にフォーカスを当てている反面、企業側が真に求めるコミュニケーション能力との間にズレが生じていると言えます。このコミュニケーション能力とは何を指すのであろうか。たぶん、学生の皆さんが思っているよりも、その範囲は広い。単に「相手の言っていることを正しく理解し、それに相応しい回答ができる」「初めてあった人とも躊躇なく会話することができる」といったレベルだけではない。「相手の求めるものを聞き出せる」「相手の真意・感情を推し図れる」「こちらの考え・感情を正しく相手に理解させることができる」「意見の違う相手との折り合い(解決)をつけられる」「信頼関係を築くことができる」など、コミュニケーション能力という一つの言葉の中には多くの要素が含まれる。参考:就活生が誤解する「企業が求めるコミュ力」企業と名のつく組織で働く場合、一人で仕事をすることはまずありえません。人と働いていく上で必要となる、メンバーの発言を理解する・自分の考えをきちんと伝える・円滑に議論を進めるための「コミュニケーション能力」を企業が求めていることが伺えます。これはコミュニケーションの3要素を全てしっかり使わなければならず、いかに自分に興味をもってもらうか、自分の意見を通すかの能力だけが求められていないことがわかると思います。コミュ力は「聞く力」「読む力」「伝える力」の集合体であり、3つのバランスが取れている人を「コミュ強」というのでしょう。まとめ本記事では企業が求める能力として1位と言っても過言ではない「コミュニケーション能力」について考察を深めました。【本記事のまとめ】▶コミュ力は「聞く力」「読む力」「伝える力」の3要素で構成される▶コミュ力は仲間と円滑に仕事をする上で必要な能力▶企業の求めているのは「伝える力」だけではないいかがでしょうか。皆さん「伝える力」だけのコミュ力に注視してませんでしたか。いかに自分を押し通すかだけを考えていたのならば、これを機に改めて自身の面接への向き合い方について考えてみてください。参考:面接で必ず聞かれる14の質問とその意図と内定者の回答例【志望動機編】 20,511 views
現役行員が語るメガバンクの2年目行員の特徴 現役行員が語るメガバンクの2年目行員の特徴 こんにちは、16卒の都内メガバンクに勤務している者です。就職活動生に(なぜか)人気のある銀行業界ですが、メガバンクで勤務する人間が日頃どんな業務に従事しているのか、周りの同期の働きぶりはどうなのか、気になったりすることはありませんか?「OB訪問しているからそんなことは知っている」という方もいらっしゃるかもしれませんが、1学年で500人近くいる銀行員に数時間インタビューしてわかることはたかが知れているという考え方もあると思っています。そこで今回は、メガバンク2年目の行員の実態をレポートしてみたいと思います。仕事が楽しいと公言している同期は2割もいない500人同期がいれば色々な人がいるわけで、既に1割以上辞めました。ちなみに、仕事が楽しいと公言していたり、日々の仕事ぶりをいきいきと語る同期は肌感覚で2割もいないかなというのが印象です。研修で近況報告し合ったりすると、支店でのきつい仕事ぶりに「早く本部にいきたい」と泣き言を言っている始末。日々の業務に忙殺され、就職活動の時の勇ましさや夢はどこにいったのかという人が多いという印象を受けます。余談ですが、支店削減の時代の潮流から、以前よりも本部への希望を出すと通りやすい傾向にあるようです(きつい仕事から逃げた方が本部の仕事で結果を出せるのかは疑問ではありますが)。2年目までにFP2級必達など、各年次で絶対に取らなければならない資格やテストがあるのですが、1年目終わり頃から先頭集団に離される人達が現れ始めます。テストが悪くても営業成績が良ければ問題ないじゃないかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、銀行の場合テストや資格で良い成績を修められる実力があって初めて実績を残せる場合が多いので、その点誤解はされないほうが良いと思います。参考:ひたすらノルマ達成のためにつめられるどのメガバンク、支店もそうだと思いますがノルマ達成に対する上司のこだわりが半端じゃないです。「数字が上がるまで帰ってくるな」とか平然と言われたりします。すごく凹んでいる机や壁があったりする支店もあります(なぜそうなっているのかは想像におまかせします)。実績はグラフで掲示される支店もあるので、数字が上がっていない人は居心地が非常に悪くなってしまうという事態も発生します。そんなわけで、鬱で辞めていく人も一定数います。ちなみに、ノルマを達成しても褒められたりせず、というかやって当たり前という雰囲気すらあるので、「自分は何のためにこんなに頑張っているのか」と目的を見失ってしまう若手もいます。新規営業をしている2年目が多い貸出や運用提案など基礎的な研修は1年目に受講し終わるので、2年目の行員は支店周辺の会社の飛び込み営業をしているケースが多い印象です。既存取引先もケアするのですが、現在のトレンドとして企業は内部留保を溜め込む傾向にあるので、恒常的に資金需要があるわけではありません。新規営業は30社回ってその中で1社でも担当者と会えれば運がいいと言われるので、ここでも心を折られる若手が出現します。昔は夜11時頃まで働いていた時代もあったようですが、現在は三六協定の遵守が求められるので、1ヶ月の残業時間は45時間以内(=1日多くても2時間程度しか残業はできない)となります。限られた時間の中でどれだけ多くの会社を回れるかが肝要になっています。結婚した同期など各諸比率生き急いでいる同期はごく少数で、同期550人のうち結婚した同期2%、子どもが生まれた同期1%程度です。結婚内定だと2割くらいな印象です。支店では定期的にゴルフコンペがあるので、ゴルフを嗜む同期は9割程度と圧倒的です。取引先と接待ゴルフに行くケースもあるので、上に上がれば上がるほどゴルフの腕を上げる必要があるとも言い換えられます。最後に筆者としてはノルマ達成のためにどう行動するか考えるのは苦ではないので、銀行の仕事はやりがいがあると感じています。それ故に、同期の話を聞いたりすると違和感を感じたりもします。そのような事態を生じさせる根本的な要因の一つは、就職活動時代に銀行の仕事を見極めきれなかったことではないかと思います。楽な仕事では決してないですし、辛い局面も頻繁にやってきます。だからこそ得られるやりがいも大きいと思います。これから銀行業界を目指す就職活動生の皆様はその点を認識したうえで、今後の活動に励んでいただければと思います。photobyKevinGill 28,240 views
外資系キャリアの教訓は就活にも活かせる! 「外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣」書評 外資系キャリアの教訓は就活にも活かせる! 「外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣」書評 外資系OLは見た!世界一タフな職場を行き抜く人たちの仕事の習慣こんにちは。16卒マスコミ内定者です。今回、「外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣」を読みましたので、その中のコラムの一つに、就活でも使えそうなものがあったので、見ていきたいと思います!そのコラムとは、「ずんずん流あなたが30歳までに学ぶべき7つの教訓」です。以下の7つです。1.金がだいたいの問題を解決してくれることを知る2.自己愛と自意識をコントロールする方法を知る3.誰もあなたのことなど気にかけていないことを知る4.自分の感情を分析する訓練をする5.身体はやばいぐらい鍛えろ6.孤独と友達になる7.自分の限界は年齢で決まるわけではないことを知る就活に照らし合わせると「あなたが就活するために学ぶべき7つの教訓」というところでしょうか。では具体的にはどうなるのか、見ていきましょう。1.金がだいたいの問題を解決してくれることを知る「就活でお金が重要?なぜ?」と思うかもしれません。簡単に言うと、「経済的な自立は心の余裕をもたらす」からです。就活には「フットワークの軽さ」が必要になってきます。就活におけるフットワークの軽さとは、・とにかくたくさんの説明会に行って話を聞く・OBに会う・その企業の商品やサービスを手に取ってみる、お店などに実際に行ってみる(独自の経験になるので面接で話すと他と差がつきます)などが挙げられます。しかしこれをするためにも、電車賃や商品を買うお金なんかが必要ですよね。ここでかつかつになってくると、心が不安定になってきて、就活全体に影響を及ぼしてきます。就活に備えてきちんとバイトをしておくか、就活に影響しないようなバイトを確保しておくことをおすすめします。2.自己愛と自意識をコントロールする方法を知るお祈りされまくると自己愛=プライドが傷つけられて、何をするのもおっくうになってきますよね。私は、某匿名掲示板の就活で見つけた名言を携帯の待ち受けに貼り付け、常に見ることで、自分を鼓舞していました。その名言とは、「メンタル強いヤツが勝つ。落ちてもへこたれないメンタル、説明会ブッチしないメンタル、頑張って企業研究や筆記勉強、自己分析、履歴書記入等をやり続けられるメンタル。学歴なくてもメンタル強ければ、超一流以外はなんとかなる」というものです。この言葉はすぐ説明会をサボりたくなる私にハッパをかけてくれました。私の場合は「言葉による暗示」でしたが、皆さんも自分を鼓舞したり、前に進む勇気をくれるメッセージやアイテム、行動を見つけ、就活のお守りにしてください。つらいとき、きっとあなたの心を支える糧になります。3.誰もあなたのことなど気にかけていないことを知る「OB訪問のメールで失敗したらどうしよう・・・だから踏み出せない」「自己PRがほかの人よりショボかったらどうしよう・・・だから書けない」ハッキリ言っておきましょう。就活では恥を捨ててください。OB訪問の礼儀なんていうものは訪問をしていくうちに鍛えられます。そこで怖気づいていたらなにも始まりません。もし少しくらいメールの敬語が間違っていても、誠意を込めて書いたのならその気持ちは先方にもきっと伝わっています。面接の自己PRにおいても同じです。自己PRで面接官の反応が悪くても、その居心地の悪さは一瞬のものです。面接中にいくらでも挽回できます。まずいのは、「自己PRなにが正解かわかんないし、書けない・・・ああ面接本番になっちゃった!なんも考えてない!」となってしまうことです。でも、そもそも、自己PRに絶対的な正解など存在するのでしょうか?しないですよね。個々の人間性というのは画一化できるものではありません。自分の中でその自己PRが50点だろうと100点だろうと、本当に点数をつけられるのは企業の面接官だけです。面接で披露することで、はじめて採点されるのです。「わからなくても、答案用紙はとにかく埋めて出せ」と教わりませんでしたか?unistyleにも自己PRを書くためのコラムが載っています。「内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」ぜひ参考にして、答案を埋めた状態で、面接に臨んでほしいと思います。ささいな恐怖に自分を支配されて将来に関わる貴重な機会を逃すのは一番勿体ないことです。自分を信じ、思い切って前に進んで行きましょう。4.自分の感情を分析する訓練をする本には「人が人を攻撃するとき、だいたいにおいてその裏にあるのは『嫉妬心』」とありました。自分の中の嫉妬心を飼い馴らす訓練をしましょう。誰かが自分の欲しいものを持っている+自分はそれを手に入れるための努力や、持っている人を超えるための努力をしていないという状況の時、嫉妬心は起こります。あなたがたとえば「学歴フィルターだ!」とか「有能学生だ!」などと他の就活生に対して嫉妬している間にも、ライバル達は行動を起こし、内定をかっさらっていってしまいます。その時間はまさしく「不毛」なのです。自分は何に対して嫉妬心を感じるのか?それを克服するにはどうしたらいいのか?もし嫉妬心による怒りを感じることがあるなら、一度自分と向き合う時間をとって、考えてみてほしいと思います。自分としっかり向き合える人は自信が態度に表れます。それは面接官も気付きます。ぜひ、実践してみてください。5.身体はやばいぐらい鍛えろ本では、「最後は体力」と書かれていました。就活でもそうです。就活は内面重視とは言いますが、「健全なる魂は、健全なる肉体に宿る」という言葉があるように、体調管理は非常に重要です。早寝早起き、決まった時間の健康的な食事だけでなく、私は筋トレもおすすめします。理由は、体力がつくし、見た目も整うからです。就活の時期が後ろ倒しになり、暑い中就活するのは疲れると思います。実は、筋肉量を増やすと暑さに強くなることが研究でわかっています。また、筋肉をつけると代謝があがるので、痩せます。これは面接での見た目においてプラスのポイントになりますよね。女性は「ムキムキになるのはやだな・・・」と思うかもしれませんが、女性の場合筋トレしてもムキムキになることはないので、安心してください。見た目的にも健康的にもメリットの多い筋トレ。就活に取り入れてみるのもいいかもしれません。6.孤独と友達になる本には「(前略)孤独とよりよい友達になり、あなたの時間を食いつぶす人たちと付き合うよりも、自分を幸せにする方法(中略)をその時間を使って考えたほうがいいのではないでしょうか」とあります。これも、就活にも当てはまるのではないでしょうか。私は就活生の友達同士が目的もなくカフェでだらだらと話している時間は果たして意味があるのかと疑問に思っています(友達がいない僻みではありませんよ。けっして)。就活は結局孤独との戦いです。友達といくら話していたって、ESを書き始めるときは一人であり、面接するときもあなたはひとりで臨みますよね。隣で友達が応援してくれてるなんてことはありえません。就活では正解もない海に一人でこぎ出し、そのたびお祈りという荒波にもまれなくてはいけません。今まで友達とべったりで、あまり自分で物事を決めてこなかった人には、きつい戦いになるかもしれませんが、孤独に慣れましょう。大丈夫、あなたはひとりでも十分やっていけるはずです。7.自分の限界は年齢で決まるわけではないことを知るこれは、就活で言い換えれば1、「留年したからって就活に不利なわけじゃない」と2、「自分のできることの限界は時期で決まらない」ということになると思います。1に関しては、私は留年しました(留学などまっとうな理由でなく、普通に単位を落としての留年です)が、就活において不利だと感じたことはありませんでした。なので、留年してる人もそれを言い訳にすることなく、頑張ってほしいと思います。また、2に関しては、就活一歩手前の時期でも新しいことを始めるメリットはあるよ、ということです。私は昨年の10月からビジネスコンクールに出場することにしたり、今年の5月には好きなことをするために仲間を集め団体を立ち上げたりといった活動を行っていました。いずれの活動の話も面接で使えました。心配をかけたくなかったので親には言いませんでしたが、結局就活をしっかりやりながらも団体の活動にも励むことは心の逃げ道になりました。無理にはすすめませんが、とにかく、いつであっても、いくつであっても「迷ったらやってみる」ことは将来プラスにつながると思います。就活一辺倒でも心を病んでしまうこともあると思いますので、好きなこと、興味があることにアクションを起こしてみるのは、精神的にもいいと思いますよ。最後にいかがでしたでしょうか。みなさんにとって少しでも有用なことをお伝えできていたら嬉しいです。ここでは本の一部のみを取り上げてお話しをしてきましたが、「外資系OLは見た!世界一タフな職場を生き抜く人たちの仕事の習慣」は全体としても読みやすく面白い本なので、ぜひ手に取っていただければと思います。外資系を目指す人・迷っている人はもちろん、日系企業志望の人も将来のキャリアを考えるきっかけになると思います。photobyMartinThomas 15,311 views

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