福祉マインドを活かす。日本福祉大学キャリア開発課の「納得の就職先」へとつなぐ支援
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最終更新日:2025年6月27日
記事公開日:2025年5月23日
日本福祉大学キャリア開発課の職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。
・日本福祉大学に通っていてキャリア開発課の取り組みを知りたい学生
・受験する大学を探している高校生や保護者の方
・キャリアサロンの参加を検討している企業の人事担当者の方
- 本記事の構成
- 日本福祉大学キャリア開発課とは
- 自分らしい未来へ。キャリア開発課が支える納得の就職
- 就活を成功させるには知識と視野の広さがカギ。学生の可能性を広げる就職支援
- 高い実就職率と、学生から人気のある企業・有名企業への豊富な就職実績
- 大学全体でキャリア支援に取り組む文化をつくっていく
- 就職に有利な資格取得も。日本福祉大学に入学し福祉マインドを身に着けよう!
- 企業の皆様へ「キャリアサロン」のご案内
- 取材後記
日本福祉大学キャリア開発課とは
取材した方のプロフィール
証券会社を経て日本福祉大学職員に。通信教育部、国際課を経て現在に至ります。
株式会社ニトリホールディングスにて店長・新卒採用担当を経て、日本福祉大学に入職し現在に至ります。
日本福祉大学とはどんな大学?
1957年に鈴木修学先生によって開学された大学で、美浜・半田・東海・名古屋の4つのキャンパスがあります。東海キャンパスは、某有名漫画の聖地巡礼場所としても有名です。
「万人の福祉のために、真実と慈愛と献身を」というモットーのもと、日本福祉大学は、釈尊の言葉「我が如く等しくして異なること無からしめんと欲す」を建学の精神の礎としています。この言葉には、一人ひとりを大切にし、誰もが平等に幸せを感じられる社会をめざすという思いが込められています。
キャリア開発課とは?
日本福祉大学は通学部と通信部に分かれており、今回インタビューしたのは通学部に在籍する学生の就職活動を支援する部署です。就職支援を通じて、学生が満足のいく進路を実現し、社会人として活躍できる人材へと成長していくことを目的としております。
毎月配信されるキャリア開発課レターでは、就職支援イベントについての情報発信がされています。
自分らしい未来へ。キャリア開発課が支える納得の就職
主体性を育むための支援を行っていく
__ キャリア開発課はどのような目的を持った部署ですか?
中嶋さん:学生が、納得できるかたちで就職活動を終え、社会で活躍していけるように支援することが私たちの大きな目的です。そのために、学生一人ひとりが自分のキャリアを自分で考え、行動していけるよう、主体性を育むことを大切にしています。
また、学生だけでなく、学内全体でキャリア教育にもっと関心を持ってもらえるよう、意識づけやキャリア開発課レターなどの情報発信にも力を入れています。
__ 学生に対して、大切にしている思いはありますか?
中嶋さん:学生一人ひとりが自発的に行動し、自分のキャリアを自ら切り開いていけるような仕組みづくりを大切にしています。キャリア支援というと、どうしても「サポートしてあげる」というイメージを持たれがちですが、私たちは「学生自身が動くこと」を何よりも大切にしています。そのきっかけや環境を整えるのが、私たちの役割だと考えています。
河尻さん:まずは自分自身を見つめ直し、自分の軸や価値観を見つけるところから始めてほしいと思っています。そして、自分の選択に自信を持ち、自立した社会人として歩んでいけるように。学生が社会に出た後も、しっかり活躍できるような土台をつくることが、私たちの支援のゴールだと考えています。
就活を成功させるには知識と視野の広さがカギ。学生の可能性を広げる就職支援
自分のペースで利用できる個別面談や個人に合わせた就職活動準備
__就職支援の取り組みについて教えてください。
中嶋さん:日常的な就職支援としては、まずキャリアアドバイザーとの個別面談を行っています。面談は専用のシステムから予約する形で、学生が自分のペースで気軽に相談できるようになっています。
また、毎週木曜日には3年生を対象に、適性・適職診断やインターンシップ準備ガイダンスなども開催しています。これらは、就職活動の初期段階において自分の強みや興味を知るきっかけとして、多くの学生に活用されています。
さらに、「教員を目指したい」「福祉職に就きたい」といった進路ごとのカテゴリー別対策も行っており、それぞれの志望に合わせたきめ細かな支援を提供しています。
説明会より気軽な雰囲気の「キャリアサロン」で多くの企業と会話できる。
__特徴的な取り組みについて教えてください。
中嶋さん:代表的な取り組みの一つにキャリアサロン(合同企業学内説明会)があります。東海キャンパスで毎週木曜日に開催しており、19週間にわたって合計600社(延べ)近くの企業様にご参加いただいています。
小教室に1社ずつご案内し、1教室につき1社という形で実施しているため、学生と企業の人事担当者が落ち着いた環境で直接お話しできるのが特徴です。
一般的な説明会だと、どうしても学生が緊張してしまったり、身構えてしまうことがありますが、このキャリアサロンは学生がふらっと立ち寄れるような、気軽な雰囲気づくりを意識しています。これにより、学生も場慣れができ、自然と企業とのマッチングにもつながります。
特に経済学部ではこの取り組みを授業の一環として位置づけており、全員が履修対象となっています。他学部の学生ももちろん参加可能ですので、特に東海キャンパスの学生は積極的に活用されています。
__多くの企業が参加するのですね!傾向的にはどういった企業が参加するのでしょうか?
中嶋さん:キャリアサロンは主に経済学部の学生を対象とした授業の一環でもあるため、民間企業が中心に参加しています。
現状ではBtoCの企業が多く参加していますが、私たちとしては、製造業が盛んな愛知県の強みを活かし、学生にBtoB企業の魅力も知ってもらいたいと考えています。
たとえば、自動車が完成するまでに関わる部品メーカーなど、普段はなかなか意識されない企業にも目を向けるきっかけになれば嬉しいですね。BtoB企業の招致を今後さらに増やしていきたいと考えています。
80マス企業名書き取りに挑戦し、世の中の企業や業界に目を向けよう!
__これだけは必ず活用するべきという取り組みを選ぶとしたら何になりますか?
中嶋さん:私たちが特に重視しているのは80マス企業名書き取りというワークです。これは、学生に知っている企業名を思いつく限り80マスのシートに書き出してもらうというものです。5分間で行います。
一見シンプルな取り組みに思えるかもしれませんが、実際にやってみると、いかに自分が限られた企業しか知らないかに気づかされます。その気づきが、企業や業界に対する興味を広げるきっかけになるんです。
__就職活動をするうえでとても効果的ですし、ありそうでなかった取り組みですね!授業内で実施しているのですか?
中嶋さん:このワークは就職ガイダンスⅠという必修プログラムの中で、全学生を対象に実施しています。就職活動の初期段階で行うことで、視野を広げて主体的にキャリアを考える土台づくりに役立っています。
キャリアサロンに参加した学生からの声
キャリアサロンに参加することで、企業の詳しい情報を知るだけでなく、「自分に合っているかどうか」を見極めるきっかけにもなります。実際に参加した学生からは、こんな声も届いています。
・他の企業説明会で聞いたような内容では集中して聞けないだろうという配慮から、今後の就職活動で役立つような内容を話していただきました。業界研究の必要性や面接の際に見られるポイントを採用側の目線で教えてくださいました。50分があっという間に感じるほど、聞き入ってしまう話し方に感動しました。
・多角的な事業展開とグループ全体の成長性が印象に残りました。企業理念や働く環境について、さらに理解を深めたいと感じました。エントリーについては、他社の情報も踏まえた上で検討していきたいです。
・IT企業がどういったことをしているのかに興味がありましたが、自分にはあまり向いていないように感じました。
・入社してからの個人の努力次第で、今後のキャリアが大きく変わる環境だと感じました。会社の雰囲気や、成長する上での環境がとても整っている会社だと思いました。エントリーは候補の一つにしておきたいと思います。
・日本福祉大学のOBが多く、店長や主任として活躍している話を聞いて、訪問してみたいと思いました。エントリーを検討したいです。
高い実就職率と、学生から人気のある企業・有名企業への豊富な就職実績
2023年3月卒業実績(日本福祉大学WEBサイトより引用)
数字より学生の納得感を大事に支援。
__就職実績について教えてください。
中嶋さん:25卒の実就職率は93.5%です。
__高いですね!そして、25卒はスポーツ科学部の実就職ランキング全国1位ですよね。すばらしいです。
※2024年学部系統別実就職率ランキング(体育・スポーツ系)より引用
中嶋さん:ありがとうございます。スポーツ科学部では、特別支援学級の免許が取得でき、その分野で働く卒業生が多いことも特徴の一つです。
また、キャリア開発課としては、数字ももちろん大事ですがそれ以上に学生が納得のいく企業に就職できたかを重視しています。そのため、就職先についても実績として挙げさせていただきます。
※主な就職先については以下です。
明治安田生命保険相互会社、トヨタ紡織株式会社、株式会社ローソン、イオンモール株式会社、中部国際空港旅客サービス株式会社、ANA中部空港株式会社、株式会社エイチ・アイ・エス、株式会社アルペン、株式会社デンソーファシリティーズ、愛知海運株式会社、イオンリテール株式会社、あいち知多農業協同組合(JAあいち知多)、東海ガス株式会社、株式会社ゾフ、アサヒサンクリーン株式会社、三井ホーム株式会社、株式会社バンダイナムコアミューズメント、イオンエンターテイメント株式会社
大学全体でキャリア支援に取り組む文化をつくっていく
キャリアサロンの取り組みを強化していきたい
__今後の展望を教えてください。
中嶋さん:これまで経済学部を中心に実施していたキャリアサロンを他学部や他キャンパスの学生にも広げていきたいと考えています。学生と企業の接点を増やし、より多様な選択肢を提供していきたいですね。
また、学内合同企業説明会についても拡充を検討していますが、複数キャンパスがあることや予算面の課題もあり、実現方法を模索している段階です。
そして、これまで行ってきた例年通りの取り組みは、今後も継続してしっかり実施していく予定です。学生にとって安心して利用できるサポート体制を大切にしていきたいと考えています。
中長期的なキャリア支援の考え
__就職支援とは別に、学生への中長期的な支援についてはどのようにお考えですか?
河尻さん:私たちが目指しているのは、学生がただサポートを受けるのではなく、自発的にキャリア形成に取り組めるような仕組みを整えることです。
そのためには、学生への支援だけでなく、教職員に対するキャリア教育の重要性も感じています。教職員がキャリア支援の視点を持つことで、日常的な学生との関わりの中でも支援が広がると考えています。
大学全体でキャリア支援に取り組む文化をつくり、学生と教職員、そして大学全体が一体となってキャリア支援を盛り上げていけるようにしたいですね。
最後に一言
__学生へのメッセージをお願いします!
河尻さん:就職活動は、今後の人生において大きなターニングポイントの一つです。活動を進める中で、世の中のことをより深く知るきっかけにもなります。だからこそ、考えなければならないことがたくさん出てきます。
その中で、自分自身で考え、行動し、本気で自分の人生と向き合ってほしいと思っています。皆さんは、どんな自分を描きますか?私たちは、一緒に皆さんの未来を描いていきたいと考えています。キャリア開発課は、皆さんのことをいつでもお待ちしています。
__最後に一言で思いをお願いします!
中嶋さん:一緒に未来の選択肢を増やそう!
河尻さん:自分の未来をデザインする!
そんな気持ちで、一歩ずつ前に進んでいってほしいです。私たちも全力でサポートします。
__かっこいい一言ありがとうございます!お二人がどんな思いで学生に寄り添っているかとても伝わりました。
就職に有利な資格取得も。日本福祉大学に入学し福祉マインドを身に着けよう!
某漫画の舞台になった日本福祉大学東海キャンパス(日本福祉大学WEBサイトより引用)
大学に通いながら社会福祉主事任用資格が取得できる!
__高校生やその保護者の方に向けて、ズバリ日本福祉大学の魅力を教えてください。
中嶋さん:本学は福祉系の大学ということもあり、社会福祉主事任用資格に必要な3科目を履修することで、この資格を取得できるというのが大きな特徴です。これは全学部対象です。この資格は、特別な試験や更新研修も必要なく、履歴書にも書ける資格として非常に有用です。
たとえば、公務員試験では福祉系の資格を持っていると優遇されることもありますし、民間企業でも「福祉マインド」や「対人支援に強い人材」として評価されやすいです。これらは他大学にはあまり見られない、日本福祉大学ならではの強みだと思います。
また、自動車免許しか資格がないという学生も多い中で、このように全学部の学生が履歴書に書ける国家資格を取得できるという点は、就職活動において大きなアドバンテージになると考えています。
キャリア開発課から高校生・保護者へ一言
__最後に、高校生や保護者へ一言お願いします。
中嶋さん:ぜひ一度オープンキャンパスに足を運んでいただければと思います。福祉マインドにあふれた、温かく、人にやさしい雰囲気の大学であることを、実際に感じていただけるはずです。
本学の学生は、企業の方からも「真面目で誠実」と評価をいただくことが多いです。「福祉」と聞くと、どうしても「介護」というイメージが強いかもしれませんが、私たちが目指すのは、"ふつうのくらしのしあわせ"を支えることなんです。
健康でなければ当たり前の生活は送れませんし、当たり前の生活を整える支援ができること、それこそが社会にとって大きな力になると考えています。そうした価値観に共感してくださる方には、きっとぴったりの大学だと思います。
企業の皆様へ「キャリアサロン」のご案内
キャリアサロンの様子
キャリアサロンで学生の素の様子をみることができる
__企業の方へ周知したい就職支援の取り組みについて教えてください。
中嶋さん:先ほどもお話しした、キャリアサロンです。本学のキャリアサロンは、年間で約600社が参加する大規模なイベントとなっています。毎週木曜日に開催しているため、企業のご担当者様にとっても日程の調整がしやすく、継続的な採用活動の一環としてご活用いただけるのが特徴です。
この取り組みは、学生にとっても企業にとってもリラックスした雰囲気の中で本音を交わせる貴重な機会となっており、企業のご担当者様からも「学生の素の様子が見られる」「対話しやすい」といったお声をいただいています。
__企業の方から参加を希望する際は、どのような流れになりますか?
中嶋さん:参加をご希望の企業様には、電話またはメールにて事前にお問い合わせいただき、空き枠の確認をお願いしています。ぜひ多くの企業の皆様にご参加いただければと思います。
取材後記
「福祉マインド」を大切に、社会に貢献する人材を育成する日本福祉大学。福祉系の就職先はもちろん、民間企業への就職者も多く、キャリア開発課では学生一人ひとりのニーズに寄り添った支援を行っています。
企業や業界に関する知識を深める機会を提供したり、企業との接点を日常的に持つことで場慣れしてもらうなど、学生が納得のいく就職につながるよう、さまざまな取り組みが行われていることが伝わってきました。
キャリアや就職活動に不安を抱えている方は、ぜひ一度キャリア開発課を訪ねてみてはいかがでしょうか。温かい人柄と学生への強い思いを持った職員の皆さんと一緒に、自分の未来をデザインしていきましょう!
日本福祉大学のキャリア開発課についての詳細は以下のリンクからご確認ください。
他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。




