「ミスミが止まると、ものづくりが止まる」顧客第一の価値提供とフラットで挑戦できるミスミグループ本社の社風。

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最終更新日:2026年4月9日

記事公開日:2026年4月9日

「ミスミが止まると、ものづくりが止まる」顧客第一の価値提供とフラットで挑戦できるミスミグループ本社の社風。
本記事はミスミグループ本社の紹介記事になります。

unistyleが就活生の代わりに、株式会社ミスミ新卒入社3年目の社員に”OB・OG訪問”を行いました。

OB・OG訪問で直接社員に聞いてみないと知ることができない「社風」についてのお話をお伺いすることができました。

こんな方にオススメ

・株式会社ミスミの選考に興味がある方
・挑戦できる環境で働きたい方
・若いうちからグローバルな舞台で活躍したい方
・幅広くキャリアの選択肢を見つけたい方

取材した方のプロフィール

大石将平さん
2023年4月に新卒で株式会社ミスミに入社。IDビジネス・ハブmeviy(メビー)事業部に配属。現在は、製造業のDXを推進する「meviy」において、新商品の開発および供給体制の管理を担う。入社以来、日々の業務を通じて徹底した論理的思考と顧客視点を磨き、入社3年目にして新商品のPO(プロダクトオーナー)に抜擢。自立して商品開発を完遂する役割を担い、若手から大きな裁量権を持って活躍している。限られたリソースの中でAI活用による業務効率化を自ら推進するなど、従来の枠組みにとらわれない「挑戦」を続け、顧客への時間価値提供とデジタルモデルシフトの加速に邁進。

ミスミグループ本社とは

ミスミグループ本社会社概要

株式会社ミスミグループ本社

✔沿革
1963年(昭和38年)創業
金型部品のカタログ販売で製造業に革命を起こし、現在はデジタルモデルシフトによりグローバルな時間価値提供を加速。
✔企業規模
売上高:401,987百万円(2025年3月期) 
拠点数:アジア、米州、欧州を中心に、営業拠点数65、配送センター数20、生産拠点数22と、世界に展開。3,000万点以上の商品を取り扱うグローバル企業。
✔事業内容
FA・金型部品事業:製造装置や金型に必要な高精度部品を「短納期」で提供。カタログ販売から始まった同社のコア事業であり、世界中のものづくりを支える。
流通事業(VONA):自社製品のみならず他社ブランドを含めた膨大な商品ラインナップを揃え、ワンストップでの調達を実現するプラットフォームを展開。
デジタルモデルシフト(meviy他):3Dデータのみで即時見積もり・最短1日目出荷を実現する「meviy」を展開。AIとデジタル技術を駆使し、製造業における「顧客時間価値」の最大化を追求する。

✔特徴①「論理」と「挑戦」を重視する公正な評価文化。 
✔特徴②圧倒的な裁量権。自らの意思でキャリアを選ぶ「Next Challenge制度」など、自律的な成長を支援する環境。
✔特徴③「ものづくり産業基盤」という志と「顧客時間価値」という提供価値を軸に、全社がフラットに連携する社風。 

日本国内で完結する仕事はない。「Go Global」を体現する若手の日常

自由な働き方でメリハリをつけられる

__ミスミグループではハイブリッド勤務が可能ということですが、リモートと出社の使い分けについて、大石さんはどのように工夫されていますか?
大石さん:現在は週に2~3日出社していますが、これが自分にはすごく合っています。出社した日は、やはり同僚と対面でMTGを行って戦略をガッツリ詰め、逆にリモートの日は一人で集中して考えたり、作業をしたりと、明確に使い分けています。また、3年前にオフィスも新しくなり、とても働きやすい環境です。

また、ミスミはフレックスタイム制(コアタイム11時〜15時)を導入しているので、自分の都合に合わせて始業・終業時間を決められます。好きな時間に出社し、予定がある日は早めに上がるなど、かなり柔軟に調整できていますね。

__フレックスを活用して「今日は早く帰る」といった調整は、周囲に気兼ねなくできる雰囲気ですか?
大石さんはい、もちろんです!上司への相談も特に必要なく、自分のスケジュールに合わせて「今日は早く帰ります」と柔軟に対応しています。

__相談なしで自分の予定を優先できるのはすごいですね!大石さん自身が、フレックスを使って「助かった!」と思った瞬間はありますか?
大石さん自分のコンディションや予定に合わせて働き方をデザインできるので、無理なく高いパフォーマンスを維持できていると感じます。周囲も個人の予定を尊重してくれるので、心理的にも非常に楽ですね。

__有給休暇も取得しやすい環境なのですか?
大石さんはい、時期なども関係なく好きなタイミングでとっています。上司には取得する一週間ぐらい前に報告しています。あえて時期をずらして混雑しない時期に夏休みをとったりもしますね。

キャリアデザインも自由自在。海外拠点への挑戦も。

__ハード面で助かっていることはありますか?
大石さん:社内独自AIの「ミスミAIアシスタント」がすごく便利です!セキュリティが担保されているので安心して業務に使えますし、仕事のことだけでなく社内制度についても教えてくれるので、日々活用しています。

__AIを日常使いされているのは、さすがデジタルシフトを掲げるミスミさんですね。ちなみに、同期の方は何名くらいなのでしょうか?
大石さん:私の代は14名でしたが、後輩の代では40~50名ほどいます。

__続々と新卒の皆さんが入社されているのですね!そうなると配属やその後のキャリアも気になります。
大石さん:配属については、研修中の面談を通じて希望や適性を踏まえ、納得がいくまで対話を重ねて決まる印象です。また、入社後のキャリアを自分で考えられる仕組みとして「Next Challenge制度」があるのも、ミスミの良いところですね。この制度は、入社3年目から権利が得られます。

__具体的には、どのような仕組みなのでしょうか。
大石さん:主に2つの道があります。一つは「Be Next(同職位内の昇格)」で、私は将来マネジメント職に就くためのステップとして、これを利用して一つ上のグレードに挑戦しました。

もう一つは「Go Next(部署異動)」という制度で、これを使えば全く新しい環境や部署に挑戦することもできます。自分から手を挙げて、納得感を持ってキャリアを築いていけるのは、ミスミらしい大きな特徴だと思います。実際に周りにもGo Nextを活用し、新しい挑戦をしている方が多く、中には海外駐在に挑戦する人もいますね。

グローバルな視点が必要

__国内だけでなく、グローバルな視点が必要とされる場面も多いと伺っています。
大石さん:ミスミは売上における海外比率が約56%なので、グローバルな視点は欠かせません。私が担当しているmeviyも「Go Global」を掲げていて、自分が開発に携わった商品を欧米やアジアの現地スタッフへ直接説明する機会もあるんですよ。

日本国内だけで完結する仕事はほとんどなく、常に「世界中でどう使われるか」を意識しながら業務に取り組んでいます。

顧客時間価値を第一に。挑戦文化が根付いた社風

前向きでエネルギー溢れる社風

__会社の雰囲気についても教えてください。年功序列のような風土はありますか?
大石さん:決して年功序列ではなく、年次に関係なく挑戦や成果が正当に評価されます。ミスミは、話しやすい雰囲気がありつつも、仕事においては常に「挑戦」を求められる、非常に前向きなエネルギーに満ちた会社です。

「成長連鎖経営」(ミスミグループ本社WEBサイトより引用)

日常的に「次はどうする?」「次の挑戦は何?」という問いが自然に交わされます。ミスミには、社員一人ひとりの挑戦を起点に、ミスミ・顧客・社会のすべてが成長していく「成長連鎖経営」という考え方があるんです。失敗を恐れて動かないよりも、考え抜いた上での挑戦を歓迎する文化があるので、若手でも主体的に動きたい人には最高の環境だと思います。

成長連鎖経営を実現する「ミスミ・バリューズ」(ミスミグループ本社WEBサイトより引用)

__経営理念としても「社員の挑戦」が明示されているのですね。
大石さん:そうですね。社員の挑戦が、確実短納期やお客様の工数削減といった顧客時間価値の向上につながり、それが巡り巡って社会全体の成長を生む。この好循環を大切にしています。この価値観はMISUMI Value’sとしてグローバルで共有されていて、常に「顧客時間価値につながるか」を問い続ける文化が根付いています。

__理念がただの言葉ではなく、大石さんが仕事の中で顧客時間価値につながったと感じる瞬間はありますか?
大石さん:ありますね。新商品の開発でお客様のところへ伺った際、直接「手間が減って本当に助かったよ、ありがとう」と感謝の声をいただくことがあります。その瞬間、「ああ、自分の挑戦が本当にお客様の時間を生み出したんだ」と、理念が血の通ったものとして実感できます。

 「ミスミが止まると、ものづくりが止まる」と言われることがあり、お客様からもmeviyが止まってしまうと、「うちの仕事が回らなくなるから困る」というお声をいただくことがあるんです。製造業のお客様は、これまでカタログを見て部品を選び、見積りを取り、納期を確認するだけで膨大な時間を使っていました。ミスミのmeviyは、その”当たり前のようにかかっていた時間”をAIとデジタル技術で限りなくゼロにする画期的なサービスです。

「止まると困る」と言っていただけるほど必要とされているのは、本当に嬉しいことだと感じます。それだけでなく、「ここをこうしたらもっと良くなるから、しっかり頼むよ!」と、期待を込めたアドバイスをいただくことも多いですね。

円滑なコミュニケーションが生む圧倒的な開発スピード

__社内の雰囲気はいかがですか?
大石さん:私の所属する部署は穏やかですが、常に「挑戦」を掲げ、将来を前向きに考える社員が多いですね。社員の8割は中途入社者ですし、Next Challenge制度で異動する人も多いので、様々なバックグラウンドを持つ人がフラットな環境で熱心に仕事に取り組んでいます。

__開発スピードもかなり速いと伺いました。
大石さん驚かれることが多いのですが、私の部署では新商品のキックオフからリリースまで1〜2ヶ月ということもあります。開発部門とシステム・サービス部門が頻繁にやり取りできる、風通しの良いコミュニケーションがこのスピードを支えています。

今後は、部門を越えたコミュニケーションをより一層活性化させるとともに、AI技術を徹底活用することで、これまでにないスピード感での商品開発に挑戦していきたいと考えています。

挑戦を後押しする週に一度の「シェアタイム」と、ロジカル思考と挑戦心が育つ環境

__どのような人柄の社員が多いと感じますか?
大石さんロジカルでありながら挑戦を忘れない人ですね。ミスミには週1回、上司と30分話すシェアタイムという制度があります。そこでプライベートの話から仕事での困りごと、「次はどんな挑戦をしたいか」などの話をするので、前向きな姿勢が自然と身につきます。私自身も、一つ上のグレードへの挑戦や、難易度の高いプロジェクトについて上司と相談し、方針を決めています。

__ロジカル思考については、入社してから鍛えられたのでしょうか?
大石さん日々の業務で身につきました。上司や先輩から「なぜそう考えたか」と問いかけられ、修正を繰り返す環境が一番の訓練になっています。半年前の資料を見返すと「もっとこうすれば良かった」と改善点が見つかるので、自身の成長スピードの速さを実感しています。

明るく、そして自律した組織

meviy事業部オリジナルパーカーを身に着けた大石さん

__meviy事業部の雰囲気はまた少し違うのでしょうか?
大石さん行動指針に「明るく、楽しく、前向きに」とある通り、ミスミの中でも特に明るい部署だと思います。トップの意向もあり、私が所属する部署ではパーカーなどラフな服装の社員も多いですよ。お揃いのオリジナルパーカーもあるくらいです(笑)。ただ、単に明るく楽しくだけではなく、全員が「5年後、10年後の未来」をしっかり見据えて行動しています。

__若手の裁量についても、かなり大きいようですね。
大石さん1年目からプロジェクトをリードすることが求められます。私自身、3年目の今は新商品開発のPOを任されています。上司から「新卒というラベルを剥がして頑張るべき年だ」と言われた時は、身が引き締まる思いでした。現在は、AIを活用して商品開発の期間をさらに短縮する取り組みにもチームで注力しています。

気になる社内のコミュニケーションや残業時間の実態は?

人間関係はドライ?

__ネットの口コミなどで「人間関係がドライだ」という声を見かけることもありますが、大石さんはどう感じていますか?
大石さんドライだと感じたことは一度もありません!仕事に対しては真剣ですが、関係性はとてもフラットで話しやすいですよ。私は飲みに行くのが好きなので、よく上司や同僚と出かけますが、一方で「行かない人」もたくさんいて、それが当たり前の空気として受け入れられています。

__「行く人もいれば、行かない人もいるのが当たり前」という文化は、今の学生さんにはすごく魅力的に映ると思います。会社によっては仕事の大事なことが飲み会の場で決まってしまうこともあると思います。ミスミさんでは、飲み会の参加不参加が翌日の業務連絡や連携に影響することはないのでしょうか?
大石さんそれは全くありません!仕事上の重要な決定が飲み会で決まることはなく、あくまでオフィシャルな場で共有されます。ですから、お酒が飲めないことが不安材料になることは絶対にありませんよ。

残業は多い?

__残業は多いですか?
大石さん月20〜30時間程度です。ただ先ほどもお話しした通り、フレックス制度が形骸化せず機能しているので、「自分の時間がない」とか「常に激務に追われている」といった感覚は、私は全くありません。しっかりメリハリをつけて働くことができています。

挑戦が好きな人に来てほしい。自分次第で成長できるフィールド

人と話すことが多い

__入社前後で感じた「良いギャップ」があれば教えてください。
大石さん想像以上に人と話す機会が多いこと、そして現場(工場)やお客様への出張・ヒアリングが多いことですね。社内にこもるのではなく、周囲の知見や現場の声を直接吸収できる環境は、私にとって嬉しい驚きでした。社内においても組織の壁を越えてコミュニケーションをとって仕事をすることが推奨されていますね。

選考の秘訣はプロセスを整理しておくこと

__ミスミの選考を突破するための秘訣を教えていただけますか?
大石さん大切なのは、「これまで何をしてきたか」という実績以上に、「なぜその選択や意思決定をしてきたのか」「どんな学びがあったか」というプロセスを整理しておくことだと思います。加えてこれから何をしたいか(次の挑戦)につなげて考えると、一貫性をもってお話しできると思いますよ。

これは入社後も同じで、評価やNext Challenge制度での面談・面接の際も、必ず聞かれるので、同じように準備すると良いと思います。

最後にメッセージ

__自分の行動を言語化できる人にとっては、非常に納得感のある環境ですね。最後に、記事をご覧になっている就活生の方へメッセージをお願いします。
大石さんミスミは、とにかく「挑戦」が好きな方にぜひ来ていただきたい会社です。年次に関係なく、自ら考え、動き続けることが求められますが、その分、挑戦を後押しする制度や仕組みは非常に整っています。

「自分次第でどこまでも成長できるフィールド」を探している方、そしてものづくり産業全体に価値を届けたいという志を持つ方と一緒に働けるのを、楽しみにしています!

取材後記

ミスミが止まると、ものづくりが止まる」。この言葉通り、ものづくり産業を支える巨大な基盤の裏側には、大石さんのような若手社員の「飽くなき挑戦」がありました。 忖度や無駄を削ぎ落とし、純粋に「顧客にとっての価値」を追求する。そのストイックなまでの合理性が、実は社員一人ひとりの自由と個性を守っているというパラドックスに、ミスミの本当の格好良さを感じました。

「本気で成長したい」「挑戦できる環境で働きたい」という方は是非選考を受けてみてはいかがでしょうか。

株式会社ミスミ新卒採用の詳細は以下のリンクからご確認ください。

株式会社ミスミ新卒採用の詳細はこちら

unistyleが就活生に代わってOB・OG訪問をした取材記事の一覧は以下のリンクからご確認頂けます。

unistyleが代わりにOB・OG訪問 -新卒3年目が語る企業のリアル-

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「鉄で〇〇したい」新卒入社5年目が抱く『夢』が熱い!-住友商事グローバルメタルズ株式会社社員インタビュー- 「鉄で〇〇したい」新卒入社5年目が抱く『夢』が熱い!-住友商事グローバルメタルズ株式会社社員インタビュー- 本記事は住友商事グローバルメタルズ株式会社のPR記事です。『夢』青臭い印象を持たれることがあるこの言葉。とりわけ就活の場面で見聞きすることは少ないことでしょう。しかし、就活の場でも、新卒入社の時でも、そして現在も、ひたすらに自分の『夢』を公言し続ける男がいる。彼を突き動かす想いとは一体何なのか?・・・今回は、新卒にしては大言壮語な夢を公言していた住友商事グローバルメタルズの社員に、その夢について熱い話を伺いました。その夢を抱くに至った過去や、今現在の夢、そしてこれからについて紐解くと、彼の根底にある熱い想いが垣間見えてきました。こんな就活生にオススメ・住友商事グローバルメタルズ志望の就活生・専門商社志望の就活生・商社志望の就活生本記事の構成取材した方のプロフィール高校時代の夢が「甲子園に行きたい!」ならば、社会人の夢は「社長になりたい!」学生時代には想像できていない、入社5年目の自分、そして現在の夢5年の時を経て、なぜ「社長になりたい」が「社会貢献」に変化したのか?変わる世界で、その手は、何をつかむのか-EnrichmentbySteel-就活生へのメッセージ【今井さん・馬場さんより】取材後記取材した方のプロフィール今井魅人さん2020年4月、新卒で住友商事グローバルメタルズ株式会社(以下SCGM)に入社。就活時代の第一志望は教員であり、SCGMに内定したのは教育実習中のこと。教員というある程度将来を見通せる職業よりも、「その業界にいる自分」がイメージできない業界にこそ挑戦したい。そんな思いで就職活動を行い最終的には「本音で話してくれている、自分の内面を見てくれている」という実感があり、SCGMへの入社を決意。入社後は、厚板建材事業部国内チームに配属され、鉄のトレード業務に従事し、大阪厚板・鉄構チームに異動し、現在に至る。馬場悠平さん2013年4月、SCGMに新卒で入社。入社後、営業や人事、海外でのトレイニーを経て現在は薄板アジア第一部東アジア第一チームにて薄板のトレード業務と投資先の事業管理に従事。お二人の関係性今回、取材を受けて頂いたのはSCGMの社員である、今井さん・馬場さんのお二人。馬場さんが2020年新卒採用を担当していた当時、今井さんは就活生としてSCGMの選考を受けていたとのこと。つまり、新卒採用担当と就活生という関係性だったお二人です。今井さんは就活生の時から新卒入社後も、何やらとある大きな夢を公言していたようです。そこで今回は今井さんの『夢』について、今井さんご本人と当時をよく知る馬場さんのお二人に熱く語って頂きました。高校時代の夢が「甲子園に行きたい!」ならば、社会人の夢は「社長になりたい!」入社当時の夢「社長になりたい」入社当時に大きな『夢』を抱いていたと伺いましたが、どんな『夢』だったのでしょうか?今井さん:「社長になりたい」それが入社当時の夢でした。自社が経営している子会社や、海外事業会社といった本社の外の社長ではなく、「自分が入社する会社の社長になる」という夢です。入社直後に、社長も参加する会議で新入社員が挨拶をする機会があったのですが、そこでの挨拶も「社長になる今井です!」と自己紹介をしました。後で指導員の先輩にめちゃくちゃ叱られましたが(笑)。それでも当時は本気で「社長になりたい」と思っていたんですよね。"甲子園探しの人生"甲子園を目指したような、エネルギー感に溢れた経験をもう一度「社長になりたい」という夢を抱くに至ったのはどういった背景があったのでしょうか?今井さん:一言で表すと、甲子園を探しているんです。僕の出身高校の野球部は弱小で、どちらかと言うと進学校だったので、部活よりも勉強優先という雰囲気でした。そんな中、「甲子園を目指して本気で野球に取り組まないか?」と僕から部員に呼びかけたんです。何回か朝練習に付き合ってくれる部員はいたけど、本気で一緒に甲子園を目指してくれる部員はいませんでした。それでも僕は甲子園に行きたかったんです。正直なところ、甲子園に行きたい明確な理由はなかったのですが、高校で野球をやる以上、その頂点である甲子園に行きたいと自然と思っていました。だから、周りが付き合ってくれなくても、ずっと「甲子園を目指して本気で野球に取り組まないか?」って言い続けていました。そうしたら、学年一つ上の先輩たちの野球に対する取り組み方が変わってくれて、次第に野球部全体が本気で甲子園を目指していくようになったんです。3年生の時には、かつて強豪とはいえない野球部が県大会決勝戦まで辿り着くことができました。結果は惜しくも敗れてしまい、残念ながら甲子園まであと一歩届きませんでした。それでも、自分の想いを周りに共有し、組織を動かすことで結果が変わっていく。それを実感できたんです。この経験があるからこそ、僕は甲子園を目指しエネルギー感に溢れたあの経験をもう一度味わいたいです!高校卒業後、大学ではそういった出来事に出会うことができなかったけど、社会人になったら出会えるのかもしれない。明確な理由はないけど甲子園を目指していたように、社会人になった時にエネルギー感に溢れた経験ができるのは「社長になること」だと思っています。ただ単に「社長になりたい」というよりも、今の自分がエネルギー感を持って目標達成のために没頭できる、そんな目標が「社長になる」ことだったんです。大きな目標を掲げてその目標のために没頭する。そうしないと僕の人生は高校3年の夏がピークになってしまう。そんな人生つまらないじゃないですか?だからこそ、社会人になった今でも、「甲子園探しの人生」を続けています。他の学生よりも特に印象に残っていた「甲子園探しの人生」かっこいいですね!ちなみに当時採用担当だった馬場さんは今井さんの『夢』についてどのように感じていますか?馬場さん:当時はまだ就活生であったにもかかわらず、明確な目標を持っていたのは素晴らしいと思います。当社に限らないとは思いますが、「私は〇〇に留学していたから(住んでいたから)、その地域の生活発展に貢献していきたい」といった志望理由を話す学生が多かったと感じています。それはそれで大事な理由だと思いますが、同じ話し方をする人が多い分、採用担当目線ではテンプレートに聞こえてしまうことも少なくありません。そういった他の学生の中に混じり、今井君の「社長になりたい」という話は印象に残っていますね。学生時代には想像できていない、入社5年目の自分、そして現在の夢「社会貢献」入社5年目で板についた住友の精神入社5年目の現在の『夢』は入社当時の「社長になりたい」という『夢』から変化されていますか?今井さん:変化していますね。馬場さん:次は会長かな?今井さん:会長もいいですね、期待してください(笑)。実は今の夢は入社当時から変わってきていて、仕事をしていく中で世の中に必要な変化を起こす中心になれるところが面白いなと感じています。入社当時の夢と比較すると少し抽象的になっていますが、社会に必要な変化を支える存在、変化を後押しする存在、社会に変化を巻き起こす存在になっていく、そこに時間を使いたいと思っています。そして、その結果として社長になれたらいいなと思っています。だから、今の夢は一言で表すと「社会貢献」になるのかなと思います。入社当時は目線が自分だけに向いていたんですが、入社後に色々な経験を積み、次第に組織に、お客様に、社会に目線が向くようになりました。とはいえ、「社長になりたい」という想いは捨てたわけではないですよ!その想いはずっとあります!自分のことしか見えていなかった入社当時の世界観から、実際に仕事をして社会に目が向き、視野が広がったんですね。今井さん:そうですね。余談ですが、当社にはビジネスをする上で必ず大切にしている「住友の事業精神」があります。その一つに「他人の利益も尊重してビジネスをする」という方針があります。入社当時の僕は自分にしか目を向けられていませんでしたが、最近はステークホルダー皆を笑顔にできる、そんなビジネスが一番ハッピーで楽しい仕事だということに気付きました。お客様も喜ぶし、社会も喜ぶ、そして自分も喜ぶことができる。目線の向かう先が自分⇒社会になり考え方が大きく変わりました。今になって住友の事業精神がビタっと自分に当てはまった感じがしています。馬場さん:未来の社長を採用できてよかったよ。今井さん:ありがとうございます(笑)。学生のころから5年の時を経て、いい形で成長してくれた学生の頃の今井さんを知る身として、現在の今井さんの『夢』は馬場さんの目にはどのように映りますか?馬場さん:大事な観点を身に付けられていて、入社して5年の時を経ていい形で成長してくれたなと思っています。仕事をしていればいい時もあれば悪い時も勿論ある。そんな中でも目標を徐々に具体的にしていって自分に落とし込めているというのはポジティブなことだと思います。馬場さん:国内ビジネスの最前線に出てみてどう?今井さん:なかなか大変な時も多いですね。馬場さん:国内だとお客様との距離が近いので、良いことも悪いこともお客様から直接伝わってくるよね。ありがたい言葉をかけて頂けることもあるけど、厳しい言葉を頂くことも勿論ある。厳しい言葉を頂く瞬間ほど商社の価値を求められている訳だけど、特に今井君が担当しているビジネスは殊更お客様との距離が近いよね。そんな中でも、頑張れているのは評価されているということなんじゃないかな。変わり続ける世界に対応するために自分自身を変化させていく今井さんが学生だった時に、馬場さんは今井さんがこのような成長を遂げると想像できていましたか?馬場さん:いや、そんな想像は簡単ではなかったと思います。現在の今井君を作り上げてきたのは今井君本人が経験してきたこと、培ってきたことが大きいはずです。今井君が学生だった当時の採用コンセプトが「想像を超えた存在となれ」だったかな?単なる商社パーソンではなく、5年後・10年後にSCGMを背負っていく人材になって欲しい、いやそうなってもらわないと困る、という想いを込めこのコンセプトに決めたことを覚えています。その意味では想像以上に成長してくれたと思っています。今井さんご自身は、学生当時に現在のような社会人になれていると想像できていましたか?今井さん:まさかこんなに太るとは…そこは想像を超えていましたが、(笑)どの部署に入っても同じ社内環境やサポートがあれば、自分が学生当時にあこがれた先輩と同じようなレベルにきっと辿り着けると思っていました。ただし、「社会貢献」なんて口にしている自分は想像もつかなかったです。社会人として成長はできるだろうと思っていましたが、自分以外に目線を向けた『夢』を語るようになったことに関しては、自分の想像を大きく超えていますね。当時の採用コンセプトに合った人材だったんですね。今井さん:でもまだ5年目です。今後、海外でも経験を積めたら今以上に想像を超えた存在になれると思っていますし、そうならなきゃいけないという使命感もあります。変わり続けるこの世界で求められることは日々変わっていく。それに応じて自分自身の存在感もどんどん大きく変化させていかなきゃいけないと感じています。今年のSCGMの採用コンセプトは「変わる世界で、その手は、何をつかむのか」。変化し続ける世界に目を向け、自分自身を大きく変化させていく。そんな今井さんのような視座を持っている人材こそがSCGMで輝けるのかもしれません。5年の時を経て、なぜ「社長になりたい」が「社会貢献」に変化したのか?「社長になりたい」➡「社会貢献」その変化の背景にあるもの入社当時の「社長になりたい」という『夢』から、現在の「社会貢献」という『夢』に変化したのはどういった背景やきっかけがあったのでしょうか?今井さん:背景やきっかけは大きく3つかなと思っています。夢が変化した背景・きっかけ①1年目に厚板の国内営業を経験できたこと②2年目に事業開発チームにアサインされたこと③挑戦を後押しする風土この3つがあったからこそ、もともとは自分に向いていた目線を、お客様や産業、ひいては日本社会全体に向けることができて、段階的に視座を高めることができるようになりました。"SCGMじゃなきゃ""僕じゃなきゃ"という付加価値を、目の前のお客様だけでなく、産業全体へ、日本社会全体へ背景・きっかけが3つあったんですね。それぞれ具体的にお話を頂いていいでしょうか?今井さん:まずは【①1年目に厚板の国内営業を経験できたこと】こちらからお話ししますね。やっぱり、国内を担当していると、お客様と本当に目の前で対峙することになるんです。目の前のお客様が目の前で本当に困っている。それが肌感覚で分かるんです。地域は大阪を担当していまして、特に大阪のお客様は気持ちをストレートに伝えてくれます。だからこそ、目の前で困っているお客様のために、"SCGMは""僕は"何ができるのか?それをどんどん突き詰めて考えていって、"SCGMじゃなきゃ""僕じゃなきゃ"いけないという付加価値を作るという経験をずっとしてきました。自分本位のビジネスではなく、困っている人を助けることの対価としてお金が入ってくる。そんな経験をしていくうちに、次第に目線が自分ではなくお客様に向き始めるようになりました。確かにお客様が目の前で困っていたら次第に目線が変わっていきそうですよね。その他の、夢が変わった背景・きっかけについても詳しく教えて下さい!今井さん:それでは、次に【②2年目に事業開発チームにアサインされたこと③社内の雰囲気】この二つをまとめてお話ししますね。1年目は厚板の国内営業だったんですが、2年目の途中に半年間だけ事業開発チームにアサインされました。当時の僕の業務は「日本の造船業のボトルネックを探して事業化すること」でした。造船業と一言で言っても沢山のお客様がいます。大きな船であれば重油を動力にすることから、CO2の排出や環境への影響などが昨今の懸念となっていたりします。そのほか産業としても大小様々な課題があり、困っているお客様と面と向かってお話しさせていただくこともありました。最初は目の前のお客様に向けて何をやっていくべきかを考えていましたが、造船という産業を仕組化したり、新しい事業を開発することによって、造船業に関わるみんなを笑顔にすることができる。造船業という産業全体、ひいては日本社会に貢献することに繋がると気づきました。この事業開発チームでの経験が僕の視座を上げてくれたんです。加えて、この事業開発チームにアサインされた背景に、【③挑戦を後押しする風土】が非常に大きく影響しています。当時まだ2年目の僕が「事業開発をやりたい」と熱量込めて話したら、当時のチームリーダーが僕の熱量を評価してくれて、事業開発チームにアサインしていただけました。「どうしてもこの仕事をやりたい」という強い意志があれば、それを認めてくれて、実現できる。自由と表現すると少し語弊がありますが、責任は伴うけれど本人がやりたいと思う仕事に対して非常に寛容な風土がSCGMにはあります。そのおかげで僕はやりたかった事業開発チームの仕事もできましたし、結果的に視座を高めることができたと思っています。ひとまずは、大阪の産業を"僕"が盛り上げる、デカくしていく今までのご経験の中で次第に視座が高くなっていたんですね。視座が高まって様々な目線で世界を見ることができるようになっていると思いますが、今一番注視しているのは何ですか?今井さん:ひとまずは自分が担当している大阪の産業をもっと盛り上げたいなと、デカくしてきたいなと思っています。大阪でお客様と仕事で触れ合うようになって初めて、大阪という地域に愛着を持てるようになりました。国内ビジネスの中でも特段お客様との距離が近く、そのお客様のために僕が行動を起こせば必ず反応してくれる。それが嬉しいんです。だからこそ、「もっと大阪のお客様のために、大阪の産業のために何かをしていきたい」という気持ちが強くなっています。そう感じているので、大阪の産業をもっと盛り上げたいなと思っています。素晴らしいお考えですね。入社当時には目線が自分に向いていた雰囲気が今は一切見られないですね。今井さん:そんなことはないですよ。自分を曲げてまで社会貢献をするつもりはないですし、主語が自分ではなくなったら、それは他の誰がやってもいいと思います。折角仕事をするなら世の中に自分の足跡を残したい。但し、世の中のためになることに対して「僕が」モチベーションを発揮する。自分が起点になりたいという意味では甲子園を目指していた高校時代から何も変わっていないですね。本質は何も変わっていなくてちょっと年を重ねただけかもしれません(笑)。自分のお客様・商材・業界としっかりと向き合う、そうすれば仕事が楽しくなっていく入社当時より視座が高くなり様々な目線で世界を見つめている今井さんの姿は、馬場さんの目にはどのように映りますか?馬場さん:今井君だけでなくどの社員にも共通しているのですが、「自分が担当するお客様・商材・業界とひたむきに向き合うこと」これが大事だと思います。興味を持って、しっかりとお客様・商材・業界に向き合って、それで仕事が楽しくなっていく。今井君は大事なことに気付けているんじゃないかなと思いますね。馬場さん:ちなみに、今は厚板をやってるけど、いきなり自動車鋼板を担当してと言われたらどうなの?今井さん:今は厚板しか見えてないですね。馬場さん:そうだよね。ひとつの分野を突き詰められているからこそ、良い気付きを得られていると思うよ。でも、異なる分野を経験することでまた新たな気付きを得られるとも思う。変化が激しい時代だからこそ、一旦は"鉄"という考えを捨ててフラットな考えをしてみるのも大事かもしれないね。色んな分野や組織に行って経験を積んでみると更に成長できるかもしれないね。ちなみに、今井さんが現在興味のある分野は何ですか?今井さん:先ほど馬場さんから有難いお話がありましたが、一旦今のところは厚板のことしか見えていないですね(笑)。現在の厚板ビジネスは変革のタイミングで、「洋上風力」などがキーワードになっています。そういった変革の時期に、SCGMも変わることができなければ社会に貢献できないし、企業としても生き残れなくなる。その環境での仕事に非常にやりがいを感じているので、今のところは厚板にゾッコンですね。でも、厚板以外の選択肢を制約しているわけではないので、僕のこれまで経験してきたことと、今後可能性があることを鑑みて会社からどこか行ってほしいと言われればどこでも行きますけどね。グローバルメタルズなので心も思考も働く場所も制約はないです(笑)変わる世界で、その手は、何をつかむのか-EnrichmentbySteel-知ること、信頼されること、それが「社会貢献」のファーストステップ「社会貢献」という現在の『夢』を実現するために、今後どのようなことが必要なのでしょうか?今井さん:少し短期的なお話になってしまいますが、社内外の方とのコミュニケーションを頑張らないといけないと考えています。社内外の方とのコミュニケーション①社内のパートナーからの信頼②お客様からの信頼・僕のファンになってもらう今の『夢』として「社会貢献」と言っていますが、実は学生時代は「社会貢献」とか言っている人のことは苦手だったんですよ(笑)。というのも、社会が何に困っていて、何を求めているか、誰がどんな変化を起こしてほしいのか、現状を把握しないままで社会貢献って叫ぶのはエゴだと思っているからです。だからこそ、僕は社会貢献の前に、社内外の人がどんなことに困っていて、どんな変化を期待しているのかを知るところからしっかりやろうと思っています。-EnrichmentbySteel-鉄を使って日本を、世界を豊かにする改めて現在の『夢』とその『夢』の実現に向けた意気込みをお願いします!今井さん:前述した通り「社会貢献」であるんですが、特に鉄を使った社会貢献、つまり「EnrichmentbySteel」です。鉄を使ってまずは大阪を豊かにする。そして次第に日本社会全体、世界全体を、鉄を使って豊かにしてきたい、というが現在の『夢』です。せっかく「グローバルメタルズ」っていう社名なので最終的には鉄を使って世界全体を豊かにしたいですね。今の自分は大阪限定の「ドメスティックメタルズ」になっちゃってるんで(笑)。極端な話、例えば今後、もしかしたら「bySteel」ではなく、「byCar」とか他の手段が夢になる可能性だってあるかもしれませんが、今は「bySteel」ということに没入しています。手段は何であれ、社会を豊かにする「Enrichment」という『夢』は変わらないと思っています。今の僕は「bySteel」ですが、「by○○」という他の手段でも社会を豊かにする仲間が増えたら嬉しいです。熱い夢・想いを持つ仲間を増やしていって欲しい今回の取材では今井さんの『夢』をテーマにお話をお伺いしました。当時学生だった頃の今井さんを知る立場として、馬場さんから今井さんにメッセージをお願いします。馬場さん:今日の取材を通じて感じたことは「彼がSCGMに入社してくれてよかったな」ということですね。採用担当をしている中で一番怖かったことは、結果がすぐに出るわけではないこと。採用は先の見えない投資で、その投資がいつ花開くか、何年かかるのか分かりません。ですが、今日の取材の中でも、彼が順調に成長してくれていることを実感できて、彼の成長自体も嬉しいですし、当時の判断が間違っていなかったと一安心できました。また、夢というものはその時々の環境によって変わっていくものです。学生当時の今井君は「社長になりたい」という夢を持っていましたが、色々なことを吸収して、現在の夢に変化していったのかなと思います。是非この取材で話した夢を胸に頑張って欲しいですし、それだけでなく同じように熱い夢・想いを持つ仲間を作って、輪を広げていって欲しいです。仲間ができたら、輪ができて、それが組織になって、会社全体も変わるかもしれない。そうなったら結果的には、「社長になりたい」という当初の夢の実現の日も来ると思っています。馬場さんからのメッセージを受けて、今井さんはどのようにお感じでしょうか?今井さん:率直に嬉しいです。それに「仲間を増やす」という観点にハッとさせられました。1人で突っ走ってもできることって限界があるので、その仲間を増やしていくことは大事だと思いますね。学生時代に「甲子園を目指そう!」と言って皆がついて来てくれた時より、今はもっと様々な関係者の中にいて、会社の人間関係や社会の利害関係者含めて皆が同じ方向を向くのは難しいだろうなと思います。とは言っても自分がやってなければ誰もついてこないので、まずは自分が動いて、それをどのように周りに波及させるか、それを次のステップとして頑張っていきたいなと思います。就活生へのメッセージ【今井さん・馬場さんより】商社パーソンとは、夢・使命感を持っている人のこと『夢』というテーマでお話頂きありがとうございます!それでは最後に、記事をご覧になった就活生の方にメッセージをお願いします。今井さん:せっかく商社パーソンになるなら、でっかい夢、想いが詰まった夢を掲げて、この業界に飛び込んで来てほしいです。夢の規模の大小よりも、自分の中で本当に想いが詰まった夢を持つことが大事です。よく、商社はモノを作っていないから人で勝負します、という話を耳にすると思います。これは話が面白いとか頭が切れるといった意味ではなく、それ以上に使命感を持っているとか、想いが詰まった夢を持っている、そういう人のことを言うんだと思っています。これから何も知らないビジネスの世界に飛び込む中で、今持っている夢や使命感をどんどん膨らませたままにして欲しいなと思います。記事をご覧になった方々がSCGMに来てくれることが一番嬉しいですが、ビジネスの世界のどこかでお会いできたら、その方と一緒に日本や世界全体をより良くするためのお仕事をできたらと思っています。会社への貢献だけでなく、社会や環境の変化に柔軟に対応できる人材が求められている熱いメッセージをありがとうございます!是非馬場さんからも就活生にメッセージをお願いします!馬場さん:社会の変化が激しくなる中で、これから社会人になった時に求められることも変わっていくと考えます。SCGMの採用コンセプトでもそれを意識してきました。「CreateFuture」「想像を超えた存在となれ」「変わる世界で、その手は、何をつかむのか」一つ目は私が採用を担当し始めた時、二つ目が今井君が学生だった時、そして三つ目が今年の採用コンセプトです。一つ目のコンセプトは「鉄で世界を作り上げよう」「鉄に携わりたい人に来て欲しい」という趣旨でした。それまでは"鉄"にフォーカスすることに専念していたことが分かると思います。ですが、"鉄"に専念するだけでは変化する社会への対応が難しくなっていきました。その中で、新卒社員には想像を超えた存在になり、会社を背負える存在になってもらいたい、そんな願いを込めて二つ目のコンセプトに変えていきました。そして三つ目が今の採用コンセプトです。やっぱりビジネスの環境って刻一刻と変化していくものです。そういった環境の変化に柔軟に適応してチャンスを掴む人間が求められている、というメッセージが表現されていると思います。勿論、記事をご覧になる就活生の皆さんには一緒にSCGMを成長させてほしいという想いがあります。ただ、自分や会社のためだけでなく、社会や環境の変化に柔軟な対応ができるような方々がSCGMに興味を持って頂けたらより嬉しいなと思います。そのうえで、学生さんにはそれぞれの夢を抱えたままでいて欲しいです。そして、「その夢に対して鉄がどのようなアプローチができるのか?」という視点で就職活動をして頂けたら、きっといいご縁があるんじゃないかと思います。SCGMの環境が成長を促してくれる就活生へのメッセージを頂きましてありがとうございます!ちなみに、社内の雰囲気について記事をご覧になる就活生向けに教えて下さい!今井さん:楽しい会社だなと思いますよ。それはたまたま僕の部署が楽しいだけかもしれないし、僕の見てる世界だけの話かもしれないですが。ただ間違いなく言えることとしては、僕が使命感を持ってお客様のための行動ができるまでに成長できたのはこの会社の環境のおかげです。充実感のある働き方ができていて凄く楽しいですし、現在の仕事を面白いと感じることができています。お客様のためになる仕事で充実感や面白さを感じることが一緒にできる、そんな仲間を増やせたら嬉しいです。取材後記「社長になりたい」これは一見すると粗削りな夢に思えるかもしれない。ただそれは、社会のこと、ビジネスのこと、SCGMのことを分かりきれてはいないながらも、大きな夢を掲げて何かを成し遂げたいという熱量を最大限に表現した言葉。現在、入社5年目。お客様と対峙する中で直接伝えられる感謝やお叱りの言葉を受けて、次第に視座が高まり、産業全体・日本社会全体という今までに見えなかった世界が見えてきた。「社長になりたい」という夢から「-EnrichmentbySteel-鉄で世界を豊かにする」という社会貢献の夢に変化したものの、どちらの夢の根底にはも熱い想いが共通している。そんな熱い夢を持ってビジネスの世界で勝負をする商社パーソンがSCGMにはいました。本記事を通じて同社に興味を持った就活生は、是非以下のリンクからエントリーしてみてください。 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【適性検査の新タイプ】ヒューマネージ社製テストセンターの形式・対策 【適性検査の新タイプ】ヒューマネージ社製テストセンターの形式・対策 Webテスト完全攻略記事一覧1.Webテストとは2.Webテストの種類3.Webテストの対策4.Webテストの答え・解答集を利用することの是非5.Webテストを実際に受験できるサイトSPI対策完全攻略記事一覧・SPIとは・SPIの対策∟SPI対策初心者向け~上級者向けまとめ∟SPI言語対策∟SPI非言語対策・SPI対策用の本・SPIテストセンターについて∟SPIテストセンター対策∟SPIテストセンター高得点の判断基準とは・SPIを使用している企業一覧16卒の金融機関内定者です。皆さんがインターン選考を受けるにあたり、webテスト・テストセンターを受ける機会があると思います。対策を特にせず、「WEBテストは先輩から解答エクセルをもらったから大丈夫」「既に高いボーダーを誇る外資系企業で課されたテストセンターを通過したから大丈夫」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。一般にテストセンターというとリクルートキャリアが作成するSPIテストセンターを想像されるかと思いますが、今回は2015卒向け就職活動から実施され始めたとされ、政府系機関や外資系企業も採用するヒューマネージ社作成のテストセンターについて書いていきたいと思います。SPIテストセンターの攻略や概要に関しては「外資系戦略コンサルファーム筆記通過者が書くテストセンター攻略法」を参考にしてください。▼目次クリックで展開本記事の構成ヒューマネージ社製テストセンターとは?ヒューマネージ社製テストセンターの方式どの企業でヒューマネージ社製テストセンターが課されるのかヒューマネージ社製テストセンターの対策方法最後にヒューマネージ社製テストセンターとは?ヒューマネージ社とは、従来は自宅などのPCで受験するTG‐WEBを作成していた企業で、最近はテストセンターの提供も始めたようです。SPIテストセンターとの共通点と違い、ヒューマネージ社テストセンターの方式を見ていきましょう。SPIとの共通点(1)使い回しが可能受けた感触で自信があったり、基準点の高い企業を通過した場合はSPIテストセンター同様使い回すことができます。(2)電卓や電子機器の持ち込みは禁止いわずもがなですが、ヒューマネージ社のテストセンターでは特に煩雑な計算があるにもかかわらず電卓が使えないので暗算の練習は必須だと思います。SPIと異なる点(1)性格検査は一回度に会場で受験しなければならない1回の性格検査に15分は要したので、何回も受けるのは時間がもったいないと感じました。(2)正誤率に応じて問題が変わるようなことはなく、前の問題に戻ったり問題間を行き来することができる問題を飛ばしても戻ることができ、問題毎にマーキングをすることができました。できる問題を早めに仕上げてわからない問題に戻って正答率を上げることも可能です。(3)言語・数理それぞれで制限時間が決められているこの点に関しては玉手箱といったWEBテストと同様の形式です。筆者の受験した際はコンピューターの右上にカウントダウンタイマーが表示されておりました。ヒューマネージ社製テストセンターの方式※言語・数理・性格テストで構成されており、所要時間は50分とアナウンスされる。英語のテストも課されることがある。*言語時間…12分問題数…長文8つが出題され、問題数は30問弱問題内容…序盤は玉手箱のように1つの長文に対して用意された4つの文章が正しいか誤りか、長文からはどちらとも言えないかを判断する問題が問われました。後半になると長文を読んで筆者の主張として正しいものを一つ選ぶというものでした。難しい問題のオンパレードというわけではなく、しっかり対策したり問題形式の慣れ、効率よく解き進めることが重要だと感じました。*数理時間…表やグラフの読み取り問題15分+四則演算8分問題数…図表読み取りと推論問題12問+四則演算40問問題内容…言語同様玉手箱の問題と酷似しておりました。言語以上に時間がタイトであり、制限時間では到底終わり得ない問題数が用意されていると感じました。*性格テスト時間…15分終わり次第帰って良いとのアナウンスがありますが、不可能と思われるほど問題の量は多いです。どの企業でヒューマネージ社製テストセンターが課されるのか年度によっても変わりますが、16卒の就職活動では以下の企業で課されました。科研製薬キングジム東急不動産日本取引所参考:【ヒューマネージ社のテストセンターを2016年度実施した企業】この他にも、筆者が国際協力銀行を受験した際にも課されました。ジョンソンエンドジョンソンといった外資系企業でも採用されているようです。他にもあると考えられますが、SPIテストセンターと比べても、ヒューマネージ社のテストセンターがまだ浸透していないことからこれを課す企業も少ないといえます。そのためどこかの企業で何回か練習して本命の企業に備えるという対策がとりづらく、上記の【SPIとの違い】にも書いたように一回の受験毎に性格検査を受験するため時間がかかりがちであることからもその対策の重要性がわかるかと思います。次に、どのように対策すればいいのか見ていきましょう。ヒューマネージ社製テストセンターの対策方法筆者自身の体験談となりますが、私は就職活動中時間がないことを理由に筆記試験の対策はSPIテストセンターにしぼり、WEBテストではエクセルのWEBテスト解答集に頼りきっていました。その結果6月中旬の日本証券取引所の1回目のヒューマネージ社のテストセンターでは失敗し、後悔したことを覚えています。6月下旬の国際協力銀行の2回目のテストセンターに臨むまでの1週間強で私が取り組んだ対策について書いていきたいと思います。(1)テスト終了後5分の勝負上記のように1回目の受験では対策をしていなかったため全く解き終わらず、諦めて形式や問題を覚えこむことに集中して結果的に落ちました。そこで私はテスト終了後に問題を書き出し、対策して国際協力銀行のテストセンターに臨みました。その際は前回と同様の問題が4割を占めており、答えが事前にわかっていたことから残りの6割の問題に時間を割くことができたので大きな効果が見込めます。正答率によらず問題が課されるため、テストで出された問題を書き出して次回テストまでに復習しておくと結果が大きく違います。(2)玉手箱で擬似的に対策する上記でも言及した通り、ヒューマネージ社のテストセンターは玉手箱と問われ方や内容が酷似しています。6月には多くの企業で玉手箱が課されていたため、1回目のテストセンターで失敗してからはそれらを全て自力で解くようにしました。答えはエクセルのWEBテスト解答集を参照すれば良いので、より速く解くことや正答率を上げることに拘っていました。言語の表の穴埋め型の玉手箱はニコンで、数理の四則演算型の玉手箱はみずほフィナンシャルグループで課されたことを覚えています。このように自頭で解き進めた経験はその後三菱商事やINPEXなどでGAB(玉手箱のテストセンター)を課された際にも活かされたと思っています。以上が私の行った対策です。この結果、実際に最難関とされる国際協力銀行の筆記試験をパスすることができました。筆者は1回目のテストセンターで落ちるまではエクセルのWEBテスト解答集を使ってズボラをする邪な学生でしたが、一方で玉手箱をエクセルのWEBテスト解答集を使わずに地頭で解いている方や玉手箱の対策を既に終えた方にとってはヒューマネージ社のテストセンターはさほど難しく感じないのではないかと思います。効率よく学習したいという方は、現状「必勝・就職試験!【TG-WEB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【2】【2016年度版】」のみヒューマネージ社製テストセンターの対策本として出回っているようです。選択肢が1つしかない分手っ取り早く対策を始めることができるので、受験期限が一週間後に迫っているような時間のない方にはよいのではないでしょうか。玉手箱用の対策本としては、「必勝・就職試験!【玉手箱・C‐GAB対策用】8割が落とされる「Webテスト」完全突破法【1】2017年度版」が人気のようです。最後にヒューマネージ社製テストセンターもSPIテストセンター同様に自分自身で対策を行わなければ容赦なく落とされるので上記のような対策は必要だと思います。面接前に志望者の魅力を伝えきることなくご縁がなかったとされるのは非常にもったいないと感じるので、しっかり対策をして臨んでほしいと思います。企業の採用テストに関しまして、以下の記事も参考にしていただければ幸いです。採用テストを実施する意義や採用テストに対する心構えなどをまとめた記事ですので是非ご覧ください。参考:「企業の採用テストとは何かを知る」Webテスト完全攻略記事一覧1.Webテストとは2.Webテストの種類3.Webテストの対策4.Webテストの答え・解答集を利用することの是非5.Webテストを実際に受験できるサイトSPI対策完全攻略記事一覧・SPIとは・SPIの対策∟SPI対策初心者向け~上級者向けまとめ∟SPI言語対策∟SPI非言語対策・SPI対策用の本・SPIテストセンターについて∟SPIテストセンター対策∟SPIテストセンター高得点の判断基準とは・SPIを使用している企業一覧 172,643 views
「ダイバーシティ」という言葉の定義には就活生と企業に認識の相違がある? 「ダイバーシティ」という言葉の定義には就活生と企業に認識の相違がある? 日産自動車のゴーン会長の逮捕や日系平均株価の急落。昨年と比較するとそこまで大きなトピックは少なかった印象もありますが、日本企業を取り巻く不祥事や暗いニュースは2018年も一定の話題を集めました。昨年、日産自動車の無資格検査とほぼ同時期に問題が発覚したのが、神戸製鋼の品質データ改ざん問題です。そんな神戸製鋼は昨年まで以下のような新卒採用メッセージを掲げていました。バラバラの集まりこそが強いんだ一見「まとまりがない」といった意味で悪い言葉に見える「バラバラ」。しかし、神戸製鋼は多様な価値観・考え・バックグラウンドを持った集団。すなわち、ダイバーシティーに富んだ集団という意味で「バラバラ」という言葉を表現していました。(その後あのような不祥事が発覚したというのもある意味皮肉な気もしていますが...)今やダイバーシティーという言葉は一企業に限らず日本社会のトレンドのように語られており、全く言葉として聞いたことがないという方はほとんどいないでしょう。今回は、そんなダイバーシティーという言葉と就職活動の関係性について、具体的な事例や頻出の論点を網羅していきたいと思います。ダイバーシティーの語義と背景ご存知かとは思いますが、ダイバーシティーという言葉は英単語"diversity"に起因しており、最も一般的な日本語訳が"多様性"になっています。元々、一億総中流という言葉にあるような、「皆が同じように高校・大学を卒業し、同じように企業に就職し、同じように家庭を築き・一戸建てに住み、同じように定年まで勤め上げる」というような、皆が皆同じ方向を向き努力し続けていれば自然と経済は成長していくといったような考えの時代は過ぎ去りました。時を経て現在のキーワードは、一億総活躍社会。すなわち、20歳~60歳程の男性だけが社会に出て働く時代ではなく、女性・外国人・高齢者・障がい者など、様々な属性の人があらゆる環境で活躍する社会を目指すべきだと政府は方針として示しています。(実際には、一億総活躍社会という言葉には職場に限らず地域社会や家庭などもう少し広い環境を含みます)以上より、「皆がこうあるべき」という画一的なモデルケースは薄れ、「皆が皆自由度高く違う方向を向く社会を許容すべき」というのが、社会的な風潮をもとにしたダイバーシティーであると言えるでしょう。特に近年では、先述した女性・外国人・高齢者・障がい者やLGBTといった属性の方の雇用を中心として、働き方改革と紐づいた議論が多く交わされている印象があります。学生と企業のダイバーシティーの認識の相違さて、言葉自体は誰もが知るものであるダイバーシティーではありますが、その具体的な意味となると、雇用や働き方の分野に絞って考えても様々な回答が出てくることかと思います。採用HPや企業説明会などでもダイバーシティーを推進している旨をアピールする企業は増えてきている印象がありますが、その中でも学生がイメージするダイバーシティと企業で実際に推進されているダイバーシティーの間には乖離があると思っています。学生の認識:「誰が」「どのように」働くかがダイバーシティーもちろん個々人によって考え方は異なることにはなるでしょうが、多くの学生は職場で「どういった人が働くか」と「どういった働き方をするか」という点でダイバーシティーを認識している印象があります。もう少し具体化すると、「どういった人が働くか」・女性の役員登用や採用割合の増加・外国人労働者の積極的雇用・LGBTに寛容な環境の整備「どういった働き方をするか」・残業時間の削減・フレックス勤務・リモートワーク上記のような認識の方が多いのではないでしょうか。実際、企業が採用HPや企業説明会で示すダイバーシティーもこれに近しい意味で触れられることが多く、厚生労働省が発表している「くるみんマーク」・経済産業省が発表している「ダイバーシティ経営企業100選」辺りも近しい観点で選定されています。参考:厚生労働省くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて経済産業省ダイバーシティ経営企業100選ホームページこのように、国策や企業の広報活動でイメージ付けがなされていることも現状の学生の認識を生み出している一因なのだと考えられます。以下のような企業の取り組みを、どの企業でも少なからずやっているものだと考えている方もいるかもしれません。参考:企業の実態:学生が思うほどドラスティックなものではない一方、実際に企業の現場で推進されているダイバーシティは学生の認識と異なっている点が多い印象です。例えば近年認知度が向上しつつある"LGBT"について、先ほどは「寛容な環境の整備」という旨を述べましたが、実際は社内研修の座学で「LGBTの重要性」といったものを学んだり、「ダイバーシティ推進室」といったよう半名ばかり部署をとりあえず設置してみるぐらいで終わっている企業が存在しているケースもあります。ある日系有名企業に勤めている社員からは、研修で「『彼女と』クリスマスどこか行かれたんですか?」という言い方は(LGBT尊重の観点から)不適切な場合があるため、性別に影響しない『パートナー』という言葉を使えという内容のWeb研修を社員全員が受講したものの、実際はほぼ誰もそれを守っていないといった話も耳にしたことがあります。中でも直近で話題になったのは以下の記事でしょう。参考:本当にお前らダイバーシティが分かってないんだな。この方が指摘するように、多くの学生がイメージするような女性の管理職を増加・新卒採用の段階から外国人留学生の枠を広げるといったものは現実のダイバーシティーにはそれほど当てはまらないというのが実情です。それよりも、社会に出て働くのは男性が多い・多くの社会人はオフィスに出向いて9時5時近辺で働く、という社会の大多数の動きは残したうえで、その一部に(リモートワーク・フレックス勤務といった)働き方の変化を加えるというのが企業側が現実として取り組んでいるダイバーシティーだったりもします。この時点で、双方の認識の相違が何となくでもイメージできたかと思います。ダイバーシティーの取り組み事例ここまでの内容ですと、企業はダイバーシティーについて大した取り組みをしていないような印象を持たれた方もいらっしゃるかもしれませんが、当然中には学生のイメージに合った/もしくはそれを超えたダイバーシティの推進の仕方をしている企業も存在しています。ここではその事例を2つピックアップしてご紹介します。事例1:日産自動車|ルノーとの提携を軸に女性の活躍を推進冒頭でも取り上げた渦中の日産自動車。同業界の中でも英語力やグローバルのイメージを持っている方も多いと思います。そんな日産自動車は1999年にフランスのルノーと業務提携したことで知られています。(ゴーン前会長は記事執筆現在ではルノーの会長を継続されています)その影響もあってか、日産自動車では特に「女性の活躍」をテーマに、技術職や管理職といったこれまで男性の割合が高いものとみなされてきた立場について、女性の割合を増加させることを目標に掲げているようです。具体的には、就活生に留まらず受験勉強を控えた高校生へ向けて技術職の女性社員が講演を開くことで、より早い段階からのキャリア意識の醸成(技術職として働くということを選択肢の一つとして意識させる)などといった取り組みが挙げられます。「女性の活躍」と言われると大体多くの企業が重要性自体は説いていたりするものですが、日産自動車では以下の記事にもあるように十数年連続で女性管理職率を増加させるなど名ばかりではなく実際に企業体制に変革を加えていることが読み取れます。参考:日産の取り組み事例2:カルビー|松本社長主導のドラスティックな働き方改革有名食品メーカーのカルビーですが、こちらは社長の松本晃氏の取り組みが有名になっています。「」でも述べたように、多くの日系企業に当てはまる特徴として意思決定の遅さや業務遂行上の非効率性が挙げられます。例えば何か問題が発生すると事あるごとに「とりあえず打ち合わせを行いましょう」という流れになり、肝心の打ち合わせの場ではだらだらと議論が発散していき、長時間かけた結果「決定事項なし」という何のために複数人の稼働をかけて行ったのかよくわからないもので終わってしまうなんてこともあったりします。一方松本氏は、以下の記事にあるように「会議なんか辞めてしまえ」という大方針まで掲げ、「定時が来るまでダラダラと働く」という時間ベースで働く日系企業でありがちな働き方に対し、成果ベースで働き方や待遇を決定するという旨を述べています。参考:会議なし、資料なし、会社に来る必要なし!/カルビー松本会長「ダイバーシティーが嫌いな会社に未来はない」松本氏は前職で外資系医療メーカーのジョンソン・エンド・ジョンソンの社長を務めた経験もあることから、先ほどの日産自動車と同様、外資系企業出身のトップ就任がきっかけとなるケースというのはそれなりに多いのかもしれません。日系企業で社長の方針がここまでトップダウン的に現場まで行き届いている企業というのもそうそうないように思われます。(もちろん細かい部署単位で見ればこういった方針が実際に反映されているかどうかはわからないものですが)なぜ、今の時代にダイバーシティーが求められているのかさて、これら企業の取り組みのように、日本社会にも少しずつではありますがダイバーシティーの考え方が浸透していっている印象があります。冒頭でも少し触れましたが、「世のお父様方は汗水垂らしてモーレツに働くべき」「とにかく努力すれば必ずいい方向へ向かう」といった時代は去り、画一的な行動をしているばかりでは企業も個人も生き残れない時代へと移行していくことが指摘されています。「」でも述べた通り、これからの時代に市場価値を高めるための方法の一つに「ポジションを取る」ことが挙げられます。世の中の常識や「こうあるべき」という既成概念にとらわれているようでは市場で埋もれてしまう一方であり、これまでとは異なったモノの見方や考えが必要になっていっています。すなわち、「同質の集団からは同質のアウトプットしか生み出されない可能性が高い」ことが問題であり、この状況を脱却するための手段の一つとしてダイバーシティーがあると言えるのではないでしょうか。有名な話ですと、キリンの人気商品である「午後の紅茶」は、「午後のゆったりとした時間に紅茶を嗜む」という(少なくとも今の日本社会の多くでは)女性にしか経験できない発想から生まれたというものがあります。女性社員の考え方を取り入れることで紅茶界のポジションを獲得した好例だと言えるでしょう。女性を多く登用するのも、時間ベースの画一的な働き方を脱却するのも、あくまでそれは企業価値や個人の幸福度といったものを高めるための手段に過ぎません。つまり、ダイバーシティーのためのダイバーシティーは本質的ではなく、こういった時代背景や市場動向に対応していくために推進されているのだという位置づけは認識しておくべきでしょう。ダイバーシティーに着目する際に注意すべきこと近年注目度を高めるダイバーシティーについては、事例のようなものが紹介されると何だかそれだけで良い企業と感じてしまうようなことも起きがちです。ここでは、そんなダイバーシティーについて情報を得る際の注意点について指摘します。注意点1:企業の広報活動の一環として提示する情報であることを認識すること採用HP・ナビサイト・企業説明会など様々ですが、基本的にそれはどれも「エントリーしてもらうため・企業のイメージを良くするために提供する情報」であることは考慮しておくべきだと思います。参考:こちらの記事でも近しい指摘をしていますが、就職活動では、学生は内定を獲得するために行動する一方、企業側は自社の利益に貢献できる人材を獲得するための行動を取ることになります。そのため、企業側が提示する情報というのは、嘘ではないにせよ自社をよりよく見せようとする意図を含んでいることは認識しておくべきでしょう。ダイバーシティーもこれと同様に、「ダイバーシティーを推奨している」と言われて悪いイメージを抱く学生はまずいない状況下で、全社的な方針でなくとも一部で実施している取り組みをやたらと強調してアピールしているということも往々にして考えられます。ダイバーシティーの取り組みは魅力的に映ったりもするのですが、それが実際の現場でどこまで適用されているかについては慎重に判断していくことがミスマッチを避けるためにも無難な選択でしょう。注意点2:"まやかしの"ダイバーシティーに騙されないこと注意点1にも関連する内容にはなりますが、皆さんは、以下の記事を読んでどのような感想を抱きますでしょうか。参考:サイバーやメルカリも!女性躍進の最前線|働く女性を支える社内制度10選理容半休・失恋休暇・オシャレ手当・コンサート休暇...そんなことで会社を休んでいいのかと魅力的に感じた方も多いかもしれません。確かにこういった休暇制度や各種手当はそうそうあるものではないためインパクトが強いものにはなりますが、基本的にどの企業でも与えられているはずの年次有給休暇は、理由を問わずに会社を休むことが出来る休暇です。労働者は労働基準法上有給休暇取得の理由を周知する義務はありません。逆に言えば、理容休暇は理容目的でのみ取得が許される休暇であり、失恋休暇は失恋しないと取得できない休暇(のはず)です。こういったごく一部限定的な事由にのみ適用される休暇であったら、むしろ事由を問わず取得可能な労働者の権利である年次有給休暇の増加、もしくは消化の完全義務化といった取り組みをした方が(インパクトには欠けるかもしれませんが)よっぽど有意義だといった見方もあってもいいかと思います。※これらの取り組みをしている企業=まやかしのダイバーシティーで学生を騙している企業だと述べているわけではありませんのでその点ご理解ください一部魅力的に見えるダイバーシティーに関する制度があったとしても、肝心の給与や福利厚生・休暇制度等が満足いくものでなかったらそれは問題でしょう。目先のダイバーシティー制度だけに目を向けるのではなく、実際にそこで働くとなったときに自分が幸福度高く働ける環境であるか総合的に見る姿勢を忘れないでいただきたいと思います。注意点3:ダイバーシティーの"おかげ"かどうかは慎重に判断すること事例2で取り上げたカルビーは有名なダイバーシティーを推進している企業の一つですが、10期連続で過去最高益を更新するなど、好調な業績とダイバーシティーの推進はしばしば紐づけて語られることが多い印象があります。(ちなみに今季は大幅な業績予想の下方修正をするなど苦戦している姿が見受けられます)しかし、これを「女性を増やしたから利益が伸びた」のように結論づけてよいかは実際のところ正確にはわからないでしょう。企業の業績は複合的な要因が絡み合って決定していくものであり、どこまでダイバーシティーが利益に貢献したかを定量的にはかることは難しいでしょう。見方を変えれば、たまたまそれが食品業界のビジネスモデルやカルビーの企業風土に合致したからうまくいったという可能性も十分考えられます。多くの企業が学生のイメージほどダイバーシティーを推進できていない現状下で、今後各企業がどのようにして変革を加えていくかについては、就活生の皆さんにとっても注目すべき観点の一つだと考えています。単純に個々人の個性を頭ごなしに許容するようでは、結果的に組織のまとまりが欠き効率性も失われるという可能性も考えられるでしょう。くれぐれも、ダイバーシティーはやればやるほど良いものだといった単純な考え方は持ってほしくないと思っています。最後にダイバーシティーについてはこれまで述べたように学生のイメージ先行で動いていってしまっている面も多く、学生と企業の認識には隔たりがあるというのが現実です。とは言え、何もこれは学生の情報収集不足だけが問題なのではなく、企業側も発信する情報と現場での取り組みに大きく乖離がある場合など、認識の相違を生み出すきっかけを一部作っているものだと考えています。結局、どちらがいい/悪いといった話ではなく、まずはお互いが少しずつでも歩み寄っていく姿勢を見せることが肝心なのではないでしょうか。本記事が就活生の皆さんにとってダイバーシティーの意味を見返すきっかけとなれば幸いです。関連記事: 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「こんなはずじゃなかった。」新卒配属ガチャ問題とどう向き合うか 「こんなはずじゃなかった。」新卒配属ガチャ問題とどう向き合うか 新卒配属ガチャという言葉をご存知でしょうか。新卒入社後の部署配属がランダムに決定されることで、「自分がやりたい仕事ができる部署ではなかった」「人間関係が上手くいかない」など当たり・ハズレがあることから「ガチャ」と呼ばれるようになっています。新卒配属ガチャ問題は、いわゆる日本型雇用の代名詞である「終身雇用」や「年功序列制度」を導入している企業で起きます。代表的な業界としては、商社、金融が挙げられます。参考:そして、新卒配属ガチャ問題による入社後ギャップの影響で、入社後2〜3年で退職する方が少なくないという事実があります。今回は新卒配属ガチャ問題による早期退職と実際に新卒入社で退職した方の「退職理由」をまとめた上で、早期退職を避けるためにどうすべきかを考察します。入社後の働き方を考える参考になるかと思いますので、自分が志望している企業が新卒配属ガチャ問題に当てはまる可能性がある就活生の方は是非ご一読下さい。新卒配属ガチャ問題とは終身雇用制度を導入しているような長期的に社員を育てようとする企業では、新卒の配属では希望が通らない場合が多く、それにより自分に合わない部署に配属されてしまうという、所謂「ハズレを引く」ということが度々起こっています。このハズレの具体例としては、・配属された事業部の仕事内容が、やりたかった仕事・適性のある仕事と全く異なり、仕事が自分に合わない・上司や教育係など、配属先部署での人間関係が上手くいかない・残業が多いなど、労働条件が良くない部署に配属されるなどといったものが挙げられます。さらに厚生労働省の調査によると、自己都合による離職の理由の約27%が「労働条件(賃金以外)が良くないから」となっており、最も高い割合を占めていました。上記で挙げたような配属先でのミスマッチが起きることで、早期離職をする社員が多くなっています。つまり、行きたい企業に入社しても配属先とのミスマッチによって離職するということがよく起きているのです。これが新卒配属ガチャの一番の問題点です。参考:平成28年雇用動向調査結果の概況早期退職を避けるためには入社時から転職を考えていた方はさておき、苦労して内定を得た会社をすぐに辞めてしまうのはもったいないと考える方が多いと思います。そうならないためにも企業選びの時点から入社後の配属については考えておくべきだと思います。では、早期退職を避けるためには就職活動の時点でどのようなことをしておくべきでしょうか。【1】OB訪問、面接、説明会などで社員に直接配属について聞く実際の配属のされ方や、部署ごとの配属人数比、希望がどの程度考慮されるのかなどといったコアな情報はHPなどではわからない場合が多く、そういったコアな情報は実際に社員の方から聞くのが最も良い方法です。実際に新卒配属を経験している社員から生の声を聞くことができれば、その会社の配属に関してある程度理解でき、ガチャのリスクがどれだけあるのかも知ることが出来るでしょう。企業によっては学歴によって部署や勤務地などを決めているという場合もあるので、そのような情報はOB訪問で聞くことが出来ると思います。また、OB訪問だけでなく説明会などで人事の方に質問するのも良いかと思います。人事部の方であれば、採用も配属も両方考える場合がほとんどであるので、配属に関して詳しい可能性が高いと言えるからです。このように、事前に正しい情報を理解できていれば、入社後に「知らなかった」ことによるミスマッチを減らすことができます。もし、自分の希望している部署で働ける可能性が低かったり、配属される可能性がある部署が自分が全くやりたくない仕事の場合は、別の企業を探すのもありだと思います。参考:【2】配属ガチャは前提として、仕事軸ではなく理念・ビジョン軸で意思決定する配属人数の兼ね合いなどもあり、そもそもどんな企業でも100%配属希望が通るとは限りません。採用人数が少ないベンチャー企業であれば、可能性として有り得ますが、採用人数が多い企業であればあるほど、可能性としては低くなります。そのため、「希望する部署で働きたい。それ以外の部署は嫌だ。」という発想自体を転換する必要があります。例えば、仕事内容に焦点を当てずに、企業のビジョンや理念に焦点を当てて考えるのは一つの有効な手段です。仮に自分が企業のビジョンや理念に共感をしていれば、仕事内容は自分にとって目標達成のための手段になります。つまり、どんな仕事をしていてもやりがいを感じることができます。学生時代の部活と同じです。仮に自分が野球部だったとしましょう。練習での走りこみや筋トレ。やっている時はとてもしんどくて、どんな人でも辛いと感じることがあると思います。それでも、練習を頑張れる理由は何なのか。それは、「甲子園に出たい」「試合に勝ちたい」「レギュラーになりたい」という目標があり、その目標達成が自分のモチベーションになるからです。これと同じように仕事でも、「自分は○○というビジョンに共感している。○○というビジョンを達成するために、自分は働いている。」と考えることができるので、仮にどんな仕事内容だったとしてもやりがいを持って仕事ができます。最後に配属ガチャはその名の通り、ガチャ(運)の要素があります。良い方向に転ぶ場合もありますし、悪い方向に転ぶ場合もあります。本記事では、これまで配属ガチャがある企業において、特定の部署に配属を希望することは難しいと述べてきましたが、一方で配属ガチャが起こりうる代表的な業界としてよく挙げられる総合商社において、下記のような良い方向に転んだ事例も実際にあったそうです。私の友人の実話ですが、彼はあまりの優秀さに某総合商社から、「君の好きなところに配属させるから、他の内定蹴ってうちに来てくれ!」といわれています。もちろん普通の採用フローです。体育会の特別フローとかにのってたわけではありません。彼のスペックですが、東京大学経済学部で某有名ゼミに所属、1年の交換留学経験があり、もともとは外資系投資銀行やコンサルティングファームに興味があり、それらの選考を受けていたので、商社の面接が始まる頃には面接慣れしており、すらすらと聞かれたことに対してクリティカルに回答できる状態になっていました。参考:配属リスクに怯える商社志望者、圧倒的一番になれば配属リスク無くなる件これはかなり極端な例であり、あまり参考にすべきではありません。内定と同時に希望部署への配属が確約されることは可能性としてはなくはないですが、たった数%です。その可能性の低さを認識しておく必要があるでしょう。就職はゴールではありません。入りたい企業に入れた=やりたい仕事ができるとは限りません。人間関係に関しても、入社前に見極めることには限界があります。だからこそ、「なぜこの会社がいいのか?」「入社した場合には、どんなリスクがあるのか?」など自己分析や企業研究を自分が納得するまでやることがベストでしょう。参考: 21,032 views

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