就職率100%!郡山女子大学就職部が提供する「実践的な学び」と「成長のチャンス」
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最終更新日:2025年04月09日

郡山女子大学就職部の職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。
・郡山女子大学に通っていて就職部の取り組みを知りたい学生
・受験する大学を探している高校生や保護者の方
- 本記事の構成
- 郡山女子大学就職部とは
- 学生の満足度を第一に考える就職部
- 先輩のリアルな声が聞ける!網羅的な就職支援
- 100%を誇る就職率と学生の声
- 講義型から参加型へ!今後の就職支援
- 高校生必見!実力アップと成長のチャンスが郡山女子大学に!
- 取材後記
郡山女子大学就職部とは
取材した方のプロフィール
就職部長。大学、短期大学部共に学生への支援を担当しています。
郡山女子大学とはどんな大学?
1950年に日本初の短期大学として開学しました。郡山女子大学が開学したタイミングで、郡山女子短期大学は郡山女子大学短期大学部と改称されています。
建学の精神として尊敬・責任・自由を掲げています。個性を重視し、互いを理解する〈個〉の確立と〈他〉との協調をもって、自主、自立できる女性としての人間育成を図るのが目的です。
4年制大学の1学部2学科と短期大学3学科・2専攻科に分かれています。
就職部とは?
郡山女子大学の学内にあり、4年制大学と短期大学の両方の学生をサポートしています。学生一人ひとりが自分に合った進路を選べるよう、きめ細やかな支援を行っています。
学生の満足度を第一に考える就職部
地球の自転を知るフーコーの振り子があるネーチャードーム
就職部の想い
__ 就職部の部署としての目的について教えていただけますか?
森さん:学生が納得のいく就職先を見つけられるように、支援することです。それに加えて、職業観を育て、学生が主体的に将来を設計できるように、サポートしています。中には就職に対する意識が低い学生もいるので、意欲を引き出すことにも力を入れています。
__なるほど、意欲向上も大切な部分なんですね。具体的には、どのような支援をされているのでしょうか?
森さん:私たちのアプローチは、学生一人ひとりとしっかり向き合うことです。素直な学生が多いので、型にはめた支援だけではなく、学生の個性やペースに合わせて背中を押すように心がけています。
学生と話す機会を多く設けて、クラス担当教員のアドバイザーからのアドバイスも伝えています。そのうえで、無理のない範囲で進んでいけるようにサポートしています。
__アドバイザーの方々も大切な役割を果たしているんですね。
森さん:はい、アドバイザーは学校の組織の中にいるメンター的な存在です。学生に寄り添い、他の部署と連携しながら、基本的には学生の背中を押して、無理なく進んでいけるようにサポートします。アドバイザーの存在は、学生にとって大きな助けになると思っています。
先輩のリアルな声が聞ける!網羅的な就職支援
特徴的な取り組みとおすすめの取り組み
__就職支援取り組みについて教えてください。
森さん:まず、履歴書やエントリーシート(ES)の添削、面接練習などを窓口業務として実施しています。学生が困ったことがあった際には、適切なサポートを提供できるよう努めています。
また、就職部では年6回の就職ガイダンスを実施しています。主に学生の意欲向上を目的としながら、実践的なアドバイスを行っています。
キャリアアップセミナーというものもあり、就職ガイダンス以外で、より集中して学べる講座です。学生が就職活動を円滑に進められるように、就職活動の準備や心構えについて深く掘り下げて学べる場を提供しています。こちらはもともと正課外の講座でしたが、その時点で8割ほどの学生が参加していました。
__参加率、高いですね!就活において準備は非常に重要になってきますよね。
森さん:重要ですね。また、先輩による就職内定者発表も実施しています。内容としては、内定を得た学生がディスカッション形式で自分の経験を共有します。参加者はその学生に質問をしてアドバイスをもらうことができ、就職活動を進める上でとても参考になります。直接、内定者から話を聞ける貴重な機会ですね。
初歩的なことや、単純なことを聞ける場でもあるので、現状持つ不安を払拭できるのではないかと思っております。
__次に、公務員試験などの、対策講座について教えてください。
森さん:公務員試験対策講座や一般企業常識、SPI試験対策を行っています。これらの講座は、学生が各試験に向けて準備を進められるよう、具体的な対策方法を提供しています。個人個人の状況や教養試験の内容に沿った学習や、筆記試験対策を通じて、学生が自信を持って試験に臨めるようサポートしています。
カフェ方式での企業説明会や半年後の自分に向けた手紙
__オススメの取り組みについて教えてください。
森さん:次年度はカフェ方式の企業説明会を実施したいと考えています。学科や業界ごとに分ける形で行いたいと思っています。元来の堅苦しい説明会のイメージを刷新し、今の学生の姿に合わせて、マッチした形を意識しています。
__学生もリラックスして受けることができそうですね!
森さん:あと特徴的な取り組みとしては、半年後(就業時)の自分に向けた手紙を書くという取り組みもしています。学際の案内とともに学生の手元に手紙が届くようにしています。
学生からの評判もよく、自分の手紙に後ほど励まされたという声も聞くので面白い取り組みだなと思っています。
100%を誇る就職率と学生の声
四季の花々で彩られるキャンパス
就職率はなんと100%!!!
__就職率について教えてください。
森さん:郡山女子大学では、就職率が100%※を誇ります。学生一人ひとりの就職活動をしっかりサポートしているので、安心して進路を決めることができます。
※2024年度実績(郡山女子大学就職部WEBサイトより)
__100%!!素晴らしいです!!!就職先についてはどのような傾向がありますか。
森さん:ありがとうございます。また、就職先についても、短期大学部では約8割が県内の企業に就職しており、大学でも6割が県内で働いています。私たちとしては、福島県からの若者流出を防ぎ、地域に貢献できる人材を育てていきたいという思いがあります。
学生たちが福島県内で活躍できるよう、地域企業との連携を強化し、地元に貢献できる人材を育てていくことが私たちの使命だと考えています。
各就職支援を利用した学生からの声
・月ごとの内定者の人数は各企業への就職人数、業種を詳しく知ることができた。各企業ごとにメリット・デメリットをそれぞれ知ることができ、自分の重視しているものをより明確にすることができた。
・まだ働きたい会社を見つけられていないが、ジャンルは絞れていいるのでガイダンスで得たことを忘れずに早めに決められるようにしたい。
半年後の自分への手紙
・社会に出てまだ半年しか経っていないが学生の頃のフレッシュな考え方を思い出した。今までの私の頑張りを1番知ってる自分からの手紙なのでとても励まされた。これからも頑張ろうと思えた。
・半年前の自分の思いを読んで懐かしい気持ちになりました。半年前の自分に励ましの言葉をもらって、より頑張ろうと思いました。友達からのメッセージも書いてあり、嬉しい気持ちにもなりました。
キャリアアップセミナー
・自分自身が企業から選ばれるだけでなく、自分が企業を選ぶという意識も大切であるということが分かった。
・就職活動の中で何が大切で企業側は何を求めているのか知る事ができました。
講義型から参加型へ!今後の就職支援
直近の今後の予定
__直近の予定を教えてください。
森さん:先ほどお話ししたカフェ方式の企業説明会を予定しているのと、あとは引き続き就職ガイダンスを実施していきます。また、キャリアアップセミナーの開催時期を検討中で、夏休みの補講期間に合わせるかどうかを考えています。
最近はスマホでの情報収集が主流ですが、実際に行動しないと分からないことも多いため、情報収集と行動を分けて考えられるよう指導していきます。特に、企業研究をする学生が減ってきているため、その傾向を観察しながら対策を講じていく予定です。
さらに、卒業生とのディスカッションでは、参加型の形式を取り入れ、一方的な講義ではなく、双方向の学びの場を作ることを目指します。また、学生の声を反映するためにアンケートを活用し、より効果的な支援につなげていきます。
学生一人ひとりに合った支援を心がけていく
__中長期的にサポートしていくうえで意識していることは何ですか。
森さん:就職はゴールではなく、その先の人生が続いていきます。そのため、私たちは学生一人ひとりに合った10年後、20年後のキャリアを見据えた支援を心がけています。目の前の就職だけでなく、その先にある幸せを考えてほしいと思っています。
__最後に一言お願いします!
森さん:私たち就職部は、皆さんが希望する就職先に進めるようサポートします。なので身構えず気軽に相談に来てください。私たちが無理に進路を決めることはありませんが、間違いがあっても気づけるような"気づき"をコミュニケーションを通して与えたいと思っています。
何かあったら、いつでも就職部へ!
高校生必見!実力アップと成長のチャンスが郡山女子大学に!
地域貢献の一環として行った「復興の灯火プロジェクト」で歌う学生
社会で必要なスキルが身につく環境
__高校生やその保護者の方に向けてズバリ郡山女子大学の魅力を教えてください。
森さん:郡山女子大学には実践的に能力を磨ける環境が整っています。まず、就職実績が高い点が挙げられますが、他の大学と比べても学生が実際に社会で求められるスキルを身につけられる機会が豊富です。
例えば、芸術鑑賞講座があり、学生がさまざまな文化や芸術に触れ、感性を豊かにすることができます。こうした経験は、就職後にも役立つ柔軟な思考や創造力を養うのに大切です。
また、教養講座が充実していて、幅広い知識を得ることができます。専門知識だけでなく、社会全体に目を向けることができるので、学生生活を通じて多角的な視野が広がります。
__就職後に必要なスキルを、さまざまな視点から身に着けることができるんですね。
森さん:さらに、地域貢献の活動にも力を入れています。例えば、食物栄養学科の学生がエゴマを育て、栽培から収穫まで行ったり、エゴマのアイスクリームの開発に取り組んでいます。幼児教育の分野では、実際に子供たちを集めて体操を行ったりしています。こうした地域貢献の活動を通じて、学生は実践的なスキルを身につけ、社会に役立つ人材として成長するのです。
グローバル化にも対応していて、インドネシアやハワイの大学との留学協定があります。これにより、学生は海外での学びや異文化交流の機会を得ることができ、国際的な視野を広げることができます。
こういった多様な学びと経験が、郡山女子大学の大きな魅力だと思います。
就職部から高校生・保護者へ一言
__最後に一言お願いします!
森さん:郡山女子大学では、「尊敬・責任・自由」を建学の精神として大切にしています。学生生活は、自分自身を成長させる大切な時間です。互いに尊敬し合い、責任を持って取り組むことで、充実した日々を送ることができるでしょう。そして、自由な発想と行動ができる環境が整っているので、自分の興味や目標に向かって思いっきり挑戦してください。
楽しい学生生活を送りながら、さまざまな経験を通じて自己を深め、将来の可能性を広げてください。オープンキャンパスへのお越しもお待ちしております!
取材後記
郡山女子大学は「尊敬・責任・自由」を掲げ、個性を重視しながら互いを理解し合うことで、自主・自立した女性の育成に取り組んできました。そして、就職部も学生一人ひとりを大切に考えた支援を続けています。
例えば、「半年後の自分への手紙」といった取り組みを通じて個々の人生を見つめる機会を提供するとともに、社会で求められるスキルを実践的に磨ける教育を行っています。
こうした仕組みが、これからも学生の大きな成長につながっていくでしょう。
郡山女子大学の就職部についての詳細は以下のリンクからご確認ください。
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