小さな大学の大きなサポート!姫路大学のキャリア支援

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記事公開日:2025年7月3日

小さな大学の大きなサポート!姫路大学のキャリア支援
本記事は姫路大学キャリア支援係の紹介記事になります。

姫路大学キャリア支援係の職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。

こんな方にオススメ

・姫路大学に通っていてキャリア支援係の取り組みを知りたい学生
・受験する大学を探している高校生や保護者の方

姫路大学キャリア支援係とは

取材した方のプロフィール

藤本さん
学生課でキャリア支援を担当しています。姫路大学に入職して13年、そのうち11年間はキャリア支援業務に携わっています。国家資格キャリアコンサルタントの資格を取得し、現在では進路相談、就職ガイダンスの企画・運営、インターンシップ支援、面接対策、履歴書添削、求人情報の提供などを中心に学生の支援を行っています。

姫路大学とはどんな大学?

姫路大学は兵庫県姫路市にある私立大学です。「教育の目的は人に愛される人、信頼される人、尊敬される人を育成することにある」という建学の精神のもと、地域社会に貢献できる実践的な人材の育成を目指しています。

現在は看護学部教育学部を設置し、看護師・保健師・助産師、小学校教諭・養護教諭・幼稚園教諭・保育士などの専門職を目指す学生が学んでいます。自然に囲まれた落ち着いた環境で、学業に集中できることも姫路大学の大きな魅力です。

キャリア支援係とは?

キャリア支援係では、学生の進路決定及びキャリア形成をサポートしています。常駐スタッフは私を含め2名体制で、看護・教育の両学部に対応しています。加えて看護学部の国家試験対策や教育学部の教員採用試験対策の講座・模試なども企画・運営しています。

「人生設計の基礎を築くサポートをしたい」キャリア支援係の想い

__キャリア支援係の目的について教えてください。

藤本さん:キャリア支援係の目的は、学生が将来に向けて自立したキャリアを描けるように支援することです。単に「就職先を見つける」だけではなくて、自分自身の強みや価値観を見つめ直して、人生設計の基礎を築くサポートをしています。

__学生に対してどのような想いで接していますか?

藤本さん「一人ひとりに寄り添う」をモットーに、学生の不安や悩みに丁寧に耳を傾ける姿勢を大切にしています。小規模大学ならではの強みを活かして、学生一人ひとりの声をしっかり受け止めながら、自己理解や社会理解を深める支援を通して、自分らしい選択ができるよう後押ししています。

機会を逃させない!キャリア支援係の就職支援

様々な就職支援取り組み

以下が姫路大学キャリア支援係が行っている主な就活サポート内容です。

・個別面談
・学内SNS【メリー】での個別相談
・履歴書作成/面接対策講座
・学内病院説明会
・キャリアデザインミーティング(教育学部卒業生によるキャリアイベント)
・インターンシップマッチング支援
・国家試験対策 講座・模試(看護学部)
・教員採用試験対策 講座・模試(教育学部)
就活セミナー「Go To Hometown」(看護学部卒業生によるキャリアイベント)

「絶対にこれだけは利用してほしい」 キャリア支援係オススメな取り組み

__「絶対にこれだけは活用してほしい!」というオススメな取り組みはありますか。

藤本さん学内SNS【メリー】の利用をお勧めしたいです。

多くの学生が利用しているラインと同じようなシステムで学内SNS【メリー】というアプリがあります。

24時間いつでも質問や相談ができ、職員が就業時間内に返信します。遅くても翌日には返信します。就職活動における些細な不安や悩みにも対応します。対面での相談には気を遣う学生も、気軽に利用できるシステムです。

__学生全員が使える学内SNSというものがあるんですね。

藤本さん:そうなんです。例えば採用面接の際に「暑さに配慮した服装で構いません」との連絡があったという学生がどのような服装で行けばよいのかという相談がありました。このような些細な質問や不安に関していつでも対応できるのは魅力だと思います。

質問内容をこまめに確認し、スピード感をもって対応しています。返信スピードは速くて一分、遅くても1日以内に返信するようにしています。

__学生にとっていつでも聞けるツールがあるというのはとても心強いですね。

それでは次に個別面談について、学生の利用状況について教えてください。

藤本さん:特に就職活動中の学生に対しては、採用試験の前に2回の模擬面接を受けるよう促しています。3月後半から5月中旬にかけては予約が集中する時期で、1日に7~8人を対応する日もあります。志望動機や自己PRがまとまらなかった学生も、2回の練習で自信をもって本番に臨めるようになるので、学生からの評価も高いと感じています。

ピーク時は予約で1日が埋まってしまうこともありますが、面談枠を夜間にも設けたり、対応人数を増やすことで、できる限り多くの学生を支援できる体制を整えています。

__学生に就職活動支援を行う上で、意識されていることはありますか?

藤本さん:いつまでという「期間」を伝えることを意識しています。機会を逃すのはよくないことだと思っているので、すでに日程が決まっている採用試験に合わせて計画的に進めてもらうために、全体のガイダンスや学内SNSを使って声掛けをしています。

__そうなんですね。進路相談は、就職前の学生はもちろんですが、自分の目標(各免許、資格を活かした仕事に就く)を達成するためにも低学年時から多くの学生に利用していただきたいですね。

藤本さん:私がキャリアコンサルタントの資格を持っています。「話を聞いてもらえてよかった」から、さらに一歩踏み込んだコミュニケーションを取ることで、相談者の行動変容を促すことを意識しています。

学生一人ひとりの顔と名前が一致するくらいの小規模な大学ですので、一人ずつの想いや希望について聞かせてほしいです。

特徴的な取り組み「卒業生を招くキャリアイベント」

特徴的な取り組みである、卒業生を招いたキャリアイベントについて紹介します。

Go To Hometown(看護学部)
学生から人気のある兵庫県の県立病院に入職されて3か月ほどの卒業生に講演をしていただきます。
キャリアデザインミーティング(教育学部)
各分野で活躍している教育学部の卒業生に講師を依頼し、講演をしていただきます。
今年度は6月に実施し、卒業して10年ほど経た卒業生を多くお呼びしました。
小学校教諭、養護教諭、保育教諭、児童福祉施設、公務員一般企業など、様々な職種の卒業生に集まっていただきました。
ポイント!
どちらのイベントも、現場で活躍する卒業生から、リアルな現場の話や学生時代の体験談を直接聞ける貴重な機会となっています。

__実際に働かれている方でさらに、キャリアが長い方からお話をきけるのはとても貴重ですね。実際に学生からの反応はどうですか?

藤本さん:キャリア支援で行っている取り組みの中で評判は一番いいかなと思います。普段キャリア支援の職員や教員が「大事だよ」と伝えても、やはり身近な先輩の意見にはかなわないですね。

その会をお開きにした後も学生が卒業生に質問をするために残るんですね。実にいい時間だなと見守っています。​​​​​

以下、キャリアデザインミーティングに参加した学生の声を一部抜粋しました。

〈小学校教諭〉
・小学校教諭になろうか迷っていたのですが、やっぱりやりがいがあるように感じられたので目指すことにしました。(1年生)
・教師は大変な仕事なのだということが改めて分かりました。でもそれ以上に小学校の間だけでなく、子供たちの人生に関わる、やりがいのあるということがよく分かりました。(2年生)

〈保育教諭・児童福祉〉
・やっぱり実際自分が想像しているよりもはるかにしんどい事が働いたら待ってるんだなと知ることができた。だけど、しんどい事を抜けた先に大きな幸せが待っているともわかったので、とてもいい機会だった。(1年生)
・在学中にやっておくべきことがたくさんあるなぁと思った(2年生)

学生から好評!看護師国家試験対策専門の外部講師によるバックアップ

__他に学生から好評な取り組みはございますか?

藤本さん:看護師の国家試験の対策の中で本学で3年前から開催しているものがあります。看護師の国家試験対策専門の外部講師に依頼して、国家試験の対策に悩んでいる学生を全面的にバックアップします。

本学の先生ですと普段の授業の中で厳しい一面もあったり、全員と平等に接することが必要だったり、というところで、なかなかフォローしきれません。そこで外部講師が面談を行い、モチベーションを向上させることで、前向きに頑張っていける学生も増えとても好評です。

__学生は楽しく学ぶことができ、学校としても国家試験合格率を上げられる、まさに一石二鳥の取り組みですね。

就職率100%!専門知識を活かして希望の就職先へ

看護学部

教育学部

令和6年度卒業生実績
(姫路大学HPより引用)

学生の希望に沿った就職先へ

__看護学部の学生に就職先としてお勧めする良い病院の基準はあるのでしょうか。

藤本さん:まずは学生本人の希望をしっかり聞くことから始めます。「この病院で働きたい」「この診療科に興味がある」といった明確な意思がある場合は、その希望に沿って情報提供や支援を行います。

一方で、まだ方向性が定まっていない学生に対しては、教育体制が整っていて、安心して成長できる環境の病院をおすすめしています。

特に複数の診療科に興味がある学生には、「教育体制が整った総合病院なら、働きながら自分に合う分野を見つけていけるよ」と伝えるようにしています。

また、それらの情報をアドバイザー教員、キャリア委員会、キャリア支援職員で共有しながら就職支援をしています。

__なるほど、学生一人ひとりの意思を理解し寄り添うためにはやはり、教員の方々との連携も重要になってきますね。

藤本さん:はい、その通りです。そしてもう一つ大きいのが「卒業生の声」です。

卒業後に仕事の休日に挨拶に来てくれる卒業生や転職の相談で訪ねてくる卒業生も多くいます。そうした説明会や見学会では得られないような、病院のリアルな内側の情報を話してくれます。

私自身も、そうした卒業生の声の中から信頼できる情報を選び、学生に伝えるように心がけています。

__生きた情報が聞けていいですね。

藤本さん:はい。やはり実際に働いている卒業生の話は、説得力がありますし、学生にとっても大きな支えになっていると思います。

実務経験を積みながら次年度看護師試験・教員試験に挑戦

__就職率が100%を達成しているんですね!看護師国家試験や教員採用試験の結果が振るわなかった場合に一般企業の就職に切り替える学生もいますか?

藤本さん:はい、実際にそういったケースもありますが、数としては多くありません。

特に教育学部では教員採用試験に一定数の学生が不合格となってしまいます。中でも養護教諭は受験する自治体によっては倍率が10倍以上と非常に高く、狭き門です。

そのため、不合格だった学生の多くは、卒業後に非常勤講師や臨時的任用講師として実務経験を積みながら、翌年の再受験に向け準備をしています。

看護学部では、国家試験の合格率は90~95%ほどとなっていますが、万が一不合格だった場合でも、多くの学生が卒業後に「看護助手」として医療現場で働いています。

内定をいただいていた病院に国家試験の結果を報告すると、「来年の国家試験までの間、看護助手として勤務してみませんか?」と声をかけていただけるケースが非常に多いです。

このように、次年度の合格を目指して実務経験を積める環境が整っているため、本学では就職率100%を維持しています

「大学1年次からのキャリア形成支援」に向けて

「早期化」に合わせた計画的なサポート体制を

以下はキャリア支援係が行う今年度の主な予定です。

就活セミナー(11月~12月)
概要
・教育学部の中で一般就職を目指す学生向け
・計6回テーマを変えて行う(履歴書の書き方など)
・すべて参加することで就職活動を網羅できる
学内病院合同説明会(10月)
概要
・看護学部の学生向け
・実習先としてお世話になっている20病院程度
・コロナ禍以降は病院からいただいた動画を視聴する形で開催している
就職ガイダンス(9月/12月/2月)
概要
・それぞれの学部で最新の就活情報を伝え、今やるべきことについて説明する
教員採用試験対策セミナー(随時)
概要
・教育学部の学生向け
・9月から翌年の教員採用試験に向けて準備していく
・教員経験のある講師がセミナーを担当する
・月曜日から金曜日まで5教科の科目を1日ごとに行う
・試験が近づいたら、教職教養対策、専門試験対策、面接練習、模擬試験などを行う

__中長期的な目標についてお聞かせください。

藤本さん:今後は「大学1,2年次からのキャリア形成支援」に一層注力していきたいと考えています。早い段階から進路を意識し、計画的に準備ができるよう、より体系的な支援体制の構築を進めているところです。

就職活動の早期化が進むなか、多くの自治体では、大学3年次から教員採用試験の一次試験を受験できる制度が整ってきています。一次試験に合格すると、翌年は二次試験から受験できるため、本学の学生にもその制度を活用してもらえるよう、「3年次受験」を積極的に勧めています。

さらに、兵庫県や神戸市の教員採用試験においては「加点制度」があります。対象となるのは資格取得やボランティア活動などです。この制度を活用するためにも、早期から意識的に取り組むよう声かけを行っています。

看護学部においても同様で、低学年のうちから病院インターンシップに参加することの重要性を伝え、将来を見据えたキャリア形成を支援しています。

こうした継続的な働きかけを通じて、学生一人ひとりが自信をもって進路を選択できるようサポートしていきたいと考えています。

高校生必見!専門職の魅力とは

専門職の魅力「一生働ける」

__就職実績や他大学との違いについて教えてください。

藤本さん:姫路大学では、「免許・資格取得」と「就職支援」を両輪として、確実な進路実現をサポートしています。

特に看護学部・教育学部においては、学内外のネットワークを活かしたきめ細やかな支援体制により、地元就職を中心とした高い就職実績を誇ります。専門職への就職率の高さは、本学の大きな強みです。

保護者の皆さまにぜひ知っていただきたいのは、看護・教育どちらの部であっても、「一生食べていける専門職」に就けるという点です。

これらの職業は免許や資格がなければ従事できないため、高い専門性と安定性があります。また、仮に転職することがあっても、資格を活かして同じ職種で働き続けることができるのも大きな魅力です。

学生には、こうした将来性のある職業に就き、長く活躍していってほしいと願いながら日々支援にあたっています。

高校生に向けてキャリア支援係から最後に一言

__最後に高校生・保護者に向けてメッセージをお願いします!

藤本さん:将来を見据えた大学選びでは、「学びの質」と「就職支援」の両立がしっかりしていることがとても大切です。

姫路大学では、1年次からのキャリア支援がスタートし、学生一人ひとりの希望や目標に寄り添いながら、安心して将来の道を切り拓ける環境を整えています。

ぜひ一度、オープンキャンパスにお越しいただき、先生や在学生の雰囲気、そして私たちキャリア支援のサポート体制を直接感じてみてください。お会いできるのを楽しみにしています!

キャリア支援係は「いつでも・どんなことでも相談できる」学生の味方

人生で一番輝く時を応援できる嬉しさ

__学生と関わる上でのやりがいや想いについて教えてください。

藤本さん:この仕事をやっていて嬉しいと感じる瞬間は本当にたくさんありますが、特に感じるのは、人生で一番輝いている大学生の時期に関われることです。

大学生はエネルギーがあり、活動の幅も広がり、自分自身の可能性にワクワクしている時期でもあります。そんな大切な時間に、進路やキャリアの支援ができることに大きなやりがいを感じています。

また、就職活動で苦労している学生が、最後まであきらめず努力を続け、内定を勝ち取った瞬間に立ち会えたときは、こちらも本当に嬉しい気持ちになります。

これからも、一人ひとりの学生に寄り添いながら、その歩みを支えていきたいと思っています。

学生に向けて一言

__最後に学生に向けてメッセージをお願いします!

藤本さん:キャリア支援係は、どうしても就職活動が本格化する3年生の後期や4年生になってから意識されがちですが、実は低学年のうちから利用してほしい場所です。

私たちは「いつでも・どんなことでも相談できる」あなたの味方です。進路のこと、就職のこと、ちょっとした不安や悩みでも、気軽に話に来てくださいね。

また、本学は看護職・教職という「人を支える仕事」を目指す学生が多く在籍しています。専門的な知識やスキルはもちろん大切ですが、人間性を高めることが何よりも重要です。普段の学生生活の中でも、「相手を思いやる心」を大切にしながら過ごしてもらえたら嬉しいです。

取材後記

姫路大学キャリア支援係は、小規模の大学であるからこそ、学生一人ひとりの顔と名前を覚え、状況を把握してサポートするという、学生への温かい想いが感じられる就職支援の取り組みが魅力です。

また、学生が機会を逃さず、納得のいく就職活動ができるよう、1年次からの積極的なキャリア教育や、「期間」を意識した声掛けを行っていることが分かりました。

就職先に迷っている学生、または、今自分が学んでいることが果たして自分に向いているのか、悩んでいる学生は一度キャリア支援係に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。

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三菱地所社員が語る不動産ディベロッパーとテレビ業界の意外な共通点 三菱地所社員が語る不動産ディベロッパーとテレビ業界の意外な共通点 17年卒の就活生です。不動産業界とテレビ業界は高学歴の学生から非常に人気ですが、両者を併願する学生は少ないように感じます。不動産ディベロッパーというと街づくりをイメージしますが、不動産とテレビの仕事にはどのような共通点があるのでしょうか。OB訪問させていただいた方(三菱地所・10年目・男性)実際に私がOB訪問させていただいた三菱地所の社員にお話を伺いました。今回は都市開発に携わった後に、現在は物流事業施設を担当している社員にOB訪問しました。物流事業施設とは、倉庫を作る仕事のようでまだできたばかりの部署のようです。都市開発の仕事では、主要都市周辺の街並み形成に携わり、建物の配置などを考えていたそうです。余談ですが、不動産業界のOBのお話を聞くと、「自分で街を歩いて各ディベロッパー企業が関わった土地を体感しなさい」と言われることがあります。会社ごとの社風や雰囲気は街そのものにもかなり表れているのかもしれません。また、不動産業界を志望する学生の多くは、シムシティというコンピューターゲームの経験者が多く、ゲームを通じて街づくりへの理解を深めていた学生も多いようです。参考:これはコラムのテーマとは逸れますが、私が会ったOBは30代半ばだったのですが、OBの就活生時代の話を聞くと日本一の高家賃地帯である丸の内を保有する三菱地所は「何もしなくても収入源がある」イメージであった一方、三井不動産は「何が何でも新しくて面白いものを作ってやる」という気概に溢れたアグレッシブな印象をもっていたそうです。私自身も、他業界のOBの話を伺った際に三井不動産の方が体育会らしさがあると聞きました。また、三菱地所は女性総合職の採用人数が多く、男性と同じもしくはそれ以上です。女性でディベロッパー志望の学生は狙い目かもしれません。大手不動産社員に聞いた不動産ディベロッパーの併願先OBの就活生時代の併願先を聞いたところ、私にとっては意外だったのですが、不動産のほか、テレビ業界を志望していたそうです。というのも、不動産とテレビ局の仕事には大きな共通点があるからだそうです。以下に業界の簡単な仕事内容を記載しました。ディベロッパー街づくりのプロデューサーの役割。設計会社、ゼネコン、テナント等の様々な価値観を持つ関係者を統括して建造物を造り、土地を持つディベロッパーが最終的な決定権を持つ仕事。多様な価値観がある中でリーダーシップを発揮して物事を成功に導いた経験が活きる。テレビ局総合職番組制作のプロデューサー、ディレクターの役割。俳優、番組セット、スポンサー等の様々な関係者を統括し、番組を制作するテレビ局が最終的な決定権を持つ仕事。上記同様、多様な価値観がある中でリーダーシップを発揮して物事を成功に導いた経験が活きる。以上のように、双方ともに他業界の多様な人材を束ねるという仕事内容であり、少数精鋭の採用方針であるという点で共通しています。共に志望する学生数が多く、採用されるには難しい業界ですが、併願してみてもいいかもしれません。また話は戻りますが、そのOBは何もないところから新しいものを生み出す仕事がしたいという軸で、総合商社と広告代理店も併願していたようです。広告代理店・総合商社との共通点このOBは広告、商社も併願したそうですが、ただのミーハーで志望していたわけではなく、広告も総合商社も上記の共通点同様に、何もないところから価値あるものを生み出すという意味ではプロデューサーとして働く仕事だと語っていました。以下に広告、商社業界の簡単な仕事内容を記載しました。広告広告プロモーションのプロデューサー、ディレクターの役割。広告を受注した上で、テレビ、ネット、新聞などどの媒体でどんなプロモーションを行うのがよいのかを考えて、各関係者と一から顧客に合った斬新な広告をチームで考え出してチームを統括し、采配を行う仕事。総合商社川上から川下までのビジネスを生み出す際のプロデューサー、ディレクターの役割。業界内の関係者や時には海外の政府関係者などと協力しながら、国内外で他の企業や政府のの関係者を巻き込み、新しくインフラを作り上げたり、新しいビジネスを輸出、輸入したりする仕事。自分がプロデュースする建物を、顧客にとって魅力的なものに仕上げるプロセスに醍醐味があるという点で考えてみても、「面白い番組やCMを作る課程にやりがいを感じる」と考える人も多いテレビ局の番組制作、広告代理店のCM作成は、魅力的な建物を造り上げる不動産ディベロッパーに似てるといえるかもしれません。それに加え、テレビ番組や不動産は一度成功すれば、一定の期間以上、番組や建物というように成果が目に見える形で残るという点も双方の魅力でもあります。実際に、大手テレビ局に勤務する社員は「愛されるテレビ番組は人々の記憶に長く残る」と語り、不動産OBの男性も「私たちの作る建物は地図に残る」と語っていました。また、新しくモノを生み出した後にお金を稼ぎ出すためのビジネスモデルに関しては商社と類似しているとも言えます。商社では、一度権利を手に入れた商品が世の中で売れるとその内の数パーセントを利益として獲得できます。不動産ディベロッパーにおいても、一度建物が建ってしまうと、そこの人気さえ獲得できれば賃料で収入を得ることができます。最後に一見全く違う職種で、扱う仕事や取引相手も異なるので見落としがちですが、業務内容をマクロ的な視点で考察してみると意外にも類似している業界は数多くあります。とはいえ、「その志望動機だと、~業界はだめなの?」という企業側の質問に答えるためにも志望業界毎の志望理由の差別化もしなければならないので、ミクロ的な視点での業界研究が必要な場面も出てくるかもしれません。【関連記事】 40,020 views
大学5年生はなぜ志望企業に内定していくのか 大学5年生はなぜ志望企業に内定していくのか 総合商社内定者の大学5年生です。今回は就職浪人またはなんらかの事情で在学中に留年してしまった大学5年生が志望企業に内定する為にはどうすれば良いのかを話したいと思います。ちなみに筆者の周りの大学5年生は揃いも揃って志望企業もしくは第一志望群の企業から内定を獲得していきました。参考:何かに一生懸命打ち込んでいる人のための就職留年のススメ参考:総合商社内定者が就職留年を決意した訳と就職留年中にしたこと参考:就職留年して総合商社に内定するために心がけた二つのこと就職浪人のアドバンテージなんといっても経験です。OB訪問、ES、筆記試験、面接などの一連の流れを一度経験していることはなによりも財産となるでしょう。マリオカートでいえばスタートダッシュに成功し、さらにキノコを3つ持っている状態から始まります。そして次に筆者が大きいと感じたメリットは人脈です。大学で同年度に入学した友人は自分が2回目の就活を行う際には社会人になっているわけですから、気軽にOB訪問や社員の紹介などを行うことができます。また就活時と入社してからのギャップや社風、待遇などの細かい情報も仕入れることができますね。就職浪人のディスアドバンテージ留年をし、一年遅れてしまったという事実です。就職浪人をしたということは志望企業から内定をもらえなかったことの裏返しであり、就活が上手くいかなかった人というイメージを持たれます。また学業の成績不振などによる留年の場合には不真面目な人というレッテルを貼られます。そして面接においては、なぜ留年したのかという質問が加わります。余分な1年でなにをしているのか大学5年生で志望企業に内定した人は、余分にできた1年でなにか自信を持って人に語れることに取り組んでいます。これは必須条件です。取り組んだ内容は人それぞれでアルバイト、インターン短期留学、資格試験の勉強。ただ強いて言うならばリーダーシップを発揮したといえるような経験をしている人が多いです。リーダーシップを発揮して周囲を巻き込める人材はどの業界においても重宝されます。面接の対策筆者は2回目の就活を外資系投資銀行、外資系コンサルのインターン選考から始めました。そして案の定、必ずといっていい程「君はなぜ大学5年生なの?どうして留年したの?」という質問をぶつけられました。最初の頃の面接ではどうしても後ろめたさが残る態度を出しながら答えており、外資系の企業ではうまくいきませんでしたが、就活が本格化した8月の商社やメガバンクの面接ではまるでそれが自分の強みであるかのように話していました。学生時代頑張ったことや志望動機はどこの会社でも聞かれますし、前もってぶつけられる質問がわかっていることほど対策が簡単なことはありません。つまり、実はされる質問が増えたように見えて、自分が用意してきたピカピカの回答を話せば良いということになります。これは自分が面接の中で主導権を握る時間が増えたということですね。とはいっても、留年の理由は正直に答えることが重要だと思います。そして今はそれを反省し、前を向いて歩んでいることをアピールできればピンチはチャンスへと変わります。筆者が懇親会に出席した総合商社の内定者の内訳を見てみると、経歴に傷が一切付いていないストレートで来ている人が多数を占めているわけではないことに気付きます。就職浪人や学業不振による留年などで大学5年生は多く存在しており、一度どん底を味わっているからこそ入社してからも草の根精神で努力できることを面接官に認められて内定を獲得したことが見受けられます。最後に就職浪人を判断することには勇気がいります。ただ自分が将来やりたいことを実現するために企業選びは妥協せずにやって欲しいと思います。筆者も留年した際にはOB訪問をした方から「長い人生の中で1年遅れることは大したことではない。その一年で自分の人生にどんな付加価値を生み出すかの方が重要である。」という言葉を頂き、吹っ切れました。中には家庭の事情などで余分にできた一年を有意義に活用できないと考えている学生もいると思いますが、就活は自分の今後の人生を左右する重要な瞬間です。大学5年生で就活に挑むということは裏を返せば自分次第で成功する可能性が上がるということを考えて欲しいと思います。photobyMartinThomas 47,355 views
伝説の商社マン 伊藤忠商事岡藤社長の学生時代に見る『商人魂』の原点 伝説の商社マン 伊藤忠商事岡藤社長の学生時代に見る『商人魂』の原点 16卒外資系メーカー内定者です。unistyleの就職活動意識調査で第3位に輝いた伊藤忠商事。就活生にとって不動の大人気「商社業界」を牽引する1社といえます。そんな同社へ1974年に新卒で入社し、現在は代表取締役社長まで上り詰めたのが、今回ご紹介する岡藤正広氏です。彼は伊藤忠商事において「残業を8時で強制終了させ、朝7時からの出勤を社員に促す仕事の効率革命」を起こしたことで話題となっています。また岡藤氏は社長就任前から伊藤忠商事で数々の功績を残していますが、こうした功績の原点となった彼の「商人魂」は、実は学生時代のアルバイトにも発揮されていました。本コラムでは、そんな岡藤社長の学生時代のアルバイトについてご紹介していきたいと思います。コラムをお読みの学生のみなさんにとっても、彼のアルバイト経歴から学べる点が多くあるかもしれません。岡藤社長の伊藤忠商事での功績岡藤社長のアルバイトについて触れる前に、彼が伊藤忠商事でどのような功績を築いてきた人物であるのかを簡単にご紹介しておきたいと思います。(1)高級ブランド「アルマーニ」の販売権獲得かつてイタリアの高級ブランドであるアルマーニが日本に進出してきた際、商社やデパートがその販売権を巡って熾烈な争奪戦を起こしました。その際、伊藤忠商事を販売権獲得に導いたのが岡藤社長だったのです。このアルマーニのときの勝因もやはり現場主義でした。出向で経団連に来ていたイタリア人の父親が、現地でコンサルタントをしていることを知って親しくなり、その人を通じて、アルマーニの重要人物に日本進出にあたって何を重視するかを聞いてもらった。するとイタリアは税金が高いので節税に関心が高く、日本の税法を詳しく知りたいということだった。ライバル社は、取扱高や出店の立地といったことに関心が高いはずという一般的な考えにとらわれ、そうした点を中心に提案したんでしょう。ところが私は現地のコンサルタントの情報から節税を中心としたプロポーザルを行い、契約を結ぶことができた。顧客が何を欲しているのか、自分であれやこれや類推するのではなく、現場から情報収集することで答えが出てきます。出典:カリスマが激怒!「アルマーニ争奪戦」秘話-伊藤忠商事社長(2)「ブランドビジネス」の立ち上げ岡藤社長が営業時代最初に担当したのは繊維業界でした。当時の繊維業界では問屋やテーラー(仕立て屋)に対する商社の立場はかなり不利なもので、主導権を握れないために利益の薄い商売にも甘んじなければなりませんでした。岡藤社長は営業2年目にして繊維業界に「ブランドビジネス」を持ち込むことによって、そのような商社の立場を一気に向上させたのでした。主導権を握るための秘策が「ブランドビジネス」だった。ブランドビジネスとは取り扱う商品に無形資産である「商標」を付けて、販売する行為である。優れたブランドと認識されればされるほど、商品に付加価値がつき、より高い価格での販売が可能になる。岡藤が持ち込んだブランドビジネスで、伊藤忠の立場は激変。伊藤忠でしか取り扱えない商品を問屋が仕入れることで、問屋はテーラーに対して強気の商売が展開できるようになった。さらに伊藤忠は問屋に対しても主導権を握ることができた。岡藤が営業に移った2年目のことだった。出典:ブランドビジネスで業界3位へ牽引伊藤忠商事「岡藤正広」社長伝説【1】(3)伊藤忠商事を「御三家から2強の一角に」岡藤社長の就任後より伊藤忠商事は三菱商事、三井物産に続く業界3番手を担ってきました。しかし、「岡藤経営」によって伸び続ける業績は、伊藤忠を2強の一角まで押し上げようとしています。参考:日本経済新聞「伊藤忠の岡藤社長『御三家から2強の一角に』」岡藤社長の学生時代のアルバイト(家庭教師+自販機ビジネス)実は岡藤社長は高校3年生の時に父を亡くしており、東大時代の学費や生活費はすべて自分自身でまかなっていたそうです。そんな彼の生活を支える収入源だったのが、アルバイトや彼自身の起こした事業でした。(1)家庭教師のアルバイト岡藤社長は夏休みごとに大阪の実家に帰省し、家庭教師のアルバイトに精を出していたようです。複数の生徒を毎日効率よく回り、稼いだお金を学費と生活費に充てていました。夏休みには、大阪の実家に帰省する前、新聞に2行広告を出しました。家庭教師先の募集です。どんな人がどういう先生を求めているか考え抜いて、たった2行に凝縮しました。夏休みの1か月だけなら奮発すると読んで、「夏季特訓。当方東大生。」関西には、東大生を一目見たいという人もいるかと思って書いたら、実家には電話がじゃんじゃんかかってきた。生徒は全部で10人くらい。1人あたり週に2、3回です。同じ地域の生徒をまとめて回れるように時間割を組んで、全員に勉強を教えました。思い返すと、効率よく生徒の家を回る要領は、商社に入社して貨物船のスケジュールを考えることとそっくりですわ。出典:伝説の商社マン岡藤正広伊藤忠商事社長(1)(2)自動販売機ビジネス岡藤社長は家庭教師のアルバイトに加え、「都内の女子大学内に自動販売機を設置し中身の入れ替えなども行う事業」を自ら起こしていました。サークルで知り合った女子大生から、「寮で夜になって飲みものを買おうとしても、お店が遠い。外出も怖い。」という話を聞きました。寮生は同じように不満を持っていたらしいんです。コンビニエンスストアもない時代です。そこで目を付けたのが自動販売機。学生やったけど、飲料メーカーとかけあって、女子大の寮に置いてもらったんです。売れた分の何%かもらいました。販売機を置く権利を押さえただけで、チャリンチャリンとお金が入ってくる。出典:伝説の商社マン岡藤正広伊藤忠商事社長(1)最後にいかがでしたでしょうか。岡藤社長の商才はまさに学生時代から芽を出していたようですね。彼の行動はすべて「どうすればもっと効率がよくなるのか、便利になるのか」が考え抜かれたものだと感じます。こうした心掛けは、アルバイトや仕事をする上で誰もが持っているべきことなのではないでしょうか。また、岡藤社長は「家庭教師の業務を通じて商社でのスケジュール管理に似た仕事を経験できた」とも語っていることから、アルバイトは将来の仕事に対する志望動機につながる学びを得られる良いきっかけにもなるかもしれません。岡藤社長の経歴に学び、得るものの多い充実した学生生活を送りたいものですね。新聞の訪問販売アルバイトについて述べた伊藤忠商事内定者の回答【自己PR(最大の困難)】最大の困難は、大学2年時に新聞訪問営業地区トップの契約件数26件の更新に挑戦した事だ。組織での取り組みを多く経験した一方、1人で全てを完結させる経験の不足を感じ、取り組んだ。当初1日80件回るが、契約は1,2件しか取れず、また、顧客に怒鳴られる事もあった。しかし、営業に独自の工夫がないことから、「自分」を通して契約してもらうための工夫を取り入れ始めた。新たな試みが裏目に出て失敗することもあったが、自分が消費者として新聞訪問営業に接した経験から、新たな工夫を取り入れた。挨拶の言葉を変える・世帯別に訪問時間を変える・日用品の種類を増やす。これら三つの工夫の結果、契約数が上がり、最終的に17件とトップには及ばなかったが、地区トップクラスの成績を収めることができた。一軒一軒が挑戦の場になる中、失敗した理由を考える(損切りとか)一方、失敗を過度に恐れないようになり、「失敗に敏感かつ鈍感」な姿勢を身につけられた。伊藤忠商事内定者のES一問一答回答1.あなたの一番の挑戦は何ですか。(20文字以内)ブレイクダンスの全国大会を目指した事2.あなたの一番の失敗は何ですか。(20文字以内)好きな異性になかなか告白できなかった事3.自分の好きな点は何ですか。(20文字以内)常に前向きで困難も含めて何でも楽しめる点4.自分の嫌いな点は何ですか。(20文字以内)強い批判に対して怯んでしまう事がある点5.あなたのこだわりを教えて下さい。(20文字以内)言葉だけでなく、常に自ら率先して行動する6.あなたの誰にも負けないものを教えて下さい。(20文字以内)常に自分が果たすべき役割を強く意識する事7.やりがいを感じるときはどのような時ですか。(30文字以内)貴方がいて良かった、と言われたり、人に必要とされたと感じる時8.日頃継続して行っている習慣を教えて下さい。(20文字以内)やるべき事、やりたい事を紙に書き出す9.あなたの人生の目標を教えて下さい。(30文字以内)事業創出を通じて世界の多くの人から必要とされる存在になる事10.ストレスを感じるときはどのような時ですか。(30文字以内)自らの不甲斐ない行動によって周りからの信頼を失ってしまう時11.あなたがリーダーになるために必要なものは何ですか。(20文字以内)目指すビジョンを示し、率先して行動する事12.あなたは周囲から何と言われることが多いですか。(30文字以内)誰とでも仲が良く、穏やかで話しやすい、常に向上心を持っている13.商社を志望する理由を教えて下さい。(50文字以内)自らのアイデアや行動を武器に、ニーズを探し、率先して大きな事業を創り出していける点に魅力を感じたため14.伊藤忠商事を志望する理由を教えて下さい。(50文字以内)他社が認める程の意思決定の早さや、若手に任せる風土に魅力を感じ、貴重な経験を多く積めると考えたため【総合商社業界・伊藤忠商事の関連記事】 77,621 views

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